JP5601054B2 - 穀物乾燥機 - Google Patents
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Description
した穀物乾燥部と、この穀物乾燥部の前後に対応配設されてバーナによる熱風を上記熱風
室に供給する熱風供給部および上記排風室から排風ファンによって排風を分流可能に排出
する排風排出部と、これら熱風供給部と排風排出部の間を連通して分流排風を熱風と合流
させるための戻しダクトとを備える穀物乾燥機において、上記熱風室に戻しダクトを貫通
配置し、この戻しダクトの始端部に近接して排風排出部から熱風室に連通する後部開口を
形成し、
さらに前記後部開口には、熱風室に向かう分流排風を戻しダクトの外周に沿って案内す
る外周ダクトを設けたことを特徴とする。
する外周ダクトを設けるので、穀物乾燥機は、後部開口から熱風室に向かう分流排風が外
周ダクトによって戻しダクトの外周に沿って熱風室の内方まで案内されることから、熱風
室内における分流排風と熱風の混合がより促進されるとともに、排風室側から吸引作用を
受ける熱風室が後部開口を介して戻しダクトの始端部と連通していても、熱風室と戻しダ
クトとの間に外周ダクトによる通風抵抗が作用することから、分流排風圧が作用しない場
合に熱風室から戻しダクトに作用する負圧が緩和される。
長の1/8〜1/4の長さに形成してなることを特徴とする。
上記穀物乾燥機は、外周ダクトを戻しダクトに対して所定の長さに形成することにより
、分流排風圧によって熱風室に送られる分流排風の良好な混合と、熱風室から戻しダクト
に作用する負圧の効果的な抑止とが、ともに確保される。
周ダクトによって戻しダクトの外周に沿って熱風室の内方まで案内されることから、熱風
室内における分流排風と熱風の混合がより促進されて穀物全体の均等乾燥に寄与するとと
もに、排風室側から吸引作用を受ける熱風室が排風排出部の後部開口を介して戻しダクト
の始端部と連通していても、熱風室と戻しダクトとのあいだに外周ダクトによる通風抵抗
が作用することから、分流排風圧が作用しない場合に熱風室から戻しダクトに作用する負
圧が緩和されるので、バーナからの熱風逆流による戻しダクト内の火災を防止しつつ、排
風排出部を全排出として熱風のみによる通常乾燥の際の戻しダクト内の火災につながるバ
ーナからの熱風逆流を防止することができる。
に対して所定の長さに形成することにより、分流排風圧によって熱風室に送られる分流排
風の良好な混合による穀物全体の均一乾燥を確保するとともに、熱風室から戻しダクトに
作用する負圧を緩和して安定した通常乾燥を合わせて確保することができる。
図1、図2は、それぞれ穀物乾燥機の穀物乾燥部の内部構成を説明する透視斜視図、正面図である。
穀物乾燥機は、機体の上部で穀粒を貯留する貯留部(不図示)から穀粒を受けつつ一定速度で下端から繰出しながら乾燥する穀物乾燥部3、この穀物乾燥部3で乾燥した穀粒を集めて再度貯留部に移送するための集穀部4とを設ける。そして貯留部に張り込まれた穀粒は穀物乾燥部3で乾燥されて集穀部4から再度貯留部に供給され調質される構成で外観が箱体状のいわゆる穀物循環式の構成である。そして、本実施の形態では、後述するバーナ5側を前側(前面)、排風ファン6側を後側(背面)と呼ぶ。
また、戻しダクト27,27の始端部に近接して排風排出部Bから熱風室8,8に連通する所定面積の後部開口R,R、すなわち、排風排出部Bからの排風圧下で設定風速以内に抑えうる面積の後部開口R,Rを形成し、この後部開口R,Rには、分流排風を戻しダクト27,27の外周に沿って所定距離を案内する長さ、すなわち、排風排出部Bからの排風圧が作用しない状態において、熱風室8,8からの吸引圧力によっても戻しダクト27,27の始端部が負圧にならない程度の通風抵抗を確保しうる外周ダクト28,28を設ける。
例えば、排風を全て箱体外側に排出するときには第二調節弁22を全閉とすると共に、第一調節弁23を全開とし、排風の略全てを箱体内側に戻すときには第二調節弁22を全開とし第一調節弁23を全閉とする。
排風排出部Bの排風ファン6の稼動により、熱風供給部Aから熱風Hが左右の熱風室8,8に供給され、この熱風Hが左右の穀粒流下通路13,13を通過することによって穀粒を乾燥し、その排風Eが排風室12から排風ファン6によって吸引排出され、また、排風Eの一部を循環ダクト21から左右の戻しダクト27,27を介して箱体前側に戻され、熱風供給部Aで熱風Hと混合して熱風室8,8に供給することにより、高速乾燥が可能となる。
