JP6304316B2 - ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台 - Google Patents

ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台 Download PDF

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Description

本発明は、ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台に関するものである。
従来、図19に示すように、第一脚91と第二脚92とが連結部93で連結されて屈曲されてなるワーク90を輸送台94に載置して輸送している。輸送台94は、上面に第一脚91が倒伏状態で載置可能な載置領域951を有する台本体95と、台本体95の上面の載置領域951の端部に設けられ、第一脚91が起倒方向に回転可能となるように第一脚91の先端部911が連結固定される連結固定部96と、を備える。ワーク90は、たとえば、クローラクレーンにおいて、カウンターウェイト台車またはパレットウェイトと、ハンガーラインとの間に介在するハンガーである(例えば特許文献1参照)。
ワーク90を輸送台94に載置するにあたり、吊り上げ装置によりワイヤー97を介して連結部93を吊り上げてワーク90を移動させ、輸送台94の載置領域951の上方に位置させる。
次に、吊り上げ装置により連結部93を下降させて、図19に示すように、第一脚91の先端部911を輸送台94の連結固定部96にピンにより連結固定する。連結固定部96に連結固定された第一脚91の先端部911を中心にワーク90を回転させることで、図20に示すように、第一脚91を輸送台94の載置領域951に載置させる。ワーク90の回転は、たとえば、図19に示すように、連結部93と輸送台94との間に連結されたレバーブロック(登録商標)98により行われる。
特開2011−162306号公報
第一脚91の先端部911を輸送台94の連結固定部96に連結固定した時点では、ワーク90の重心99は、図19に示すように、平面視においてワーク90の回転中心となる第一脚91の先端部911の位置(図中の一点鎖線参照)に対して、載置領域951と反対側に位置しており、重力によりワーク90に発生する回転モーメントの方向は図19における実線の矢印の方向となる。
そして、ワーク90が図19において破線の矢印の方向に回転していくことで、ワーク90の重心99は、平面視においてワーク90の回転中心となる第一脚91の先端部911の位置を越えて載置領域951側に位置し、重力によりワーク90に発生する回転モーメントの方向は図19における破線の矢印の方向となる。
ワーク90が回転して、ワーク90の重心99が平面視において第一脚91の先端部911の位置を越える時、ワイヤー97からの力はワーク90に発生する回転モーメントに寄与しなくなる。このため、ワーク90の重心99が平面視において第一脚91の先端部911の位置を越える時に、重力によりワーク90に発生する回転モーメントの方向が反転し、ワーク90が勢いよく回転して揺れたりして、ワーク90の暴れが発生してしまうおそれがあった。また、ワーク90を輸送台94から吊り上げる場合も同様のおそれがあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、重力によりワークに発生する回転モーメントの方向が反転することによるワークの暴れを防止することができる、ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台を提供するものである。
前記の課題を解決するため、本発明は、第一脚と第二脚とを備え、前記第一脚の基端部と前記第二脚の基端部とが連結されてこの連結部で屈曲するワークを輸送台に載置する、ワークの輸送台への載置方法である。前記輸送台は、台本体と、連結固定部と、受け部と、を備えるものである。台本体は、上面に前記第一脚が倒伏状態で載置可能な載置領域を有する。連結固定部は、前記台本体の上面の前記載置領域の端部に設けられ、前記第一脚が起倒方向に回転可能となるように前記第一脚の先端部が連結固定される。受け部は、前記台本体の上面の前記連結固定部に対して前記載置領域と反対側に設けられ、前記載置領域および前記連結固定部よりも高い位置に位置する受け面を有し、この受け面に載置される前記第二脚の先端部を支持する。前記ワークを前記輸送台に載置するにあたり、前記連結部を吊り上げ装置により吊り上げて前記ワークを移動させて、前記第一脚の前記先端部を前記載置領域の上方に位置させるとともに前記第二脚の前記先端部を前記受け面に載置させる。前記吊り上げ装置により前記連結部を下降させて、前記受け面に載置されている前記第二脚の前記先端部を中心に前記ワークを回転させることで、前記第一脚の前記先端部を下方に移動させて、前記連結固定部に連結固定する。前記吊り上げ装置により前記連結部をさらに下降させて、前記連結固定部に連結固定されている前記第一脚の前記先端部を中心に前記ワークを回転させることで、前記第一脚を前記載置領域に載置させることを特徴とする。
また、前記ワークは、前記第一脚と前記第二脚とが前記連結部を中心に互いに回転可能となる状態と回転不能となる状態とが切り替え可能に形成されるものである。前記第一脚を前記載置領域に載置させるまでは、前記第二脚を前記第一脚に対して回転不能とする。前記第一脚を前記載置領域に載置させた後、前記第二脚を前記吊り上げ装置により吊り上げた状態で前記第二脚を前記第一脚に対して回転可能とする。前記吊り上げ装置により前記第二脚を下降させて、前記第二脚を前記第一脚上に載置させることが好ましい。
前記の課題を解決するため、本発明は、第一脚と第二脚とを備え、前記第一脚の基端部と前記第二脚の基端部とが連結されてこの連結部で屈曲するワークを、輸送台に載置されている状態から吊り上げる、ワークの輸送台からの吊り上げ方法である。前記輸送台は、台本体と、連結固定部と、受け部と、を備えるものである。台本体は、上面に前記第一脚が倒伏状態で載置可能な載置領域を有する。連結固定部は、前記台本体の上面の前記載置領域の端部に設けられ、前記第一脚が起倒方向に回転可能となるように前記第一脚の先端部が連結固定される。受け部は、前記台本体の上面の前記連結固定部に対して前記載置領域と反対側に設けられ、前記載置領域および前記連結固定部よりも高い位置に位置する受け面を有し、この受け面に載置される前記第二脚の先端部を支持する。前記第一脚の前記先端部が前記連結固定部に連結固定されているとともに前記第一脚が前記載置領域に載置されている前記ワークを前記輸送台から吊り上げるにあたり、前記連結部を吊り上げ装置により吊り上げて上昇させて、前記連結固定部に連結固定されている前記第一脚の前記先端部を中心に前記ワークを回転させることで、前記第二脚の前記先端部を前記受け面に載置させる。前記第一脚の前記先端部の前記連結固定部への連結固定を解除する。前記受け面に載置されている前記第二脚の前記先端部を中心に前記第一脚の前記先端部が上方に移動するように前記吊り上げ装置により前記連結部を上昇させて、前記ワークを回転させることで、前記連結部の下方に前記ワークの重心を位置させる。前記吊り上げ装置により前記連結部をさらに上昇させて、前記ワークを上昇させることを特徴とする。
