JP2000072384A - ホイールクレーン - Google Patents

ホイールクレーン

Info

Publication number
JP2000072384A
JP2000072384A JP10249281A JP24928198A JP2000072384A JP 2000072384 A JP2000072384 A JP 2000072384A JP 10249281 A JP10249281 A JP 10249281A JP 24928198 A JP24928198 A JP 24928198A JP 2000072384 A JP2000072384 A JP 2000072384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swivel
load
boom
wheel crane
boom support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10249281A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyazawa
洋 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP10249281A priority Critical patent/JP2000072384A/ja
Publication of JP2000072384A publication Critical patent/JP2000072384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームが旋回中心に対してオフセットして配
置されるホイールクレーンにおいて、旋回フレームと下
部走行体との間の荷重伝達効率、および旋回フレームの
強度・剛性を高めて旋回安定性を改善する。 【解決手段】 旋回中心Oの両側に配置された左右一対
のブーム支持ブラケット9,10のうち、旋回中心に近
い側のブラケット10の外側面に荷重伝達フレーム16
および蓋板17を取付けて箱構造の荷重伝達部Cを構成
し、旋回フレーム3に作用する荷重をこの荷重伝達部C
を通る経路で旋回軸受を通じて下部走行体に伝達する構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上部旋回体の旋回フ
レーム構造を改良したホイールクレーンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7,8において、Aは車輪1…を備え
た下部走行体、Bはこの下部走行体A上に旋回軸受2を
介して垂直軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回
体、3はこの上部旋回体Bの旋回フレームで、この旋回
フレーム3に、走行時の運転室とクレーン作業時の操縦
室を兼ねるキャビン4、およびブームフットピン5を中
心として起伏自在なブーム6等が設けられている。
【0003】また、下部走行体Aと上部旋回体Bとの間
に油圧、電気信号の授受を行うためのスイベルジョイン
ト7が上部旋回体B(旋回フレーム3)の旋回中心O上
に設けられ、このスイベルジョイント7の上方にブーム
6が重なる配置となる。
【0004】これにより、とくに走行時の視界を良くす
るためにブーム6を低い位置に設置したホイールクレー
ン、なかでも図示のようにブーム6を前下がりにしたも
のでは、ブーム6の下面側に設けられるブーム起伏シリ
ンダ8とスイベルジョイント7の干渉の問題が発生す
る。
【0005】そこで従来、この問題をクリアするため
に、図示のようにブーム6およびブーム起伏シリンダ8
をその軸心X,Yが旋回中心Oから左右一側にオフセッ
トした状態で配置したものが公知である(特公平6−3
9316号公報参照)。
【0006】このブームオフセット式のホイールクレー
ンでは、図9,10に詳しく示すように、ブーム6を支
持するための旋回フレーム3に設けられる左右一対のブ
ーム支持ブラケット9,10を、旋回中心Oを挟んで、
一方のブラケット10が他方のブラケット9よりも旋回
中心に近接する状態で配置している(以下、これら両ブ
ラケット10,9について、キャビン側から見た方向性
に従って右側、左側ブーム支持ブラケットという)。
【0007】図9,10中、11は旋回フレーム3を構
成する旋回台、12はこの旋回台11の中央部に設けら
れたスイベルジョイント設置用のジョイント取付穴、1
3はブームフットピン5が挿通される両ブーム支持ブラ
ケット9,10のピン穴、14は旋回台11の左側部に
図示しない旋回モータを設置するためのモータ取付穴で
ある。
【0008】なお、右側ブーム支持ブラケット10は、
前後両側で旋回軸受2上を縦断し、かつ、中間部でジョ
イント取付穴12を跨ぐ状態で旋回台11上に取付けら
れる。
【0009】このようなホイールクレーンにおいては、
クレーン作業時にブーム6に作用する荷重(曲げモーメ
ントを含む各種の荷重)が、ブームフットピン5とブー
ム起伏シリンダ8を介して旋回フレーム3の両側ブーム
支持ブラケット9,10に加えられ、この荷重が旋回台
11から旋回軸受2を通じて下部走行体Aに伝達され
る。
【0010】従って、ホイールクレーンでは、旋回フレ
ーム3が旋回軸受2とできるだけ広い範囲で接触する構
成とするのが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のブー
ムオフセット式ホイールクレーンにおいては、旋回フレ
ーム3が旋回中心Oに対して左右方向にオフセットして
配置されていることで、同フレーム3から旋回軸受2へ
の荷重伝達範囲がオフセット側に偏るという問題を抱え
ている。
【0012】その上に、旋回台11にジョイント取付穴
12が設けられていることによって、右側ブーム支持ブ
ラケット10と旋回台11の接触面積が小さくなる。
【0013】加えて、オフセット式のホイールクレーン
では、右側ブーム支持ブラケット10と、スイベルジョ
イント7およびこれに接続される配管類の干渉を避ける
ために、図10に示すように同ブラケット10の下部に
側面視で台形状の切欠15がジョイント取付穴12と連
続して設けられている(実用新案登録第2547421
号参照)ため、右側ブーム支持ブラケット10と旋回台
11の接触面積が益々小さくなる。
【0014】このため、旋回フレーム3に作用する荷重
が下部走行体Aにうまく伝達されず、旋回フレーム3の
荷重負担が大きくなる。
【0015】しかも、ジョイント取付穴12および切欠
15によって旋回フレーム3の強度・剛性が低下する。
【0016】これらの点により、クレーン作業時、とく
に荷を吊った状態での旋回時に、荷重によって旋回フレ
ーム3が変形し易く、旋回動作がスムーズに行えなかっ
たりブーム6が捻じれたりする等、旋回の安定性が悪く
なるという問題があった。
【0017】そこで本発明は、ブームオフセット構成を
前提として、旋回フレームと下部走行体との間の荷重伝
達効率、および旋回フレームの強度・剛性を高めて旋回
安定性を改善することができるホイールクレーンを提供
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下部
走行体上に、旋回軸受を介して上部旋回体の旋回フレー
ムが垂直軸まわりに旋回自在に搭載され、この旋回フレ
ームは、上記旋回軸受上に取付けられる旋回台と、この
旋回台上においてブームを起伏自在に支持する左右一対
のブーム支持ブラケットを備え、この両ブーム支持ブラ
ケットは、(i) 上記ブームの軸心が上部旋回体の旋
回中心に対して左右方向にオフセットするように、それ
ぞれの旋回中心からの距離が異なり、(ii) 前後両側
で上記旋回軸受上を縦断する状態で上記旋回台に設けら
れたホイールクレーンにおいて、上記両ブーム支持ブラ
ケットのうち旋回中心に近い側のブーム支持ブラケット
の外側部に、同ブラケットに作用する荷重を旋回台を介
して旋回軸受に伝達する荷重伝達部が設けられたもので
ある。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、旋回フレームにおける旋回台の中央部に、旋回中心
上にスイベルジョイントを設置するためのジョイント取
付穴が設けられるとともに、旋回中心に近い側のブーム
支持ブラケットの下部に、上記スイベルジョイントとの
干渉を避けるための切欠が上記ジョイント取付穴と連続
して設けられたものである。
【0020】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、荷重伝達部が、旋回中心に近い側のブーム
支持ブラケットにおける旋回軸受を縦断する前後両側部
分で、旋回軸受に沿って旋回台に当接する部分を有する
ものである。
【0021】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、荷重伝達部が、旋回軸受に沿ってブーム支持ブラケ
ットおよび旋回台に当接する前後両側部分と、この前後
両側部分同士をつなぐ連結部分を具備するものである。
【0022】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、荷重伝達部が、中空部を有する箱
状に構成されたものである。
【0023】上記構成によると、旋回フレームに作用す
る荷重が、旋回中心に近い側のブーム支持ブラケットの
外側部においても、荷重伝達部を通る経路で、オフセッ
ト側と反対側の旋回軸受を通じて下部走行体に伝達され
る。
【0024】このため、旋回フレーム全体の下部走行体
への荷重伝達作用が広い範囲で効率良く行われて同フレ
ームの荷重負担が小さくなる。しかも、荷重伝達部によ
って旋回フレームが補強・補剛される。
【0025】とくに、請求項2のように旋回台のジョイ
ント取付穴に加えてブーム支持ブラケットに切欠が設け
られたホイールクレーンの場合、同ブラケットと旋回台
の接触面積(荷重伝達面積)の不足分、および強度・剛
性の低下分を荷重伝達部によって補うことができるた
め、旋回フレームの変形抑制に効果的となる。
【0026】これにより、クレーン作業時、とくに荷を
吊った状態での旋回時に荷重による旋回フレームの変形
が抑制されるため、旋回動作の安定性が向上する。
【0027】ここで、荷重伝達部は、請求項3のように
旋回中心に近い側のブーム支持ブラケットにおける旋回
軸受を縦断する前後両側部分で旋回軸受に沿って旋回台
に当接する部分を有することが望ましい。
【0028】こうすれば、荷重が荷重伝達部から旋回軸
受(下部走行体)に直接、伝達されるため、荷重伝達効
率がとくに良いものとなる。
【0029】また、請求項4の構成によると、荷重伝達
部が前後両側部分間に跨って配置され、この前後両側部
分間で荷重伝達作用が行われるため、荷重の分散作用が
より活発となるとともに、荷重伝達部によるブーム支持
ブラケットの補強・補剛効果が高められる。
【0030】さらに、荷重伝達部を箱構造とした請求項
5の構成によると、とくに補強・補剛効果がより高いも
のとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図6に
よって説明する。
【0032】以下の実施形態において、図7〜図10に
示す従来のホイールクレーンと同一部分には同一符号を
付して示し、その重複説明を省略する。
【0033】第1実施形態(図1〜図5参照) 旋回フレーム3を構成する両ブーム支持ブラケット9,
10のうち、旋回中心Oに近い側のブラケット10(以
下、従来技術の説明の項と同様にこれを右側ブーム支持
ブラケット、反対側のブーム支持ブラケット9を左側ブ
ーム支持ブラケットという)の外側面に、荷重伝達フレ
ーム16が旋回台11に対して垂直に設けられている。
【0034】この荷重伝達フレーム16は、両側が開い
たU字形、すなわち、主たる荷重伝達部分となる外向き
に傾斜した前後両側の折曲部16a,16bと、この両
側折曲部16a,16b同士をつなぐ連結部16cとか
ら成る板状に形成され、 両側折曲部16a,16bが、右側ブーム支持ブラ
ケット10が旋回軸受2を縦断する前後両側部分で旋回
軸受2に沿って旋回台11の上面に当接し、 連結部16cが旋回軸受2上を縦断して旋回台11
の上面に当接する状態で、右側ブーム支持ブラケット1
0および旋回台11に溶接等にて固定されている。
【0035】また、この荷重伝達フレーム16の上面開
口部にこれを閉塞する状態で蓋板17が取付けられてい
る。
【0036】こうして、右側ブーム支持ブラケット10
と、荷重伝達フレーム16と、蓋板17とによって、平
面視台形状の中空部を備えた箱状の荷重伝達部Cが構成
され、この荷重伝達部Cによって、クレーン作業時に旋
回フレーム3に作用する荷重を旋回軸受2に伝える荷重
伝達作用が行われる。
【0037】この点を詳述すると、荷を吊った状態で、
ブームフットピン5に圧縮力および曲げモーメントが作
用し、ブーム起伏シリンダ8(図7,8参照)の旋回フ
レーム側取付部(図示しない)には圧縮力が作用する。
【0038】これらの荷重は、主に両ブーム支持ブラケ
ット9,10から旋回台11に、そして旋回軸受2を通
じて下部走行体Aに伝達される。
【0039】さらに、この状態で旋回動作が行われる
と、ブーム6に旋回方向に応じた横荷重が作用し、ブー
ムフットピン5に曲げモーメントが生じてブーム支持ブ
ラケット9,10が捻じられることになる。
【0040】このため、旋回台11とブーム支持ブラケ
ット9,10の当接固定部分にもさらに大きな曲げモー
メントが生じる。
【0041】ここで、左側ブーム支持ブラケット9に作
用する荷重は、旋回台11および旋回軸受2の左側部分
を通じて、また右側ブーム支持ブラケット10に作用す
る荷重は旋回台11および旋回軸受2の右側旋回中心寄
りの部分を通じて、それぞれ下部走行体Aに伝達され
る。
【0042】この場合、右側ブーム支持ブラケット10
側では、同ブラケット10に作用する荷重が、荷重伝達
部Cにより旋回軸受2の右側部分に伝達される。
【0043】すなわち、ブーム支持ブラケット10の荷
重が、同ブラケット10が位置する部分だけでなく、荷
重伝達部Cとその周辺を含めた広い範囲に分散されて下
部走行体Aに伝達される。
【0044】従って、荷重の伝達効率が高められるた
め、元々、ジョイント取付穴12および切欠15によっ
て荷重伝達効率が低くなる右側部分においても良好な荷
重伝達作用が確保される。
【0045】また、荷重伝達部Cによって旋回フレーム
3の右側部分が補強・補剛される。とくに、この実施形
態では、(イ)荷重伝達部Cが高強度を有する箱構造と
なっていること、(ロ)荷重伝達フレーム16が旋回軸
受2の前後両側部分間に跨って一連に設けられているた
め、この前後両側部分間での荷重伝達作用が行われると
ともに、荷重伝達部Cそのものの強度・剛性がより高く
なることにより、荷重伝達効率および旋回フレーム3の
補強・補剛効果がより高いものとなる。
【0046】なお、蓋板17には、旋回軸受2に対応す
る前後両側部分に複数のボルト通し穴18…が設けら
れ、図5に示すようにこのボルト通し穴18…に通され
たボルト19が旋回軸受2(内輪2a)のねじ穴にねじ
込まれることによって蓋板17が旋回軸受2に荷重伝達
可能に連結されると同時に荷重伝達フレーム16の上面
開口部に取付けられる。
【0047】また、荷重伝達フレーム16に、スイベル
ジョイント配管を導き出すための長穴20が設けられる
とともに、蓋板17にこの配管作業のための作業用穴2
1が設けられている。
【0048】第2実施形態(図6参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0049】第1実施形態では、荷重伝達部Cを、右側
ブーム支持ブラケット10の外側部において旋回軸受2
の前後両側部分間に跨る状態で前後方向に一連に構成し
たのに対し、第2実施形態では、上記荷重伝達部Cを前
後に切り離す形で、前後両側別々に、平面視への字形の
荷重伝達フレーム22,22とこれの上面に設けられた
蓋板23,23から成る前後両側荷重伝達部C1,C2
をブラケット外側部に配置している。
【0050】この両側荷重伝達部C1,C2の相対向す
る面、すなわち、前側荷重伝達部C1の背面、後側荷重
伝達部C2の前面は開放してもよいし閉塞してもよい。
【0051】このように、前後両側別々に荷重伝達部C
1,C2を設けた場合でも、右側ブーム支持ブラケット
10に作用する荷重を旋回軸受2の右側部分に広げて下
部走行体側に伝達するという所期の目的は達成すること
ができる。
【0052】なお、同実施形態では、右側ブーム支持ブ
ラケット10の補強・補剛のために、同ブラケット10
の外側面における切欠15の上方部であって両側荷重伝
達部C1,C2の上方に前後方向に補強材24が設けら
れている。
【0053】他の実施形態 (1)荷重伝達効率を高め、かつ、旋回フレーム3の補
強・補剛効果を得るという所期の目的を達成する上で、
上記第1および第2両実施形態のように荷重伝達部C,
C1,C2に蓋板17,22,22を設けるのが望まし
いが、この蓋板17,22,22を設けない場合でも、
十分な効果を得ることができる。
【0054】(2)第1実施形態の荷重伝達フレーム1
6における前後両側折曲部16a,16b、および第2
実施形態の両側荷重伝達フレーム22,22は、必ずし
も旋回軸受2に沿う傾斜状としなくてもよい。
【0055】(3)第1実施形態では荷重伝達フレーム
16の前後両側折曲部16a,16b、第2実施形態で
は両側荷重伝達フレーム22,22をそれぞれ旋回軸受
2上に位置させたが、これらを旋回軸受2から外れた位
置に設けても、荷重伝達範囲を広げて伝達効率を上げる
という意味で相応の効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ブー
ムオフセット式のホイールクレーンにおいて、旋回中心
に近い側のブーム支持ブラケットの外側部に荷重伝達部
を設け、旋回フレームに作用する荷重をこの荷重伝達部
を通る経路でオフセット側と反対側の旋回軸受を通じて
下部走行体に伝達する構成としたから、旋回フレーム全
体の下部走行体への荷重伝達作用が広い範囲で効率良く
行われて同フレームの荷重負担が小さくなる。しかも、
荷重伝達部によって旋回フレームが補強・補剛される。
【0057】とくに、請求項2のように旋回台のジョイ
ント取付穴に加えてブーム支持ブラケットに切欠が設け
られたホイールクレーンの場合、同ブラケットと旋回台
の接触面積(荷重伝達面積)の不足分、および強度・剛
性の低下分を荷重伝達部によって補うことができるた
め、旋回フレームの変形抑制に効果的となる。
【0058】これにより、クレーン作業時、とくに荷を
吊った状態での旋回時に荷重による旋回フレームの変形
が抑制されるため、旋回動作の安定性が向上する。
【0059】ここで、請求項3の発明によると、荷重伝
達部が、旋回中心に近い側のブーム支持ブラケットにお
ける旋回軸受を縦断する前後両側部分で旋回軸受に沿っ
て同ブラケットおよび旋回台に当接する部分を有するた
め、荷重が旋回フレームから旋回軸受(下部走行体)に
直接、伝達される。このため、荷重伝達効率がとくに良
いものとなる。
【0060】また、請求項4の発明によると、荷重伝達
部が前後両側部分間に跨って配置され、この前後両側部
分間で荷重伝達作用が行われるため、荷重の分散作用が
より活発となるとともに、荷重伝達部によるブーム支持
ブラケットの補強・補剛効果が高められる。
【0061】さらに、荷重伝達部を箱構造とした請求項
5の発明によると、とくに補強・補剛効果がより高いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における旋回フレームの
平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線拡大断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す図3相当図であ
る。
【図7】ホイールクレーンの全体構成を示す概略側面図
である。
【図8】同平面図である。
【図9】従来クレーンの旋回フレームの平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【符号の説明】
A 下部走行体 B 上部旋回体 2 旋回軸受 3 旋回フレーム 6 ブーム 7 スイベルジョイント 9,10 ブーム支持ブラケット 11 旋回台 12 ジョイント取付穴 15 切欠 C 荷重伝達部 16 荷重伝達部を構成する荷重伝達フレーム 16a,16b 荷重伝達フレームの前後両側折曲部 16c 連結部 17 蓋板 C1,C2 前後両側の荷重伝達部 22,22 荷重伝達部を構成する荷重伝達フレーム 23,23 蓋板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に、旋回軸受を介して上部
    旋回体の旋回フレームが垂直軸まわりに旋回自在に搭載
    され、この旋回フレームは、上記旋回軸受上に取付けら
    れる旋回台と、この旋回台上においてブームを起伏自在
    に支持する左右一対のブーム支持ブラケットを備え、こ
    の両ブーム支持ブラケットは、 (i) 上記ブームの軸心が上部旋回体の旋回中心に対
    して左右方向にオフセットするように、それぞれの旋回
    中心からの距離が異なり、 (ii) 前後両側で上記旋回軸受上を縦断する状態で上
    記旋回台に設けられたホイールクレーンにおいて、上記
    両ブーム支持ブラケットのうち旋回中心に近い側のブー
    ム支持ブラケットの外側部に、同ブラケットに作用する
    荷重を旋回台を介して旋回軸受に伝達する荷重伝達部が
    設けられたことを特徴とするホイールクレーン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホイールクレーンにおい
    て、旋回フレームにおける旋回台の中央部に、旋回中心
    上にスイベルジョイントを設置するためのジョイント取
    付穴が設けられるとともに、旋回中心に近い側のブーム
    支持ブラケットの下部に、上記スイベルジョイントとの
    干渉を避けるための切欠が上記ジョイント取付穴と連続
    して設けられたことを特徴とするホイールクレーン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のホイールクレー
    ンにおいて、荷重伝達部が、旋回中心に近い側のブーム
    支持ブラケットにおける旋回軸受を縦断する前後両側部
    分で、旋回軸受に沿って旋回台に当接する部分を有する
    ことを特徴とするホイールクレーン。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のホイールクレーンにおい
    て、荷重伝達部が、旋回軸受に沿ってブーム支持ブラケ
    ットおよび旋回台に当接する前後両側部分と、この前後
    両側部分同士をつなぐ連結部分を具備することを特徴と
    するホイールクレーン。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のホイ
    ールクレーンにおいて、荷重伝達部が、中空部を有する
    箱状に構成されたことを特徴とするホイールクレーン。
JP10249281A 1998-09-03 1998-09-03 ホイールクレーン Pending JP2000072384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249281A JP2000072384A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 ホイールクレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10249281A JP2000072384A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 ホイールクレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000072384A true