JP6935611B2 - ロードキャリア - Google Patents

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Description

本発明は、クロスバーを車両のルーフに固定するためのルーフラック脚部に関する。さらには、本発明は、当該ルーフラックとクロスバーとを備えている装置、及び当該装置を備えているルーフラックとに関する。
ルーフラックは、車両のルーフに固定可能とされる一連の梁を備えている。当該ルーフラックは、例えば旅行鞄、自転車、カヌー、カヤック、スキーや様々なキャリア及びコンテナのような、嵩張る物品を運搬するために利用される。一般に、ルーフラックは、車両の幅方向においてルーフの上方に延在しているクロスバーを備えている。クロスバーは、ローフラック脚部を介して車両ルーフに取り付けられている。ルーフラック脚部には、様々なタイプが存在する。車両ルーフが、例えばルーフレールのような固定手段を一切備えていない場合には、ルーフラック脚部は、車両ルーフとドアの開口部との間に締付可能とされる締付ラック型(clamp-rack)とされる。代替的には、ルーフラック脚部は、隆起型レール(raised-rail type)又は面一型(flush-rail type)とされ、車両の長手方向に延在しているレールに固定される。隆起型レールは、車両ルーフから離隔して設けられており、面一型レールは、車両ルーフに近接して延在しているか、及び/又は車両ルーフに一体化されている。クロスバーをルーフラック脚部に固定するために、ルーフラック脚部は、クロスバーのキャビティに挿入するためのアンカー部分を備えている。このようなルーフラック脚部は、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に開示されている。さらに、特許文献4は、ルーフラックバーを車両のレールに固定するための一組の締付アセンブリを含む車両ルーフラックアセンブリに関する。
欧州特許出願公報第2995502号明細書 欧州特許出願公報第2586661号明細書 ドイツ国特許出願公報第102014207832号明細書 米国特許第7367481号明細書
第1の実施態様では、本発明は、クロスバーを車両のルーフに固定するためのルーフラック脚部に関する。車両は、乗用車や商用車とされる。本発明におけるルーフラック脚部は、クロスバーを車両の荷台に、例えばピックアップトラックの荷台に固定するのに適している。クロスバーは、取り付けられた状態において車両を横断して幅方向に延在している断面要素である。クロスバーは、当該クロスバーの長手方向に延在しているスロットを具備する底壁を備えている。クロスバーの長手方向は、当該クロスバーの代表長さ方向である。クロスバーの底壁は、クロスバーが車両のルーフに意図した態様で取り付けられた場合にクロスバーの下面に配置されている表面である。スロットは、クロスバーの長さ全体に沿って延在しているか、又はクロスバーの一部分のみに沿って設けられている。クロスバーは、クロスバーの幅方向においてスロットに隣り合っている底壁の内側に当接面を形成するためのキャビティを備えている。底壁の内側は、クロスバーの中心に向かって方向づけられており、キャビティに隣接している。従って、クロスバーの当接面は、クロスバーの内側に設けられており、スロット及びキャビティを介して外側から延在している。スロットは、スロットの対称線である中心線を備えており、中心線は、クロスバーの長手方向に延在している。
ルーフラック脚部は、クロスバーの底壁を支持するための支持面を備えている。支持面は、意図した態様で車両のルーフに取り付けられた場合に、ルーフラック脚部の上面に設けられている。さらに、ルーフラック脚部は、ルーフラック脚部を車両のルーフに締め付けるための第1の締付部分及び第2の締付部分を備えている。好ましくは、第1の締付部分と第2の締付部分とは、第1の締付部分と第2の締付部分との間に車両のルーフのルーフレールを締め付けるように構成されている。ルーフレールは、上述のように、面一型レール又は隆起型レールとされる。代替的には、第1の締付部分と第2の締付部分とは、車両のルーフと一体に形成されているか又は車両のルーフに取り外し可能に設けられているポット状要素に、ルーフラック脚部を締め付けるように構成されている。
さらに、本発明におけるルーフラック脚部の第2の締付部分は、アンカーアームを具備するアンカーを備えている。本発明におけるアームは、近位端と遠位端とを備えており、近位端が、対象物に設けられており、遠位端が、当該対象物から離隔して設けられている。好ましくは、アンカーアームは、板状のアンカーアームとされる。板状のアンカーアームは、所定の長さ、所定の幅、及び所定の厚さを備えており、長さと幅とは、厚さと比較して極めて大きいので、アンカーアームは、板状の形状を示している。板状のアンカーアームの厚さは一定であるか、又は当該アンカーアームの板状の性質の全体に影響を及ぼさないように変動している。第2の締付部分すなわちアンカーは、クロスバーの底壁が支持面に支持されている場合に、スロットを通じてキャビティの内部に延在するように構成されている。特に、第2の締付部分は、アンカーアームとクロスバーの当接面との係合によって、クロスバーをルーフラック脚部の支持面にロックするように構成されている。本発明における支持面に対するクロスバーのロックは、クロスバーがルーフラック脚部に固定されることによって、当該固定が、ルーフラック脚部の意図された利用の際にルーフラック脚部に作用する負荷に耐え得ることを示している。
ルーフラック脚部は、クロスバーがルーフラック脚部にロックされた場合に、アンカーアームが当接面に直立するように構成されている。従って、アンカーアームは、クロスバーにロックされた場合に、当接面上に配置されていない。言い換えると、ロックされた状態では、アンカーアームの代表長さ成分のうち一の代表長さ成分は、当接面に対する法線方向における長さ成分を少なくとも呈している。さらに、本発明におけるルーフラック脚部は、当接面の上面図において、アンカーアームが延伸角度αでクロスバーの中心線から離隔するように少なくとも部分的に延在するように構成されている。当接面の上面図は、当接面に対する法線方向における図である。さらに、離隔するように少なくとも部分的に延在するとは、アンカーアームが、当該上面図におけるアームの代表長さ方向がクロスバーの中心線に対して垂直な成分を具備する区間を少なくとも備えていることを示している。しかしながら、アンカーアームは、代表長さ方向が中心に対して平行とされる1つ以上の部分をさらに含んでいる。延伸角度は、当該上面図におけるアンカーアームの代表長さ方向とロックされた状態におけるクロスバーのスロットの中心線とが成す角度を記述している。当該延伸角度は、アンカーアームに沿って変化する場合がある。さらに、アンカーアームは、アンカーと一体に形成されている。
本発明は、例えば破壊試験において一層良好な結果を可能とする高い機械的特性を具備するルーフロック脚部を提供する。アンカーアームが当接面に対して直立して方向づけられているので、当接面を介してアンカーアームに作用する力によって誘発される湾曲に対するアンカーアームの耐性が非常に高くなる。さらに、アンカーアームがクロスバーの中心線から離隔するように延在していることに起因して、アンカーアームの全体は転換点の近傍に設けられるので、これによりクロスバーの当接面に作用する係留力が大きくなる。さらに、アンカーアームがクロスバーの中心線から離隔するように延在していることに起因して、第2の締付部分の回転点に関するアンカーアームのレバー変位が小さくなり、これによりアンカーアームの内部における圧力勾配が小さくなる。これら効果のすべてを組み合わせた結果として、クロスバーとルーフラック脚部との間における係留力を高めつつ、非常に高い安定性を有するルーフラック脚部を得ることができる。その結果として、露出した精度の低いウィングバー形状が利用可能とされるので、ルーフラック脚部のコスト及び複雑度を低減することができる。
