JP6834789B2 - ストラットの引き起こし方法、およびクレーン - Google Patents

ストラットの引き起こし方法、およびクレーン Download PDF

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Description

本発明は、クレーンが備えるストラットの引き起こし方法、およびクレーンに関するものである。
従来、機体と、当該機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームの先端に対して起伏可能に取り付けられたジブと、前記ジブの先端から吊り下げられたフックと、前記ブームに対して起伏可能に取り付けられて前記ジブを支持するストラットと、を備えたクレーンが知られている。
このようなクレーンでは、作業場所等においてクレーンを作業可能な状態に組み立てることが行われる。例えば、ストラットおよびブームを横倒しにした状態とし、ストラットをブームに対して上方に引き起こす。
このストラットを引き起こすための具体的な手法として、ストラットの先端にロープを固定して、このロープを引っ張ることでストラットをブームに対して上方に回動させる方法が考えられる。しかしながら、ストラットが設けられるようなクレーンは大型であり、ストラットの全長および重量は大きい。そして、クレーンの設置面付近においては、横倒しにされているストラットに水平に近い向きの力しか付与できない。そのため、ストラット全体を単純に設置面付近においてロープで引っ張って引き起こすためには、非常に大きな力が必要になる。
これに対して、補助クレーンを用いてストラットを引き起こすことが行われている。例えば、特許文献1には、ストラットの先端側の部分が基端側の部分に対して回動可能に連結されたクレーンのストラットを引き起こすための方法であって、ストラットの先端側の部分の先端がストラットの基端側を向くようにストラットを折り曲げた状態でこれを設置面に横倒しにしておき、この状態でストラットの先端にロープを取り付けて、このロープを補助クレーンによって、ストラットがその基端からまっすぐ上方に延びる姿勢となるまで吊り上げる。
特開2010−241604号公報
特許文献1のストラットの引き起こし方法では、補助クレーンによって、ストラット全体をストラットの基端から先端までの長さ分吊り上げねばならない。そのため、耐荷重が高くかつ揚程が長い高性能の補助クレーンを準備する必要がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、補助クレーンを用いることなく、あるいは、補助クレーンに要求される性能を低く抑えつつ、ストラットを効率よく引き起こすことが可能なストラットの引き起こし方法およびクレーンを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能に取り付けられたジブと、前記ブームに対して起伏可能に取り付けられた基端部および当該基端部の反対側に位置する先端部を有して前記ジブを支持するためのストラットと、を備えるクレーンの前記ストラットを引き起こすための方法であって、前記ストラットとして、前記基端部を含むストラット本体部と、前記先端部を含み前記ストラット本体部よりも先端に位置して当該ストラット本体部に対して回動可能に連結された回動部と、前記回動部の前記ストラット本体部に対する回動を規制する規制部とを有するものを用いることと、前記ストラットが前記ブームの前方に位置し且つこれらブームおよびストラットが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされているとともに前記ストラット本体部が前記ブームから前方に延び且つ前記回動部が前記ストラット本体部から前方に延びる状態で、前記ストラットのうちその先端部の近傍に引き起こし用ロープを固定することと、前記引き起こし用ロープの固定の後に、前記引き起こし用ロープを後方に引っ張り、前記回動部を、前記ストラット本体部に対する後方への回動が前記規制部によって規制される位置まで前記ストラット本体部に対して相対的に上方かつ後方に回動させる、第1の引き起こしを行うことと、前記第1の引き起こしの後に、前記ストラット本体部が鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢となるまで前記引き起こし用ロープを後方に引っ張って前記ストラット本体部を前記ブームに対して上方かつ後方に回動させる、第2の引き起こしを行うことと、前記第2の引き起こしの後に、前記ストラットの先端部に連結された引き戻し用ロープを前方に引っ張って前記回動部を前記ストラット本体部に対して前方に回動させることにより、前記ストラット本体部と前記回動部とが当接して当該回動部の前記ストラット本体部に対する相対的な前方への回動が規制される位置まで前記ストラットを戻すことと、前記ストラットを前記ストラット本体部と前記回動部とが当接する位置まで戻した後、前記回動部と前記ストラット本体部どうしをこれら回動部とストラット本体部との相対的な回動が不能となるように連結することと、を備えるストラットの引き起こし方法を提供する。
この方法によれば、ストラットを効率よく引き起こしつつ、ストラットを吊り上げるための補助クレーンを不要とすること、あるいは、この補助クレーンに要求される性能(最大揚程量および耐荷重)を低く抑えることができる。
具体的には、この方法によれば、まず、回動部の先端部分の近傍に後向きの力を付与することで、回動部をストラット本体部との連結部分を支点として上方かつ後方に回動させることができ、これにより、ストラットの先端側の部分を上方に引き上げることができる。
ここで、この回動部の先端部の近傍に後向きの力を付与することを開始したときは、ストラットは設置面付近で横倒しにされている。そのため、引き起こし用ロープを設置面付近において後方に引っ張ったときにストラットに付与される力のうち上向きの成分の割合は小さい。しかしながら、この第1引き起こし工程では、ストラットのうち回動部のみを上方かつ後方に回動させているので、ストラットに付与すべく上向きの力を小さく抑えることができ、引き起こし用ロープに付与せねばならない力を小さくすることができる。
次に、回動部の後方への回動を規制した状態でストラット本体部の先端部分の近傍に後向きの力を付与することで、ストラット本体部をブームとの連結部分を支点として上方かつ後方に回動させることができ、これにより、ストラットの基端部側の部分をブームに対して引き上げることができる。
