JP2001146765A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2001146765A
JP2001146765A JP32941699A JP32941699A JP2001146765A JP 2001146765 A JP2001146765 A JP 2001146765A JP 32941699 A JP32941699 A JP 32941699A JP 32941699 A JP32941699 A JP 32941699A JP 2001146765 A JP2001146765 A JP 2001146765A
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plate
fuel tank
hydraulic oil
oil tank
tank
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Tomohiko Yasuda
知彦 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸型タンク等からなる作動油タンクに補助燃
料タンクを設けることにより、車体上に補助燃料タンク
を容易に配設できるようにする。 【解決手段】 旋回フレーム3上には、キャブ4、建屋
カバー5、カウンタウェイト6、主燃料タンク11、作
動油タンク13を設ける。また、作動油タンク13は、
筒体14の上,下両端側を四角形状の上板16と下板と
によって閉塞することにより形成する。そして、作動油
タンク13には、上板16と下板との間にL字状の板状
部材20を設け、この板状部材20によって筒体14の
外周側との間に補助燃料タンク19を形成する。これに
より、丸型の作動油タンク13の構造上、空きスペース
となり易い空間を利用して、上部旋回体2に補助燃料タ
ンク19を容易に配設することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば主燃料タン
クと補助燃料タンクとを備えた油圧ショベル等として好
適に用いられる建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体上に上部旋回体が旋回可能に搭載され、上部
旋回体の旋回フレームには、運転室を形成するキャブ
と、原動機等を収容した建屋カバーと、カウンタウェイ
ト等とが設けられると共に、ブーム、アーム、バケット
等を備えた作業装置が俯仰動可能に取付けられている。
【0003】また、旋回フレーム上には、内部に収容し
た燃料を原動機に供給する燃料タンクと、内部に収容し
た作動油を油圧ショベルに搭載された走行モータ、旋回
モータ、作業装置の各油圧シリンダ等に供給する作動油
タンクとが設けられている。
【0004】ここで、油圧ショベルは、例えば山奥等で
掘削作業を行う場合があり、この場合には油圧ショベル
の整備点検時期に合わせて給油車が定期的に作業現場ま
で出向き、油圧ショベルに給油を行うようにしている。
しかし、作業時の燃料使用量は油圧ショベルの稼働時間
または作業内容、作業量等に応じて異なるため、作業途
中で燃料を使い切ってしまうことがある。
【0005】そこで、油圧ショベルには、既存の燃料タ
ンク(以下、主燃料タンクという)の他に補助燃料タン
クを追加したものがある。この種の従来技術による油圧
ショベルは、例えば工具、予備部品等を収納するために
上部旋回体に設けられた収納ボックス等の内部に補助燃
料タンクが配設され、この補助燃料タンクは配管等を用
いて主燃料タンクと接続されることにより、燃料タンク
全体としての容量を増やすものである。
【0006】一方、他の従来技術による油圧ショベル
は、例えば丸型タンクと呼ばれる円筒状の作動油タンク
を用いることにより、作動油タンクの製造効率、強度等
を向上させる構成とした機種がある。
【0007】そして、この作動油タンクは、上,下両端
側が開口した筒体と、該筒体の上,下両端側を閉塞した
四角形状の上板,下板とから構成されている。そして、
作動油タンクは、下板が旋回フレームに取付けられると
共に、上板が建屋カバーの一部となって上部旋回体の外
郭を構成している。
【0008】これにより、作動油タンクの製造時には、
例えばロール加工等の手段を用いるだけで筒体を形成で
き、鋼板等を箱形状に溶接したり、曲げ加工したりする
必要がなくなるため、その製造効率、強度等が向上し、
安価に製造することができる。
【0009】この場合、作動油タンクの下板は、鋼材等
が縦横に組合わされた旋回フレームに対して安定的に取
付けるために、1辺の長さが筒体の外径にほぼ対応した
四角形状に形成され、上板も、その周囲に配置される他
のカバー板等と連なって建屋カバーを構成するために、