一の実施例では、アンカーアームが、第1の表面と第2の表面とを備えている。第1の表面は、厚さによって定義されており、第2の表面は、前記アンカーアームの代表長さによって、すなわちアンカーアームの長さ及び幅/高さによって定義されている。アンカーアームが板状アンカーアームとされる場合には、第1の表面は、アンカーアームの前面/前方表面/端面のうちいずれかによって形成されており、第2の表面は、アンカーアームの板状面によって形成されている。ルーフラック脚部は、クロスバーがルーフラック脚部にロックされた場合に、当接面の上面図において第1の表面が当接面と係合するように、且つ、第2の表面が延伸角度でクロスバーの中心線から離隔するように延在するように構成されている。表面が所定の線から離隔するように延在している場合には、当該表面は、当該表面部分の法線ベクトルが当該線に対して垂直に方向づけられていない部分を少なくとも備えている。言い換えると、当該表面の当該部分の法線ベクトルと当該線とは、90°ではなく角度で互いに対して方向づけられている。第2の表面は、当接面に対して垂直に方向づけられているか又は当接面に対して異なる角度で傾斜している部分を少なくとも備えている。さらに、第2の表面は、平面又は湾曲面とされる。好ましくは、第2の表面は、平坦部分と湾曲部分とを少なくとも呈している。
一の実施例では、ルーフラック脚部は、クロスバーがルーフラック脚部にロックされている場合に、当接面に対して垂直に且つクロスバーの中心線に対して平行に方向づけられているアンカーアームの断面図において、当接面に沿ったアンカーアームの長さが当接面に対して垂直なアンカーアームの長さより短くなるように構成されている。言い換えると、当該断面図において、アンカーアームの高さはアンカーアームの幅より大きい。当接面に対して垂直なアンカーアームの長さは、当該断面図におけるアンカーアームの高さに関連しており、アンカーアームの高さは、当接面に対して垂直な長さとして定義されている。
一の実施例では、クロスバーの当接面と係合しているアンカーアームの表面は、突起を備えている。突起は、当接面の全体又は一部分のみと係合している表面に沿って形成されている。突起は、アンカーアームの材料によって形成されているか、又はアンカーアームに取り付けられている別の部品とされる。複数の突起がアンカーアームに設けられている場合もある。突起は、アンカーアームの厚さ全体に沿って延在している。突起は、当接面と点接触及び/又は線接触するように構成されている。好ましくは、突起は、アンカーアームの遠位端に設けられている。当該実施例によって、例えばアンカーアームとクロスバーとのある種の嵌合(form-fit)を可能とするために、係留力が局所的に高められる。これにより、クロスバーをルーフラック脚部に対して一層強固に固定することができる。
一の実施例では、ルーフラック脚部のアンカーアームは、当接面の上面図において、延伸角度に到達する湾曲形状を呈している。これにより、アンカーアームを延伸角度に滑らかに移行させることができるので、安定性が高められる。好ましくは、湾曲形状は、当該上面図においてアンカーアームの延伸長さの少なくとも半分に沿って存在している。延伸長さは、当該上面図において、近位端から遠位端に至るアンカーアームの長さとして定義されている。
一の実施例では、延伸角度は、45°〜90°とされる。このような顕著に大きい延伸角度によって、アンカーアームの内側における圧力勾配の低減と係留力の増大という技術的効果を特に実現することができる。好ましくは、延伸角度が60°〜75°とされ、70°とされる場合がある。これにより、アンカーアームとクロスバーとを摩擦嵌合を介してロック可能とするために、クロスバーの長手方向においてアンカーアームとクロスバーとの大きい十分な係合を提供しつつ、顕著に大きい係留力を実現することができる。
一の実施例では、アンカーアームは、板状のアンカーアームとされ、矩形状の断面を備えている。これにより、アンカーアームを従来からの金属プレートから形成することができるので、交差効果がある(cross-efficient)。アンカーアームの高さは、アンカーアームの厚さより好ましくは少なくとも1.5倍、より好ましくは少なくとも3倍、さらにより好ましくは少なくとも5倍大きい。アンカーアームの高さ及び厚さのこれら寸法関係によって、高い安定性及び大きい係留力という上述の技術的効果を良好に実現することができる。
一の実施例では、アンカーが、クロスバーの幅方向においてスロットの反対側に設けられたさらなる当接面と係合するために、アンカーと一体に形成されているさらなるアンカーアームをさらに備えている。言い換えると、ルーフラック脚部は、クロスバーの幅方向におけるスロットの両側にアンカーアームを呈するように構成されている。2つのアンカーアームは、好ましくは当接面の上面図において、クロスバーがルーフラック脚部にロックされている場合にスロットの中心線に関して対称に形成されている。スロットの両側に設けられている2つのアンカーアームは、クロスバーをルーフラック脚部に一層強固に固定することができる。さらに、第2の締付部分をクロスバーの中心に関して対称に又は略対称に形成することによって、第2の締付部分の応力が低減される。
一の実施例では、アンカーが、クロスバーがルーフラック脚部に固定されている場合にクロスバーの当接面に対して上方に方向づけられている、2つのプレート部分を備えている。好ましくは、2つのプレート部分は、当接面の上面図において、当該プレート部分が、直立したアンカーアームを形成するために、スロットの中心線に沿って互いに隣接して延在するように、且つ互いから離隔するように転向するように構成及び配置されている。アンカーアームはそれぞれ、中心線から離隔するように延伸角度で転向している。当該実施例によって、強固なアンカーアームを実現させることができる。当該アンカーアームはプレート部分から形成されており、固定手段を介してプレート部分に取り付けられていないからである。
一の実施例では、当接面の上面図において、2つのプレート部部分は、当該プレート部分が互いに隣接して延在し、互いから離隔するように転向し、平行に且つ互いから離隔して延伸し、アンカーアームを形成するために蓋退部互いから離隔するように転向している形状を、中心線に向かって呈している。好ましくは、これら異なる部分が、記載した順序で設けられている。
一の実施例では、2つのプレート部分が、スロットを通じて延在しており、クロスバーの底壁の下方において互いに対して一体的に接続されている。好ましくは、2つのプレート部分が、単一の金属プレートによって形成されている。代替的には、2つのプレート部分を互いに対して溶接又は接着することによって、一体的な接続が実現されている。当該実施例によって、非常に頑丈でコスト効率に優れたルーフラック脚部が実現可能となる。
一の実施例では、ルーフラック脚部は、調整機構を備えており、調整機構を動作させることによって、ルーフラック脚部は、車両のルーフに締め付けられる。好ましくは、調整機構を動作させることによって、ルーフラック脚部は、第1の締付部分と第2の締付部分との間に締め付けられる。調整機構は、機械式及び/又は電気式及び/又は液圧式で作動される。調整機構は、利用者の手作業によって及び/又は制御システムを介して電気式で作動される。好ましくは、クロスバーも、調整機構を動作させることによって、ルーフラック脚部の支持面にロックされる。例えば、調整機構が動作した場合に、第1の締付部分と第2の締付部分とは、ルーフレールを第1の締付部分と第2の締付部分との間に締め付けるために、最初に互いに向かって移動される。ルーフレールが第1の締付部分と第2の締付部分との間に締め付けられると、調整機構をさらに動作させることによって、第2の締付部分が回転され、これによりアンカーアームとクロスバーの当接面との係合を介して、クロスバーがルーフラック脚部にロックされる。好ましくは、第2の締付部分が、支持面の下方に配置されている回転点を中心として回転される。このことは、レバーが大型化され、これにより係留力が大きくなる点において優位である。
