JP2533467Y2 - 金属板製の棚パネル - Google Patents

金属板製の棚パネル

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JP2533467Y2
JP2533467Y2 JP3684993U JP3684993U JP2533467Y2 JP 2533467 Y2 JP2533467 Y2 JP 2533467Y2 JP 3684993 U JP3684993 U JP 3684993U JP 3684993 U JP3684993 U JP 3684993U JP 2533467 Y2 JP2533467 Y2 JP 2533467Y2
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知行 仙頭
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はプレス成形された金属
板製の棚パネルに関し、上壁からそれぞれ下向きに折り
曲げ形成した前壁と側壁とのコーナ部の接続構造を改良
したものである。
【0002】
【従来の技術】プレス成形された棚パネルは、一般に平
坦な上壁の前後縁および左右側縁から前後壁と左右側壁
とをそれぞれ下向きに形成し、下向きに開口する薄箱状
に形成している。このとき前後壁と左右側壁とは、コー
ナ部において接続されることが多い。例えば、図6
(a)に示すように一方の前壁30に接続片31を折り
曲げ形成し、これを隣接する側壁32の内面に沿わせ、
接続片31と側壁32とをスポット溶接、あるいはリベ
ットで固定している。又は図6(b)に示すように、一
方の前壁30を断面コ字形の独立した部品として形成し
ておき、これを棚パネル33の上壁34に溶接し、さら
に接続片31を側壁32にスポット溶接することもある
(いずれも文献不詳)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように従来の棚
パネルは、隣接する周側壁のコーナ部を接続片で一体化
するので、コーナ部の剛性が大きくなり、棚パネルの強
度アップを図れる。但し、例えば実公昭57−1571
7号公報にみられるように、前壁の上端を上壁に湾曲部
を介して連続させ、前壁と上壁との接合部分を丸く角落
としすることが少なくない。これは使用者が前壁の上縁
部に接触しやすいが、その場合の痛みを和らげるためで
あったり、外観上の体裁を整えたりするためである。こ
のように前壁の上縁を丸く角落としする場合、側壁と交
わる前壁の端縁に金属板の切り口が露出し、コーナ部に
おいて負傷しやすいうえに、この切り口を覆い隠すのが
容易ではなく、外観上の体裁も悪くなりがちである。
【0004】そこで本考案の目的は、前壁の上縁部が丸
く湾曲形成されていても、前壁とこれが交わる側壁との
コーナ部は端正に切り口を隠して、しかも確りと補強し
た棚パネルを得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、図示するごと
く上壁5から前壁6とこれに交わる側壁7とがそれぞれ
下向きに折り曲げ形成されており、前壁6の上端が上壁
5に湾曲部9を介して連続している金属板製の棚パネル
において、隣接する前壁6と側壁7とを両者のコーナ部
で接続するプラスチック製の連結具10を有すること、
連結具10には主面壁12の内面に係合ピン13と、該
係合ピン13より前壁6側に位置する筒壁14とを突設
してあること、側壁7には、前壁6とのコーナ部におい
て筒壁14が嵌まり込む開口15と、係合ピン13が嵌
合する係合孔17とをそれぞれ形成してあること、前記
開口15に筒壁14を内嵌した状態において、主面壁1
3が該開口15を覆い、係合ピン13が係合孔17に嵌
合し、かつ筒壁14と前壁6の下端から内向きに折り曲
げ形成した補強壁8とが、それぞれの接合面に設けた凹
凸係合手段19で抜け止め状に形成されていることを特
徴とする。
【0006】
【作用】棚パネル3は前壁6の上端が湾曲部9を介して
上壁5につながっているために、前壁6の側端の切り口
において側壁7の前端形状を前壁6の側端の切り口形状
に合うよう形成することは困難である。そのため、側壁
7の前端部分に開口15を設けることと相まって、前壁
6が前方へ張り出して象の鼻のごとく垂れ下がった形態
