JP6930085B2 - 中間ブーム、クレーン及び中間ジブ収納方法 - Google Patents
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Description
図1に、本発明の一実施形態に係るクレーンを示す。当該クレーンは、自走可能な本体部1と、この本体部1に支持されるクレーンアタッチメント2とを備える。このクレーンアタッチメント2は、それ自体が本発明の一つの実施形態である。
本体部1は、下部走行体3と、この下部走行体3の上に水平回転可能に配設される上部旋回体4とを有する。
当該クレーンアタッチメントは、本体部1の前部に一端が取り付けられ、起伏可能なラチス構造のブーム5と、このブーム5の先端に傾動可能に連設されるラチス構造のジブ6と、ブーム5の車両部1近傍部分からブーム5及びジブ6に沿って延出してジブ6の先端から垂下され、先端にフックが設けられるロープ7とを備える。また、当該クレーンアタッチメントは、ブーム5の傾斜角度を定めるブーム起伏機構8と、ジブ6のブーム5に対する傾斜角度を定めるジブ起伏機構9とを備える。
上記ブーム5は、概略四角筒状に形成されるラチス構造からなり、両端がテーパー状に縮径している。このブーム5は、長手方向中央の直胴部を構成する複数の中間ブーム10と、両端のテーパー部を構成する複数の端部ブーム11とを有する。
同様に、ジブ6は、概略四角筒状に形成されるラチス構造の骨組みからなり、両端がテーパー状に縮径している。このジブ6は、長手方向中央の直胴部を構成する中間ジブ14と、両端のテーパー部を構成する複数の端部ジブ15とを有する。
中間ブーム10は、底面側のラチス構造に付設され、内部に挿入される中間ジブ14の底面側の一対のジブ主桁16を支持する複数の支持ローラ18を備える。
中間ジブ14は、図示するように、上面側のラチス構造に付設され、後述するガイリンク31を保持するステー22を有してもよい。つまり、中間ジブ14は、ガイリンク31を保持した状態で中間ジブ14を中間ブーム10に収納してもよい。
ブーム起伏機構8は、本体部1の後部及びブーム5の先端部間に張架されるブームガイライン23と、ブームガイライン23の本体部1側の端部の係止位置を調節するブーム調節装置24とを有する。
ブームガイライン23は、複数のガイリンク25を有するものとすることができる。このブームガイライン23は、一部が可撓性を有するワイヤケーブル等から形成されてもよい。
ブーム調節装置24としては、公知のガイライン用調節装置を用いることができる。このブーム調節装置24の具体例としては、一端が上部旋回体4に前後方向に揺動可能に枢支され、揺動端にブームガイライン23の端部が固定されるガントリと、ガントリの揺動端と上部旋回体4との距離を調節する駆動部とを有する構成とすることができる。
ジブ起伏機構9は、ブーム5の先端部に後方に伸びるよう揺動可能に配設される第1ストラット26及び第2ストラット27と、ブーム5の基端近傍部及び第1ストラット26の先端間に張架される第1ジブガイライン28と、ジブ6の先端部及び第2ストラット27の先端間に張架される第2ジブガイライン29と、第1ストラット26及び第2ストラット27間の角度を調節することによりジブ6のブーム5に対する傾斜角度を定めるジブ調節装置30とを備える。
第1ジブガイライン28及び第2ジブガイライン29は、複数のガイリンク31を有する。この第1ジブガイライン28及び第2ジブガイライン29は、一部が可撓性を有するワイヤケーブル等から形成されてもよい。
ジブ調節装置30としては、第1ストラット26及び第2ストラット27にそれぞれシーブを取り付け、これらのシーブに掛け渡したワイヤケーブルを送出又は巻取りするウィンチをブーム5に配設したものとすることができる。
本発明の一実施形態に係る中間ジブ収納方法は、図1のクレーンの分解時に、中間ブーム10内に中間ジブ14を入れ子状態に収納するために適用することができる。
挿入工程では、補助クレーンにより中間ジブ14を吊り上げるが、図5に示すように、中間ジブ14の2箇所にロープ等を掛けること(いわゆる2本吊り)が好ましい。このように、中間ジブ14の2箇所にロープ等を掛けることで、中間ジブ14を安定させることができ、中間ジブ14の先端を中間ブーム10に挿入し易くなると共に、作業者の危険も低減できる。
金車配設工程では、図6に詳しく示すように、ブラケット20に金車Sを取り付ける。金車Sは、ブラケット20に固定してもよいが、補助クレーンのロープRの張力により持ち上げられるので、例えばワイヤやチェイン等の可撓性を有する部材を介してブラケット20に取り付けてもよい。