ここで、このストラットの基端部側の部分を引き上げる作業は、前記のようにストラットの先端側の部分つまり引き起こし用ロープが固定されている部分が上方に引き上げられた状態で実施される。そのため、この作業では、引き起こし用ロープからストラットに付与される力の上向きの成分を大きくすることができ、引き起こし用ロープに付与する力を小さく抑えながらストラット本体部を引き起こすことができる。
そして、この作業の実施時においてストラット本体部を鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢とした上で、次に、ストラットを戻すことで、ストラット本体部の前方への移動をストラット本体部の自重によって規制しながら回動部の先端部分の近傍に前向きの力を付与することができる。そのため、回動部をストラット本体部との連結部分を支点として前方に回動させてストラット本体部に当接させて回動部とストラット本体部とをまっすぐに延びる状態にすることができ、回動部とストラット本体部とを含むストラット全体を連続して基端部から上方に延びる姿勢にすることができる。
また、この状態で、回動部とストラット本体部とを回動不能に連結することで、ストラット全体をブームに対して起立した姿勢に保持することができる。
従って、この方法によれば、補助クレーンを用いることなく、かつ、ストラットを引き起こすために必要な力を小さく抑えて効率よくストラットを引き起こすことが可能になる。
また、本発明は、クレーンであって、機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、前記ブームに対して起伏可能に取り付けられたジブと、前記ブームに対して起伏可能に取り付けられた基端部および当該基端部の反対側に位置する先端部を有して前記ジブを支持するためのストラットとを備え、前記ストラットは、その基端部側に位置するストラット本体部と、前記ストラットの先端部側に位置して前記ストラット本体部に対して回動可能に連結された回動部と、前記ストラット本体部と前記回動部とのなす角度が所定値になると前記角度が前記所定値より増大する方向に前記ストラット本体部が前記回動部に対して回動するのを規制する規制部と、前記ストラット本体部と前記回動部との相対的な回動が不能となるようにこれらストラット本体部と回動部どうしを互いに連結可能な回動規制用連結部とを有し、前記ストラットの先端部の近傍には、前記回動部を前記ブーム側に引っ張るための引き起こし用ロープが固定される第1固定部と、当該回動部を前記ブームから離間する側に引っ張るための引き戻し用ロープが連結される第2固定部とが設けられている、クレーンを提供する。
このクレーンによれば、ストラットを効率よく引き起こしつつ、ストラットを吊り上げるための補助クレーンを不要とすること、あるいは、この補助クレーンに要求される性能(最大揚程量および耐荷重)を低く抑えることができる。
具体的には、このクレーンによれば、まず、第1固定部に固定した引き起こし用ロープをブーム側に引っ張ることで、回動部の先端部の近傍にブーム側向きの力を付与して回動部をストラット本体部との連結部分を支点として上方かつブーム側に回動させることができる。次に、前記引き起こし用ロープをさらにブーム側に引っ張ることで、規制部によって回動部のブーム側への回動を規制しながら回動部の先端部の近傍にブーム側向きの力を付与して、ストラット本体部をブームとの連結部分を支点として上方かつブーム側に回動させることができ、これにより、ストラットの基端部側の部分をブームに対して引き起こすことができる。
このように、このクレーンでは、ストラットが地上に倒されている状態であって引き起こし用ロープからストラットに付与される力の上向きの成分は小さい状態では、ストラットのうち回動部のみを引き起こし、この回動部すなわちストラットの先端側の部分であって引き起こし用ロープが固定されている部分が上方に引き上げられた後であって引き起こし用ロープからストラットに付与される力の上向きの成分を大きくできる状態でストラット本体部を引き起こすことができる。従って、ストラットを引き起こすために引っ張り用ロープに付与せねばならない力を小さく抑えつつ、ストラットを適切に引き起こすことができる。
そして、前記のように、ストラットの基端部側の部分をブームに対して引き起こした後、第2固定部に連結された引き戻し用ロープをブームと反対側に引っ張ることで、回動部の先端部の近傍にブームと反対側向きの力を付与することができ、回動部をストラット本体部との連結部分を支点としてブームと反対側に回動させて、回動部とストラット本体部とをこれらがまっすぐに延びる姿勢、つまり、ストラット全体を基端部から上方に延びる姿勢にすることができる。また、この状態で、連結部により回動部とストラット本体部とを連結することで、ストラット全体をブームに対して起立した姿勢に保持することができる。
従って、このクレーンによれば、補助クレーンを用いることなく、かつ、ストラットを引き起こすために必要な力を小さく抑えて効率よくストラットを引き起こすことが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、補助クレーンを用いることなく、あるいは、補助クレーンに要求される性能を低く抑えつつ、ストラットを効率よく引き起こすことが可能なストラットの引き起こし方法、およびクレーンが提供される。
本実施形態に係るクレーンの構成を示す側面図である。 固定工程開始前のクレーンの一部を示した側面図である。 回動部とストラット本体部との連結部分を拡大して示した概略図である。 リアストラットの先端部付近を拡大して示した図である。 固定工程を説明するための側面図である。 第1引き起こし工程の実施途中の様子を示した側面図である。 第2引き起こし工程開始直前のクレーンの一部を示した側面図である。 ストラット戻し工程開始直前のクレーンの一部を示した側面図である。 ストラット戻し終了後のクレーンの一部を示した側面図である。 回動部とストラット本体部とを回動不能に連結するための構造を説明するための概略斜視図である。 規制部の他の例を示した概略図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態に係るクレーンX1の構成部材のうち主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本実施形態に係るクレーンX1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材または任意の工程を備え得る。
(1)クレーンの全体構成
図1は、本発明に係るクレーンX1を示している。図1は、組み立てられた後の状態、つまり、クレーンX1による荷物の運搬作業が可能な状態でのクレーンX1を示している。
図1に示すクレーンX1は、下部走行体1および下部走行体1上に配置された上部旋回体2を有する機体10と、上部旋回体2に取り付けられたアタッチメント3と、を備えている。以下では、適宜、図1の左右方向を前後方向として説明する。
機体10の下部走行体1は、地上を走行可能に構成されており、例えば一対のクローラーを備える。機体10の上部旋回体2は、下部走行体1が走行する走行面つまりクレーンX1の設置面に垂直な方向に延びる軸回りに旋回可能に構成されている。
アタッチメント3は、荷物の吊り上げ作業および吊り下げ作業を行う。
アタッチメント3は、上部旋回体2に対して起伏可能なブーム4と、ブーム4に繋がれたマスト5と、上部旋回体2に設けられたバランスウェイト6と、ブーム4に対して起伏可能なジブ7と、荷物を保持するフック8と、ストラットユニット9と、を備えている。
ブーム4は、上部旋回体2に対して回動自在に取り付けられた基端部41と、基端部41の反対側に位置する先端部43とを有している。ブーム4の先端部43は、ガイライン21を介して、上部旋回体2に取り付けられたマスト5の先端に繋がっている。マスト5の先端は、ワイヤロープ22を介してバランスウェイト6に繋がっている。このマスト5とバランスウェイト6とを繋ぐワイヤロープ22がマスト用ウインチによって巻き取られることにより地上に対するマスト5の傾斜角度は変化し、これによりマスト5に繋がるブーム4が起伏する。
ブーム4には、後述するジブ起伏用ワイヤロープ23の巻き取りおよび引き出しを行うジブ起伏用ウインチ51と、後述する引き起こし用ワイヤロープ(引き起こし用ロープ)171の巻き取りおよび引き出しを行う補助ウインチ52とが固定されている。これらウインチ51、52は、それぞれブーム4の基端部41側の部分の後面に取り付けられている。
なお、これらウインチ51、52は、上部旋回体2に設けられていてもよい。また、補助ウインチ52は、引き起こし用ワイヤロープ171の巻き取りおよび引き出しのためだけに設けられてもよいが、その他の用途に用いられるウインチを補助ウインチ52として利用してもよい。例えば、後述するフック8を昇降させるためのワイヤロープ29等の巻き取りおよび引き出しを行うためのウインチを補助ウインチ52として利用してもよい。
ジブ7は、ブーム4の先端部43に取り付けられている。ジブ7の基端部は、ブーム4の先端部43に回動自在に取り付けられており、これによりジブ7がブーム4に対して起伏可能に構成されている。
フック8は、ジブ7の先端から吊り下げられている。具体的には、フック8は、上部旋回体2に設けられたフック用のウインチに繋がるワイヤロープ29に取り付けられており、このワイヤロープ29がフック用のウインチによって巻き取りあるいは引き出されることにより鉛直方向に移動可能なように、ジブ7の先端から吊り下げられている。
ストラットユニット9は、ブーム4の先端部43に取り付けられている。ストラットユニット9は、ジブ7が前方に向けて倒れないように、ジブ7の後方においてジブ7を支持している。
ストラットユニット9は、フロントストラット60と、フロントストラット60よりも後方に配置されたリアストラットユニット170と、ジブガイライン24と、ジブ起伏用ワイヤロープ23と、支持用ワイヤロープ25とを有している。
フロントストラット60は、ブーム4に対して起伏可能に取り付けられている。具体的には、フロントストラット60は、ブーム4の先端部43に対して起伏可能つまり回動可能に取り付けられた基端部61と、これと反対側に位置する先端部63とを有している。
ジブガイライン24は、フロントストラット60とジブ7とを繋いでおり、これによりジブ7はフロントストラット60に支持されている。ジブガイライン24は、フロントストラット60の先端部63とジブ7の先端部とを繋いでいる。
リアストラットユニット170は、フロントストラット60を支持するリアストラット70と、リアストラット70が後方に向けて倒れないようにリアストラット70を支持するバックストップ74と、を有している。
バックストップ74は、リアストラット70とブーム4とを連結する部材であり、リアストラット70がブーム4に対して倒れるのを規制する。
リアストラット70は、本発明に係るストラットに相当する。なお、本実施形態では、ジブ7は、フロントストラット60およびリアストラット70の2つのストラットによって支持されているが、これに限らず、1つのストラットのみによって支持されていてもよい。
リアストラット70は、フロントストラット60の後方に位置している。リアストラット70は、ブーム4の先端部43に対して起伏可能に取り付けられている。具体的には、リアストラット70は、ブーム4の先端部43に取り付けられた基端部71とこれと反対側に位置する先端部73とを有している。
支持用ワイヤロープ25は、リアストラット70とブーム4とを繋いでいる。ジブ起伏用ワイヤロープ23は、フロントストラット60とリアストラット70とを繋いでいる。これらワイヤロープ25、23によって、ジブ7は、フロントストラット60およびリアストラット70を介してブーム4に支持されている。
ジブ起伏用ワイヤロープ23の一端は、リアストラット70の先端部73に固定されており、他端はジブ起伏用ウインチ51に巻きつけられている。
より詳細には、ジブ起伏用ワイヤロープ23は、リアストラット70の先端部73からフロントストラット60の先端部63に向けて延ばされてこの先端部63に連結されたシーブ65(図5参照)に架け渡された後、再びリアストラット70の先端部73に戻されている。そして、ジブ起伏用ワイヤロープ23は、このリアストラット70の先端部73からブーム4の先端部43側に延び、ブーム4の後面に沿ってジブ起伏用ウインチ51まで延びている。
ジブ起伏用ウインチ51は、ジブ起伏用ワイヤロープ23の巻き取りおよび引き出しを行うためのウインチであり、この巻き取りおよび引き出しによって、フロントストラット60とリアストラット70とがなす角度が変更される。そして、これにより、ジブ7がブーム4に対して起伏する。
具体的には、ジブ起伏用ウインチ51がジブ起伏用ワイヤロープ23を巻き取ると、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうちリアストラット70の先端部73に固定された端部からフロントストラット60の先端部63に向けて延びる部分23aに、フロントストラット60側に引っ張る力が作用し、この部分23aがリアストラット70の先端部73をフロントストラット60側つまりブーム4から離れる方向に引っ張る。これにより、ストラット60、70間の角度が小さくなる。
一方、ジブ起伏用ウインチ51がジブ起伏用ワイヤロープ23を引き出すと、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうち前記のリアストラット70の先端部73に固定された端部からフロントストラット60に向けて延びる部分23aが長くなりながら、リアストラット70の先端部73に固定されたジブ起伏用ワイヤロープ23の端部がフロントストラット60から離されて、ストラット60、70間の角度が大きくなる。
バックストップ74は、リアストラット70の後方に位置している。バックストップ74は、リアストラット70に固定されている。バックストップ74は、ブーム4と接触することでリアストラット70の後方への回動を停止させる。
(2)リアストラットの詳細構造
図2等を用いて、リアストラット70の詳細構造について説明する。本実施形態では、クレーンX1は、荷物の運搬を行う場所等において、ブーム4、ジブ7、およびストラットユニット9をクレーンX1の設置面に倒れた状態から引き起こすことで、クレーンX1が図1に示すように荷物の運搬が可能な状態に組み立てられるようになっている。図2は、ブーム4、およびストラットユニット9を引き起こす前の状態を示しており、ブーム4およびストラットユニット9は、地面等のクレーンX1が設置される設置面に横倒しにされて、設置面に沿って延びる姿勢とされている。なお、図2では、ジブ7の図示は省略している。
以下では、図2の左右方向を前後方向として説明する。
リアストラット70は、その中間部分において2つに分割されており、先端部73側に位置する回動部78と、基端部71側に位置するストラット本体部76とを有する。なお、リアストラット本体部76は、さらに2つに分割されて各部分が互いに一体に回動するように連結されていてもよい。具体的には、リアストラット70は、その中央よりも先端寄りの部分で分割されており、回動部78の前後方向の長さは、ストラット本体部76の前後方向の長さよりも短くなっている。また、これに伴い、回動部78の重量は、ストラット本体部76の重量よりも小さくなっている。
回動部78は、ストラット本体部76に対して回動可能に連結されている。具体的には、図3の実線と破線とに示すように、回動部78は、図2に示す状態において、ストラット本体部76との連結部分を支点として後方に回動可能なようにストラット本体部76に連結されている。
図3は、図2のうち回動部78とストラット本体部76との連結部分を拡大して示した概略図である。図3に示すように、本実施形態では、ストラット本体部76の前端部の上部と、回動部78の後端部の上部とに、リアストラット70の幅方向(図3の紙面と直交する方向)に延びる軸70aが共通して貫通されており、これにより、回動部78がストラット本体部76に対して上方および後方に相対的に回動するようになっている。なお、この回動軸70aは、ストラット本体部76と回動部78とに図3の紙面と直交する方向の全体にわたって挿通されていてもよいし、これらの図3の紙面と直交する両端部分にのみ設けられてもよい。
ただし、リアストラット70は、回動部78のストラット本体部76に対する回動を規制する規制部79を有しており、この規制部79によって、回動部78とストラット本体部76とのなす角度が所定値未満とならないように構成されている。この所定値は、90度以上の角度であって、例えば、120度程度に設定されている。
図3に示した例では、規制部79は、ストラット本体部76の前端部の上面に設けられており、この上面から上方に突出するブロック状を有する。この規制部79は、ストラット本体部76の前端部のうちストラット本体部76の幅方向(前後方向と直交しかつ水平に延びる方向)の両端にそれぞれ設けられている。規制部79は、ストラット本体部76の上面から前斜め上方に傾斜する傾斜面79aを有しており、図3の破線に示すように、この傾斜面79aに回動部78が前方から当接することで、回動部78の後方への移動を規制する。
図4は、リアストラット70の先端部73付近を拡大して示した図である。
前記のように、リアストラット70の先端部73にはジブ起伏用ワイヤロープ23の一端が固定されるように構成されており、リアストラット70には、その先端部73に設けられてジブ起伏用ワイヤロープ23の一端(後述する引き戻し用ロープ23aの一端)を固定するための第2固定部73aが設けられている。また、リアストラット70の先端部73には、ジブ起伏用ワイヤロープ23が掛け渡される滑車からなるリア側シーブ73cが設けられている。
また、リアストラット70の先端部73には、後述する引き起こし用ワイヤロープ171の一端を固定するための第1固定部73bが設けられている。
(3)ストラットの引き起こし手順
以下では、クレーンX1の組み立て作業のうちリアストラット70の引き起こし作業の手順について説明する。
(3−1)固定工程
まず、図5に示すように、ブーム4およびストラットユニット9が前記のように横倒しにされて設置面に沿って延びる姿勢(例えば、地面付近において略水平に延びる姿勢)とされている状態で、補助ウインチ52に一端が固定された引き起こし用ワイヤロープ171の他端を、リアストラット70の先端部73の第1固定部73bに固定する。本実施形態では、第1固定部73bにスリングロープを取り付け、このスリングロープに引き起こし用ワイヤロープ171を結びつける。
また、ジブ起伏用ウインチ51に一端が固定されたジブ起伏用ワイヤロープ23の他端を、リアストラット70の先端部73の第2固定部73aに固定する。このとき、図5に示すように、また、前記のように、ジブ起伏用ワイヤロープ23をシーブ65に架け渡し、このシーブ65をフロントストラット60の先端部63に連結して、ジブ起伏用ワイヤロープ23によってリアストラット70とフロントストラット60とを連結する。また、ジブ起伏用ワイヤロープ23を、このシーブ65からリアストラット70の先端部73に設けられたリア側シーブ73cを通ってジブ起伏用ウインチ51に延びるように配索する。
なお、前記手順に代えて、ジブ起伏用ワイヤロープ23をシーブ65に掛け渡した状態で、このシーブ65を第2固定部73aに固定してもよい。また、ジブ起伏用ワイヤロープ23をリアストラット70の先端部73の第2固定部73aに固定する作業は、リアストラット70の引き起こし作業の前、さらには、クレーンX1の組み立て作業の前に既に実施されていてもよい。例えば、ジブ起伏用ワイヤロープ23が第2固定部73aに既に取り付けられた状態でリアストラット70を組立作業場所に搬入するようにしてもよい。
また、本実施形態では、このロープ23、171の固定作業の前に、図5に示すように、リアストラット70をフロントストラット60の上方に配置しておく。また、図5に示すように、引き起こし用ワイヤロープ171を第1固定部73bに固定する前に、リアストラット70の先端部分をフロントストラット60から上方に離間した位置に保持しておく。例えば、油圧ジャッキ300でリアストラット70を上方に押し上げておく。なお、油圧ジャッキ300の位置は回動部78の位置でも、ストラット本体部76の位置でもよい。
(3−2)第1引き起こし工程
次に、補助ウインチ52によって引き起こし用ワイヤロープ171を巻き取って、引き起こし用ワイヤロープ171を後方つまりブーム4側に引っ張る。
引き起こし用ワイヤロープ171が後方に引っ張られることで、リアストラット70の先端部73であって回動部78の先端部73には後向きの力が加えられる。その結果、図6に示すように、リアストラット70の回動部78は、ストラット本体部76との連結部分を支点として後方かつ上方に回動する。
ただし、前記のように、リアストラット70には規制部79が設けられている。従って、図7に示すように、回動部78のストラット本体部76に対する後方への回動は、この回動が予め設定された所定量となった時点(本実施形態では、前記のように回動部78のストラット本体部76とのなす角度が120度程度となった時点、つまり、回動部78が60度程度回動した時点)で停止する。
換言すると、第1引っ張り工程では、回動部78のストラット本体部76に対する後方への回動が規制部79により規制されるまで、補助ウインチ52によって引き起こし用ワイヤロープ171を巻き取って回動部78を後方に回動させる。
なお、図6および図7に示した例では、このとき、回動部78を介してストラット本体部76にも後向きの力が伝達されることで、ストラット本体部76もブーム4との連結部分を支点として後方かつ上方にわずかに回動する。
ここで、前記のように、本実施形態では、第1引き起こし工程の開始前に、リアストラット70の先端部分を上方に押し上げてはいるが、第1引き起こし工程の開始前において、引き起こし用ワイヤロープ171とリアストラット70とはそれぞれ設置面に沿って延びて互いに平行に近い状態にある。そのため、引き起こし用ワイヤロープ171を後方に引っ張ることでこれからリアストラット70に付与される力の上向きの成分は小さく抑えられてしまう。しかしながら、この第1引き起こし工程では、リアストラット70のうち重量の小さい回動部78のみを上方かつ後方に回動させており、これを実現するために引き起こし用ロープに付与せねばならない力は小さくてよい。従って、この第1引き起こし工程では、引き起こし用ロープに付与せねばならない力を小さく抑えつつ、回動部78を引き起こすことができる。
(3−3)第2引き起こし工程
次に、前記のように回動部78のストラット本体部76に対する後方への回動が規制された状態で、補助ウインチ52によって引き起こし用ワイヤロープ171をさらに巻き取っていく。そして、引き起こし用ワイヤロープ171によって回動部78の先端部73をさらに後方に引っ張る。
このようにして、回動部78のストラット本体部76に対する後方への回動が規制された状態で、回動部78の先端部73に後向きの力が加えられると、図8に示すように、図7に示す状態に対して、回動部78とストラット本体部76とのなす角度が維持されつつ、ストラット本体部76がブーム4との連結部分を支点として後方かつ上方に回動する。これにより、ストラット本体部76が上方に引き上げられる。
この補助ウインチ52による引き起こし用ワイヤロープ171の巻き取り作業は、図8に示すようにストラット本体部76が鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢となるまで行う。
本実施形態では、このようにストラット本体部76が鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢になると、バックストップ74によってリアストラット70(ストラット本体部76)とブーム4とを連結する。
なお、前記第1引き起こし工程およびこの第2引き起こし工程では、フロントストラット60とリアストラット70とにジブ起伏用ワイヤロープ23から過剰な張力が加えられることなくリアストラット70の回動が実現されるように、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうちフロントストラット60とリアストラット70との間に延びる部分を弛ませておくようにする。
ここで、この第2引き起こし工程は、前記のように第1引き起こし工程の実施によって回動部78つまりリアストラット70の先端側の部分であって引き起こし用ロープ171が固定されている部分が上方に引き上げられた状態で実施される。そのため、この第2引き起こし工程では、引き起こし用ロープ171からリアストラット70に付与される力の上向きの成分を大きくすることができ、引き起こし用ロープ171に付与する力を小さく抑えながらリアストラット本体部76およびリアストラット70を引き起こすことができる。
(3−4)ストラット戻し工程
前記のようにして、ストラット本体部76が鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢となった後は、図9に示すように、ジブ起伏用ウインチ51によってジブ起伏用ワイヤロープ23を巻き取る。この巻き取りにより、ジブ起伏用ワイヤロープ23が連結された回動部78の先端部73とフロントストラット60の先端部63とには、互いに離間距離が短くなる方向の力が作用し、回動部78の先端部73はフロントストラット60側つまり前側に移動する。ここで、フロントストラット60にも回動部78に近づく方向の力はある程度付与されるが、回動部78の重量の方がフロントストラット60全体の重量よりも小さいため(例えば、フロントストラット60の全体重量とリアストラット70の全体重量とはほぼ同じ程度に設定されている)、回動部78がフロントストラット60に対してこれに近づく方向(前方)に移動する。つまり、ジブ起伏用ウインチ51によって、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうち回動部78の先端部73に固定された端部からフロントストラット60まで延びる部分23aが前方に引っ張られることになる。そして、この部分23aが前方に引っ張られることで、回動部78の先端部73には前向きの力が加えられて回動部78の先端部73は前方に引っ張られる。
このように、本実施形態では、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうちリアストラット70(回動部78)の先端部73に固定された端部からフロントストラット60に向けて延びる部分23aが、リアストラット70の先端部73を前方に引っ張る引き戻し用ロープ23aとして機能する。以下では、この部分23aを引き戻し用ロープ23aという場合がある。
なお、ジブ起伏用ワイヤロープ23は、フロントストラット60に固定されて、リアストラット70の回動部78の先端部73と滑車等を介して連結されていてもよい。例えば、ジブ起伏用ワイヤロープ23は、リアストラット70の回動部78の先端部73に設けられたリア側シーブ73cに掛け渡されてこれと連結されるとともに、フロントストラット60の先端部63に設けられたシーブ65に掛け渡された状態で、補助ウインチ52に連結されていてもよい。具体的には、この場合には、補助ウインチ52から延ばしたジブ起伏用ワイヤロープ23を、回動部78先端部73の滑車に掛け渡した後、フロントストラット60の先端部63のシーブ65に掛け渡し、さらにその後、回動部78の先端部73の滑車に掛け渡した後、フロントストラット60側に延ばしてフロントストラット60の先端部63付近で固定する。
この場合であっても、ジブ起伏用ワイヤロープ23が補助ウインチ52によって巻き取られることで、ジブ起伏用ワイヤロープ23がそれぞれ連結されたリアストラット70の回動部78およびフロントストラット60とには、互いの離間距離が短くなるように力が付与される。つまり、リアストラット70の回動部78にはフロントストラット60に近づく方向の力すなわち前向きの力が付与されることになる。そのため、リアストラット7の回動部78は前方に回動する。なお、この場合は、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうちリアストラット70の回動部78のリア側シーブ73cとフロントストラット60とのシーブ65とに掛け渡された部分が、リアストラット70の回動部78に前方への力を付与することになり、この部分が、リアストラット70の先端部73を前方に引っ張る引き戻し用ロープ23aとして機能する。また、リア側シーブ73cが、引き戻し用ロープ23aが連結される第2連結部として機能する。ただし、この場合および図9の実施形態のいずれにおいても、リアストラット70の回動部78に連結された部分(直接固定されたあるいはリア側シーブ73c等を介して連結された部分)が前方に引っ張られることでリアストラット70の回動部78には前向きの力が付与される。
ここで、前記のように、ストラット本体部76は鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢となっている。そのため、回動部78を介してストラット本体部76にも前向きの力は加えられるが、ストラット本体部76はその自重で容易には前方に移動しない。従って、回動部78の先端部73に前向きの力が加えられることで、図9に示すように回動部78がストラット本体部76との連結部分を支点として前方に回動する。これにより、回動部78はストラット本体部76からまっすぐ延びる姿勢とされる。つまり、リアストラット70は、回動部78がストラット本体部76からこれと連続して上方に延びる姿勢となる。
特に、本実施形態では、前記のように第2引き起こし工程においてバックストップ74によってリアストラット70のストラット本体部76とブーム4とが連結されているため、ストラット本体部76の前方への移動をより小さく抑えることができ、より容易にストラット本体部76に対して回動部78を相対的に回動させることができる。
なお、バックストップ74によるリアストラット70とブーム4との連結は、このストラット戻し工程の後であってもよい。ただし、前記のように、ストラット戻し工程の前に実施すれば、回動部78をより容易に回動させることができる。
(3−5)連結工程
前記のようにして、リアストラット70が、回動部78とストラット本体部76とが連続して上方に延びる状態となった後は、回動部78をストラット本体部76に回動不能な状態に連結する。つまり、回動部78とストラット本体部76との相対的な回動が不能となるように、回動部78とストラット本体部76どうしを連結する。
図10は、回動部78とストラット本体部76との連結部分の一部を拡大して示した概略斜視図であって、回動部78とストラット本体部76に対して回動可能な状態にあるときの図である。図3、図10および以下における回動部78とストラット本体部76との連結部分の説明では、リアストラット70が図8に示す状態での前後方向、上下方向を、単に前後方向、上下方向として説明する。従って、図3に示した「前」「後」は、図8に示す状態において「上」「下」となり、図3に示した「上」「下」は、図8に示す状態において「後」「前」となる。
図10等に示すように、回動部78の前端部の下端部には、回動部78の幅方向(図8の紙面と直交する方向)に延びる第2横部材78aが設けられている。この第2横部材78aには、その下面に開口する被係合孔78bが形成されている。この被係合孔78bは回動部78の幅方向全体に延びて回動部78の幅方向の両側面に開口している。また、第2横部材78aには、被係合孔78bと連通して第2横部材78aを前後方向に貫通する第2ピン取付孔78cが形成されている。第2ピン取付孔78cは、例えば、第2横部材78aの幅方向の両端部分にそれぞれ1つずつ形成されている。
ストラット本体部76の前端部の上端部であって、この前端部の上端面76cには、ストラット本体部76の幅方向(図8の紙面と直交する方向)に延びて上方に突出する第1連結突起76aが設けられている。第1連結突起76aは、被係合孔78b内に挿入可能な形状を有している。
