JPH08295496A - フォークリフトのマストサポート - Google Patents
フォークリフトのマストサポートInfo
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- JPH08295496A JPH08295496A JP7101364A JP10136495A JPH08295496A JP H08295496 A JPH08295496 A JP H08295496A JP 7101364 A JP7101364 A JP 7101364A JP 10136495 A JP10136495 A JP 10136495A JP H08295496 A JPH08295496 A JP H08295496A
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- Japan
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- support
- mast
- front axle
- fixed
- support body
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
- B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
- B66F9/075—Constructional features or details
- B66F9/08—Masts; Guides; Chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】運転者の前方視界を妨げることのないマスト構
造を可能とし、且つ低コストで高強度なフォークリフト
のマストサポートを提供する。 【構成】ロアビーム４の両端近傍はリフトシリンダＳの
配置域となっており、さらに外側のロアビーム４には、
同ビーム４とアウタマスト１とを連結すると共に、フロ
ントアクスルにより支持されるための一対のマストサポ
ート７が取り付けられている。マストサポート７は、サ
ポート本体８とフロントアクスル支持体９とが溶接にて
固着されることにより構成されており、両部材の重ね合
わせ部は段差状になっている。マストサポート７はアウ
タマスト１及びロアビーム４に溶接にて固着されてお
り、この場合、外側がサポート本体８、内側がフロント
アクスル支持体９になるように左右のマストサポート７
が配置されている。上記構成により、ロアビーム４には
リフトシリンダＳを配置するためのスペースが確保さ
れ、且つ切削加工が不要となる。
造を可能とし、且つ低コストで高強度なフォークリフト
のマストサポートを提供する。 【構成】ロアビーム４の両端近傍はリフトシリンダＳの
配置域となっており、さらに外側のロアビーム４には、
同ビーム４とアウタマスト１とを連結すると共に、フロ
ントアクスルにより支持されるための一対のマストサポ
ート７が取り付けられている。マストサポート７は、サ
ポート本体８とフロントアクスル支持体９とが溶接にて
固着されることにより構成されており、両部材の重ね合
わせ部は段差状になっている。マストサポート７はアウ
タマスト１及びロアビーム４に溶接にて固着されてお
り、この場合、外側がサポート本体８、内側がフロント
アクスル支持体９になるように左右のマストサポート７
が配置されている。上記構成により、ロアビーム４には
リフトシリンダＳを配置するためのスペースが確保さ
れ、且つ切削加工が不要となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、フォークリフトのマ
ストサポートに関するものである。
ストサポートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５，図６は、従来技術としてのフォー
クリフトのマストサポートを示す。各図において、左右
一対のアウタマスト３１の下端はロアビーム３２にて連
結されており、ロアビーム３２の両端付近に形成された
取付孔３２ａには、同ビーム３２より上方に延びる荷役
装置昇降用リフトシリンダＳが配設される。この場合、
リフトシリンダＳが運転者の前方視界の妨げとならない
ように、アウタマスト３１の背後にリフトシリンダＳが
配設されるようになっている。マストサポート３３は、
前記アウタマスト３１及びロアビーム３２に溶接にて固
着され、且つ車体の図示しないフロントアクスル（車
軸）によって支持される。つまり、マストサポート３３
