JP6938600B2 - ローラミル、吸込みアッセンブリおよびローラミルを後付けする方法 - Google Patents

ローラミル、吸込みアッセンブリおよびローラミルを後付けする方法 Download PDF

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Description

本発明は、粉砕材料を粉砕するローラミル、特に穀物を粉砕する穀物ローラミル、および吸込みアッセンブリに関し、既存のローラミルを後付けする方法にも関する。
粉砕材料を粉砕するローラミルは、粉砕材料、例えば穀物を中で粉砕する少なくとも1つの粉砕空間を含む。この目的で、粉砕空間は少なくとも1対の粉砕ローラを有する。
ローラミル周囲に存在する周囲空気圧に対して、または吸込み空間に別様に存在する空気圧に対して減圧が粉砕空間内に広がっていることが通例であり、この吸込み空間から空気がローラミルに流入する。例として、この減圧は、粉砕ローラ下に存在しローラミルから空気を吹き出す換気器システム、および/またはローラミルホッパ排出部の領域内に配置された空気移送システムによって生成することができる。GB1909 NO.221に記載のように、吸込み空間と、粉砕ローラの上の粉砕空間との間に空気入口開口(「吸込み開口」と称される)を配置し、微細な塵埃など(「スタイブ(stive)」)を上側粉砕空間内に収集するのではなく下方に引き込むようにすることが有利であり得る。
今日、そのようなローラミルは一般に、検査開口を有し、この検査開口を通じて、粉砕ローラの下の粉砕空間にアクセス可能であり、例えば、粉砕した粉砕材料のサンプルが除去される。
通常の動作状態、すなわち、検査開口が閉鎖している場合、この種のローラミルは、検査開口がないローラミルのように機能する。吸込み空気は、空気を流入可能にするために吸込み開口(複数可)を通じて給送する必要がある。この種の吸込み開口は、例えば、文献GB1909 No.221から公知である。
しかし、検査開口の開放により、ローラミル内の空気圧および空気流条件が変化する。「この事実は問題である。」というのは、ローラミルにおいて、機械の動作中、妨げなく正確に、粉砕自体を変更せずに、可能な限り望ましくない塵埃の流出を伴わずに、規定通りの点検の実施を可能にすべきであるためである。この問題に対する良好で確実な部分的解決策は、文献独国特許出願公開第2403351号明細書に記載されており、吸込み空気は、粉砕ローラ周囲領域から、ローラミルホッパとは別個の吸引装置を介してホッパ出口または空気移送管入口まで通る。独国特許出願公開第2403351号明細書の好ましい解決策は、ホッパの後壁に沿ってこの吸引装置を案内することである。実際には、この種の吸引装置は、吸込み板によってホッパから分離している。
したがって、公知の装置の多くは、吸込み空気を導き、粉砕自体を変更せずに点検を実行できるようにするために吸込み板を設ける必要があった。
例えば検査開口自体からの比較的粗い粉砕塵埃の流出も、ローラミル内に存在するこうした吸込み板、および関連する空気流によって防止される。具体的には、粉砕した粉砕材料は、通常、空気移送デバイスによりローラミルホッパの排出部から離れて移送される。この移送デバイスは、粉砕空間内に減圧があることを保証し、この減圧により、検査開口を開放する際に生じる通気のために粉砕塵埃が検査開口から環境に流出することがないことを保証する。
ローラミルの動作中、摩擦熱が粉砕ローラから生じる。前記摩擦熱は、粉砕空間内の空気を比較的高い度合いまで加熱する。同時に、排出部ホッパ内に広がる減圧は、空気が吸込み開口を通じて取り込まれ、排出部ホッパ内の公知の吸込み板の後ろに流れることを意味する。この空気は、公知の吸込み板の前にある空気とは異なる状態を有する。例として、吸込み開口を通じて取り込まれた空気は、公知の吸込み板の前にある空気よりも冷たいことが多い。いくつかの条件では、このことは、ホッパ内に存在する公知の吸込み板上に望ましくない凝縮液の生成をもたらすことがあり、これにより、さらなる洗浄のための出費がもたらされる。
さらに、検査開口を開放している際、特定の条件では、塵埃が依然として粉砕ローラの上の吸込み開口から環境に望ましくなく流出することがある。このことはローラミル環境に汚染をもたらす。このことは、ユーザにとって不快であるだけでなく、さらなる洗浄対策も必要とする。したがって、粉砕塵埃の流出に関する問題は、従来技術では部分的に置き換えられるにすぎず、完全に解消されていない。
したがって、とりわけ、従来技術に存在する欠点を克服するローラミルを提供することが本発明の目的である。したがって、特に、本発明の意図は、検査開口を開放している際、より少量の粉砕塵埃しかローラミルから環境に流出せず、吸込み板をできるかぎり省略することが可能であるようにローラミルを展開することであり、凝縮物の生成に関して説明した問題を解決するようにする。