さらに、本発明の第1の実施態様は、クロスバーと、本発明の第1の実施態様と関連させて上述した実施例のうち一の実施例におけるルーフラック脚部とを備えている装置に関する。クロスバーは、クロスバーの長手方向において延在しているスロットを具備する底壁と、クロスバーの幅方向においてスロットに隣接して、底壁の内側に当接面を形成するためのキャビティと、を備えている。スロットは、中心線を備えている。当該装置は、クロスバーがルーフラック脚部にロックされた場合に、当接面に対して垂直なアンカーアームの長さが当接面に対して垂直なキャビティの長さより短くなるように構成されている。従って、アンカーアームの頂部とキャビティの頂部との間には、自由空間が存在する。言い換えると、アンカーアームは、キャビティの頂部にロックされておらず、キャビティの底壁のみにロックされている。このことは、低複雑度の装置を提供する。さらに、本発明の第1の実施態様は、上述の実施例のうち一の実施例における装置を具備するルーフラックに関する。上記内容から、個々の特徴及び利点を理解することができる。
本発明の一の実施例における、ルーフラック脚部及びクロスバーを具備する装置の斜視図である。 図1の断面A−Aにおける当該装置の単純化した概略的な断面図である。 図1に表わすクロスバーの斜視図である。 図3に表わす断面B−Bにおけるクロスバーの単純化した概略的な断面図である。 図1に表わすルーフラック脚部の斜視図である。 図5に表わすルーフラック脚部の上面図である。 図5に表わすルーフラック脚部の底面図である。 図6に表わす断面E−Eにおけるルーフラック脚部の概略的な長手方向断面図である。 図5に表わすルーフラック脚部の第1の締付部分を形成している構成要素を表わす。 図5に表わすルーフラック脚部の第1の締付部分を形成している構成要素を表わす。 図5に表わすルーフラック脚部の第1の締付部分を形成している構成要素を表わす。 図5に表わすルーフラック脚部の第1の締付部分を形成している構成要素を表わす。 図5に表わすルーフラック脚部の第2の締付部分の斜視図である。 図13に表わす第2の締付部分の別の斜視図である。 第2の締付部分とクロスバーとの相互作用を表わすための、図2に表わす断面F−Fにおける概略的な長手方向断面の拡大図である。 図13に表わす第2の締付部分のスリーブの斜視図である。 図13に表わす第2の締付部分のスリーブの後面図である。 第2の締付部分のスリーブと第1の締付部分との相互作用を表わすための、図6の断面C−Cにおける概略的な断面図である。 第2の締付部分のスリーブと第1の締付部分との相互作用を表わすための、図6の断面D−Dにおける概略的な断面図である。 図5に表わすルーフラック脚部の蓋収容部の斜視図である。 図5に表わすルーフラック脚部の蓋の斜視図である。 図21に表わす蓋の斜視底面図である。 図21に表わす蓋の底面図である。 図6の断面E−Eにおける蓋のみの概略的な断面図である。 図6の断面E−Eにおける蓋収容部のみの概略的な断面図である。 図6の断面E−Eにおける蓋及び蓋収容部の組み合わせの概略的な断面図である。 本発明のさらなる実施例における、ルーフラック脚部及びクロスバーを具備する装置の斜視図である。 蓋が取り外された状態の、図27に表わす装置のルーフラック脚部の斜視図である。 図28に表わすルーフラック脚部の概略的な断面図である。 図27〜図29に表わすルーフラック脚部の調整機構のナットの斜視図である。 断面G−Gにおける、図30に表わすナットの断面図である。
図1は、本発明の一の実施例における、ルーフラック脚部1及びクロスバー2を備えている装置100の斜視図である。図1では、クロスバー2は透明な態様で表わされている。ルーフラック脚部1は、第1の締付部分3と第2の締付部分4とを備えている。第1の締付部分3は、締付セクション3.1と支持セクション3.2を含んでおり、図8に表わす長手方向断面図では、締付セクション3.1と支持セクション3.2とは、互いに対して傾斜している。第1の締付部分3の支持セクション3.2は、クロスバー2を支持するための支持面5を形成している頂面を備えている。第2の締付部分4は、クロスバー2をルーフラック脚部1に固定するためのアンカー部分6を備えている。図2は、図1に表わす断面A−Aに沿った装置100の簡略化した断面図である。図2に表わすように、装置100が取り付けられた状態では、クロスバー2は、第1の締付部分3の支持セクション3.2の支持面5に載置されている。さらに、第2の締付部分4のアンカー部分6は、クロスバー2を第1の締付部分3の支持セクション3.2の支持面5に押圧するために、クロスバー2の内側に配設されている。
図1及び図2に表わす装置100は、車両のルーフレール(図示しない)に取り付け可能とされる。具体的には、装置100は、隆起型レール式のルーフレールに取り付け可能とされる。車両は乗用車とされる場合がある。車両は、2つのルーフレールを備えており、当該ルーフレールは、当該車両の長手方向において互いに対して略平行に延在しており、車両の幅方向において互いから離隔してルーフの左周辺領域及び右周辺領域に配設されている。一方のルーフレールは、装置100を車両のルーフに固定するために、ルーフラック脚部1の第1の締付部分3と第2の締付部分4との間に締め付けられている。装置100は、車両の一方のルーフラック脚部の反対側に位置する他方のルーフレールに装置100のクロスバー2を固定するために、好ましくは同一の、さらなるルーフレール(図示しない)を備えている。従って、クロスバー2は、車両の幅方向に延在するように、ルーフラック脚部1を介して、車両の左側ルーフレール及び右側ルーフレールに取り付け可能とされる。車両は、車両の長手方向において第1の装置100から離隔した位置においてさらなるクロスバーをルーフレールに固定するために、2つのさらなるルーフラック脚部を備えている本発明における第2の装置を備えている場合がある。互いから離隔して車両のルーフに取り付けられている2つの装置は、ルーフラックを構成する。例えばルーフバスケット、バイクキャリア、及び/又はルーフボックスのような、さらなる装備が、ルーフラックに取り付けられており、さらなる装備は、例えば両方のクロスバーに固定されている場合がある。
図3は、図1及び図2に表わす装置100の斜視図である。図4は、クロスバーの断面B−Bに沿った簡略化した断面図である。図3及び図4に表わすように、クロスバー2は、例えばアルミニウムのような好ましくは金属材料及び/又はプラスチック材料から作られている輪郭要素7を備えている。輪郭要素7は、押し出し加工によって形成されている。クロスバー2は、長手方向Lcと幅方向Wcとを備えている。長手方向Lcは、クロスバー2の代表長さ方向を構成しており、幅方向Wcは、長手方向Lcに対して垂直に配置されており、クロスバー2が例えば車両のルーフに意図した態様で取り付けられている場合に車両のルーフに対して略平行に延在している。クロスバー2の輪郭要素7は、略中空に形成されており、頂壁7.1と底壁7.2と2つの側壁7.3,7.4とを備えている。頂壁7.1は、例えばT字状片のような固定手段(図示しない)を収容するために、クロスバー2の長手方向Lcに延在している溝8を形成している。上述のさらなる装備は、当該固定手段を介して、クロスバー2に取り付けられている。溝8は、天井要素8.1によって覆われている。天井要素8.1は、少なくとも2つのリップを備えており、当該リップは、溝8が天井要素8.1のリップによって覆われている際に固定手段(図示しない)を溝8に沿って滑動させるために、天井要素が取り付けられた状態において互いに向かって延在している。
クロスバー2の底壁7.2は、クロスバーの長手方向Lcにおいて延在しているスロット10を備えている。スロット10は、中心線cを備えており、クロスバー2の外側をクロスバー2の内側と接続するための開口部を形成している。さらに、クロスバー2は、クロスバー2の内側において頂面7.1から底面7.2に至るまで延在している2つの内壁7.5,7.6を備えている。図4の断面図に表わすように、内壁7.5,7.6は、クロスバー2の幅方向Wcにおけるスロット10の側方に配置されている。内壁7.5,7.6と頂壁7.1の内側と底壁7.2の内側とが、スロット10と接続しているキャビティ9を形成している。当接面11,11.1は、キャビティ9に隣り合っている底壁7.2の内側に形成されており、当接面11,11.1は、クロスバー2の幅方向Wcの両側においてスロット10に隣接して配置されている。
図5は、図1及び図2に表わす装置100のルーフラック脚部1の斜視図である。上述のように、ルーフラック脚部1は、第1の締付部分3と第2の締付部分4とを備えている。第1の締付部分3は、締付セクション3.1と支持セクション3.2とを備えており、締付セクション3.1と支持セクション3.2とは、実質的にL字状の形態となるように互いに対して配置されている。当該実施例では、Lの短いアームが締付セクション3.1によって形成されており、Lの長いアームが支持セクション3.2によって形成されている。図6及び図7のルーフラック脚部1の上面図及び下面図に表わすように、支持セクション3.2は、頂面14と底面15とを備えている。ルーフラック脚部1は、支持セクション3.2の頂面14と底面15との間において高さ方向HRに延在しているスロット12を備えている。さらに、スロット12は、ルーフラック脚部1の長手方向LRに延在している。当該実施例では、スロット12は、ルーフラック脚部1の幅方向WRにおいて、ルーフラック脚部1に関して対称に配置されている。頂面14は、クロスバー2の底壁7.2を支持するための支持面5を形成している。さらに、頂面14には、図4に表わすようにクロスバー2のキャビティ9の内部に滑入可能とされる案内要素13,13.1が設けられている。案内要素13,13.1は、ルーフラック脚部1の長手方向LRにおいてスロット12の前後に設けられている。さらに、図7に表わすように、支持セクション3.2の底面15は、ルーフラック脚部1の幅方向WRにおいて支持セクション3.2のスロット12に隣接して配設されている位置決め面16,16.1を形成している。ルーフラック脚部1の長手方向LRにおいて、位置決め面16,16.1は、スロット12の端部分に配置されており、当該端部分は、第1の締付部分3の締付セクション3.1の反対側に面している。
図9〜図12に表わすように、当該実施例では、第1の締付部分3は、4つの主要構成部品17,19,22,27から実質的に構成されている。図9に表わすベース部17は、L字状の形態とされ、締付セクション3.1とスロット12を具備する支持セクション3.2とを形成している。ベース部17は、例えば射出成形によって一体に形成されている。ベース部17は、第1の締付部分3の案内要素13,13.1と同様に、頂面14ひいては支持面15を形成している。以下に説明するように、第1の締付部分3は、ベース部17によって形成されている蓋収容部18をさらに備えている。蓋収容部18は、調整機構43の作動バー45を貫通させるための開口部18.1を備えている。調整機構43については、後述する。
第1の締付部分3は、図11に表わす保持部19をさらに備えている。保持部19は、また、略L字状に形成されており、ベース部17の下面に取り付けられるように構成されている。当該実施例では、保持部19は、L字状の形態とされる長い脚部に形成されている中央内側開口部20をさらに備えている。平坦な延長部分(図11には一の延長部分のみを表わす)は、互いに向かって保持部19の開口部20の内側に延在している。平坦な延長部21の底面が、図7に関連して上述した位置決め面16,16.1を形成している。
第1の締付部分3は、図10に表わす案内部22をさらに備えている。案内部22は、略矩形状の上側フレーム23を備えており、上側フレーム23は、開口部24を囲んでいる。さらに、案内部22は、2つの板状の案内部材25,25.1を備えており、案内部材25,25.1それぞれが、上側フレーム要素23に対して垂直に配置されている。開口部24に向かう内側において、案内部材25,25.1それぞれが、案内面26を形成している(図10には、一の案内面のみを表わす)。案内部22は、図9に表わすベース部17と図11に表わす保持部19との両方が互いに組み付けられている場合に、ベース部17と保持部19との間に固定されている。組み付けられている場合には、ベース部17のスロット12と案内部22の開口部24と保持部19の開口部20とが、第1の締付部分3の頂面14から底面15に至るまで延在している開口部を形成するように、互いに位置合わせされている。
さらに、第1の締付部分3は、図12に表わすレール部27を備えている。レール部27は、車両のルーフレールと係合するように最適化された表面形状及び/又は材料特性を提供するように、保持部分19の下面に取り付けられている。レール部27は、交換可能な態様で設けられている。
図13は、当該実施例のルーフラック脚部1の第2の締付部分4の斜視図である。第2の締付部分4は、アンカー28とスリーブ29とを備えている。当該実施例では、アンカー28は、図14に表わすように単一の金属製プレートから作られている。アンカー28は、2つのプレート部分30,31を実質的に備えており、プレート部分30,31は、アンカー28の底部分において互いに対して平行に且つ互いから離隔して延在しており、アンカー28の頂部分において互いに対して近接した状態で隣り合って延在している。プレート部分30,31は、当該底部分において互いから離隔しており、当該底部分において接続リンク32を介して互いに接続されている。さらに、アンカー28は、互いから離隔して延在している平頭な突起30.1,31.1と、接続リンク32とを備えている。平頭な突起30.1,31.1は、アンカー28の底部分に配設されている。プレート部分30,31が互いに近接して隣り合うように延在しているアンカー28の頂部分は、アンカーアーム30.2,31.2を具備するアンカー部分6を構成している。さらに、アンカー28のプレート部分30,31それぞれが、調整機構43の作動ボルト46を収容するためのボア33,34を備えている。調整機構43については、後述する。ボア33,34は、アンカー28の平頭な突起30.1,31.1とアンカー部分6との間に配置されている。
図16及び図17は、第2の締付部分4のスリーブ29の斜視図及び背面図である。当該実施例では、スリーブ29全体が、好ましくは射出成形によって単一の部品から作られている。スリーブ29は、アンカー28の底部分の接続リンク32と同様に、平行であるが離隔して配置されたプレート部分30,31を収容するための第1のチャンバ35を備えている。さらに、スリーブ29は、アンカー28の平頭な突起30.1,31.1を収容するための第2のチャンバ36及び第3のチャンバ37を備えている。スリーブ29は、ルーフラック脚部1が正常に動作している際にスリーブ29がアンカー28の底部分に固定されるように、アンカー28の底部分に押圧されるように構成されている。さらに、スリーブ29は、2つのタブ38,39を備えている。タブ38,39は、互いから離隔するように延在しており、スリーブ29の第1のチャンバ35の側面に取り付けられている。2つのタブ38,39は、スリーブ29の頂部分に取り付けられており、上方に延在しているので、スリーブ29の高さ方向においてスリーブ29の最高到達部分を構成している。タブ38,39の頂面それぞれが、配向面40,41を形成している。当該実施例では、配向面40,41は、略矩形状の平坦面とされる。さらに、スリーブ29は、例えば図7に表わすレール面42を備えている。レール面42は、車両のルーフのレールと係合するように構成されている。当該実施例では、レール面42は、タブ38,39と配向面40,41との反対側に面している。
図5〜図8から理解されるように、第2の締付部分4のアンカー28は、第2の締付部分4のアンカー部分6がルーフラック脚部1の頂面14ひいては支持面5の上方に配置されるように、第1の締付部分3のスロット12を通じて延在している。一方、図7に表わすように、第2の締付部分4のスリーブ29は、第1の締付部分3の底面15の下方に配置されている。さらに、ルーフラック脚部1は、第2の締付部分4が第1の締付部分3のスロット12の内側に移動可能に配設されるように構成されている。ルーフラック脚部1は、第2の締付部分4を第1の締付部分3に対して相対的に移動させるための調整機構43をさらに備えている。図8に表わすように、調整機構43は、作動バー45に接続されている作動装置44を備えており、作動バー45は、作動ボルト46に機械式で接続されている。図8から理解されるように、作動装置44は、蓋収容部18に配設されており、作動バー45は、開口部18.1を通じて、締付セクション3.1から支持セクション3.2及び第2の締付部分4に向かって延在している。作動ボルト46は、ボア33,34に支持されており、第2の締付部分4のアンカー28に機械式ロックされている。図8に表わすように、作動ボルト46は、図10に表わす第1の締付部分3の案内部22の案内面26と係合している。調整機構43の作動装置44を作動させることによって、第2の締付部分4は、作動ボルト46及び作動バー45を介して、第1の締付部分3の締付セクション3.1に対して相対的に移動される。第1の締付部分3と第2の締付部分4とのこのような相対移動は、作動ボルト46と第1の締付部分3の案内部22の案内面26との接触によって案内される。
図18及び図19は、第1の締付部分3と第2の締付部分4との離隔距離が最大である動作状態における、図6に表わす断面C−C(図18)及び断面D−D(図19)それぞれに沿ったルーフラック脚部1の断面図である。動作状態には、調整機構43を作動させることによって到達する。図18及び図19から理解されるように、このような動作状態では、第2の締付部分4のタブ38,39の配向面40,41は、図7に表わすように、第1の締付部分3の底面15において位置決め面16,16.1に当接している。このように配向面40,41が位置決め面16,16.1に当接するので、第1の締付部分3に対する第2の締付部分4の角度配向が固定される。特に上述の当接によって、第1の締付部分3の支持セクション3.2によって形成されている支持面5に対する、第2の締付部分4のアンカー28のアンカー部分6の角度配向が固定される。さらに、当該動作状態では、第2の締付部分4のアンカー28のアンカー部分6が、第1の締付部分3の支持セクション3.2の支持面5から離隔して配置されている。従って、第2の締付部分4のアンカー部分6は、クロスバー2のキャビティ9に容易に挿入可能とされる。アンカー部分6とクロスバー2の当接面11との係合が防止されるからである。調整機構43を動作させることによって、ルーフラック脚部1は、スリーブ29のタブ38,39の配向面40,41が第1の締付部分3の位置決め面16,16.1と係合していない異なる動作状態に移行される。当該異なる動作状態では、アンカー部分6は、第1の締付部分3の支持面5に対して相対的に回転可能とされる。
上述のように、第2の締付部分4のアンカー28のアンカー部分6は、アンカーアーム30.2,31.2を備えている。当該実施例では、アンカーアーム30.2,31.2は板状の形状とされ、矩形状の断面を呈している。
上述のように、アンカーアーム30.2,31.2は、アンカー28のプレート部分30,31から形成されているので、アンカー28と一体に形成されている。クロスバー2をルーフラック脚部1の第1の締付部分3の支持面5にロックするために、第2の締付部分4のアンカー部分6は、クロスバー2のキャビティ9に挿入される。上述のように、このようなステップの際に、第1の締付部分3と第2の締付部分4との離隔距離は、配向面40,41が第1の締付部分3の位置決め面16,16.1と係合するように最大とされる。その後に、調整機構43が、ルーフレール(図示しない)を第1の締付部分3と第2の締付部分4との間に締め付けるために、第2の締付部分4を第1の締付部分3に向かって移動させるように作動される。第1の締付部分3と第2の締付部分4とがルーフレール(図示しない)に接触すると、調整機構43は、第2の締付部分4すなわちアンカー部分6がクロスバー2のキャビティ9の内側に形成された当接面11,11.1に向かって回転するように、さらに作動される。このような回転を通じて、アンカー部分6のアンカーアーム30.2,31.2が、クロスバー2をルーフラック脚部1の支持面5に押圧させるように、クロスバー2の当接面11,11.1と係合する。このような状態は、図2(断面A−Aの断面図)及び図15(断面F−Fの拡大された縦断面図)に表わされている。
クロスバー2の当接面11,11.1の上面図である図15から理解されるように、アンカー28のプレート部分30,31は、スロット10の中心線cの向きにおいて互いに隣り合って且つスロット10の中心線cに関して対称に延在しており(区間a)、中心線cに関して対称に配置された状態で互いから離隔するように転向し(区間b)、互いに対して平行に且つ中心線cに関して対称に延在し(区間d)、アンカーアーム30.2,31.2を形成するために中心線cに関して対称に配置された状態を維持しつつ互いから離隔するように転向している(区間e)。当該実施例では、クロスバー2の当接面11,11.1の上述の上面図の区間eのみにおいて、プレート部分30,31すなわちアンカーアーム30.2,31.2が、クロスバー2の当接面11,11.1の上方に配置されている。特に図15に表わす上面図の区間a,b,dにおいて、プレート部分30,31は、スロット10の上方に配置されているが、当接面11,11.1の上方には配置されていない。図15に表わすように、アンカーアーム30.2,31.2は、延伸角度αに到達するように屈曲されている。直線区間dから延伸角度αに至る移行部分は、当該上面図において屈曲形状がアンカーアームの延伸長さlの半分に亘って呈するように、滑らかに形成されている。延伸長さlは、アンカーアーム30.2,31.2の近位端から遠位端に至るまで常にアンカーアーム30.2,31.2の厚さ方向tの中心を通過する経路に沿った長さである。当該実施例では、延伸角度αは約70°である。
さらに、アンカーアーム30.2,31.2それぞれが、クロスバー2の当接面11,11.1と係合するための第1の表面47,48を備えている。第1の表面47,48は、板状のアンカーアーム30.2,31.2の厚さtによって定義されている。当該実施例では、第1の表面47,48は、厚さtによって定義されていると共に突起30.1,31.1に面している、面である。第1の表面47,48それぞれが、アンカーアーム30.2,31.2の遠位端に配置されている突起49を備えている。さらに、アンカーアーム30.2,31.2それぞれは、アンカーアーム30.2,31.2の代表長さによって、すなわち厚さではない寸法によって定義されている第2の表面50,51を備えている。
