JPH1122574A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JPH1122574A
JPH1122574A JP19193397A JP19193397A JPH1122574A JP H1122574 A JPH1122574 A JP H1122574A JP 19193397 A JP19193397 A JP 19193397A JP 19193397 A JP19193397 A JP 19193397A JP H1122574 A JPH1122574 A JP H1122574A
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Shin Matsushita
慎 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクに近い位置で追加燃料タンクを配
置でき、追加燃料タンクをエンジン側に接続する配管作
業を容易に行えるようにする。 【解決手段】 旋回フレーム4の右前側に燃料タンク1
9を設け、追加燃料タンク25を燃料タンク19の前側
に設けた収納ボックス22内に配置する。また、燃料タ
ンク19の底面部側と追加燃料タンク25の底面板側と
を連通管等を介して互いに連結し、この連通管をT型継
手等を介してエンジン側に燃料を供給する燃料供給配管
に接続する。さらに、燃料タンク19の上側と追加燃料
タンク25の上側とを呼吸パイプ32で連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、エンジン
の右前側に位置してフレーム構造体上に燃料タンクが設
けられた油圧ショベル等の建設機械に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、下
部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上
部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けら
れた作業装置とから構成されている。
【0003】ここで、前記上部旋回体は、骨組み構造を
なし、前側に作業装置が取付けられるフレーム構造体と
しての旋回フレームと、該旋回フレームの後側に搭載さ
れた動力源からなるエンジンと、該エンジンの右前側に
位置して前記旋回フレーム上に設けられ、該エンジンに
供給する燃料を蓄える燃料タンクとから大略構成されて
いる。
【0004】そして、このように構成される従来技術の
油圧ショベルでは、旋回フレーム上にエンジンで駆動さ
れる油圧ポンプを設け、この油圧ポンプから吐出される
圧油により上部旋回体を旋回させつつ作業装置を回動さ
せ、土砂等の運搬、掘削作業を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、例えば山奥で掘削作業
を行う場合、油圧ショベルの整備点検時期に合わせて給
油車が定期的に作業現場まで赴き、油圧ショベルに給油
を行うようにしている。
【0006】しかし、掘削時の燃料使用量は油圧ショベ
ルの稼動時間または掘削量等に応じて異なるため、ある
作業現場では、作業途中で燃料を使い切ってしまうこと
がある。そして、この場合には、整備点検の周期と給油
の周期とがずれてしまい、作業を途中で中断して給油を
行わざるを得なくなり、給油作業全体の作業性が低下し
てしまうという問題がある。
【0007】そこで、このような問題を解決するため
に、作業装置のブーム内に燃料タンクを設け、さらに上
部旋回体側に別の燃料タンクを追加して設けると共に、
該各燃料タンク間をホース等を介して連結する構成とし
たものが、例えば実開平3−123728号公報(以
下、他の従来技術という)等に開示されている。
【0008】そして、このような他の従来技術にあって
は、燃料タンクを追加した分だけ燃料の容量を増やすこ
とができ、上述した従来技術のように作業途中で燃料を
使い果たすような事態を回避できる。
【0009】しかし、この場合には、ブーム側に設けた
燃料タンクと上部旋回体側に設けた別の燃料タンクとの
間の間隔が長くなる上に、掘削作業時には、ブーム側の
燃料タンク自体が該ブームと一体となって別の燃料タン
クに対し相対的に動くようになるため、各燃料タンク間
を連結するホースの引廻しが難しくなるという問題があ
る。
【0010】また、実開平4−8760号公報に記載の
別の従来技術では、燃料タンク内に小容量の予備タンク
を設ける構成としたものが開示されている。しかし、こ
の別の従来技術にあっても、予備タンクを燃料タンク内
に設けた分だけ、燃料タンク全体の高さが必要以上に大
きくなり、運転室内からの右方への視界が燃料タンクに
よって遮られ、掘削作業時の作業性が損なわれてしまう