この目的は、主要請求項による、粉砕材料を粉砕するローラミル、特に穀物を粉砕する穀物ローラミルによって達成される。本発明によるローラミルは、
粉砕材料、特に穀物を中で粉砕することができる少なくとも1つの粉砕空間と、
粉砕空間を吸込み空間から分離する少なくとも1つの仕切り壁と、
仕切り壁内に形成した少なくとも1つの吸込み開口であって、吸込み開口を通じて、吸込み空間と粉砕空間との間に広がる圧力差のために吸込み空間から粉砕空間内に吸込み空気を引き込むことができる、少なくとも1つの吸込み開口と
を含む。
粉砕空間は通常、少なくとも1対の粉砕ローラを含み、この粉砕ローラを用いて穀物を粉砕することができる。
ローラミルは通常、粉砕すべき粉砕材料を粉砕空間内に給送する送込み領域も含む。この種の送込み領域は、粉砕すべき粉砕材料をすぐに使える状態で中に保持することができる給送空間、およびさらには給送空間から粉砕空間に入れる粉砕材料を計量することができる計量デバイスを含む。送込み領域、および特に送込み領域の給送空間は、ここおよび以下で粉砕空間には割り当てられない。したがって、特に、前記仕切り壁および仕切り壁の吸込み開口は、吸込み空間と給送空間との間には形成されない。
本発明によれば、吸込み空間は、閉鎖可能な仕切り壁により粉砕空間から分離される、すなわち、吸込み空間自体は粉砕空間の一部を形成するものではない。吸込み空間は、ローラミルの内部に形成することができる。しかし、吸込み空間をローラミル環境によって形成することも想到できる。吸込み空間内に存在する少なくとも1つの吸込み開口とは異なり、仕切り壁は、吸込み空気を実質的に通すことができず、したがって、吸込み空気は、最大限でも吸込み開口を通じて仕切り壁を通過することしかできない。
本発明によれば、ローラミルは、吸込み開口を開閉する少なくとも1つの閉鎖要素を有する。この場合、閉鎖要素は、
圧力差が閾値を超えている場合、閉鎖要素が、吸込み開口を開放する開放位置に位置し、
圧力差が閾値に達していない場合、閉鎖要素が、吸込み開口を閉鎖する閉鎖位置に位置する
ように構成され配置されていてかつ/または制御可能である。
通常動作状態、すなわち、検査開口を閉鎖している場合、減圧が粉砕空間内に広がっており、前記減圧は、例えばローラミルの排出部領域内に配置された空気移送システムによって生成することが可能である。この粉砕空間内の圧力が、閾値を超えて吸込み空間内の圧力とは異なる場合、閉鎖要素は、吸込み開口を開放する開放位置に位置するか、または前記開放位置内に移動する。したがって、このローラミルの通常動作状態では、吸込み空気は、吸込み空間から粉砕空間に引き込まれ、このため、空気を給送し、排出部からの空気の流出を補償することができる。
検査開口が開放されている場合、空気は、検査開口を通じて粉砕空間内に流れ、この結果、粉砕空間に広がる圧力が増大する。結果として、粉砕空間と吸込み空間との間の圧力差は、閾値に達しない。この状態では、閉鎖要素は、吸込み開口を閉鎖する閉鎖位置に位置するか、または前記閉鎖位置内に移動する。したがって、吸込み空気は、吸込み空間から粉砕空間内にもはや引き込まれることはなく、したがって、反対に、粉砕塵埃が吸込み開口を通じてローラミル環境内に流出することもない。
本発明によるローラミルの場合、驚いたことに、以前はローラミルホッパ内に必要であった吸込み板、および具体的には文献独国特許出願公開第2403351号明細書によるホッパ後壁に沿った吸引装置に通じる吸込み板を省くことが可能であることもわかった。
可能な変化形態では、閉鎖要素は、圧力差に応じて、開放位置もしくは閉鎖位置に位置するか、またはこれらの位置の一方に移動するように制御可能である。この目的で、粉砕空間および吸込み空間内の圧力を、粉砕空間および吸込み空間内のそれぞれの圧力測定デバイスを用いて直接測定することができる。次に、圧力差を、計算ユニットを使用して計算することができる。この計算した圧力差に応じて、閉鎖要素が開放位置または閉鎖位置に位置するように制御することができる。しかし、そのような直接圧力測定センサシステムの代替として、例えば、検査開口ドアセンサシステムが、検査ドアの開放または閉鎖を決定するといった間接的な解決策も想到でき、このことは本発明に包含される。この間接的な結論では、閉鎖要素は、検査開口ドアを開放している場合に閉鎖要素を閉鎖し、検査開口ドアを閉鎖している場合に閉鎖要素を開放するように調整または制御され、これにより、粉砕空間と吸込み空間との間の圧力条件が上記したものであるようにする。閉鎖要素を、例えば、空気式または電気的に制御することができる。
しかし、本発明によれば、閉鎖要素が受動閉鎖要素として構成されている場合が好ましく、この受動閉鎖要素は、
閾値を超えているために、閉鎖要素が開放位置に位置するか、または閉鎖位置から開放位置に移動し、
閾値に達していないために、閉鎖要素が閉鎖位置に位置するか、または開放位置から閉鎖位置に移動する
ように構成され配置されている。