は本体部３４及びキャップ部３５を有し、これらの両部
材にて形成される中空孔部３６にフロントアクスルが挿
入されることによって、マストサポート３３がフロント
アクスルに支持される。
クリフトのマストサポートを示す。各図において、左右
一対のアウタマスト３１の下端はロアビーム３２にて連
結されており、ロアビーム３２の両端付近に形成された
取付孔３２ａには、同ビーム３２より上方に延びる荷役
装置昇降用リフトシリンダＳが配設される。この場合、
リフトシリンダＳが運転者の前方視界の妨げとならない
ように、アウタマスト３１の背後にリフトシリンダＳが
配設されるようになっている。マストサポート３３は、
前記アウタマスト３１及びロアビーム３２に溶接にて固
着され、且つ車体の図示しないフロントアクスル（車
軸）によって支持される。つまり、マストサポート３３
は本体部３４及びキャップ部３５を有し、これらの両部
材にて形成される中空孔部３６にフロントアクスルが挿
入されることによって、マストサポート３３がフロント
アクスルに支持される。
【０００３】かかるマストサポート３３において、その
本体部３４には段部３４ａが切削加工により形成され、
その一部が薄肉となっている。これは、前記リフトシリ
ンダＳをマストの背後に位置させるためにはリフトシリ
ンダＳと本体部３４との干渉を避ける必要があるからで
ある。なお、本体部３４の外面には補強板３７が取り付
けられている。
本体部３４には段部３４ａが切削加工により形成され、
その一部が薄肉となっている。これは、前記リフトシリ
ンダＳをマストの背後に位置させるためにはリフトシリ
ンダＳと本体部３４との干渉を避ける必要があるからで
ある。なお、本体部３４の外面には補強板３７が取り付
けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では以下に示す問題を招いていた。即ち、上記マスト
サポート３３では、本体部３４の段部３４ａを切削加工
するためにコストが高くなり、原価低減の大きな妨げと
なっていた。
術では以下に示す問題を招いていた。即ち、上記マスト
サポート３３では、本体部３４の段部３４ａを切削加工
するためにコストが高くなり、原価低減の大きな妨げと
なっていた。
【０００５】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、運転者の前方
視界を妨げることのないマスト構造を可能とし、且つ低
コストで高強度なフォークリフトのマストサポートを提
供することにある。
ものであって、その目的とするところは、運転者の前方
視界を妨げることのないマスト構造を可能とし、且つ低
コストで高強度なフォークリフトのマストサポートを提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載した発明は、アウタマストの下端を
連結すると共に荷役装置昇降用のリフトシリンダを支え
るためのクロスビームに固着され、且つ車体のフロント
アクスルにより支持されるフォークリフトのマストサポ
ートであって、前記クロスビームに固着し設けられるサ
ポート本体と、前記フロントアクスルに支持されるため
のフロントアクスル支持体とを別体とし、前記リフトシ
リンダとサポート本体との近接を阻害しない位置にて、
前記サポート本体に前記フロントアクスル支持体を固着
したことを要旨としている。
に、請求項１に記載した発明は、アウタマストの下端を
連結すると共に荷役装置昇降用のリフトシリンダを支え
るためのクロスビームに固着され、且つ車体のフロント
アクスルにより支持されるフォークリフトのマストサポ
ートであって、前記クロスビームに固着し設けられるサ
ポート本体と、前記フロントアクスルに支持されるため
のフロントアクスル支持体とを別体とし、前記リフトシ
リンダとサポート本体との近接を阻害しない位置にて、
前記サポート本体に前記フロントアクスル支持体を固着
したことを要旨としている。
【０００７】請求項２に記載の発明では、請求項１に記
載の発明において、前記サポート本体及びフロントアク
スル支持体を溶接にて固着している。請求項３に記載の
発明では、請求項１又は２に記載の発明において、前記
フロントアクスル支持体が前記クロスビームに固着され
る。
載の発明において、前記サポート本体及びフロントアク
スル支持体を溶接にて固着している。請求項３に記載の
発明では、請求項１又は２に記載の発明において、前記
フロントアクスル支持体が前記クロスビームに固着され
る。
【０００８】請求項４に記載の発明では、請求項１〜３
のいずれかに記載の発明において、前記フロントアクス
