JP6949456B2 - 着色感光性樹脂組成物、これによって製造されたカラムスペーサ及びこれを具備した液晶表示装置 - Google Patents

着色感光性樹脂組成物、これによって製造されたカラムスペーサ及びこれを具備した液晶表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、優れた遮光性、弾性回復率、耐溶剤性及び高い信頼性を有し、カラムスペーサ及びブラックマトリックスの両方に利用することができる着色感光性樹脂組成物、及びこれによって製造されたカラムスペーサ及びこれを具備した液晶表示装置に関する。
ディスプレイ産業は、CRT(cathode−ray tube)からPDP(plasma display panel)、OLED(organic light−emitting diode)、LCD(liquid−crystal display)などのような平板ディスプレイに急激な変化を進行して来た。特に、LCDは、平板ディスプレイ市場の主要製品であって、カラーフィルターが設けられた上板と、薄膜トランジスタ(TFT)が設けられた下板と、それらの間に注入された液晶とで構成される。
カラーフィルターは、LCDにおいて色を表現する核心的な部品であって、平板ディスプレイの普及とともに、ノートパソコン、モニター、携帯端末機など幅広い用途に採用されて来た。このようなカラーフィルターは、基板上に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のパターンを通じて画面に多様なカラーを具現し、各赤色(R)、緑色(G)、青色(B)パターンの間に位置し、ピクセル間の光漏れを防止するブラックマトリックスと、各画素間の段差を補正し、平坦度を向上させるオーバーコート(OC;over coat)と、2つの基板の間のセルギャップ(Cell−gap)を維持するカラムスペーサ(CS;column spacer)とで構成されている。
カラーフィルターの製造は、通常、ブラックマトリックスがパターン形成された基板上に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色に相当する着色剤を含有する感光性樹脂組成物をスピンコーティングによって均一に塗布した後、加熱乾燥して形成された塗膜を露光、現像し、必要に応じてさらに加熱硬化する操作を色ごとに繰り返して、各色の画素を形成することによって製造されている。この際、ブラックマトリックス(BM)は、各画素において他の色の混色を防止するかまたは電極のパターンを隠すために、各色の着色層間の境界部分に位置し、主に黒色感光性樹脂組成物で形成される。また、オーバーコート(OC)とカラムスペーサ(CS)も、感光性樹脂組成物を利用して構成される。
したがって、感光性樹脂組成物は、LCDの用途が高級化、多様化されるにつれて、重要性が高くなっており、生産性及び耐久性の向上のために、光に速く反応し、機械的に優れた物性に対する要求が高くなっている。
これに加えて、最近には、ディスプレイの内部に使用される1つの素材が多様な役目を同時に行うことが要求されている。代表的に、ブラックマトリックス一体型カラムスペーサとしてブラックマトリックスにおいて要求される均一な光学密度(Optical density:OD)だけでなく、優れた電気絶縁性をも一緒に要求される。また、非常に高い信頼性が要求され、使用される着色剤の有機溶剤に対する溶出特性が制御されなければならない。
しかし、ブラックマトリックス一体型カラムスペーサの形成のために、通常のブラックマトリックスのように、カーボンブラックのみを利用すれば、光学密度は満足させるが、電気絶縁性が劣る短所がある。その他、無機化合物を使用するブラックマトリックス材料は、いずれも絶縁性が低いため、ブラックマトリックス一体型カラムスペーサで要求する物性を満足していなかった。
しかも、ブラックマトリックスをTFT面に形成させるか、カラーフィルターの上部に形成させるパネルにおいては、電気絶縁性が液晶に直接的に影響を与えるので、高い絶縁性または低誘電特性を要求している。このようにブラックマトリックス及びカラムスペーサの形成のための感光性組成物の組成が類似しているが、カラムスペーサの場合、着色剤を使用していないなどの要求される物性の差異に起因して、1つの組成を利用してこれら両方に応用することは容易ではない。
一例として、日本国特許公開第2007−071994号の場合、黒色顔料として導電性のカーボンブラックの代わりに、絶縁性を有するペリレン系化合物を使用することによって、カラムスペーサの役目をも一緒に行うことができる感光性樹脂組成物を提案している。
また、韓国特許公開第2012−0033893号は、バインダー樹脂、多管能性モノマー、光重合開始剤または光増感剤、及び溶媒を含み、これに着色剤としてアニリンブラック、ペリレンブラック、金属酸化物などのブラック顔料を添加する技術を言及している。
これら特許は、着色剤として使用される化合物の多様な組み合わせを通じてある程度の電気絶縁性の向上を確保することができるが、カラムスペーサとして使用するに際して着色剤によって塗膜の硬化性が減少し、弾性率が低くなるなどの問題点とともに、密着性、耐化学性、感度、現像性において満足できる特性を得ることは不足である。
これより、接着特性と化学的安定性を改善させるために、韓国特許公開第2011−0068861号は、着色感光性樹脂組成物にかご型シルセスキオキサンを添加する技術を開示している。
しかし、前記特許は、かご型シルセスキオキサンを通じてある程度の密着性及び耐溶剤性の改善を示しているが、前記組成は、カラーフィルターの適用のためのものであって、ブラックマトリックス、カラムスペーサに要求される物性と異なっていて、かご型シルセスキオキサンは、合成において多くの費用が要求されるので、生産性の側面において不利である。
日本国特開2007−071994号公報 韓国特許公開第2012−0033893号公報 韓国特許公開第2011−0068861号公報
これより、本出願人は、液晶表示装置のカラムスペーサ及びブラックマトリックスの物性を同時に満足させて、それら両方に使用可能な感光性組成物を製造するために多様な研究を進行した結果、分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを使用することによって、前記カラムスペーサ及びブラックマトリックスが要求する光学密度、遮光性、密着性、電気絶縁性、弾性回復率及び耐溶剤性に優れ、液晶表示装置の信頼度を向上させることができることを確認し、本発明を完成した。
したがって、本発明の目的は、ブラックマトリックス及びカラムスペーサの形成に使用し得るように、分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを含む着色感光性樹脂組成物を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記着色感光性樹脂組成物をカラムスペーサの製造に使用し得る用途を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、前記着色感光性樹脂組成物をブラックマトリックス一体型カラムスペーサの製造に使用し得る用途を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、着色剤、アルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤及び分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを含む着色感光性樹脂組成物を提供する。
前記分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンは、下記化学式1で表示されることを特徴とする。
Figure 0006949456
(前記化学式1で、R’、R”、x及びyは、明細書内で説明した通りである)
前記着色感光性樹脂組成物は、全体組成物100重量%を満足するように、着色剤1〜60重量%、アルカリ可溶性樹脂10〜80重量%、光重合性化合物1〜30重量%、光重合開始剤0.01〜10重量%及び分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサン0.1〜15重量%を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記着色感光性樹脂組成物で製造されたカラムスペーサ及びこれを含む液晶表示装置を特徴とする。
