JP6787223B2 - ワイヤリング方法、およびクレーン - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係るクレーンX1を示している。図1は、組み立てられた後の状態、つまり、クレーンX1による荷物の運搬作業が可能な状態でのクレーンX1を示している。
主巻ロープ32をワイヤリングする際に用いられるガイド部材100の構造について説明する。ガイド部材100は、ガイライン10に固定されて使用される。図3および図4は、それぞれガイド部材100がガイライン10に固定された状態でのガイド部材100の概略斜視図および側面図である。以下のガイド部材100の説明では、この図3および図4に示す状態での上下方向を単に上下方向という。また、図5は、図4のV−V線断面図である。なお、図5では、図が明瞭になるように断面を示す斜線の一部を省略している。
次に、ガイド部材100を用いて主巻ロープ32のワイヤリング作業の手順について説明する。
まず、図6に示すように、ブーム5を設置面に沿って機体1から前方に延びるように横倒しにする。例えば、地面付近においてブーム5を略水平に延びる姿勢とする。この状態では、第2ガイドシーブ62および第3ガイドシーブ63は、ブーム5の先端部5aの下部に位置し、第1ガイ用シーブ61はブーム5の先端部5aの上部に位置する。
次に、主巻ロープ32よりも扱いの容易なリービングロープ33を、第1ガイドシーブ61および第2ガイドシーブ62に掛け渡しつつブーム5の下方からブーム5の上方に配索する。具体的には、リービングロープ33には、主巻ロープ32よりも径および重量が小さく、主巻ロープ32よりも変形しやすいロープが用いられる。
次に、ブーム5の上方においてリービングロープ33と主巻ロープ32とを連結する。
次に、ガイド部材100を、ガイライン10に固定する。ガイド部材100を固定する位置は特に限定されないが、本実施形態では、図6、7等に示すように、ガイライン10の前後方向中央よりも前側寄りの部分に位置するブームガイリンク11どうしの接続部分にガイド部材100を固定する。
次に、ガイド部材100のガイド用滑車130にリービングロープ33を掛け渡す。
次に、補助ウインチ53を駆動してリービングロープ33を巻き取っていく。これにより、リービングロープ33は、ブーム5の下方において後方に引っ張られ、ブーム5の上方において前方に移動する。また、これに伴い、ブーム5の上方において主巻ロープ32が前方へと移動する。このとき、リービングロープ33および主巻ロープ32はガイド部材100のガイド用滑車130の上部であってブーム5から上方に離間した位置を通って移動していく。また、リービングロープ33および主巻ロープ32は、ガイド用滑車130を回転させながら移動していく。
次に、ガイド部材100をガイライン10から取り外す。具体的には、ガイド部材100をガイライン10に取付けた手順と逆の手順でこれを取り外す。
以上のように、本実施形態では、主巻ロープ32よりも扱いの容易なリービングロープ33を第1ガイドシーブ61および第2ガイドシーブ62に掛け渡して、このリービングロープ33を介して主巻ロープ32をこれらガイドシーブ61、62に掛け渡している。そのため、主巻ロープ32を直接これらガイドシーブ61、62に掛け渡す場合よりも、容易に主巻ロープ32の掛け渡し作業を行うことができ、作業性を高めることができる。
前記実施形態では、主巻ロープ32およびリービングロープ33の前後方向の移動を許容しつつこれを支持する部材として、ブーム5の幅方向に延びる軸周りに回転するガイド用滑車130を用いた場合について説明したが、ロープ31、33の前後方向の移動を許容しつつこれを支持する部材は、これに限らない。例えば、ブーム5の幅方向に延びる軸周りに回転する複数の回転体を備えたものを用い、これら回転体の外周面上にロープ31、33を支持するようにしてもよい。
5 ブーム(起伏部材)
6 マスト(支持部材)
8 主巻フック(吊具)
10 ガイライン(連結部材)
11 ブームガイリンク(単位連結部材)
31 主巻ロープ(巻ロープ)
33 リービングロープ
53 巻き取り装置(補助ウインチ)
61 第1ガイドシーブ(滑車)
62 第2ガイドシーブ(滑車)
100 ガイド部材
130 ガイド用滑車(回転体)
X1 クレーン
Claims (8)
- 機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられた起伏部材と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられて前記起伏部材を支持する支持部材と、前記起伏部材の先端と前記支持部材の先端とをつなぐ連結部材と、前記起伏部材の先端に設けられる吊具と、前記起伏部材の先端に設けられて前記吊具を昇降させるための巻ロープが掛け渡される滑車とを備えるクレーンの前記滑車に前記巻ロープを掛け渡すためのワイヤリング方法であって、
前記起伏部材が前記機体から前方に延びる状態で、前記巻ロープを引っ張るためのリービングロープを、前記滑車に掛け渡しつつ前記起伏部材の下方から前記起伏部材の上方に配索するリービングロープ配索工程と、
前記リービングロープ配索工程の後に実施されて、前記起伏部材の上方において前記リービングロープと前記巻ロープとを連結するロープ連結工程と、
前記ロープ連結工程の後に実施されて、前記リービングロープのうち前記起伏部材の下方に配置された部分を後方に引き込んで、前記巻ロープを前方に移動させて前記滑車に掛け渡すロープ掛け渡し工程と、を備え、
前記ロープ掛け渡し工程では、前記支持部材が前記起伏部材の後方で前記機体に対して引き起こされることに伴って前記支持部材の先端から前記起伏部材の先端に向かって前斜め下方に延びる姿勢とされた前記連結部材に固定されたガイド部材に、前記起伏部材の上面から上方に離間する位置で前記巻ロープをその前後方向の移動を許容した状態で支持させた状態で、前記巻ロープを前方に移動させる、ワイヤリング方法。 - 請求項1に記載のワイヤリング方法において、
前記連結部材は、複数の単位連結部と、当該単位連結部どうしを着脱可能に連結する中継部材とを有し、
前記ロープ掛け渡し工程では、前記単位連結部どうしの連結部分に前記中継部材を介して固定された前記ガイド部材によって前記巻ロープを支持させる、ワイヤリング方法。 - 請求項1または2に記載のワイヤリング方法において、
前記ロープ掛け渡し工程の前に実施されて、前記ガイド部材を前記連結部材に着脱可能に固定する工程と、
前記ロープ掛け渡し工程の後に実施されて、前記ガイド部材を前記連結部材から取り外す工程と、を含む、ワイヤリング方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤリング方法において、
前記ガイド部材は、前後方向および上下方向と直交する方向に延びる軸回りに回転する回転体を有し、
前記ロープ掛け渡し工程では、前記回転体の外周面に前記巻ロープを支持させて、当該回転体を回転させつつ前記巻ロープを前方に移動させる、ワイヤリング方法。 - クレーンであって、
機体と、
前記機体に対して起伏可能に取り付けられる起伏部材と、
前記機体に対して起伏可能に取り付けられて前記起伏部材を支持する支持部材と、
前記起伏部材の先端と前記支持部材の先端とをつなぐ連結部材と、
前記連結部材に固定されて、前記起伏部材が前記機体から前方に延び且つ前記支持部材が前記起伏部材の後方で前記機体に対して引き起こされて前記連結部材が前記支持部材の先端から前記起伏部材の先端に向かって前斜め下方に延びる状態で、前記起伏部材の上方で前後方向に延びるロープをその前後方向の移動を許容しながら前記起伏部材の上面から上方に離間する位置に支持するガイド部材とを備える、クレーン。 - 請求項5に記載のクレーンにおいて、
前記連結部材は、互いに連結される複数の単位連結部を有し、
前記ガイド部材は、前記連結部材のうち前記単位連結部どうしの連結部分に固定される、クレーン。 - 請求項5または6に記載のクレーンにおいて、
前記ガイド部材は、前記連結部材に着脱可能である、クレーン。 - 請求項5〜7のいずれかに記載のクレーンにおいて、
前記ガイド部材は、前記ロープが載置される外周面を備える回転体を備え、
前記回転体は、前記ロープの前後方向の移動に伴って前後方向と直交し且つ前記クレーンが設置される設置面に沿う方向に延びる軸回りに回転して前記ロープの前後方向の移動を許容する、クレーン。
Priority Applications (1)
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JP2017067691A JP6787223B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | ワイヤリング方法、およびクレーン |
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JP2017067691A Active JP6787223B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | ワイヤリング方法、およびクレーン |
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