ル支持体及びサポート本体は板材であり、両板材の側面
の一部を重ね合わせると共にその重ね合わせ面を固着
し、前記サポート本体の板厚面がクロスビーム上に固着
される。
のいずれかに記載の発明において、前記フロントアクス
ル支持体及びサポート本体は板材であり、両板材の側面
の一部を重ね合わせると共にその重ね合わせ面を固着
し、前記サポート本体の板厚面がクロスビーム上に固着
される。
【０００９】
【作用】請求項１に記載の構成によれば、マストサポー
トは、クロスビームに固着し設けられるサポート本体
と、フロントアクスルに支持されるためのフロントアク
スル支持体とを別体にて有し、これら２部材（サポート
本体，フロントアクスル支持体）が溶接等により固着さ
れている。この場合、フロントアクスル支持体はリフト
シリンダとサポート本体との近接を妨げない位置にて固
着されている。つまり、サポート本体に対して十分に近
接した位置にシフトシリンダが取り付け可能となってい
る。その結果、リフトシリンダの取り付け時において、
フロントアクスル支持体とリフトシリンダとの位置干渉
が回避される。また、当該リフトシリンダをサポート本
体に近接して配置でき、ひいては、リフトシリンダをマ
ストの背後に配置して運転者による前方視界を確保する
ことができる。また、マストサポートの製作工程におい
て、リフトシリンダとの干渉を避けるための段部の切削
加工が不要となるため、コストの大幅な低減を図ること
が可能となる。
トは、クロスビームに固着し設けられるサポート本体
と、フロントアクスルに支持されるためのフロントアク
スル支持体とを別体にて有し、これら２部材（サポート
本体，フロントアクスル支持体）が溶接等により固着さ
れている。この場合、フロントアクスル支持体はリフト
シリンダとサポート本体との近接を妨げない位置にて固
着されている。つまり、サポート本体に対して十分に近
接した位置にシフトシリンダが取り付け可能となってい
る。その結果、リフトシリンダの取り付け時において、
フロントアクスル支持体とリフトシリンダとの位置干渉
が回避される。また、当該リフトシリンダをサポート本
体に近接して配置でき、ひいては、リフトシリンダをマ
ストの背後に配置して運転者による前方視界を確保する
ことができる。また、マストサポートの製作工程におい
て、リフトシリンダとの干渉を避けるための段部の切削
加工が不要となるため、コストの大幅な低減を図ること
が可能となる。
【００１０】請求項２に記載の構成によれば、サポート
本体及びフロントアクスル支持体の２部材を作業負荷が
比較的軽い溶接により固着することで、従来の切削加工
に比べてコストの大幅な低減を図ることが可能となる。
本体及びフロントアクスル支持体の２部材を作業負荷が
比較的軽い溶接により固着することで、従来の切削加工
に比べてコストの大幅な低減を図ることが可能となる。
【００１１】請求項３，４に記載の発明によれば、マス
トサポートの強固な固着が可能となる。
トサポートの強固な固着が可能となる。
【００１２】
【実施例】以下、この発明をフォークリフト用マストに
具体化した一実施例について説明する。なお、本実施例
のマスト構造においては、マストの後方（車体の前進方
向に対して後方）側に上下方向に延びる荷役装置昇降用
リフトシリンダが配設され、さらに後方側に左右方向に
延びるフロントアクスル（車軸）が配設されるようにな
っている。図１〜図４は本実施例の構成を示す。図１は
マストサポート及びその周辺の構成を示す斜視図、図２
はマストサポート及びその周辺の構成を示す側面図、図
３はマストサポート及びその周辺の構成を示す平断面
図、図４はアウタマストの全体及びその周辺の構成を示
す正面図である。
具体化した一実施例について説明する。なお、本実施例
のマスト構造においては、マストの後方（車体の前進方
向に対して後方）側に上下方向に延びる荷役装置昇降用
リフトシリンダが配設され、さらに後方側に左右方向に
延びるフロントアクスル（車軸）が配設されるようにな
っている。図１〜図４は本実施例の構成を示す。図１は
マストサポート及びその周辺の構成を示す斜視図、図２
はマストサポート及びその周辺の構成を示す側面図、図
３はマストサポート及びその周辺の構成を示す平断面
図、図４はアウタマストの全体及びその周辺の構成を示
す正面図である。
【００１３】図４において、左右一対のアウタマスト１
はフォークリフトの車体前方に配設されるものであっ
て、同アウタマスト１の内側には、荷物を載置するため
のフォークを有する図示しない昇降装置（インナマス
ト）が配置される。両アウタマスト１は上下３箇所のク