したがって、この好ましい変化形態では、閉鎖要素は、直接的に、閾値を超えているまたは閾値に達していないために、開放位置もしくは閉鎖位置に位置するか、または開放位置もしくは閉鎖位置に移動する。したがって、ここでは、上記の圧力測定デバイス、計算ユニットおよび制御システムを省くことが可能である。
少なくとも1つの吸込み開口を有する仕切り壁は、好ましくは送込み領域の近傍に配置されていて、さらに好ましくは送込み領域の計量デバイスの近傍に配置されている。このようにして、吸込み空気を、送込み領域の近傍、または好ましくは送込み領域の計量デバイスの近傍で粉砕空間内に通すことができる。同様に、少なくとも1つの吸込み開口を有する仕切り壁を、粉砕空間の上側領域、すなわち、粉砕空間内に配置された粉砕ローラの上に配置することも好ましい。この結果、吸込み空気を、粉砕空間の上側領域、したがって、粉砕ローラの上の粉砕空間内に通すことができる。
閉鎖要素は、有利には、閾値に達していない場合、閉鎖要素が閉鎖位置に位置するか、または閉鎖要素の自身の荷重のために閉鎖要素が開放位置から閉鎖位置に移動するように構成され配置されている。この構成は、構成期間内に容易に実現することができ、せいぜいわずかな整備しか必要としない。反対に、閉鎖要素は、好ましくは、閾値を超えている場合、閉鎖要素が開放位置に位置するか、または圧力差のために閉鎖要素が閉鎖位置から開放位置に移動するように構成され配置されている。
代替または追加として、閉鎖要素に開放位置または閉鎖位置の方向でプリロードを掛けることも想到でき、このことは本発明の文脈内にある。このプリロードは、例えば少なくとも1つのばねにより達成することができる。
閉鎖要素は、好ましくは旋回可能な閉鎖フラップとして構成されている。特に、この閉鎖フラップは、実質的に水平に延びる旋回軸周りに旋回可能であり得る。この点に関して、実質的に水平な輪郭とは、旋回軸と水平面との間の角度が15°未満、好ましくは10°未満、および特に好ましくは5°未満であることを意味することを理解されたい。さらに、旋回軸は好ましくは、粉砕空間内に存在する粉砕ローラの回転軸に対し実質的に平行に延びる。同様に、ここでも「実質的に平行」とは、旋回軸と粉砕ローラの回転軸との間の角度が15°未満、好ましくは10°未満、および特に好ましくは5°未満であることを意味する。
多くの実施形態では、閉鎖フラップが、閉鎖位置Sにおいて、垂直に対してある角度だけ傾斜している場合が有利である。このことにより、吸込み開口を閉鎖位置内で確実に閉鎖することが可能になる。前記角度は、45°までの範囲、好ましくは10°までの範囲、特に好ましくは2°から3°までの範囲内にあることができる。
仕切り壁が単一の吸込み開口のみを有することが想到でき、このことは本発明の文脈内にある。しかし、前記単一吸込み開口が、十分な空気供給を可能にするために比較的大型である必要がある場合、このことは困難をもたらすことがある。これは、閉鎖要素を対応するサイズで寸法決定する必要があるためであり、いくつかの状況では、このことは、閉鎖状態において吸込み開口に不十分な封止をもたらすことがある。
したがって、複数の吸込み開口を仕切り壁内に設けることが特に有利である。これらの吸込み開口は、好ましくは、ローラミルの粉砕ローラの全長に実質的に沿って配置されている。100cm未満、好ましくは10cmから20cmの吸込み開口長さが適切であることが判明している。
それぞれの個別の閉鎖要素は、好ましくは、吸込み開口のそれぞれに設けられていて、関連する前記吸込み開口のみを開閉するように構成されている。具体的には、このことは同様に、閉鎖位置における吸込み開口のより良好な封止にも寄与する。
しかし、別の変化形態では、少なくとも1つの閉鎖要素が複数の吸込み開口を同時に開閉するように構成することも同様に想到できる。これにより、必要な閉鎖要素の数を全体として減らすことが可能であり、このことは構造に関する支出を削減する。
さらに、ローラミルは、少なくとも1つの安全要素を有することができ、少なくとも1つの安全要素は、閉鎖要素が粉砕空間内に落下しないように構成され配置されている。それにより、閉鎖要素が偶発的に外れた場合、閉鎖要素が粉砕空間内に落下する状況を防止する、特に、粉砕ローラの間に形成された粉砕間隙内に落下する状況さえ防止することが可能である。例として、安全要素を、安全ブラケットとして構成することができる。
さらに、ローラミルは、少なくとも1つの検査開口を含むことができ、少なくとも1つの検査開口を通じて、例えば粉砕材料サンプルを除去するために粉砕空間にアクセス可能である。さらに、ローラミルは、少なくとも1つの粉砕空間ドアを含むことができ、少なくとも1つの粉砕空間ドアを用いて、検査開口を任意に開閉することができる。この場合、検査開口、粉砕空間ドアおよび閉鎖要素は、粉砕空間ドアを閉鎖している際に圧力差が閾値を上回り、粉砕空間ドアを開放している際に閾値を下回るように配置され構成されていてかつ互いに一致している。したがって、粉砕空間ドアの開放には、閉鎖要素が閉鎖位置に位置するか、または閉鎖位置に移動するという効果があり、閉鎖位置では、吸込み開口が閉鎖され、粉砕塵埃が前記吸込み開口を通じてローラミル環境内に流出できないようになる。
