JP5428530B2 - 排風循環式穀物乾燥機 - Google Patents
排風循環式穀物乾燥機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5428530B2 JP5428530B2 JP2009125752A JP2009125752A JP5428530B2 JP 5428530 B2 JP5428530 B2 JP 5428530B2 JP 2009125752 A JP2009125752 A JP 2009125752A JP 2009125752 A JP2009125752 A JP 2009125752A JP 5428530 B2 JP5428530 B2 JP 5428530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust air
- exhaust
- grain
- drying
- circulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
この排風循環式穀物乾燥機は、水分計による穀物水分値に応じて排風の一定率を循環することにより、熱風排出に伴う加熱ロスを抑えつつ、所定の穀物乾燥速度によって穀物品質を確保しつつ効率よく穀物乾燥運転をすることができる。
排風ファン(6)を箱体内側に設け、排風ダクト(20)及び循環ダクト(21)を箱体外側に設け、排風ファン(6)から排出された排風を切替弁(22,23)により循環側に分流し、この分流排風を熱風室(12)に循環して穀物乾燥をする排風循環乾燥制御と、この排風循環乾燥制御における検出する穀物水分値が別途設定の休止基準水分値に達すると穀物乾燥を停止する乾燥休止制御とを行う制御部(F)を備え、上記制御部(F)は、排風循環乾燥制御における検出水分値が休止基準水分値に到達するまでの所定の水分値範囲について切替弁(22,23)を全排出まで徐々に開いて排風循環率を所定速度で漸減させた後に乾燥休止制御を行うことを特徴とする。
排風ファン(6)を箱体内側に設け、排風ダクト(20)及び循環ダクト(21)を箱体外側に設け,排風ファン(6)から排出された排風を切替弁(22,23)により循環側に分流し、この分流排風を穀物乾燥部(3)に循環して穀物乾燥をする排風循環乾燥制御と、この排風循環乾燥制御における経過時間が別途設定の休止基準時刻に達すると穀物乾燥を停止する乾燥休止制御とを行う制御部(F)を備え、上記制御部(F)は、排風循環乾燥制御における経過時間が休止基準時刻に到達するまでの所定の時間範囲について切替弁(22,23)を全排出まで徐々に開いて排風循環率を所定速度で漸減させた後に乾燥休止制御を行うことを特徴とする。
上記排風循環式穀物乾燥機は、排出全閉の切替弁により、外気が遮断される。
また、制御部により、検出水分値に応じた排風循環率で排風循環乾燥動作をし、検出水分値が休止基準水分値の近傍の所定の水分値に到達すると排風循環率が所定速度で漸減し、休止基準水分値に到達すると排風の全排出動作をするとともに穀物乾燥動作を停止することから、上記排風循環式穀物乾燥機は、休止基準水分値における穀物乾燥の停止時には、排風の還流による蒸れを抑えつつ、穀温を高く維持することができ、その結果、水分移行を促進して水分斑の均一化を図ることができる。
また、制御部により、検出水分値に応じた排風循環率で排風循環乾燥動作をし、その経過時間が休止基準水分値の近傍の所定の時間に到達すると排風循環率が所定速度で漸減し、休止基準時刻に到達すると排風の全排出動作をするとともに穀物乾燥動作を停止することから、上記排風循環式穀物乾燥機は、休止基準時刻における穀物乾燥の停止時には、排風の還流による蒸れを抑えつつ、穀温を高く維持することができ、その結果、水分移行を促進して水分斑の均一化を図ることができる。
図1、図2は、それぞれ穀物乾燥機の穀物乾燥部の内部構成を説明する透視斜視図、正面図である。
穀物乾燥機は、機体の上部で穀粒を貯留する貯留部(不図示)から穀粒を受けつつ一定速度で下端から繰出しながら乾燥する穀物乾燥部3と、この穀物乾燥部3で乾燥した穀粒を集めて再度貯留部に移送するための集穀部4とを設ける。そして貯留部に張り込まれた穀粒は穀物乾燥部3で乾燥されて集穀部4から再度貯留部に供給され調質される構成で外観が箱体状のいわゆる穀物循環式の構成である。そして、本実施の形態では、後述するバーナ5側を前側(前面)、排風ファン6側を後側(背面)と呼ぶ。
例えば、排風を全て箱体外側に排出するときには第二調節弁22を全閉とすると共に、第一調節弁23を全開とし、排風を全て箱体内側に戻すときには第二調節弁22を全開とし第一調節弁23を全閉とする。
排風は循環ダクト21から戻しダクト27,27及び混合ダクトAを経て箱体前側の熱風室に供給されるものと、戻しダクト27,27の後端部周囲にある熱風室8,8の開口部分Rから熱風室8,8の後ろ側に供給されるものがある。
第1に、排風室12は、頂部を左右の傾斜ガイド部13a,13aによって山形に形成するとともに、それぞれの下部に穀粒流下通路13,13を形成し、これら左右の穀粒流下通路13,13の間に排風ファン6を配置してその上部の左右の傾斜ガイド部13a,13aの間に駆動用のファンモータ61を配置することにより、傾斜ガイド部13a,13aによって挟まれる空間に外付けのファンモータ61が収容されることから、無駄なスペースを生かして簡易な構成の乾燥装置をコンパクトに構成することができる。
乾燥機の動作制御は、システム構成図を図6に示すように、制御部Fの入力側には、温度センサTA、湿度センサHA、水分計10等の信号を入力し、これらの状態に応じて機器制御可能に、バーナ5、排風ファン6、切替弁を構成する第一調節弁23と第二調節弁22等の構成機器を出力側に接続する。
乾燥機の休止制御は、排風の温度を監視することにより、胴割が発生しないレベルまで穀温を下げた後に行う。また、休止乾燥モード運転中の休止時は、空気の出入りを防止するために切替弁を全閉にする(S3c)。この全閉制御によって運転休止時に切替弁を閉じることで、空気の出入りを防ぎ、外気の影響を受けにくくすることで、余計な乾燥進行を防ぎ、機体内の穀物状態の均一化を進めることができる。
乾燥機の停止制御は、高速乾燥の場合は乾燥が速いので運転終了が夜半であることが多く、乾燥穀物の取出までの長時間の放置の間に、外気条件によって休止運転中に空気の出入りが起こると、通風部のみが乾燥が進んだり、あるいは水分が戻ったりすることがあることから、排風ダクトの排出側を閉じて外気の出入りを防止するモードを設け、乾燥が仕上がり、本機運転を終了する際は、切替弁を全閉に制御する(S5a〜S5c)。
次に、排風循環の開始時期については、運転開始から所定時間の経過を待ってもごみが多い時は燃焼悪化を招き、また、運転開始からの穀物一巡を待っていると時間が無駄になることがあるので、図9の開始時期の特性線図に示すように、初期水分値に応じて排風循環開始時期を決定することにより、無駄時間を抑えつつ、バーナ燃焼を確保することができる。
5 バーナ
6 排風ファン
10 水分計
14 定量繰出弁
20 排風ダクト
21 循環ダクト
22 第二調節弁(切替弁)
23 第一調節弁(切替弁)
27 還流ダクト
F 制御部
Claims (3)
- 箱体内部に、穀粒が流下する穀粒流下通路(13)と、熱風室(8)および排風室(12)とを形成し、排風室(12)から排風ファン(6)で吸引された排風を箱体外側に排出案内する排風ダクト(20)を設け、排風ダクト(20)を通過する排風を熱風室(8)に供給する循環ダクト(21)を設け、
排風ファン(6)を箱体内側に設け、排風ダクト(20)及び循環ダクト(21)を箱体外側に設け、
排風ファン(6)から排出された排風を切替弁(22,23)により循環側に分流し、この分流排風を熱風室(12)に循環して穀物乾燥をする排風循環乾燥制御と、この排風循環乾燥制御における検出する穀物水分値が別途設定の休止基準水分値に達すると穀物乾燥を停止する乾燥休止制御とを行う制御部(F)を備え、
上記制御部(F)は、排風循環乾燥制御における検出水分値が休止基準水分値に到達するまでの所定の水分値範囲について切替弁(22,23)を全排出まで徐々に開いて排風循環率を所定速度で漸減させた後に乾燥休止制御を行うことを特徴とする排風循環式穀物乾燥機。 - 箱体内部に、穀粒が流下する穀粒流下通路(13)と、熱風室(8)および排風室(12)とを形成し、排風室(12)から排風ファン(6)で吸引された排風を箱体外側に排出案内する排風ダクト(20)を設け、排風ダクト(20)を通過する排風を熱風室(8)に供給する循環ダクト(21)を設け、
排風ファン(6)を箱体内側に設け、排風ダクト(20)及び循環ダクト(21)を箱体外側に設け、
排風ファン(6)から排出された排風を切替弁(22,23)により循環側に分流し、この分流排風を穀物乾燥部(3)に循環して穀物乾燥をする排風循環乾燥制御と、この排風循環乾燥制御における経過時間が別途設定の休止基準時刻に達すると穀物乾燥を停止する乾燥休止制御とを行う制御部(F)を備え、
上記制御部(F)は、排風循環乾燥制御における経過時間が休止基準時刻に到達するまでの所定の時間範囲について切替弁(22,23)を全排出まで徐々に開いて排風循環率を所定速度で漸減させた後に乾燥休止制御を行うことを特徴とする排風循環式穀物乾燥機。 - 前記制御部(F)は、乾燥休止制御中は、切替弁(22,23)を排出全閉制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の排風循環式穀物乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009125752A JP5428530B2 (ja) | 2009-05-25 | 2009-05-25 | 排風循環式穀物乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009125752A JP5428530B2 (ja) | 2009-05-25 | 2009-05-25 | 排風循環式穀物乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010271021A JP2010271021A (ja) | 2010-12-02 |
