JP3221515U - ブーム支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブームの溶接部に加わる力を分散することができるブーム支持構造を提供する。【解決手段】 側面に溶接部45を有するブーム(基端ブーム11)と、ブーム(基端ブーム11)の外側からブーム(基端ブーム11)を支持するブーム支持部(第1ブーム支持部21)と、を備えるブーム支持構造である。このブーム支持構造において、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)は、ブーム(基端ブーム11)の側面の溶接部45を跨ぐように配置される。【選択図】図4

Description

本考案は、ブーム支持構造に関する。
従来、上下方向に分離した2つの分割体を溶接によって一体化したブームが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、上部ブーム本体を逆U字状の断面となるように成形し、下部ブーム本体をU字状の断面となるように成形して、これらの開口が互いに向き合うように側壁端面を突き合わせ、この突き合わせ部分を溶接によって溶着一体化した構成が開示されている。
特開平6−220881号公報
ところで、一般的に溶接部は、溶接部でない部分と比較して強度が低下する。また、ブームを支持するブーム支持構造の周辺では、ブームに強い力が加わる。しかしながら、特許文献1の構成では、ブーム支持構造の周辺の溶接部に対して、何ら対策が施されていない。
そこで、本考案は、ブームの溶接部に加わる力を分散することができるブーム支持構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案のブーム支持構造は、側面に溶接部を有するブームと、前記ブームの外側から前記ブームを支持するブーム支持部と、を備え、前記ブーム支持部は、前記溶接部を跨ぐように配置されることを特徴とする。
このように構成された本考案のブーム支持構造は、ブームの溶接部に加わる力を分散することができる。
実施例1の高所作業車の構成を示す側面図である。 実施例1のブームの概略した構成を示す斜視図である。 実施例1のブームとブーム支持部を示す斜視部である。 実施例1のブームとブーム支持部を示す断面図である。
以下、本考案によるブーム支持構造を実現する実施形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1におけるブーム支持構造は、高所作業車に適用される。
[高所作業車の構成]
図1は、実施例1の高所作業車の構成を示す側面図である。図2は、実施例1のブームの概略した構成を示す斜視図である。図3は、実施例1のブームとブーム支持部を示す斜視部である。図4は、実施例1のブームとブーム支持部を示す断面図である。以下、図1〜図4に基づいて、実施例1の高所作業車の構成を説明する。
高所作業車1は、図1に示すように、走行機能を有する車両の本体部分である車体2と、車体2の前方に取り付けられた走行用キャビン3と、車体2に旋回可能に取り付けられた旋回台4と、旋回台4に立設されたブラケット5と、ブラケット5に取り付けられたブーム10と、ブーム10を起伏する起伏シリンダ6と、車体2の四隅に設けられた転倒防止用のアウトリガ7と、を備えている。
(ブーム)
ブーム10は、図2に示すように、基端ブーム11と、第1中間ブーム12と、第2中間ブーム13と、第3中間ブーム14と、先端ブーム15と、によって5段の入れ子式に構成されており、内部の伸縮シリンダ(不図示)を伸縮することによって伸縮できるようになっている。
基端ブーム11は、図2及び図3に示すように、上側ブーム11Aと、上側ブーム11Aと対向して配置される下側ブーム11Bと、で構成される。
図4に示すように、上側ブーム11Aは、高張力鋼板をプレス加工して、多角形に折り曲げられて、4個の曲部Q1〜Q4を有する断面逆U字状に形成される。下側ブーム11Bは、高張力鋼板をプレス加工して、多角形に折り曲げられて、15個の曲部P1〜P15を有する断面U字状に形成される。すなわち、下側ブーム11Bは、断面がラウンド状に形成される。
上側ブーム11Aと下側ブーム11Bとは、上側ブーム11Aの逆U字状の先端面(下端面)11aと、下側ブーム11BのU字状の先端面(上端面)11bと、が突き合わされた状態で、外側から溶接されることで、一体化され筒状に形成される。すなわち、上側ブーム11Aの逆U字状の先端面(下端面)11aと、下側ブーム11BのU字状の先端面(上端面)11bとは、上側ブーム11Aと下側ブーム11Bの合わせ部を構成する。
