JPH08175200A - 産業車両の燃料タンク - Google Patents

産業車両の燃料タンク

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Publication number
JPH08175200A
JPH08175200A JP32618194A JP32618194A JPH08175200A JP H08175200 A JPH08175200 A JP H08175200A JP 32618194 A JP32618194 A JP 32618194A JP 32618194 A JP32618194 A JP 32618194A JP H08175200 A JPH08175200 A JP H08175200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
flat plate
vehicle
plate
fuel tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32618194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Katagiri
弘人 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP32618194A priority Critical patent/JPH08175200A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業車両の燃料タンクにおいて、車両内方の
タンク側面を溶接の継ぎ目のない平板に形成すること
で、フレームにタンクを結合する溶接の作業性を改善す
る。 【構成】 タンク殻体21をその上面から車両外方の側
面を形成する外板9と、底面から前側面および後側面を
形成する底板10と、車両内方の側面を形成する平板1
1と、の3部品から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は産業車両の燃料タンク
に関する。
【0002】
【従来の技術】牽引車など産業車両において、燃料タン
クは図4,図5のように上面から車両外方の側面を介し
て底面までを形成する外板1と、車両内方の側面から前
側面および後側面を形成する内板2と、の2部品(プレ
ス加工でそれぞれ形成される)からこれらを組み合わせ
てその継ぎ目を溶接することにより構成される。そし
て、車両内方の側面にてタンク殻体5はフレームのサイ
ドメンバ3に溶接して取り付けられる。なお、外部から
サイドメンバ8を隠すため、タンク殻体5の上面は車両
内方へ延長される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5のA寸
法は車両緒元および車体レイアウトからタンク上面の高
さ6とサイドメンバの高さ7により制約を受ける。その
ため、A寸法が十分に取れず、タンク殻体5をサイドメ
ンバ3に結合する溶接8の作業性が悪く、溶接の修正も
困難という不具合があった。
【0004】この発明はこのような問題点を解決するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、産業車
両のフレームに溶接で取り付けられる燃料タンクにおい
て、タンク殻体をその上面から車両外方の側面を形成す
る外板と、底面から前側面および後側面を形成する底板
と、車両内方の側面を形成する平板と、の3部品から構
成する。
【0006】第2の発明では、平板の上端を上方へ延長
してフロアボードの受けを形成する。
【0007】第3の発明では、平板の両側にチャッキン
グ用の突片を形成する。
【0008】第4の発明では、外板の下端および平板の
下端をタンク下面より下方へ延長する。
【0009】第5の発明では、タンク下面にドレンプラ
グを設け、外板の下端および平板の下端をドレンプラグ
の高さより下方へ延長する。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、平板を外板および底板と
の接合端面に突き当て外部から溶接することで、平板は
溶接の継ぎ目がないフラットなタンク側面を形成する。
したがって、フレームに対するタンクの位置的な制約要
素(図5のA寸法)を生じないため、フレームにタンク
を容易に溶接することができる。また、タンクの位置的
な制約要素が生じないから、フレームの高さやタンク上
面の高さについてレイアウトの自由度を大きく確保でき
る。
【0011】第2の発明によれば、フロアボードの受け
をタンクが兼ねるため、専用の受け部品を削減できると
共に、外部からフレームを隠せるため、車体造形の見栄
えも向上する。
【0012】第3の発明によれば、タンクのチャッキン
グ位置を確保することで、タンクアッシイの搬送作業な
どを能率的に処理できる。
【0013】第4の発明によれば、タンクを倉庫などに
積み上げても、タンク下面を外板および平板の延長部分
で非接触状態に保護できる。
【0014】第5の発明によれば、タンクを倉庫などに
積み上げても、ドレンプラグを外板および平板の延長部
分で非接触状態に保護できる。つまり、タンクの燃料抜
きを完全に行うため、ドレンプラグをタンク下面の適正
な高さに突設できる。
【0015】
【実施例】図1〜図3は牽引車の燃料タンクへの適用例
を示すもので、タンクはその上面から車両外方の側面を
形成する外板9と、底面から前側面および後側面を形成
する底板10と、車両内方の側面を形成する平板11
と、の3部品(プレス加工でそれぞれ形成される)から
構成される。
【0016】外板9の内面に底板10の接合端面を突き
当て、車両内方の側面のみ開口する直6面体に組み合わ
せ、その開口側面の接合端面を平板11の表面に突き当
て、これら板9,10,11の継ぎ目を外部から溶接す
ることにより、タンク殻体21は形成される。
【0017】タンクに車両のフロアボード22を受ける
支持機能を付加するため、平板11の上端側を延長して
フロアボード22の傾斜面に合わせた形状に作られる。
また、平板11の両側にチャッキング用の突片12が、
フロアボードの受けと同じくプレスの打ち抜き加工によ
り平板11に一体形成される。
【0018】タンク殻体21には燃料注入口(図示せ
ず)のほか、ドレンプラブ20が下面に取り付けられ
る。この場合、ドレンプラブ20を含めてタンク下面を
保護するため、外板9の下端および平板11の下端がド
レンプラブ20の高さより下方へ延長される。図2にお
いて、17はタンク上面から平板上端の最大高、hはド
レンプラブ20の突出高、Hは外板9および平板11の
延長高を表し、h<Hの関係に設定する。
【0019】このような構成により、タンクはフレーム
のサイドメンバ14に溶接19で取り付けられるが、平
板11を外板9および底板10との接合端面に突き当て
外部から溶接することで、平板11は溶接の継ぎ目がな
いフラットなタンク面を形成する。
【0020】したがって、サイドメンバ14に対するタ
ンクの位置的な制約要素(図5のA寸法)を生じないた
め、サイドメンバ14にタンクを容易に溶接することが
できる。また、タンクの位置的な制約要素を生じないこ
とから、サイドメンバ14の高さ16やタンク上面の高
さ15についてレイアウトの自由度を大きく確保でき
る。
【0021】この場合、フロアボード22の受けをタン
クが兼ねるため、専用の受け部品を削減できると共に、
平板11の上方への延長領域13で外部からサイドメン
バ14を隠せるため、車体造形の見栄えも向上する。ま
た、タンクのチャッキング位置を突片12で体裁よく確
保するので、タンクの搬送作業などを能率的に処理でき
る。
【0022】さらに、タンクを倉庫などに積み上げて
も、タンク下面およびドレンプラブ20を外板9および
平板11の延長部分Hで非接触状態に保護できる。ドレ
ンプラグ20については、タンクの燃料抜きを完全に行
うため、タンク下面を内側へ窪みを付けることなく、H
の範囲で適正な高さhに突設できる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明によれば、産業車両のフレー
ムに溶接で取り付けられる燃料タンクにおいて、タンク
殻体をその上面から車両外方の側面を形成する外板と、
底面から前側面および後側面を形成する底板と、車両内
方の側面を形成する平板と、の3部品から構成したの
で、平板を外板および底板との接合端面に突き当て外部
から溶接することで、平板は溶接の継ぎ目がないフラッ
トなタンク面を形成するため、フレームにタンクを容易
に溶接することができる。また、タンクの位置的な制約
要素を生じないことから、フレームやタンク上面の高さ
に対するレイアウトの自由度を大きく確保できる。
【0024】第2の発明によれば、平板の上端を上方へ
延長してフロアボードの受けを形成したので、フロアボ
ードの受け部品を削減できると共に、外部からフレーム
との溶接部を隠せるため、車体造形の見栄えも向上す
る。
【0025】第3の発明によれば、平板の両側にチャッ
キング用の突片を形成したので、タンクの搬送作業など
を能率的に処理できる。
【0026】第4の発明によれば、外板の下端および平
板の下端をタンク下面より下方へ延長したので、タンク
を倉庫などに積み上げても、タンク下面およびドレンプ
ラブを外板および平板の延長部分で非接触状態に保護で
きる。
【0027】第5の発明によれば、タンク下面にドレン
プラグを設け、外板の下端および平板の下端をドレンプ
ラグの高さより下方へ延長したので、ドレンプラグの保
護が図れると共に、タンクの燃料抜きを完全に行うた
め、タンク下面の適正な高さにドレンプラブを突設でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す燃料タンクの分解斜視
図である。
【図2】同じくタンクの断面図である。
【図3】フロアボードの組付状態を表す説明図である。
【図4】従来例を示す燃料タンクの分解斜視図である。
【図5】同じくタンクの断面図である。
【符号の説明】
9 外板 10 底板 11 平板 12 突片 13 平板の延長領域 14 フレームのサイドメンバ 20 ドレンプラグ 21 タンク殻体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業車両のフレームに溶接で取り付けら
    れる燃料タンクにおいて、タンク殻体をその上面から車
    両外方の側面を形成する外板と、底面から前側面および
    後側面を形成する底板と、車両内方の側面を形成する平
    板と、の3部品から構成したことを特徴とする産業車両
    の燃料タンク。
  2. 【請求項2】 平板の上端を上方へ延長してフロアボー
    ドの受けを形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    燃料タンク。
  3. 【請求項3】 平板の両側にチャッキング用の突片を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  4. 【請求項4】 外板の下端および平板の下端をタンク下
    面より下方へ延長したことを特徴とする請求項1に記載
    の燃料タンク。
  5. 【請求項5】 タンク下面にドレンプラグを設け、外板
    の下端および平板の下端をドレンプラグの高さより下方
    へ延長したことを特徴とする請求項1に記載の燃料タン
    ク。
JP32618194A 1994-12-27 1994-12-27 産業車両の燃料タンク Pending JPH08175200A (ja)

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JP32618194A JPH08175200A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 産業車両の燃料タンク

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282048A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Kobelco Contstruction Machinery Ltd タンク及びその組立方法
JP2007154616A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械のタンク装置
JP2010070165A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の燃料タンク

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JP4604802B2 (ja) * 2005-04-01 2011-01-05 コベルコ建機株式会社 作業機械のタンクの組立方法
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