また、本発明は、前記着色感光性樹脂組成物で製造されたブラックマトリックス一体型カラムスペーサ及びこれを含む液晶表示装置を特徴とする。
本発明による着色感光性樹脂組成物は、ブラックマトリックス及びスペイサーの両方に要求される光学密度、密着性、電気絶縁性、遮光性などの物性を確保することができるとともに、弾性回復率及び耐溶剤性に優れ、液晶表示装置の信頼度を向上させることができる。
本発明は、液晶表示装置においてカラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサとして使用可能な着色感光性樹脂組成物を提示する。
特に、本発明においては、分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを必須成分とする着色感光性樹脂組成物を提示し、前記分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンは、無機材に対する接着性に優れ、透明導電膜または無機膜との密着性を高めることができる。また、前記着色感光性樹脂組成物は、ブラックマトリックス及びカラムスペーサの両方に要求される光学密度、弾性回復率、電気絶縁性、遮光性などの物性を確保することができるとともに、耐熱性及び耐溶剤性に優れ、液晶表示装置の信頼度を向上させることができる利点を確保する。
前記分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンとともに、本発明による着色感光性樹脂組成物は、着色剤、アルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤を含む。
以下、各組成を説明する。
本発明においての分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンは、下記化学式1で表示されることを特徴とする。
特に、前記分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンは、末端の反応基とアルコキシシラン基が残存するので、無機材に対する密着性に非常に優れていて、従来の着色感光性樹脂組成物に密着促進剤として添加されるシランカップリング剤を代替することができる。また、耐溶剤性及び耐熱性に優れ、工程において化学的安定性が向上し、信頼性及び耐久性をさらに高めることができる。これは、従来提案されたはしご型シルセスキオキサンを着色感光性樹脂組成物に使用する場合、耐溶剤性及び耐熱性が充分に改善せず、かご型シルセスキオキサンを使用して着色感光性樹脂組成物を製造する場合、導入された反応基の反応性が、かご型シルセスキオキサンが有する構造に起因して反応性が阻害され、完全な反応が行われないため、ランダム型シルセスキオキサンを使用することが改善される特性の側面において長所を有する。また、ランダム型シルセスキオキサンの合成は、かご型またははしご型に比べて工程が簡単であるから、製品の経済的な面において非常に有利である。
Figure 0006949456
(前記化学式1で、
R’及びR”は、互いに同じかまたは異なり、それぞれ独立であり、水素、ヒドロキシ基、C〜C10のアルキル基、C〜C10のアルコキシ基または−(R−Rであり、前記R’及びR”のうち少なくとも1つは、−(R−Rであり;
この際、Rは、水素、C〜C10のアルキレン基、−R−O−R−または−R−C(=O)O−R−であり、この際、R〜Rは、互いに同じかまたは異なり、それぞれ独立に、C〜C10のアルキレン基であり;
は、水素、チオール基、イソシアネート基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基、ウレア基、ウレタン基、(メタ)アクリレート基、C〜C10のアルキル基、C〜C10のアルコキシ基、C〜C15のシクロアルキル基、C〜C15のヘテロシクロアルキル基、C〜C20のアリール基またはC〜C20のヘテロアリール基であり;
xは、1〜500の整数であり;
yは、1〜500の整数であり;
nは、0または1の整数である)
本発明において言及するアルキル基は、直鎖型または分岐型を含み、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4、4−ジメチルペンチル、オクチル、2、2、4−トリメチルペンチル、ノニルなどを含む。
本発明において言及するアルキレン基は、アルキル基の2価形態である。アルキレンは、直鎖、分岐型、サイクリック、またはそれらの組み合わせであることができる。
本発明において言及するシクロアルキル基は、炭素原子の完全に飽和された及び部分的に不飽和された炭化水素環であって、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル、及び置換及び非置換ボルニル、ノルボルニル及びノルボルネニルを含む。
本発明において言及するヘテロシクロアルキル基は、環において1個の炭素原子が酸素、硫黄または窒素から選択されたヘテロ原子によって代替され、3個以下の追加の炭素原子が前記ヘテロ原子によって代替され得る非芳香族シクロアルキル基を意味する。このようなヘテロシクロアルキル基の例としては、エポキシ、チラニル、アジリジニル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロ−フラニル、テトラヒドロ−チオフェニル(テトラヒドロ−チエニルと同義語)、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサジジニル、イソオキサジジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジジニル、モルホリニル、またはテトラヒドロピラニルなどを含む。
本発明において言及するアルコキシ基は、−OR基を意味し、ここで、Rは、前記で定義したようなアルキル基である。具体的に、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、1−プロポキシ、t−ブトキシ、n−ブトキシ、ペントキシなどを含む。
本発明において言及するアリール基は、モノサイクリックまたはビサイクリック芳香族環として6個以上の原子を有する1個以上の環を含有し、22個以下の原子を含有する5個以下の環が存在することができ、隣接炭素原子または適合なヘテロ原子の間に二重結合が交互に存在することができる。具体的に、フェニル、ビフェニル、ターフェニル、スチルベン、ナフチル、アントラセニル、ペナントリル、ピレニルなどを含む。
本発明において言及するヘテロアリール基は、1個以上の環に1個以上のヘテロ原子(酸素、硫黄または窒素)を有する置換されたまたは非置換された芳香族モノサイクリック基、ビサイクリック基及びトリサイクリック基を意味する。具体的に、フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、イソインドリル、トリアゾリル、ピロリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、カルバゾリル、ベンゾオキサゾリル、ピリミジニル、ベンゾイミダゾリル、キノキサリニル、ベンゾチアゾリル、ナフチリジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、フリニル、キナゾリニル、ピラジニル、1−オキシドピリジル、ピリダジニル、トリアジニル、テトラジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾール、テトラヒドロナフチルなどを含む。
好ましくは、前記Rは、C〜Cのアルキレン基であり、前記R〜Rは、互いに同じかまたは異なり、それぞれ独立に、C〜Cのアルキレン基である。
好ましくは、前記Rは、チオール基、イソシアネート基、(メタ)アクリレート基、フェニル基またはエポキシ基である。
好ましくは、前記−(R−Rは、n=0の場合、前記Rは、チオール基、イソシアネート基、(メタ)アクリレート基、フェニル基またはエポキシ基であり、n=1の場合、前記R及びR〜Rは、互いに同じかまたは異なり、それぞれ独立に、C〜Cのアルキレン基であり、前記Rは、前述したn=0の場合に言及した通りである。
好ましくは、前記R’及びR”は、互いに同じかまたは異なることができ、前述したヒドロキシ基、C〜C10のアルキルまたは−(R−Rであり、前記R’及びR”のうち少なくとも1つは、−(R−Rである。一例として、前記R’及びR”は、メチル基−チオール基、メチル基−フェニル基、メチル基−エポキシ基、チオール基−エポキシ基の組み合わせなどで互いに異なる反応基を有し、無機材に対する反応性を向上させることができる。
前記x及びyは、本発明によるランダム型シルセスキオキサンの重量平均分子量によって定められるものであって、通常、ランダム型シルセスキオキサンの重量平均分子量は、500〜1,000,000、好ましくは、1,000〜100,000である。また、本発明によるランダム型シルセスキオキサンの場合にも、反応基の当量(g/eq)が200以上600以下であることが好ましくて、より好ましくは、300以上500以下であることが良い。反応基の当量が200未満では、硬化構造の緻密性に起因して弾性回復率の増加が少なく、600超過の場合にも、十分な硬化構造が難しい。
前記化学式1の化合物は、直接製造するかまたは市販されるものを使用し、ARAKAWA CHEMICAL社のCOMPOCERAN SQ107、COMPOCERAN SQ109、COMPOCERAN SQ111、COMPOCERAN SQ113、COMPOCERAN SQ506、COMPOCERAN SQ502−8などを使用することができる。
前記反応基を有するランダム型シルセスキオキサンは、全体着色感光性樹脂組成物100重量%内で0.1〜15重量%、好ましくは0.1〜10重量%で使用することができる。このような含量は、密着性の向上を確保するために選定された範囲であって、もし前記範囲の未満で使用される場合、目的する効果が充分に得られないおそれがあり、反対に、前記範囲を超過すれば、他の成分との相溶性が低下するかまたはアルカリ現像性が低下し、汚染、膜残余物などが発生しやすい問題がある。
本発明においての着色剤は、遮光性を付与し、ブラックマトリックスには光漏れを防止する役目を行い、カラムスペーサには外部から惹起される光による機器の誤作動を防止する役目を行うことができる。
前記着色剤としては、可視光線に遮光性があるものなら、本発明において特に限定せず、有機顔料、染料及び黒色顔料など公知されたすべての着色剤が使用可能であり、これらは、単独または2種以上混合して使用することができる。
一例として、有機顔料は、カラーインデックス(C.I.;ザ ソサエティ オブ ダイアズ アンドカラーリスツ(The Society of Dyers and Colourists)社発行)においてピグメントと分類されている化合物、具体的には、下記のようなカラーインデックス(C.I.)名が付与されているものが挙げられる。
C.I.顔料黄色1号、C.I.顔料黄色12号、C.I.顔料黄色13号、C.I.顔料黄色14号、C.I.顔料黄色15号、C.I.顔料黄色16号、C.I.顔料黄色17号、C.I.顔料黄色20号、C.I.顔料黄色24号、C.I.顔料黄色31号、C.I.顔料黄色53号、C.I.顔料黄色55号、C.I.顔料黄色83号、C.I.顔料黄色86号、C.I.顔料黄色93号、C.I.顔料黄色94号、C.I.顔料黄色109号、C.I.顔料黄色110号、C.I.顔料黄色117号、C.I.顔料黄色125号、C.I.顔料黄色128号、C.I.顔料黄色137号、C.I.顔料黄色138号、C.I.顔料黄色139号、C.I.顔料黄色147号、C.I.顔料黄色148号、C.I.顔料黄色150号、C.I.顔料黄色153号、C.I.顔料黄色154号、C.I.顔料黄色155号、C.I.顔料黄色166号、C.I.顔料黄色168号、C.I.顔料黄色173号、C.I.顔料黄色180号、C.I.顔料黄色211号;
C.I.顔料オレンジ色5号、C.I.顔料オレンジ色13号、C.I.顔料オレンジ色14号、C.I.顔料オレンジ色24号、C.I.顔料オレンジ色31号、C.I.顔料オレンジ色34号、C.I.顔料オレンジ色36号、C.I.顔料オレンジ色38号、C.I.顔料オレンジ色40号、C.I.顔料オレンジ色42号、C.I.顔料オレンジ色43号、C.I.顔料オレンジ色46号、C.I.顔料オレンジ色49号、C.I.顔料オレンジ色51号、C.I.顔料オレンジ色55号、C.I.顔料オレンジ色59号、C.I.顔料オレンジ色61号、C.I.顔料オレンジ色64号、C.I.顔料オレンジ色65号、C.I.顔料オレンジ色68号、C.I.顔料オレンジ色70号、C.I.顔料オレンジ色71号、C.I.顔料オレンジ色72号、C.I.顔料オレンジ色73号、C.I.顔料オレンジ色74号;
C.I.顔料赤色1号、C.I.顔料赤色2号、C.I.顔料赤色5号、C.I.顔料赤色9号、C.I.顔料赤色17号、C.I.顔料赤色31号、C.I.顔料赤色32号、C.I.顔料赤色41号、C.I.顔料赤色97号、C.I.顔料赤色105号、C.I.顔料赤色122号、C.I.顔料赤色123号、C.I.顔料赤色144号、C.I.顔料赤色149号、C.I.顔料赤色166号、C.I.顔料赤色168号、C.I.顔料赤色170号、C.I.顔料赤色171号、C.I.顔料赤色175号、C.I.顔料赤色176号、C.I.顔料赤色177号、C.I.顔料赤色178号、C.I.顔料赤色179号、C.I.顔料赤色180号、C.I.顔料赤色185号、C.I.顔料赤色192号、C.I.顔料赤色202号、C.I.顔料赤色206号、C.I.顔料赤色207号、C.I.顔料赤色208号、C.I.顔料赤色209号、C.I.顔料赤色214号、C.I.顔料赤色215号、C.I.顔料赤色216号、C.I.顔料赤色220号、C.I.顔料赤色221号、C.I.顔料赤色224号、C.I.顔料赤色242号、C.I.顔料赤色243号、C.I.顔料赤色254号、C.I.顔料赤色255号、C.I.顔料赤色262号、C.I.顔料赤色264号、C.I.顔料赤色265号、C.I.顔料赤色272号;
C.I.顔料青色15号、C.I.顔料青色15:3号、C.I.顔料青色15:4号、C.I.顔料青色15:6号、C.I.顔料青色16号、C.I.顔料青色60号、C.I.顔料青色80号;
C.I.顔料紫色1号、C.I.顔料紫色19号、C.I.顔料紫色23号、C.I.顔料紫色29号、C.I.顔料紫色32号、C.I.顔料紫色36号、C.I.顔料紫色38号;
C.I.顔料緑色7号、C.I.顔料緑色36号、C.I.顔料緑色58号;
C.I.顔料茶色23号、C.I.顔料茶色25号;
C.I.顔料黒色1号、C.I.顔料黒色7号。
これら顔料は、場合によってロジン処理、酸性基または塩基性基が導入されている顔料誘導体を利用した表面処理、重合体化合物などを利用した表面グラフト処理、硫酸を利用した微細粒子化処理、または有機溶媒または水を利用した洗浄処理などが行われたものであってもよい。
具体的に、本発明において使用される有機顔料は、着色剤固形分100重量部に対して30〜95重量部で含有されることができる。このような着色剤のうち有機顔料は、C.I.顔料青色16及びC.I.顔料青色60を含むことを特徴とする。C.I.顔料青色16及びC.I.顔料青色60は、全体有機顔料着色剤100重量部のうち、10〜50重量部を含有することができる。C.I.顔料青色16及びC.I.顔料青色60の含量が10重量部以下では、赤色波長の光が充分に遮光されないことがあり、50重量部以上では、組成物の形成が難しい。また、使用される着色剤の有機顔料は、C.I.顔料赤色179を含むことができ、場合によってはC.I.顔料黄色139またはC.I.顔料紫色23が使用されることができる。C.I.顔料赤色179を使用する場合、着色剤固形分100重量部に対して20〜40重量部で使用可能である。C.I.顔料黄色139をも含んで使用するときには、着色剤固形分100重量部に対して5〜25重量部で使用することができる。C.I.顔料紫色23をも含んで使用するときには、着色剤固形分100重量部に対して5〜25重量部で使用することができる。
使用されるC.I.顔料青色16及びC.I.顔料青色60以外に、顔料としては、印刷インク、インクジェットなどに使用される顔料及び水溶性アゾ系、不溶性アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、イソインドリノン系、イソインドリン、ペリレン、ペリノン、ジオキシジン、アントラキノン、ジアントラキノニル、アントラピリミジン、アンタントロン、インダントロン、フラバントロン、ピラントロン系の顔料などを使用することができる。
一例として、黒色顔料は、アニリンブラック、ペリレンブラック、チタンブラック、カーボンブラックであることができ、遮光性があるものなら、特に制限なしに使用することができる。具体的に、前記カーボンブラックは、チャネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、ランプブラックなどであることができる。必要な場合、電気絶縁性のために表面に樹脂が被覆されたカーボンブラックが使用されることができる。付言すれば、樹脂が被覆されたカーボンブラックは、樹脂が被覆されていないカーボンブラックに比べて導電性が低いため、ブラックマトリックス、スペーサまたはブラックマトリックス一体型スペーサの形成時に優れた電気絶縁性を付与することができる。使用される黒色顔料は、着色剤固形分の100重量部に対して5〜70重量部で含有されることができる。
染料の具体的な例としては、C.I.ソルベント黄色2号、C.I.ソルベント黄色14号、C.I.ソルベント黄色16号、C.I.ソルベント黄色33号、C.I.ソルベント黄色34号、C.I.ソルベント黄色44号、C.I.ソルベント黄色56号、C.I.ソルベント黄色82号、C.I.ソルベント黄色93号、C.I.ソルベント黄色94号、C.I.ソルベント黄色98号、C.I.ソルベント黄色116号、C.I.ソルベント黄色135号;C.I.ソルベントオレンジ色1号、C.I.ソルベントオレンジ色3号、C.I.ソルベントオレンジ色7号、C.I.ソルベントオレンジ色63号;C.I.ソルベント赤色1号、C.I.ソルベント赤色2号、C.I.ソルベント赤色3号、C.I.ソルベント赤色8号、C.I.ソルベント赤色18号、C.I.ソルベント赤色23号、C.I.ソルベント赤色24号、C.I.ソルベント赤色27号、C.I.ソルベント赤色35号、C.I.ソルベント赤色43号、C.I.ソルベント赤色45号、C.I.ソルベント赤色48号、C.I.ソルベント赤色49号、C.I.ソルベント赤色91:1号、C.I.ソルベント赤色119号、C.I.ソルベント赤色135号、C.I.ソルベント赤色140号、C.I.ソルベント赤色196号、C.I.ソルベント赤色197号;C.I.ソルベント紫色8号、C.I.ソルベント紫色9号、C.I.ソルベント紫色13号、C.I.ソルベント紫色26号、C.I.ソルベント紫色28号、C.I.ソルベント紫色31号、C.I.ソルベント紫色59号;C.I.ソルベント青色4号、C.I.ソルベント青色5号、C.I.ソルベント青色25号、C.I.ソルベント青色35号、C.I.ソルベント青色36号、C.I.ソルベント青色38号、C.I.ソルベント青色70号;C.I.ソルベント緑色3号、C.I.ソルベント緑色5号、C.I.ソルベント緑色7号などが挙げられる。
前記着色剤は、全体着色感光性樹脂組成物100重量%内で1〜60重量%、好ましくは1〜50重量%で含有される。もしその含量が前記範囲未満なら、遮光性が十分でないため、前記言及した効果を確保することができず、反対に、前記範囲を超過すれば、パターニング後に得られたパターン品質が低下するおそれがあるので、前記範囲内で適切に使用する。
本発明においての着色剤は、必要に応じて、分散剤、分散補助剤とともに使用することができる。
前記分散剤としては、例えば、陽イオン系、陰イオン系、非イオン系などの適切な分散剤を使用することができるが、重合体分散剤が好ましい。具体的には、アクリル系共重合体、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミンなどが挙げられる。このような分散剤は、商業的に入手することができ、例えば、アクリル系共重合体として、DisperBYK−2000、DisperBYK−2001、BYK−LPN6919、BYK−LPN21116(以上、BYK社製造)、Solsperse 5000(Lubrizol社製造)、ポリウレタンとしてDisperBYK−161、DisperBYK−162、DisperBYK−163、DisperBYK−165、DisperBYK−167、DisperBYK−170、DisperBYK−182(以上、BYK社製造)、Solsperse 76500(Lubrizol社製造)、ポリエチレンイミンとしてSolsperse 24000(Lubrizol社製造)、ポリエステルとしてアジスパーPB821、アジスパーPB822、アジスパーPB880(味の素ファインテクノ株式会社製造)などが挙げられる。
前記分散補助剤としては、例えば、顔料誘導体が挙げられ、具体的には、銅フタロシアニン、ジケトピロロピロール、キノフタロンのスルホン酸誘導体などが挙げられる。
これら分散剤は、単独にまたは2種以上を混合して使用することができる。分散剤の含量は、着色剤100重量部に対して、通常、100重量部以下、好ましくは、1〜70重量部、さらに好ましくは、10〜50重量部である。分散剤の含有量が過度に多ければ、現像性などが損傷されるおそれがある。
本発明においてのアルカリ可溶性樹脂は、光や熱の作用による反応性及びアルカリ溶解性を有し、着色剤を含めた固形分の分散媒として作用し、決着樹脂の機能をし、これは、樹脂組成物を利用したフィルム製造の現像段階で使用されたアルカリ性現像液に溶解可能な結合剤樹脂なら、いずれでも使用可能である。
前記アルカリ可溶性樹脂は、下記化学式2〜5の構造単位のうち少なくとも1つ以上を含んでなる。
Figure 0006949456

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前記アルカリ可溶性樹脂において前記化学式2〜5の反応物は、アルカリ可溶性樹脂の総モル数に対してモル分率で3〜80モル%含まれることが好ましく、より好ましくは、5〜70モル%含まれることが好ましい。前記構造単位が前記範囲内に含まれる場合、感度及び密着性に優れ、現像工程中にパターンの剥離がなく、耐溶剤性に優れた特性を示す。
前記化学式2〜5の構造単位を有するアルカリ可溶性樹脂は、多様な重合可能な化合物の重合によって製造されることができる。
前記アルカリ可溶性樹脂の化学式2〜5と他の種類との共重合が可能であり、共重合が可能な不飽和結合の具体的な例としては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、o−メトキシスチレン、m−メトキシスチレン、p−メトキシスチレン、o−ビニルベンジルメチルエーテル、m−ビニルベンジルメチルエーテル、p−ビニルベンジルメチルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテルなどの芳香族ビニル化合物;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート類;シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.1.0 2、6]デカン−8−イル(メタ)アクリレート、2−ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレートなどの脂環族(メタ)アクリレート類またはエポキシ改質脂環族(メタ)アクリレート類;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなどのアリール(メタ)アクリレート類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−o−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−m−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−p−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−o−メチルフェニルマレイミド、N−m−メチルフェニルマレイミド、N−p−メチルフェニルマレイミド、N−o−メトキシフェニルマレイミド、N−m−メトキシフェニルマレイミド、N−p−メトキシフェニルマレイミドなどのN−置換マレイミド系化合物;(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチル(メタ)アクリルアミドなどの不飽和アミド化合物;3−(メタクリロイルオキシメチル)オキセタン、3−(メタクリロイルオキシメチル)−3−エチルオキセタン、3−(メタクリロイルオキシメチル)−2−トリフルオロメチルオキセタン、3−(メタクリロイルオキシメチル)−2−フェニルオキセタン、2−(メタクリロイルオキシメチル)オキセタン、2−(メタクリロイルオキシメチル)−4−トリフルオロメチルオキセタンなどの不飽和オキセタン化合物などが挙げられる。
