JP5765007B2 - 穀物乾燥機 - Google Patents
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Description
燃焼バーナで生成した乾燥風を穀物に作用させる乾燥室と、乾燥風を機外に排出する排風ファンと、乾燥室内の塵埃を吸引して排出する排塵ファンと、排風ファンで排出された排風を乾燥室に戻す戻し筒と、戻し筒側に案内する排風と機外に排出する排風の割合を調節する排風調節体とを設け、
燃焼バーナ停止後、排塵ファン及び排風ファンが駆動状態で、排風を略全量機外に排出する姿勢に排風調節体を調節する熱除去工程を行い、次いで、機外に排出する排風よりも戻し筒に戻す排風の割合を多くする姿勢に排風調節体を調節する塵埃除去工程を行なった後、排塵ファン及び排風ファンを停止する制御を行う制御部を設けることを特徴とする穀物乾燥機とする。
これにより、塵埃除去工程を行ない、戻し筒内の塵埃を除去することで、塵埃が戻し筒内に堆積することを防止出来る。
また、排出運転時に、塵埃除去工程を行なうことができる。
穀物乾燥機は、機体の上部で穀物を貯留する貯留部1から穀物を受けつつ一定速度で下端から繰出しながら乾燥する穀物乾燥部2と、この穀物乾燥部2で乾燥した穀物を集めて機体前側の昇降機3に移送するための集穀部4とを設ける。そして貯留部1に張り込まれた穀物は穀物乾燥部2で乾燥されて集穀部4の下部ラセン4aから昇降機3及び上部搬送装置5を経て再度貯留部1に供給されるいわゆる循環機構を備え、外観が箱体状の穀物乾燥機の構成である。そして、本実施の形態では、後述する燃焼バーナ7側を前側(前面)、排風ファン6側を後側(背面)と呼び、昇降機3には穀物の水分を測定する水分計8を設けている。
穀物乾燥機の動作制御は、システム構成図を図8に示すように、操作盤D内に内蔵される制御部Fの入力側には、外気温度センサTA、外気湿度センサHA、熱風温度センサNA、水分計8等の信号を入力し、これらの状態に応じて機器制御可能に、燃焼バーナ7、排風ファン6、切替弁を構成する第一調節弁33と第二調節弁32等の構成機器を出力側に接続する。
排風排出部Tは、背面板10bから機体外側に排風ダクト30を突出して設け、排風ダクト30の上部に循環ダクト31を連結するとともに、排風ダクト30から前方に連通して背面板10bから機体内側に向かって排風室13に導入筒6aを張出し、これをファン胴として固定翼6cと回転翼6bを取付けることにより排風ファン6を排風室13内に張出すように構成する。また、導入筒6aの上部にファンモータ61を配置し、背面側に伝動ベルト62を設けて回転翼6bを駆動する。
穀物乾燥部3の通風流線を表す作用平面図を図9に示すように、穀物乾燥部3の排風室13内に導入筒6aを張り出し、この導入筒6aをファン胴とする排風ファン6を排風室13の内部に張り出して構成することにより、背面側への排風ダクト30の突出量が抑えられることから、穀物流下通路13の必要寸法を確保しつつ、機体全長の短縮化が可能となる。また、循環ダクト31を備える場合についても、背面板10bから循環ダクト31の構成に必要な最小限度の突出寸法増加で済むことから、機体の全長寸法を抑えてコンパクトに構成することができる。
第1に、排風室13は、頂部を左右の傾斜ガイド部13aによって山形に形成するとともに、それぞれの下部に穀物流下通路13,13を形成し、これら左右の穀物流下通路13,13の間に排風ファン6を配置してその上部の左右の傾斜ガイド部13aの間に駆動用のファンモータ61を配置することにより、傾斜ガイド部13aによって挟まれる空間に外付けのファンモータ61が収容されることから、無駄なスペースを生かして簡易な構成の乾燥装置をコンパクトに構成することができる。
燃焼バーナ5が燃焼を開始すると熱風が生成され、排風ファン6の吸引作用により、熱風は放射体17により左右上下方向に分散されながら、熱排風通過ケース15内の混合通路26から左右の上熱風通過通路23と下熱風通過通路25に分散して供給され、上熱風供給口18と下熱風供給口19から熱風室12にそれぞれ供給される。
通常の穀物乾燥では穀物に単に燃焼バーナ7で燃焼した熱を与える。しかしながら、高速で乾燥しようとして単に必要以上の高熱を与えると、穀物表面のみの乾燥が進み、穀物内部の乾燥が進まず、穀物表面と内部の水分差によるひずみで胴割れが生じる。そこで、高熱を与えると共に水分を与えることで穀物周辺の湿気を保たせ、高熱を与えて穀温を上昇させ除去する水分の絶対量を増やすと共に穀物表面から水分が蒸発し難くしている。そこで、本実施の形態では熱と水分を持つ排風を穀物に供給し、穀物に与える水分を穀物から蒸発した水分を再利用する。
張込スイッチ42を押して昇降機3に設ける投入口(図示せず)に穀物を投入すると穀物は、昇降機3及び上部搬送装置5を経て貯留部1に張り込まれる。
排出スイッチ45を押すと排風ファン6、排塵ファン9及び循環機構が駆動を開始し、穀物は下部ラセン4aから昇降機3を経て排出筒50から排出される。このとき、水分計8が昇降機3を揚穀する穀物からサンプル穀物を取り込み穀物有りを検出しているが、サンプル穀物を取り込まなくなると穀物無しと判定する。穀物が無くなると、前述の塵埃除去工程を開始する。すなわち、排風調節体を排風を戻し筒27側に多く戻す姿勢になるように調節する。そして、設定時間経過後に装置各部は全停止する。なお、乾燥運転時の塵埃除去工程の終了後、及び排出運転時の塵埃除去工程の終了後のいずれの場合にも排風調節体は排風を戻し筒27側に多く戻す姿勢になるように調節する。
6 排風ファン
7 燃焼バーナ
9 排塵ファン
27 戻し筒
47 清掃スイッチ
D 操作盤
F 制御部
Claims (2)
- 燃焼バーナで生成した乾燥風を穀物に作用させる乾燥室と、乾燥風を機外に排出する排風ファンと、乾燥室内の塵埃を吸引して排出する排塵ファンと、排風ファンで排出された排風を乾燥室に戻す戻し筒と、戻し筒側に案内する排風と機外に排出する排風の割合を調節する排風調節体とを設け、
燃焼バーナ停止後、排塵ファン及び排風ファンが駆動状態で、排風を略全量機外に排出する姿勢に排風調節体を調節する熱除去工程を行い、次いで、機外に排出する排風よりも戻し筒に戻す排風の割合を多くする姿勢に排風調節体を調節する塵埃除去工程を行なった後、排塵ファン及び排風ファンを停止する制御を行う制御部を設けることを特徴とする穀物乾燥機。 - 穀物の水分値及び有無を検出する水分計を設け、穀物の排出運転時に排塵ファンと排風ファンと循環機構を駆動させ、水分計がサンプル穀物を取り込まなくなると穀物無しと判定し、塵埃除去工程を行い、排出運転を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥機。
Priority Applications (1)
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JP2011072760A JP5765007B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 穀物乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011072760A JP5765007B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 穀物乾燥機 |
Related Child Applications (1)
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JP2014017430A Division JP5812125B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 穀物乾燥機 |
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Family
ID=47187732
Family Applications (1)
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JP2011072760A Active JP5765007B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 穀物乾燥機 |
Country Status (1)
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2011
- 2011-03-29 JP JP2011072760A patent/JP5765007B2/ja active Active
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