第1の表面47,48が、アンカーアーム30.2,31.2の突起49を介して、クロスバー2の底壁7.2の当接面11,11.1と係合した場合に、アンカーアーム30.2,31.2とその第2の表面50,51とが、当接面11,11.1に直立し、延伸角度αでクロスバー2の中心線cから離隔するように延在する。このような構成では、第2の締付部分4のアンカー28のプレート部分30,31も、クロスバー2の当接面11,11.1に対して直立した状態で方向づけられている。当該実施例のアンカーアーム30.2,31.2の構成では、アンカーアーム30.2,31.2の高さh、すなわち図15に表わす状態において当接面11,11.1に対して垂直な長さが、板状のアンカーアーム30.2,31.2の厚さtより少なくとも5倍大きい。
さらに、図9に関連して上述したように、第1の締付部分3は、締付セクション3.1すなわち第2の締付部分4の反対側に面した側面に設けられている蓋収容部18を呈している。蓋収容部18は、調整機構43の作動装置44が設けられたキャビティを備えている。図20から理解されるように、当該実施例では、作動装置44は、ツールのための機械式インターフェースとして構成されている。言い換えれば、ツールが、蓋収容部18のキャビティに設けられた機械式インターフェース44と係合することによって、調整機構43が作動される。当該実施例では、蓋収容部18のキャビティは、略矩形状の断面を有している。蓋収容部18は、調整機構43の作動装置44、例えば機械式インターフェースを覆うための蓋52を収容するように構成されている。蓋収容部18は、ロック機構53を付加的に備えている。蓋52に挿入されたロック部材は、蓋52を蓋収容部18にロックするために、ロック機構53と係合可能とされる。これにより、例えばルーフラックの脱落や盗難の原因となる調整機構43の不慮の作動が防止される。
図21から理解されるように、蓋52は、蓋52の底面に設けられている解除ボタン54を備えている。さらに、図20及び図25から理解されるように、蓋収容部18は、蓋52の解除ボタン54を収容するための凹所55を蓋収容部18の底面に備えている。蓋収容部18は、アンダーカット56を蓋収容部18の上側に備えており、リップ状の突起57を蓋収容部18の下側に備えている。リップ状の突起57は、蓋52の解除ボタン54を収容するための凹所55の内側に配置されている。当該実施例では、アンダーカット56と突起57とは、第1の締付部分3の幅方向WRの中央に設けられている。さらに、図21、図22、及び図24から理解されるように、保護蓋52は、フック58を保護蓋52の上側に備えており、リップ状の突起59を保護蓋52の下側に備えている。フック58と突起59とは、保護蓋52の幅方向WRの中央に設けられている。保護蓋52を蓋収容部18にロックするために、保護蓋52のフック58は、保護蓋52の上側において、蓋収容部18のアンダーカット56に挿入され、突起59は、保護蓋52の下側において、蓋収容部18の下側に設けられた突起57を乗り越えて且つ突起57の後方に押し込まれ、これにより保護蓋52は、図26に表わすようにロック状態になる。蓋収容部18のアンダーカット56と突起57との組み合わせは、蓋52のフック58と突起59との組み合わせと同様に、蓋52を蓋収容部18にロックするためのロック装置61を構成している。
図22〜図24及び図26から理解されるように、保護蓋52の底面は、図26に表わす保護蓋52のロック状態において保護蓋52の内面すなわち第2の締付部分4に向かって面している側面に近位端pで支持されている揺動アーム60を備えている。近位端pでの接続にも関わらず、揺動アーム60は、自由状態で懸架されており、いかなる地点においても保護蓋52に接続されていない。揺動アーム60の遠位端dには、解除ボタン54が設けられている。近位端pと遠位端dとの間において、突起59が揺動アーム60の下面に配置されている。揺動アーム60と保護蓋52との接続は、突起59と蓋収容部18の突起57との係合を解除するために突起59を変位させるように、垂直な操作力によって解除ボタン54を上方に押すことによって、揺動アーム60が上方に回転されるように構成されている。これにより、蓋収容部18を取り外すために、保護蓋52を蓋収容部18から脱離するように回動させることができる。蓋52を蓋収容部18の内部に取り付けるために、上述のように、蓋52の下面に設けられた突起59が、蓋収容部18の下面に設けられた突起57を越えて滑動される前に、揺動アーム60の上方への移動を伴って、フック58はアンダーカット56に挿入される。当該実施例では、揺動アーム60及び解除ボタン54を含む保護蓋52の全体が、例えば射出成形によって一体に形成されている。
図27は、本発明の代替的な実施例における、ルーフラック脚部200とクロスバー250とを備えている装置300を表わす。クロスバー250は、略四角状の断面を呈している。図27では、クロスバーは透明な態様で表わされている。さらに、クロスバー250は、スロットと、キャビティとを備えており、第1の実施例に関連して説明したクロスバーに対応している。ルーフラック脚部200は、第1の実施例に関連して上述したように、クロスバー250を車両のルーフレールにロックするように構成されている。特に、ルーフラック脚部200は、クロスバー250を面一型レール式のルーフレールにロックするように構成されている。ルーフラック脚部200は、ルーフレール(図示しない)を第1の締付部分202と第2の締付部分203との間に締め付けるための第1の締付部分202及び第2の締付部分203と同様に、クロスバー250を支持するための支持面5を形成している本体201を備えている。第1の締付部分202は、本体201に対して静止した状態で設けられている。第2の締付部分203は、第1の締付部分202に対して移動可能に設けられている。特に、第2の締付部分203は、第2の締付部分203の上側部分にスリット207を備えており、第1の締付部分202の突出部分208は、スリット207を通じて延在しており、スリット207によって、第1の締付部分202及び第2の締付部分203は、互いに対して回動可能とされる。さらに、当該代替的な実施例におけるルーフラック脚部200は、第1の実施例に関連して上述したように、クロスバー250のキャビティに挿入するためのアンカー部分6を具備するアンカー204を備えている。第1の締付部分202は、第2の締付部分203の後方に且つアンカー204の前方に配設されている。アンカー部分6は、クロスバー250の当接面と係合することによってクロスバー250をルーフラック脚部200の支持面5にロックするために、図1〜図26に関連して説明した実施例のアンカーアームと同様に形成されているアンカーアームを備えている。アンカー204は、本体201ひいては支持面5に対して相対的に、回動支持部205を中心として回動可能に設けられている。
さらに、ルーフラック脚部200は、アンカー204の底面に機械式で接続されている調整機構206を備えている。特に、調整機構206は、回動支持部205の下方でアンカー204と係合し、回動支持部205は、アンカー204と調整機構206との係合部とアンカー部分6との間に配置されている。調整機構206を作動させることによって、第2の締付部分203は、ルーフレール(図示しない)を第1の締付部分202と第2の締付部分203との間に締め付けるために、第1の締付部分202に向かって移動可能とされる。ルーフレール(図示しない)が第1の締付部分202及び第2の締付部分203に接触すると、調整機構206をさらに作動させることによって、アンカー204は、先の実施例に関連して説明したように、アンカー部分6を支持面5に支持されているクロスバー250の当接面と係合させるために、回動支持部205を中心として回転される。さらに、ルーフラック脚部200のアンカー204は、アンカー部分6が支持面5から離隔するように回転される回転位置に向かって、バネ部材209を介して付勢される。これにより、アンカー部分6をクロスバー250のキャビティの内側の当接面と係合させること無く、クロスバー250をルーフラック脚部200の支持面5に容易に取り付けることができる。
調整機構206は、当該実施例ではナットとして構成されている作動要素210を備えている。図30及び図31は、ナット210を表わす。ナット210は、第1の端面212から第2の端面213に至るまでナット210の対称軸線sに沿って延在している馬鹿穴211を備えている回転対称要素として構成されている。ナットは、第1の端面212に隣り合っており、ツール(図示しない)のための機械式インターフェース214を構成している。当該実施例では、機械式インターフェースは、六角穴214として構成されており、六角キー(図示しない)は、ナット210を回転させるために六角穴214と係合可能とされる。ナット210は、反対側に位置する第2の端面213に隣り合っており、ナット210をネジ付きボルトに螺合させるための雌ネジ部215を形成している。雌ネジ部215と六角穴214との間には、ナット210の馬鹿穴211が、ネジ部及び機械式インターフェースのいずれも具備しないで設けられている。雌ネジ部215の長さは、六角穴214の長さに実質的に相当する。雌ネジ部215と六角穴214との間の部分の長さは、雌ネジ部215の長さの約2倍である。さらに、雌ネジ部215と六角穴214との間の部分の直径は、雌ネジ部215の直径より大きい。ナット210は、肩部216をさらに備えている。ナット210の長さ方向において、肩部216は略中央に設けられている。当該実施例では、肩部216は、ナット210の対称軸線sに関して回転対称に構成されているワッシャのように形成されている。肩部216は、ナット210の外面217から離隔するように延在している。
さらに、調整機構206は、係合要素220を備えている。当該実施例では、上述のように、係合要素220は、係合要素220の底部分においてアンカー204と機械式で接続されている。調整機構206は、係合要素220を並進移動させることによってアンカー204が回動支持部205を中心として回転されるように構成されている。当該実施例では、係合要素220は、第1の締付部分202の開口部218と第2の締付部分203の開口部219とを通じてアンカー204から離隔するように延在しているボルトとして形成されている。上述のように、第2の締付部分203は、ボルト220に対して相対的に移動可能とされる。ボルト220は、少なくとも第1の締付部分202から第2の締付部分203に向かう雄ネジ部を形成している。
ナット210は、第2の締付部分203の開口部219に挿入されており、ナット210の雌ネジ部215は、ボルト220の雄ネジ部に螺合されている。第1の締付部分202と第2の締付部分203との間に設けられた係合領域(z)において、ナット210とボルト220とは螺合される。さらに、六角穴214すなわち作動装置と、肩部216とが、第1の締付部分202の反対側に面している第2の締付部分203の側面に設けられている。
機械式インターフェース214と係合されたツールによってナット210を回転させることによって、ナット210は、肩部216を第1の締付部分202に向かって移動させるために、ボルト220に螺合される。肩部216は、第2の締付部分203の外面と係合し、これにより第2の締付部分203が、第1の締付部分202に向かって回転されるので、ルーフレールが第1の締付部分2020と第2の締付部分203との間に締め付けられる。第1の締付部分202と第2の締付部分203とがルーフレールと係合すると、作動装置を介してナット210をさらに回転させることによって、ナットは、ボルト220をアンカー204に向かって移動させるために、ボルト220とさらに螺合される。これにより、上述のように、バネ要素209の付勢力に抗して回動支持部205を中心としてアンカー204を回転させることができる。
1 ルーフラック脚部
2 クロスバー
3 第1の締付部分
3.1 締付セクション
3.2 支持セクション
4 第2の締付部分
5 支持面
6 アンカー部分
7 輪郭要素
7.1 頂壁(頂面)
7.2 底壁(底面)
7.3 側壁
7.4 側壁
7.5 内壁
7.6 内壁
8 溝
8.1 天井要素
9 キャビティ
10 スロット
11 当接面
11.1 当接面
12 (支持セクション3.2の)スロット
14 (支持セクション3.2の)頂面
15 (支持セクション3.2の)底面
16 位置決め面
16.1 位置決め面
17 ベース部
18 蓋収容部
18.1 開口部
19 保持部
20 中央内側開口部
21 延長部
22 案内部
23 上側フレーム
24 開口部
25 案内部材
25.1 案内部材
26 案内面
27 レール部
28 アンカー
29 スリーブ
30 プレート部分
30.1 突起
30.2 アンカーアーム
31 プレート部分
31.1 突起
31.2 アンカーアーム
32 接続リンク
33 ボア
34 ボア
38 タブ
39 タブ
40 配向面
41 配向面
42 レール面
43 調整機構
44 作動装置(機械式インターフェース)
45 作動バー
46 作動ボルト
47 第1の表面
48 第1の表面
52 蓋
53 ロック機構
54 解除ボタン
55 凹所
56 アンダーカット
57 突起
58 フック
59 突起
60 揺動アーム
61 ロック装置
100 装置
200 ルーフラック脚部
201 本体
202 第1の締付部分
203 第2の締付部分
204 アンカー
205 回動支持部
207 (第2の締付部分203の)スリット
208 (第1の締付部分202の)突出部分
209 バネ部材
210 作動要素(ナット)
211 馬鹿穴
212 第1の端面
213 第2の端面
214 六角穴
215 雌ネジ部
216 肩部
217 (ナット210の)外面
218 (第1の締付部分202の)開口部
219 (第2の締付部分203の)開口部
250 クロスバー
300 装置

Claims (15)

  1. クロスバー(2)を車両のルーフに固定するためのルーフラック脚部(1)であって、前記クロスバー(2)が、底壁(7.2)を備えており、前記底壁(7.2)が、前記クロスバー(2)の長手方向(Lc)において延在しているスロット(10)と、前記クロスバー(2)の幅方向(Wc)において前記スロット(10)に隣り合う前記底壁(7.2)の内面に当接面(11)を形成するためのキャビティ(9)とを備えており、前記スロット(10)が、中心線(c)を備えている、前記ルーフラック脚部(1)において、
    前記ルーフラック脚部(1)が、
    前記クロスバー(2)の前記底壁(7.2)を支持するための支持面(5)と、
    前記ルーフラック脚部(1)を前記車両の前記ルーフに締め付けるための第1の締付部分(3)及び第2の締付部分(4)、好ましくはルーフレールを前記第1の締付部分(3)と前記第2の締付部分(4)との間に締め付けるための前記第1の締付部分(3)及び前記第2の締付部分(4)であって、前記第2の締付部分(4)が、アンカーアーム(30.2)、好ましくは板状のアンカーアームを具備するアンカー(28)を備えており、前記アンカー(28)が、前記スロット(10)を通じて前記キャビティ(9)の内部に延在するように、且つ、前記アンカーアーム(30.2)と前記クロスバー(2)の前記当接面(11)との係合によって、前記クロスバー(2)を前記ルーフラック脚部(1)の前記支持面(5)にロックするように構成されている、前記第1の締付部分(3)及び前記第2の締付部分(4)と、