また、前記ワークは、前記第一脚と前記第二脚とが前記連結部を中心に互いに回転可能となる状態と回転不能となる状態とが切り替え可能に形成されるものである。前記第一脚の前記先端部が前記連結固定部に連結固定されているとともに前記第一脚が前記載置領域に載置され、かつ、前記第二脚が前記第一脚上に載置されている前記ワークを前記輸送台から吊り上げるにあたり、まず、前記第一脚に対して回転可能な前記第二脚を前記吊り上げ装置により上昇させて、前記ワークを前記連結部で屈曲する状態として前記第二脚を前記第一脚に対して回転不能とする。その後、前記ワークを前記輸送台から吊り上げることが好ましい。
前記の課題を解決するため、本発明は、第一脚と第二脚とを備え、前記第一脚の基端部と前記第二脚の基端部とが連結されてこの連結部で屈曲するワークを輸送する輸送台である。前記輸送台は、台本体と、連結固定部と、受け部と、を備えるものである。台本体は、上面に前記第一脚が倒伏状態で載置可能な載置領域を有する。連結固定部は、前記台本体の上面の前記載置領域の端部に設けられ、前記第一脚が起倒方向に回転可能となるように前記第一脚の先端部が連結固定される。受け部は、前記台本体の上面の前記連結固定部に対して前記載置領域と反対側に設けられ、前記載置領域および前記連結固定部よりも高い位置に位置する受け面を有し、この受け面に載置される前記第二脚の先端部を支持することを特徴とする。
また、前記受け面は、最深部の方向が前記載置領域への離接方向と交差する谷部を有することが好ましい。
また、前記受け面は、平面視において前記載置領域への離接方向に間隔をあけて前記二つの谷部を有することが好ましい。
本発明にあっては、重力によりワークに発生する回転モーメントの方向が反転することによるワークの暴れを防止することができる。
図1は、クローラクレーンの側面図である。 図2は、クローラクレーンのカウンターウェイト台車を中心とした部分の正面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るハンガーを介してハンガーラインによりカウンターウェイト台車を吊り上げた状態における、ハンガーを中心とした部分の側面図である。 図4は、同上のハンガーを介してハンガーラインによりカウンターウェイト台車を吊り上げた状態における、ハンガーを中心とした部分の平面図である。 図5は、同上のハンガーの側面図である。 図6は、同上のハンガーの正面図である。 図7は、同上の実施形態に係る輸送台の側面図である。 図8は、同上のハンガーを吊り上げた状態を示す説明図である。 図9は、同上のハンガーの第二脚の先端部を受け部の受け面に載置させた状態を示す説明図である。 図10は、同上の受け面に載置されている第二脚の先端部を中心にハンガーを回転させて、ハンガーの第一脚の先端部を輸送台の連結固定部に連結固定した状態を示す説明図である。 図11は、同上の連結固定部に連結固定されている第一脚の先端部を中心にハンガーを回転させて、第一脚を輸送台の載置領域に載置させた状態を示す説明図である。 図12は、同上の第一脚を載置領域に載置させた後、第二脚を吊り上げて支持している状態を示す説明図である。 図13は、同上の第二脚を下降させて第一脚上に載置させた状態を示す説明図である。 図14は、同上の第二脚を吊り上げようとしている状態を示す説明図である。 図15は、同上の第二脚を吊り上げた状態を示す説明図である。 図16は、同上の連結部を吊り上げて上昇させようとしている状態を示す説明図である。 図17は、同上の連結固定部に連結固定されている第一脚の先端部を中心にハンガーを回転させて、第二脚の先端部を受け面に載置させた状態を示す説明図である。 図18は、同上のハンガーを吊り上げた状態を示す説明図である。 図19は、従来の輸送台にハンガーを載置する説明図である。 図20は、従来の輸送台にハンガーを載置する説明図である。
本発明は、ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台に関する。以下に、本発明について図1〜図18に示す一実施形態に基いて説明する。まず、クローラクレーン1について概略説明する。
クローラクレーン1は、図1に示すように、クレーン本体11と、自走式のカウンターウェイト台車12と、これらを連結する伸縮ビーム13と、を備えている。
クレーン本体11は、クローラ14により走行する下部走行体15と、下部走行体15上に旋回装置16を介在して旋回可能に設置された上部旋回体17と、を備える。上部旋回体17の前部には、キャブ18と、キャブ18の側方に基端が起伏可能(つまり水平軸回りに回動可能)に支持されたブーム19と、ブーム19の基端(ブームフット)の後方近傍に基端が起伏可能に支持されたマスト20と、を備えている。また、上部旋回体17の後部には、ガントリ21と、カウンターウェイト22と、を有している。
ブーム19の先端からは巻上ロープ23を介して吊フック24が吊り下げられている。巻上ロープ23の一端部は、ブーム19の背面側を通して、上部旋回体17に設けた巻き取りドラム25に巻き取られている。そして、巻き取りドラム25により巻上ロープ23を巻き取りまたは繰り出すことにより、吊フック24を巻き上げまたは巻き下げるようになっている。
ブーム19の先端部には、ガイライン26の一端が連結され、ガイライン26の他端には、スプレッダ27が設けられている。このスプレッダ27と、マスト20の先端部に設けられたスプレッダ28との間には、ブーム起伏ロープ29が巻き掛けられており、ブーム起伏ロープ29の一端部は、スプレッダ28からマスト20の背面側を通して、マスト20の基端部に設けたブーム起伏ドラム30に巻き取られている。このブーム起伏ドラム30によりブーム起伏ロープ29を巻き取りまたは繰り出すことにより、ブーム19が起伏動作をするようになっている。