上側ブーム11Aと下側ブーム11Bとが溶接された部分は、基端ブーム11の長手方向に延びる溶接部(溶接線)45を形成する。
なお、第1中間ブーム12と、第2中間ブーム13も、基端ブーム11と同様に形成される。また、第3中間ブーム14と、先端ブーム15は、1枚の高張力鋼板をプレス加工して、多角形に折り曲げられて形成される。
(ブラケット)
基端ブーム11の基端側は、図1に示すように、ブラケット5に水平に設置された軸に揺動可能に取り付けられている。
(起伏シリンダ)
起伏シリンダ6は、ブラケット5と、ブーム支持部20を介して基端ブーム11と、の間に架け渡される。起伏シリンダ6を伸縮することで、ブーム10全体を起伏させることができる。
(バケット)
先端ブーム15の先端側には、作業者が高所作業を行うために搭乗する作業台としてのバケット8が左右に揺動自在に取り付けられている。
[ブーム支持部の構成]
以下、図1〜図4に基づいて、実施例1のブーム支持部20の構成を説明する。
ブーム支持部20は、基端ブーム11と起伏シリンダ6との間に架け渡されて、基端ブーム11を支持する。
ブーム支持部20は、図1〜図3に示すように、第1ブーム支持部21と、第2ブーム支持部22と、第3ブーム支持部23と、から構成される。
図3に示すように、第1ブーム支持部21と第2ブーム支持部22とは、第1接続部24により接続され、第1ブーム支持部21と第3ブーム支持部23とは、第2接続部25により接続されることで、ブーム支持部20は一体に構成される。
第1ブーム支持部21は、図1に示すように、起伏シリンダ6の長手方向に沿うように形成される。
第1ブーム支持部21は、図4に示すように、基端ブーム11の外側で、上側ブーム11Aの曲部Q1の近傍から、下側ブーム11Bの曲部P1〜曲部P15を介して、上側ブーム11Aの曲部Q4の近傍までを支持するように形成される。
第1ブーム支持部21は、溶接部45に対応する位置に、切欠き部21aを有する。第1ブーム支持部21は、溶接によって、基端ブーム11に取り付けられる。第1ブーム支持部21と、基端ブーム11との溶接部分は、溶接部40を構成する。
この際、第1ブーム支持部21は、切欠き部21aによって、溶接部45に干渉しないように、基端ブーム11に取り付けることができる。溶接部40は、切欠き部21aを除いて、第1ブーム支持部21と基端ブーム11との当接部に形成される。
すなわち、第1ブーム支持部21は、溶接部45を跨ぐように配置され、基端ブーム11の側面と下面を支持する。
第2ブーム支持部22は、板状に形成され、第1ブーム支持部21と平行に配置される。第2ブーム支持部22は、第1ブーム支持部21より小さく形成さる。第2ブーム支持部22は、下側ブーム11Bの下面を支持する。なお、第2ブーム支持部22は、第1ブーム支持部21と同様に、溶接部45を跨ぐように配置されて、基端ブーム11の側面と下面を支持してもよい。
第3ブーム支持部23は、板状に形成され、基端ブーム11の長手方向に垂直に配置される。第3ブーム支持部23は、第1ブーム支持部21と同様に、溶接部45を跨ぐように配置され、基端ブーム11の側面と下面を支持する。
[ブーム支持構造の作用]
以下、実施例1のブーム支持構造の作用を説明する。実施例1のブーム支持構造は、側面に溶接部45を有するブーム(基端ブーム11)と、ブーム(基端ブーム11)の外側からブーム(基端ブーム11)を支持するブーム支持部(第1ブーム支持部21)と、を備え、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)は、溶接部45を跨ぐように配置される(図4)。
これにより、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)からブーム(基端ブーム11)に伝わる力を、強度の弱い溶接部45に集中させないことができる。すなわち、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)からブーム(基端ブーム11)の溶接部45に伝わる力を分散することができる。
ところで、溶接部45は、一般的に溶接部45ではない部分と比べて、強度が弱い。そのため、溶接部45を跨がずに、ブーム支持部の上端を溶接部の手前(下方)に配置すると、ブーム支持部からの力が、溶接部45に集中することになる。そのため、ブーム(第1ブーム支持部21)の強度が低下してしまう。
実施例1のブーム支持構造では、ブーム(基端ブーム11)は、上側ブーム11Aと、上側ブーム11Aと対向する下側ブーム11Bとによって構成され、溶接部45は、上側ブーム11Aと、下側ブーム11Bとの合わせ部(先端面11a,先端面11b)に形成され、下側ブーム11Bは、断面が略ラウンド状に形成される(図4)。
