JP6938910B2 - 化学機械研磨用組成物および化学機械研磨方法 - Google Patents

化学機械研磨用組成物および化学機械研磨方法 Download PDF

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本発明は、化学機械研磨用組成物およびそれを用いた化学機械研磨方法に関する。
半導体装置の高精細化に伴い、半導体装置内に形成される配線およびプラグ等からなる配線層の微細化が進んでいる。これに伴い、配線層を化学機械研磨(以下、「CMP」ともいう。)により平坦化する手法が用いられている。近年、微細化が10nmノード以上では、これら導電体金属にコバルトが適用され始め、余剰に積層されたコバルトをCMPにより効率的に除去しつつ、且つ反応性の高いコバルトの腐食を抑制し、良好な表面状態を形成できることが求められている。
このようなコバルト層およびコバルトプラグ(以下、「コバルト膜」ともいう。)の化学機械研磨に関し、たとえば、特許文献1には、第1研磨処理工程に相当する仕上げ研磨の前段階に使用する半導体研磨用組成物として、アミノ酸、窒素含有複素環化合物、砥粒含む、pH5以上8.3以下の中性領域の化学機械研磨用組成物が開示されている。
また、特許文献2には、酸化剤等のコバルトのエッチング剤、コバルト研磨速度向上剤、腐食阻害剤を含む、pH7以上12以下のアルカリ領域の化学機械研磨用組成物を用いてコバルトを含む基材を研磨する化学機械研磨方法が開示されている。この研磨方法で用いられる化学機械研磨用組成物は、ターフェルプロットから定量されるコバルトの腐食電位は0mV以上プラス電位であることが開示されている。
さらに、特許文献3には、酸化剤等のコバルトのエッチング剤、金属防食剤、および水を含む、pH4以下の酸性領域の化学機械研磨用組成物を用いてコバルトを含む基材を研磨する化学機械研磨方法が開示されている。
特開2016−30831号公報 特開2016−58730号公報 国際公開第2016/98817号
しかしながら、従来の酸性金属膜研磨用の化学機械研磨用組成物を用いて化学機械研磨によりコバルトのような金属膜を研磨する場合、コバルト膜が容易に溶解してしまい、コバルト配線の異常酸化や腐食、断線、消失を招くという問題があった。また、従来のアルカリ性金属研磨用の化学機械研磨用組成物では、コバルト膜が化学的に安定であり硬度が高いことから、効率的に研磨することが容易ではないという問題があった。
そこで、本発明に係る幾つかの態様は、上記課題の少なくとも一部を解決することで、コバルト膜の腐食を抑制しながら良好な研磨特性を実現できる、半導体装置の製造に有用な化学機械研磨用組成物、およびそれを用いた化学機械研磨方法を提供するものである。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係る化学機械研磨用組成物の一態様は、
シリカ粒子と、過酸化物とを含有する化学機械研磨用組成物であって、
前記シリカ粒子のシラノール基密度が3〜6個/nmであり、
前記シリカ粒子の含有量をMa(質量部)、前記過酸化物の含有量をMb(質量部)としたときに、Ma/Mbの値が200以上700以下であることを特徴とする。
[適用例2]
適用例1の化学機械研磨用組成物において、
前記シリカ粒子の長径(Rmax)と短径(Rmin)との比(Rmax/Rmin)が1.0以上1.5以下であることができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2の化学機械研磨用組成物において、
pHが7以上11以下であることができる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれか一例の化学機械研磨用組成物において、
前記過酸化物が、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、硝酸第二鉄、硝酸二アンモニウムセリウム、硫酸鉄、オゾン、次亜塩素酸およびその塩、過ヨウ素酸カリウム、ならびに過酢酸よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物であることができる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか一例の化学機械研磨用組成物において、
さらに、二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物を含有することができる。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のいずれか一例の化学機械研磨用組成物は、
コバルト膜を化学機械研磨する用途に用いることができる。
[適用例7]
本発明に係る化学機械研磨方法の一態様は、
適用例1ないし適用例6のいずれか一例の化学機械研磨用組成物を用いてコバルト膜を化学機械研磨する工程を含むことを特徴とする。
本発明に係る化学機械研磨用組成物によれば、半導体装置の製造において、コバルト膜の腐食を抑制しながら、良好な研磨特性を実現することができる。したがって、本発明に係る化学機械研磨用組成物は、配線材料としてのコバルト膜を研磨対象とするCMPに特に有用である。
シリカ粒子の長径および短径の概念を模式的に示す説明図である。 シリカ粒子の長径および短径の概念を模式的に示す説明図である。 シリカ粒子の長径および短径の概念を模式的に示す説明図である。 本実施形態の化学機械研磨方法に用いられる被処理体を模式的に示す断面図である。 本実施形態の化学機械研磨方法の研磨工程を説明するための断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含む。
1.化学機械研磨用組成物
本発明の一実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、シリカ粒子と、過酸化物とを含有し、前記シリカ粒子のシラノール基密度が3〜6個/nmであり、前記シリカ粒子の含有量をMa(質量部)、前記過酸化物の含有量をMb(質量部)としたときに、Ma/Mbの値が200以上700以下であることを特徴とする。以下、本実施形態に係る化学機械研磨用組成物について詳細に説明する。
1.1.シリカ粒子
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、シラノール基密度が3〜6個/nmのシリカ粒子を含有する。シリカ粒子としては、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ等のシリカ粒子が挙げられるが、コロイダルシリカが好ましい。コロイダルシリカとしては、例えば特開2003−109921号公報等に記載されている方法で製造されたものを使用することができる。
また、シリカ粒子としては、特開2010−269985号公報や、J.Ind.Eng.Chem.,Vol.12,No.6,(2006)911−917等に記載されているような方法で表面修飾されたシリカ粒子を使用することも好ましい。これらのシリカ粒子は、スルホ基およびその塩よりなる群から選択される少なくとも1種の官能基が共有結合を介して表面に固定されている。そのため、化学機械研磨用組成物中ではシリカ粒子の表面は当該官能基によってマイナスにチャージしており、シリカ粒子がコバルト膜の表面に吸着しやすくなる。その結果、シリカ粒子がコバルト膜の表面に局在化するため、機械的な研磨力が高まり、コバルト膜に対する研磨速度が向上する。
シリカ粒子の表面修飾は、具体的には、シリカ粒子とメルカプト基含有シランカップリング剤を酸性媒体中で十分に撹拌することにより、シリカ粒子の表面にメルカプト基含有シランカップリング剤を共有結合させることによって達成できる。メルカプト基含有シランカップリング剤としては、たとえば、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。その後、さらに過酸化水素を適量添加して十分に放置することにより、スルホ基およびその塩よりなる群から選択される少なくとも1種の官能基を有するシリカ粒子を得ることができる。
本実施形態におけるシリカ粒子の「シラノール基」とは、シリカ粒子の表面のケイ素原子に直接結合したヒドロキシル基をいい、立体配置または立体配位については特に限定されない。また、シラノール基の生成条件等も問わない。
本実施形態における「シラノール基密度」とは、シリカ粒子表面における単位面積当たりのシラノール基数のことであり、シリカ粒子表面の電気的特性または化学的特性を表す指標となる。シラノール基は、化学機械研磨用組成物中ではSiOHのHがとれてSiOの状態で安定して存在しているため、通常マイナスにチャージしている。これにより、シリカ粒子の電気的特性または化学的特性が発現する。シラノール基密度の単位は、個/nmで表される。
シリカ粒子のシラノール基密度は、シアーズ法により求めることができる。シアーズ法は、G.W.Sears,Jr.,“Determination of Specif
ic Surface Area of Colloidal Silica by Titration with Sodium Hydroxide”,Analytical Chemistry,28(12),1981(1956).を参照の上、実施することができる。測定には1wt%シリカ水溶液を使用し、0.1mol/LのNaOHを滴下速度2mL/minで滴定を行い、下記式に基づき、シラノール基密度を算出することができる。