ガントリ21の頂部は、マスト20の先端部にガイライン31およびマスト起伏ロープ32を介して連結されている。マスト起伏ロープ32は、ガントリ21の基端部に設けたマスト起伏ドラム33に巻き取られている。また、カウンターウェイト台車12は、マスト20の先端部からハンガーライン34を介して支持されている。なお、ガイライン26,31およびハンガーライン34は、いずれもワイヤロープなどのロープ、または、複数のリンクを連結してなるものにより構成される。
図1、図2に示すように、カウンターウェイト台車12は、台35と、台35に載置されるウェイト36と、台35に設けられる複数の車輪37(図1では1つの車輪37のみ図示する。)と、を有している。
台35は、軸受を介して車輪37が取り付けられ、地面上に載置された車輪37により支持可能となっている。台35にはウェイト36が載置され、ウェイト36を支持する。台35の大きさ、形状等は特に限定されない。
ウェイト36は、台35に固定されて支持されるもので、ウェイト36の大きさ、形状等は特に限定されない。また、ウェイト36の台35への固定方法は、特に限定されない。
台35には、図2に示すように、ハンガー4が接続されるためのハンガー接続部38が設けられるもので、ハンガー接続部38については後述する。
本実施形態では、回転軸を同じくする一対の車輪37からなる車輪組が二組設けられている。また、車輪37および軸受は、台35に対して回転可能となっている。上部旋回体17が旋回せず、伸縮ビーム13が伸縮する際には、車輪37の向きは図1に示す向きとなる。また、上部旋回体17が旋回する際には、車輪37の向きは図2に示す向きとなる。
これらの車輪37は、油圧式の駆動モータにより回転駆動されるようになっているとともに、垂直軸回りに旋回可能に設けられている。そして、クレーン本体11が前後に動くとき、その動きに合わせてカウンターウェイト台車12は前後に走行する。また、クレーン本体11の上部旋回体17が旋回するとき、カウンターウェイト台車12は、車輪37が地面を走行して旋回する。
また、カウンターウェイト台車12は、所定質量以上の吊り荷をクレーン本体11で吊り上げると地面から浮上するが、このときの質量は、伸縮ビーム13の長さに応じて決定される。伸縮ビーム13を伸縮させるときには、カウンターウェイト台車12は、車輪37の回転軸(つまり車軸)を伸縮ビーム13の長手方向と直交する方向に向けた状態にされ、この状態でカウンターウェイト台車12がクレーン本体11に対し相対的に近づく方向に走行すると伸縮ビーム13が縮小し、遠ざかる方向に走行すると伸縮ビーム13が伸長するようになっている。
ハンガーライン34は、図2〜図4に示すように、ハンガー4を介して、カウンターウェイト台車12に連結される。
ハンガー4は、図3に示すように、使用状態(すなわちハンガーライン34に吊られている状態)において逆V字状をしたもので、図5に示すように、逆V字の頂点部より一方の側を構成する第一脚5と、頂点部より他方の側を構成する第二脚6と、を備える。ハンガー4は、上端部に、ハンガーライン34に接続される被吊り下げ部41を備え、下端部に、カウンターウェイト台車12に接続される台連結部42を備えるものである。
本実施形態では、第一脚5および第二脚6は、互いに回転可能となるように連結されている。さらに、ハンガー4は、逆V字の頂点部に位置するリンク部材7を備え、このリンク部材7に対して第一脚5および第二脚6がそれぞれ回転可能に連結されている。
図5、図6に示すように、本実施形態では、第一脚5は、二枚の対をなす平板部50を備える。平板部50は、長尺の略長方形状をしたもので、長手方向の端部は弧状をしている。二枚の平板部50の間には、スペーサ51が介在している。スペーサ51は二枚の平板部50にそれぞれ溶接等により固定され、二枚の平板はスペーサ51を介して固定されている。
平板部50の上端部(以下、基端部52とする)には、リンク部材7と連結するためのピン43が挿通されるピン挿通孔53が形成されている。また、平板部50の基端部52には、平板部50のリンク部材7に対する回転を規制して位置決めを行うための位置決めピン44が挿通される位置決めピン挿通孔54が形成されている。
平板部50の下端部(以下、先端部55とする)には、台35と連結するためのピン45(図3参照)が挿通される、台連結部42としてのピン挿通孔56が形成されている。また、平板部50の下部に固定用片57が設けられており、この固定用片57に第二脚6と連結するためのピン46(図13参照)が挿通されるピン挿通孔58が形成されている。
第一脚5は、本実施形態では、長手方向の長さが約3mで、鋼製である。なお、第一脚5の大きさ、形状、材質等は、特に限定されない。
第二脚6は、図5に示すように、二枚の対をなす平板部60を備える。平板部60は、長尺の略長方形状をしたもので、長手方向の端部は弧状をしている。二枚の平板部60の間には、スペーサが介在している。スペーサは二枚の平板部60にそれぞれ溶接等により固定され、二枚の平板はスペーサを介して固定されている。第二脚6の厚み(二枚の平板部60の外面間距離)は、第一脚5の厚み(二枚の平板部60の外面間距離)と同じに形成されている。
平板部60の上端部(以下、基端部62とする)には、リンク部材7と連結するためのピン47が挿通されるピン挿通孔63が形成されている。また、平板部60の基端部62には、平板部60のリンク部材7に対する回転を規制して位置決めを行うための位置決めピン48が挿通される位置決めピン挿通孔64が形成されている。なお、本実施形態では、位置決めピン48をピン46と兼用し、同一のピンを位置決めピン48として利用したりピン46として利用したりするが、別体のピンを専用に利用してももちろんよい。
平板部60の下端部(以下、先端部65とする)には、台35と連結するためのピン49(図3参照)が挿通される、台連結部42としてのピン挿通孔66が形成されている。また、平板部60の下部には、第一脚5と連結するためのピン46(図13参照)が挿通されるピン挿通孔67が形成されている。
第二脚6は、本実施形態では、長手方向の長さが第一脚5と同じ約3mで、材質も第一脚5と同じ鋼製であるが、幅(短手方向の長さ)が第一脚5の幅よりも広く形成されている。なお、第二脚6の大きさ、形状、材質等は、特に限定されず、また、これらが第一脚5のものと同じでなくてもよい。
また、本実施形態では、図3、図4に示すように、第二脚6に梯子ユニット68が設けられている。梯子ユニット68は、梯子部681と、梯子部681を上り下りする者の転落を防止するガード部682と、梯子部681の頂上に位置する踏面となる頂面部683と、頂面部683に立つ者の転落を防止する手摺部684と、を有するものである。なお、このような梯子ユニット68は必ずしもハンガー4に設けられなくてもよい。
図5、図6に示すように、リンク部材7は、二枚の対をなす平板部70を備える。平板部70は、概ね三角形状をしたものであるが、平板部70の形状、大きさ、板厚、材質等は限定されない。二枚の平板部70の間には、スペーサ71が介在している。スペーサ71は二枚の平板部70にそれぞれ溶接等により固定され、二枚の平板はスペーサ71を介して固定されている。
平板部70の下端部には、第一脚5と連結するためのピン43が挿通されるピン挿通孔72、および、第二脚6と連結するためのピン47が挿通されるピン挿通孔73が並設されている。平板部70の下端部には、第一脚5の回転を規制して位置決めを行うための位置決めピン44が挿通される位置決めピン挿通孔74、および、第二脚6の回転を規制して位置決めを行うための位置決めピン48が挿通される位置決めピン挿通孔75が形成されている。
平板部70の上端部には、被吊り下げ部41としてのピン挿通孔76が形成されている。二枚の平板部70の間隔は、第一脚5の厚みおよび第二脚6の厚みより若干大きく形成されている。
本実施形態では、第一脚5のピン挿通孔53、位置決めピン挿通孔54、ピン挿通孔56、ピン挿通孔58、第二脚6のピン挿通孔63、位置決めピン挿通孔64、ピン挿通孔66、ピン挿通孔67、リンク部材7のピン挿通孔72、ピン挿通孔73、位置決めピン挿通孔74、位置決めピン挿通孔75、ピン挿通孔76の貫通方向は全て同じ方向となっている。
図6に示すように、第一脚5の基端部52の二枚の平板部50をリンク部材7の下端部の二枚の平板部70間に挿入して、第一脚5の基端部52に形成されるピン挿通孔53と、リンク部材7の下端部に形成されるピン挿通孔72とを連通させてこれらにピン43を挿通させることにより、リンク部材7に対して第一脚5を回転可能に連結する。ピン43は、たとえば軸方向の一端部にフランジを備えるとともに他端部に抜止めピン挿通孔を有するフランジ付きピンであり、第一脚5のピン挿通孔53とリンク部材7のピン挿通孔72とに挿通されて、抜止めピン挿通孔に挿通される抜止めピンとフランジとで両ピン挿通孔53、72からの脱落が阻止されるもので、他のピン45、47、49等も同様のフランジ付きピンが適宜利用される。なお、ピンはフランジ付きピンに限定されず、他の形態でピン挿通孔からの脱落が阻止されるものでもよい。
また、第一脚5の基端部52に形成される位置決めピン挿通孔54と、リンク部材7の下端部に形成される位置決めピン挿通孔74とを連通させてこれらに位置決めピン44を挿通させることにより、リンク部材7に対して第一脚5の回転を規制して位置決めを行う。言い換えると、リンク部材7に対して第一脚5を回転不能とするものである。
位置決めピン44は、位置決めピン挿通孔54、74からの抜止めがなされるもので、その形態は特に限定されない。通常、位置決めピン44の外径は、位置決めピン挿通孔54、74の内径よりも若干小さく形成されるものであり、この位置決めピン44の位置決めピン挿通孔54、74内での遊びの範囲で第一脚5がリンク部材7に対して回転するのは構わない。位置決めピン48についても同様である。
第二脚6の基端部62の二枚の平板部60をリンク部材7の下端部の二枚の平板部70間に挿入して、第二脚6の基端部62に形成されるピン挿通孔63と、リンク部材7の下端部に形成されるピン挿通孔73とを連通させてこれらにピン47を挿通させることにより、リンク部材7に対して第二脚6を回転可能に連結する。
また、第二脚6の基端部62に形成される位置決めピン挿通孔64と、リンク部材7の下端部に形成される位置決めピン挿通孔75とを連通させてこれらに位置決めピン48を挿通させることにより、リンク部材7に対して第二脚6の回転を規制して位置決めを行う。言い換えると、リンク部材7に対して第二脚6を回転不能とするものである。第一脚5の場合と同様に、位置決めピン48の位置決めピン挿通孔64、75内での遊びの範囲で第二脚6がリンク部材7に対して回転するのは構わない。
本実施形態では、第一脚5の基端部52と第二脚6の基端部62とがリンク部材7を介して連結されて、この連結部(リンク部材7)で屈曲するものである。なお、第一脚5と第二脚6とがリンク部材7を介して連結されるのではなく、第一脚5と第二脚6とが直接連結されてもよく、この場合は第一脚5と第二脚6の連結されている部分が連結部となる。
また、本実施形態では、ハンガー4は使用状態において逆V字状をなすものであるが、ハンガー4の使用状態における形状は特に逆V字状に限定されない。また、第一脚5と第二脚6とが使用状態に逆V字状をなす場合でも、第一脚5と第二脚6とがなす角度はたとえば20度、30度、45度、60度等の様々な角度でよく、角度は0度より大きく180度より小さければ特に限定されない。
また、本実施形態では、第一脚5および第二脚6と、リンク部材7とが、ピン43、47により連結されているため、第一脚5と第二脚6とが連結部(リンク部材7)を中心に互いに回転可能となっている。なお、第一脚5と第二脚6とがリンク部材7を介して連結されるのではなく、第一脚5と第二脚6とが直接連結されて互いに回転可能となってもよい。
また、本実施形態では、第一脚5の位置決めピン挿通孔54とリンク部材7の位置決めピン挿通孔74とに連通される位置決めピン44を抜き差しすることにより、リンク部材7に対する第一脚5の回転を可能にしたり不能にしたりすることができる。同様に、第二脚6の位置決めピン挿通孔64とリンク部材7の位置決めピン挿通孔75とに連通される位置決めピン48を抜き差しすることにより、リンク部材7に対する第二脚6の回転を可能にしたり不能にしたりすることができる。これにより、第一脚5と第二脚6とがリンク部材7を中心に互いに回転可能となる状態と回転不能となる状態とが切り替え可能となっている。
また、第一脚5と第二脚6とが閉じられる(第一脚5と第二脚6のなす角度が略0度となる)と、第一脚5の固定用片57に形成された第二脚6と連結するためのピン挿通孔58と、第二脚6の下部に形成されたピン挿通孔67とが連通する。この状態で、これらのピン挿通孔58、67にピン46(図3参照)を挿通させることにより、第一脚5と第二脚6とが互いに回転不能となり、第一脚5と第二脚6とが閉じられた状態が保持される。
図3、図4に示すように、カウンターウェイト台車12の台35に設けられるハンガー接続部38は、縦片を備える。縦片は、第一脚5が接続される第一縦片381と、第二脚6が接続される第二縦片382と、により構成されるもので、本実施形態では、第一縦片381と第二縦片382は、一体の縦片に形成されて連続しているが、それぞれ別々の縦片に形成されてもよい。第一縦片381および第二縦片382は、ピン挿通孔383、384を有する。
第一脚5の先端部55に形成されているピン挿通孔56と、ハンガー接続部38の第一縦片381に形成されているピン挿通孔383とを連通させてこれらにフランジ付きピン等のピン45を挿通させることにより、第一脚5と台35とを連結する。
同様に、第二脚6の先端部65に形成されているピン挿通孔66と、ハンガー接続部38の第二縦片382に形成されているピン挿通孔384とを連通させてこれらにフランジ付きピン等のピン49を挿通させることにより、第二脚6と台35とを連結する。
上述したようなクローラクレーン1は、そのままでは施工現場への輸送ができないため、複数のパーツに解体してから、各パーツ毎に輸送が行われる。このうち、ハンガー4の輸送には輸送台8が用いられるが、本発明は、この輸送台8と、この輸送台8へのハンガー4の載置方法と、輸送台8からのハンガー4の吊り上げ方法に係るもので、以下に説明する。
まず、輸送台8について説明する。図7に示すように、輸送台8は、台本体81と、連結固定部82と、受け部83と、を備えるものである。
台本体81は、ハンガー4の荷重を支持するもので、上面に第一脚5が倒伏状態で載置可能な載置領域84を有する。本実施形態では、台本体81は、長さが第一脚5の長さよりも長く、幅が第一脚5の幅よりも広い梁状をしたもので、上面が第一脚5の平面視における大きさよりも大きく形成されている。
なお、台本体81は、板状をしたものでもよいし、棒状をした部材が組み合わされた枠状をしたものでもよい。また、台本体81の大きさ、形状、材質等は特に限定されない。また、一台の台本体81に複数のハンガー4が載置可能となっていてもよい。また、台本体81に、ハンガー4以外の部品がワークとして載置可能となっていてもよい。
連結固定部82は、第一脚5の先端部55が連結固定されるもので、台本体81の上面の載置領域84の端部に設けられる。連結固定部82には、第一脚5が起倒方向に回転可能となるように、第一脚5の先端部55が連結固定される。
本実施形態では、連結固定部82は、縦片821を備える。縦片821は、ピン挿通孔822を有する。
第一脚5の先端部55に形成されているピン挿通孔56と、連結固定部82の縦片821に形成されているピン挿通孔822とを連通させてこれらにピン45を挿通させることにより、第一脚5が起倒方向に回転可能に、第一脚5と台本体81とが連結される。
受け部83は、第二脚6の先端部65を受け面85にて受けて支持するものである。受け面85は、台本体81の上面の連結固定部82に対して載置領域84と反対側に設けられる。受け面85は、載置領域84および連結固定部82よりも高い位置に位置する。
本実施形態では、受け部83は、第二脚6の先端部65の二枚の平板部60間に挿入される受け片830を備え、この受け片830の上面を受け面85とする。受け面85には、第二脚6の先端部65のピン挿通孔66に挿通されるピン49が載置され、これにより第二脚6の先端部65を支持するものである。
また、本実施形態では、受け面85は、谷部を有する。谷部は、最深部の方向が、載置領域84への離接方向と交差する。さらに詳しくは、谷部の最深部の方向が、受け面85で受けるピン49の軸方向に平行な方向となる。これにより、ピン49が載置領域84への離接方向に移動して受け面85から脱落するのが防止される。
特に本実施形態では、平面視において載置領域84への離接方向に間隔をあけて二つの谷部を有しており、載置領域84に遠い谷部を第一谷部851とし、載置領域84から近い谷部を第二谷部852とする。
受け片830は、上述したように第二脚6の先端部65の二枚の平板部60間に挿入されることにより、第二脚6がピン49の軸方向に移動して受け部83から脱落するのが防止される。すなわち、受け片830と第二脚6の先端部65の二枚の平板部60とにより、脱落防止部が構成される。
なお、受け片830は受け部83の上端部のみに形成されるものであってもよいし、受け部83全体が第二脚6の二枚の平板部60間に挿入される受け片830で形成されるものであってもよい。
なお、受け部83は、第二脚6の二枚の平板部60間に挿入される受け片830を備えるような上記形態のものに限定されず、たとえば、第二脚6の先端部65の平板部60が載置されるものでもよい。また、この場合に脱落防止部を備えてもよく、たとえば、起立片が設けられて脱落防止部が構成される。
ハンガー4の輸送台8への載置方法について説明する。
図8に示すように、リンク部材7を吊り上げ装置により吊り上げて、ワークとしてのハンガー4を移動させる。ハンガー4は、第一脚5とリンク部材7がピン43により連結されるとともに位置決めピン44により回転が規制され、第二脚6とリンク部材7がピン47により連結されるとともに位置決めピン48により回転が規制されている。これにより、第二脚6が第一脚5に対して回転不能となっている。また、第二脚6の先端部65のピン挿通孔66にはピン49が挿通されている。また、第一脚5の先端部55のピン挿通孔56には、この時点ではピン45が挿通されていてもよいし挿通されていなくてもよい。
また、ハンガー4は、逆V字状をなす姿勢を保持しつつ全体を平行移動させることが好ましいが、必ずしも平行移動でなく、多少揺れてもよい。吊り上げ装置としては、当該クローラクレーン1であってもよいし、別のクレーン等であってもよい。吊り上げ装置の吊フック等の吊り部からワイヤー10を介してハンガー4を吊り上げる。このとき、ハンガー4の重心40は吊り部の下方に位置し、ワイヤー10の長手方向は鉛直方向となる。
ハンガー4を平行移動させて、図9に示すように、第一脚5の先端部55を載置領域84の上方に位置させるとともに、第二脚6の先端部65(特に、ピン挿通孔66に挿通されているピン49)を受け面85の上方に位置させる。
次に、ハンガー4の平面視における位置およびハンガー4の姿勢を保持しつつ、ハンガー4を下降させて、第二脚6の先端部65を受け面85に載置させる。特に、本実施形態では、第二脚6の先端部65を受け面85のうちの第一谷部851に載置させる。
次に、吊り上げ装置によりリンク部材7を下降させて、受け面85に載置されている第二脚6の先端部65(ピン49)を中心にハンガー4を回転させることで、第一脚5の先端部55を下方に移動させる。このとき、ハンガー4の重心40は、平面視において、受け面85(第一谷部851)に載置されている第二脚6の先端部65(ピン49)の位置(図中の一点鎖線参照)よりも載置領域84側に位置しており、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向は載置領域84側が下がる矢印の方向となる。
また、このとき、平面視におけるリンク部材7の移動に合わせて、吊り部を平面視において移動させることが好ましいが、必ずしも吊り部を移動させなくてもよい。
第一脚5の先端部55が下方に移動していくことで、図10に示すように、第一脚5の先端部55に形成されているピン挿通孔56と、連結固定部82の縦片821に形成されているピン挿通孔822とが連通し、これらにピン45を挿通させて、第一脚5の先端部55を連結固定部82に連結固定する。
すなわち、本実施形態では、第一谷部851と連結固定部82のピン挿通孔822との間の距離が、第一脚5の先端部55のピン挿通孔56と第二脚6の先端部65のピン挿通孔66との間の距離と同じになるように形成されている。第一脚5の先端部55のピン挿通孔56にピン45が挿通されていた場合には、一旦ピン45を抜いて再度ピン45を挿通させればよい。
このとき、ハンガー4の重心40は、平面視において、連結固定部82に連結固定されている第一脚5の先端部55(ピン45)の位置(図中の一点鎖線参照)よりも載置領域84側に位置しており、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向は載置領域84側が下がる矢印の方向となる。すなわち、第二脚6の先端部65を受ける受け面85(第一谷部851)の高さは、第二脚6の先端部65が受け面85(第一谷部851)に載置されるとともに第一脚5の先端部55が連結固定部82に連結固定された状態で、ハンガー4の重心40が第一脚5の先端部55の位置よりも載置領域84側に位置するように決められるものである。
次に、吊り上げ装置によりリンク部材7をさらに下降させて、連結固定部82に連結固定されている第一脚5の先端部55(ピン45)を中心にハンガー4を回転させることで、図11に示すように、第一脚5を台本体81の載置領域84に載置させる。このとき、ワイヤー10が梯子ユニット68と干渉する場合には、梯子ユニット68のワイヤー10と干渉する部分を取り外したりしておく。また、平面視におけるリンク部材7の移動に合わせて、吊り部を平面視において移動させることが好ましいが、必ずしも吊り部を移動させなくてもよい。
以上のようなワーク(ハンガー4)の輸送台8への載置方法を採ることにより、一連の全ての動作にわたって、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向が常に載置領域84側が下がる方向となって反転することがないため、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向が反転することによるハンガー4の暴れを防止することができる。
さらに本実施形態では、輸送台8に載置したハンガー4の高さをより低くするものである。上述したように、第一脚5を載置領域84に載置させるまでは、第二脚6を第一脚5に対して回転不能としている。そして、第一脚5を載置領域84に載置させた後、図12に示すように、第二脚6を吊り上げ装置により吊り上げて第二脚6を支持した状態で、第二脚6を第一脚5に対して回転可能とする。これにあたっては、第二脚6の位置決めピン挿通孔64とリンク部材7の位置決めピン挿通孔75とに挿通されている位置決めピン48を抜いて、第二脚6のリンク部材7に対する回転の規制を解除する。また、吊り上げ装置により第二脚6を吊り上げるにあたっては、第二脚6の吊り上げる部位は特に限定されないが、先端側へ行く程、小さい力で支持することが可能となる。
次に、吊り上げ装置により第二脚6を下降させて、図13に示すように、第二脚6を第一脚5上に載置させる。これにより、第一脚5と第二脚6とが閉じられて、輸送台8に載置したハンガー4の高さをより低くすることができる。
この後、第一脚5のピン挿通孔58と第二脚6のピン挿通孔67とが連通した状態でピン46を挿通させて、第一脚5と第二脚6とが閉じられた状態を保持する。また、適宜、ベルト等により、第一脚5とリンク部材7、第二脚6とリンク部材7、第一脚5と第二脚6、を結束してもよい。
次に、ハンガー4の輸送台8からの吊り上げ方法について説明する。
本実施形態では、ハンガー4は、上述した輸送台8への載置方法により図13に示すように輸送台8へ載置された状態、すなわち、第一脚5の先端部55が連結固定部82に連結固定されているとともに第一脚5が載置領域84に載置され、かつ、第二脚6が第一脚5上に載置されている状態から、吊り上げるものである。
図13に示す状態では、第一脚5と第二脚6とが閉じられた状態が保持されているため、第一脚5のピン挿通孔58と第二脚6のピン挿通孔67とに挿通されているピン46を抜いて、第二脚6を第一脚5に対して回転可能とする。
次に、図14に示すように、第一脚5に対して回転可能な第二脚6を吊り上げ装置により上昇させる。そして、図15に示すように、第二脚6に形成されている位置決めピン挿通孔64とリンク部材7に形成されている位置決めピン挿通孔75とが連通すると、これらに位置決めピン48を挿入して、第二脚6のリンク部材7に対する回転を規制する。これにより、ハンガー4を連結部で屈曲する逆V字状として、第二脚6を第一脚5に対して回転不能とする。
次に、図16に示すように、吊り上げ装置によりリンク部材7を吊り上げて上昇させる。そして、図17に示すように、連結固定部82に連結固定されている第一脚5の先端部55(ピン45)を中心にハンガー4を回転させることで、第二脚6の先端部65(ピン49)を受け面85に載置させる。ここで、第二脚6の先端部65(ピン49)が載置されるのは、受け面85のうちの第二谷部852であり、この点について説明する。
上述したハンガー4の輸送台8への載置方法において、第一谷部851と連結固定部82のピン挿通孔822との間の距離が、第一脚5の先端部55のピン挿通孔56と第二脚6の先端部65のピン挿通孔66との間の距離と同じになるように形成されている、と説明した。より正確に説明すると、ハンガー4の輸送台8への載置においては、図9に示すように、受け面85に載置されている第二脚6の先端部65(ピン49)を中心として、吊り上げ装置によりリンク部材7を吊り上げているため、第一脚5には、リンク部材7と連結されているピン43を中心として自重により第二脚6に対して開く方向の回転モーメントがかかる。本実施形態では、位置決めピン44、48の位置決めピン挿通孔54、64、74、75内での遊びの範囲で、第一脚5および第二脚6がリンク部材7に対して回転するため、若干であるが第一脚5は第二脚6に対して開く。この状態における、第一脚5の先端部55のピン挿通孔56に挿通されるピン45と第二脚6の先端部65のピン挿通孔66に挿通されるピン49との間の距離が、第一谷部851と連結固定部82のピン挿通孔822との間の距離と同じになる寸法関係で形成されるものである。
これに対し、ハンガー4の輸送台8からの吊り上げにあっては、図17に示すように、連結固定部82に連結固定されている第一脚5の先端部55(ピン45)を中心として、吊り上げ装置によりリンク部材7を吊り上げている。このため、第二脚6には、リンク部材7と連結されているピン47を中心として自重により第一脚5に対して閉じる方向の回転モーメントがかかり、位置決めピン48の遊びの範囲で、若干であるが第二脚6は第一脚5に対して閉じる。この状態における、第一脚5の先端部55のピン挿通孔56に挿通されるピン45と第二脚6の先端部65のピン挿通孔66に挿通されるピン49との間の距離が、第二谷部852と連結固定部82のピン挿通孔822との間の距離と同じになる寸法関係で形成されるものである。
このとき、ハンガー4の重心40は、平面視において、連結固定部82に連結固定されている第一脚5の先端部55(ピン45)の位置(図中の一点鎖線参照)よりも載置領域84側に位置しており、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向は載置領域84側が下がる矢印の方向となる。すなわち、第二脚6の先端部65(ピン49)を受ける受け面85(第二谷部852)の高さは、第二脚6の先端部65が受け面85(第二谷部852)に載置されるとともに第一脚5の先端部55が連結固定部82に連結固定された状態で、ハンガー4の重心40が第一脚5の先端部55の位置よりも載置領域84側に位置するように決められるものである。
本実施形態では、第二谷部852は、第一谷部851よりも低い位置にある。これにより、第一谷部851と第二谷部852とが同じ高さに形成される場合と比較して、平面視における第一谷部851と第二谷部852との間の距離が短くてすみ、受け部83のコンパクト化が可能となる。なお、第一谷部851と第二谷部852とが同じ高さに形成されてもよいものである。
次に、第一脚5の先端部55の連結固定部82への連結固定を解除する。これにあたっては、第一脚5に形成されているピン挿通孔56と連結固定部82に形成されているピン挿通孔822とに挿通されているピン45を抜いて、第一脚5をリンク部材7および第二脚6に対して回転可能とする。
次に、図18に示すように、受け面85に載置されている第二脚6の先端部65を中心に第一脚5の先端部55が上方に移動するように吊り上げ装置によりリンク部材7を上昇させて、ハンガー4を回転させることで、リンク部材7の下方にハンガー4の重心40を位置させる。このとき、ハンガー4の重心40は、平面視において、受け面85(第二谷部852)に載置されている第二脚6の先端部65(ピン49)の位置(図中の一点鎖線参照)よりも載置領域84側に位置しており、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向は載置領域84側が下がる矢印の方向となる。
その後、吊り上げ装置によりリンク部材7をさらに上昇させて、ハンガー4を上昇させる。
以上のようなハンガー4の輸送台8からの吊り上げ方法を採ることにより、一連の全ての動作にわたって、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向が常に載置領域84側が下がる方向となって反転することがないため、重力によりハンガー4に発生する回転モーメントの方向が反転することによるハンガー4の暴れを防止することができる。
特に、本実施形態では、ワークとしてのハンガー4が図4に示すように梯子ユニット68を備えており、梯子ユニット68の幅(図4における上下長さ)が、ハンガー4の第一脚5、第二脚6およびリンク部材7の幅よりも広い。このようなハンガー4にあっては、第一脚5および第二脚6の両方が台本体81上に載置されるように寝かせて載置することができず、梯子ユニット68が設けられていない第一脚5のみを台本体81に載置し、第二脚6および梯子ユニット68をその上方に立てる本実施形態のような載置の仕方を採らざるを得ない。このような場合に、本発明の輸送台8を用いて、本発明のハンガー4の輸送台8への載置方法およびハンガー4の輸送台8からの吊り上げ方法を採ることにより、梯子ユニット68を損傷することなく輸送台8に載置することが可能となる。
なお、本実施形態では、輸送台8により輸送するワークがハンガー4であったが、ワークはハンガー4に限定されない。
また、本実施形態では、クローラクレーンがカウンターウェイト台車12を備えるものであり、ハンガー4はカウンターウェイト台車12とハンガーライン34との間に介在するものであった。これに対し、クローラクレーンがカウンターウェイト台車12のかわりにパレットウェイトを備えるものであり、ハンガー4がパレットウェイトのパレットとハンガーライン34との間に介在するものであってもよい。
また、本実施形態では、第一脚5および第二脚6の基端部62の二枚の平板部60をリンク部材7の下端部の二枚の平板部70間に挿入するものであるが、リンク部材7の下端部の二枚の平板部70を第一脚5および第二脚6の基端部62の二枚の平板部60間に挿入するようにしてもよい。また、第一脚5および第二脚6とリンク部材7との連結は、一方に他方が挿入されるような形態に限定されない。
また、本実施形態のハンガー4の輸送台8からの吊り上げ方法では、図13に示す状態で輸送台8へ載置されたハンガー4を吊り上げる方法であったが、ハンガー4(ワーク)の第一脚5と第二脚6とを回転可能としない場合には、図11に示す状態からハンガー4を吊り上げる方法のみでよい。すなわち、第一脚5に対して回転可能な第二脚6を吊り上げ装置により上昇させて、ハンガー4を連結部で屈曲する状態として第二脚6を第一脚5に対して回転不能とする工程が不要となる。
また、本実施形態のハンガー4の輸送台8への載置方法およびハンガー4の輸送台8からの吊り上げ方法では、ワイヤー10を介して連結部(リンク部材7)を吊り上げていたが、ハンガー4を吊り上げるにあたって必ずしも連結部を吊り上げる必要はなく、連結部近傍の第一脚5または第二脚6を吊り上げてもよい。
また、本実施形態では、受け面85が第一谷部851および第二谷部852の二つの谷部を有していたが、位置決めピン44、48の位置決めピン挿通孔54、64、74、75内での遊びを小さくするなどして、離接方向に長い楕円形状の谷部を一つのみとしてもよいし、三つ以上有するものであってもよい。
1 クローラクレーン
10 ワイヤー
12 カウンターウェイト台車
34 ハンガーライン
38 ハンガー接続部
4 ハンガー(ワーク)
40 重心
41 被吊り下げ部
42 台連結部
5 第一脚
52 基端部
55 先端部
6 第二脚
62 基端部
65 先端部
68 梯子ユニット
7 リンク部材
8 輸送台
81 台本体
82 連結固定部
83 受け部
84 載置領域
85 受け面
851 第一谷部
852 第二谷部

Claims (7)

  1. 第一脚と第二脚とを備え、前記第一脚の基端部と前記第二脚の基端部とが連結されてこの連結部で屈曲するワークを輸送台に載置する、ワークの輸送台への載置方法であって、
    前記輸送台は、上面に前記第一脚が倒伏状態で載置可能な載置領域を有する台本体と、前記台本体の上面の前記載置領域の端部に設けられ、前記第一脚が起倒方向に回転可能となるように前記第一脚の先端部が連結固定される連結固定部と、前記台本体の上面の前記連結固定部に対して前記載置領域と反対側に設けられ、前記載置領域および前記連結固定部よりも高い位置に位置する受け面を有し、この受け面に載置される前記第二脚の先端部を支持する受け部と、を備えるものであり、
    前記ワークを前記輸送台に載置するにあたり、
    前記連結部を吊り上げ装置により吊り上げて前記ワークを移動させて、前記第一脚の前記先端部を前記載置領域の上方に位置させるとともに前記第二脚の前記先端部を前記受け面に載置させ、
    前記吊り上げ装置により前記連結部を下降させて、前記受け面に載置されている前記第二脚の前記先端部を中心に前記ワークを回転させることで、前記第一脚の前記先端部を下方に移動させて、前記連結固定部に連結固定し、
    前記吊り上げ装置により前記連結部をさらに下降させて、前記連結固定部に連結固定されている前記第一脚の前記先端部を中心に前記ワークを回転させることで、前記第一脚を前記載置領域に載置させることを特徴とするワークの輸送台への載置方法。
  2. 前記ワークは、前記第一脚と前記第二脚とが前記連結部を中心に互いに回転可能となる状態と回転不能となる状態とが切り替え可能に形成されるものであり、
    前記第一脚を前記載置領域に載置させるまでは、前記第二脚を前記第一脚に対して回転不能とし、
    前記第一脚を前記載置領域に載置させた後、前記第二脚を前記吊り上げ装置により吊り上げた状態で前記第二脚を前記第一脚に対して回転可能とし、
    前記吊り上げ装置により前記第二脚を下降させて、前記第二脚を前記第一脚上に載置させることを特徴とする請求項1記載のワークの輸送台への載置方法。
  3. 第一脚と第二脚とを備え、前記第一脚の基端部と前記第二脚の基端部とが連結されてこの連結部で屈曲するワークを、輸送台に載置されている状態から吊り上げる、ワークの輸送台からの吊り上げ方法であって、
    前記輸送台は、上面に前記第一脚が倒伏状態で載置可能な載置領域を有する台本体と、前記台本体の上面の前記載置領域の端部に設けられ、前記第一脚が起倒方向に回転可能となるように前記第一脚の先端部が連結固定される連結固定部と、前記台本体の上面の前記連結固定部に対して前記載置領域と反対側に設けられ、前記載置領域および前記連結固定部よりも高い位置に位置する受け面を有し、この受け面に載置される前記第二脚の先端部を支持する受け部と、を備えるものであり、
    前記第一脚の前記先端部が前記連結固定部に連結固定されているとともに前記第一脚が前記載置領域に載置されている前記ワークを前記輸送台から吊り上げるにあたり、
    前記連結部を吊り上げ装置により吊り上げて上昇させて、前記連結固定部に連結固定されている前記第一脚の前記先端部を中心に前記ワークを回転させることで、前記第二脚の前記先端部を前記受け面に載置させ、
    前記第一脚の前記先端部の前記連結固定部への連結固定を解除し、
    前記受け面に載置されている前記第二脚の前記先端部を中心に前記第一脚の前記先端部が上方に移動するように前記吊り上げ装置により前記連結部を上昇させて、前記ワークを回転させることで、前記連結部の下方に前記ワークの重心を位置させ、
    前記吊り上げ装置により前記連結部をさらに上昇させて、前記ワークを上昇させることを特徴とするワークの輸送台からの吊り上げ方法。
  4. 前記ワークは、前記第一脚と前記第二脚とが前記連結部を中心に互いに回転可能となる状態と回転不能となる状態とが切り替え可能に形成されるものであり、
    前記第一脚の前記先端部が前記連結固定部に連結固定されているとともに前記第一脚が前記載置領域に載置され、かつ、前記第二脚が前記第一脚上に載置されている前記ワークを前記輸送台から吊り上げるにあたり、
    まず、前記第一脚に対して回転可能な前記第二脚を前記吊り上げ装置により上昇させて、前記ワークを前記連結部で屈曲する状態として前記第二脚を前記第一脚に対して回転不能とし、
    その後、前記ワークを前記輸送台から吊り上げることを特徴とする請求項3記載のワークの輸送台からの吊り上げ方法。
  5. 第一脚と第二脚とを備え、前記第一脚の基端部と前記第二脚の基端部とが連結されてこの連結部で屈曲するワークを輸送する輸送台であって、
    上面に前記第一脚が倒伏状態で載置可能な載置領域を有する台本体と、
    前記台本体の上面の前記載置領域の端部に設けられ、前記第一脚が起倒方向に回転可能となるように前記第一脚の先端部が連結固定される連結固定部と、
    前記台本体の上面の前記連結固定部に対して前記載置領域と反対側に設けられ、前記載置領域および前記連結固定部よりも高い位置に位置する受け面を有し、この受け面に載置される前記第二脚の先端部を支持する受け部と、を備えることを特徴とする輸送台。
  6. 前記受け面は、最深部の方向が前記載置領域への離接方向と交差する谷部を有することを特徴とする請求項5記載の輸送台。
  7. 前記受け面は、平面視において前記載置領域への離接方向に間隔をあけて二つの前記谷部を有することを特徴とする請求項6記載の輸送台。
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