JP4750547B2 - 建設機械のタンク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に用いて好適な建設機械のタンク装置に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。
また、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの前側に設けられ、オペレータが搭乗するキャブと、前記旋回フレームの後側に搭載され、油圧ポンプを駆動するエンジンと、エンジン冷却水を冷却するラジエータ等の熱交換器と、前記エンジンに供給する燃料を貯える燃料タンクと、作動油を貯える作動油タンクと、作業装置等に圧油を給排する制御弁装置とより大略構成されている。
ここで、油圧ショベルには、狭い作業現場での作業に適したミニショベルと呼ばれる小型油圧ショベルがある。この小型油圧ショベルは、狭い作業現場で上部旋回体が旋回動作できるように、該上部旋回体を例えば下部走行体の車幅内にほぼ収まるようにコンパクトに形成している。また、上部旋回体を小型化すると旋回フレームも小さくなるから、該旋回フレーム上にはエンジン、燃料タンク、作動油タンク、制御弁装置およびこれらを接続するホース類等を設置するスペースが少なくなってしまう。
しかし、油圧ショベルは、1回の給油で規定の稼動時間作業を行えるように、燃料タンクの容量を確保する必要がある。また、作動油タンクも、搭載しているアクチュエータの数、大きさに応じた容量を確保する必要がある。そこで、小型油圧ショベルには、燃料タンクの前側の一部を傾斜させることによりタンクを前端部まで配置して規定の容量を確保しているものがある(例えば、特許文献1参照)。また、作動油タンクの側面部に全高に亘って凹みを形成したものがある(例えば、特許文献2参照)。さらに、燃料タンクの下側後部に左,右方向に亘って段差を設け、この段差の下側にバッテリ等の機器を配置しているものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−129721号公報 特開2000−291060号公報 特開2001−59237号公報
ところで、上述した特許文献1の発明では、燃料タンクの前側の一部を傾斜させることによりタンク容量を大きくしている。しかし、油圧ショベルには、油圧ポンプ、作動油タンク、オイルクーラ、制御弁装置等の油圧機器が搭載され、これらを接続する多くの油圧ホース、油圧配管も存在している。さらに、エンジン、ラジエータやこれらを接続するホース、配管も存在している。そして、これらは上部旋回体の全高に亘って設けられておらず、上,下方向の中間部に配置されている。
従って、特許文献1によるものでは、燃料タンクの前側を傾斜させているだけであるから、配置位置が前端部に限定されてしまう上に、上述した機器やホース類を回避するためには、規定の容量を確保することができないという問題がある。
また、特許文献2の発明は、凹み部分により機器やホース類を回避することができるものの、この凹みは作動油タンクの側面部の全高に亘って形成しているから、該作動油タンクの容量が小さくなるという問題がある。
さらに、特許文献3の発明では、燃料タンクの下側後部に設けた段差は、旋回フレーム上に載置された直方体状のバッテリを収めるのに適しているものの、上部旋回体の上,下方向の中間部に配置され、形状が複雑な機器やホース類を回避することができない。しかも、機器やホース類が回避できる位置まで燃料タンクの段差を上側に大きく形成した場合には、機器やホース類を回避することができるもの、その下部に無駄な空間が形成されるから、燃料タンクは十分な容量を確保できなくなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、中空容器内の容量を確保した状態で、周囲の機器やホース類を回避することができるようにした建設機械のタンク装置を提供することにある。
本発明の建設機械のタンク装置は、支持構造体をなすフレーム上に搭載された中空容器からなり、内部にエンジンに供給する燃料または油圧系統に用いる作動油を貯えてなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記中空容器は、少なくとも4つの側面部と底面部と天面部とにより中空状に構成し、該中空容器の隣り合う2つの側面部の角隅位置には、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設け、前記中空容器は、1枚の板を底面部および互いに対面する2つの側面部を有するU字状に折り曲げてなる第1の板体と、1枚の板を天面部および互いに対面する2つの側面部を有する逆U字状に折り曲げてなる第2の板体とを備え、前記第1の板体の一の側面部と第2の板体の一の側面部とが隣り合う角隅位置には、上,下方向の中間部に位置してそれぞれ切欠き部を設け、前記第1の板体と第2の板体との切欠き部のうち、一方の切欠き部には、上部側と下部側が同方向に折り曲げられた凹状板を取付け、他方の切欠き部と対向する該凹状板の奥部側には、該凹状板と一方の切欠き部との間を閉塞する閉塞板を取付け、前記各切欠き部と凹状板と閉塞板とによって前記凹窪部を形成する構成としたことにある。