    を備えており、
    前記クロスバー(2)が前記ルーフラック脚部(1)にロックされた場合に、前記アンカーアーム(30.2)が、前記上面図において、前記アンカーアーム(30.2)の代表長さの方向が、前記クロスバー(2)の前記中心線(c)に対して垂直とされる成分を備えているように、前記アンカーアーム(30.2)が、前記当接面(11)に直立し、前記当接面(11)の上面図において、延伸角度(α)で前記クロスバー(2)の前記中心線(c)から離隔するように少なくとも部分的に延在しており、
    前記アンカーアーム(30.2)が、前記アンカー(28)と一体に形成されていることを特徴とするルーフラック脚部(1)。
  2. 前記アンカーアーム(30.2)が、厚さ(t)によって定義される第1の表面(47)と、前記アンカーアーム(30.2)の代表長さによって定義される第2の表面(50)とを備えており、
    前記クロスバー(2)が前記ルーフラック脚部(1)にロックされた場合に、前記第1の表面(47)が、前記当接面(11)と係合し、前記当接面(11)の上面図において、前記第2の表面(50)が、前記延伸角度(α)で前記クロスバー(2)の前記中心線(c)から離隔するように少なくとも部分的に延在していることを特徴とする請求項1に記載のルーフラック脚部(1)。
  3. 前記クロスバー(2)が前記ルーフラック脚部(1)にロックされた場合に、前記当接面(11)に対して垂直に且つ前記クロスバー(2)の前記中心線(c)に対して平行に方向づけられている前記アンカーアーム(30.2)の断面図において、前記当接面(11)に沿った前記アンカーアーム(30.2)の長さが、前記当接面(11)に対して垂直とされる前記アンカーアーム(30.2)の長さより短いことを特徴とする請求項1又は2に記載のルーフラック脚部(1)。
  4. 前記クロスバー(2)の前記当接面(11)と係合している前記アンカーアーム(30.2)の第1の表面(47)が、突起(49)、好ましくは前記アンカーアーム(30.2)の遠位端に設けられている突起(49)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)。
  5. 前記アンカーアーム(30.2)が、前記当接面(11)の上面図において、延伸角度(α)に到達する湾曲形状を呈しており、好ましくは、前記アンカーアーム(30.2)が、前記当接面(11)の上面図において、前記アンカーアーム(30.2)の延伸長さ(l)の少なくとも半分に沿って前記湾曲形状を呈していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)。
  6. 前記延伸角度(α)が、45°〜90°、好ましくは60°〜75°、より好ましくは70°とされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)。
  7. 前記アンカーアーム(30.2)が、板状のアンカーアームとされ、矩形状の断面を有しており、
    前記アンカーアーム(30.2)の高さ(h)が、前記アンカーアーム(30.2)の厚さ(t)の好ましくは少なくとも1.5倍、より好ましくは少なくとも3倍、さらにより好ましくは少なくとも5倍とされることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)。
  8. 前記アンカー(28)が、前記クロスバー(2)の幅方向(Wc)において前記スロット(10)の反対側に位置するさらなる当接面(11.1)と係合するために、前記アンカー(28)と一体に形成されているさらなるアンカーアーム(31.2)を備えており、
    前記アンカーアーム(30.2)と前記さらなるアンカーアーム(31.2)とが、前記クロスバー(2)が前記ルーフラック脚部(1)にロックされた場合に、前記当接面(11)の上面図において、好ましくは前記スロット(10)の前記中心線(c)に関して対称に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)。
  9. 前記アンカー(28)が、前記クロスバー(2)が前記ルーフラック脚部(1)にロックされた場合に前記クロスバー(2)の前記当接面(11,11.1)に対して直立して方向づけられている2つのプレート部分(30,31)を備えており、
    2つの前記プレート部分(30,31)が、前記当接面(11,11.1)の上面図において、前記スロット(10)の前記中心線(c)に沿って互いに隣り合って延在しており、直立した前記アンカーアーム(30.2,31.2)を形成するように互いから離隔するように転向しており、
    前記アンカーアーム(30.2,31.2)それぞれが、延伸角度(α)で前記中心線(c)から離隔するように転向していることを特徴とする請求項8に記載のルーフラック脚部(1)。
  10. 前記上面図では、前記中心線(c)の方向において、直立した2つの前記プレート部分(30,31)が、好ましくは以下の順序で、(a)互いに隣り合うように延在し、(b)互いから離隔するように転向し、(d)互いに対して平行であるが互いから離隔するように延伸し、(e)前記アンカーアーム(30.2,31.2)を形成するために、再び互いから離隔するように転向することを特徴とする請求項9に記載のルーフラック脚部(1)。
  11. 2つの前記プレート部分(30,31)が、前記スロット(10)を通じて延在しており、前記クロスバー(2)の前記底壁(7.2)の下方において互いに一体的に接続されており、
    2つの前記プレート部分(30,31)が、好ましくは単一の金属製プレート(28)によって形成されていることを特徴とする請求項9又は10に記載のルーフラック脚部(1)。
  12. 前記ルーフラック脚部(1)が、調整機構(43)を備えており、
    前記調整機構(43)を動作させることによって、前記ルーフラック脚部(1)が、前記車両の前記ルーフに締め付けられ、好ましくは、前記ルーフレールが、前記第1の締付部分(3)と前記第2の締付部分(4)との間に締め付けられ、好ましくは、前記クロスバー(2)が、前記ルーフラック脚部(1)の前記支持面(5)にロックされ、
    好ましくは、前記第2の締付部分(4)が、前記クロスバー(2)を前記支持面(5)にロックするために前記支持面(5)の下方に配置されている回転点を中心として回転されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)。
  13. クロスバー(2)の長手方向(Lc)において延在しているスロット(10)と、前記クロスバー(2)の幅方向(Wc)において前記スロット(10)に隣り合っている底壁(7.2)の内面に当接面(11)を形成するためのキャビティ(9)と、を具備する前記底壁(7.2)を備えている前記クロスバー(2)であって、前記スロット(10)が、中心線(c)を備えている、前記クロスバー(2)と、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載のルーフラック脚部(1)と、
    を備えていることを特徴とする装置(100)。
  14. 前記クロスバー(2)が前記ルーフラック脚部(1)にロックされた場合に、前記当接面(11)に対して垂直とされる前記アンカーアーム(30.2)の長さが、前記当接面(11)に対して垂直とされる前記キャビティ(9)の長さより短いことを特徴とする請求項13に記載の装置(100)。
  15. 請求項13又は14に記載の装置(100)を備えていることを特徴とするルーフラック。
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