ロスビーム（アッパビーム２，チルトビーム３，ロアビ
ーム４）にて連結されており、チルトビーム３の連結部
付近には図示しないチルトシリンダを連結するための連
結ピン５が設けられている。即ち、この連結ピン５に連
結されるチルトシリンダによりアウタマスト１は車体に
対して前傾動作又は後傾動作することができる。
はフォークリフトの車体前方に配設されるものであっ
て、同アウタマスト１の内側には、荷物を載置するため
のフォークを有する図示しない昇降装置（インナマス
ト）が配置される。両アウタマスト１は上下３箇所のク
ロスビーム（アッパビーム２，チルトビーム３，ロアビ
ーム４）にて連結されており、チルトビーム３の連結部
付近には図示しないチルトシリンダを連結するための連
結ピン５が設けられている。即ち、この連結ピン５に連
結されるチルトシリンダによりアウタマスト１は車体に
対して前傾動作又は後傾動作することができる。
【００１４】ロアビーム４の両端近傍には、リフトシリ
ンダＳを取り付けるためのシリンダ取付孔６が設けられ
ている。この場合、リフトシリンダＳが運転者の前方視
界の妨げとならないように、リフトシリンダＳはアウタ
マスト１の背後に配設されるようになっている。また、
シリンダ取付孔６よりも外側のロアビーム４には、同ビ
ーム４とアウタマスト１とを連結すると共に、フロント
アクスルＦ（図３参照）により支持されるための一対の
マストサポート７が取り付けられている。
ンダＳを取り付けるためのシリンダ取付孔６が設けられ
ている。この場合、リフトシリンダＳが運転者の前方視
界の妨げとならないように、リフトシリンダＳはアウタ
マスト１の背後に配設されるようになっている。また、
シリンダ取付孔６よりも外側のロアビーム４には、同ビ
ーム４とアウタマスト１とを連結すると共に、フロント
アクスルＦ（図３参照）により支持されるための一対の
マストサポート７が取り付けられている。
【００１５】マストサポート７付近の詳細な構成を図１
〜図３を用いて説明する。各図において、マストサポー
ト７は、サポート本体８、フロントアクスル支持体９及
びキャップ１０を有している。詳しくは、フロントアク
スル支持体９及びキャップ１０には、各々半円状のフロ
ントアクスル取付凹部９ａ，１０ａが形成されている。
そして、それらフロントアクスル支持体９及びキャップ
１０がボルト１２にて締め付けられることにより、フロ
ントアクスル取付凹部９ａ，１０ａにてマストサポート
７がフロントアクスルＦに支持されるようになってい
る。なお、フロントアクスル支持体９のフロントアクス
ル取付凹部９ａには、フロントアクスルＦを間隙なく支
持するためのカラー１１が取り付けられている。
〜図３を用いて説明する。各図において、マストサポー
ト７は、サポート本体８、フロントアクスル支持体９及
びキャップ１０を有している。詳しくは、フロントアク
スル支持体９及びキャップ１０には、各々半円状のフロ
ントアクスル取付凹部９ａ，１０ａが形成されている。
そして、それらフロントアクスル支持体９及びキャップ
１０がボルト１２にて締め付けられることにより、フロ
ントアクスル取付凹部９ａ，１０ａにてマストサポート
７がフロントアクスルＦに支持されるようになってい
る。なお、フロントアクスル支持体９のフロントアクス
ル取付凹部９ａには、フロントアクスルＦを間隙なく支
持するためのカラー１１が取り付けられている。
【００１６】また、サポート本体８とフロントアクスル
支持体９とは溶接にて互いに固着されており、両部材
（サポート本体８，フロントアクスル支持体９）の重ね
合わせ部は互い違いの段差状になっている。ここで、本
実施例のサポート本体８には従来用いられていた補強板
が取り付けられておらず、サポート本体８はその板厚が
できるだけ厚くなるように構成されている。
支持体９とは溶接にて互いに固着されており、両部材
（サポート本体８，フロントアクスル支持体９）の重ね
合わせ部は互い違いの段差状になっている。ここで、本
実施例のサポート本体８には従来用いられていた補強板
が取り付けられておらず、サポート本体８はその板厚が
できるだけ厚くなるように構成されている。
【００１７】そして、上記の如く構成されたマストサポ
ート７がアウタマスト１及びロアビーム４に溶接にて固
着されている。この場合、サポート本体８とアウタマス
ト１との接合面、サポート本体８及びフロントアクスル
支持体９とロアビーム４との接合面で溶接が施され、上
述の如くサポート本体８の厚肉化により大きな溶接面が
確保されている。また、外側がサポート本体８、内側が
フロントアクスル支持体９になるように左右のマストサ