請求項の発明が採用する構成の特徴は、前記中空容器は、少なくとも4つの側面部と底面部と天面部とにより中空状に構成し、該中空容器の外側面を除く一の側面部には、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設け、前記中空容器は、1枚の板を底面部および互いに対面する2つの側面部を有するU字状に折り曲げてなる第1の板体と、1枚の板を天面部および互いに対面する2つの側面部を有する逆U字状に折り曲げてなる第2の板体とを備え、前記第1の板体の2つの側面部と第2の板体の2つの側面部とのうち前記中空容器の外側面を除く一の側面部には、上,下方向の中間部に位置して切欠き部を設け、前記切欠き部には、上部側と下部側が同方向に折り曲げられた凹状板を取付けると共に、該凹状板と前記切欠き部との間を閉塞する2枚の閉塞板を取付け、前記切欠き部と凹状板と2枚の閉塞板とによって前記凹窪部を形成する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、中空容器の隣り合う2つの側面部の角隅位置には、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設けている。これにより、凹窪部の上,下方向位置を適宜に設定することにより、例えば上,下方向の中間部に配置され、形状が複雑な機器やホース類を、周囲に無駄な空間を形成することなく配置することができる。この結果、タンク装置は、中空容器内の容量を確保した状態で、周囲の機器やホース類を回避することができる。
これに加え、第1の板体の2つの側面部を挟むように第2の板体の2つの側面部を取付け、第1の板体の切欠き部と第2の板体の切欠き部に凹窪部を設けることにより、少ない枚数の板体によってタンク装置を容易に形成することができ、生産性を向上することができる。また、組立時に溶接する部位を短くすることができるから、漏れの発生する虞のある溶接部分を少なくでき、信頼性を向上することができる。
さらに、第1の板体と第2の板体との切欠き部のうち、一方の切欠き部に凹状板を取付け、凹状板の奥部側に閉塞板を取付けて該凹状板と一方の切欠き部との間を閉塞することにより凹窪部を形成することができる。ここで、凹状板は、上部側と下部側が折曲げられた1枚の板から形成しているから、該凹状板の上に燃料が溜まるのを防止することができ、燃料タンク内の燃料を効率よく使用することができる。
請求項の発明によれば、中空容器の一の側面部には、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設けている。これにより、凹窪部の上,下方向位置を適宜に設定することにより、例えば上,下方向の中間部に配置され、形状が複雑な機器やホース類を、周囲に無駄な空間を形成することなく配置することができる。この結果、中空容器内の容量を確保した状態で、周囲の機器やホース類を回避することができる。
これに加え、第1の板体の2つの側面部を挟むように第2の板体の2つの側面部を取付け、第1の板体の2つの側面部と第2の板体の2つの側面部とのうち中空容器の外側面を除く一の側面部に凹窪部を設けることにより、少ない枚数の板体によってタンク装置を容易に形成することができ、生産性を向上することができる。また、組立時に溶接する部位を短くすることができるから、漏れの発生する虞のある溶接部分を少なくでき、信頼性を向上することができる。
さらに、切欠き部に凹状板と2枚の閉塞板とを取付けることにより凹窪部を形成することができる。ここで、凹状板は、上部側と下部側が折曲げられた1枚の板から形成しているから、該凹状板の上に燃料が溜まるのを防止することができ、燃料タンク内の燃料を効率よく使用することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械に作動油タンク、燃料タンクとして用いられるタンク装置を、油圧ショベルの燃料タンクに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
