JP4048308B2 - 産業車両のタンク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフト等の産業車両に設けられるタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来のフォークリフトの側面を示す。このフォークリフト1の機台フレーム2の前部には、左右一対のフォーク3を昇降可能に支持する左右一対のマスト4が立設されている。これらマスト4の近傍にはリフトシリンダ5が設けられており、上記フォーク3は、リフトシリンダ5の油圧変化によりマスト4に沿って昇降する。また、マスト4の後方には運転席6が設けられ、この運転席6の後方にはカウンタウェイト7が搭載されている。さらに、運転席6のほぼ下方には機械室8が形成されており、この機械室8内には、車両を移動させるための動力源であるエンジンやその他機能品が収容される。
【0003】
また、機械室8の一側部には燃料タンク9が設けられており、他側部には燃料タンク9とほぼ同構造の作動油タンクが設けられている。燃料タンク9には、エンジンを作動させる燃料が貯蔵される。一方、作動油タンクには、前述したリフトシリンダ5等を作動させるための作動油が貯蔵される。
【0004】
図4に燃料タンク9の構造を示す。燃料タンク9の上面10、車両外側の側面11及び下面12は、一体部材であるコ字状壁部材13により構成されている。このコ字状壁部材13は、断面コ字状の開口14が車両中央に向けて配置される。また、燃料タンク9の車両中央側の側面15は、コ字状壁部材13の開口14を塞ぐようにコ字状壁部材13に接合される内側壁部材16により構成される。この内側壁部材16の後部は、車両外側に向けて折り曲げられており、燃料タンクの後面17を構成する。さらに、燃料タンク10の前面18は階段状に折り曲げられた前壁部材19により構成される。これらコ字状壁部材13、内側壁部材16及び前壁部材19は、溶接により相互に接合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の燃料タンク9では、溶接作業中トーチのねらいが三つの部材にまたがる箇所、すなわち、三つの部材13,16,19を相互に溶接しなければならなかった箇所が、燃料タンク9の下部にあったため、溶接作業のやりずらさから強固な溶接が困難であるといった問題があった。また、その後メンテナンスにおいて補修溶接を行う場合には、燃料タンク9が機台フレーム2に組み付けられた状態で溶接しなければならないため、燃料タンク9下部にある溶接個所は、補修溶接の作業性が良くないといった問題があった。
【0006】
従って、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、組立時の溶接作業が容易で且つその後の補修溶接作業もし易い構造を有する産業車両のタンクを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、産業車両に搭載された燃料または作動油用のタンクであって、車両搭載時のタンク両側面及びタンク下面が一体部材から構成され、タンク上面及びタンク前後面が一体部材に溶接接合される他の部材から構成され、一体部材により構成されるタンク両側面の後縁部は上部ほど後方に延びて産業車両の後輪に沿う形状に形成され、他の部材により構成されるタンク後面は一体部材により構成されるタンク両側面の後縁部の形状に対応して湾曲していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る産業車両のタンクを、フォークリフトの燃料タンクに適用した場合の実施の形態について添付図面を基に説明する。図1及び2に、本実施の形態の燃料タンク21を示す。タンク21は、3つの部材22,23,24が相互に接合されて構成されている。
【0009】
第1の部材22は、フォークリフト車両への搭載時におけるタンク21の車両外側の側面25、車両中央側の側面26及び下面27を画成する一体部材であって、車両左右方向の断面形状がほぼU字状であるU字状壁部材である。また、第1の部材22は、板状部材を折り曲げて形成されており、U字断面の開口部28を車両上方に向けて配置される。
【0010】
タンク21の車両外側の側面25の上縁部には、フォークリフトのボディ外面を構成する樹脂カバー(図示せず)が載置される座面部29が、車両の中央側に向けてほぼ水平に延びている。
【0011】
タンク21の車両外側及び中央側の各側面25,26の上縁部は、車両の前後方向に対して前側よりも後側の方が高く形成されており、また、同側面25,26の後縁部は、上部ほど後方に延びている。すなわち、タンク両側面25,26の後部はフォークリフト車両の後輪に沿う形状に形成されており、後輪の上方にまで貯蔵領域を確保し、タンク容量の増加を図ることができるようになっている。ここで、従来のタンクにおいては、タンクの車両中央側側面と後面とが一体部材からなるため、後輪に沿った形状にすることは容易ではなかったが、本実施の形態では、タンク21の両側面25,26を構成する第1の部材22と、タンク21の後面を構成する後述する第3の部材24とが別部材であるため、従来よりもタンクの後部を容易に後輪に沿う形状とすることができる。
