JPH0350150Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350150Y2
JPH0350150Y2 JP1987064632U JP6463287U JPH0350150Y2 JP H0350150 Y2 JPH0350150 Y2 JP H0350150Y2 JP 1987064632 U JP1987064632 U JP 1987064632U JP 6463287 U JP6463287 U JP 6463287U JP H0350150 Y2 JPH0350150 Y2 JP H0350150Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jib
foot
boom
sides
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987064632U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63173186U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987064632U priority Critical patent/JPH0350150Y2/ja
Publication of JPS63173186U publication Critical patent/JPS63173186U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350150Y2 publication Critical patent/JPH0350150Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラツククレーン、ラフテレーンクレ
ーン等のホイールクレーンにおいて、圧縮柱式ジ
ブ(以下、単にジブという)を所謂ジブツイスト
方式によつて張出し、格納するジブ張出し、格納
装置に関するものである。
(従来の技術) 上記ジブツイスト方式によるジブ張出し、格納
のための従来装置の基本的構成とジブ格納手順の
一例を第14図乃至第17図によつて簡単に説明
する。
() ブーム1の先端部左右両側にジブ取付軸
11,12を突設する。
() ジブ2の基端部左右(ジブ張出し状態に
おいて運転室側からみた左右、以下の左右の方
向性について同じ)両側、すなわちジブ両側主
桁2a,2bの基端部に、ジブ取付軸11,1
2に対して係脱しうる二股状のジブフツト2
1,22を設ける。
() 両側ジブフツト21,22のうち、左側
ジブフツト21は、主桁軸心まわりに回転しう
る可動ジブフツトに構成し、右側ジブフツトは
回転不能な固定ジブフツトに構成する。
() ジブ2は、使用時に第14,15図に示
すように可動ジブフツト21を左側ジブ取付軸
11に、固定ジブフツト22を右側ジブ取付軸
12にそれぞれ係合させた状態でブーム先端に
張出す。第14図中、Sはこの張出し状態でジ
ブ2を支持するサスペンシヨンロツドである。
() ジブ格納手順 イ サスペンシヨンロツドSを取外し、可動ジ
ブフツト21のみを左側ブームポイントピン
11に係合連結した状態で、第14図仮想線
で示すようにジブ2をブーム先端下方に吊下
げる。Wはこのときジブ2を支持する補巻ワ
イヤロープで、その端末をジブ2の先端部付
近に止着しておく。
ロ 補巻ワイヤロープWの端末をジブ先端部か
ら取外したうえで、第16図に示すようにジ
ブ2を可動ジブフツト21の軸心まわりに約
270°ツイスト回転させる。
ハ 補巻ワイヤロープWを、ジブ先端に設けた
ガイドシーブ23に通し、その端末をブーム
基部に止めつけた状態で、補巻ワイヤロープ
Wをゆつくりと巻上げることにより、第17
図に示すようにジブ2を左側ブームポイント
ピン11を中心にブーム1の左側面に引寄せ
る。
ニ この引寄せ後、ジブ2を基部および先端部
で、公知のジブ固定手段(図示せず)によつ
て固定する。
こうして、ジブ2をブーム1の左側面に竪置き
姿勢で所謂横抱き格納する。
ところが、この従来装置によると、ジブ格納状
態でジブ基端がジブ取付軸11,12、すなわち
ブーム先端(先端ブームの先端)に位置し、ジブ
全体がブーム前方寄りの位置に格納されるため、
ジブ2を格納したまま行なうクレーン作業時に、
ブーム先端側荷重が大きくなり、その分、転倒モ
ーメントが大きくなつてクレーン能力を低下させ
ることとなつていた。また、走行時にジブ重量が
前車軸側に偏つて作用するため、とくに、ブーム
の前方突出量が大きくて元々軸重バランスに問題
のあるラフテレーンクレーンの場合に、益々軽重
バランスが悪くなり、走行安定性が悪くなる等の
問題が起こつていた。
なお、この点の対策として、実開昭61−34583
号公報に記載されているように、ジブを格納後に
ブーム後方に移動(シフトバツク)させることが
考えられるが、その分、格納作業の手間が増える
とともに、ジブをブーム側面に固定する機構が複
雑化する等の難点がある。
(考案の目的) そこで本考案は、ジブを、格納後にシフトバツ
クさせるのではなく、シフトバツク状態でブーム
側面に引寄せて格納することができるクレーンの
ジブ張出し、格納装置を提供するものである。
(考案の構成) 本考案は、伸縮ブームの先端部両側にジブ取付
軸を設ける一方、ジブにおける両側主桁の基端部
に、上記両側ジブ取付軸に対して同取付軸まわり
に回動可能かつ脱着可能に連結されるジブフツト
を設け、ジブを上記両側ジブフツトが上下に位置
する竪置き姿勢でブームの側面に格納するクレー
ンにおいて、上記両側ジブフツトのうち一方のジ
ブフツトにロツドを設け、このロツドを、主桁基
端部に対し、上記一方のジブフツトが他方のジブ
フツトよりもジブ基端方向に突出する進出位置
と、同ジブフツトが他方のジブフツトと並ぶ後退
位置との間でスライド自在、および同主桁軸心ま
わりに回転自在に取付けてなるものである。
この構成により、回転およびスライド自在なジ
ブフツトを上記進出位置でジブ取付軸に連結した
状態で、この連結点を支点としてジブをブーム側
面に引寄せることにより、ジブを自動的にシフト
バツクして格納することができる。
(実施例) 本考案の実施例を第1図乃至第13図によつて
説明する。
基本実施例(第1図乃至第9図参照) ブーム3は、通常、基本ブームと複数段の可動
ブームとによつて構成される。ただしここでは説
明は判り易くするために、このブーム3を基本ブ
ーム3Aと一段の可動ブーム3Bとのみからなる
1段伸縮式に構成した場合を示している。ジブ4
は、左右両側の主桁4a,4b間に複数本の連結
桟4Cを取付けてなる先すぼまりの梯子状に構成
されている。
ブーム3には、可動ブーム3Bの先端部左右両
側にジブ取付軸31,32が水平に突設させると
ともに、基本ブーム3Aの先端部左側面にジブガ
イド5が設けられている。このジブガイド5は、
一対の平行なガイドレール51,52がブーム左
側面にへの字形に取付けられることによつて溝軌
条状に形成され、ブーム水平状態で先下がりに傾
斜する傾斜溝部5aと、この傾斜溝部5aの後方
に連結する水平溝部5Bとから成つている。33
は可動ブーム3Bの先端部に設けられたアイドラ
シーブ、34は同メインシーブ、35は同補助シ
ーブである。
一方、ジブ4には、基端部左右両側、すなわち
両側主桁4a,4bの基端部に二股状のジブフツ
ト41,42が設けられている。第8図中、41
a,42aはこの両側ジブフツト41,42に貫
設されたピン孔である。
ジブ4は、使用時には第6,7図に示すように
両側ジブフツト41,42がそれぞれ両側ジブ取
付軸31,32に係合連結された状態でブーム先
端に張出され、不使用時には第1図および第8図
に示すように、左側主桁4aおよび左側ジブフツ
ト41が下側に、右側主桁4bおよび右側ジブフ
ツト42が上側に位置する竪置き姿勢でブーム左
側面に引寄せ、格納され、公知のジブ固定手段
(図示せず)によつて固定される。
両側ジブフツト41,42のうち、右側(格納
時上側)ジブフツト42は右側主桁4bの基端部
に固設され、左側(格納時下側)ジブフツト41
は左側主桁4aの基端部に対し、同主桁軸心x上
でスライド自在かつ同軸心xまわりに回転自在に
取付けられている。
詳述すると、第8,9図に示すように、左側ジ
ブフツト41にロツド43が固設される一方、左