ポート７が配置されており、ロアビーム４にはリフトシ
リンダＳをアウタマスト１の背後に配置するための十分
なスペースが確保されている。
ート７がアウタマスト１及びロアビーム４に溶接にて固
着されている。この場合、サポート本体８とアウタマス
ト１との接合面、サポート本体８及びフロントアクスル
支持体９とロアビーム４との接合面で溶接が施され、上
述の如くサポート本体８の厚肉化により大きな溶接面が
確保されている。また、外側がサポート本体８、内側が
フロントアクスル支持体９になるように左右のマストサ
ポート７が配置されており、ロアビーム４にはリフトシ
リンダＳをアウタマスト１の背後に配置するための十分
なスペースが確保されている。
【００１８】なお、マストサポート７に支持されるフロ
ントアクスルＦには、マストサポート７の外側において
ブレーキ装置Ｂが取り付けられ、さらに外側にタイヤＴ
が取り付けられる。
ントアクスルＦには、マストサポート７の外側において
ブレーキ装置Ｂが取り付けられ、さらに外側にタイヤＴ
が取り付けられる。
【００１９】以上詳述したように本実施例のフォークリ
フトでは、サポート本体８及びフロントアクスル支持体
９の２部材を主にマストサポート７を構成し、それらを
溶接により互いに固着させた。かかる場合、リフトシリ
ンダＳとサポート本体８との近接を阻害しない位置に
て、サポート本体８にフロントアクスル支持体９を固着
し、シフトシリンダＳがサポート本体８に対して十分に
近接した位置に取り付けできるようにした。その結果、
リフトシリンダＳの取り付け時において、フロントアク
スル支持体９とリフトシリンダＳとの位置干渉が回避で
き、さらに、リフトシリンダＳをマストの背後に配置す
ることができるために、ひいては、運転者の前方視界を
十分に確保することができる。
フトでは、サポート本体８及びフロントアクスル支持体
９の２部材を主にマストサポート７を構成し、それらを
溶接により互いに固着させた。かかる場合、リフトシリ
ンダＳとサポート本体８との近接を阻害しない位置に
て、サポート本体８にフロントアクスル支持体９を固着
し、シフトシリンダＳがサポート本体８に対して十分に
近接した位置に取り付けできるようにした。その結果、
リフトシリンダＳの取り付け時において、フロントアク
スル支持体９とリフトシリンダＳとの位置干渉が回避で
き、さらに、リフトシリンダＳをマストの背後に配置す
ることができるために、ひいては、運転者の前方視界を
十分に確保することができる。
【００２０】また、マストサポート７の製作工程におい
て、リフトシリンダＳとの干渉を避けるための段部の切
削加工が不要となるため、コストの大幅な低減を図るこ
とが可能となる。この場合、サポート本体８及びフロン
トアクスル支持体９を作業負荷が比較的軽い溶接により
固着することによっても、従来の切削加工に比べて大幅
に低コスト化が実現できる。
て、リフトシリンダＳとの干渉を避けるための段部の切
削加工が不要となるため、コストの大幅な低減を図るこ
とが可能となる。この場合、サポート本体８及びフロン
トアクスル支持体９を作業負荷が比較的軽い溶接により
固着することによっても、従来の切削加工に比べて大幅
に低コスト化が実現できる。
【００２１】また、本実施例では、サポート本体８が外
側に、フロントアクスル支持体９が内側になるようにロ
アビーム４上に左右一対のマストサポート７を配設し
た。それにより、マストサポート７の外側における十分
なスペースが確保できる。つまり、マストサポート７の
外側にはフロントアクスルＦに連結されたブレーキ装置
ＢやタイヤＴ等が配設されるが、この配設スペースが確
保できる。
側に、フロントアクスル支持体９が内側になるようにロ
アビーム４上に左右一対のマストサポート７を配設し
た。それにより、マストサポート７の外側における十分
なスペースが確保できる。つまり、マストサポート７の
外側にはフロントアクスルＦに連結されたブレーキ装置
ＢやタイヤＴ等が配設されるが、この配設スペースが確
保できる。
【００２２】さらに、本実施例の構成によれば、サポー
ト本体８の肉厚を厚くし、マストサポート７とアウタマ
スト１との溶接面を大きくした。その結果、上記溶接面
における応力集中が緩和され、溶接強度を増大させるこ
とができる。
ト本体８の肉厚を厚くし、マストサポート７とアウタマ
スト１との溶接面を大きくした。その結果、上記溶接面
における応力集中が緩和され、溶接強度を増大させるこ
とができる。
【００２３】なお、本発明は上記実施例の他に次のよう
に構成することも可能である。上記実施例では、サポー