粉砕空間内に減圧(すなわち吸込み)を少なくとも一時的に生成するために、ローラミルは、減圧手段をさらに有することができるか、またはそのような減圧手段に接続しているかもしくは接続可能とすることができる。例として、これらの減圧手段は、空気移送システムによって形成することができ、空気移送システムは、ローラミルの排出部の領域内に配置されていて、空気移送システムを用いて、粉砕した粉砕材料を排出部から離れて移送することができる。
ローラミルは、有利には、少なくとも1つの枠、および前記枠に取り外し可能に接続した吸込みアッセンブリを備える。前記吸込みアッセンブリは、少なくとも1つの仕切り壁、仕切り壁内に形成した少なくとも1つの吸込み開口、および少なくとも1つの閉鎖要素を少なくとも含む。吸込みアッセンブリは、好ましくは、ローラミルの粉砕ローラの全長に実質的に沿って長手方向に延在する細長条片として構成されている。
さらに、吸込みアッセンブリは、実質的に硬質の取付け部を有することができ、取付け部の中に少なくとも1つの吸込み開口が形成されており、取付け部の上に閉鎖要素が配置されている。さらに、吸込みアッセンブリは、(上述のような)安全要素を含むことができ、安全要素は、取付け部に接続可能、特に、取り外し可能に接続可能である。さらに、吸込みアッセンブリは、吸込みアッセンブリをローラミルの枠に取り外し可能に接続する締結手段を有することもできる。さらに、吸込みアッセンブリは、好ましくは少なくとも1つの可撓性封止部を含み、少なくとも1つの可撓性封止部を用いて、吸込みアッセンブリを粉砕空間の境界壁に付けることができる。可撓性封止部は、吸込みアッセンブリが境界壁に密接して載ること、したがって、吸込み空気が望ましくない場所を通らないようにすることを可能にする。この構成では、取付け部は、少なくとも1つの封止部とともに吸込みアッセンブリの仕切り壁を形成する。
取り外し可能に接続した吸込みアッセンブリにおける仕切り壁と、吸込み開口と閉鎖要素と任意の安全要素との組合せにより、前記吸込みアッセンブリを既存のローラミルに挿入し、必要な場合に(例えば洗浄、整備または修理の目的で)前記吸込みアッセンブリをローラミルの枠から取り外すことができるという利点を有する。
本発明のさらなる態様は、そのような吸込みアッセンブリ自体である。したがって、このさらなる態様は、吸込みアッセンブリをローラミルの枠に取り外し可能に接続することを伴い、前記ローラミルは、粉砕材料を中で粉砕することができる少なくとも1つの粉砕空間を備える。吸込みアッセンブリは、
粉砕空間を吸込み空間から分離する少なくとも1つの仕切り壁と、
仕切り壁内に形成した少なくとも1つの吸込み開口であって、吸込み開口を通じて、吸込み空間と粉砕空間との間に広がる圧力差のために吸込み空間から粉砕空間内に吸込み空気を引き込むことができる、少なくとも1つの吸込み開口と、
吸込み開口を開閉する少なくとも1つの閉鎖要素と
を含み、閉鎖要素は、
圧力差が閾値を超えている場合、閉鎖要素が、吸込み開口を開放する開放位置に位置するか、または開放位置に移動し、
圧力差が閾値に達していない場合、閉鎖要素が、吸込み開口を閉鎖する閉鎖位置に位置するか、または閉鎖位置に移動する
ように構成され配置されていてかつ/または制御可能である。
少なくとも1つの仕切り壁、少なくとも1つの吸込み開口および少なくとも1つの閉鎖要素は、互いに個別に、上記の特性のうち複数またはすべてを有することができ、したがって、本発明によるローラミルと連携して、上記で説明したのと同様のそれぞれの利点をもたらす。
さらに、吸込みアッセンブリは、すでに上述した構成要素:
閉鎖要素を上に配置された、実質的に硬質の取付け部;
取付け部に接続可能、特に、取り外し可能に接続可能である、少なくとも1つの安全要素;
吸込みアッセンブリをローラミルの枠に取り外し可能に接続する締結手段;
吸込みアッセンブリを粉砕空間の境界壁に付けることができる少なくとも1つの可撓性封止部
のうち1つ、複数またはすべてを有することができる。
最後に、本発明は、粉砕材料を粉砕する既存のローラミル、特に穀物を粉砕する既存の穀物ローラミルを後付けする方法にも関する。既存のローラミルは、粉砕材料を中で粉砕することができる少なくとも1つの粉砕空間を含む。本発明によれば、方法は、本発明による前述のローラミルが得られるように、以下の構成要素:
粉砕空間を吸込み空間から分離する少なくとも1つの仕切り壁と、
仕切り壁内に形成した少なくとも1つの吸込み開口であって、吸込み開口を通じて、吸込み空間と粉砕空間との間に広がる圧力差のために吸込み空間から粉砕空間内に吸込み空気を引き込むことができる、少なくとも1つの吸込み開口と、
吸込み開口を開閉する少なくとも1つの閉鎖要素と
を後付けするステップを含み、閉鎖要素は、
圧力差が閾値に達していない場合、閉鎖要素が、吸込み開口を開放する開放位置に位置するか、または開放位置に移動し、
圧力差が閾値を超えている場合、閉鎖要素が、吸込み開口を閉鎖する閉鎖位置に位置するか、または閉鎖位置に移動する
ように構成され配置されていてかつ/または制御可能である。
吸込み空間は、ローラミルの内部に仕切り壁を後付けすることによって形成することができる。したがって、仕切り壁の挿入により、既存のローラミルのより大きな元の粉砕空間を、より小さな粉砕空間と吸込み空間とに分離することができる。
少なくとも1つの仕切り壁、少なくとも1つの吸込み開口および少なくとも1つの閉鎖要素は、個別の構成要素として既存のローラミルに挿入することができる。しかし、少なくとも1つの仕切り壁、仕切り壁内に形成した少なくとも1つの吸込み開口、および少なくとも1つの閉鎖要素が、共通の吸込みアッセンブリの一部、特に本発明による前述の吸込みアッセンブリの一部である場合が好ましい。具体的には、次に、前記構成要素を既存のローラミルに挿入することができる。
以下に、本発明を1つの実施例および複数の図面に基づき詳細に説明する。
本発明に係るローラミルの側方断面図である。 ローラミルの拡大側方断面図である。 閉鎖フラップが開放位置にあるローラミルの吸込みアッセンブリをさらに拡大して示す詳細図である。 閉鎖フラップが閉鎖位置にあるローラミルの吸込みアッセンブリをさらに拡大して示す詳細図である。 安全ブラケットを備えていない吸込みアッセンブリの斜視図である。 安全ブラケットを備えた吸込みアッセンブリの斜視図である。
図1は、穀物を粉砕する穀物ローラミル10を示す。ローラミル10は、入口貯蔵部32が上に配置された分配要素31を含む。分配要素31を用いて、入口貯蔵部32を通り流入する穀物は、それぞれの送込み領域12、12’の2つの給送空間33、33’に分割される。穀物は、送込み領域12、12’のそれぞれの計量デバイス34、34’によって粉砕空間11、11’内で計量される。前記粉砕空間では、前記穀物は、それぞれの対の粉砕ローラ35、35’を用いて粉砕される。吸込みアッセンブリ23、23’は、計量デバイス34、34’および粉砕空間11、11’の上側領域の近傍、すなわち、特に粉砕ローラ16、16’の上に配置されていて、それぞれの粉砕空間11、11’をそれぞれの吸込み空間21、21’から分離している。検査開口19、19’は、粉砕ローラ35、35’の下に位置し、ここで示す状態では、それぞれの粉砕空間ドア20、20’によって閉鎖されている。最後に、穀物は、空気移送システム(ここでは図示せず)によりそれぞれの排出部16、16’を通じて離れて移送される。
図2は、給送空間33および計量デバイス34およびさらには吸込みアッセンブリ23を備えた送込み領域12を拡大図で再度示し、送込み領域12は、粉砕空間11の上側領域内に配置されていて、前記粉砕空間11を吸込み空間21から分離する。
吸込みアッセンブリ23は、図3で再度詳細に示されている。吸込みアッセンブリ23は、硬質の取付け部36を含み、硬質の取付け部36は、例えばアルミニウム製であり、第1の水平部分37、垂直部分38および第2の水平部分39を備える。第1の端部では、第1の水平部分37は、第1の封止部40によりローラミル10の第1の境界壁24に接して載っている。第1の水平部分37の反対端部は、垂直部分38の上側端部に隣接する。垂直部分38の下側端部は、第2の水平部分39に同化し、第2の水平部分39の反対端部は、第2の封止部41によりローラミル10の第2の境界壁25に接して載っている。したがって、取付け部36は、第1の封止部40および第2の封止部41とともに、粉砕空間11を吸込み空間21から分離する仕切り壁17を形成する。
溝状凹部43を有する第1の突起42は、取付け部36の垂直部分38から横方向に第1の水平部分37の方向で延在する。閉鎖フラップ14として構成された閉鎖要素は、前記凹部43に引っ掛かっている(この点については図5も参照)。このようにして、閉鎖フラップ14は、旋回軸周りに精密に旋回可能に懸架され、旋回軸は、粉砕ローラ35の回転軸に平行に延びる(すなわち、図平面に直交する)。1つのみがここでは見える複数の吸込み開口13は、取付け部36の垂直部分38内に存在する。
第2の突起44は、第1の水平部分37から下方に延在し、第3の突起45は、第2の水平部分39から下方に延在する。さらに、切欠き47が、第1の水平部分37と垂直部分38との間の移行領域46内に設けられている。安全ブラケット18として構成された安全要素は、第2の突起44、第3の突起45および切欠き47により取付け部36上に固定して締め付けられており、閉鎖フラップ14が粉砕空間11内に落下しないようになる。
図1から図3に示す状態では、粉砕空間ドア20は、検査開口19を閉鎖し、排出部16に隣接する空気移送システムは、粉砕空間11内に減圧を生成する。この減圧は、粉砕空間11内にのみ生じるが吸込み空間21内には同様に生じることがないため、圧力差が吸込み空間21と粉砕空間11との間に生成される。この圧力差には、閉鎖フラップ14をその自身の荷重に逆らって旋回させ、こうして吸込み開口13を開放させるという効果がある。この結果、吸込み空気が吸込み空間21から粉砕空間11に引き込まれる。この流入する吸込み空気は、空気移送システムにより排出部16で引き出された空気流を補償する。したがって、閉鎖フラップ14の開放位置Oが図3内に存在する。
粉砕空間ドア20を開放した場合、空気は、粉砕空間11内に広がる減圧のために粉砕空間ドア20を通り粉砕空間11に流入する。吸込み空間21内に広がる圧力は、この過程では変化しないため、吸込み空間21と粉砕空間11との間の圧力差は閾値を下回って低下し、したがって、閉鎖フラップ14は、その自身の荷重のために図3に示す開放位置Oから図4に示す閉鎖位置Sに移動する。この閉鎖位置Sでは、閉鎖フラップ14は吸込み開口13を閉鎖する。したがって、吸込み空気は、もはや吸込み空間21から粉砕空間11内に引き込まれることはない。しかし、とりわけ、粉砕塵埃が吸込み開口13から粉砕空間11内の環境に流出することはない。したがって、閉鎖フラップ14の閉鎖は、この有利な効果をもたらす。というのは、この閉鎖は、粉砕空間ドア20を開放する際に自動的であって、したがって、さらなる動作ステップは不要であるためである。
閉鎖フラップ14が吸込み開口13を閉鎖位置Sで確実に閉鎖することができるように、凹部43の位置、閉鎖フラップ14の形状、および吸込み開口13を囲繞する取付け部36の垂直部分38の一部は、閉鎖フラップ14が、閉鎖位置Sにおいて垂直Vに対しわずかな角度α(α=2.87°)だけ傾斜するように互いに一致しており、閉鎖位置Sでは、閉鎖フラップ14は水平部分38に接して載っている。
次に、粉砕空間ドア20を再度閉鎖した場合、空気移送システムは、空気を排出部16から再度引き込む。しかし、この場合、さらなる空気は検査開口19を通じて粉砕空間11にもはや流入することがないため、閉鎖フラップ14は、吸込み空間21と粉砕空間11との間に再度広がる圧力差のために、図3に示す開放位置Oに戻る。したがって、このことは、粉砕空間ドア20単独の動作によっても生じる。
図5は、本発明による吸込みアッセンブリ23を斜視図で個別に示すが、ここでは、最初から安全ブラケット18を備えていない(安全ブラケット18は図6にのみ示す)。図5からわかるように、吸込みアッセンブリ23は、長手方向Lに沿って延在する細長条片として構成されている。吸込みアッセンブリ23の挿入状態では、この長手方向Lは、水平方向に粉砕ローラ11の回転軸に平行に延びる。
取付け部36の垂直部分38および第2の水平部分39、ならびにさらには2つの封止部40、41は、輪郭付き形状で構成されている。言い換えれば、これらはそれぞれ、長手方向Lに沿った一定断面を有する。吸込み開口13を例外として、第1の水平部分37も輪郭付き形状で構成されている。
垂直部分38から延在する第1の突起42および第1の水平部分38から延在する第2の突起44は、輪郭付き形状で構成されているのではなく、個別の位置で存在するにすぎない。閉鎖フラップ14のそれぞれは、2つのそれぞれ隣接する第1の突起42の間に配置されている。閉鎖フラップ14のそれぞれは、上側端部に、これら2つの隣接する第1の突起42の凹部43に引っ掛かっている2つの側方延在部を有する。したがって、閉鎖フラップ14は、凹部43周りに旋回することができる。
図6は、吸込みアッセンブリ23を安全ブラケット18とともに示すものであり、安全ブラケット18は、取付け部36上に固定して締め付けられている。前記安全ブラケットは、下側領域に多数の支柱48を有し、支柱48の間にスロット49が形成されている。これらのスロット49は、吸込み開口13を通じて流入する吸込み空気が前記スロット49を通過することができるが、閉鎖フラップ14が偶発的に外れて前記スロットを通って粉砕空間11内に脱落することがないように寸法決定されている。

Claims (14)

  1. 穀物を粉砕する穀物ローラミル(10)であって、前記ローラミルは、
    前記穀物を中で粉砕することができる少なくとも1つの粉砕空間(11、11’)と、
    前記粉砕空間(11;11’)を吸込み空間(21、21’)から分離する少なくとも1つの仕切り壁(17)と、
    前記仕切り壁(17)に形成した少なくとも1つの吸込み開口(13)であって、前記吸込み開口(13)を通じて、前記吸込み空間(21;21’)と前記粉砕空間(11;11’)との間に広がる圧力差のために前記吸込み空間(21;21’)から前記粉砕空間(11;11’)内に吸込み空気を引き込むことができる、少なくとも1つの吸込み開口と、