前記例示した化合物は、それぞれ単独にまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明によるアルカリ可溶性樹脂は、必要に応じて当該分野において一般的に使用される公知された多様な可溶性樹脂を追加に混合して使用することができる。
好ましくは、前記アルカリ可溶性樹脂は、ポリスチレン換算の重量平均分子量が3,000〜100,000の範囲にあり、5,000〜50,000の範囲にあることがより好ましい。前記アルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量が3,000未満の場合には、樹脂の分子量があまりにも少なくて、表面が滑らかでない形状が発見され、分子量が100,000超過の場合には、現像時に現像速度が遅い。
前記アルカリ可溶性樹脂の酸価は、30〜250(KOHmg/g)であり、好ましくは、50〜200(KOHmg/g)であり、より好ましくは、60〜150(KOHmg/g)である。前記アルカリ可溶性樹脂の酸価が30〜250(KOHmg/g)である場合には、現像液に対する溶解性が向上し、残膜率が向上するので好ましい。酸価が30未満の場合、アルカリ現像液に現像が良好に行われないことが分かる。また、酸価が250超過の場合には、あまりにも多いカルボキシル基による他の物性の減少に起因して感光性樹脂として使用しにくい。ここで、酸価とは、アクリル系重合体1gを中和するのに必要な水酸化カリウムの量(mg)として測定される値であり、通常、水酸化カリウム水溶液を使用して滴定することによって求めることができる。
前記アルカリ可溶性樹脂は、全体着色感光性樹脂組成物100重量%内で10〜80重量%、好ましくは、10〜70重量%の範囲で使用する。このような含量は、現像液に対する溶解度と、パターン形成などを多角的に考慮して選定された範囲であって、前記範囲内で使用する場合、現像液に対する溶解性が十分で、パターン形成が容易であり、現像時に露光部の画素部分の膜減少が防止され、非画素部分の脱落性が良好になる。
本発明においての光重合性化合物は、紫外線などの光の照射を受けて重合し硬化する物質であって、光重合開始剤の作用により重合することができる化合物なら特に限定されない。前記光重合性化合物は、パターンの強度を強化させるための成分であって、単管能単量体、2管能単量体または3管能以上の多管能単量体などを使用することができる。
前記単管能単量体の具体的な例としては、アクリレート、メタアクリレート、ノニルフェニルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドンなどが挙げられ、市販品としては、アロニックスM−101(東亜合成)、KAYARAD TC−110S(日本化薬)またはビスコート158(大阪有機化学工業)などが挙げられる。
前記2管能単量体の具体的な例としては、1、6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイルオキシエチル)エーテル、3−メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられ、市販品としては、アロニックスM−210、M−1100、1200(東亜合成)、KAYARAD HDDA(日本化薬)、ビスコート260(大阪有機化学工業)、AH−600、AT−600またはUA−306H(共栄社化学社)などがある。
前記3管能以上の多管能光重合性化合物の具体的な例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシレイティドトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシレイティドトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エトキシレイティドジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、プロポキシレイティドジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどがあり、市販品としては、アロニックスM−309、TO−1382(東亜合成)、KAYARAD TMPTA、KAYARAD DPHAまたはKAYARAD DPHA−40H(日本化薬)などがある。
前記で例示した光重合性化合物のうち、3管能以上の(メタ)アクリル酸エステル類及びウレタン(メタ)アクリレートが重合性に優れ、強度を向上させることができるという点から、特に好ましい。
前記で例示した光重合性化合物は、それぞれ単独にまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
前記光重合性化合物は、全体着色感光性樹脂組成物100重量%内で1〜30重量%含まれることが好ましく、特に1〜20重量%で含まれることがより好ましい。このような含量の範囲は、カラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサの強度や平滑性が良好になる傾向などを多角的に考慮して選定された範囲であって、もしその含量が前記範囲の未満なら、強度及び平滑性が不足で、反対に、前記範囲を超過する場合、高い強度に起因してパターニングが容易でない問題が発生するので、前記範囲内で適切に使用する。
本発明においての光重合開始剤は、前記光重合性化合物の重合を開始するための化合物であって、本発明において特に限定しないが、アセトフェノン系、ベンゾフェノン系、トリアジン系、チオキサントン系、オキシム系、ベンゾイン系、アントラセン系、アントラキノン系、及びビイミダゾール系化合物などを使用することができ、これらは、単独または2種以上混合して使用が可能である。
アセトフェノン系化合物は、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタル、2−ヒドロキシ−1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパン−1−オンのオリゴマーなどが可能であり、これらのうち、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オンが好ましく使用可能である。
ベンゾフェノン系化合物としては、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4、4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4、4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどが可能である。
トリアジン系化合物としては、2、4、6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(3’、4’−ジメトキシスチリル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4’−メトキシナフチル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ビフェニル−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト1−イル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシナフト1−イル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2、4−トリクロロメチル(ピペロニル)−6−トリアジン、2、4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジンなどが可能である。