第1連結突起76aには、この第1連結突起76aを前後方向に貫通する第1ピン取付孔76bが形成されている。第1ピン取付孔76bは、第1連結突起76aが被係合孔78b内に挿入された状態で、第2ピン取付孔78cと前後方向に連通する位置に設けられている。例えば、第1ピン取付孔76bは、第1連結突起76aの幅方向の両端部分に、それぞれ1つずつ形成されている。
このように構成された回動部78とストラット本体部76とは、回動部78が図10の矢印で示すようにストラット本体部76に対して相対的に前方および下方に回動すると、被係合孔78b内に第1連結突起76aが挿入される。この状態において、ストラット本体部76の上端面76cは、回動部78の第2横部材78aに下方から当接し、回動部78の前方への回動を規制する。
そして、前記当接状態で、第1ピン取付孔76bと第2ピン取付孔78cとに共通してピン200(回動規制用連結部)が差し込まれ、これにより、回動部78とストラット本体部76とが相対的に回動不能に連結される。
ピン200は、例えば、油圧シリンダを用いて第1ピン取付孔76bと第2ピン取付孔78cに対して挿抜される。なお、ピン200を挿抜する具体的な手段はこれに限らず、電動モータ等を用いてもよい。
なお、図10には、第1連結突起76aがリアストラット70の幅方向(図3、図8の紙面と直交する方向)の全体にわたって延びている例を示したが、第1連結突起76aは、リアストラット70の幅方向の両端部分にのみ設けられていてもよい。
このようにして、本実施形態では、リアストラット70を補助クレーン等を用いて上方に吊り上げることなく、リアストラット70の全体を、回動部78とストラット本体部76との相対的な回動が規制された状態でブーム4から引き起こす。
なお、リアストラット70の全体を、回動部78とストラット本体部76との相対的な回動が規制された状態でブーム4から引き起こした後は、リアストラット70に一端が固定されたバックストップ74の他端をブーム4に固定して、リアストラット70とブーム4とをバックストップ74によって連結する。
また、引き起こし用ワイヤロープ171は、リアストラット70の先端部73から取り外してもよいが、取り外しが困難な場合等には先端部73に取付けたままとしてもよい。例えば、引き起こし用ワイヤロープ171を、補助ウインチ52に固定されるロープと、これに連結されてリアストラット70の先端部73に取付けられる部分であってリアストラット70の長さとほぼ同じ長さを有するロープと、で構成し、リアストラット70の引き起こし作業の後、これらロープの連結を解除する。そして、先端部73に取付けられた部分をリアストラット70の基端部71付近に固定する。
(4)作用等
以上のように、本実施形態では、引き起こし用ワイヤロープ171とリアストラット70とが互いに平行に近い状態であって引き起こし用ワイヤロープ171からリアストラット70に付与される力の上向きの成分が小さく抑えられる状態では、重量の小さい回動部78のみを引き起こし、回動部78が引き起こされた状態であって引き起こし用ワイヤロープ171からリアストラット70に付与される力の上向きの成分が大きくなる状態で、第2引き起こし工程を実施してストラット本体部76およびストラット70全体を引き起こしている。そのため、引き起こし用ワイヤロープ171に付与せねばならない力、つまり、補助ウインチ52に必要な力を小さく抑えつつ、引き起こし用ワイヤロープ171の後方への引っ張りによってリアストラット70を引き起こすことができる。
そして、このように、引き起こし用ワイヤロープ171を後方に引っ張ること、および、前記のように、ジブ起伏用ワイヤロープ23を巻き取って、ジブ起伏用ワイヤロープ23のうち回動部78の先端部73に連結された部分23a(引き戻し用ロープ23a)を前方に引っ張ることで、リアストラット70全体を引き起こし且つ適切な姿勢にすることができるため、リアストラット70を吊り上げるための補助クレーンを省略してコストダウンを図ることができるとともに、補助クレーンの設置場所を確保する必要がなくなることで作業性を高めることができる。
ここで、引き起こし用ワイヤロープ171を第1固定部73bに固定する前に、リアストラット70をフロントストラット60から上方に離間した位置に保持するために、前記油圧ジャッキに代えて、補助クレーンを用いてもよい。ただし、この場合であっても、補助クレーンによってリアストラット70を吊り上げねばならない量は非常に小さいため、補助クレーンに要求される性能(最大揚程量)を低く抑えることができる。つまり、簡易な補助クレーンのみを準備すればよくコストダウンを図ることができる。
(5)変形例
前記実施形態では、引き戻し工程において回動部78の先端部73を前方に引っ張るための引き戻し用ロープ23aとしてジブ起伏用ワイヤロープ23の一部を用いた場合について説明したが、引き戻し用ロープ23aは、引き戻し工程において回動部78の先端部73を前方に引っ張ることが可能なロープであればよく、これに限らない。例えば、フロントストラット60の先端部63に滑車を設けて(65を利用してもよい)、回動部78の先端部73からこの滑車を経由して後方にロープを伸ばし、このロープを後方に引っ張ることで、このロープのうち回動部78の先端部73から滑車までの部分に前向きの力を付与し、この部分を引き戻し用ロープ23aとして機能させてもよい。また、このときに、このロープをブーム4等に設けられたウインチで巻き取るようにしてもよい。
また、引き戻し用ロープ23aを前方(ブーム4から離れる方向)に引っ張るための具体的な手段は、ウインチに限らず、例えば、手動でこれらを巻き取るようにしてもよい。同様に、引き起こし用ワイヤロープ171を後方に(ブーム4側に)引っ張るための具体的な手段も、ウインチに限らない。
また、回動部78とストラット本体部76どうしをこれらの相対的なに回動が不能となるように連結するための具体的構成は前記に限らない。例えば、回動部78のうちその幅方向に延びる横部材と、ストラット本体部76のうちその幅方向に延びる横部材とを、連結金具等で連結してもよい。
また、規制部79の具体的構造も前記に限らない。例えば、回動部78の幅方向全体に延びるブロック状部材や、棒状を有しストラット本体部76から回動部78に向かって突出する部材等を用いてもよい。
また、前記実施形態では、規制部79(傾斜面79a)に回動部78が前方から当接することで回動部78の後方への回動が規制される場合、つまり、回動部78の後面とストラット本体部76の後面とが近接するのを規制する場合について説明したが、これに代えて、回動部78の回動軸70aよりも前側の部分がストラット本体部76に対して所定量以上離間するのを規制するようにしてもよい。