これにより、下側ブーム11Bを断面ラウンド状に形成して、下側ブーム11Bの剛性を向上させつつ、上側ブーム11Aと、下側ブーム11Bとの合わせ部(先端面11a,先端面11b)に形成された溶接部45へ伝わる力を分散することができる。そのため、ブーム(基端ブーム11)の剛性を向上させることができる。その結果、ブーム(基端ブーム11)の板厚を薄くして、軽量化を図ることができる。
実施例1のブーム支持構造では、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)と平行に配置されて、ブームを支持する第2ブーム支持部22を備え、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)と、第2ブーム支持部22とは、ブーム(基端ブーム11)を起伏させる起伏シリンダ6に接続される(図3)。
これにより、起伏シリンダ6の起伏による力を、ブーム支持部(第1ブーム支持部21)と第2ブーム支持部22を介して、ブーム(基端ブーム11)に伝えることができる。そのため、ブーム(基端ブーム11)の溶接部45に伝えられる力を分散することができる。また、ブーム(基端ブーム11)に伝えられる力を分散することもできる。そのため、ブーム(基端ブーム11)の板厚を薄くして、軽量化を図ることができる。
以上、本考案のブーム支持構造を実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これら実施例に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲の各請求項に係る考案の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、第1ブーム支持部21に切欠き部21aを設ける例を示した。しかし、第1ブーム支持部に切欠き部を設けなくてもよい。
実施例1では、溶接部45を、基端ブーム11を上下に分割した上側ブーム11Aと下側ブーム11Bとの合わせ部に形成する例を示した。しかし、溶接部は、この態様に限定されず、ブームの他の溶接個所であってもよい。
実施例1では、ブーム支持構造を、第1ブーム支持部21と、第2ブーム支持部22と、第3ブーム支持部23との3つの支持部で構成する例を示した。しかし、ブーム支持構造は、2つ以下の支持部で構成されてもよいし、4つ以上の支持部で構成されてもよい。
実施例1では、ブーム10は、19角形の筒状に形成される例を示した。しかし、ブームは、この態様に限定されず、四角形の筒状や、六角形の筒状に形成されてもよい。
実施例1では、溶接部40は、基端ブーム11と起伏シリンダ6との間に架け渡されて、基端ブーム11を支持するブーム支持部20に形成される例を示した。しかし、溶接部は、ブラケット5と基端ブーム11との間に架け渡されて、基端ブーム11を支持するブーム基端支持部に形成されてもよい。
実施例1では、本考案のブーム支持構造を、高所作業車1に適用する例を示した。しかし、本考案は、クレーン車等にも適用することができる。
1 高所作業車
10 ブーム
45 溶接部
11 基端ブーム(ブームの一例)
21 第1ブーム支持部(ブーム支持部の一例)
11A 上側ブーム(基端ブームの一例)
11B 下側ブーム(基端ブームの一例)
11a 先端面(合わせ部の一例)
11b 先端面(合わせ部の一例)
22 第2ブーム支持部

Claims (3)

  1. 側面に溶接部を有するブームと、
    前記ブームの外側から前記ブームを支持するブーム支持部と、を備え、
    前記ブーム支持部は、前記溶接部を跨ぐように配置される
    ことを特徴とする、ブーム支持構造。
  2. 前記ブームは、上側ブームと、前記上側ブームと対向する下側ブームとによって構成され、
    前記溶接部は、前記上側ブームと、前記下側ブームとの合わせ部に形成され、
    前記下側ブームは、断面がラウンド状に形成される
    ことを特徴とする、請求項1に記載のブーム支持構造。
  3. 前記ブーム支持部と平行に配置されて、前記ブームを支持する第2ブーム支持部を備え、
    前記ブーム支持部と、前記第2ブーム支持部とは、前記ブームを起伏させる起伏シリンダに接続される
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のブーム支持構造。
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