JP3348570B2 - バッテリーフオークリフトにおけるハーネスプロテクタ構造 - Google Patents

バッテリーフオークリフトにおけるハーネスプロテクタ構造

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JP3348570B2 JP23554795A JP23554795A JP3348570B2 JP 3348570 B2 JP3348570 B2 JP 3348570B2 JP 23554795 A JP23554795 A JP 23554795A JP 23554795 A JP23554795 A JP 23554795A JP 3348570 B2 JP3348570 B2 JP 3348570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーフオー
クリフトにおけるハーネスプロテクタの構造に係り、さ
らに詳細には、ハーネスの後付けや組換え作業を容易に
行うことのできるハーネスプロテクタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリーフオークリフトは、バッテリ
ーを収容するためのバッテリー室を構成するために底板
の前後に前板と後板とが立設してあり、かつ上記前板と
後板の左右両側はサイドパネルによって連結してある。
すなわち、バッテリー室は前板,後板及び左右のサイド
パネルによって囲繞された構成である。
【0003】そして、前後に位置する各種ランプやモー
タ等の電装部品とバッテリーとを接続するためのハーネ
スの経路は、バッテリー室の底部のスペース又はサイド
パネルの内側のスペースを利用する構成が一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したごとく、バッ
テリー室の底部のスペースをハーネスの経路に利用する
構成においては、バッテリー液洩れによる浸食を生じる
ことがある。また、サイドパネルの内側のスペースをハ
ーネスの経路として利用する構成においては、前板及び
後板に、ハーネスを通すための穴又は切欠きを加工しな
ければならず、加工工数が増加すると共に強度向上に不
利である。
【0005】さらに、前述した従来の両構成において
は、例えばオプションであるパトランプ,バックブザ
ー,バックオペレーションランプ等を後付けするときに
は、バッテリー室からバッテリーを一旦下ろしてハーネ
スの後付けや組換え作業を行わなければならず、作業性
向上に問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、バッテリーフオークリフトにおけるバッテリー
室を構成するサイドパネルの上部に、断面形状がL形状
又はコ形状のハーネスプロテクタを着脱可能に設け、こ
のハーネスプロテクタに囲繞された空間内にハーネスを
配置した構成である。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ハーネスプロテクタは、サイドパネル
上部の内側に設けたサイドパネル補強部材の外側面とサ
イドパネルの上面とによって2方向を規制された空間部
を埋める態様に配置してあり、かつハーネスプロテクタ
の前後両端部を、バッテリーフオークリフトに備えた前
後のピラーに近接して設けた構成である。
【0008】請求項3に記載の発明は、バッテリーフオ
ークリフトにおけるバッテリー室を構成するサイドパネ
ルの上部に、後端部をリアピラーに近接するように延伸
した第1のハーネスプロテクタを着脱可能に設け、上記
バッテリーフオークリフトにおけるチルトシリンダを覆
うチルトカバーに、前端部をフロントピラーに近接する
ように延伸した第2のハーネスプロテクタを着脱可能に
設け、前記第1のハーネスプロテクタの前端部と第2の
ハーネスプロテクタの後端部とを近接又は接続して設
け、上記第1,第2のプロテクタに囲繞された空間内に
ハーネスを配置した構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、バッテ
リーフオークリフト1(主要部のみを図示)におけるバ
ッテリーBを収容するバッテリー室3を構成する底板5
の前後には前板7及び後板9が立設してあり、溶接によ
って一体に固定してある。
【0010】上記前板7と後板9の左右両側部は左右の
サイドパネル補強部材11及び左右のサイドパネル13
を溶接することによって一体的に連結してある。上記サ
イドパネル補強部材11は前後方向に延伸した厚肉の板
材よりなるものであって、サイドパネル13の上部内側
に位置している。なお、サイドパネル補強部材11とサ
イドパネル13とは溶接することが望ましいが、必ずし
も溶接する必要はないものである。
【0011】前記前板7の前側には左右のドライブプレ
ート15が溶接によって一体に設けてあり、かつ左右の
ドライブプレート15はクロスメンバー(図示省略)を
溶接することによって一体的に連結してある。この左右
のドライブプレート15には、アクスルマウントブラケ
ット(図示省略)を介してタイヤ17が回転自在に支持
されている。
【0012】さらに、前記ドライブプレート15の上部
にはフロントピラー19が適宜に立設してあると共に、
図3に示すように、チルトシリンダ21を支持するフェ
ンダープレート23が設けてあり、このフェンダープレ
ート23の上部にはブラケット25を介してチルトカバ
ー27が着脱可能に取付けてある。
【0013】前記後板9の後側にはポンプモータ,コン
トローラ等を支持するベース29が一体に溶接してあ
り、このベース29の下側にはステアリングアクスル
(図示省略)を介してステアタイヤ31が回転自在に装
着してある。さらに、前記後板9の後方にはカウンター
ウェート33が配置してあると共にリアピラー35が立
設してある。
【0014】以上のごとき構成において、フロントピラ
ー19に取付けたフロントコンビネーションランプ,ヘ
ッドランプ;リアピラー35に取付けたリアコンビネー
ションランプ,バックオペレーションランプ,バックブ
ザー,パトランプ;走行用モータ,ポンプモータ,コン
トローラ等と前記バッテリーBとを接続するためのハー
ネス37を配設するために、ハーネスプロテクタが設け
てある。
【0015】より詳細には、図2に示すように、前記サ
イドパネル補強部材11に、複数のボルト等のごとき適
宜の固定具39を介して第1のハーネスプロテクタ41
が着脱可能に取付けてある。このハーネスプロテクタ4
1は、断面形状がコ字形状をなすものであって、このハ
ーネスプロテクタ41によって囲繞された空間43内に
前記ハーネス37が配置してある。
【0016】前記ハーネスプロテクタ41は、前記サイ
ドパネル補強部材11の外側面とサイドパネル13の上
面13Uとによって2方向を規制された空間部を埋める
態様に設けてあり、その側面41Sは、サイドパネル1
3の側面13Sとほぼ同一又は僅かに内側に位置してあ
る。そして、このハーネスプロテクタ41の後端部は前
記リアピラー35に近接した位置にまで延伸してあり、
前端部は第2のハーネスプロテクタ45の後端部に近接
してある。
【0017】上記第2のハーネスプロテクタ45は、図
3に示すように、前記チルトカバー27の外側面に取付
けたブラケット47にボルト等の固定具49を介して着
脱可能に取付けてある。この第2のハーネスプロテクタ
45の断面形状は前記第1のハーネスプロテクタ41の
断面形状と同一であり、その先端部は前記フロントピラ
ー19に近接した位置まで延伸してある。
【0018】以上のごとき構成において、ハーネス37
の後付けや組換え作業が必要な場合には、固定具39を
緩めてサイドパネル補強部材11から第1のハーネスプ
ロテクタ41を取り外すと共に、固定具49を緩めて第
2のハーネスプロテクタ45を取り外すことにより、ハ
ーネス37を取り出すことができ、後付けや組換え作業
を容易に行うことができるものである。
【0019】前記構成においては、前述したようにハー
ネスの後付,組換作業等が容易であることは勿論のこ
と、サイドパネル13の上側にハーネスプロテクタ41
を配置し、このハーネスプロテクタ41の内部空間にハ
ーネス37を配置した構成であるから、ハーネス37の
保護が確実であると共に、前述した従来のごとき問題を
生じるようなことがないものである。
【0020】また、ハーネスプロテクタ41の後端部が
リアピラー35に近接してあり、ハーネスプロテクタ4
5の前端部がフロントピラー19に近接してあることに
より、前後のピラー19,35とハーネスプロテクタと
に連続感があり、造形上の自由度が増すと共に、ドアを
取付ける場合にはドア下部のシール性を向上することが
できるものである。
【0021】なお、本発明は前述した構成のみに限るも
のではなく、適宜の変更を行うことにより、その他の態
様で実施することも可能なものである。例えば、ハーネ
スプロテクタ41,45の断面形状をL字形状にするこ
とも可能である。さらに、第1,第2のハーネスプロテ
クタ41,45を溶接等によって一体化することも可能
である。
【0022】また、ハーネスプロテクタ41の取付け構
造としては、図4(A)に示すように、サイドパネル補
強部材11にL字形状のブラケット51を取付け、この
ブラケット51にボルト等の固定具53によってハーネ
スプロテクタ41を取付ける構成とすることも可能であ
る。
【0023】さらに、図4(B)に示すように、サイド
パネル13の上部にL字形状のブラケット55を取付
け、このブラケット55に、断面形状が逆U字形状のハ
ーネスプロテクタ41を固定具57を介して取付ける構
成とすることもできるものである。
【0024】すなわち本発明は適宜の変更を行うことに
より種々の態様でもって実施できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、請求項1に記載の発明は、バッテリーフオークリフ
トにおけるバッテリー室を構成するサイドパネルの上部
に、断面形状がL形状又はコ形状のハーネスプロテクタ
を着脱可能に設け、このハーネスプロテクタに囲繞され
た空間内にハーネスを配置した構成であるから、単にハ
ーネスプロテクタの着脱を行う簡単な作業によってハー
ネスの後付け、組換作業を容易に行うことができるもの
である。
【0026】また、サイドパネルの上部にハーネスプロ
テクタを設け、このハーネスプロテクタ内の空間部にハ
ーネスを配置した構成であることにより、ハーネスの保
護が確実であると共に、前述したごとき従来の問題点を
解消し得るものである。
【0027】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ハーネスプロテクタは、サイドパネル
上部の内側に設けたサイドパネル補強部材の外側面とサ
イドパネルの上面とによって2方向を規制された空間部
を埋める態様に配置してあり、かつハーネスプロテクタ
の前後両端部を、バッテリーフオークリフトに備えた前
後のピラーに近接して設けた構成であるから、前後のピ
ラーとハーネスプロテクタとに連続感があり、造形上の
自由度が増すと共に、ドアを取付ける場合に、ドアの下
部のシール性を向上することができるものである。
【0028】請求項3に記載の発明は、バッテリーフオ
ークリフトにおけるバッテリー室を構成するサイドパネ
ルの上部に、後端部をリアピラーに近接するように延伸
した第1のハーネスプロテクタを着脱可能に設け、上記
バッテリーフオークリフトにおけるチルトシリンダを覆
うチルトカバーに、前端部をフロントピラーに近接する
ように延伸した第2のハーネスプロテクタを着脱可能に
設け、前記第1のハーネスプロテクタの前端部と第2の
ハーネスプロテクタの後端部とを近接又は接続して設
け、上記第1,第2のプロテクタに囲繞された空間内に
ハーネスを配置した構成であるから、第1,第2のハー
ネスプロテクタの着脱を行うことにより、ハーネスの後
付け、組換え作業等を容易に行うことができるものであ
る。
【0029】さらに、第1,第2のハーネスプロテクタ
が個別に設けてあることにより、ハーネスの経路が屈曲
している場合であっても、ハーネスプロテクタの構成が
複雑化するようなことがなく、その製造が容易なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るバッテリーフオーク
リフトの主要部を示す側面説明図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った拡大断面図
である。
【図3】図1におけるIII−III線に沿った拡大断
面図である。
【図4】別の実施形態例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
3 バッテリー室 5 底板 7 前板 9 後板 11 サイドパネル補強部材 13 サイドパネル 19 フロントピラー 27 チルトカバー 35 リアピラー 37 ハーネス 39,49 固定具 41,45 ハーネスプロテクタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーフオークリフトにおけるバッ
    テリー室を構成するサイドパネルの上部に、断面形状が
    L形状又はコ形状のハーネスプロテクタを着脱可能に設
    け、このハーネスプロテクタに囲繞された空間内にハー
    ネスを配置した構成であることを特徴とするバッテリー
    フオークリフトにおけるハーネスプロテクタ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、ハーネ
    スプロテクタは、サイドパネル上部の内側に設けたサイ
    ドパネル補強部材の外側面とサイドパネルの上面とによ
    って2方向を規制された空間部を埋める態様に配置して
    あり、かつハーネスプロテクタの前後両端部を、バッテ
    リーフオークリフトに備えた前後のピラーに近接して設
    けたことを特徴とするバッテリーフオークリフトにおけ
    るハーネスプロテクタ構造。
  3. 【請求項3】 バッテリーフオークリフトにおけるバッ
    テリー室を構成するサイドパネルの上部に、後端部をリ
    アピラーに近接するように延伸した第1のハーネスプロ
    テクタを着脱可能に設け、上記バッテリーフオークリフ
    トにおけるチルトシリンダを覆うチルトカバーに、前端
    部をフロントピラーに近接するように延伸した第2のハ
    ーネスプロテクタを着脱可能に設け、前記第1のハーネ
    スプロテクタの前端部と第2のハーネスプロテクタの後
    端部とを近接又は接続して設け、上記第1,第2のプロ
    テクタに囲繞された空間内にハーネスを配置した構成で
    あることを特徴とするバッテリーフオークリフトにおけ
    るハーネスプロテクタ構造。
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