JPH0891776A - 移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置 - Google Patents
移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置Info
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- JPH0891776A JPH0891776A JP25740594A JP25740594A JPH0891776A JP H0891776 A JPH0891776 A JP H0891776A JP 25740594 A JP25740594 A JP 25740594A JP 25740594 A JP25740594 A JP 25740594A JP H0891776 A JPH0891776 A JP H0891776A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付装
置を特に厚い鉄板を用いることもなく、ブラケットの上
辺長さを短くし、側方の視界が妨げられないことを目的
とする。 【構成】 左右一対の略三角形状の外側ブラケット11
と該外側ブラケット11の内側で、且つブーム起伏シリ
ンダ5のシリンダロッド5aの先端部の左右に一対の略
三角形状の内側ブラケット12をそれぞれブーム下面に
溶接し、左側の外側ブラケット11と左側の内側ブラケ
ット12の各々のブシュ挿入穴11a,12aにブシュ
13を挿入して溶接し、右側の外側ブラケットと右側の
内側ブラケットの各々のブシュ挿入穴11a,12aに
ブシュ13を挿入して溶接するとともに、左右一対の外
側ブラケット11,11と左右一対の内側ブラケット1
2,12のブーム先端側傾斜面11c,12bに連結ブ
ラケット14を溶接し連結ブラケット14の先端部14
aはブーム下面に溶接し、連結ブラケット14の後端部
はブシュ13に溶接されている。
置を特に厚い鉄板を用いることもなく、ブラケットの上
辺長さを短くし、側方の視界が妨げられないことを目的
とする。 【構成】 左右一対の略三角形状の外側ブラケット11
と該外側ブラケット11の内側で、且つブーム起伏シリ
ンダ5のシリンダロッド5aの先端部の左右に一対の略
三角形状の内側ブラケット12をそれぞれブーム下面に
溶接し、左側の外側ブラケット11と左側の内側ブラケ
ット12の各々のブシュ挿入穴11a,12aにブシュ
13を挿入して溶接し、右側の外側ブラケットと右側の
内側ブラケットの各々のブシュ挿入穴11a,12aに
ブシュ13を挿入して溶接するとともに、左右一対の外
側ブラケット11,11と左右一対の内側ブラケット1
2,12のブーム先端側傾斜面11c,12bに連結ブ
ラケット14を溶接し連結ブラケット14の先端部14
aはブーム下面に溶接し、連結ブラケット14の後端部
はブシュ13に溶接されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動式クレーンのブー
ムを起伏するシリンダ取付け装置に関する。
ムを起伏するシリンダ取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術は、図6に示す様に
シリンダ後端が旋回台107にピン108で連結された
起伏シリンダ109をテレスコープ状伸縮ブーム110
の基部下方に配設して、そのピストンロッド前端のブー
ム側連結装置Hが、自動車が走行するためブームを前方
に倒した倒伏状態においてクレーン及び自動車制御用運
転室111の前端部の側方に位置するように構成した移
動式クレーンにおいては、吊り上げ能力が大きくなる
と、ブーム連結装置Hを図7から図8に示すような箱形
構造にしていた。即ちピストンロッド112前端のピン
挿通部分112aに挿通したピン102の両端を支持す
る両側壁板113aを備える箱形ブラケット113と、
その前端壁板113bより前方に突出する側面三角形状
の箱形ブラケット114とを一体に結合して、これをブ
ーム下面に溶接していた。そして、箱形ブラケット11
3の開口部両側に補強板113c溶接している。
シリンダ後端が旋回台107にピン108で連結された
起伏シリンダ109をテレスコープ状伸縮ブーム110
の基部下方に配設して、そのピストンロッド前端のブー
ム側連結装置Hが、自動車が走行するためブームを前方
に倒した倒伏状態においてクレーン及び自動車制御用運
転室111の前端部の側方に位置するように構成した移
動式クレーンにおいては、吊り上げ能力が大きくなる
と、ブーム連結装置Hを図7から図8に示すような箱形
構造にしていた。即ちピストンロッド112前端のピン
挿通部分112aに挿通したピン102の両端を支持す
る両側壁板113aを備える箱形ブラケット113と、
その前端壁板113bより前方に突出する側面三角形状
の箱形ブラケット114とを一体に結合して、これをブ
ーム下面に溶接していた。そして、箱形ブラケット11
3の開口部両側に補強板113c溶接している。
【0003】この従来型構成では、ピン102からブラ
ケット前端までの上辺長さEが、このピンからブラケッ
ト後端までの上辺長さFの4倍程度に長くなるため、ブ
ームを水平に倒伏して路上走行する際における運転室1
11内の運転者の側方視界が補強用の箱形ブラケット1
4によって妨げられ、移動式クレーンが交差点で左折す
る場合などに事故を生ずる恐れがある。
ケット前端までの上辺長さEが、このピンからブラケッ
ト後端までの上辺長さFの4倍程度に長くなるため、ブ
ームを水平に倒伏して路上走行する際における運転室1
11内の運転者の側方視界が補強用の箱形ブラケット1
4によって妨げられ、移動式クレーンが交差点で左折す
る場合などに事故を生ずる恐れがある。
【0004】上記の問題点を解決するために、実公平3
−38231号公報に示される技術があり、図10から
図12によりこれを説明する。三角形状の第1ブラケッ
ト103は、その上辺に肉抜き用の切欠103aを備
え、その略全周が三角形状の第2ブラケット104に溶
接される。受圧板105aはその前後の中央部に各々肉
抜き用の切欠105a,105bを設けて、その全周を
ブーム底板110bの下面に溶接している。従って受圧
板105の両端部は各々ブーム側板110aの下方に位
置する。
−38231号公報に示される技術があり、図10から
図12によりこれを説明する。三角形状の第1ブラケッ
ト103は、その上辺に肉抜き用の切欠103aを備
え、その略全周が三角形状の第2ブラケット104に溶
接される。受圧板105aはその前後の中央部に各々肉
抜き用の切欠105a,105bを設けて、その全周を
ブーム底板110bの下面に溶接している。従って受圧
板105の両端部は各々ブーム側板110aの下方に位
置する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、第1ブラケット103と受圧板105を相
当厚い鉄板で構成しなければならない、また第2ブラケ
ット104の長手方向の長さが長くなり重量が重くな
る。さらに、第2ブラケット104と受圧板105との
溶接部の応力集中を緩和するため図10に示す角度θを
大きくできないので第2ブラケット104の上辺長さC
が長くなり、側方視界が妨げられるという問題があっ
た。
成によれば、第1ブラケット103と受圧板105を相
当厚い鉄板で構成しなければならない、また第2ブラケ
ット104の長手方向の長さが長くなり重量が重くな
る。さらに、第2ブラケット104と受圧板105との
溶接部の応力集中を緩和するため図10に示す角度θを
大きくできないので第2ブラケット104の上辺長さC
が長くなり、側方視界が妨げられるという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記の問題点に着目して成された
もので、特別厚い鉄板で構成することなく、ブラケット
の上辺長さが短く側方視界が妨げられない移動式クレー
ンのブーム起伏シリンダ取付け装置を提供することを目
的としている。
もので、特別厚い鉄板で構成することなく、ブラケット
の上辺長さが短く側方視界が妨げられない移動式クレー
ンのブーム起伏シリンダ取付け装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る移動式クレーンのブーム起伏シリンダ
取付け装置は、左右一対の略三角形状の外側ブラケット
と該外側ブラケットの内側で、且つブーム起伏シリンダ
のシリンダロッドの先端部の左右に一対の略三角形状の
内側ブラケットをそれぞれブーム下面に溶接し、左側の
外側ブラケットと左側の内側ブラケットの各々のブシュ
挿入穴にブシュを挿入し溶接し、右側の外側ブラケット
と右側の内側ブラケットの各々のブシュ挿入穴にブシュ
を挿入し溶接するとともに、左右一対の外側ブラケット
と左右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面に連
結ブラケットを溶接し連結ブラケットの先端部はブーム
下面に溶接し、ブラケットの後端部はブシュに溶接され
ていることを特徴とする。
め、本発明に係る移動式クレーンのブーム起伏シリンダ
取付け装置は、左右一対の略三角形状の外側ブラケット
と該外側ブラケットの内側で、且つブーム起伏シリンダ
のシリンダロッドの先端部の左右に一対の略三角形状の