JP2000072384A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17190640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10249281A Pending JP2000072384A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 ホイールクレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000072384A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248756A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Kobelco Cranes Co Ltd 建設機械のフレーム
JP2010254469A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Kobelco Cranes Co Ltd クローラクレーンの旋回フレーム
JP2011046503A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Kobe Steel Ltd 旋回フレーム
WO2017170226A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社神戸製鋼所 旋回フレーム、およびこれを備えた建設機械

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248756A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Kobelco Cranes Co Ltd 建設機械のフレーム
JP2010254469A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Kobelco Cranes Co Ltd クローラクレーンの旋回フレーム
JP2011046503A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Kobe Steel Ltd 旋回フレーム
WO2017170226A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社神戸製鋼所 旋回フレーム、およびこれを備えた建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2008069297A1 (ja) ホイールローダ
CA1095947A (en) Vehicle main frame
JP2001114127A (ja) 自動車のステアリングナックル構造
US6158525A (en) Main frame structure and steering case of construction equipment
JP2000072384A (ja) ホイールクレーン
JP3947009B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP3227124B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JPH0629248Y2 (ja) 建設機械
JP2000063085A (ja) ホイールクレーン
JP2001254387A (ja) 油圧ショベルのブレード支持構造
JP2001180412A (ja) 作業車両
JPH11269907A (ja) フロントローダ
JP2000212998A (ja) 建設機械の上部旋回体
JP2613141B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP3550500B2 (ja) ブーム構造
JP3725711B2 (ja) 建設機械の上部フレーム
JPH0233619Y2 (ja)
JPH11116186A (ja) ホイールクレーンの車体フレーム補強部材
JPH0891776A (ja) 移動式クレーンのブーム起伏シリンダ取付け装置
JP2583664Y2 (ja) ロワフレームの構造
JPH1191638A (ja) 産業車両の運転キャビンフレーム構造
JPH11269905A (ja) フロントローダ
JP2002348916A (ja) 建設機械のサイドミラー
JP2533985Y2 (ja) 建設機械のトラックフレーム構造
JP2576537Y2 (ja) アームの構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040918

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041215