チオキサントン系化合物としては、2−イソプロピルチオキサントン、2、4−ジエチルチオキサントン、2、4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが可能である。
オキシム系化合物としては、o−エトキシカルボニル−α−オキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オンなどが挙げられ、市販品としてCiba社のOXE−01、OXE−02が代表的である。
ベンゾイン系化合物としては、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタルなどが使用可能である。
アントラセン系化合物としては、例えば9、10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9、10−ジメトキシアントラセン、9、10−ジエトキシアントラセンまたは2−エチル−9、10−ジエトキシアントラセンなどがある。
アントラキノン系化合物としては、2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1、2−ベンゾアントラキノン、2、3−ジフェニルアントラキノンなどが可能である。
ビイミダゾール系化合物としては、2、2’−ビス(2−クロロフェニル)−4、4’、5、5’−テトラフェニルビイミダゾール、2、2’−ビス(2、3−ジクロロフェニル)−4、4’、5、5’−テトラフェニルビイミダゾール、2、2’−ビス(2−クロロフェニル)−4、4’、5、5’−テトラ(アルコキシフェニル)ビイミダゾール、2、2’−ビス(2−クロロフェニル)−4、4’、5、5’−テトラ(トリアルコキシフェニル)ビイミダゾール、4、4’、5、5’位置のフェニル基がカルボアルコキシ基によって置換されているイミダゾール化合物などが可能である。
前記光重合開始剤は、全体着色感光性樹脂組成物100重量%内で0.01〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%で使用することができる。このような含量の範囲は、光重合性化合物の光重合速度及び最終得られる塗膜の物性を考慮したものであって、前記範囲の未満なら、重合速度が低くて、全体的な工程時間が長くなることができ、反対に、前記範囲を超過する場合、過度な反応によって架橋反応が経過し、塗膜の物性がむしろ低下することができるため、前記範囲内で適切に使用する。
前記光重合開始剤は、光重合開始補助剤を組み合わせて使用してもよい。前記光重合開始剤に光重合開始補助剤を併用すれば、これらを含有する着色感光性樹脂組成物は、さらに高感度になって、これを使用してセルギャップ維持用カラムスペーサを形成するとき、生産性が向上するので好ましい。
光重合開始補助剤は、重合効率を高めるために使用することができ、アミン系化合物、アルコキシアントラセン系化合物、及びチオキサントン系化合物などが可能である。
アミン系化合物としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノベンゼン酸メチル、4−ジメチルアミノベンゼン酸エチル、4−ジメチルアミノベンゼン酸イソアミル、ベンゼン酸−2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノベンゼン酸2−エチルヘキシル、N、N−ジメチルパラトルイジン、4、4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(別名;ミヒラーズケトン)、4、4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4、4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノンなどが挙げられ、このうち、4、4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンが好ましい。
また、アルコキシアントラセン系化合物としては、例えば、9、10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9、10−ジメトキシアントラセン、9、10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9、10−ジエトキシアントラセンなどが挙げられる。
チオキサントン系化合物としては、例えば、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2、4−ジエチルチオキサントン、2、4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが挙げられる。
前記光重合開始補助剤は、直接製造するかまたは市販されるものを購入して使用が可能であり、一例として、EAB−Fシリーズ(保土ヶ谷化学工業株式会社)などを使用することができる。
このような光重合開始補助剤は、光重合開始剤1モル当たり通常10モル以下、好ましくは、0.01〜5モルの範囲内で使用することが好ましい。前記範囲内で光重合開始補助剤を使用する場合、重合効率を高めて、生産性向上効果を期待することができる。
本発明においての溶剤は、前記言及した組成を溶解または分散させることができるものなら、いずれでも使用し、本発明において特に限定しない。代表的に、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、アルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、芳香族炭化水素類、ケトン類、低級及び高級アルコール類、環状エステル類などが挙げられる。より具体的に、前記溶剤として、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのアルキレングリコールモノアルキルエーテル類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート及びメトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類;3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類;γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類などが挙げられる。
前記の溶剤のうち、塗布性、乾燥性の面から、好ましくは、前記溶剤のうち沸点が100〜200℃の有機溶剤が挙げられ、より好ましくは、アルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ケトン類、3−エトキシプロピオン酸エチルや、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類が挙げられ、さらに好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどが挙げられる。これら溶剤は、それぞれ単独にまたは2種類以上混合して使用することができる。
前記溶剤は、コーティング方法や装置によって粘度が変わることができるので、前記言及した組成を有する着色感光性樹脂組成物の濃度が5〜90重量%、好ましくは、15〜80重量%になり得るように含量を適切に調節する。このような含量は、組成の分散安定性及び製造工程での工程容易性(例えば、塗布性)を考慮して選定された範囲である。
さらに、本発明による着色感光性樹脂組成物は、多様な目的によって公知の添加剤をさらに含むことができる。このような添加剤としては、界面活性剤、充填剤、他の高分子化合物、紫外線吸収剤、凝集防止剤などの添加剤を併用することも可能である。これら添加剤は、1種または2種以上が可能であり、光効率などを考慮して全体組成物内で1重量%以下で使用することが好ましい。
界面活性剤としては、市販される製品を利用することができ、好ましくは、フッ素系界面活性剤を使用する。前記フッ素系界面活性剤としては、BM−1000、BM−1100(BMChemie社)、FC−135、FC−170C、FC−430(住友スリーエム(株))、SH−28PA、SH−190、SZ−6032(東レシリコーン(株))などを使用することができる。