下板とほぼ同様の大きさをもつ四角形状に形成されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、収納ボックス等の内部に補助燃料タンクを
配置する構成としているため、収納ボックスの実質的な
容積が減少することになって工具、予備部品等を十分に
収納できないことがあり、収納ボックスの利便性が低下
するという問題がある。
【0011】この場合、補助燃料タンクを収納ボックス
の外部で旋回フレーム上に配置する構成も考えられる
が、旋回フレーム上には、キャブ、原動機、各種の油圧
機器、カウンタウェイト等が搭載されるため、補助燃料
タンクの配置スペースを確保するのが難しい。
【0012】特に、例えば中型の油圧ショベル等にあっ
ては、原動機の排気量等に対応して補助燃料タンクを必
要とすることが多いにも拘らず、車体寸法が比較的小さ
いため、十分な容量をもつ補助燃料タンクを旋回フレー
ム上に搭載することが困難になるという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、作動油タンクとして他
の従来技術で述べた丸型タンクを用いる場合に、作動油
タンクの構造を利用して車体に補助燃料タンクを容易に
配設できるようにした建設機械を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、車体と、該車体に設けられ燃料を収容
する主燃料タンクと、該主燃料タンクの容量を増やすた
めに車体に設けられ該主燃料タンクと接続される補助燃
料タンクと、車体に設けられ作動油を収容する作動油タ
ンクとを備え、該作動油タンクは、上,下両端が開口し
た筒体と、該筒体の上,下両端側を閉塞した四角形状の
上板,下板とからなる建設機械に適用される。
【0015】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、補助燃料タンクは前記作動油タンクの筒体の径
方向外側に位置して上板と下板との間に設ける構成とし
たことにある。
【0016】このように構成することにより、例えば丸
型タンク等によって形成された作動油タンクは、四角形
状をなす上板および下板の角隅側が筒体の上,下両端側
から径方向外向きに突出している。このため、作動油タ
ンクの外部で上板と下板との間に位置する空間を利用し
て、この空間に補助燃料タンクを配設できる。
【0017】また、請求項2の発明によると、上板およ
び下板は、4辺が筒体の外径と等しいか、この外径より
も大きい寸法をもって四角形状に形成された板材からな
り、補助燃料タンクは、上,下両端側が該上板,下板の
角隅側に接合され、筒体の外周面との間に燃料収容空間
を画成する板状部材により構成している。
【0018】これにより、作動油タンクには、筒体の
上,下両端側から径方向外向きに突出する上板の角隅側
と下板の角隅側との間に板状部材を配設でき、この板状
部材は、筒体の外周面との間に補助燃料タンク用の燃料
収容空間を画成できる。
【0019】また、請求項3の発明によると、板状部材
は金属板材を幅方向中間でL字状に曲げることにより折
曲げ部を挟んで幅方向両側に形成された2面からなる平
板部を有し、前記折曲げ部は作動油タンクの上板および
下板の角隅近傍に配設し、前記平板部は筒体の外周面に
接合する構成としている。
【0020】これにより、板状部材を、上板および下板
の角隅近傍で該各板の外縁側に沿ってL字状に配置で
き、この板状部材と筒体の外周側との間に大きな燃料収
容空間を画成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0022】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2の旋回フレーム3上には、図1、図2に示
す如く、その前部左側に位置するキャブ4と、複数のカ
バー板等を連ねることにより上部旋回体2の外郭をなす
上面部5Aと左,右の側面部5B,5Cとを有して形成
され、内部に原動機、油圧ポンプ(いずれも図示せず)
等が収容された建屋カバー5と、該建屋カバー5の後側
に位置するカウンタウェイト6とが設けられている。ま
た、旋回フレーム3上には、後述の主燃料タンク11、
作動油タンク13、補助燃料タンク19が設けられてい
る。
【0023】ここで、旋回フレーム3は、図3に示す如
く、鋼板等からなる底板3Aと、該底板3A上に立設さ
れ前,後方向に延びた左,右の縦板3B,3Bと、左側
の縦板3Bから左方に張出した張出しビーム3C,3
C,…と、右側の縦板3Bから右方に張出した張出しビ
ーム3D,3D,…と、各張出しビーム3Cの先端側に
接合され前,後方向に延びた左側のサイドフレーム3E
と、各張出しビーム3Dの先端側に接合され前,後方向