JP5428530B2 true JP5428530B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=43419194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009125752A Active JP5428530B2 (ja) | 2009-05-25 | 2009-05-25 | 排風循環式穀物乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5428530B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8726535B2 (en) | 2008-12-16 | 2014-05-20 | Pioneer Hi Bred International Inc | Method, apparatus and system for controlling heated air drying |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947827B2 (ja) * | 1977-07-22 | 1984-11-21 | 静岡製機株式会社 | 穀物の乾燥方法 |
JP4737048B2 (ja) * | 2006-11-27 | 2011-07-27 | 井関農機株式会社 | 排風還流式穀物乾燥機 |
JP5251029B2 (ja) * | 2007-07-20 | 2013-07-31 | 井関農機株式会社 | 穀粒乾燥方法 |
-
2009
- 2009-05-25 JP JP2009125752A patent/JP5428530B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010271021A (ja) | 2010-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6464564B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP5428530B2 (ja) | 排風循環式穀物乾燥機 | |
JP5211856B2 (ja) | 排風循環型穀粒乾燥機 | |
JP5359554B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP4696940B2 (ja) | 穀粒乾燥機 | |
JP5641111B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP2016061497A (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP5750881B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP2008133975A (ja) | 排風還流式穀物乾燥機 | |
JP5812125B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP2007205600A5 (ja) | ||
JP5601054B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP6137469B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP2012127621A5 (ja) | ||
JP5292924B2 (ja) | 排風循環式穀粒乾燥機の排風循環量制御方法 | |
JP5765007B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP4241367B2 (ja) | 穀粒乾燥機 | |
JP5040384B2 (ja) | 排風循環式穀物乾燥機 | |
JP2009287830A5 (ja) | ||
JP5034695B2 (ja) | 循環式穀粒乾燥機 | |
JP2005188878A5 (ja) | ||
JP2017133759A (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP2592996B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
JP2592997B2 (ja) | 除湿乾燥機 | |
JP4374733B2 (ja) | 穀粒乾燥機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5428530 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |