JP3412268B2 - ホイール式クレーンのジブ - Google Patents

ホイール式クレーンのジブ

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JP3412268B2 JP18251694A JP18251694A JP3412268B2 JP 3412268 B2 JP3412268 B2 JP 3412268B2 JP 18251694 A JP18251694 A JP 18251694A JP 18251694 A JP18251694 A JP 18251694A JP 3412268 B2 JP3412268 B2 JP 3412268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラッククレーン、ラフ
テレーンクレーン等のホイール式クレーンにおいて、揚
程または作業半径を増加させるために使用されるジブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホイール式クレーンに使用される
圧縮柱式ジブは、全体が一体の単品として先すぼまりの
梯子状に構成され、不使用時にはブーム(基本ブーム)
に格納される。
【0003】また、このジブを、使用時に格納位置から
ブーム先端に張出す方法として、 ブーム側面に格納
したジブを、水平面内で側方から前方までほぼ180°
振り回して張出す横張出し方式、 特公昭63−38
27号に示されているように、ブーム側面に格納したジ
ブを、垂下させ、捻転させ、前方に振り上げて張出すツ
イスト方式、 特開昭55−135094号、特公平
3−13157号に示されているように、ブーム下面ま
たは上面に格納したジブをブームに沿って前方にスライ
ドさせ、その基端部をブームヘッドに取付けて張出す引
出し方式等が公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ジブ張出し方法によると、 (i) の横張出し方式ではブームの側方にジブ振出し
のための大きなスペースを必要とするため、市街地等の
狭所ではジブ張出しが困難となり、 (ii) のツイスト方式およびの引出し方式ではジブ
張出しのための複雑な設備をブームに設ける必要がある
とともに、ジブ張出し操作が複雑で面倒となる等、種々
の欠点があった。
【0005】そこで本発明は、ジブ張出し作業を小スペ
ースで簡単に行うことができるとともに、張出しのため
の複雑な設備が不要となるホイール式クレーンのジブを
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、先端
部にジブポイントシーブを備えた先端側部材と、ブーム
ヘッドに着脱可能に取付けられるジブフットを備えた基
端側部材とを含む長さ方向複数のジブ構成部材に分割さ
れ、これら各ジブ構成部材には、隣り合うジブ構成部材
に着脱可能に連結される連結部が設けられ、この連結部
は、隣り合うもの同士の間で雄雌嵌合しうる筒状で、か
つ、平面視および側面視の少なくとも一方において相対
応する台形状に形成されたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、先端側部材が、本体部と、この本体部に対して着脱
可能に取付けられるジブポイントシーブ付きのジブヘッ
ドとによって構成されたものである。
【0008】
【作用】上記構成によると、ジブが複数のジブ構成部材
に分割されているため、基端側部材をブームヘッドに取
付け、これに他のジブ構成部材を連結することにより、
ジブを組立てると同時にブーム先端に張出すことができ
る。
【0009】すなわち、ジブ張出しのための大きなスペ
ースが不要となるとともに、ジブ張出しのための複雑な
設備も複雑な操作も不要となり、ジブ張出し作業を最小
限のスペースと設備、単純な操作によって簡易に行うこ
とができる。
【0010】しかも、連結部が雄雌嵌合しうる筒状で、
かつ台形状に形成されているため、嵌合させ易く、しか
も嵌合状態でくさび効果が発揮され、連結部間に無駄な
隙間が生じないため、ジブ構成部材同士をがたつきなく
強固に連結することができる。
【0011】また、請求項2の構成によると、先端側部
材を本体部とジブヘッドとに分割して別々に運搬するこ
とができるため、本体部を重く、すなわち本体部の長さ
を長くしてジブ全長を長くすることができる。
【0012】
【実施例】図において、1はブーム、2はブームヘッ
ド(ブーム先端部)で、このブームヘッド2の内側にア
イドラ、メイン両シーブ3,4、下面(ブーム1を水平
に倒した状態での下面、以下でいう上下の方向性につい
て同じ)外側に主フック格納金具5がそれぞれ設けら
れ、クレーン走行時に、主フック6が主巻ロープ7の巻
上げ力によってこの主フック格納金具5とともにブーム
ヘッド下側に格納される。
【0013】8は主フック格納金具5の回動中心軸を兼
ねるブラケット受け軸(機能は後述する)である。
【0014】また、ブームヘッド2の前面側には、図3
に示すように補巻ロープガイド用の補助シーブ9と、同
シーブ9を回転自在に支持するシーブブラケット10か
らなる補助シーブユニットUが取付けられ、ジブ張出し
時に、図1,2に示すようにこの補助シーブユニットU
がジブ先端部に取付けられてジブヘッドとして使用され
るようになっている。
【0015】シーブブラケット10には、基端部の下側
に下向き円弧状の当り面11、上側に、ピン穴12を備
えた四角筒状の共通取付部13がそれぞれ設けられてい
る。
【0016】この補助シーブユニットUは、ジブ取外し
時には、図3に示すようにシーブブラケット10の当り
面11がブラケット受け軸8に係合した状態で、共通取
付部13がブームヘッド2内に挿入され、ブラケット支
持軸14によってブームヘッド2に取付けられる。
【0017】一方、シーブブラケット10の先端に補フ
ック格納金具15が水平軸まわりに回動可能に取付けら
れ、クレーン走行時に、補フック16が補巻ロープ17
の巻上げ力によってこの補フック格納金具15とともに
ブームヘッド下側に格納される(図3の仮想線の状
態)。
【0018】次に、ジブの構成を説明する。
【0019】ジブ、ジブ先端側に向かって先すぼま
りのフレーム状に形成された基端側および先端側両部材
47,48を具備し、これらが、相対向する端部に設け
られた連結部49,50によって着脱可能に連結され
る。
【0020】48aは先端側部材48の本体部で、こ
本体部48aに補助シーブユニットUがピン35で取付
けられて先端側部材48が構成される。
【0021】両連結部49,50はそれぞれ四角筒状に
形成され、基端側部材17の連結部(以下、雄側連結部
という)49が先端側部材48の連結部(以下、雌側連
結部という)50内に嵌入されるようになっている。
【0022】また、この両連結部49,50は、それぞ
れ平面視においてジブ先端側に向かって先すぼまりとな
る台形状に形成され、嵌合状態で互いの側面間の隙間が
0となるようにそれぞれの幅寸法が設定されている。
【0023】この構成によると、嵌合させる際には互い
の嵌合始端側の寸法差が大きいため嵌合させ易く、しか
も嵌合状態でくさび効果が発揮され、嵌合部間に無駄な
隙間が生じないため、両部材47,48同士をがたつき
なく、強固に連結することができる。
【0024】なお、雄側連結部49の外側面にはパッド
51,51が設けられるとともに、両連結部49,50
の幅寸法に誤差が生じた場合を考慮し、パッド51,5
1と雄側連結部49の外側面との間にシム52が設けら
れ、このシム52の枚数の増減によって上記隙間0の状
態を確保しうるように構成されている。
【0025】さらに、両連結部49,50の中心部にピ
ン穴53,54が設けられ、この両ピン穴53,54に
跨って連結ピン55が挿通される。56は連結ピン55
の抜け止めピンである。
【0026】この構成において、地上で基端側および先
端側両部材47,48を連結してジブBを組立てた後、
このジブBを図1,2のようにブームヘッド2に取付け
あるいは、基端側部材47を先にブームヘッド2に
取付けた後、これに先端側部材48を連結する手順をと
ってもよい。
【0027】なお、このジブBの使用時には、圧縮力、
すなわち基端側および先端側両部材47,48の連結部
49,50同士がより強く嵌合する方向の力のみが作用
するため、連結ピン55は、無負荷状態で振動等による
不測の外力によって両連結部49,50が抜け落ちるこ
とを防止する安全ピンとしてのみ機能する。
【0028】また、図1,2に示すように、ジブB(基
端側部材47)の基端部両側に、ブームヘッド2の幅寸
法よりも大きな間隔を置いて一対のジブフット57,5
7が設けられ、この両ジブフット57,57が、ブーム
ヘッド2の外側でかつ主フック格納金具5の外側におい
てブラケット受け軸8に係合し、図示しない固定ピンに
よって固定される構成となっている。
【0029】さらに、図1,2に示すようにジブBの先
端側部材48の先端部上面に、ジブ支持用のテンション
ロープ36の先端部が止め付けられるロープ止め付けブ
ラケット58がロープ長さ方向の3段に亘って設けら
れ、テンションロープ36の止め付け点をこれらのうち
から選択することによってジブBのオフセット角度を3
段階のうちで任意に選択・変更しうるように構成されて
いる。
【0030】図1,2中、35は先端側部材48の補助
シーブブラケット10を本体部48aの先端に取付ける
ピン、37はジブ基端部とブームヘッド2との間に取付
けられたストッパで、このストッパ37によってジブ作
業時におけるジブBの反転(煽り)が防止される。
【0031】なお、ジブオフセット角度が最も小さい場
合(たとえば5°)は、ブーム1を最大限に倒した状態
でジブBの先端が地面から浮いた状態となる。
【0032】従って、ジブ取付時においてテンションロ
ープ36の先端側を最前端のロープ止め付けブラケット
58に止め付ける際にも、人力によりジブ先端側を持ち
上げて地面から浮かせる必要があるが、他の方法とし
て、アウトリガによって車体をジブ側に向かって先下が
りに傾斜させることによりジブ先端を接地させるように
してもよい。
【0033】の実施例 (1)上記実施例ではジブBを基端側部材47と先端側
材48の二つに分けたが、ジブ長さが長い場合には、
三つ以上のジブ構成部材に分割してもよい
【0034】(2)上記実施例では、補助シーブユニッ
トUをジブヘッドに兼用する構成をとったが、専用のジ
ブヘッドを用いてもよい。
【0035】また、このジブヘッドを先端側部材48
本体部4aに一体(着脱不能)に設けてもよい。
【0036】(3)連結部49,50を、平面視のみ
でなく側面視においても台形状に形成してもよい。
【0037】あるいは、両連結部49,50を、このよ
うな台形状でなく、単なる直筒状に形成し、これらを嵌
合状態で一乃至複数本のピンで連結する構成をとっても
よい。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ジブ
を複数のジブ構成部材に分割し、これらを隣り合うもの
同士、互いの連結部で連結してジブを組立て、かつブー
ム先端に張出す構成としたから、ジブ張出し時に大きな
張出しスペースが不要となるとともに、ジブ張出しのた
めの複雑な設備も複雑な操作も不要となり、ジブ張出し
作業を最小限のスペースと設備、単純な操作によって簡
易に行うことができる。
【0039】しかも、連結部が雄雌嵌合しうる筒状で、
かつ台形状に形成されているため、嵌合させ易く、しか
も嵌合状態でくさび効果が発揮され、連結部間に無駄な
隙間が生じないため、ジブ構成部材同士をがたつきなく
強固に連結することができる。
【0040】また、請求項2の発明によると、先端側部
材を本体部とジブヘッドとに分割して別々に運搬するこ
とができるため、本体部を重く、すなわち本体部の長さ
を長くしてジブ全長を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すジブ張出し状態の概略側
面図である。
【図2】同概略平面図である。
【図3】同ジブ取外し状態のブーム先端部の拡大側面
である。
【図4】図2の一部拡大図である。
【図5】図4のV−V線拡大断面図である。
【図6】図2一部の連結前の拡大平面図である。
【符号の説明】 ジブ U ジブヘッドに兼用される補助シーブユニット 9 補助シーブユニットの補助シーブ(ジブポイントシ
ーブ) 10 同シーブブラケット 47 ジブを構成する基端側部材 48 同先端側部材 49 基端側部材の台形状の連結部(雄側連結部) 50 先端側部材の台形状の連結部(雌側連結部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/70

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にジブポイントシーブを備えた先
    端側部材と、ブームヘッドに着脱可能に取付けられるジ
    ブフットを備えた基端側部材とを含む長さ方向複数のジ
    ブ構成部材に分割され、これら各ジブ構成部材には、隣
    り合うジブ構成部材に着脱可能に連結される連結部が設
    けられ、この連結部は、隣り合うもの同士の間で雄雌嵌
    合しうる筒状で、かつ、平面視および側面視の少なくと
    も一方において相対応する台形状に形成されたことを特
    徴とするホイール式クレーンのジブ。
  2. 【請求項2】 先端側部材が、本体部と、この本体部に
    対して着脱可能に取付けられるジブポイントシーブ付き
    のジブヘッドとによって構成されたことを特徴とする請
    求項1記載のホイール式クレーンのジブ。
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