ト本体８とフロントアクスル支持体９とを溶接にて固着
したが、両部材を接合剤により接合したりボルトやピン
等により締め付け固定したりする等、他の方法に変更し
てもよい。
に構成することも可能である。上記実施例では、サポー
ト本体８とフロントアクスル支持体９とを溶接にて固着
したが、両部材を接合剤により接合したりボルトやピン
等により締め付け固定したりする等、他の方法に変更し
てもよい。
【００２４】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施例から把握される技術的思想に
ついて、以下にその効果と共に記載する。 （ａ）アウタマストの下端を連結すると共に荷役装置昇
降用のリフトシリンダを支えるためのクロスビームを有
し、該クロスビームの両端に車体のフロントアクスルに
支持される左右一対のマストサポートを固着したマスト
構造において、前記左右一対のマストサポートは、前記
クロスビームに固着し設けられるサポート本体と、前記
フロントアクスルに支持されるためのフロントアクスル
支持体とを別体にて有し、前記左右のサポート本体の各
々内側に前記フロントアクスル支持体を固着したマスト
構造。
ものであって、上記実施例から把握される技術的思想に
ついて、以下にその効果と共に記載する。 （ａ）アウタマストの下端を連結すると共に荷役装置昇
降用のリフトシリンダを支えるためのクロスビームを有
し、該クロスビームの両端に車体のフロントアクスルに
支持される左右一対のマストサポートを固着したマスト
構造において、前記左右一対のマストサポートは、前記
クロスビームに固着し設けられるサポート本体と、前記
フロントアクスルに支持されるためのフロントアクスル
支持体とを別体にて有し、前記左右のサポート本体の各
々内側に前記フロントアクスル支持体を固着したマスト
構造。
【００２５】この構成のマスト構造によれば、左右両側
のサポート本体の各々内側にフロントアクスル支持体を
固着したことで、マストサポート外側におけるスペース
が確保される。つまり、マストサポートの外側にはフロ
ントアクスルに連結されたブレーキ装置やタイヤ等が配
設されるが、この配設スペースが確保できる。
のサポート本体の各々内側にフロントアクスル支持体を
固着したことで、マストサポート外側におけるスペース
が確保される。つまり、マストサポートの外側にはフロ
ントアクスルに連結されたブレーキ装置やタイヤ等が配
設されるが、この配設スペースが確保できる。
【００２６】（ｂ）上記（ａ）に記載のマスト構造にお
いて、前記サポート本体及びフロントアクスル支持体を
溶接にて固着したマスト構造。この構成のマスト構造に
よれば、請求項２に記載の発明と同様に、サポート本体
及びフロントアクスル支持体の２部材を作業負荷が比較
的軽い溶接により固着することで、従来の切削加工に比
べてコストの大幅な低減を図ることができる。
いて、前記サポート本体及びフロントアクスル支持体を
溶接にて固着したマスト構造。この構成のマスト構造に
よれば、請求項２に記載の発明と同様に、サポート本体
及びフロントアクスル支持体の２部材を作業負荷が比較
的軽い溶接により固着することで、従来の切削加工に比
べてコストの大幅な低減を図ることができる。
【００２７】
【発明の効果】請求項１，２に記載の発明によれば、リ
フトシリンダがマストの背後に配置される場合にも、当
該リフトシリンダとの干渉を防止することができると共
に、リフトシリンダによって運転者の前方視界が妨げら
れることが回避でき、且つコストの大幅な低減を図るこ
とができるという優れた効果を発揮する。
フトシリンダがマストの背後に配置される場合にも、当
該リフトシリンダとの干渉を防止することができると共
に、リフトシリンダによって運転者の前方視界が妨げら
れることが回避でき、且つコストの大幅な低減を図るこ
とができるという優れた効果を発揮する。
【００２８】請求項３，４に記載の発明によれば、マス
トサポートの強固な固着が可能となる。
トサポートの強固な固着が可能となる。
【図１】実施例におけるマストサポート及びその周辺の
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図２】同じく、マストサポート及びその周辺の構成を
示す側面図。
示す側面図。
【図３】同じく、マストサポート及びその周辺の構成を
示す平断面図。
示す平断面図。
【図４】同じく、アウタマストの全体及びその周辺の構
成を示す正面図。
成を示す正面図。
【図５】従来技術におけるマストサポートの構成を示す
側面図。
側面図。
