JP2562946Y2 - 建設機械下部走行体のカーボディ - Google Patents

建設機械下部走行体のカーボディ

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JP2562946Y2
JP2562946Y2 JP3622392U JP3622392U JP2562946Y2 JP 2562946 Y2 JP2562946 Y2 JP 2562946Y2 JP 3622392 U JP3622392 U JP 3622392U JP 3622392 U JP3622392 U JP 3622392U JP 2562946 Y2 JP2562946 Y2 JP 2562946Y2
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JP
Japan
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car body
upper member
lower flange
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JP3622392U
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脇 徹 郎 西
村 則 彦 藤
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は上部旋回体が装架される
油圧ショベル等の建設機械下部走行体のカーボディに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に履帯式油圧ショベル1の全体側面
図を示す。左右の履帯式走行装置5を含む下部走行体3
に図4に示す旋回ベアリング4を介して上部旋回体2が
取付けられている。図4に示す旋回ベアリング4はアウ
タレース4aを通常ノックピン14により上部旋回体2
の構造部分に対して位置決めした上で複数のボルト16
により取付け、また下部走行体3のフレーム部における
ベースフレーム6(図5)のカーボディ8の円筒部分に
インナレースギヤー4bがボルト15等で取付けられ、
前記上部旋回体2は、これに取付けられた油圧モータ3
0の旋回ピニオン31がインナレースギヤー4bと噛み
合って回転すると下部走行体3に対して旋回する。
【0003】図5はベースフレームの斜視図、図6は同
平面図である。図6に示すように、ベースフレーム6の
左右の下部走行装置5を支える左右のトラックフレーム
7と中央のカーボディ8は、輸送時に車幅を狭めたり、
分割輸送するためにボルト9等による組立式となってい
る。図6に示す例では左右を結ぶ前後のクロスメンバ1
7a、17bは箱形断面で、中央部付近での前後のクロ
スメンバ17a、17bを結ぶ左右の縦方向部材18
a、18bも箱形断面となっている。ただし縦方向部材
18a、18bはI型断面等の開断面のことも多い。
【0004】図7、図8にクロスメンバ17a、17b
のトラックフレーム7との結合部近傍の断面を示すが、
クロスメンバ17a、17bの断面は、上フランジ1
9、外側ウエブ20、内側ウエブ21、下部フランジ1
2aで構成され各々溶接によって一体となっている。
【0005】
【考案が解決するための課題】しかるに、油圧ショベル
1が図9に示すごとく、掘削作業をし、土砂の取り込み
を行った時、荷重に遠い方のクロスメンバとトラックフ
レーム7との結合部は図8に示すように、図7に示す圧
縮側とは反対に、お互いに引き離す方向即ち引張方向の
荷重Pが働く。このために、下側フランジ12aと内側
ウエブ21及び外側ウエブ20の各溶接結合部に面外の
曲げ応力が発生し、疲労強度が低下する問題があった。
本考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、カーボ
ディを構成するメーンフレームとその上に設けられる円
筒とを極力一体構造として強度を向上させた建設機械下
部走行体のカーボディを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、一枚板で形成
された下部フランジと、その上に重ねるようにして溶着
された一体成形の上部部材とでメーンフレームが形成さ
れ、該メーンフレームの左右両側には、トラックフレー
ムにボルトで締結するための結合孔が、前記上部部材と
下部フランジとを連通して共明けされ、前記上部部材の
上面中央には、円筒が溶着されていることを特徴とし、
また上部部材と円筒とは、一体成形されていることを特
徴とする。
【0007】
【作用】カーボディとトラックフレームとの結合部ボル
ト孔をメーンフレームの上部部材と下フランジに共明け
することにより、締め付けボルトへの曲げ荷重を低下さ
せると共に、局部的な曲げ荷重による疲労強度の低下を
防止する。
【0008】
【実施例】以下添付図に基づいて本考案を詳細に説明す
る。図1は本考案の一実例を示すカーボディの斜視図。
図2は本考案の他の一実施例を示すカーボディの斜視図
である。
【0009】図1において、カーボディ8は旋回ベアリ
ング4(図4)を支持する円筒10、メーンフレーム1
1の下フランジ12及びメーンフレーム11の上部部材
13の3部材で構成され、各々溶接10a、13aされ
ている。
【0010】前記下フランジ12は一枚板からサーピン
加工又は部分的に機械加工している溶接構造である。前
記上部部材13は、普通鋼板からのプレス又は普通鋳鋼
で一体に形成するか、できれば高張力鋼板又は高抗張力
鋳鋼にて一体に形成されている。そして、前記上部部材
13は、前記下部フランジ12の上部に重ねるように溶
接13aされている。前記メーンフレーム11の上部部
材13には、望ましくは座ぐりを設け、そこにトラック
フレーム7とのボルト9による結合孔22を下フランジ
12と共明けしてある。
【0011】また、図2に示すようにカーボディ8のメ
ーンフレーム11の上部部材13が鋳鋼製の場合、この
上部部材13が旋回ベアリング4を支える円筒10と一
体に鋳造することもできる。
【0012】
【考案の効果】従来のように、クロスメンバ及び縦方向
部材が溶接構造による箱形断面でなく、上部部材と下フ
ランジとの溶着構造であり、構造が簡単であるので、製
作工数の低減が図られる。また、カーボディとトラック
フレームとの結合部の結合孔であるボルト孔をメーンフ
レームの上部部材と下フランジとに共明けすることによ
り、ボルトへの曲げ荷重を低下させると共に局部的な曲
げ荷重による疲労強度の低下が防止される。
【0013】さらに、円筒とメーンフレーム上部部材と
が溶着でなく一体形成されている場合は、円筒と上部部
材との結合が強化され、疲労強度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1の一実施例を示すカーボディ
の斜視図である。
【図2】本考案の請求項2の一実施例を示すカーボディ
の斜視図である。
【図3】履帯式油圧ショベルの全体側面図である。
【図4】旋回ベアリングと油圧モータとの斜視図であ
る。
【図5】従来のベースフレームの斜視図である。
【図6】従来のベースフレームの平面図である。
【図7】従来のクロスメンバのトラックフレームとの結
合部近傍の圧縮側を示す立て断面図である。
【図8】従来のクロスメンバのトラックフレームとの結
合部近傍の引張側を示す縦断面図である。
【図9】油圧ショベルによる掘削作業を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 上部旋回体 3 下部走行体 6 ベースフレーム 7 トラックフレーム 8 カーボディ 9 ボルト 10 円筒 10a、13a 溶接 11 メーンフレーム 12 下部フランジ 13 上部部材 22 結合孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚板で形成された下部フランジと、そ
    の上に重ねるようにして溶着された一体成形の上部部材
    とでメーンフレームが形成され、該メーンフレームの左
    右両側には、トラックフレームにボルトで締結するため
    の結合孔が、前記上部部材と下部フランジとを連通して
    共明けされ、前記上部部材の上面中央には、円筒が溶着
    されていることを特徴とする建設機械下部走行体のカー
    ボディ。
  2. 【請求項2】 上部部材と円筒とは、一体成形されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の建設機械下部走行体
    のカーボディ。
JP3622392U 1992-04-30 1992-04-30 建設機械下部走行体のカーボディ Expired - Lifetime JP2562946Y2 (ja)

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JPH0587049U JPH0587049U (ja) 1993-11-22
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Effective date: 19970909