本実施の形態では、6面体として形成された燃料タンクを例示するが、特許文献1に示される7面体でもよく、一の側面部が円弧状に湾曲した異形6面体または8面体以上のタンク装置としてもよい。
まず、図1ないし図7は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は建設機械としてのクローラ式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより大略構成されている。
5は上部旋回体3を構成する旋回フレームで、該旋回フレーム5は支持構造体として形成されている。そして、旋回フレーム5は、図3、図4に示す如く、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板5Aと、該底板5A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左センタビーム5B,右センタビーム5Cと、該各センタビーム5B,5Cの左,右に間隔をもって配置され、前,後方向に延びた左サイドフレーム5D、右サイドフレーム5Eと、前記底板5A、センタビーム5B,5Cから左,右方向に張出し、その先端部に左,右のサイドフレーム5D,5Eを支持する複数本の張出しビーム5Fと、底板5Aと各サイドフレーム5D,5Eとの間に設けられた複数枚のアンダカバー5Gとにより大略構成されている。そして、各センタビーム5B,5Cの前側には作業装置4が俯仰動可能に取付けられている。
6は旋回フレーム5の左前側に搭載されたキャブを示している(図1参照)。このキャブ6は、オペレータが搭乗するもので、その内部にはオペレータが着座する運転席、各種操作レバー、空調装置等(いずれも図示せず)が配設されている。
7は旋回フレーム5の後端部に取付けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト7は、作業装置4との重量バランスをとるもので、図2に示すように円弧状をした重量物として形成されている。また、カウンタウエイト7は、上部旋回体3の旋回半径を小さくするために旋回中心に近い位置に配置されている。
8はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム5の後部に設けられたエンジンを示している(図3、図4参照)。このエンジン8は、左,右方向に延在する横置き状態に搭載され、例えば吸気の流量を増大させる過給機8Aを備えている。また、エンジン8の左側には、後述の熱交換器11に冷却風を供給する冷却ファン8Bが設けられている。
9はエンジン8の右側に取付けられた油圧ポンプで、該油圧ポンプ9は、該エンジン8によって駆動されることにより、作業装置4等に向け作動油を圧油として吐出するものである。ここで、油圧ポンプ9は、後述の建屋カバー15内で上,下方向の中間に配置され、旋回フレーム5との間に空間を形成している。また、油圧ポンプ9には、図5に示す如く、複数本の油圧ホース10が接続され、該各油圧ホース10は後述の作動油タンク12、制御弁装置13等に接続されている。そして、油圧ポンプ9、該油圧ポンプ9の前側に接続された油圧ホース10は、後述する燃料タンク21の上,下方向の中間部に配置されている。
11はエンジン8の冷却ファン8Bに対面して旋回フレーム5上に設けられた熱交換器を示している。この熱交換器11は、例えばエンジン冷却水を冷却するラジエータ11A、作動油を冷却するオイルクーラ11B、過給機8Aからの加圧空気を冷却するインタクーラ11Cにより構成されている。また、ラジエータ11A、オイルクーラ11B、インタクーラ11Cは、冷却ファン8Bによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように、前,後方向に並べて配設されている。
12はエンジン8の前側に位置して旋回フレーム5の右センタビーム5C右側に設けられたタンク装置としての作動油タンクを示している。この作動油タンク12は、上,下方向に延びる直方体状の耐圧タンクとして形成されている。
13は旋回フレーム5の右前部に設けられた制御弁装置で、該制御弁装置13は、複数個の制御弁を連ねてなる多連弁として形成されている。また、制御弁装置13には、作業装置4、後述の旋回モータ14等に圧油を供給する油圧ホース、油圧配管、パイロット圧用ホース(いずれも図示せず)等が接続されている。
14は旋回フレーム5の左,右のセンタビーム5B,5C間に位置して底板5Aに取付けられた旋回モータを示している(図4参照)。この旋回モータ14は、下部走行体2上で上部旋回体3を旋回動作させる駆動源となるものである。また、旋回モータ14には、前述した制御弁装置13から延びる油圧ホースが接続されている。
15はキャブ6とカウンタウエイト7との間に位置して旋回フレーム5上に設けられた建屋カバーを示している。この建屋カバー15は、図1、図2に示す如く、旋回フレーム5の左,右両側に位置して前,後方向に延びた左,右の側面板15A,15Bと、該各側面板15A,15Bの上端部間を水平方向に延びた上面板15Cとにより大略構成され、右前側には、制御弁装置13を覆う前カバー部15Dが設けられている。
次に、エンジン8に供給する燃料を貯える第1の実施の形態による燃料タンクについて、図3ないし図7を参照しつつ説明する。
21は油圧ポンプ9の前側で作動油タンク12の右側に隣接するように旋回フレーム5上に設けられた本実施の形態による燃料タンクを示している。この燃料タンク21は、規定の稼働時間作業するのに十分な燃料を貯えることができる。また、燃料タンク21は、図6、図7に示す如く、後述の中空容器22、凹窪部27等により大略構成されている。
22は燃料タンク21の本体部を構成する中空容器を示している。この中空容器22は、燃料を貯えるもので、後述する第1の板体23、第2の板体24、凹状板25、閉塞板26等により大略構成されている。
23は旋回フレーム5側に固定される第1の板体で、該第1の板体23は、図7に示す如く、短冊状に切出された1枚の金属板をU字状に折り曲げることにより形成されている。即ち、第1の板体23は、前,後方向にほぼ水平に延びた底面部としての長方形状の底面板23Aと、該底面板23Aの前端縁から上向きに屈曲して延びた前側面部としての前側面板23Bと、該前側面板23Bと対面するように底面板23Aの後端縁から上向きに屈曲してほぼ平行に延びた後側面部としての後側面板23Cとにより構成されている。
また、油圧ポンプ9側となる後側面板23Cには、上,下方向の中間部下側寄りの一部を左側からコ字状に切欠くことにより長方形状の切欠き部23Dが形成されている。さらに、第1の板体23の底面板23Aには、燃料タンク21を旋回フレーム5側に固定するためのブラケット23Eが設けられている。
24は第1の板体23に被せるように取付けられる第2の板体で、該第2の板体24は、第1の板体23の前側面板23Bと後側面板23Cとの間隔寸法よりも僅かに大きな幅寸法をもった1枚の金属板を逆U字状に折り曲げることにより形成されている。即ち、第2の板体24は、前,後方向にほぼ水平に延びた天面部としての長方形状の天面板24Aと、該天面板24Aの左端縁から下向きに屈曲して延びた左側面部としての左側面板24Bと、該左側面板24Bと対面するように天面板24Aの右端縁から下向きに屈曲してほぼ平行に延びた右側面部としての右側面板24Cとにより構成されている。
また、油圧ポンプ9側となる左側面板24Bには、第1の板体23の切欠き部23Dと対応する上,下方向位置を後側からコ字状に切欠くことにより長方形状の切欠き部24Dが形成されている。さらに、第2の板体24の天面板24Aには、燃料タンク21内に燃料を給油するための給油口24Eが設けられている。
25は第1の板体23の後側面板23Cと第2の板体24の左側面板24Bとの角隅位置に設けられる凹状板で、該凹状板25は、後述の閉塞板26と協働して切欠き部23D,24Dを凹陥した状態で閉塞するものである。また、凹状板25は、第1の板体23の切欠き部23Dの幅寸法(左,右方向寸法)よりも僅かに小さな幅寸法をもった1枚の金属板を、切欠き部23Dの高さ寸法に合せてコ字状に折り曲げることにより形成されている。即ち、凹状板25は、長方形状の縦板部25Aと、該縦板部25Aの上,下部分を後側に折り曲げてなる上板部25B,下板部25Cとにより構成されている。
ここで、凹状板25は、中空容器22の内部に突出するものである。しかし、凹状板25は、1枚の金属板を折り曲げて形成しているから、その上板部25B上に燃料がかかったとしても、この燃料は上板部25Bから確実に流下させることができ、燃料が溜まるのを阻止することができる。
26は凹状板25の奥部側となる右端に設けられた閉塞板を示している。この閉塞板26は、長方形状の1枚の金属板からなり、凹状板25と第1の板体23の切欠き部23D(後側面板23C)との隙間を閉塞するものである。
このように構成された中空容器22は、例えば凹状板25の右端に閉塞板26を溶接し、この凹状板25と閉塞板26を第1の板体23の切欠き部23Dに位置決めし、後側面板23Cに溶接する。一方、第1の板体23を覆うように第2の板体24を被せ、該第1の板体23と第2の板体24との接触部位に沿って溶接する。さらに、凹状板25の左端を第2の板体24の左側面板24Bに切欠き部24Dに沿って溶接する。これにより、4枚の板から中空容器22を形成することができる。この場合、部品点数が少なく生産性が向上する上に、溶接箇所を少なく(溶接長さを短く)することができるから、燃料漏れの可能性を低く抑えて信頼性を高めることができる。