充填剤としては、ガラス、シリカ、アルミナなどが可能であり、他の高分子化合物としては、エポキシ樹脂、マレイミド樹脂などの硬化性樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリフルオロアルキルアクリレート、ポリエステル、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂などが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、具体的に2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、アルコキシベンゾフェノンなどが可能であり、凝集防止剤としては、具体的に、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
前述したような着色感光性組成物の製造は、本発明において特に限定せず、公知された感光性組成物の製造方法による。
一例として、着色剤を溶剤に添加した後、分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを含めた残りの組成及びその他添加剤を添加し、撹拌を通じて得ることができる。この際、着色剤は、溶剤またはアルカリ可溶性樹脂に溶解されるかまたは分散した状態で存在することができ、添加剤が溶液形態の場合、着色剤とともに溶媒にあらかじめ添加することができる。
このように製造された着色感光性樹脂組成物は、表示装置、好ましくは液晶表示装置のセルギャップ維持のためのカラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサとして好ましく使用することができる。
セルギャップ維持のためのカラムスペーサとして、本発明による着色感光性樹脂組成物は、化学式1の分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを含むことによって、無機膜に対する優れた密着性を示し、耐溶剤性及び耐熱性に優れ、化学的・熱的安定性に優れ、信頼性を高めることができる。また、本発明の着色感光性樹脂組成物は、外部圧力によって変形が少ないのみならず、柔軟性を有すると同時に、高い弾性回復率を有し、優れた遮光性によって光による損傷を防止することができる。
また、ブラックマトリックスの場合、要求される高い光学密度(O.D)、優れた遮光性及び電気絶縁性を有し、本発明による着色感光性樹脂組成物は、ブラックマトリックス及びカラムスペーサの両方で要求される物性を満足させることができ、その結果、ブラックマトリックス一体型カラムスペーサとして好ましく適用可能である。
ブラックマトリックス一体型スペーサは、ブラックマトリックス及びカラムスペーサをそれぞれ形成するものではなく、1つのパターンでブラックマトリックス及びカラムスペーサの役目をすべて行うことができるものであって、本発明による着色感光性樹脂組成物を使用することができる。
ポトリソグラフィ方法によるカラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサの通常のパターニング工程は、
a)着色感光性樹脂組成物を塗布する段階と;
b)溶媒を乾燥するプリベーク段階と;
c)得られた被膜の上にフォトマスクをつけて活性光線を照射して露光部を硬化させる段階;
d)アルカリ水溶液を利用して未露光部を溶解する現像工程を行う段階と;
e)乾燥及びポストベークを行う。
前記基板は、ガラス基板やポリマー板が使用される。ガラス基板としては、特にソーダ石灰ガラス、バリウム・ストロンチウム含有ガラス、鉛ガラス、アルミノケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラスまたは石英などが好ましく使用することができる。また、ポリマー板としては、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルフィドまたはポリスルホンなどが挙げられる。
この際、塗布は、所望の厚さが得られるように、ロールコーター、スピンコーター、スリットアンドスピンコーター、スリットコーター(ダイコーターともいう場合がある)、インクジェットなどの塗布装置を利用した湿式コーティング方法が可能である。
プリベークは、オーブン、ホットプレートなどによって加熱することで行われる。この際、プリベークにおける加熱温度及び加熱時間は、使用する溶剤によって適宜選択され、例えば、80〜150℃の温度で1〜30分間行われる。
また、プリベーク後に行われる露光は、露光器によって行われ、フォトマスクを介して露光することによって、パターンに対応した部分のみを感光させる。この際、照射する光は、例えば、可視光線、紫外線、X線及び電子線などが可能である。
露光後のアルカリ現像は非露光部分の除去されない部分の感光性樹脂組成物を除去する目的で行われ、この現像によって所望のパターンが形成される。このアルカリ現像に適した現像液としては、例えばアルカリ金属やアルカリ土類金属の炭酸塩の水溶液などを使用することができる。特に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどの炭酸塩を1〜3重量%含有するアルカリ水溶液を利用して10〜50℃、好ましくは、20〜40℃の温度内で現像機または超音波洗浄機などを利用して行う。
ポストベークは、パターニングされた膜と基板との密着性を高めるために行い、80〜220℃で10〜120分の条件で熱処理を通じて行われる。ポストベークは、プリベークと同様に、オーブン、ホットプレートなどを利用して行う。
この際、カラムスペーサ及びブラックマトリックス一体型カラムスペーサの膜厚さとしては、0.1〜8μmが好ましく、0.1〜6μmがより好ましく、0.1〜4μmが特に好ましい。
このようなカラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサは、これら両方に要求される光学密度、弾性回復率、電気絶縁性、遮光性などの物性を確保することができるとともに、密着性、耐熱性及び耐溶剤性などに優れ、液晶表示装置の信頼度を向上させることができる。
以下、本発明の理解を助けるために好ましい実施例を提示するが、下記実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で多様な変更及び修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形及び修正が添付の特許請求の範囲に属することは、当然なことである。また、以下で、含有量を示す「%」及び「部」は、特に言及しない限り、質量基準である。
製造例1:着色剤の製造
C.I.顔料青色16及びC.I.顔料青色60それぞれ20.0重量部、カーボンブラック(MA−8、三菱社製造)及び有機ブラック(バスフ社製造)を混合し、ビーズミルによって12時間混合・分散し、着色剤を製造した。
製造例2:アルカリ可溶性樹脂の製造
撹拌器、温度計還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を具備したフラスコを準備した。モノマー滴下ロートとして、3、4−エポキシトリシクロデカン−8−イル(メタ)アクリレートと3、4−エポキシトリシクロデカン−9−イル(メタ)アクリレートをモル比50:50で混合した混合物40重量部、メチルメタクリレート50重量部、アクリル酸40重量部、ビニルトルエン70重量部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート4重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)40重量部を添加し、撹拌を準備した。
これに連鎖移動剤滴下槽として、n−ドデカンチオール6重量部、PGMEA 24重量部を添加し、撹拌を準備した。
その後、フラスコにPGMEA 395重量部を添加し、フラスコ内の雰囲気を空気から窒素に交換した後、撹拌しながらフラスコの温度を90℃まで昇温した。
その後、モノマー及び連鎖移動剤を滴下ロートから滴下を開始した。滴下は、90℃を維持しつつ、それぞれ2時間進行し、1時間後に110℃まで昇温し、5時間維持し、固形分の酸価が100mgKOH/gである樹脂を得た。
アルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)の測定は、GPC法を利用し、HLC−8120GPC(東ソー(株)製造)装置を使用した。