に延びた右側のサイドフレーム3Fとを含んで構成され
ている。
【0024】7は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能に
設けられた作業装置で、該作業装置7は、図1、図2に
示す如く、旋回フレーム3の各縦板3Bに取付けられブ
ームシリンダ8Aによって俯仰動されるブーム8と、該
ブーム8の先端側に連結されアームシリンダ9Aによっ
て回動されるアーム9と、該アーム9の先端側に連結さ
れバケットシリンダ10Aによって回動されるバケット
10とから構成されている。
【0025】11は上部旋回体2の前部右側に設けられ
た主燃料タンクで、該主燃料タンク11は、図2、図4
に示す如く、複数の鋼板等によって略箱形状に形成さ
れ、旋回フレーム3の張出しビーム3D(図3参照)等
に取付けられると共に、その内部に収容した燃料を原動
機に供給するものである。また、主燃料タンク11に
は、その上面側に位置して外部から給油するための給油
口12が設けられ、後面側に位置して後述の燃料流通配
管22,22が設けられている。
【0026】13は丸型タンクとして形成された作動油
タンクで、該作動油タンク13は、図3ないし図5に示
す如く、例えば鋼板をロール加工等の手段により円筒状
に湾曲させることによって形成され上,下両側が開口端
となった筒体14と、該筒体14の下端側に溶接等の手
段を用いて接合された下板15と、筒体14の上端側に
接合された上板16とから構成されている。
【0027】ここで、下板15は、図5に示す如く、4
辺の長さが筒体14の外径とほぼ等しいか、この外径よ
りも大きな四角形状の金属板等によって形成され、その
4箇所の角隅部15A,15A,…は筒体14の外周側
から径方向に突出している。そして、下板15は筒体1
4を下側で閉塞し、図3中に示す旋回フレーム3の張出
しビーム3D等に取付けられている。また、下板15に
は、油圧ポンプの吸込側に作動油を供給する供給口17
等が設けられている。
【0028】一方、上板16は、図4に示す如く、例え
ば下板15とほぼ同様の大きさをもつ四角形状の金属板
等によって形成され、4箇所の角隅部16A,16A,
…が筒体14の外周側から径方向に突出すると共に、筒
体14を上側で閉塞している。また、上板16は建屋カ
バー5の上面部5Aの一部を構成し、その中央側には外
部から作動油タンク13内に給油を行うための給油口1
8が設けられている。
【0029】そして、作動油タンク13は、主燃料タン
ク11の後側に隣接した位置で旋回フレーム3上に設け
られ、その内部に収容した作動油を供給口17から油圧
ポンプ側に供給し、この作動油はコントロールバルブに
より油圧ショベルの走行モータ、旋回モータ(いずれも
図示せず)、作業装置7のシリンダ8A,9A,10A
等に対して給排されるものである。
【0030】19は後述の板状部材20を用いて作動油
タンク13に設けられた補助燃料タンクで、該補助燃料
タンク19は、図4、図5に示す如く、作動油タンク1
3の筒体14の径方向外側に位置して下板15と上板1
6との間に設けられ、これらの下板15と上板16に対
して主燃料タンク11に近接する角隅部15A,16A
の近くに配置されている。そして、補助燃料タンク19
は、各燃料流通配管22を介して主燃料タンク11と接
続され、これにより燃料タンク全体としての容量を増大
させるものである。
【0031】20は補助燃料タンク19の外形を形成す
る板状部材で、該板状部材20は、例えば金属板等を幅
方向中間でL字状に折曲げることにより、折曲げ部20
Aを挟んで幅方向両側に2面からなる平板部20B,2
0Bが形成されている。そして、板状部材20は、その
折曲げ部20Aが下板15と上板16の角隅部15A,
16A近傍に配置され、各平板部20Bがこれらの角隅
部15A,16Aを挟んだ2辺に沿って配置されてい
る。
【0032】また、板状部材20は、筒体14の外周面
に沿って下板15と上板16との間に上,下方向に延設
され、L字状をなす下端側が溶接等の手段により下板1
5に全長に亘って液密に接合されると共に、上端側も同
様の手段で上板16に接合されている。さらに、各平板
部20Bの両端側は筒体14の外周面にそれぞれ接合さ
れている。これにより、板状部材20は、筒体14の外
周側との間に燃料を収容する断面略三角形状の燃料収容
空間21を画成している。
【0033】22,22は主燃料タンク11と補助燃料
タンク19との間に燃料を流通させる2個の燃料流通配
管で、該各燃料流通配管22は、図4に示す如く、主燃
料タンク11の後面側と板状部材20の平板部20Bと
の間に設けられ、これらの燃料タンク11,19間を上
側位置と下側位置でそれぞれ連通している。
【0034】23は作動油タンク13の下板15と上板