内側ブラケットをそれぞれブーム下面に溶接し、左側の
外側ブラケットと左側の内側ブラケットの各々のブシュ
挿入穴にブシュを挿入し溶接し、右側の外側ブラケット
と右側の内側ブラケットの各々のブシュ挿入穴にブシュ
を挿入し溶接するとともに、左右一対の外側ブラケット
と左右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面に連
結ブラケットを溶接し連結ブラケットの先端部はブーム
下面に溶接し、ブラケットの後端部はブシュに溶接され
ていることを特徴とする。
【0008】また、前記左右一対の外側ブラケットと左
右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角
βを小さく、傾斜角αを大きくしたことを特徴とする。
右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角
βを小さく、傾斜角αを大きくしたことを特徴とする。
【0009】更にまた、前記左右の外側ブラケットの上
端面とブームの側面板の下端面が重なり合うことを特徴
とする。
端面とブームの側面板の下端面が重なり合うことを特徴
とする。
【0010】
【作用】左右一対の略三角形状の外側ブラケットと該外
側ブラケット内側で、且つブーム起伏シリンダのシリン
ダロッドの先端部の左右に一対の略三角形状の内側ブラ
ケットをそれぞれブーム下面に溶接し、左側の外側ブラ
ケットと左側の内側ブラケットの各々をブシュで溶接一
体とし、右側の外ブラケットと右側の内側ブラケットの
各々をブシュにより溶接一体とし、これらの左右一対の
外側ブラケットと左右一対の内側ブラケットとブシュを
連結ブラケットを溶接一体化し、連結ブラケットの先端
はブーム下面に溶接したので、左右の内側ブラケットを
特別厚い鉄板を用いることもないので溶接部の応力集中
が避けられる。
側ブラケット内側で、且つブーム起伏シリンダのシリン
ダロッドの先端部の左右に一対の略三角形状の内側ブラ
ケットをそれぞれブーム下面に溶接し、左側の外側ブラ
ケットと左側の内側ブラケットの各々をブシュで溶接一
体とし、右側の外ブラケットと右側の内側ブラケットの
各々をブシュにより溶接一体とし、これらの左右一対の
外側ブラケットと左右一対の内側ブラケットとブシュを
連結ブラケットを溶接一体化し、連結ブラケットの先端
はブーム下面に溶接したので、左右の内側ブラケットを
特別厚い鉄板を用いることもないので溶接部の応力集中
が避けられる。
【0011】また、前記左右一対の外側ブラケットと左
右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角
βを小さくしたので、断面の急激な変化がないので応力
集中が避けられ、傾斜角αを大きくしたので視界性を向
上させることができる。
右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角
βを小さくしたので、断面の急激な変化がないので応力
集中が避けられ、傾斜角αを大きくしたので視界性を向
上させることができる。
【0012】更にまた、前記左右の外側ブラケットの上
端面とブームの側面板の下端面が重なり合うのでブーム
起伏シリンダからの荷重をブーム本体につなげることが
できるので外側ブラケットを小さくすることができる。
端面とブームの側面板の下端面が重なり合うのでブーム
起伏シリンダからの荷重をブーム本体につなげることが
できるので外側ブラケットを小さくすることができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1から図5を参
照して説明する。図1はブーム起伏シリンダ取付装置1
がブーム2に取付られている状態を示す図であり、図2
はブーム起伏シリンダ取付装置の側面図であり、図3は
図2のW−W断面図であり、図4はブーム起伏シリンダ
取付装置の下面図であり、図5は図2のV矢視図であ
る。図1から図5において、テレスコープ状伸縮ブーム
2は、断面が矩形の基端ブームが代表して図示されてお
り、ブーム2の基端は旋回台3にフートピン4で俯仰自
在に軸支されている。ブーム2の基部下方にブーム起伏
シリンダ5を配設して、そのピストンロッド5a前端が
ブーム側のブーム起伏シリンダ取付装置1を介してブー
ム2に取付られ、シリンダ後端は旋回台3にピンにより
回動自在に軸支されいる。ブーム2の俯仰はブーム起伏
シリンダ5の伸縮により行われる。
照して説明する。図1はブーム起伏シリンダ取付装置1
がブーム2に取付られている状態を示す図であり、図2
はブーム起伏シリンダ取付装置の側面図であり、図3は
図2のW−W断面図であり、図4はブーム起伏シリンダ
取付装置の下面図であり、図5は図2のV矢視図であ
る。図1から図5において、テレスコープ状伸縮ブーム
2は、断面が矩形の基端ブームが代表して図示されてお
り、ブーム2の基端は旋回台3にフートピン4で俯仰自
在に軸支されている。ブーム2の基部下方にブーム起伏
シリンダ5を配設して、そのピストンロッド5a前端が
ブーム側のブーム起伏シリンダ取付装置1を介してブー
ム2に取付られ、シリンダ後端は旋回台3にピンにより
回動自在に軸支されいる。ブーム2の俯仰はブーム起伏
シリンダ5の伸縮により行われる。
【0014】ブーム2は一対の側面板21と下面板22
上面板23とで構成され、前述した様に断面が矩形をし
ている。下面板22の下面には下面板22を補強する一
対の補強プレート24が溶接されており、補強プレート
24は重量軽減のため切欠24a,24bが設けてあ
る。補強プレート24の下面の左右両側には三角形状の
一対の外側ブラケット11が溶接されており、この外側
ブラケット11の内側で、且つブーム起伏シリンダ5の
シリンダロッド5aの先端部の左右に一対の内側ブラケ
ット12が溶接されている。これらの外側ブラケット1
1と内側ブラケット12 にはブシュ13を嵌入する穴
11aと12aが設けてあり、これらの穴11aと12
aの間にブシュ13を嵌入して、ブシュ13の全周を溶
接することにより外側ブラケット11と内側ブラケット
12に取り付けられている。外側ブラケット11の上端
面11bは側面板21の下端面21aと重なり合う位置
に溶接されていて、外側ブラケット11に掛かる荷重は
直接側面板21に掛かるようになっている。上記のよう
に、外側ブラケット11の上端面11bは側面板21の
下端面21aと重なり合う位置に溶接するには、溶接代
を設けるため補強プレート24がsだけ外側方向に広く
なっており、また補強プレート24を溶接する溶接代を
設けるため、補強プレート24を溶接する部分Tについ
てtだけ下面板22が外側方向に広くなっている。
上面板23とで構成され、前述した様に断面が矩形をし
ている。下面板22の下面には下面板22を補強する一
対の補強プレート24が溶接されており、補強プレート
24は重量軽減のため切欠24a,24bが設けてあ
る。補強プレート24の下面の左右両側には三角形状の
一対の外側ブラケット11が溶接されており、この外側
ブラケット11の内側で、且つブーム起伏シリンダ5の
シリンダロッド5aの先端部の左右に一対の内側ブラケ
ット12が溶接されている。これらの外側ブラケット1
1と内側ブラケット12 にはブシュ13を嵌入する穴
11aと12aが設けてあり、これらの穴11aと12
aの間にブシュ13を嵌入して、ブシュ13の全周を溶
接することにより外側ブラケット11と内側ブラケット
12に取り付けられている。外側ブラケット11の上端
面11bは側面板21の下端面21aと重なり合う位置
に溶接されていて、外側ブラケット11に掛かる荷重は
直接側面板21に掛かるようになっている。上記のよう
に、外側ブラケット11の上端面11bは側面板21の
下端面21aと重なり合う位置に溶接するには、溶接代
を設けるため補強プレート24がsだけ外側方向に広く
なっており、また補強プレート24を溶接する溶接代を
設けるため、補強プレート24を溶接する部分Tについ
てtだけ下面板22が外側方向に広くなっている。
【0015】外側ブラケット11と内側ブラケット12
はブーム2の先端側の傾斜面11c,12bの傾斜角α
は大きく、傾斜角βは小さくなっている。このため、傾
斜角αが大きいだけ視界性が良くなり、補強プレート2
4とつながる部分は傾斜角βが小さくなっているので断
面の急激な変化が無いので応力集中をさけることができ
る。内側ブラケット12のブーム2の基端部側の長さM
は外側ブラケット11の基端部側の長さNより短くし
て、ブーム起伏シリンダ5のシリンダロッド5aとの干
渉を防止している。外側ブラケット11と内側ブラケッ
ト12のブーム2の先端側の傾斜部11c,12bには
連結ブラケッ14が溶接されており、先端部14aは補
強プレート24に溶接されており、後端部14bはブシ
ュ13に溶接されている。ブシュ13の中心とブーム起
伏シリンダ5のシリンダロッド5a先端部の穴の中心と
を一致させ、ブシュ13とシリンダロッド5a先端部の
穴にピン15を挿入して、ブーム2とブーム起伏シリン
ダ5を連結する。
はブーム2の先端側の傾斜面11c,12bの傾斜角α
は大きく、傾斜角βは小さくなっている。このため、傾
斜角αが大きいだけ視界性が良くなり、補強プレート2
4とつながる部分は傾斜角βが小さくなっているので断
面の急激な変化が無いので応力集中をさけることができ
る。内側ブラケット12のブーム2の基端部側の長さM
は外側ブラケット11の基端部側の長さNより短くし
て、ブーム起伏シリンダ5のシリンダロッド5aとの干
渉を防止している。外側ブラケット11と内側ブラケッ
ト12のブーム2の先端側の傾斜部11c,12bには
連結ブラケッ14が溶接されており、先端部14aは補
強プレート24に溶接されており、後端部14bはブシ
ュ13に溶接されている。ブシュ13の中心とブーム起
伏シリンダ5のシリンダロッド5a先端部の穴の中心と
を一致させ、ブシュ13とシリンダロッド5a先端部の
穴にピン15を挿入して、ブーム2とブーム起伏シリン
ダ5を連結する。
【0016】なお、本実施例では下面板22の下面に補
強プレート24を溶接したが、強度的に必要なければ、
溶接する必要はない、また側面板21の上面板23近傍
と下面板22の近傍に側面補強プレート21b,21c
を溶接してもよい。また、傾斜面11c,12bは角度
αからブーム下面まで大きなRで曲げてあってもβを充
分小さくすることができる。
強プレート24を溶接したが、強度的に必要なければ、
溶接する必要はない、また側面板21の上面板23近傍
と下面板22の近傍に側面補強プレート21b,21c
を溶接してもよい。また、傾斜面11c,12bは角度
αからブーム下面まで大きなRで曲げてあってもβを充
分小さくすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は左右一対
の略三角形状の外側ブラケットと該外側ブラケット内側
で、且つブーム起伏シリンダのシリンダロッドの先端部
の左右に一対の略三角形状の内側ブラケットをそれぞれ
ブーム下面に溶接し、左側の外ブラケットと左側の内ブ
ラケットの各々をブシュで溶接一体とし、右側の外ブラ
ケットと右側の内ブラケットの各々をブシュにより溶接
一体とし、これらの左右一対の外側ブラケットと左右一
対の内側ブラケットとブシュを連結ブラケットを溶接一
体化し、連結ブラケットの先端はブーム下面に溶接した
ので、左右の内側ブラケットを特別厚い鉄板を用いるこ
ともないので溶接部の応力集中が避けられる。
の略三角形状の外側ブラケットと該外側ブラケット内側
で、且つブーム起伏シリンダのシリンダロッドの先端部
の左右に一対の略三角形状の内側ブラケットをそれぞれ
ブーム下面に溶接し、左側の外ブラケットと左側の内ブ
ラケットの各々をブシュで溶接一体とし、右側の外ブラ
ケットと右側の内ブラケットの各々をブシュにより溶接
一体とし、これらの左右一対の外側ブラケットと左右一
対の内側ブラケットとブシュを連結ブラケットを溶接一
体化し、連結ブラケットの先端はブーム下面に溶接した
ので、左右の内側ブラケットを特別厚い鉄板を用いるこ
ともないので溶接部の応力集中が避けられる。
【0018】また、前記左右一対の外側ブラケットと左
右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角
βを小さくしたので、断面の急激な変化がないので応力
集中が避けられ、傾斜角αを大きくしたので視界性を向
上させることができる。
右一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角
βを小さくしたので、断面の急激な変化がないので応力
集中が避けられ、傾斜角αを大きくしたので視界性を向
上させることができる。
【0019】更にまた、前記左右の外側ブラケットの上
端面とブームの側面板の下端面が重なり会うのでブーム
起伏シリンダからの荷重をブーム本体につなげることが
できるので外側ブラケットを小さくすることができる。
端面とブームの側面板の下端面が重なり会うのでブーム
起伏シリンダからの荷重をブーム本体につなげることが
できるので外側ブラケットを小さくすることができる。
【図1】本発明のブーム起伏シリンダ取付装置1がブー
ム2に取付られている状態を示す図である。
ム2に取付られている状態を示す図である。
【図2】本発明のブーム起伏シリンダ取付け装置の側面
図である。
図である。
【図3】図2のW−W断面図である。
【図4】本発明のブーム起伏シリンダ取付け装置の下面
図である。
図である。
【図5】図1のV矢視図である。
【図6】従来の移動式クレーンの側面図である。
【図7】図6のY部の詳細を示す図である。
【図8】図6のY部の詳細を示す図である。
【図9】図7のZ−Z断面図である。
【図10】従来技術の要部の縦断面図である。
【図11】従来技術の要部の下面図である。
【図12】図7のZ−Z断面図である。
1・・ブーム起伏シリンダ取付装置、2・・ブーム、3
・・旋回台、5・・ブーム起伏シリンダ、5a・・シリ
ンダロッド、11・・内側ブラケット、11a,12a
・・ブシュ穴、11b・・上端面、21a・・下端面、