    前記粉砕空間(11;11’)へのアクセスを可能にする少なくとも1つの検査開口(19;19’)と、
    前記検査開口(19;19’)を選択的に開閉することができる少なくとも1つの粉砕空間ドア(20;20’)と、
    を含む、穀物ローラミル(10)において、
    前記穀物ローラミル(10)は、前記吸込み開口(13)を自動で開閉する少なくとも1つの閉鎖要素(14)を有し、前記閉鎖要素(14)は、
    前記圧力差が閾値を超えている場合、前記閉鎖要素が、前記吸込み開口(13)を自動的に開放する開放位置(O)に位置するか、または自動的に前記開放位置(O)に移動し、
    前記圧力差が前記閾値に達していない場合、前記閉鎖要素が、前記吸込み開口(13)を自動的に閉鎖する閉鎖位置(S)に位置するか、または自動的に前記閉鎖位置(S)に移動する
    ように構成され配置されていてかつ/または制御可能であり、
    前記検査開口(19;19’)、前記粉砕空間ドア(20;20’)、および前記閉鎖要素(14)は、前記粉砕空間ドア(20;20’)を閉鎖している際に圧力差が前記閾値を上回り、前記粉砕空間ドア(20;20’)を開放している際に前記閾値を下回るように配置され構成されていてかつ互いに調整されており、
    前記粉砕空間ドア(20;20’)が開放していて、かつさらなる操作がない場合は、前記閉鎖要素(14)は前記閉鎖位置(S)に位置するか、または前記閉鎖位置(S)に移動して、粉砕塵埃が吸込み開口(13)から粉砕空間(11)内のローラミルの環境に流出し得ないことを特徴とする、穀物ローラミル(10)。
  2. 前記閉鎖要素(14)は、受動閉鎖要素(14)として構成されていて、前記受動閉鎖要素(14)は、
    前記閾値を超えていることに基づいて、前記受動閉鎖要素が、自動的に前記開放位置(O)に位置するか、または自動的に前記閉鎖位置(S)から前記開放位置(O)に移動し、
    前記閾値に達していないことに基づいて、前記受動閉鎖要素が、自動的に前記閉鎖位置(S)に位置するか、または自動的に前記開放位置(O)から前記閉鎖位置(S)に移動する
    ように構成され配置されていることを特徴とする、請求項1記載の穀物ローラミル(10)。
  3. 前記閉鎖要素(14)は、その自重に基づき、前記閾値に達していない場合に自動的に前記閉鎖位置(S)に位置するか、または自動的に前記開放位置(O)から前記閉鎖位置(S)に移動するように構成され配置されていることを特徴とする、請求項2記載の穀物ローラミル(10)。
  4. 前記閉鎖要素(14)は、旋回可能な閉鎖フラップ(14)として構成されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の穀物ローラミル(10)。
  5. 複数の吸込み開口(13)は、前記仕切り壁(17)内に設けられていて、前記複数の吸込み開口(13)の開放を通じて、前記吸込み空間(21;21’)と前記粉砕空間(11;11’)との間に広がる圧力差のために、吸込み空気を前記吸込み空間(21;21’)から前記粉砕空間(11;11’)内に引き込むことができることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の穀物ローラミル(10)。
  6. それぞれの個別の閉鎖要素(14)は、前記吸込み開口(13)のそれぞれに設けられていて、関連する前記吸込み開口(13)のみを自動で開閉するように構成されていることを特徴とする、請求項5記載の穀物ローラミル(10)。
  7. 少なくとも1つの安全要素(18)は、前記閉鎖要素(14)が前記粉砕空間(11;11’)内に脱落しないように構成され配置されていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の穀物ローラミル(10)。
  8. 前記穀物ローラミル(10)は、前記粉砕空間(11;11’)内に減圧を少なくとも一時的に生成する減圧手段を含むか、または前記減圧手段に接続しているかもしくは接続することができることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の穀物ローラミル(10)。
  9. 前記減圧手段は、空気移送システムによって形成されており、前記空気移送システムは、前記穀物ローラミル(10)の排出部(16;16’)の領域内に配置されていて、前記空気移送システムを用いて、粉砕した穀物を前記排出部(16;16’)から離れる方向に移送することができることを特徴とする、請求項8記載の穀物ローラミル(10)。
  10. 前記穀物ローラミル(10)は、少なくとも1つの枠(22)、および前記枠(22)に取り外し可能に接続した吸込みアッセンブリ(23;23’)を備え、前記吸込みアッセンブリ(23;23’)は、少なくとも1つの仕切り壁(17)、前記仕切り壁(17)内に形成した前記少なくとも1つの吸込み開口(13)、および前記少なくとも1つの閉鎖要素(14)を少なくとも含むことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の穀物ローラミル(10)。