16との間に着脱可能に取付けられたカバーで、該カバ
ー23は、図2、図3に示す如く、建屋カバー5の右側
面部5Cの一部を構成している。
【0035】なお、24は主燃料タンク11の前側に位
置して旋回フレーム3上に設けられた収納ボックスで、
該収納ボックス24は、図2に示す如く、油圧ショベル
用の工具、予備部品等を収納するものである。
【0036】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0037】まず、油圧ショベルの運転中には、その原
動機が主燃料タンク11から供給される燃料によって作
動すると、油圧ポンプが原動機によって駆動される。そ
して、油圧ポンプは、作動油タンク13内の作動油をコ
ントロールバルブに向けて吐出し、コントロールバルブ
は、この作動油をオペレータの運転操作等に応じて走行
モータ、旋回モータ、作業装置7のシリンダ8A,9
A,10A等にそれぞれ給排する。これにより、オペレ
ータは、油圧ショベルを走行、旋回させたり、作業装置
7のブーム8、アーム9、バケット10等を回動(俯仰
動)して土砂等の掘削作業を行うことができる。
【0038】この場合、油圧ショベルの運転中には、主
燃料タンク11からの燃料だけでなく、補助燃料タンク
19内の燃料も燃料流通配管22等によって原動機側に
供給されるので、油圧ショベルは、給油車等により燃料
を補給しない状態でも、長時間に亘って作動し続けるこ
とができる。
【0039】一方、油圧ショベルの組立時には、図3に
示す如く、予め形成しておいた作動油タンク13を旋回
フレーム3上に取付ける。この場合、作動油タンク13
の下板15と上板16とは、これらの角隅部15A,1
6A等が筒体14から径方向外側に突出する四角形状に
形成されている。
【0040】このため、建屋カバー5内において、下板
15と上板16との間で角隅部15A,16A側に位置
する空間は、作動油タンク13の外部であっても下板1
5上に位置することになるため、他の構成部品等が配置
されない空きスペースとなっていることが多い。
【0041】しかし、本実施の形態では、補助燃料タン
ク19を、作動油タンク13の下板15と上板16との
間の角隅部15A,16A側に設ける構成としたので、
これらの間に形成される空きスペースを利用して十分な
容量をもつ補助燃料タンク19を形成でき、空きスペー
スを有効に活用することができる。
【0042】この結果、従来技術のように旋回フレーム
3上で収納ボックス24等の容積や他の構造物を小型化
する必要がなくなり、作動油タンク13の構造を利用し
て上部旋回体2に補助燃料タンク19を容易に配設で
き、油圧ショベルの設計レイアウト等を効率よく行うこ
とができる。
【0043】また、補助燃料タンク19を、作動油タン
ク13に設けた板状部材20と筒体14の外周側との間
に形成したので、作動油タンク13に対して単一の板状
部材20を追加するだけで、補助燃料タンク19を簡単
に形成でき、部品点数の増加を抑えて構造の簡略化を図
ることができる。
【0044】この場合、L字状の板状部材20を、作動
油タンク13の下板15と上板16との間で角隅部15
A,16A等の近傍に配置したから、板状部材20を下
板15と上板16の外縁側に沿って延設でき、板状部材
20と筒体14との間に可能な限り大きな燃料収容空間
21を画成できると共に、これにより補助燃料タンク1
9の容積を十分に確保することができる。
【0045】また、主燃料タンク11の後側に隣接して
作動油タンク13を配設し、下板15と上板16に対し
て主燃料タンク11に近接する角隅部15A,16A側
に補助燃料タンク19を配設したから、補助燃料タンク
19を主燃料タンク11の近くに配置でき、これらの間
を接続する各燃料流通配管22の長さを短尺に形成でき
ると共に、その配管レイアウトを簡略化することができ
る。
【0046】なお、実施の形態では、作動油タンク13
の下板15,上板16に形成された4箇所の角隅部15
A,16Aのうち、1箇所の角隅部15A,16Aの近
傍に補助燃料タンク19を設ける構成としたが、本発明
はこれに限らず、例えば図5中に一点鎖線で示すよう
に、他の1箇所の角隅部15A,16Aの近傍に他の補
助燃料タンク19を設ける構成としてもよい。この場
合、さらに他の2箇所の角隅部15A,16Aにも補助
燃料タンク19を設けてもよい。
【0047】また、実施の形態では、主燃料タンク11
の後側に作動油タンク13と補助燃料タンク19とを設
ける構成としたが、本発明はこれに限らず、旋回フレー
ム3に対して、作業装置7を挟んで左,右方向の一側に
主燃料タンク11を設け、他側に作動油タンク13と補
助燃料タンク19とを設ける構成としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、補助燃料タンクを、作動油タンクの筒体の径方向