例えば、図11に示すように構成して、ロープ90を規制部79として機能させてもよい。図11は、図3と同様に、回動部78とストラット本体部76との連結部分を拡大して示した概略図である。ただし、図11では、各部76、78を簡略化して示している。
具体的には、ストラット本体部76の上端部付近に設けられた前後方向に延びる横部材76dの前端部付近に、ロープ90を固定するストラット本体部側ロープ固定部76eを設ける。また、回動部78の下端部付近に設けられた前後方向に延びる横部材78dの前端部付近に、ロープ90を固定する回動部側ロープ固定部78eを設ける。また、これら各ロープ固定部78e、76eに、所定の長さを有するロープ90の両端部分をそれぞれ固定する。そして、回動部78がストラット本体部76に対して予め設定された所定量回動した状態での、回動部側ロープ固定部78eとストラット本体側ロープ固定部76eとの離間距離と、ロープ90の全長(ロープ90のうちストラット本体側ロープ固定部76eから回動部側ロープ固定部78eまでの部分の長さ)とを同じにする。このようにすれば、図11の破線で示すように、回動部78がストラット本体部76に対して前記所定量回動したところで、ロープ90がまっすぐに延び、このロープ90によって、回動部78の前端部とストラット本体部76の前端部とがさらに離間すること、つまり、回動部78がさらに後方に回動すること、が規制される。
なお、ロープ90を固定する位置は、前記のように、回動部78およびストラット本体部76のうち、回動軸70aよりも前方であればよく、図11の例に限らない。例えば、回動部78およびストラット本体部76のうち、上下方向に延びる主柱78f、76fにロープ90が固定されてもよい。
また、ロープ90を複数設け、これらロープ90の両端部分を、幅方向(図11の紙面と直交する方向)の複数の位置で回動部78およびストラット本体部76に固定してもよい。また、ロープ90に代えて、チェーンやリンク部材を用いてもよい。
また、前記実施形態では、クレーンX1が、ストラットとしてフロントストラット60とリアストラット70とを有する場合について説明したが、クレーンX1として一つのストラットを有するものを用いてもよい。
4 ブーム
5 ジブ
10 機体
23 ジブ起伏用ワイヤロープ
23a 引き戻し用ロープ
60 フロントストラット
70 リアストラット(ストラット)
71 リアストラットの基端部
73 リアストラットの先端部
76 ストラット本体部
78 回動部
79 規制部
73a 第2固定部
73b 第1固定部
171 引き起こし用ワイヤロープ(引き起こし用ロープ)
200 ピン(回動規制用連結部)
X1 クレーン

Claims (2)

  1. 機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能に取り付けられたジブと、前記ブームに対して起伏可能に取り付けられた基端部および当該基端部の反対側に位置する先端部を有して前記ジブを支持するためのストラットと、を備えるクレーンの前記ストラットを引き起こすための方法であって、
    前記ストラットとして、前記基端部を含むストラット本体部と、前記先端部を含み前記ストラット本体部よりも先端に位置して当該ストラット本体部に対して回動可能に連結された回動部と、前記回動部の前記ストラット本体部に対する回動を規制する規制部とを有するものを用いることと、
    前記ストラットが前記ブームの前方に位置し且つこれらブームおよびストラットが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされているとともに前記ストラット本体部が前記ブームから前方に延び且つ前記回動部が前記ストラット本体部から前方に延びる状態で、前記ストラットのうちその先端部の近傍に引き起こし用ロープを固定することと、
    前記引き起こし用ロープの固定の後に、前記引き起こし用ロープを後方に引っ張り、前記回動部を、前記ストラット本体部に対する後方への回動が前記規制部によって規制される位置まで前記ストラット本体部に対して相対的に上方かつ後方に回動させる、第1の引き起こしを行うことと、
    前記第1の引き起こしの後に、前記ストラット本体部が鉛直方向に対して後方に傾いた姿勢となるまで前記引き起こし用ロープを後方に引っ張って前記ストラット本体部を前記ブームに対して上方かつ後方に回動させる、第2の引き起こしを行うことと、
    前記第2の引き起こしの後に、前記ストラットの先端部に連結された引き戻し用ロープを前方に引っ張って前記回動部を前記ストラット本体部に対して前方に回動させることにより、前記ストラット本体部と前記回動部とが当接して当該回動部の前記ストラット本体部に対する相対的な前方への回動が規制される位置まで前記ストラットを戻すことと、
    前記ストラットを前記ストラット本体部と前記回動部とが当接する位置まで戻した後、前記回動部と前記ストラット本体部どうしをこれら回動部とストラット本体部との相対的な回動が不能となるように連結することと、を備えるストラットの引き起こし方法。
  2. クレーンであって、
    機体と、
    前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、
    前記ブームに対して起伏可能に取り付けられたジブと、
    前記ブームに対して起伏可能に取り付けられた基端部および当該基端部の反対側に位置する先端部を有して前記ジブを支持するためのストラットとを備え、
    前記ストラットは、その基端部側に位置するストラット本体部と、前記ストラットの先端部側に位置して前記ストラット本体部に対して回動可能に連結された回動部と、前記ストラット本体部と前記回動部とのなす角度が所定値になると前記角度が前記所定値より増大する方向に前記ストラット本体部が前記回動部に対して回動するのを規制する規制部と、前記ストラット本体部と前記回動部との相対的な回動が不能となるようにこれらストラット本体部と回動部どうしを互いに連結可能な回動規制用連結部とを有し、
    前記ストラットの先端部の近傍には、前記回動部を前記ブーム側に引っ張るための引き起こし用ロープが固定される第1固定部と、当該回動部を前記ブームから離間する側に引っ張るための引き戻し用ロープが連結される第2固定部とが設けられている、クレーン。
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