第1に、排風室12は、頂部を左右の傾斜ガイド部13a,13aによって山形に形成するとともに、それぞれの下部に穀粒流下通路13,13を形成し、これら左右の穀粒流下通路13,13の間に排風ファン6を配置してその上部の左右の傾斜ガイド部13a,13aの間に駆動用のファンモータ61を配置することにより、傾斜ガイド部13a,13aによって挟まれる空間に外付けのファンモータ61が収容されることから、無駄なスペースを生かして簡易な構成の乾燥装置をコンパクトに構成することができる。
乾燥機の動作制御は、システム構成図を図6に示すように、制御部Fの入力側には、温度センサTA、湿度センサHA、水分計10等の信号を入力し、これらの状態に応じて機器制御可能に、バーナ5、排風ファン6、切替弁を構成する第一調節弁23と第二調節弁22等の構成機器を出力側に接続する。
乾燥機の休止制御は、排風の温度を監視することにより、胴割が発生しないレベルまで穀温を下げた後に行う。また、休止乾燥モード運転中の休止時は、空気の出入りを防止するために切替弁を全閉にする(S3c)。この全閉制御によって運転休止時に切替弁を閉じることで、空気の出入りを防ぎ、外気の影響を受けにくくすることで、余計な乾燥進行を防ぎ、機体内の穀物状態の均一化を進めることができる。
乾燥機の停止制御は、高速乾燥の場合は乾燥が速いので運転終了が夜半であることが多く、乾燥穀物の取出までの長時間の放置の間に、外気条件によって休止運転中に空気の出入りが起こると、通風部のみが乾燥が進んだり、あるいは水分が戻ったりすることがあることから、排風ダクトの排出側を閉じて外気の出入りを防止するモードを設け、乾燥が仕上がり、本機運転を終了する際は、切替弁を全閉に制御する(S5a〜S5c)。
次に、排風循環の開始時期については、運転開始から所定時間の経過を待ってもごみが多い時は燃焼悪化を招き、また、運転開始からの穀物一巡を待っていると時間が無駄になることがあるので、図9の開始時期の特性線図に示すように、初期水分値に応じて排風循環開始時期を決定することにより、無駄時間を抑えつつ、バーナ燃焼を確保することができる。
次に、熱風および排風の別の通路構成例について説明する。
熱風供給部Aには、図11の要部正面図を示すように、穀物乾燥部3の前面板3aの側の両側部に上段と下段の熱風室供給口P1,P2を熱風室8,8に臨んで形成し、その中段位置に左右の戻しダクト27,27を配置し、その終端口の内方位置に左右の抵抗板71,71を配置する。
4 集穀部
5 バーナ
6 排風ファン
8 熱風室
12 排風室
13 穀粒流下通路
27 戻しダクト
28 外周ダクト
A 熱風供給部
B 排風排出部
E 排風
H 熱風
P 熱風室供給口
R 後部開口
Claims (2)
- 穀粒が通過する穀粒流下通路(13)を挟んで熱風室(8)と排風室(12)とを形成
した穀物乾燥部(3)と、この穀物乾燥部(3)の前後に対応配設されてバーナによる熱
風を上記熱風室(8)に供給する熱風供給部(A)および上記排風室(12)から排風フ
ァン(6)によって排風を分流可能に排出する排風排出部(B)と、これら熱風供給部(
A)と排風排出部(B)の間を連通して分流排風(E)を熱風(H)と合流させるための
戻しダクト(27)と、を備える穀物乾燥機において、
前記熱風室(8)に戻しダクト(27)を貫通配置し、この戻しダクト(27)の始端部
に近接して排風排出部(B)から熱風室(8)に連通する後部開口(R)を形成し、
さらに前記後部開口(R)には、熱風室(8)に向かう分流排風(E)を戻しダクト(27)
の外周に沿って案内する外周ダクト(28)を設けたことを特徴とする穀物乾燥機。
- 前記外周ダクト(28)は、戻しダクト(27)の全長の1/8〜1/4の長さに形成
してなることを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥機。
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JP5251029B2 (ja) * | 2007-07-20 | 2013-07-31 | 井関農機株式会社 | 穀粒乾燥方法 |
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2010
- 2010-07-05 JP JP2010152616A patent/JP5601054B2/ja not_active Expired - Fee Related
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