27は隣り合う第1の板体23の後側面板23Cと第2の板体24の左側面板24Bとの角隅位置に設けられた凹窪部を示している。この凹窪部27は、第1,第2の板体23,24の切欠き部23D,24Dと凹状板25と閉塞板26とにより構成されている。また、凹窪部27は、中空容器22の上,下方向の中間部下側寄りに油圧ポンプ9側に向けて開口するように窪ませて形成されている。そして、凹窪部27は、その内部に後述の回避空間28を画成している。
28は凹窪部27内に画成された回避空間を示している。この回避空間28は、図5に示す如く、油圧ポンプ9の前側部分とここに接続された油圧ホース10を回避するための空間として形成されている。ここで、凹窪部27内の回避空間28は、油圧ポンプ9の前側部分と油圧ホース10を回避できるだけの大きさに形成しているから、燃料タンク21の容量の減少を最小限に抑えることができる。
第1の実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、油圧ショベル1の動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ6に搭乗して運転席に着座する。この状態で走行用の操作レバーを操作することにより、下部走行体2を駆動して油圧ショベル1を前進または後退させることができる。また、運転席に着座したオペレータは、作業用の操作レバーを操作することにより、作業装置4を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、燃料タンク21の中空容器22には、油圧ポンプ9側となる左後部の上,下方向の中間部を窪ませて凹窪部27を設ける構成としている。従って、燃料タンク21は、油圧ポンプ9に接近して配置した場合でも、凹窪部27に油圧ポンプ9、油圧ホース10を通すことにより、該油圧ポンプ9、油圧ホース10が干渉するのを回避することができる。
しかも、凹窪部27(回避空間28)は、中空容器22の上,下方向の中間部に、油圧ポンプ9の前側部分と油圧ホース10を回避できるだけの大きさで形成しているから、燃料タンク21の容量の減少を最小限に抑えることができる。
この結果、燃料タンク21は、中空容器22内に十分な燃料を確保した状態で、周囲の油圧ポンプ9、油圧ホース10が干渉するのを回避することができる。これにより、例えば、上部旋回体3を小型化することもできる。
また、燃料タンク21の中空容器22は、1枚の金属板をコ字状に折り曲げた第1の板体23、第2の板体24、凹状板25、長方形状の閉塞板26の4枚の板体から形成することができる。これにより、中空容器22を構成する部品点数を少なくすることができるから、生産性を向上することができる。しかも、溶接箇所を少なく(溶接長さを短く)することができるから、燃料が漏れる虞がある部位を少なくすることができ、燃料タンク21に対する信頼性を高めることができる。また、中空容器22を6面体構造とすることにより、旋回フレーム5上に効率よく配置できる上に、配置するときの位置、向きを自由に設定することができる。
また、第1の板体23の後側面板23Cに切欠き部23Dを設け、第2の板体24の左側面板24Bに切欠き部24Dを設けているから、この切欠き部23D,24Dに凹状板25と閉塞板26を取付けることにより凹窪部27を簡単に設けることができる。また、凹窪部27を形成する凹状板25は、1枚の金属板をコ字状に折り曲げて形成しているから、該凹状板25の上板部25B上に燃料が溜まるのを防止することができ、燃料タンク21内の燃料を残すことなく効率よく使用することができる。
次に、図8は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、燃料タンクの左後の角隅位置に熱交換器等を回避する凹窪部を設ける構成としたことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図8において、41は左,右方向に反転したエンジン8′の右側に熱交換器11′を配置した場合に、この熱交換器11′の前側に配設される第2の実施の形態による燃料タンクを示している。この燃料タンク41は、中空容器42の左後側に位置する側面部の角隅位置に、冷却風の流れ方向に直列に重ねられた熱交換器11′の前端部、ホース類が干渉するのを回避する凹窪部43を備えている。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態によれば、熱交換器11′の前端部、該熱交換器11′に接続されるホース類を凹窪部43により回避しつつ、燃料タンク41の容量を十分に確保することができる。