ρ=(a×b×N)÷(c×d)
上記式中、ρ:シラノール基密度(個/nm)、a:滴定に用いたNaOH溶液の濃度(mol/L)b:pH4−9のNaOH溶液の滴下量(mL)、N:アボガドロ数、c:シリカ質量(g)、d:BET比表面積(nm/g)をそれぞれ表す。
ここで、シリカ粒子のBET比表面積は、例えば、流動式比表面積自動測定装置「micrometrics FlowSorb II 2300(株式会社島津製作所製)」により、BET法を用いて測定した比表面積から算出される。
本実施形態に用いられるシリカ粒子のシラノール基密度は、3〜6個/nmであり、好ましくは3.1個〜6個/nmであり、より好ましくは4〜6個/nmであり、特に好ましくは5〜6個/nmである。シラノール基密度が前記範囲内であると、コバルトとシリカ粒子表面に存在するシラノール基との化学反応が促進され、コバルト膜表面が改質されると推測される。具体的反応機構は明らかではないが、研磨工程中に過酸化物の作用により生じたコバルト表面に生じたCo―O部位と、シリカ粒子表面のシラノール基(Si−OH)が相互作用することにより、研磨されやすい改質層が生成すると考えられる。その結果、特に機械的な研磨作用によって、コバルト膜が円滑に除去されるので、良好な研磨特性が実現される。
また、シリカ粒子のシラノール基密度が前記範囲内であると、化学機械研磨用組成物中のシリカ粒子表面の負電荷が大きくなるので、静電反発力(ゼータ電位)によってシリカ粒子が化学機械研磨用組成物中で安定に分散することが可能となり、CMPの際に欠陥の原因となるシリカ粒子同士の凝集を防止することができる。
シリカ粒子のシラノール基密度が3個/nm未満である場合、コバルトとシリカ粒子表面に存在するシラノール基との化学反応が起こりにくく、コバルト膜表面が改質され難いため、コバルト膜の研磨速度が小さくなる。また、化学機械研磨用組成物中のシリカ粒子表面の負電荷が小さくなるので、化学機械研磨用組成物中でのシリカ粒子の分散安定性が悪化しやすく、凝集したシリカ粒子によってスクラッチが発生するなど良好な研磨特性が実現できない。
一方、シリカ粒子のシラノール基密度が6個/nmを超えると、コバルトとシリカ粒子表面に存在するシラノール基との化学反応が過剰となり、コバルト膜の腐食が発生しやすい。
シリカ粒子の平均粒子径は、動的光散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置で測定することにより求めることができる。シリカ粒子の平均粒子径は、好ましくは15nm以上100nm以下、より好ましくは20nm以上80nm以下であり、特に好ましくは30nm以上70nm以下である。シリカ粒子の平均粒子径が前記範囲であると、コバルト膜に対する実用的な研磨速度を達成できると共に、シリカ粒子の沈降・分離が発生しにくい貯蔵安定性に優れた化学機械研磨用組成物を得ることができる。動的光散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置としては、ベックマン・コールター社製のナノ粒子アナライザー「DelsaNano S」;Malvern社製の「Zetasizer nano zs」;株式会社堀場製作所製の「LB550」等が挙げられる。なお、動的光散乱法を
用いて測定した平均粒子径は、一次粒子が複数個凝集して形成された二次粒子の平均粒子径を表している。
シリカ粒子の長径(Rmax)と短径(Rmin)との比Rmax/Rminは、好ましくは1.0〜1.5、より好ましくは1.0〜1.4、特に好ましくは1.0〜1.3である。Rmax/Rminが前記範囲内であると研磨対象であるコバルト膜に欠陥を引き起こすことなく、高研磨速度と高平坦化特性とを両立できる。
ここで、シリカ粒子の長径(Rmax)とは、透過型電子顕微鏡により撮影された一つの独立したシリカ粒子の像について、像の端部と端部を結んだ直線のうち最も長い直線の距離を意味するものとする。シリカ粒子の短径(Rmin)とは、透過型電子顕微鏡により撮影された一つの独立したシリカ粒子の像について、像の端部と端部を結んだ直線のうち最も短い直線の距離を意味するものとする。
例えば、図1に示すように透過型電子顕微鏡により撮影された一つの独立したシリカ粒子10aの像が楕円形状である場合、その楕円形状の長軸aをシリカ粒子の長径(Rmax)と判断し、短軸bをシリカ粒子の短径(Rmin)と判断する。図2に示すように、透過型電子顕微鏡により撮影された一つの独立したシリカ粒子10bの像が2つの一次粒子の凝集体である場合、像の端部と端部を結んだ直線のうち最も長い距離cをシリカ粒子の長径(Rmax)と判断し、像の端部と端部を結んだ直線のうち最も短い径dをシリカ粒子の短径(Rmin)と判断する。図3に示すように、透過型電子顕微鏡により撮影された一つの独立したシリカ粒子10cの像が3つ以上の一次粒子の凝集体である場合、像の端部と端部を結んだ直線のうち最も長い距離eをシリカ粒子の長径(Rmax)と判断し、像の端部と端部を結んだ直線のうち最も短い径fをシリカ粒子の短径(Rmin)と判断する。
上記のような判断手法により、例えば50個のシリカ粒子の長径(Rmax)と短径(Rmin)を測定し、長径(Rmax)及び短径(Rmin)の平均値を算出した後、その長径の平均値と短径の平均値との比(Rmax/Rmin)を計算することにより求めることができる。
シリカ粒子の含有量は、化学機械研磨用組成物の全質量に対して、好ましくは1〜20質量%であり、より好ましくは1〜15質量%であり、特に好ましくは1〜10質量%である。シリカ粒子の含有割合が前記範囲であると、コバルト膜に対する十分な研磨速度が得られ、また化学機械研磨用組成物中のシリカ粒子の分散安定性が良好となる。
1.2.過酸化物
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、過酸化物を含有する。過酸化物は、CMP工程においてコバルト膜の表面を酸化させて脆弱な酸化膜を形成する機能を有する。
過酸化物としては、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、硝酸第二鉄、硝酸二アンモニウムセリウム、硫酸鉄、オゾン、次亜塩素酸およびその塩、過ヨウ素酸カリウム、ならびに過酢酸などが挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。これらの中でも、酸化力および取扱いやすさなどを考慮すると、過酸化水素が特に好ましい。
過酸化物の含有量は、化学機械研磨用組成物の全質量に対して、好ましくは0.001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.003〜0.1質量%であり、特に好ましくは0.005〜0.05質量%である。過酸化物の含有割合が前記範囲であると、コバルト膜が適度に酸化されるため、表面欠陥が低減されつつ、十分な研磨速度が得られる。
1.3.含有比率
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、シリカ粒子の含有量をMa(質量部)、過酸化物の含有量をMb(質量部)としたときに、Ma/Mbの値が200以上700以下であり、220以上700以下であることが好ましく、250以上680以下であることがより好ましく、300以上660以下であることが特に好ましい。Ma/Mbの値が前記範囲内であると、コバルト膜の表面を過度に酸化させて腐食を発生させることなく、コバルトとシリカ粒子表面に存在するシラノール基との化学反応およびコバルト膜の酸化反応が相俟って、コバルト膜を効率的に研磨することができ、良好な研磨特性を実現できる。
1.4.液状媒体
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、液状媒体を含有する。液状媒体としては、水、水およびアルコールの混合媒体、水および水との相溶性を有する有機溶媒を含む混合媒体等が挙げられる。これらの中でも、水、水およびアルコールの混合媒体を用いることが好ましく、水を用いることがより好ましい。
1.5.その他の成分
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、上記の成分以外に、二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物、特開2014−229827号公報等に記載されている公知の有機酸(ただし、二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物を除く)、界面活性剤等の添加剤を含有することができる。
<二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物>
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物を含有することが好ましい。このようなアニオン性化合物は、改質されたコバルト膜表面においてコバルト原子とキレートを形成することができる。これにより、化学機械研磨用組成物中にコバルトが溶出するため、コバルト膜の研磨速度が向上する場合がある。
二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物としては、下記一般式(1)〜(3)で表される化合物であることがより好ましい。
Figure 0006938910
(上記一般式(1)中、Rは炭素数1〜8のアルキル基またはカルボキシル基であり、Rはカルボキシル基を有する炭素数1〜15の有機基もしくはカルボキシル基を表す。)
Figure 0006938910
Figure 0006938910
上記一般式(2)および上記一般式(3)中、R、R、RおよびRはそれぞれ独立に、水素、またはカルボキシル基を有する炭素数1〜3の有機基もしくはカルボキシル基を表す。ただし、RおよびRの少なくとも一方は、カルボキシル基を有する炭素数1〜3の有機基またはカルボキシル基を表し、RおよびRの少なくとも一方は、カルボキシル基を有する炭素数1〜3の有機基またはカルボキシル基を表す。
二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物の具体例としては、たとえばマレイン酸、フマル酸、キノリン酸、キナルジン酸、オレイン酸、アルケニルコハク酸、およびそれらの塩等が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。
二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物の含有量は、化学機械研磨用組成物の全質量に対して、好ましくは0.0001〜1質量%であり、より好ましくは0.001〜0.5質量%である。二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物の含有割合が前記範囲であると、コバルト膜の腐食を抑制しつつ、コバルト膜に対する研磨速度が向上する。
1.6.化学機械研磨用組成物のpH
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物のpHは、好ましくは7以上11以下であり、より好ましくは8以上11以下であり、特に好ましくは9以上11以下である。pHが前記範囲内にあると、コバルト膜の腐食を抑制しながら、コバルト膜を研磨することができるため、良好な研磨特性が得られる。一方、pHが7未満であると、コバルト膜の研磨速度は向上するものの、コバルト膜の腐食が発生しやすくなるため、良好な研磨特性が得られ難い。
化学機械研磨用組成物のpHを調整する手段としては、例えば、化学機械研磨用組成物に塩基を添加する方法が挙げられる。添加し得る塩基としては、例えば、アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)等が挙げられる。これらの塩基は、1種単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。
1.7.用途
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、上述のようにコバルト膜に対する実用的な研磨速度を達成できると共に、コバルト膜の腐食抑制効果を有する。そのため、本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、半導体装置の製造工程において、金属配線、金属ゲートおよび金属プラグなどを形成するコバルト膜を化学機械研磨するための研磨材料として好適である。
1.8.化学機械研磨用組成物の調製方法
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、水等の液状媒体に上述した各成分を溶解または分散させることにより調製することができる。溶解または分散させる方法は、特に制限されず、均一に溶解または分散できればどのような方法を適用してもよい。また、上述
した各成分の混合順序や混合方法についても特に制限されない。
また、本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、濃縮タイプの原液として調製し、使用時に水等の液状媒体で希釈して使用することもできる。
2.化学機械研磨方法
本発明の一実施形態に係る化学機械研磨方法は、上述の化学機械研磨用組成物を用いて、コバルト膜を化学機械研磨する工程を含む。以下、本実施形態に係る化学機械研磨方法の一具体例について、図面を用いながら詳細に説明する。
2.1.デバイス(被処理体)の作製
図4に、本実施形態に係る化学機械研磨方法に用いられる被処理体100を示す。
(1)まず、シリコン基板(図示せず)上に絶縁膜20をプラズマCVD法または熱酸化法により形成する。絶縁膜20としては、例えば、TEOS膜等が挙げられる。
(2)絶縁膜20の上に、CVD法または熱酸化法を用いて保護膜30を形成する。保護膜30としては、例えば、SiN膜等が挙げられる。
(3)絶縁膜20および保護膜30を連通するようにエッチングして配線用凹部40を形成する。
(4)CVD法またはPVD法を用いて保護膜30の表面ならびに配線用凹部40の底部および内壁面を覆うように、バリアメタル膜50を形成する。バリアメタル膜50は、コバルト膜との接着性ならびに絶縁膜および保護膜に対する拡散バリア性に優れる観点から、TiまたはTiNであることが好ましいが、これに限らずTa、TaN、Mn、Ru等であってもよい。
(5)バリアメタル膜50の上にPVD法、CVD法、またはメッキ法によりコバルトを堆積させてコバルト膜60を形成することにより、被処理体100が得られる。
2.2.化学機械研磨方法
次いで、被処理体100について二段階の研磨処理を行う。第1研磨処理工程として、被処理体100のバリアメタル膜50の上に堆積したコバルト膜60を除去するために、特開2016−30831号公報等に記載されたコバルトに対して高い研磨レートを示す化学機械研磨用組成物を用いて化学機械研磨を行う。この化学機械研磨により、保護膜30またはバリアメタル膜50が表出するまでコバルト膜60を研磨し続ける。通常、保護膜30またはバリアメタル膜50が表出したことを確認した上で研磨を停止させる必要がある。コバルト膜に対する研磨速度が非常に高いが、バリアメタル膜をほとんど研磨しない化学機械研磨用組成物を用いる場合には、図5に示すように、バリアメタル膜50が表出した時点で化学機械研磨を進行できなくなるため、化学機械研磨を自己停止(セルフストップ)させることができる。
次に、第2研磨処理工程として、上述した本願発明の化学機械研磨用組成物を用いて、コバルト膜60と、バリアメタル膜50と、保護膜30または絶縁膜20とが共存する被処理面を研磨することで、コバルト膜表面の腐食を低減しながら、研磨速度を低下させることなく研磨することができる。
2.3.化学機械研磨装置
本実施形態に係る化学機械研磨方法では、市販の化学機械研磨装置を用いることができる。市販の化学機械研磨装置として、例えば、荏原製作所社製、型式「EPO−112」、「EPO−222」;ラップマスターSFT社製、型式「LGP−510」、「LGP−552」;アプライドマテリアル社製、型式「Mirra」、「Reflexion」;G&P TECHNOLOGY社製、型式「POLI−400L」等が挙げられる。
好ましい研磨条件としては、使用する化学機械研磨装置により適宜設定されるべきであるが、例えば化学機械研磨装置として上記「EPO−112」を使用する場合には下記の条件とすることができる。
・定盤回転数;好ましくは30〜120rpm、より好ましくは40〜100rpm
・ヘッド回転数;好ましくは30〜120rpm、より好ましくは40〜100rpm
・定盤回転数/ヘッド回転数比;好ましくは0.5〜2、より好ましくは0.7〜1.5・研磨圧力;好ましくは60〜200gf/cm、より好ましくは100〜150gf/cm
・化学機械研磨用組成物供給速度;好ましくは50〜300mL/分、より好ましくは100〜200mL/分
3.実施例
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、本実施例における「部」および「%」は、特に断らない限り質量基準である。
3.1.シリカ粒子分散体の作製
<シリカ粒子分散体A>
シリカ粒子分散体Aは、以下のようにして作製した。純水787.9g、26%アンモニア水786.0g、メタノール12924gの混合液に、テトラメトキシシラン1522.2g、メタノール413.0gの混合液を、液温を35℃に保ちつつ55分かけて滴下し、水とメタノールを液状媒体とするシリカゾルを得た。このシリカゾルを常圧下で5000mlまで加熱濃縮し、シリカ粒子分散体A(シリカ含有量(固形分濃度)20質量%、pH7.4、平均粒子径75nm)を得た。得られたシリカ粒子分散体Aを0.1N水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pH4〜9の範囲で滴定し、その滴定値とBET比表面積の値からシラノール基密度を算出したところ、5.2個/nmであった。
シリカ粒子分散体Aをイオン交換水にて0.01%に希釈し、メッシュサイズが150μmのCuグリットを有するコロジオン膜に1滴載せ、室温にて乾燥した。このようにして、Cuグリット上に粒子形状を崩さないように観察用のサンプルを調製した後、透過型電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ社製、「H−7650」)を用いて撮影倍率20000倍にて粒子の画像を撮影し、50個のシリカ粒子の長径および短径を測定し、その平均値を算出した。長径の平均値(Rmax)および短径の平均値(Rmin)から、その比(Rmax/Rmin)を算出したところ1.2であった。
<シリカ粒子分散体B>
シリカ粒子分散体Bは、以下のようにして作製した。まず、扶桑化学工業社製の高純度コロイダルシリカ(品番:PL−3;固形分濃度20質量%、pH7.4、平均粒子径75nm)35kgとイオン交換水140kgを40Lオートクレーブに投入し、160℃で0.5時間、0.5MPaの加圧下で水熱処理を行った。次に、前記シリカ粒子を含有する分散体水溶液を沸点78℃で減圧濃縮し、シリカ含有量(固形分濃度)20質量%、平均粒子径74nm、pH7.5のシリカ粒子分散体Bを得た。得られたシリカ粒子分散体Bを0.1N水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pH4〜9の範囲で滴定し、その滴定値とBET比表面積の値からシラノール基密度を算出したところ、4.5個/nmであった。長径の平均値(Rmax)および短径の平均値(Rmin)から、その比(Rmax/Rmin)を算出したところ1.2であった。
<シリカ粒子分散体C>
シリカ粒子分散体Cは、以下のようにして作製した。まず、扶桑化学工業社製の高純度コロイダルシリカ(品番:PL−3;固形分濃度20質量%、pH7.4、平均粒子径7
5nm)5kgと3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン6gを混合させ、2時間加熱還流した後、チオール化シリカゾルを得た。このシリカゾルに過酸化水素を加え、8時間加熱還流させることで、表面を酸化させて、スルホン酸が表面に固定化されたコロイダルシリカを得た。このようにして、シリカ含有量(固形分濃度)20質量%、平均粒子径68nm、pH6.6のシリカ粒子分散体Cを得た。得られたシリカ粒子分散体Cを0.1N水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pH4〜9の範囲で滴定し、その滴定値とBET比表面積の値からシラノール基密度を算出したところ、5.7個/nmであった。長径の平均値(Rmax)および短径の平均値(Rmin)から、その比(Rmax/Rmin)を算出したところ1.3であった。
<シリカ粒子分散体D>
シリカ粒子分散体Dは、以下のようにして作製した。イオン交換水200g、17%塩酸2g、及びテトラエチルシリケート(固形分濃度28質量%)500gを加えた。60分後に純水4000gを加えて希釈し、約4770gの活性珪酸液(シリカ濃度=0.56モル/リットル)を得た。攪拌下に水酸化ナトリウム10%水溶液を36.4g加えてpHを8.0とし、95℃で1時間加熱した。冷却後、限外ろ過により濃縮し、コロイダルシリカを得た。このようにして、シリカ含有量(固形分濃度)20質量%、平均粒子径40nm、pH9.5のシリカ粒子分散体Dを得た。得られたシリカ粒子分散体Dを0.1N水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pH4〜9の範囲で滴定し、その滴定値とBET比表面積の値からシラノール基密度を算出したところ、5.7個/nmであった。長径の平均値(Rmax)および短径の平均値(Rmin)から、その比(Rmax/Rmin)を算出したところ1.7であった。
3.2.化学機械研磨用組成物の調製
ポリエチレン製容器に、表1または表2に示す含有割合となるように各成分を添加し、さらに水酸化カリウム、水酸化ナトリウムを必要に応じて加え、表1または表2に示すpHとなるように調整して各実施例および各比較例の化学機械研磨用組成物を調製した。
3.3.評価方法
3.3.1.研磨速度評価
上記で調製した化学機械研磨用組成物を用いて、直径12インチのコバルト膜200nm付きウェーハと、直径12インチの窒化チタン50nm付きウェーハをそれぞれ被研磨体として、下記の研磨条件で1分間の化学機械研磨試験を行った。なお、上記で説明した第2研磨処理工程では、バリアメタル膜として窒化チタンが用いられる場合が多い。このような場合、コバルト膜の研磨速度だけでなく、被研磨面に共存するバリアメタル膜として窒化チタン膜の研磨速度も重要である。このため、コバルト膜と窒化チタン膜の研磨速度をそれぞれ評価した。
<研磨条件>
・研磨装置:G&P TECHNOLOGY社製、型式「POLI−400L」
・研磨パッド:富士紡績社製、「多硬質ポリウレタン製パッド;H800−type1(3−1S)775」
・化学機械研磨用組成物供給速度:100mL/分
・定盤回転数:100rpm
・ヘッド回転数:90rpm
・ヘッド押し付け圧:2psi
・研磨速度(Å/min)=(研磨前の膜の厚さ−研磨後の膜の厚さ)/研磨時間
なお、コバルト膜あるいは窒化チタン膜の厚さは、抵抗率測定機(NPS社製、型式「Σ−5」)により直流4探針法で抵抗を測定し、このシート抵抗値とコバルトあるいは窒化チタンの体積抵抗率から下記式によって算出した。
膜の厚さ(Å)=[コバルト膜あるいは窒化チタン膜の体積抵抗率(Ω・m)÷シート抵抗値(Ω))]×1010
研磨速度評価の評価基準は下記の通りである。その結果を表1または表2に併せて示す。
・研磨速度が200Å/min以上である場合、研磨速度が大きいため実際の半導体研磨において他材料膜の研磨との速度バランスが容易に確保できるため、実用的であるため良好と判断し「○」と表記した。
・研磨速度が100Å/min以上200Å/min未満である場合、研磨速度がやや低いため実際の半導体研磨において他材料膜の研磨との速度バランスを確保する必要があるが、実用化能であるため良好と判断し「△」と表記した。
・研磨速度が100Å/min未満である場合、研磨速度が小さいため、実用困難であり不良と判断し「×」と表記した。
3.3.2.腐食評価
直径12インチのコバルト膜200nm付きウェーハを切断して1×3cmの試験片を作製し、中央の1×1cmの箇所を絶縁性テープで被覆した。その後、電気化学測定装置「HZ−7000(北斗電工株式会社製)」を用いて、試験片を作用極、白金(Pt)電極を対極、および銀塩化銀(Ag/AgCl)電極を参照極とし、調製した化学機械研磨用組成物を電解質とした3極セルを作製した。このようにして作製した3極を用い、リニアスイープボルタンメトリー(LSV)によりターフェルプロットを作成し、腐食電流を求めた。
・腐食電流が0.001μA以上2μA未満である場合、コバルト腐食が抑制できており、実用的であるため良好と判断し「○」と表記した。
・研磨速度が2μA以上100μA未満である場合、腐食が大きく、実用困難であり不良と判断し「×」と表記した。
Figure 0006938910
Figure 0006938910
表1および表2において、各実施例および各比較例での各成分の合計量は100質量部となり、残部はイオン交換水である。また、表1および表2における各成分の略称または
商品名は、それぞれ以下の成分を意味する。
<シリカ粒子>
・DVSTS−027:コロイダルシリカ水分散体(NALCO社製、商品名「DVSTS−027」
・DVSTS−028:コロイダルシリカ水分散体(NALCO社製、商品名「DVSTS−028」
3.4.評価結果
実施例1〜8の本願発明に係る化学機械研磨用組成物によれば、コバルト膜の腐食を抑制しながら、アルカリ領域で効率的に研磨でき、良好な研磨特性を十分に確保できることが判明した。一方、比較例1〜11の化学機械研磨用組成物では、コバルト膜の腐食抑制とコバルト膜の高研磨速度とを両立できず、良好な研磨特性は得られなかった。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10a・10b・10c…シリカ粒子、20…絶縁膜、30…保護膜、40…配線用凹部、50…バリアメタル膜、60…コバルト膜、100…被処理体

Claims (6)

  1. シリカ粒子と、過酸化物とを含有する化学機械研磨用組成物であって、
    前記シリカ粒子のシラノール基密度が3〜6個/nmであり、
    前記シリカ粒子の含有量をMa(質量部)、前記過酸化物の含有量をMb(質量部)としたときに、
    化学機械研磨用組成物100質量部中、Ma=3〜8質量部であり、Mb=0.005〜0.01質量部であり、
    Ma/Mbの値が200以上700以下であり、
    pHが以上11以下である、化学機械研磨用組成物。
  2. 前記シリカ粒子の長径(Rmax)と短径(Rmin)との比(Rmax/Rmin)が1.0以上1.5以下である、請求項1に記載の化学機械研磨用組成物。
  3. 前記過酸化物が、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、硝酸第二鉄、硝酸二アンモニウムセリウム、硫酸鉄、オゾン、次亜塩素酸およびその塩、過ヨウ素酸カリウム、ならびに過酢酸よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物である、請求項1または請求項2に記載の化学機械研磨用組成物。
  4. さらに、二重結合を一つ以上有するアニオン性化合物を含有する、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の化学機械研磨用組成物。
  5. コバルト膜を化学機械研磨するための請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の化学機械研磨用組成物。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の化学機械研磨用組成物を用いてコバルト膜を化学機械研磨する工程を含む、化学機械研磨方法。
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