  11. 穀物ローラミル(10)の枠(22)に取り外し可能に接続した吸込みアッセンブリ(23;23’)であって、
    物を中で粉砕することができる少なくとも1つの粉砕空間(11;11’)と、
    前記粉砕空間(11;11’)へのアクセスを可能にする少なくとも1つの検査開口(19;19’)と、
    前記検査開口(19;19’)を選択的に開閉することができる少なくとも1つの粉砕空間ドア(20;20’)と、を備え、
    前記吸込みアッセンブリ(23;23’)は、
    前記粉砕空間(11;11’)を吸込み空間(21;21’)から分離する少なくとも1つの仕切り壁(17)と、
    前記仕切り壁(17)内に形成した少なくとも1つの吸込み開口(13)であって、前記吸込み開口(13)を通じて、前記吸込み空間(21;21’)と前記粉砕空間(11;11’)との間に広がる圧力差のために前記吸込み空間(21;21’)から前記粉砕空間(11;11’)内に吸込み空気を引き込むことができる、少なくとも1つの吸込み開口と、
    前記吸込み開口(13)を自動で開閉する少なくとも1つの閉鎖要素(14)と
    を含み、前記閉鎖要素(14)は、
    前記圧力差が閾値を超えている場合、前記閉鎖要素が、前記吸込み開口(13)を自動的に開放する開放位置(O)に位置するか、または自動的に前記開放位置(O)に移動し、
    前記圧力差が前記閾値に達していない場合、前記閉鎖要素が、前記吸込み開口(13)を自動的に閉鎖する閉鎖位置(S)に位置するか、または自動的に前記閉鎖位置(S)に移動する
    ように構成され配置されていてかつ/または制御可能であり、
    前記閉鎖要素(14)は、前記粉砕空間ドア(20;20’)を閉鎖している際に圧力差が前記閾値を上回り、前記粉砕空間ドア(20;20’)を開放している際に前記閾値を下回るように配置され構成されていてかつ前記検査開口(19;19’)、前記粉砕空間ドア(20;20’)に対して調整されており、
    前記粉砕空間ドア(20;20’)開放していて、かつさらなる操作がない場合は、前記閉鎖要素(14)は自動的に前記閉鎖位置(S)に位置するか、または自動的に前記閉鎖位置(S)に移動して、粉砕塵埃が吸込み開口(13)から粉砕空間(11)内のローラミルの環境に流出し得ない、吸込みアッセンブリ(23;23’)。
  12. 前記吸込みアッセンブリ(23;23’)は、少なくとも1つの可撓性封止部(40、41)を含み、前記少なくとも1つの可撓性封止部(40、41)で前記吸込みアッセンブリ(23;23’)を前記粉砕空間(11)の境界壁(24、25)に当て付けることができることを特徴とする、請求項11記載の吸込みアッセンブリ(23;23’)。
  13. 穀物を粉砕する既存の穀物ローラミルを後付けする方法であって、前記既存の穀物ローラミルは、前記穀物を中で粉砕することができる少なくとも1つの粉砕空間(11;11’)を含み、
    前記方法は、請求項1から10までのいずれか1項記載の穀物ローラミル(10)が得られるように、
    前記粉砕空間(11;11’)を吸込み空間(21;21’)から分離する少なくとも1つの仕切り壁(17)と、
    前記仕切り壁(17)内に形成した少なくとも1つの吸込み開口(13)であって、前記吸込み開口(13)を通じて、前記吸込み空間(21;21’)と前記粉砕空間(11;11’)との間に広がる圧力差のために前記吸込み空間(21;21’)から前記粉砕空間(11;11’)内に吸込み空気を引き込むことができる、少なくとも1つの吸込み開口と、
    前記吸込み開口(13)を開閉する少なくとも1つの閉鎖要素(14)と
    の構成要素を後付けするステップを含み、前記閉鎖要素(14)は、
    前記圧力差が閾値を超えている場合、前記閉鎖要素が、自動的に前記吸込み開口(13)を開放する開放位置(O)に位置するか、または自動的に前記開放位置(O)に移動し、
    前記圧力差が前記閾値に達していない場合、前記閉鎖要素が、自動的に前記吸込み開口(13)を閉鎖する閉鎖位置(S)に位置するか、または自動的に前記閉鎖位置(S)に移動する
    ように構成され配置されていてかつ/または制御可能である、方法。
  14. 前記少なくとも1つの仕切り壁(17)、前記仕切り壁(17)内に形成した前記少なくとも1つの吸込み開口(13)、および少なくとも1つの閉鎖要素(14)は、吸込みアッセンブリ(23;23’)の一部であることを特徴とする、請求項13記載の方法。
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