次に、図9は本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、燃料タンクの左前の角隅位置に制御弁装置等を回避する凹窪部を設ける構成としたことにある。なお、第3の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図9において、51は制御弁装置13の後側に配設された第3の実施の形態による燃料タンクを示している。この燃料タンク51は、中空容器52の左前側に位置する側面部の角隅位置に、制御弁装置13の後端部、該制御弁装置13に接続された複数本の油圧ホース(図示せず)が干渉するのを回避する凹窪部53を備えている。
かくして、このように構成された第3の実施の形態においても、前述した各実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第3の実施の形態によれば、制御弁装置13の後端部、油圧ホースを凹窪部53により回避しつつ、燃料タンク51の容量を十分に確保することができる。
次に、図10は本発明の第4の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、中空容器の外側面を除く一の側面部に、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設ける構成としたことにある。なお、第4の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10において、61は第4の実施の形態による燃料タンクで、該燃料タンク61は、中空容器62、後述の凹窪部67等により大略構成されている。ここで、燃料タンク61の中空容器62は、第1の板体63、第2の板体64、凹状板65、2枚の閉塞板66により形成されている。また、第2の板体64には、その左側面板64Bの中央部に切欠き部64Dが設けられ、この切欠き部64Dに前記凹状板65と2枚の閉塞板66を取付ける構成としている。
67は中空容器62の第2の板体64を形成する左側面板64Bの中央部に設けられた凹窪部67を示している。この凹窪部67は、周囲の機器やホース類(いずれも図示せず)を回避するための回避空間68を画成している。
かくして、このように構成された第4の実施の形態においても、前述した各実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第4の実施の形態によれば、第2の板体64の左側面板64Bの中央部に凹窪部67を設けることにより、左側面板64Bに正対する機器類を効率よく回避することができる。
なお、第1の実施の形態では、燃料タンク21の中空容器22は、第1の板体23および第2の板体24を用い、その4つの側面板23B,23C,24B,24Cと底面板23Aと天面板24Aとにより6面体として形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば側面板を円弧状の湾曲面として形成することにより、中空容器を異形な6面体として構成してもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。

また、第4の実施の形態では、第2の板体64の左側面板64Bの中央部に凹窪部67を設ける構成とした場合を例示した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば凹窪部を、前側面板、後側面板に設ける構成としてもよい。
一方、第1の実施の形態では、エンジン8に冷却ファン8Bを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば冷却ファンをエンジンと別個に設け、電動モータ、油圧モータ等を用いて回転駆動する構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
また、各実施の形態では、建設機械のタンク装置としてクローラ式の油圧ショベル1の燃料タンク21,41,51,61を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルの燃料タンクとして適用してもよい。さらに、例えば油圧クレーン、ホイールローダ、トラクタ等の他の建設機械のタンク装置としても広く適用できるものである。