という問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は燃料タンクに近い位置で追加燃
料タンクを設けることにより、燃料の容量を必要に応じ
て適宜に変更でき、該追加燃料タンク内の燃料をエンジ
ン側に確実に供給できると共に、運転室からの視界を良
好に確保できるようにした建設機械を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、骨組み構造をなし、前側に作業装置が
取付けられるフレーム構造体と、該フレーム構造体の後
側に搭載された動力源からなるエンジンと、該エンジン
の右前側に位置して前記フレーム構造体上に設けられ、
該エンジンに供給する燃料を蓄える燃料タンクとからな
る建設機械に適用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記燃料タンクの前側に位置して前記フレーム
構造体上に追加燃料タンクを設け、該追加燃料タンクの
上側と前記燃料タンクの上側とを呼吸パイプで連結した
ことにある。
【0014】このように構成したことにより、追加燃料
タンクを燃料タンクの前側の位置で該燃料タンクに近付
けるようにして配置できる。そして、追加燃料タンク内
の燃料をエンジンに供給するときには、燃料タンク内の
エアを呼吸パイプを介して追加燃料タンク内へと導くこ
とができ、追加燃料タンク内が負圧になるのを防止する
ことができる。
【0015】また、請求項2の発明では、前記燃料タン
クの底部と追加燃料タンクの底部とを連通管によって連
結する構成としている。
【0016】このように構成することにより、燃料タン
クと追加燃料タンクのうちのいずれか一方のタンクをエ
ンジン側に接続するだけで、他方のタンクを連通管を介
してエンジン側に接続できる。
【0017】さらに、請求項3の発明では、前記連通管
には前記エンジンに燃料を供給する燃料供給配管を連結
するための継手を設けている。
【0018】このように構成することにより、燃料供給
配管を継手および連通管を介して燃料タンクと追加燃料
タンクとの両方のタンクに接続できる。
【0019】さらにまた、請求項4の発明では、前記追
加燃料タンクは、開閉可能な蓋体を有する既存の収納ボ
ックス内に配設している。
【0020】このように構成することにより、収納ボッ
クスの内部を追加燃料タンクの収容スペースとして利用
できる。
【0021】一方、請求項5の発明では、前記フレーム
構造体の左前側に運転室を設け、前記追加燃料タンクは
前記作業装置を挟んで該運転室の反対側に配置してい
る。
【0022】このように構成することにより、追加燃料
タンクを作業装置を挟んで運転室の反対側となるフレー
ム構造体の右前側位置に配置できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。
【0024】ここで、図1ないし図5は本発明の実施例
による建設機械を油圧ショベルに適用した場合を例に挙
げて示している。
【0025】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上
部旋回体2は、骨組み構造をなし、前側中央に作業装置
3が俯仰動可能に設けられたフレーム構造体としての旋
回フレーム4と、該旋回フレーム4の左前側に設けられ
た運転室5と、旋回フレーム4の後部に設けられ、内部
に動力源となるエンジンおよび油圧ポンプ(いずれも図
示せず)等が収容されたエンジンカバー6とから大略構
成されている。また、該エンジンカバー6の後側にはカ
ウンタウェイト7が設けられている。
【0026】ここで、前記旋回フレーム4は、図2に示
す如く、平板状の底板8と、該底板8上に立設され、
前,後方向に伸長した左,右のセンタビーム9,9と、
底板8の左,右両側に位置して前,後方向に伸長したサ
イドフレーム10,11と、該サイドフレーム10をセ
ンタビーム9に固定する複数の張出しビーム12,1
2,…と、サイドフレーム11をセンタビーム9に固定
する複数の他の張出しビーム13,14,15等とから
構成されている。
【0027】また、旋回フレーム4には、センタビーム
9とサイドフレーム11と張出しビーム15との間で囲
まれた部分に枠体16が一体に設けられている。そし
て、該枠体16は方形状の枠組構造をなし、後述の収納
ボックス22および追加燃料タンク25を支持するもの
である。さらに、旋回フレーム4には図2および図5に
示すように、枠体16から張出しビーム13に亘って旋
回フレーム4を下側から全体的に覆う底カバー17が一
体に設けられている。
【0028】18はエンジンカバー6の前側に位置して
旋回フレーム4上に搭載された作動油タンクで、該作動
油タンク18は、エンジンカバー6内の油圧ポンプから
下部走行体1、作業装置3等に給排される作動油を貯留
するものである。
【0029】19は張出しビーム14,15を介して旋
回フレーム4上に設けられた燃料タンクを示し、該燃料