引込工程では、図4に示すように、補助クレーンのロープRを金車Sを介して中間ブーム10の内部に案内し、ロープRの先端のフックを中間ジブ14の先端部に直接又はロープ等を用いて係合させた状態で、補助クレーンによりロープRを巻き取ることによって、中間ジブ14を中間ブーム10の中に引き込む。
このように、当該クレーンアタッチメント及び当該中間ジブ収納方法は、金車Sを介して補助クレーンのロープRを中間ブーム10の内部に案内し、補助クレーンの動力により中間ジブ14を中間ブーム10の中に引き込むので、作業が比較的容易であり、かつ安全性が高い。
本発明の参考形態に係るクレーンアタッチメントは、ラチス構造のブームと、このブームの先端に傾動可能に連設されるラチス構造のジブとを備える。本参考形態のクレーンアタッチメントは、以下に説明する点を除いて、図1のクレーンにおけるクレーンアタッチメントと同様とすることができる。
このクレーンアタッチメントに適用される中間ジブ収納方法は、図8に示すように、中間ジブ14の2箇所にロープ等を掛けて補助クレーンにより中間ジブ14を吊り上げて、この中間ジブ14の先端部を中間ブーム10aの一方の端部内に挿入する工程(先端部挿入工程)と、図9に示すように、中間ジブ14の後方側の1カ所にロープ等を掛けて中間ジブ14を中央部まで中間ブーム10aの中に挿入する工程(中央部挿入工程)と、人力により中間ジブ14を中間ブーム10aにさらに押し込む工程(押込工程)とを備える。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 クレーンアタッチメント
3 下部走行体
4 上部旋回体
5 ブーム
6 ジブ
7 ロープ
8 ブーム起伏機構
9 ジブ起伏機構
10,10a 中間ブーム
11 端部ブーム
12 ブーム主桁
13 ブーム補桁
14 中間ジブ
15 端部ジブ
16 ジブ主桁
17 ジブ補桁
18 支持ローラ
19 案内ローラ
20 ブラケット
21,22 ステー
23 ブームガイライン
24 ブーム調節装置
25,31 ガイリンク
26 第1ストラット
27 第2ストラット
28 第1ジブガイライン
29 第2ジブガイライン
30 ジブ調節装置
B 補助ローラ
R ロープ
S 金車
Claims (5)
- ラチス構造のブーム及びジブを備え、上記ブームが1又は複数の中間ブームを有し、上記ジブが1又は複数の中間ジブを有し、分解時に上記中間ブーム内に中間ジブを入れ子状に収納可能な中間ブームであって、
底面側ラチス構造に付設され、内部に挿入される上記中間ジブの一対の底面側主桁を支持する複数の支持ローラと、
底面側ラチス構造のうち上記中間ジブの挿入側と反対側に付設され、補助クレーンから供給されて上記中間ジブを牽引するロープを案内する案内部材を取り付け可能なブラケットと、
上面側ラチス構造に付設され、内部に挿入される上記中間ジブの一対の上面側主桁を案内する案内ローラと
を備え、
上記案内ローラが、上記中間ブームの内部で、上記中間ジブを挿入する側の端部に最も近い支持ローラよりも、上記挿入側の端部から遠くに配設されており、
上記収納される中間ジブがガイリンクを保持していることを特徴とする中間ブーム。 - 長手方向を基準とする複数の支持ローラの最大間隔が上記中間ジブの長手方向長さの1/2以下である請求項1に記載の中間ブーム。
- 上記複数の支持ローラの配設密度が上記中間ジブの挿入側で大きい請求項1又は請求項2に記載の中間ブーム。
- 請求項1、請求項2又は請求項3に記載の中間ブームと、
上記中間ブームを支持する本体部と
を備えるクレーン。 - ラチス構造のブーム及びジブを備え、上記ブームが1又は複数の中間ブームを有し、上記ジブが1又は複数の中間ジブを有するクレーンの分解時に上記中間ブーム内に中間ジブを入れ子状に収納する方法であって、
補助クレーンにより上記中間ジブを吊り上げて上記中間ジブの先端を上記中間ブームの一方の端部内に挿入する工程と、
上記中間ブームの他方の端部近傍に補助クレーンのロープを案内する案内部材を配設する工程と、
上記補助クレーンのロープを案内部材で案内してロープ先端のフックを上記中間ジブの先端近傍に係合させることにより、上記中間ジブを中間ブームの中に引き込む工程と
を備え、
上記中間ブームが、
底面側ラチス構造に付設され、内部に挿入される上記中間ジブの一対の底面側主桁を支持する複数の支持ローラと、
上面側ラチス構造に付設され、内部に挿入される上記中間ジブの一対の上面側主桁を案内する案内ローラと
を備え、
上記案内ローラが、上記中間ブームの内部で、上記中間ジブを挿入する側の端部に最も近い支持ローラよりも、上記挿入側の端部から遠くに配設されており、
上記収納される中間ジブがガイリンクを保持していることを特徴とする中間ジブ収納方法。
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