【0012】
さらに、タンク21の車両中央側の側面26には、その後側上部が同側面26の他の部分よりもタンク21の車両外側の側面25との距離が狭くなるように傾斜部30が設けられている。これにより、機械室に必要なスペースを確保することができるようになっている。
【0013】
次に、第2の部材23は、フォークリフト車両への搭載時におけるタンク21の前面31、後面32の一部及び上面33を画成する。この第2の部材23も第1の部材22と同様に板状部材を折り曲げて構成されている。タンク21の上面33には、後部ほど上方に位置するように傾斜部34が含まれる。この傾斜部34にはエンジンにタンク21内の燃料を供給するための給油パイプが挿入される穴35が形成されている。
【0014】
さらに、第3の部材24は、フォークリフト車両への搭載時におけるタンク21の後面32を画成する。第3の部材24は、第1の部材22におけるタンク21の車両外側及び中央側の各側面25,26の後縁部の形状に、すなわち、後輪に沿った形状に湾曲している。
【0015】
次に、タンクの組立について説明する。それぞれ上述したような構造を有する、第1の部材22、第2の部材23及び第3の部材24は、溶接により接合される。しかしながら、本実施の形態においては、溶接作業中トーチのねらいが三つの部材22,23及び24にまたがる箇所、すなわち、三つの部材22,23及び24にまたがって相互に溶接する必要がある箇所は、符号Aで示されるように、タンク21の上部に位置している。このため、三つの部材にまたがって溶接する部分がタンク下部に位置していた従来のタンク構造に比べて、作業者は楽な姿勢でかかる三部材にまたがる箇所Aの溶接作業を行うことができ、溶接作業が容易となっている。
【0016】
また、フォークリフトの使用を開始してからは、メンテナンスの一環としてタンク21の補修溶接を行う場合がある。かかる補修溶接は、当然のことながら、フォークリフト車両に搭載済みのタンク21に対して行うこととなるが、本実施の形態のタンク21によれば、車両上方に開口するU字状部材からなる第1の部材22を用いたことに起因し、特に補修溶接作業がやりにくかったタンクの下部の溶接範囲が従来のタンクに比べて少なくなっており、すなわち、補修溶接の作業性が向上している。また、タンク下部の溶接長さが図4に示した従来のタンクよりも短いため、溶接箇所の亀裂等に起因する燃料漏れの発生が起こりにくい構造となっている。
【0017】
なお、以上に説明してきた本発明は、上記実施の形態に限定されるわけではない。すなわち、本発明に係るタンクは、上記実施の形態においてはフォークリフトの燃料タンクとして説明されているが、例えば、フォークリフトの作動油タンクとして実施することもできるし、また、フォークリフトに限られず、ショベルローダ等の他の産業車両のタンクとして実施することもできる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の産業車両のタンクによれば、タンクの下部の溶接範囲を従来のタンクに比べて少なくできるので、組立時の溶接作業が容易になると共に補修溶接の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る燃料タンクの分解斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る燃料タンクの斜視図である。
【図3】 従来の一般的なフォークリフトの側面図である。
【図4】 従来の燃料タンクの分解斜視図である。
【符号の説明】
21 燃料タンク
22 第1の部材
23 第2の部材
24 第3の部材
25 タンクの車両外側側面
26 タンクの車両中央側側面
27 タンクの下面
31 タンクの前面
32 タンクの後面

Claims (1)

  1. 産業車両に搭載された燃料または作動油用のタンクであって、
    車両搭載時のタンク両側面及びタンク下面が一体部材から構成され、
    タンク上面及びタンク前後面が前記一体部材に溶接接合される他の部材から構成され
    前記一体部材により構成されるタンク両側面の後縁部は上部ほど後方に延びて産業車両の後輪に沿う形状に形成され、前記他の部材により構成されるタンク後面は前記一体部材により構成されるタンク両側面の後縁部の形状に対応して湾曲していることを特徴とする産業車両のタンク。
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