外側に位置して上板と下板との間に設ける構成としたの
で、例えば丸型タンク等の作動油タンクには、その外部
で下板と上板との間に位置する空間に補助燃料タンクを
配設でき、車体上で空きスペースとなり易い空間を有効
に活用することができる。これにより、従来技術のよう
に収納ボックス等の容積や他の構造物を小型化する必要
がなくなり、作動油タンクの構造を利用して車体に補助
燃料タンクを容易に配設でき、建設機械の設計レイアウ
ト等を効率よく行うことができる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、補助燃料
タンクを、作動油タンクの上板と下板の角隅側に位置し
て筒体の外周面との間に燃料収容空間を画成する板状部
材により構成したので、作動油タンクに対して板状部材
を追加するだけで補助燃料タンクを簡単に形成でき、部
品点数の増加を抑えて構造の簡略化を図ることができ
る。また、板状部材を上板および下板の角隅側に配置し
たので、この板状部材と筒体の外周側との間に大きな燃
料収容空間を画成でき、補助燃料タンクの容積を十分に
確保することができる。
【0050】また、請求項3の発明によれば、板状部材
を、折曲げ部と2面からなる平板部とによってL字状に
形成し、その折曲げ部を作動油タンクの上板および下板
の角隅側に配設すると共に、平板部を筒体の外周面に接
合する構成としたので、板状部材と筒体の外周側との間
に画成される燃料収容空間が可能な限り大きくなるよう
に、板状部材を上板と下板の外縁側に沿ってL字状に配
置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
平面図である。
【図3】作動油タンクと補助燃料タンクとを取外した状
態で示す旋回フレームの拡大斜視図である。
【図4】作動油タンクと補助燃料タンクとを拡大して示
す斜視図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた作動油タンク
と補助燃料タンクの断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体(車体) 3 旋回フレーム 4 キャブ 5 建屋カバー 6 カウンタウェイト 7 作業装置 11 主燃料タンク 13 作動油タンク 14 筒体 15 下板 15A,16A 角隅部 16 上板 19 補助燃料タンク 20 板状部材 21 燃料収容空間 22 燃料流通配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、該車体に設けられ燃料を収容す
    る主燃料タンクと、該主燃料タンクの容量を増やすため
    に前記車体に設けられ該主燃料タンクと接続される補助
    燃料タンクと、前記車体に設けられ作動油を収容する作
    動油タンクとを備え、該作動油タンクは、上,下両端が
    開口した筒体と、該筒体の上,下両端側を閉塞した四角
    形状の上板,下板とからなる建設機械において、 前記補助燃料タンクは前記作動油タンクの筒体の径方向
    外側に位置して上板と下板との間に設ける構成としたこ
    とを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記上板および下板は、4辺が前記筒体
    の外径と等しいか、この外径よりも大きい寸法をもって
    四角形状に形成された板材からなり、前記補助燃料タン
    クは、上,下両端側が該上板,下板の角隅側に接合さ
    れ、前記筒体の外周面との間に燃料収容空間を画成する
    板状部材により構成してなる請求項1に記載の建設機
    械。
  3. 【請求項3】 前記板状部材は金属板材を幅方向中間で
    L字状に曲げることにより折曲げ部を挟んで幅方向両側
    に形成された2面からなる平板部を有し、前記折曲げ部
    は前記作動油タンクの上板および下板の角隅近傍に配設
    し、前記平板部は前記筒体の外周面に接合する構成とし
    てなる請求項2に記載の建設機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236610A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械のタンク
JP2020153182A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日立建機株式会社 建設機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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