さらに、第1の実施の形態では、タンク装置としてエンジン8に供給する燃料を貯える燃料タンク21を適用し、該燃料タンク21に凹窪部27を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、油圧ポンプ9に供給する作動油を貯える作動油タンク12に凹窪部を設ける構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 図1の油圧ショベルを左後方から拡大してみた一部破断の外観斜視図である。 上部旋回体からキャブ、建屋カバー、カウンタウエイトを取外した状態を示す外観斜視図である。 上部旋回体からキャブ、建屋カバー、カウンタウエイトを取外した状態を示す平面図である。 油圧ポンプ、油圧ホースと燃料タンク、凹窪部との配置関係を示す要部拡大斜視図である。 第1の実施の形態による燃料タンクを拡大して示す外観斜視図である。 図6の燃料タンクを分解した状態で示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態による燃料タンクを旋回フレーム、熱交換器等と一緒に図4と同様位置からみた平面図である。 本発明の第3の実施の形態による燃料タンクを旋回フレーム、制御弁装置等と一緒に図4と同様位置からみた平面図である。 本発明の第4の実施の形態による燃料タンクを示す外観斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回フレーム(フレーム)
8,8′ エンジン
9 油圧ポンプ
10 油圧ホース
11,11′熱交換器
12 作動油タンク(タンク装置)
13 制御弁装置
21,41,51,61 燃料タンク(タンク装置)
22,42,52,62 中空容器
23,63 第1の板体
23A 底面板(底面部)
23B 前側面板(前側面部)
23C,63C 後側面板(後側面部)
23D,24D,64D 切欠き部
24,64 第2の板体
24A,64A 天面板(天面部)
24B,64B 左側面板(左側面部)
24C,64C 右側面板(右側面部)
25,65 凹状板
25A,65A 縦板部
25B,65B 上板部
25C,65C 下板部
26,66 閉塞板
27,43,53,67 凹窪部
28,68 回避空間

Claims (2)

  1. 支持構造体をなすフレーム上に搭載された中空容器からなり、内部にエンジンに供給する燃料または油圧系統に用いる作動油を貯える建設機械のタンク装置において
    記中空容器は、少なくとも4つの側面部と底面部と天面部とにより中空状に構成し
    中空容器の隣り合う2つの側面部の角隅位置には、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設け
    前記中空容器は、1枚の板を底面部および互いに対面する2つの側面部を有するU字状に折り曲げてなる第1の板体と、1枚の板を天面部および互いに対面する2つの側面部を有する逆U字状に折り曲げてなる第2の板体とを備え、
    前記第1の板体の一の側面部と第2の板体の一の側面部とが隣り合う角隅位置には、上,下方向の中間部に位置してそれぞれ切欠き部を設け、
    前記第1の板体と第2の板体との切欠き部のうち、一方の切欠き部には、上部側と下部側が同方向に折り曲げられた凹状板を取付け、他方の切欠き部と対向する該凹状板の奥部側には、該凹状板と一方の切欠き部との間を閉塞する閉塞板を取付け、前記各切欠き部と凹状板と閉塞板とによって前記凹窪部を形成する構成としたことを特徴とする建設機械のタンク装置。
  2. 支持構造体をなすフレーム上に搭載された中空容器からなり、内部にエンジンに供給する燃料または油圧系統に用いる作動油を貯える建設機械のタンク装置において
    記中空容器は、少なくとも4つの側面部と底面部と天面部とにより中空状に構成し、該中空容器の外側面を除く一の側面部には、上,下方向の中間部を窪ませることにより凹窪部を設け
    前記中空容器は、1枚の板を底面部および互いに対面する2つの側面部を有するU字状に折り曲げてなる第1の板体と、1枚の板を天面部および互いに対面する2つの側面部を有する逆U字状に折り曲げてなる第2の板体とを備え、
    前記第1の板体の2つの側面部と第2の板体の2つの側面部とのうち前記中空容器の外側面を除く一の側面部には、上,下方向の中間部に位置して切欠き部を設け、
    前記切欠き部には、上部側と下部側が同方向に折り曲げられた凹状板を取付けると共に、該凹状板と前記切欠き部との間を閉塞する2枚の閉塞板を取付け、前記切欠き部と凹状板と2枚の閉塞板とによって前記凹窪部を形成する構成としたことを特徴とする建設機械のタンク装置。
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