タンク19は、図3ないし図5に示す如く、内部が中空
の箱形状に形成され、その上面部19Aには給油用のキ
ャップ19Bが設けられている。また、該上面部19A
側には、後述する呼吸パイプ32用の接続口19Cが開
口している。
【0030】さらに、燃料タンク19の底部となる底面
部19Dには、後述する連通管29の一部を構成する第
1の燃料供給配管20が取付けられ、該燃料供給配管2
0は、後述のT型継手30を介して第2の燃料供給配管
21の一端側が接続されている。そして、燃料タンク1
9は、燃料供給配管21の他端側がエンジンカバー6内
のエンジン側に接続されることにより、燃料タンク19
内に蓄えられた燃料を該エンジンへと供給するものであ
る。
【0031】ここで、前記キャップ19Bには呼吸孔
(図示せず)が穿設されており、燃料タンク19内の燃
料が前記エンジン側へと供給されるときに、燃料タンク
19内が負圧になるのを防止する構成になっている。
【0032】22は燃料タンク19の前側に位置して旋
回フレーム4の枠体16上に設けられた収納ボックスを
示し、該収納ボックス22は、図3ないし図5に示す如
く、上部側と底部側とが開口した箱形状のケース23
と、該ケース23に開閉可能に設けられた蓋体24とか
ら構成されている。また、ケース23は、上面板23
A、底面板23B、前面板23C、後面板23Dおよび
左,右の側面板23E,23Eを有し、右側の側面板2
3Eには、その上部後側に位置して呼吸パイプ32が挿
通する挿通穴23E1 が穿設されている。
【0033】そして、収納ボックス22は、底面板23
Bが後述の各ボルト28等を介して旋回フレーム4の枠
体16上に着脱可能に取付けられている。ここで、追加
燃料タンク25を取外した状態で収納ボックス22のみ
を旋回フレーム4に取付けた場合には、収納ボックス2
2内には修理工具あるいは給脂器機(いずれも図示せ
ず)等が蓋体24を介して収納される。
【0034】25は収納ボックス22内に位置して旋回
フレーム4の枠体16上に設けられた追加燃料タンク
で、該追加燃料タンク25は、図4および図5に示す如
く、上面板25A、底面板25B、前面板25C、後面
板25Dおよび左,右の側面板25E(右側のみ図示)
とから箱形状に形成され、右側の側面板25Eには上端
寄りに位置して呼吸パイプ32用の接続口25Fが設け
られている。
【0035】そして、前記前面板25Cおよび後面板2
5Dには、それぞれ支持板26,27の上端側が溶接等
により固着され、該支持板26,27の下端側は各ボル
ト28(2個のみ図示)等を介して収納ボックス22の
底面板23Bと共に枠体16上に着脱可能に取付けられ
ている。これにより、追加燃料タンク25は、その下側
部分が枠体16の内側に収まった状態で支持板26,2
7を介して枠体16上で支持される。
【0036】そして、追加燃料タンク25は、その底部
となる底面板25Bが後述の連通管29および燃料供給
配管20,21等を介してエンジンカバー6内のエンジ
ン側に接続され、該追加燃料タンク25内に蓄えられた
燃料を燃料タンク19内の燃料と共に該エンジンへと供
給するものである。
【0037】29は燃料タンク19と追加燃料タンク2
5とを旋回フレーム4側で互いに連結した連通管を示
し、該連通管29は、図5に示す如くその一端側が追加
燃料タンク25の接続口25Fに連結され、他端側がT
型継手30を介して第1,第2の燃料供給配管20,2
1に接続されている。また、連通管29の途中部分は、
固定部材31等を介して旋回フレーム4の張出しビーム
15に固定されている。そして、連通管29は、T型継
手30および燃料供給配管20と共に燃料タンク19と
追加燃料タンク25との間を連通している。
【0038】32は燃料タンク19の上側と追加燃料タ
ンク25の上側とを互いに連結した呼吸パイプを示し、
該呼吸パイプ32は、図3に示す如く、その一端側が燃
料タンク19の接続口19Cに連結され、他端側は収納
ボックス22の挿通穴23E1 を介して追加燃料タンク
25の接続口25Fに連結されている。
【0039】そして、燃料タンク19内の燃料がエンジ
ン側へと供給されるに伴って、燃料タンク19の液面レ
ベルが、図5中に示す一点鎖線の如く追加燃料タンク2
5の液面レベルに達したときには、燃料タンク19内の
エアが呼吸パイプ32を介して追加燃料タンク25内へ
と導かれるようになる。
【0040】この結果、追加燃料タンク25内の燃料は
燃料タンク19内の燃料と共に連通管29、燃料供給配
管20,21を介してエンジン側へと供給されるように
なり、追加燃料タンク25内が負圧状態になるのを防止
できる。そして、このときに追加燃料タンク25の液面
レベルは燃料タンク19の液面レベルと一致した状態で
底面板25Bの位置まで下がり、該追加燃料タンク25
内の燃料は燃料タンク19内の燃料と共に全てエンジン
側に供給される。
【0041】本実施例による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、次に、収納ボックス22および追
加燃料タンク25の取付方法について説明する。
【0042】まず、燃料供給配管20,21に連結した
連通管29を追加燃料タンク25に予め接続した状態
で、該追加燃料タンク25を図4に示すように支持板2
6,27を介して旋回フレーム4の枠体16上に載置す
る。
【0043】次に、この状態で収納ボックス22を追加
燃料タンク25の上側から覆い被せるようにして支持板
26,27上に配置する。そして、該支持板26,27
と収納ボックス22の底面板23Bとを各ボルト28等
を介して枠体16上で共締めする。この場合、収納ボッ
クス22と追加燃料タンク25との間には、作業者が底
面板23B側まで手の届くことのできるスペースが十分
に確保される。
【0044】そして、最後に、呼吸パイプ32の一端側
を燃料タンク19の接続口19Cに取付けると共に、該
呼吸パイプ32の他端側を収納ボックス22の挿通穴2
3E1 を介して追加燃料タンク25の接続口25Fに取
付ける。
【0045】かくして、本実施例によれば、掘削作業時
等に燃料タンク19内に溜めた燃料に加えて追加燃料タ
ンク25内に溜めた燃料を、連通管29および燃料供給
配管20,21を介してエンジンカバー6内のエンジン
側へと供給できる。これによって、燃料を比較的多く必
要とする現場等においても、作業終了時まで燃料を使い
切ることなく、当該油圧ショベルの運転を継続して行う
ことができ、全体の作業効率を向上できる。
【0046】また、燃料が比較的少なくて済む作業現場
では、追加燃料タンク25を旋回フレーム4から取外し
て収納ボックス22のみを枠体16に直接取付けると共
に、追加燃料タンク25に接続した連通管29の接続端
に栓体(図示せず)等を介して閉塞することにより、該
収納ボックス22内を修理工具等を収容するためのスペ
ースとして活用できる。
【0047】従って、本実施例によれば、既存の収納ボ
ックス22内のスペースを有効に利用することにより、
追加燃料タンク25を燃料タンク19に近い位置で配設
でき、該燃料タンク19と追加燃料タンク25との間を
連結する連通管29の長さを短縮することができる。そ
して、追加燃料タンク25を燃料タンク19と共に旋回
フレーム4上に固定して設けることができ、該連通管2
9の引廻しを容易に行うことができる。
【0048】また、追加燃料タンク25を各ボルト28
等を介して旋回フレーム4に着脱可能に設けたから、該
追加燃料タンク25を必要に応じて使い分けることがで
き、これによって、作業現場での燃料使用量に応じて燃
料の容量を適宜に変更することができる。
【0049】さらに、連通管29をT型継手30等を介
して燃料供給配管20,21に接続したから、燃料タン
ク19と追加燃料タンク25とをそれぞれ共通の燃料供
給配管20を介してエンジン側に接続できる。これによ
って、追加燃料タンク25を燃料供給配管20とは別の
配管を用いてエンジン側に接続する手間を省くことがで
き、該燃料供給配管20の引廻しを容易に行うことがで
きる。
【0050】さらにまた、追加燃料タンク25を収納ボ
ックス22内に収容することにより、該収納ボックス2
2を追加燃料タンク25用の保護カバーとして用いるこ
とができ、作業時に追加燃料タンク25が損傷等するの
を防止できる上に、外観上の見栄えを良好に保つことが
できる。
【0051】一方、追加燃料タンク25を燃料タンク1
9の前側に並列に配置できるから、前述した別の従来技
術のように燃料タンク19を追加燃料タンク25内に設
ける必要がなくなり、これによって、燃料タンク19の
高さ寸法を比較的小さく設定でき、運転室5からの右方
への視界を良好に保つことができ、掘削作業時の作業性
等を向上できる。
【0052】なお、前記実施例では、呼吸パイプ32の
一端側を燃料タンク19の上面部19A側に設けた接続
口19Cに接続するものとして述べたが、これに替え
て、例えば、呼吸パイプ32をキャップ19B側に接続
する構成としてもよい。
【0053】また、前記実施例では、油圧ショベルを例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば油
圧クレーン等の種々の作業機にも適用できるものであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、燃料タンクをエンジンの右前側の位置でフレーム
構造体上に設けると共に、該フレーム構造体上には燃料
タンクの前側に位置して追加燃料タンクを配設し、追加
燃料タンクの上側と前記燃料タンクの上側とを呼吸パイ
プで連結する構成としたから、追加燃料タンク内の燃料
を燃料タンク内の燃料と共にエンジン側へと確実に供給
でき、これによって、燃料を比較的多く必要とする現場
等においても、作業終了時まで燃料を使い切ることなく
当該建設機械の運転を継続して行うことができ、全体の
作業効率を向上できる。
【0055】また、追加燃料タンクを燃料タンクと共に
エンジン側に近付けて配設でき、これによって、追加燃
料タンクをエンジン側に接続する配管の長さを短縮で
き、該配管の引廻しを容易に行うことができる。さら
に、前述した別の従来技術のように燃料タンクを追加燃
料タンク内に設ける必要がなくなり、これによって、燃
料タンクの高さ寸法を比較的小さめに設定でき、運転室
からの右方への視界を良好に保つことができ、掘削作業
時の作業性等を向上できる。
【0056】また、請求項2の発明では、燃料タンクの
底部と追加燃料タンクの底部とを連通管によって連結す
る構成としたから、燃料タンクと追加燃料タンクとのう
ちのいずれか一方のタンクをエンジン側に接続するだけ
で、他方のタンクを連通管を介してエンジン側に接続で
き、各タンクをエンジン側に接続するときの配管作業を
容易に行うことができる。
【0057】さらに、請求項3の発明では、エンジンに
燃料を供給する燃料供給配管と前記連通管とを継手を介
して互いに連結する構成としたから、燃料供給配管を継
手および連通管を介して燃料タンクと追加燃料タンクと
の両方のタンクに接続でき、燃料タンク側と追加燃料タ
ンク側とで燃料供給配管の共通化を図ることができ、該
各タンクをエンジン側に接続するときの配管作業を一層
容易に行うことができる。
【0058】さらにまた、請求項4の発明では、追加燃
料タンクを既存の収納ボックス内に配設する構成とした
から、収納ボックス内のスペースを用いて追加燃料タン
クを燃料タンクに近い位置で取付けることができ、該追
加燃料タンクのレイアウトを容易に行うことができる。
【0059】一方、請求項5の発明では、フレーム構造
体の左前側に運転室を設け、追加燃料タンクを作業装置
を挟んで運転室の反対側に配置する構成としたから、追
加燃料タンクをフレーム構造体の右前側位置に取付ける
ことができ、これによっても、追加燃料タンクのレイア
ウトを請求項4の発明と同様に容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧ショベルを示す外観
斜視図である。
【図2】図1中の旋回フレームを拡大して斜視図であ
る。
【図3】図1中の旋回フレーム、燃料タンクおよび追加
燃料タンク等を拡大して示す斜視図である。
【図4】図3中に示す追加燃料タンクおよび収納ボック
ス等の分解斜視図である。
【図5】図3中の矢示V−V方向から見た拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
3 作業装置 4 旋回フレーム(フレーム構造体) 5 運転室 6 エンジンカバー 19 燃料タンク 19A 上面部 19D 底面部(底部) 20 第1の燃料供給配管 21 第2の燃料供給配管 22 収納ボックス 24 蓋体 25 追加燃料タンク 25A 上面板 25B 底面板(底部) 29 連通管 30 T型継手 32 呼吸パイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨組み構造をなし、前側に作業装置が取
    付けられるフレーム構造体と、該フレーム構造体の後側
    に搭載された動力源からなるエンジンと、該エンジンの
    右前側に位置して前記フレーム構造体上に設けられ、該
    エンジンに供給する燃料を蓄える燃料タンクとからなる
    建設機械において、 前記燃料タンクの前側に位置して前記フレーム構造体上
    に追加燃料タンクを設け、該追加燃料タンクの上側と前
    記燃料タンクの上側とを呼吸パイプで連結したことを特
    徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンクの底部と追加燃料タンク
    の底部とを連通管によって連結する構成とした請求項1
    に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記連通管には前記エンジンに燃料を供
    給する燃料供給配管を連結するための継手を設けてなる
    請求項2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記追加燃料タンクは、開閉可能な蓋体
    を有する既存の収納ボックス内に配設した請求項1,2
    または3に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記フレーム構造体の左前側に運転室を
    設け、前記追加燃料タンクは前記作業装置を挟んで該運
    転室の反対側に配置してなる請求項1,2,3または4
    に記載の建設機械。
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