12・・外側ブラケット、13・・ブシュ、14・・連
結ブラケット、14a・・先端部 14b・・後端部
・・旋回台、5・・ブーム起伏シリンダ、5a・・シリ
ンダロッド、11・・内側ブラケット、11a,12a
・・ブシュ穴、11b・・上端面、21a・・下端面、
12・・外側ブラケット、13・・ブシュ、14・・連
結ブラケット、14a・・先端部 14b・・後端部
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダ後端が旋回台に連結されたブー
ム起伏シリンダをブームの基部下方に配設して、ブーム
起伏シンダのピストンロッド前端のブーム側の起伏シリ
ンダ取付装置がブームの倒伏状態においてクレーン及び
自動車制御用運転室のブーム側の側壁に設けた側方視界
用窓の側方或いはこれより前方に位置するように構成し
た移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置にお
いて、左右一対の略三角形状の外側ブラケットと該外側
ブラケット内側で、且つブーム起伏シリンダのシリンダ
ロッドの先端部の左右に一対の略三角形状の内側ブラケ
ットをそれぞれブーム下面に溶接し、左側の外側ブラケ
ットと左側の内側ブラケットの各々のブシュ挿入穴にブ
シュを挿入して溶接し、右側の外側ブラケットと右側の
内側ブラケットの各々のブシュ挿入穴にブシュを挿入し
て溶接するとともに、左右一対の外側ブラケットと左右
一対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面に連結ブラ
ケットを溶接し、連結ブラケットの先端部はブーム下面
に溶接し、連結ブラケットの後端部はブシュに溶接され
ていることを特徴とする移動式クレーンのブーム起伏シ
リンダ取付け装置。 - 【請求項2】 前記左右一対の外側ブラケットと左右一
対の内側ブラケットのブーム先端側傾斜面の傾斜角βを
小さく、傾斜角αを大きくしたことを特徴とする請求項
1の移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置。 - 【請求項3】 前記左右の外側ブラケットの上端面とブ
ームの側面板の下端面が重なり合うことを特徴とする請
求項1または請求項2の移動式クレーンのブーム起伏シ
リンダ取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25740594A JPH0891776A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25740594A JPH0891776A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891776A true JPH0891776A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17305926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25740594A Pending JPH0891776A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0891776A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007246269A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Tadano Ltd | クレーン |
CN111017754A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-04-17 | 中联重科股份有限公司 | 升降支撑装置、变幅油缸升降支撑结构和工程机械 |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP25740594A patent/JPH0891776A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007246269A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Tadano Ltd | クレーン |
CN111017754A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-04-17 | 中联重科股份有限公司 | 升降支撑装置、变幅油缸升降支撑结构和工程机械 |
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