JPH0338231Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0338231Y2
JPH0338231Y2 JP9837686U JP9837686U JPH0338231Y2 JP H0338231 Y2 JPH0338231 Y2 JP H0338231Y2 JP 9837686 U JP9837686 U JP 9837686U JP 9837686 U JP9837686 U JP 9837686U JP H0338231 Y2 JPH0338231 Y2 JP H0338231Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
brackets
pin
bracket
triangular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9837686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS634992U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9837686U priority Critical patent/JPH0338231Y2/ja
Publication of JPS634992U publication Critical patent/JPS634992U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0338231Y2 publication Critical patent/JPH0338231Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は最大吊上げ能力の大きい自走式クレー
ンに関する。
〔従来の技術〕
従来第5図に示すようにシリンダ後端が旋回台
7にピン8で連結されたデリツクシリンダ9をテ
レスコープ状伸縮ブーム10の基部下方に配設し
て、そのピストンロツド前端のブーム側連結金具
Hが、該ブームの水平状態においてクレーン及び
自動車制御用運転室11の前端部の側方に位置す
るように構成した自走式クレーンにおいては、最
大吊上げ能力が20トン以上になると、ブーム側連
結金具Hを第6図〜第8図に示すような箱形構造
にしていた。即ちピストンロツド12前端のピン
挿通部分12aに挿通したピン2の両端を支持す
る両側壁板13aを備える箱形ブラケツト13
と、その前端壁板13bより前方に突出する側面
三角形状の箱形ブラケツト14とを一体に結合し
て、これをブーム下面に溶着していた。図中13
cは箱形ブラケツト13の開口部両側に夫々溶着
した補強板である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来型構成では、ピン2からブラケツト前
端までの上辺長さEが、該ピンからブラケツト後
端までの上辺長さFの4倍程度に長くなるため、
ブームを水平に倒伏して路上走行する際における
運転室11内の運転者の側方視界が補強用の箱形
ブラケツト14によつて妨げられ、自走式クレー
ンが交叉点で左折する場合などに事故を生ずる恐
れがある。
この場合ピン挿通部分12aとピストンロツド
12との結合部が箱形ブラケツト13の開口縁と
干渉しないように、該ピン挿通部分の長さを大き
くせねばならぬため、収縮したデリツクシリンダ
9の長さを短くすることができないのと、該デリ
ツクシリンダで荷を吊つたブームを俯仰させるた
めには、そのシリンダ基端の連結ピン8の位置を
ブーム基端側に近寄らせることができないのとに
よつて、ブーム側連結金具Hの位置をブーム基端
側に近付けることもできない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこの問題に対処するもので、ピストン
ロツド1を連結するピン2の挿通孔から前端まで
の上辺長さAが該挿通孔から後端までの上辺長さ
Bより大きい左右一対の三角形状の第1ブラケツ
ト3,3の外側に、夫々前端内角θと前記ピン2
の挿通孔から前端までの上辺長さCとが三角形状
の第1ブラケツト3のそれと略等しく、しかも該
挿通孔から後端までの上辺長さDが該上辺長さC
より著しく大きい三角形状の第2ブラケツト4を
一体に固着し、該第1,第2のブラケツト3,4
の上辺をブーム下面に溶着すると共に、ブーム底
板を介してその両側板10a,10a間をつなぐ
よう該ブーム下面に密着固定した受圧板5の下面
に該第1,第2のブラケツトの前端部を溶着し
て、左右の第1ブラケツト3,3間でピストンロ
ツド前端のピン挿通部分1aを回動自在に挟持す
ると共に、左右の第2ブラケツト4,4間のデリ
ツクシリンダ6のシリンダ前端部が嵌り込む間隔
を持つブーム側連結金具を構成させたことを特徴
とする。
〔作用〕
上記構成によれば、第4図のように荷役作業中
のデリツクシリンダ6に著しく大きなブーム支持
力Pを生じた場合は、そのブームと平行な分力
PaによるモーメントMと、ブームに垂直な分力
Pbとが、ピン2を介してブーム側連結金具に同
時に作用するが、第1,第2のブラケツト3,4
の上辺長さA,Cが短いため、該両ブラケツトの
前端部がブーム下面を押圧しようとする圧縮力が
著しく大きくなつても、これが受圧板5を介して
ブーム基部の両側板10aに伝達されるから、ブ
ーム底板10bが凹む恐れはない。
又モーメントMによつて第1,第2のブラケツ
ト3,4とブーム下面との溶着部に生ずる曲げ応
力の内、ピン2より後方の部分に生ずる引張応力
は、第1ブラケツト3の後端部に作用する垂直分
力Pbの成分が大きいのと、該ピンより後方の第
2ブラケツト4の長さDが大きいのとによつて緩
和される。一方平行分力Paによつて第1,第2
のブラケツト3,4とブーム下面との溶着部に生
じるせん断応力も、該第2ブラケツト長さDを大
きくし得ることによつて緩和される。
〔実施例〕
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
5図と同一符号を附した部材は相対応する部材で
ある。ブーム10はテレスコープ状伸縮ブームで
あるが、第1図〜第4図には、その矩形断面の基
端ブームが代表して図示されており、該ブーム1
0の基端は旋回台7にフートピン15で俯仰自在
に枢架される。
三角形状の第1ブラケツト3は、その上辺に肉
抜き用の切欠3aを備え、その略全周が三角形状
の第2ブラケツト4に溶着される。受圧板5はそ
の前後の中央部に夫々肉抜き用の切欠5a,5b
を設けて、その全周をブーム底板10bの下面に
溶着している。従つて受圧板5の両端部は夫々ブ
ーム側板10aの下方に位置する。
16は受圧板5に上縁が接するようにして左右
の第1ブラケツト3,3に両端を溶着した連結板
で、該連結板16は該両第1ブラケツトがピン2
に作用する負荷によつて開くのを防止する。図示
実施例の受圧板5は重量軽減用の切欠5a,5b
を設けたため、連結板16の上縁を受圧板5に溶
着して該受圧板に所要の曲げ剛性を持たせてい
る。しかし両側第1ブラケツト3或いは両側第2
ブラケツト4の開き防止手段は、これに限定され
るものではなく、各第2ブラケツト4の外側とブ
ーム下面との間に夫々第2ブラケツトの開き防止
用ブラケツトを溶着するなど、任意の手段を採用
し得る。
尚受圧板5より前方のブーム底板10bの下面
両側には、夫々応力軽減用のダブリング板17を
溶着するのがよい。図中18はピストンロツド前
端のピン挿通部分1aに取付けたブッシュを示
し、該ブツシユ18に嵌合したピン2の頭部を第
2ブラケツト4に固定する手段を適宜設けること
は従来同様である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ピン2からブーム側連結金具
前端までの距離を従来より著しく小さくすること
ができ、しかも該ブーム側連結金具が、ピン2か
らピン挿通部分1aとピストンロツド1との結合
部までの長さ、従つて収縮時のデリツクシリンダ
長さを従来より短くすることができるのみなら
ず、ブーム水平時にデリツクシリンダ6が左右の
第2ブラケツト4,4間に嵌り込んで、該デリツ
クシリンダの傾斜角を小さくできる構成よりなる
ため、フートピン15に対するデリツクシリンダ
6のモーメントアームLの長さを略従来同様に維
持させながら、ピン2の位置を第4図点線示の従
来位置Gからブーム基端側に近付けることがで
き、従つて路上走行時における自走式クレーンの
側方視界を従来より著しく広げることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案一実施例要部の縦断
側面図及びその下面図、第3図は第1図のX−X
断面図、第4図はブームの俯仰作用を示す側面
図、第5図は従来型自走式クレーンの側面図、第
6図及び第7図は夫々縦断して示す第5図Y部の
詳細図、第8図は第6図のZ−Z断面図である。 7…旋回台、8…ピン、10…ブーム、11…
クレーン及び自動車制御用運転室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ後端が旋回台に連結されたデリツクシ
    リンダをブームの基部下方に配設して、そのピス
    トンロツド前端のブーム側連結金具が、ブームの
    水平状態においてクレーン及び自動車制御用運転
    室のブーム側の側壁に設けた側方視界用窓の側方
    或いはこれより前方に位置するように構成した自
    走式クレーンにおいて、ピストンロツド1を連結
    するピン2の挿通孔から前端までの上辺長さAが
    該挿通孔から後端までの上辺長さBより大きい左
    右一対の三角形状の第1ブラケツト3,3の外側
    に、夫々前端内角θと前記ピン2の挿通孔から前
    端までの上辺長さCとが三角形状の第1ブラケツ
    ト3のそれと略等しく、しかも該挿通孔から後端
    までの上辺長さDが該上辺長さCより著しく大き
    い三角形状の第2ブラケツト4を一体に固着し、
    該第1,第2のブラケツト3,4の上辺をブーム
    下面に溶着すると共に、ブーム底板を介してその
    両側板10a,10a間をつなぐよう該ブーム下
    面に密着固定した受圧板5の下面に該第1,第2
    のブラケツトの前端部を溶着して、左右の第1ブ
    ラケツト3,3間でピストンロツド前端のピン挿
    通部分1aを回動自在に挟持すると共に、左右の
    第2ブラケツト4,4間にデリツクシリンダ6の
    シリンダ前端部が嵌り込む間隔を持つブーム側連
    結金具を構成させたことを特徴とする自走式クレ
    ーン。
JP9837686U 1986-06-28 1986-06-28 Expired JPH0338231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9837686U JPH0338231Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9837686U JPH0338231Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS634992U JPS634992U (ja) 1988-01-13
JPH0338231Y2 true JPH0338231Y2 (ja) 1991-08-13

Family

ID=30966256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9837686U Expired JPH0338231Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0338231Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5364353B2 (ja) * 2008-11-26 2013-12-11 株式会社神戸製鋼所 ブーム起伏シリンダ取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS634992U (ja) 1988-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5913437B2 (ja) クレ−ンブ−ム組立体
US4160558A (en) Carrier frame for mobile crane
US4002242A (en) Vehicle cranes
JPH0338231Y2 (ja)
JPH08295496A (ja) フォークリフトのマストサポート
JP3621546B2 (ja) 自走式クレーンのブーム支持フレーム
JPS6211134B2 (ja)
CN110573679B (zh) 用于车辆驾驶室的立柱
EP2789566B1 (en) Foldable crane
JPS597634B2 (ja) クレ−ン車
JP3965609B2 (ja) 建設機械等のアウトリガー
JP2832456B2 (ja) 特殊車両のアウトリガ
KR101942213B1 (ko) 신축 붐의 장착 구조
US6991120B2 (en) Device for raising and unfolding the mast and for raising the jib of a crane
JP3271036B2 (ja) クレーン車の転倒防止装置
JP3469682B2 (ja) ホイールクレーンのブーム支持フレーム
JPH0229549B2 (ja)
JP3412268B2 (ja) ホイール式クレーンのジブ
US4726445A (en) Mobile lift
JPH0447189Y2 (ja)
JPS6116175Y2 (ja)
JPS5842051B2 (ja) ダンプカ−の荷箱
JP2679534B2 (ja) フォークリフトにおけるチェーンの取り付けピン
JP2589487B2 (ja) トラツククレーンのアウトリガ装置
JPS58222220A (ja) 作業用車両におけるブ−ムのブ−ム素体