になっている。しかし、連結具10の筒壁14を前記開
口15に横外側方から嵌め込むと、主面壁12が該開口
15を覆い隠す。開口15に完全に筒壁14を嵌合する
と、凹凸係合手段19で連結具10の抜け止めが図られ
て嵌め殺し状態となり、この連結具10が同時に前壁6
と側壁7とを一体に接続し、これら前壁6と側壁7とが
外側方に拡がり変形しようとすることを規制する。
【0007】
【考案の効果】従って本考案によれば、棚パネル3の前
壁6の上端部が丸く角落としされた形状であっても、前
壁6とこれに交わる側壁7とのコーナ部を連結具10で
体裁よくカバーできるし、これら前壁6と側壁7との連
結を強固なものにして、該当コーナ部を含む剛性の向上
にも資する。
【0008】
【実施例】図1ないし図5は本考案に係る棚パネルの実
施例を示す。図2において、符号1は組立式の物置であ
る。これの内部には間柱2を利用して本考案の棚パネル
3がブラケット4で支持されている。その棚パネル3
は、上面が平坦で左右横長の上壁5を有し、上壁5の前
後縁からは前後壁6を、左右縁からは左右側壁7をそれ
ぞれ下向きに折り曲げ形成してある。さらに周囲の各壁
6・7の下端には断面L字形の補強壁8がそれぞれ内向
きに折り曲げ形成されている。この補強壁8は、図4に
示すごとく各壁6・7の下端から直角に曲げた水平状の
底壁8aと、この底壁8aの内端から上向きに折り曲げ
た立壁8bとを有する。前後壁6の上端部分と上壁5の
前後端部分とは湾曲部9を介してそれぞれ連続してい
る。このような湾曲部9を設けるのは、丸味を帯びた外
観形状にして体裁の向上を図り、使用者が誤って前壁6
の上端に接触したような場合にも痛みを軽減させるため
である。
【0009】直線状に交わる前壁6および後壁6と、左
右の側壁7との各コーナ部は、主に剛性の向上を図るた
めに連結具10で接続される。図1および図3は前壁6
と左方の側壁7とのコーナ部を示しており、その連結具
10は外面が垂直で平坦な主面壁12と、主面壁12の
内面の後ろ側下方寄りに突設した係合ピン13と、主面
壁12の内面に突設した筒壁14とを一体にプラスチッ
ク成形してなり、係合ピン13は筒壁14の後ろ側に位
置する。なお、他のコーナ部も実質的に同じであり、そ
の説明は省略する。
【0010】主面壁12の前端上隅部は、前壁6の湾曲
部9と同じ形状に湾曲形成されている。筒壁14は上壁
5、前壁6および補強壁8の底壁8aの内面に沿う角筒
状に形成してある。筒壁14の底壁部の後ろ左隅には、
切欠23を設けてある。
【0011】図1において、棚パネル3の側壁7の前端
には連結具10の筒壁14が嵌合する開口15を切り欠
き形成してあり、該開口15に臨む側壁7の前端部に凹
壁部16を内向きに凹むよう段付き状に形成し、該凹壁
部16に係合孔17を貫通状に設けてある。さらに、前
壁6の補強壁8の立壁8bは開口15に臨む左端部分を
切除して、筒壁14の嵌合代を確保している。
【0012】連結具10は左外側方から案内し、係合ピ
ン13を係合孔17に嵌合し、筒壁14を開口15内に
嵌め込むことにより、棚パネル3に組み付ける。この組
み付け状態において、主面壁12の外面は側壁7と面一
状になる。そのために、開口15の開口縁は主面壁12
の厚み分だけ側壁7の外壁面より内方寄りに設定してあ
り、さらに主面壁12の後ろ側の張り出し部分12aが
側壁7の前記凹壁部16に外側より面一状に接合する。
【0013】図3ないし図5において、棚パネル3に装
着した連結具10を抜け止め固定するために、筒壁14
と前壁6の補強壁8とのそれぞれの接合面に凹凸係合手
段19が設けられている。この凹凸係合手段19として
は、筒壁14の底壁部に係止爪20を下向きに切り起こ
し形成し、前壁6側の補強壁8の底壁8aに係止孔21
を貫通状に設ける。そして前記開口15に筒壁14を完
全に嵌合したとき、図3に示すごとく係止爪20が弾性
変形して係止孔21に落ち込み係合し、これで抜け止め
を図っている。更に図の凹凸係合手段19は、筒壁14
の後壁部にも係止爪22を後ろ向きに切り起こし形成し
てあり、筒壁14を前記開口15に嵌合したとき、図3
に示すごとく該係止爪22が弾性変形しながら側壁7の
凹壁部16の内側に回り込み係合するようにしてある。
【0014】棚パネル3に連結具10を組み付けた状態
において、隣接する前壁6と側壁7は連結具10を介し
て接続され、その各壁6・7が外側方へ拡がろうとする
のを防止する。すなわち、前壁6を前方へ拡げようとす
る力は、図4に示すごとく前壁6の補強壁8の立壁8b
が切欠23を介して連結具10の筒壁14の底壁部に接
当することで該連結具10に伝わるが、係合ピン13と
係合孔17との係合で連結具10の後端は側壁7につな
がっているので、前壁6は下端を含めて前後方向に変形
しない。
【0015】逆に、側壁7に作用する外向きの力は、凹
壁部16に外接する主面壁12の張り出し部分12aを
介して連結具10に伝わるが、係止爪20と係止孔21
との係合で連結具10の前端が前壁6につながっている
ので、側壁7が下端を含めて左右方向に変形しない。従
って、連結具10が隣接する前壁6と側壁7とを強固に
連結して、これらのコーナ部における剛性が十分なもの
となる。連結具10を組み込むことによって、開口15
に面する前壁6と側壁7の各切り口は主面壁12で体裁
良く覆い隠せる。
【0016】上記の実施例では、筒壁14の底壁部に切
欠23を設けて、前壁6の前方への変形力を該切欠23
で受け止めるようにしたが、必ずしもその必要はない。
例えば、筒壁14の前後間隔を前壁6と立壁8bの前後
間隔に一致させて、前記変形力を筒壁14で受け止める
ことができるからである。同趣旨の下に筒壁14の底壁
部に立壁8bの端が入り込む溝を形成してもよい。筒壁
14というも、必ずしも四角形に連続していることを要
さず、一部が分断されていてもよいし、三辺からなる筒
壁でもよい。棚パネル3に連結具10を装着した状態に
おいて、主面壁12はその厚み分だけ側壁7の外面から
突出してもよい。湾曲部9は棚パネル3の前壁6に限っ
て形成してあってもよい。凹凸係合手段19は必ずしも
図示例のごとく2個所に設ける必要はない。筒壁14と
前壁6の補強壁8との接合面にあれば足り、その具体的
な凹凸係合形式は問わない。筒壁14と前壁6の補強壁
8の立壁8bとの間に凹凸係合手段19を設けることも
できる。
【0017】主面壁12の周縁は上壁5の上方および前
壁6の前方より突出させ、この突出部に上壁5および前
壁6に外接するカバー壁を設けることもできる。棚パネ
ル3は四角形以外の多角形状に形成してもよい。いずれ
にせよ、本考案でいう前後左右の位置関係、すなわち前
壁6と側壁7とは説明の都合上のものであって、両壁6
・7が交わっておればよく、それも直交状に交わってい
ることまでは要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の分解斜視図である。
【図2】使用例を示す斜視図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【図6】(a)・(b)はそれぞれ従来の異なる棚パネ
ルを示す斜視図である。
【符号の説明】
3 棚パネル 5 上壁 6 前壁 7 側壁 8 補強壁 9 湾曲部 10 連結具 12 主面壁 12a 主面壁の張り出し部分 13 係合ピン 14 筒壁 15 開口 16 凹壁部 17 係合孔 19 凹凸係合手段 20 係止爪 21 係止孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上壁5から前壁6と該前壁6に交わる側
    壁7とがそれぞれ下向きに折り曲げ形成されており、前
    壁6の上端が上壁5に湾曲部9を介して連続している金
    属板製の棚パネルにおいて、 隣接する前壁6と側壁7とを両者6・7のコーナ部で接
    続するプラスチック製の連結具10を有し、 連結具10には、主面壁12の内面に係合ピン13と、
    該係合ピン13より前壁6側に位置する筒壁14とをそ
    れぞれ突設してあり、 側壁7には、前壁6とのコーナ部において筒壁14が外
    側方から嵌まり込む開口15と、係合ピン13が嵌合す
    る係合孔17とをそれぞれ形成してあり、 前記開口15に筒壁14を内嵌した状態において、主面
    壁12が該開口15を覆い、係合ピン13が係合孔17
    に嵌合し、かつ筒壁14と前壁6の下端から内向きに折
    り曲げ形成した補強壁8とが、それぞれの接合面に設け
    た凹凸係合手段19によって抜け止め状に形成されてい
    ることを特徴とする金属板製の棚パネル。
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