JP2583664Y2 - ロワフレームの構造 - Google Patents
ロワフレームの構造Info
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- JP2583664Y2 JP2583664Y2 JP3061993U JP3061993U JP2583664Y2 JP 2583664 Y2 JP2583664 Y2 JP 2583664Y2 JP 3061993 U JP3061993 U JP 3061993U JP 3061993 U JP3061993 U JP 3061993U JP 2583664 Y2 JP2583664 Y2 JP 2583664Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設車両、作業車両の下部走行体のロワフレ−ムの
構造に関する。
など建設車両、作業車両の下部走行体のロワフレ−ムの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、油圧ショベルの下部走行体1の
要部側面図である。図において、2はロワフレ−ム、3
はアッパロ−ラ、4はクロ−ラ、5はロワフレ−ム2の
センタフレ−ム、6は同じくクロ−ラフレ−ム、7はア
ッパロ−ラ3のサポ−ト、8はクロ−ラフレ−ム6内に
配設した補強リブである。図4は、図3のA−Aより見
た下部走行体1の要部断面図である。図において、9は
クロ−ラフレ−ム6の上面部、10はクロ−ラフレ−ム
6側面の下端部に配設したプレ−ト、11はクロ−ラフ
レ−ム6の内側面である。図3及び図4に示すように、
センタフレ−ム5の側部にクロ−ラフレ−ム6を連結
し、そのクロ−ラフレ−ム6の上面部9に複数個のサポ
−ト7を垂直に溶着して、アッパロ−ラ3を取付け、ク
ロ−ラ4を保持している。一方クロ−ラフレ−ム6の内
部では、サポ−ト7の取付け部付近より内側面11にわ
たって、補強リブ8を設けている。
要部側面図である。図において、2はロワフレ−ム、3
はアッパロ−ラ、4はクロ−ラ、5はロワフレ−ム2の
センタフレ−ム、6は同じくクロ−ラフレ−ム、7はア
ッパロ−ラ3のサポ−ト、8はクロ−ラフレ−ム6内に
配設した補強リブである。図4は、図3のA−Aより見
た下部走行体1の要部断面図である。図において、9は
クロ−ラフレ−ム6の上面部、10はクロ−ラフレ−ム
6側面の下端部に配設したプレ−ト、11はクロ−ラフ
レ−ム6の内側面である。図3及び図4に示すように、
センタフレ−ム5の側部にクロ−ラフレ−ム6を連結
し、そのクロ−ラフレ−ム6の上面部9に複数個のサポ
−ト7を垂直に溶着して、アッパロ−ラ3を取付け、ク
ロ−ラ4を保持している。一方クロ−ラフレ−ム6の内
部では、サポ−ト7の取付け部付近より内側面11にわ
たって、補強リブ8を設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】油圧ショベルの走行中
にアッパロ−ラは、クロ−ラの張力あるいは振動、衝撃
による荷重を受け、アッパロ−ラ用サポ−トとクロ−ラ
フレ−ム上面部との溶接部周辺に大きなモ−メント荷重
を与える。ところが従来のロワフレ−ムは、クロ−ラフ
レ−ムの上面部にサポ−トを垂直に配置し、このサポ−
トと上面部とで形成する稜の隅肉溶接をしているだけで
ある。したがって、その溶接範囲は狭く、短い溶接部で
上記モ−メント荷重を受けるため、溶接部の応力は高
く、またクロ−ラフレ−ムの上面部に局部的な高応力部
が生じ、溶接部に亀裂を発生し、脱落事故をおこすこと
があった。本考案は、上記の問題点を解決することを目
的とする。
にアッパロ−ラは、クロ−ラの張力あるいは振動、衝撃
による荷重を受け、アッパロ−ラ用サポ−トとクロ−ラ
フレ−ム上面部との溶接部周辺に大きなモ−メント荷重
を与える。ところが従来のロワフレ−ムは、クロ−ラフ
レ−ムの上面部にサポ−トを垂直に配置し、このサポ−
トと上面部とで形成する稜の隅肉溶接をしているだけで
ある。したがって、その溶接範囲は狭く、短い溶接部で
上記モ−メント荷重を受けるため、溶接部の応力は高
く、またクロ−ラフレ−ムの上面部に局部的な高応力部
が生じ、溶接部に亀裂を発生し、脱落事故をおこすこと
があった。本考案は、上記の問題点を解決することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】センタフレームの左右両
側部にクローラフレームを有するロワフレームにおい