側主桁4aの基端部内に軸受48が嵌入固定さ
れ、ロツド43がこの軸受44に主桁軸心x上で
スライド自在および同軸心まわりに回転自在に支
持されている。44a,44aはブツシユであ
る。ロツド43の、ジブフツト側と反対側の端部
にはスラストプレート45が設けられ、このスラ
ストプレート45が軸受44の一端面に当接した
状態で、ロツド43がジブ基端方向に最大限進出
した状態、すまわちジブフツト41が主桁基端に
対し最大限離間した状態(以下、この状態を進出
状態、この進出状態でのジブフツト位置を進出位
置という)となる。そして、この進出状態からロ
ツド43が相対的にジブ先端方向に後退移動し、
ジブフツト41が軸受44の他端面に当接するこ
とにより、ジブフツト41が主桁基端に最大限に
近接した状態(以下、この状態を後退状態、この
後退状態でのジブフツト位置を後退位置という)
となる。
また、第9図に示すように、ロツド43の基部
外周面に周溝43aが設けられる一方、主桁基端
部におけるジブフツト進出状態でこの周溝43a
に対応する位置に固定ピン機構6が設けられてい
る。この固定ピン機構6は、筒状のピンホルダー
61と、軸受44の窓孔44bを介してロツド外
周面に向けて出没自在となるようにピンホルダー
61に支持されたピン62と、このピン62をロ
ツド外周面に向けて押圧するバネ63と、バネ受
け64とから成つている。また、ピン62の基端
部につまみ65aを有するレバー65が設けら
れ、このレバー65がバネ受け64の外端面に当
接している。このバネ受け64の外端面は、高面
部64aと底面部64bとが傾斜面を介して周方
向につながつたカム面に形成しており、ジブ格納
に際してレバー65を底面部64bに当接させた
状態でピン62の先端部がピンホルダー61外に
突出して、ロツド43の外周面に圧接する状態と
なる。したがつて、ジブ格納作業時にジブフツト
41が進出状態(第4,5図の状態)となると、
ピン62が周溝43aに係合してジブフツト41
の後退移動を阻止する。また、ジブ張出し時は、
レバー65をバネ受け64の高面部64aに当接
させ、ピン62を周溝43aから外れた状態に保
持しておく。
なお、ロツド43のジブフツト41側の端部に
もピン62が係合しうる凹部43bが対称二個所
に設けられ、ジブフツト41が後退位置にも保持
されうるようになつている。
一方、第1,2図に示すようにジブ右側主桁4
bの基部上面にガイドローラ視6が突設され、こ
のガイドローラ46と、ブーム3のジグガイド5
とによつて、ジブ張出し時にはジブ4が第1図の
格納位置から第2図の垂下位置まで、ジブ格納時
にはこの逆に移動するようになつている。
次に、この装置によるジブ張出し、格納手順を
説明する。
ジブ張出し ジブ4は、第1図に示す格納状態で先端部と中
間部とで基本ブーム3Aの左側面に固定される。
また、このときガイドローラ46はジブガイド5
における水平溝部5bに係合している。
(イ) ブーム3を全縮かつほぼ水平に倒し、左側
(下側)ジブフツト41を進出状態で左側ジブ
取付軸31に係合させ、かつピン孔41aに固
定ピン7(第8図に示す)をさし込んでジブフ
ツト41をジブ取付軸31に対し離脱不能、か
つ同取付軸31まわりに回動可能に連結する。
一方、第9図に示す固定ピン機構6のピン62
を同図仮想線で示すように周溝43aから外し
ておく。
(ロ) ジブ4の固定を解き、ブーム3を80°程度に
起こすと同時に伸長させる。
このブーム伸長作動により、ガイドローラ4
6がジブガイド5の水平溝部5bから傾斜溝部
5aを通つてジブガイド5から外れる。このガ
イドローラ46の動きにより、第2図に示すよ
うにジブ4が、左側ジブ取付軸31に対する左
側ジブフツト41の連結点を支点として垂下姿
勢となる。
(ハ) ジブ4を、左側主桁軸心xまわりに約270°ツ
イストさせて第3図、さらに第4,5図の状態
とする。
第4,5図の状態で、右側ジブフツト42が
右側ジブ取付軸32に下方から臨む状態とな
る。
(ニ) 予め、アイドラシーブ33および補助シーブ
35に通しておいた補巻ワイヤロープWをジブ
先端のガイドシーブ47に通し、その端末に装
着された補フツクFをジブ先端部に係止させ
る。
(ホ) この状態で、補巻ワイヤロープWを巻き上げ
る(通常は同ロープ固定状態でブーム3を伸長
させる)と、その引つ張り力により、ジブ4が
引き上げられて、左側ジブフツト41が相対的
に後退移動し、右側ジブフツト42が右側ジブ
取付軸32に係合する(第6図の状態)。
(ヘ) 補巻ワイヤロープWをさらに巻上げると、ジ
ブ4がジブ取付軸31,32を中心として前方
へ引き上げられ、同時にブーム3をほぼ水平に
倒伏させることにより第7図の状態となる。こ
の状態で右側ジブフツト42のピン孔42aに
固定ピン(図示せず)をさし込んで同ジブフツ
ト42を右側ジブ取付軸32に固定する。
(ト) 第7図仮想線で示すように、サスペンシヨン
ロツドSをジブ4とブーム先端との間に取付け
る。
以上によりジブ4の張出しが完了する。
ジブ格納 ジブ格納は上記張出し手順を逆に辿つて行なわ
れる。要点を概述すると、ブーム3をほぼ水平に
倒し、補フツクFをジブ先端部に係止させてジブ
4を支持した第7図の状態としてサスペンシヨン
ロツドSを取外すとともに、右側ジブフツト固定
ピンを外す。また、このとき固定ピン機構6のピ
ン62を作用位置にセツトしておく。次に、ブー
ム3を起こし、補巻ワイヤロープWをゆるめてジ
ブ4を第6図のように垂下させ、されに第4,5
図のようにジブ4を下降させる。このとき、固定
ピン機構6のピン62がロツド43の周溝43a
に係合し、ロツド43すなわち左側ジブフツト4
1の後退移動が阻止される。この後、ジブ4を張
出し時と逆方向に約270°ツイストさせて第2図の
状態とする。
このときガイドローラ46がジブガイド5の入
口に臨み、ブーム3を縮小させることにより、ガ
イドローラ46がジブガイド5内に入り込んで傾
斜溝部5aから水平溝部5bへと移動する。これ
により、ジブ4が、左側ジブフツト41と左側ジ
ブ取付軸31の連結点を支点としてブーム左側面
に自動的に引寄せられて第1図の格納状態とな
る。
本装置によるときは、このジブ引寄せ段階で、
その引寄せ支点である左側ジブフツト41が進出
状態にあつて、ジブ4全体が、この左側ジブフツ
ト41の進出量だけブーム後方位置に引寄せられ
る。すまわち、ジブ4が予めシフトバツクした状
態でブーム側面に引寄せられる。したがつて、第
14図乃至17図に示すように両側ジブフツト4
1,42がジブ長さ方向に位置固定された従来装
置の場合と比較して、ジブ格納状態でのクレーン
作業時に、ジブ4がシフトバツクされた分、ジブ
4によるブーム負荷(転倒モーメント)が小さく
なるため、その分、クレーン能力が増加する。ま
た、クレーン走行時に、ブーム重心が後方に移動
する分、前後車軸の軸重バランスが良くなるた
め、走行安全性が向上することとなる。また、ジ
ブを格納後に後方移動させる場合のように、格納
作業の手間が増えたり、ジブ固定機構の構造が複
雑化する等の問題も生じない。
なお、左側ジブフツト41のスライドストロー
クは、上記軸重バランス等を考慮して設定され
る。
ところで、上記ジブ引寄せ時において、ガイド
ローラ46がジブガイド5(とくに傾斜溝部5
a)を移動する間に、その反力によつてジブ4が
ブーム先端方向に移動(左側ジブフツト41が相
対的に後退移動)しようと、ジフ引寄せ作用がス
ムースに行なわれなくなるおそれがある。また、
ジブ4を第1図の格納状態から張出す場合に、ブ
ーム3が水平より先下がりに傾斜した状態にセツ
トされていると、ジブ4の固定を解いたときに、
ジブ4がブーム先端方向に移動してしていまうお
それがある。
この場合、本実施例装置においては、左側ジブ
フツト41の後退移動を固定ピン機構6およびロ
ツド43の周溝43aによつて阻止しうる構成と
しているため上記ジブ引寄せ時およびジブ張出し
の準備段階でジブ4がブーム先端方向に移動する
おそれがない。したがつて、ジブ格納および張出
し作用が手順通りにスムースかつ安全に行なわれ
ることとなる。
なお、ジブ格納後、左側ジブフツト41は第1
図等に示す進出状態のままとしておいても差支え
ないが、通常は固定ピン機構6とロツド43の周
溝43aとによる固定を解いて後退移動させてお
く。このとき、固定ピン機構6のピン62と凹部
43bとによつて同ジブフツト41を後退位置に
保持することができる。
また、左側ジブフツト41を進出状態に固定す
る手段として、第10図〜第13図に示す実施例
においては、ロツド43を中空軸とし、この中空
ロツド43の周壁に、格納時用の第1ピン孔48
と張出し時用の第2ピン孔49とを同一円周上に
おいてジブツイスト角度(約270°)と同一角度を
置いて設け、固定ピン機構6のピン62が、ジブ
格納時には第1ピン孔48に、ジブ張出し時には
第2ピン孔49にそれぞれ係合するようにしてい
る。
この場合、ジブ格納方向および張出し方向のジ
ブツイスト時に、ピン62がツイスト力によつて
両ピン孔48,49の一方から離脱しうるよう
に、両ピン孔48,49の一方の孔縁部48a,
49aを傾斜面に形成している。また、第1ピン
孔48については、ジブ格納時姿勢で左側ジブフ
ツト41を進出状態に固定するために、第12図
に示すようにピン62がロツド軸方向に離脱不能
となる直孔状とし、第2ピン孔49については、
ジブフツト41の後退移動を許容しうるように、
第13図に示すようにこのジブフツト後退方向の
孔縁部49bを、ピン62の離脱が可能となる傾
斜面に形成している。
この実施例構成によると、ジブ格納時に左側ジ
ブフツト41を進出状態に固定できるという効果
に加えて、ジブ4を格納方向にツイストさせたと
きにはピン62が第1ピン孔48に、張出し方向
にツイストさせたときにはピン62が第2ピン孔
49にそれぞれ係合してジブ4のツイスト角度を
規制するため、ツイスト操作が正確に行なわれ
る。すなわち、格納時には、第2図の段階でガイ
ドローラ46がジブガイド5の入口に臨む状態、
張出し時には、第4,5図の段階で右側ジブフツ
ト42が右側ジブ取付軸32の直下方に位置する
状態に正確にツイスト操作されることとなる。
(考案の効果) 上記のように本考案によるときは、一方のジブ
フツトをジブ主桁の基端部に対し、同主桁の軸心
上において、同主桁基端部から離間する進出位置
と、同主桁基端部に接近する後退位置との間スラ
イド自在、および同軸心まわりに回転自在に取付
けたから、このジブフツトを上記進出位置で片側
ジブ取付軸に連結した状態で、この連結点を支点
としてジブをブーム側面に引寄せることにより、
ジブをシウトバツクした状態で格納することがで
きる。これにより、ジブ格納状態でのクレーン作
業時に、ブームの転倒モーメントが減少するため
クレーン能力を高めることができるとともに、ク
レーン走行時に、ブーム重心が後方に移動する
分、前後車軸の軸重バランスが良くなるため、走
行安定性が改善される。しかも、ジブを、格納後
にシフトバツクするのではなく、予めシフトバツ
クした状態で引寄せるため、格納作業の手間が増
えたり、ジブ固定機構の構造が複雑化したりする
等の問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の基本実施例を示
し、第1図はジブ格納状態、第2図はジブ垂下状
態、第3図はジブツイスト途中状態、第4図はジ
ブツイスト完了状態をそれぞれ示す側面図、第5
図は第4図状態の正面図、第6図はさらにジブを
垂直に引き上げた状態の正面図、第7図はジブ張
出し状態の側面図、第8図は第1図状態の部分拡
大斜視図、第9図は片側ジブフツト取付部分の拡
大断面図、第10図は本考案の他の実施例を示す
第9図相当図、第11図は第10図A−A線拡大
断面図、第12図は第11図B−B線、第13図
は同C−C線各断面図、第14図は従来例を示す
ジブ格納状態の側面図、第15図は同平面図、第
16図は同ジブ垂下状態、第17図は同張出し状
態をそれぞれ示す側面図である。 3……伸縮ブーム、31……格納時下側ジブ取
付軸、4……ジブ、4a……格納時下側となる主
桁、x……同主桁の軸心、4b……格納時上側と
なる主桁、41……格納時下側となる回転および
スライド自在なジブフツト、42……上側ジブフ
ツト、43……下側ジブフツト取付用のロツド、
44……同軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮ブームの先端部両側にジブ取付軸を設ける
    一方、ジブにおける両側主桁の基端部に、上記両
    側ジブ取付軸に対して同取付軸まわりに回動可能
    かつ脱着可能に連結されるジブフツトを設け、ジ
    ブを上記両側ジブフツトが上下に位置する竪置き
    姿勢でブームの側面に格納するクレーンにおい
    て、上記両側ジブフツトのうち一方のジブフツト
    にロツドを設け、このロツドを、主桁基端部に対
    し、上記一方のジブフツトが他方のジブフツトよ
    もジブ基端方向に突出する進出位置と、同ジブフ
    ツトが他方のジブフツトと並ぶ後退位置との間で
    スライド自在、および同主桁軸心まわりに回転自
    在に取付けてなることを特徴とするクレーンのジ
    ブ張出し、格納装置。
JP1987064632U 1987-04-28 1987-04-28 Expired JPH0350150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987064632U JPH0350150Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987064632U JPH0350150Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63173186U JPS63173186U (ja) 1988-11-10
JPH0350150Y2 true JPH0350150Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=30900963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987064632U Expired JPH0350150Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350150Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186386A (ja) * 1984-10-03 1986-05-01 石川島播磨重工業株式会社 多段伸縮ブ−ム式クレ−ンのジブ張出し、格納方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186386A (ja) * 1984-10-03 1986-05-01 石川島播磨重工業株式会社 多段伸縮ブ−ム式クレ−ンのジブ張出し、格納方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63173186U (ja) 1988-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0350150Y2 (ja)
JP3241632B2 (ja) アウトリガの格納係止装置
JPH0328071Y2 (ja)
JPH0328069Y2 (ja)
JPH0350148Y2 (ja)
JPH0432397Y2 (ja)
JPS62837B2 (ja)
JPH0328070Y2 (ja)
JPS58130884A (ja) ホイ−ル式クレ−ンのジブ張出し、格納方法および同装置
JP2008094542A (ja) 折畳み補助ジブ、折畳み補助ジブを備えた自走式クレーンおよび折畳み補助ジブの張出方法
JP3597922B2 (ja) 自走式クレーン
JPH0432398Y2 (ja)
JPH0350149Y2 (ja)
JP3497648B2 (ja) ジブ格納機構
JPH01281295A (ja) クレーンのジブ張出し、格納装置
JPH0848495A (ja) ホイール式クレーンのジブおよびジブ張出し方法
JPS63184534A (ja) 荷役装置
JPS6127907Y2 (ja)
JPS60481Y2 (ja) シリンダ装置
JP3658116B2 (ja) 自走式クレーンのジブ張出格納機構
JPS6323428Y2 (ja)
JPH0755173Y2 (ja) アウトリガ張出し装置
JPH024512B2 (ja)
JPS6246898A (ja) ホイ−ル式クレ−ンにおける補助ジブの格納装置
JPH0149851B2 (ja)