その条件は、TSK−GELG4000HXLとTSK−GELG2000HXLカラムを直列連結して使用し、カラムの温度は、40℃にした。テトラヒドロフランを移動相溶媒として使用し、1.0mL/分の流速で流しつつ測定した。測定試料の濃度は、0.6重量%であり、注入量は50μlであり、RI検出器を使用して分析した。較正用標準物質としては、TSK STANDARD POLYSTYRENE F−40、F−4、F−1、A−2500、A−500(東ソー(株)製造)を使用し、前記条件で得られたアルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量と数平均分子量を測定した。
GPCによって測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は、17,000であり、分子量分布(Mw/Mn)は、2.3であった。
実施例1〜4及び比較例1〜3
混合器に溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加した後、これに着色剤、アルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤及び反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを添加し、撹拌を通じて均一に混合し、着色感光性樹脂組成物を製造した。この際、組成物は、下記表1の組成による。
5×5cmのガラス基板(コニン社、#1737)を中性洗剤及び水で洗浄した後、乾燥した。このガラス基板上に前記得られた着色感光性樹脂組成物をスピンコーティング法で塗布した後、加熱板上に載置し、80〜120℃の温度で1〜2分間乾燥し、溶剤を除去した。
引き続いて、前記薄膜の上に紫外線を照射した。この際、紫外線の光源は、ウシオ電機(株)製の超高圧水銀ランプ(商品名USH−250D)を利用して大気雰囲気の下に40〜100mJ/cmの露光量(365nm)で光照射し、特別な光学フィルターは使用しなかった。
前記紫外線が照射された薄膜をpH 12.5のKOH水溶液現像溶液にスプレイ現像機を利用して60秒間現像後、220〜250℃の加熱オーブンで10〜30分間加熱し、パターンを製造した。前記で製造された膜の厚さは3.0μmで形成した。
Figure 0006949456
実験例1:信頼性評価
前記実施例及び比較例で得られた膜の信頼性を評価した後、その結果を下記表2に示した。この際、信頼性は、NMP(n−methyl−2−pyrrolidone)溶剤に対する耐溶剤性で評価し、膜を3×3cmサイズに切って、NMP 5gに入れ、100℃オーブンで30分間放置後、NMP溶剤を回収し、UV−vis spectrometer(UV−2550、Shimadzu社)を利用してNMP溶剤に抽出された有機顔料の吸光度を使用して測定した。
この際、信頼性は、下記基準で評価した。
〈基準〉
◎:吸光度が0.7未満
○:吸光度が0.7以上1未満
△:吸光度が1以上3未満
×:吸光度が3以上
実験例2:弾性回復率評価
前記実施例及び比較例で得られた膜の弾性回復率を評価した後、その結果を下記表2に示した。この際、弾性回復率は、Fisher硬度計(fisherscope HM−2000、fisher社)を利用して、20μmサイズで形成されたパターンに50mNまで力を加えて測定した。
この際、弾性回復率は、その数値が高いほど弾性回復程度に優れていることを意味し、下記基準で評価した。
〈基準〉
◎:弾性回復率が85%以上
○:弾性回復率が80%以上85%未満
△:弾性回復率が70%以上80%未満
×:弾性回復率が70%未満
Figure 0006949456
前記表2によれば、本発明による反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを含む組成物で製造された膜の場合、これを含まない比較例1〜3に比べて信頼性及び弾性回復率が増加することを示した。
信頼性の評価において、比較例1〜3の場合、吸光度が高く現われ、NMPによって膜の端部が浮き上がるかまたは分解されるなど耐久性においても問題が発生した。
弾性回復率において、反応基を有するランダム型シルセスキオキサンではなく、かご型またははしご型シルセスキオキサンを使用した場合(比較例1及び2参照)と、従来の密着促進剤を使用した場合(比較例3参照)、数値が実施例1〜6に比べて低下することを確認することができた。
また、ランダム型シルセスキオキサンの場合にも、反応基の当量が重要で、これは、形成された膜の硬化構造を決定する主な役目をする。最も好適な当量(g/eq)は、200以上且つ600以下であり、より好ましくは、300以上且つ500以下であることが良い。反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを使用する場合、実験例1及び2のように、いずれも、基本的に良好な結果が得られる。しかし、実施例5のように、当量が200未満では、硬化構造が非常に緻密であるため、信頼性は優れているが、弾性回復率が向上する程度が好適な範囲と比較して充分でないことが分かる。また、実施例6のように、当量が600超過の場合には、あまり緩い硬化構造が形成されるため、信頼性が好適な範囲と比較して充分でなく、弾性回復率の増加が好適な範囲と比較して減少する結果が得られる。
本発明による着色感光性樹脂組成物は、液晶表示装置のカラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサとして好ましく使用可能である。

Claims (7)

  1. カラムスペーサまたはブラックマトリックス一体型カラムスペーサで使用するための着色剤、アルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤及び分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンを含み、
    前記分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサンは、下記化学式1で表示され
    Figure 0006949456


    (前記化学式1で、
    R’及びR”は、互いに同じかまたは異なり、それぞれ独立であり、水素、ヒドロキシ基、C〜C10のアルキル基、C〜C10のアルコキシ基または−(R−Rであり、前記R’及びR”のうち少なくとも1つは、−(R−Rであり;
    この際、Rは、水素、C〜C10のアルキレン基、−R−O−R−または−R−C(=O)O−R−であり、この際、R〜Rは、互いに同じかまたは異なり、それぞれ独立に、C〜C10のアルキレン基であり;
    、チオール基、イソシアネート基、(メタ)アクリレート基、フェニル基またはエポキシ基であり;
    xは、1〜500の整数であり;
    yは、1〜500の整数であり;
    nは、0または1の整数である)
    色感光性樹脂組成物の、カラムスペーサの製造またはブラックマトリックス一体型カラムスペーサの製造における使用
  2. 前記Rは、C〜Cのアルキレン基であることを特徴とする請求項1に記載の使用
  3. 前記着色感光性樹脂組成物は、全体組成物100重量%を満足するように
    着色剤1〜60重量%、
    アルカリ可溶性樹脂10〜80重量%、
    光重合性化合物1〜30重量%、
    光重合開始剤0.01〜10重量%及び
    分子構造内に少なくとも1個の反応基を有するランダム型シルセスキオキサン0.1〜15重量%を含むことを特徴とする請求項1に記載の使用
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の着色感光性樹脂組成物で製造されることを特徴とするカラムスペーサ。
  5. 請求項4に記載のカラムスペーサを具備した液晶表示装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の着色感光性樹脂組成物で製造されることを特徴とするブラックマトリックス一体型カラムスペーサ。
  7. 請求項6に記載のブラックマトリックス一体型カラムスペーサを具備した液晶表示装置。
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