【図６】従来技術におけるマストサポートの構成を示す
平断面図。
平断面図。
１…アウタマスト、５…クロスビームとしてのロアビー
ム、７…マストサポート、８…サポート本体、９…フロ
ントアクスル支持体、Ｓ…リフトシリンダ、Ｆ…フロン
トアクスル。
ム、７…マストサポート、８…サポート本体、９…フロ
ントアクスル支持体、Ｓ…リフトシリンダ、Ｆ…フロン
トアクスル。
Claims (4)
- 【請求項１】アウタマストの下端を連結すると共に荷役
装置昇降用のリフトシリンダを支えるためのクロスビー
ムに固着され、且つ車体のフロントアクスルにより支持
されるフォークリフトのマストサポートであって、 前記クロスビームに固着し設けられるサポート本体と、
前記フロントアクスルに支持されるためのフロントアク
スル支持体とを別体とし、前記リフトシリンダとサポー
ト本体との近接を阻害しない位置にて、前記サポート本
体に前記フロントアクスル支持体を固着したフォークリ
フトのマストサポート。 - 【請求項２】前記サポート本体及びフロントアクスル支
持体を溶接にて固着した請求項１に記載のフォークリフ
トのマストサポート。 - 【請求項３】前記フロントアクスル支持体が前記クロス
ビームに固着される請求項１又は２に記載のフォークリ
フトのマストサポート。 - 【請求項４】前記フロントアクスル支持体及びサポート
本体は板材であり、両板材の側面の一部を重ね合わせる
と共にその重ね合わせ面を固着し、前記サポート本体の
板厚面が前記クロスビーム上に固着される請求項１〜３
のいずれかに記載のフォークリフトのマストサポート。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7101364A JPH08295496A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | フォークリフトのマストサポート |
| TW087201592U TW363612U (en) | 1995-04-25 | 1996-02-05 | Mast supporta forklift |
| KR1019960004721A KR100189671B1 (ko) | 1995-04-25 | 1996-02-27 | 포크 리프트의 마스트 서포트 |
| US08/633,226 US5758747A (en) | 1995-04-25 | 1996-04-16 | Mast support for forklift |
| CN96105459A CN1051523C (zh) | 1995-04-25 | 1996-04-24 | 叉车的立柱支座 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7101364A JPH08295496A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | フォークリフトのマストサポート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08295496A true JPH08295496A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14298781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7101364A Pending JPH08295496A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | フォークリフトのマストサポート |
Country Status (5)
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|---|---|
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- 1996-04-24 CN CN96105459A patent/CN1051523C/zh not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| TW363612U (en) | 1999-07-01 |
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| US5758747A (en) | 1998-06-02 |
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