て、クローラフレームの上面に開穿された穴と、前記穴
に貫挿されたサポートと、前記サポートに取付けられた
アッパローラとを有し、前記サポートはクローラフレー
ム内側面に溶着した。更にまた、前記クローラフレーム
は側面の下端部に前記クローラフレームの内面方向に突
出するプレートを有し、前記サポートは前記プレートに
溶着された。
側部にクローラフレームを有するロワフレームにおい
て、クローラフレームの上面に開穿された穴と、前記穴
に貫挿されたサポートと、前記サポートに取付けられた
アッパローラとを有し、前記サポートはクローラフレー
ム内側面に溶着した。更にまた、前記クローラフレーム
は側面の下端部に前記クローラフレームの内面方向に突
出するプレートを有し、前記サポートは前記プレートに
溶着された。
【作用】アッパローラのサポートを、クローラフレーム
の内側面に対して溶着するようにしたので、溶接長さも
大きく取れ、溶接部の強度アップを図ることができる。
またクローラフレームの溶接部周辺の応力集中もなくな
り、強度的な問題がなくなる。またクローラフレーム側
面の下端部のプレートにサポートの下端部を当接させて
溶着することにより、上記の効果がより一層得られる。
の内側面に対して溶着するようにしたので、溶接長さも
大きく取れ、溶接部の強度アップを図ることができる。
またクローラフレームの溶接部周辺の応力集中もなくな
り、強度的な問題がなくなる。またクローラフレーム側
面の下端部のプレートにサポートの下端部を当接させて
溶着することにより、上記の効果がより一層得られる。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例のロワフレーム
12の一部切欠き側面図である。図において、従来技術
と同一構成要素を使用するものについては同符号を付
す。13はセンタフレーム、14はクローラフレーム、
15はアッパローラ3のサポートである。図2は、図1
のB−Bより見たクローラフレーム12の要部断面図で
ある。図において、16はクローラフレーム14の上面
部、17は同じく内側面、18はプレート、19はサポ
ート15を垂直に貫挿できるように上面部16に開穿し
た穴である。
に説明する。図1は、本考案の一実施例のロワフレーム
12の一部切欠き側面図である。図において、従来技術
と同一構成要素を使用するものについては同符号を付
す。13はセンタフレーム、14はクローラフレーム、
15はアッパローラ3のサポートである。図2は、図1
のB−Bより見たクローラフレーム12の要部断面図で
ある。図において、16はクローラフレーム14の上面
部、17は同じく内側面、18はプレート、19はサポ
ート15を垂直に貫挿できるように上面部16に開穿し
た穴である。
【0006】次に、本考案の一実施例のロワフレーム1
2の構成を図1及図2について述べる。本実施例のロワ
フレーム12は、センタフレーム13の側部にクローラ
フレーム14を連結し、またサポート15を、クローラ
フレーム14の上面部16に開穿した穴19に垂直に貫
挿し、クローラフレーム14側面の下端部に配設したプ
レート18及び内側面17に対して溶着している。
2の構成を図1及図2について述べる。本実施例のロワ
フレーム12は、センタフレーム13の側部にクローラ
フレーム14を連結し、またサポート15を、クローラ
フレーム14の上面部16に開穿した穴19に垂直に貫
挿し、クローラフレーム14側面の下端部に配設したプ
レート18及び内側面17に対して溶着している。
【0007】次に、本考案の一実施例のロワフレーム1
2の作用について述べる。本実施例では、アッパローラ
3のサポート15を、クローラフレーム14の上面部1
6に開穿した穴19に貫挿し、内側面17及びプレート
18に対して溶着した。したがって、前述したサポート
15にかかるモーメント荷重は、サポート15とクロー
ラフレーム14との溶接部、すなわちサポート15と、
クローラフレーム14の上面部16、内側面17及びプ
レート18との溶接部全周にわたる広い範囲で受けるこ
とになり、応力は分散されて下がる。これにより、溶接
部及びその周辺の強度的な問題がなくなる。
2の作用について述べる。本実施例では、アッパローラ
3のサポート15を、クローラフレーム14の上面部1
6に開穿した穴19に貫挿し、内側面17及びプレート
18に対して溶着した。したがって、前述したサポート
15にかかるモーメント荷重は、サポート15とクロー
ラフレーム14との溶接部、すなわちサポート15と、
クローラフレーム14の上面部16、内側面17及びプ
レート18との溶接部全周にわたる広い範囲で受けるこ
とになり、応力は分散されて下がる。これにより、溶接
部及びその周辺の強度的な問題がなくなる。
【0008】
【考案の効果】本考案のロワフレームでは、アッパロー
ラのサポートを、クローラフレームの内側面に対して溶
着するようにしたので、溶接長さも大きく取れ、溶接部
の強度アップを図ることができる。またクローラフレー
ムの溶接部周辺の応力集中もなくなり、強度的な問題が
なくなる。またクローラフレーム側面の下端部のプレー
トにサポートの下端部を当接させて溶着することによ
り、上記の効果がより一層得られる。
ラのサポートを、クローラフレームの内側面に対して溶
着するようにしたので、溶接長さも大きく取れ、溶接部
の強度アップを図ることができる。またクローラフレー
ムの溶接部周辺の応力集中もなくなり、強度的な問題が
なくなる。またクローラフレーム側面の下端部のプレー
トにサポートの下端部を当接させて溶着することによ
り、上記の効果がより一層得られる。
【図1】本考案の一実施例のロワフレームの一部切欠き
側面図である。
側面図である。
【図2】図1のB−Bより見たロワフレ−ムの要部断面
図である。
図である。
【図3】従来技術の油圧ショベルの下部走行体の要部側
面図である。
面図である。
【図4】図3のA−Aより見た下部走行体の要部断面図
である。
である。
1 下部走行体 2,12 ロワフレ−ム 3 アッパロ−ラ 4 クロ−ラ 5,13 センタフレ−ム 6,14 クロ−ラフレ−ム 7,15 サポ−ト 9,16 上面部 10,18 プレ−ト 11,17 内側面 19 穴
Claims (2)
- 【請求項1】 センタフレームの左右両側部にクローラ
フレームを有するロワフレームにおいて、クローラフレ
ームの上面に開穿された穴と、前記穴に貫挿されたサポ
ートと、前記サポートに取付けられたアッパローラとを
有し、前記サポートはクローラフレーム内側面に溶着さ
れたことを特徴とするロワフレームの構造。 - 【請求項2】 前記クローラフレームは側面の下端部に
前記クローラフレームの内面方向に突出するプレートを
有し、前記サポートは前記プレートに溶着されたことを
特徴とする請求項1記載のロワフレームの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061993U JP2583664Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | ロワフレームの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061993U JP2583664Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | ロワフレームの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682156U JPH0682156U (ja) | 1994-11-25 |
JP2583664Y2 true JP2583664Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12308883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3061993U Expired - Fee Related JP2583664Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | ロワフレームの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583664Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4633028B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2011-02-16 | 株式会社クボタ | クローラ式走行装置のキャリアローラ支持構造 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP3061993U patent/JP2583664Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682156U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |