JP6919693B2 - 印刷物、及び該印刷物を用いた容器 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷物、及び該印刷物を用いた容器に関する。
従来から、各種の印刷物では、その意匠性を向上させるために、金属光沢を付与することが求められる場合がある。
金属光沢を付与する一手段として、金属光沢を有するフィルムが用いられている。例えば、紙基材上に金属光沢を有するフィルムを貼り合せて金属光沢を有する基体を作製し、さらに該基体上に絵柄層等を印刷することにより、金属光沢を有する印刷物が作製されている。
しかし、金属光沢を有するフィルムは、フィルム上に金属蒸着膜を形成してなるものであるため、コストを要し、廉価な印刷物には適さない。さらに、紙基材上に金属光沢を有するフィルムを貼り合わせた基体は、紙とフィルムとの収縮率の違いによりカールが発生し、その後の工程(例えば、基体への印刷工程、印刷物を容器に加工する工程)の精度を低下させ、歩留まりが低下するという問題がある。
上記問題を解決するために、特許文献1が提案されている。
特開2003−2323号公報
特許文献1には、紙基材上に、結着樹脂及び金属薄膜細片を含む金属光沢領域層を有する印刷層を形成してなる紙容器が開示されている。
特許文献1の紙容器は、コストやカールに関しては問題ない。しかし、特許文献1の紙容器は、一定レベルの金属光沢を有するものの、高レベルの金属光沢を有するものではなかった。
本発明は、金属蒸着の手段を用いることなく、高い金属光沢を有する印刷物及び容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の[1]〜[15]の印刷物及び容器を提供する。
[1]基材上の任意の箇所にハードコート層を有し、さらに該ハードコート層上の任意の箇所に光沢印刷層を有してなり、該光沢印刷層は金属鱗片を含み、かつ該光沢印刷層の上部に該金属鱗片が偏在化してなる印刷物。
[2]前記金属鱗片の平均長さと平均厚みとが、以下の条件(1)を満たす上記[1]に記載の印刷物。
金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ≦0.010 (1)
[3]前記金属鱗片の平均厚み長さと、前記光沢印刷層の厚みとが、以下の条件(2)を満たす上記[1]又は[2]に記載の印刷物。
10≦[金属鱗片の平均長さ/光沢印刷層の厚み] (2)
[4]前記金属鱗片の平均長さが5.0〜30.0μmである上記[1]〜[3]のいずれかに記載の印刷物。
[5]前記金属鱗片の平均厚みが0.10μm以下である上記[1]〜[4]のいずれかに記載の印刷物。
[6]前記光沢印刷層の厚みが0.15〜1.50μmである上記[1]〜[5]のいずれかに記載の印刷物。
[7]前記光沢印刷層により絵柄が形成されてなる上記[1]〜[6]のいずれかに記載の印刷物。
[8]前記ハードコート層の表面のJIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度が85%以上である上記[1]〜[7]のいずれかに記載の印刷物。
[9]前記ハードコート層の表面のJIS P8151:2004における表面粗さPPSが1μm未満である上記[1]〜[8]のいずれかに記載の印刷物。
[10]前記ハードコート層が、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物層である上記[1]〜[9]のいずれかに記載の印刷物。
[11]前記基材が紙基材である上記[1]〜[10]のいずれかに記載の印刷物。
[12]前記基材が前記紙基材であり、前記光沢印刷層の表面のJIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度が150%以上である上記[11]に記載の印刷物。
[13]前記光沢印刷層上及び/又は前記ハードコート層上の前記光沢印刷層が形成されていない部分の任意の箇所に、絵柄層を有してなる上記[1]〜[12]のいずれかに記載の印刷物。
[14]前記光沢印刷層を有する側の最表面に表面保護層を有する上記[1]〜[13]のいずれかに記載の印刷物。
[15]上記[1]〜[14]のいずれかに記載の印刷物を用いてなる容器。
本発明の印刷物及び容器は、金属蒸着の手段を用いることなく、高い金属光沢を有し、コストパフォーマンスに極めて優れる。
本発明の印刷物の一実施形態を示す断面図である。 本発明の印刷物の他の実施形態を示す断面図である。
[印刷物]
本発明の印刷物は、基材上の任意の箇所にハードコート層を有し、さらに該ハードコート層上の任意の箇所に光沢印刷層を有してなり、該光沢印刷層は金属鱗片を含み、かつ該光沢印刷層の上部に該金属鱗片が偏在化してなるものである。
以下、本発明の印刷物の実施の形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の印刷物10の一実施形態を示す断面図である。図1及び図2の印刷物10は、基材1上に、ハードコート層2及び光沢印刷層3をこの順に有している。図2の印刷物は、さらに光沢印刷層3上に絵柄層4及び表面保護層5を有している。また、図1及び図2の印刷物10の光沢印刷層3は、上部の金属鱗片偏在領域31を有している。
基材
基材の材料は、従来からの印刷物等に用いられている材料であれば特に限定されないが、具体的には、上質紙、中質紙、コート紙、合成紙、含浸紙、ラミネート紙、印刷用塗布紙、記録用塗布紙等の紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチックフィルム、あるいはこれらの複合体等が用いられる。
本発明では、どのような基材を用いた場合でも、基材上に後述するハードコート層を有することから、常に高い金属光沢を実現することができる。
基材の厚みは特に限定されないが、紙基材の場合は、通常は坪量150〜550g/m程度であり、プラスチックフィルム基材の場合は、通常は9〜50μm程度である。
ハードコート層
本発明では、基材と光沢印刷層との間にハードコート層を介在させることにより、光沢印刷層の金属光沢を十分高くすることを可能としている。この理由は以下のように考えられる。
まず、ハードコート層は光沢印刷層用インキの溶剤を浸透しにくい。このため、ハードコート層上に光沢印刷層用インキを塗布、乾燥する際に、溶剤は、光沢印刷層の下方に流れにくい。その一方で、溶剤は、乾燥過程で溶剤が揮発する際に、光沢印刷層の上方に流れやすくなる。そして、溶剤の流れとともに金属鱗片が光沢印刷層の上方に浮かび上がり、光沢印刷層の上部に金属鱗片が偏在化され、光沢印刷層の金属光沢を十分に高くできると考えられる。
また、上述した基材は、種類により程度の違いはあるが、表面が荒れている。例えば、紙は繊維に起因して表面が荒れている。このように基材表面が荒れている場合に、光沢印刷層を形成した場合、光沢印刷層の表面も荒れてしまい、金属光沢を十分に高くすることができないが、ハードコート層により基材表面の荒れを緩和することにより、光沢印刷層の表面が荒れることを抑制して、金属光沢を十分に高くできると考えられる。
また、基材の表面が傷ついた場合、傷の凹凸が光沢印刷層の表面に反映されることにより、光沢印刷層の金属光沢が低下してしまう。しかし、基材及びハードコート層からなる基体は表面が傷つきにくいため、光沢印刷層の表面に傷による凹凸が反映されることを抑制し、光沢印刷層の金属光沢を十分に高くできると考えられる。
ハードコート層は、少なくとも、後述する光沢印刷層を形成する箇所に対応する箇所に形成することが好ましい。また、ハードコート層と光沢印刷層との位置合わせの煩雑を解消する観点から、ハードコート層は基材の光沢印刷層を形成する領域の全面に設けることが好ましい。また、基材及びハードコート層からなる基体の物性を均一化して、基体の変形等を抑制する観点からは、ハードコート層は基材の全面に形成することが好ましい。
ハードコート層の表面(ハードコート層の基材とは反対側の表面)は平滑化されていることが好ましい。ハードコート層の表面が荒れている場合、ハードコート層の表面積が増え、光沢印刷層を形成する際に溶剤が浸透しやすくなる。一方、ハードコート層の表面が平滑化されていると、ハードコート層に溶剤が浸透しにくいため、光沢印刷層の上部に金属鱗片を偏在化させやすくなり、光沢印刷層の金属光沢を十分に高くできる。また、ハードコート層の表面が荒れている場合、ハードコート層の凹凸が光沢印刷層にも反映され、光沢印刷層の表面も荒れてしまう。一方、ハードコート層の表面が平滑化されていると、光沢印刷層の表面も平滑化され、光沢印刷層の金属光沢を十分に高くできる。
ハードコート層の表面の平滑化の指標としては、JIS Z8741:1997の鏡面光沢度や、JIS B0601:2001の算術平均粗さRaが挙げられる。
ハードコート層表面のJIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度は85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
また、カットオフ値を0.08mmとした際のハードコート層表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.08HA)は0.080μm以下であることが好ましく、0.060μm以下であることがより好ましく、0.040μm以下であることがさらに好ましい。
なお、カットオフ値は、断面曲線からうねり成分(低周波成分)を除去するフィルターの細かさを示している。より具体的には、断面曲線は、うねり成分(中周波成分、低周波成分)と、粗さ成分(高周波成分)に分けることができ、カットオフ値が小さいほど(フィルターが細かいほど)、低周波成分が除去されて中周波成分及び高周波成分の割合が多くなることになる。このため、Ra0.08HAは、ハードコート層の高周波成分の凹凸を示し、後述するRa0.8HAは、ハードコート層の低周波成分の凹凸を示すことになる。そして、後述するRa0.25HAは、ハードコート層の中周波成分の凹凸を示すことになる。
ハードコート層に高周波成分の凹凸が多く含まれると、ハードコート層の表面積が広がり溶剤が浸透しやすくなるため、光沢印刷層の金属鱗片が上部に偏在化しにくくなり、金属光沢が損なわれすいことから、Ra0.08HAを上記範囲とすることが好適である。
また、カットオフ値を0.25mmとした際のハードコート層表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.25HA)は0.200μm以下であることが好ましく、0.175μm以下であることがより好ましく、0.150μm以下であることがさらに好ましい。
また、カットオフ値を0.8mmとした際のハードコート層表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.8HA)は0.400μm以下であることが好ましく、0.370μm以下であることがより好ましく、0.350μm以下であることがさらに好ましい。
中周波成分及び低周波成分の凹凸は、高周波成分の凹凸ほどではないが、表面積を広げる。このため、Ra0.25HA及びRa0.8HAを上記範囲とすることが好適である。なお、ハードコート層の低周波成分の凹凸が消失すると、光沢印刷層の表面に、ハードコート層の低周波成分の凹凸に起因した凹凸を形成できなくなり、光沢印刷層が過度に平滑化される傾向にある。この場合、光沢印刷層の正反射方向の反射光が強くなり過ぎ、視認者に不快感を与えてしまう。このため、Ra0.25HAは、0.050μm以上であることが好ましく、0.100μm以上であることがより好ましい。そして、Ra0.8HAは、0.100μm以上であることが好ましく、0.200μm以上であることがより好ましい。
さらに、カットオフ値を0.08mmとした際の基材表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.08BA)、カットオフ値を0.25mmとした際の基材表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.25BA)、上記Ra0.08HA、及びRa0.8HAが以下の条件(a)を満たすことが好ましい。
[Ra0.25HA/Ra0.25BA]>[Ra0.08HA/Ra0.08BA] (a
さらに、カットオフ値を0.08mmとした際の基材表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.08BA)、カットオフ値を0.8mmとした際の基材表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.8BA)、上記Ra0.08HA、及びRa0.8HAが以下の条件(a)を満たすことが好ましい。
[Ra0.8HA/Ra0.8BA]>[Ra0.08HA/Ra0.08BA] (a
ハードコート層のRaと、基材のRaとの比は、ハードコート層が基材の凹凸を緩和する度合いを示している。そして、上記条件(a)、(a)は、ハードコート層が、基材の凹凸の低周波成分を緩和する度合いに比べて、高周波成分を緩和する度合いの方が大きいことを示している。
上述したように、ハードコート層の表面積を広げるのは、高周波成分の凹凸の影響が大きい。このため、ハードコート層は、基材の高周波成分の凹凸を緩和することが好ましい。一方、基材の低周波成分の凹凸まで過度に緩和すると、基材の風合いが損なわれてしまうとともに、光沢印刷層の正反射方向の反射光が強くなり過ぎる可能性がある。したがって、基材の凹凸の低周波成分を緩和する度合いに比べて、高周波成分を緩和する度合いの方が大きいことを示す上記条件(a)、(a)を満たすことは、大きな意義がある。
上記効果をより発揮しやすくするために、上記Ra0.08HA、Ra0.25HA、Ra0.08BA、及びRa0.25BAが以下の条件(b)を満たすことが好ましい。
1.5≦[Ra0.25HA/Ra0.25BA]/[Ra0.08HA/Ra0.08BA] (b
条件(b)は、1.5≦[Ra0.25HA/Ra0.25BA]/[Ra0.08HA/Ra0.08BA]≦4.0を満たすことがより好ましく、1.5≦[Ra0.25HA/Ra0.25BA]/[Ra0.08HA/Ra0.08BA]≦3.5を満たすことがさらに好ましい。
さらに、上記効果をより発揮しやすくするために、上記Ra0.08HA、Ra0.8HA、Ra0.08BA、及びRa0.8BAが以下の条件(b)を満たすことが好ましい。
1.8≦[Ra0.8HA/Ra0.8BA]/[Ra0.08HA/Ra0.08BA] (b
条件(b)は、2.2≦[Ra0.8HA/Ra0.8BA]/[Ra0.08HA/Ra0.08BA]≦4.0を満たすことがより好ましく、2.5≦[Ra0.8HA/Ra0.8BA]/[Ra0.08HA/Ra0.08BA]≦3.5を満たすことがさらに好ましい。
ハードコート層の具体例は、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物層(以下、「硬化物層」と称する場合がある。)、クレーコート層等が挙げられ、平滑性、傷つき防止性及び浸透防止性をより良好にする観点から、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物層であることが好ましい。
さらに、ハードコート層を電離放射線硬化性樹脂組成物から形成する場合、電離放射線の照射によりハードコート層を瞬時に硬化することができるため、ハードコート層の形成過程で、ハードコート層の表面形状が基材の高周波成分の凹凸に追従されることを抑制できる。言い換えると、ハードコート層を電離放射線硬化性樹脂組成物から形成する場合、ハードコート層により基材の高周波成分の凹凸を緩和できる。その一方、ハードコート層が硬化するまでの間(乾燥過程の間)に、ハードコート層の表面形状は基材の低周波成分の凹凸に適度に追従する。つまり、ハードコート層を電離放射線硬化性樹脂組成物から形成する場合、ハードコート層の表面を、高周波成分の凹凸を抑制しつつ、適度な低周波成分の凹凸を有する形状とすることができ、上述した効果(ハードコート層への溶剤の浸透抑制、基材の風合いの維持等)を発揮しやすくできる。
硬化物層
硬化物層を形成するための電離放射線硬化性樹脂組成物は、電離放射線硬化性官能基を有する化合物(以下、「電離放射線硬化性化合物」ともいう)を含む組成物である。電離放射線硬化性官能基としては、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等のエチレン性不飽和結合基、及びエポキシ基、オキセタニル基等が挙げられる。電離放射線硬化性化合物(紫外線硬化の場合、「紫外線硬化性化合物」と称する場合もある。)としては、エチレン性不飽和結合基を有する化合物が好ましく、エチレン性不飽和結合基を2つ以上有する化合物がより好ましく、中でも、エチレン性不飽和結合基を2つ以上有する、多官能性(メタ)アクリレート系化合物が更に好ましい。多官能性(メタ)アクリレート系化合物としては、モノマー及びオリゴマーのいずれも用いることができるが、高い架橋密度により、傷つき防止性及び浸透防止性をより良好にする観点から、モノマーが好適である。
なお、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線などの電磁波、α線、イオン線などの荷電粒子線も使用可能である。
多官能性(メタ)アクリレートモノマーのうち、2官能(メタ)アクリレート系モノマーとしては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAテトラエトキシジアクリレート、ビスフェノールAテトラプロポキシジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート等が挙げられる。
3官能以上の(メタ)アクリレート系モノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記(メタ)アクリレート系モノマーは、分子骨格の一部を変性しているものでもよく、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、カプロラクトン、イソシアヌル酸、アルキル、環状アルキル、芳香族、ビスフェノール等による変性がなされたものも使用することができる。
多官能性(メタ)アクリレートモノマーの官能基数は、2〜6が好ましく、2〜3がより好ましい。
また、多官能性(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート等のアクリレート系重合体等が挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、多価アルコール及び有機ジイソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリレートとの反応によって得られる。
また、好ましいエポキシ(メタ)アクリレートは、3官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレート、2官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と多塩基酸と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレート、及び2官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等とフェノール類と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレートである。
上記電離放射線硬化性化合物は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。電離放射線硬化性化合物中には、多官能性(メタ)アクリレートモノマーを50質量%以上含むことが好ましく、80質量%以上含むことがより好ましい。
電離放射線硬化性化合物が紫外線硬化性化合物である場合には、電離放射線硬化性組成物(紫外線硬化性樹脂組成物)は、光重合開始剤や光重合促進剤等の添加剤を含むことが好ましい。
光重合開始剤としては、アセトフェノン、ベンゾフェノン、α−ヒドロキシアルキルフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンジルメチルケタール、ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステル、チオキサンソン類等から選ばれる1種以上が挙げられる。
また、光重合促進剤は、硬化時の空気による重合阻害を軽減させ硬化速度を速めることができるものであり、例えば、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等から選ばれる1種以上が挙げられる。
電離放射線硬化性樹脂組成物中には、光安定剤、酸化防止剤、レベリング剤等の添加剤を含有していてもよい。
なお、電離放射線硬化性樹脂組成物中には、電離放射線硬化性化合物以外の樹脂成分(熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂)を含有してもよい。ただし、上述した効果を達成しやすくするために、電離放射線硬化性樹脂組成物の全樹脂成分に占める電離放射線硬化性化合物の割合が90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることがより好ましく、100質量%であることがさらに好ましい。
硬化物層は、基材の平滑化及び傷つき防止の観点から、厚みが2μm以上であることが好ましい。なお、硬化物層が厚すぎる場合、加工性が低下することから、硬化物層の厚みは、3〜20μmであることがより好ましく、4〜10μmであることがさらに好ましく、5〜7μmであることがよりさらに好ましい。
硬化物層は、電離放射線硬化性樹脂組成物、及び必要に応じて添加する溶剤を含む硬化物層用インキを、基材上に塗布、乾燥、電離放射線照射することにより形成できる。なお、硬化物層用インキ中に溶剤を含まない場合は、乾燥は不要である。
クレーコート層
クレー層は、クレー及びバインダー樹脂等を含む。
クレーとしては、一般的にクレー、粘土と呼ばれるものであれば、特に限定することなく用いることができ、さらに、カオリン、タルク、ベントナイト、スメクタイト、バーミキュライト、雲母、緑泥石、木節粘土、ガイロメ粘土、ハロイサイト等を用いることができる。
クレーコート層は、クレーの他に、炭酸カルシウム、二酸化チタン、非晶質シリカ、発泡性硫酸バリウム、サチンホワイト等の顔料を含むことが好ましい。顔料として炭酸カルシウムや二酸化チタンを用いることにより、クレーコート層の表面の平滑性を向上しやすくできる。さらに、炭酸カルシウムは安価であるため、好適に用いられる。
バインダー樹脂としては、ラテックス系のバインダー樹脂(例えば、スチレンブタジエンラテックス、アクリル系ラテックス酢酸ビニル系ラテックス)、水溶性のバインダー樹脂(例えば、デンプン(変性デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシエチルエーテル化デンプン、リン酸エステル化デンプン)、ポリビニルアルコール、カゼイン等)が挙げられる。
クレーコート層中における、クレー:顔料:バインダー樹脂の質量比は、1〜20:50〜90:10〜30であることが好ましい。
クレーコート層中には、顔料分散剤、消泡剤、発泡防止剤、粘度調整剤、潤滑剤、耐水化剤、保水剤、色材、印刷適性改良剤等の添加剤を含有していてもよい。
クレーコート層の厚みは、基材の平滑化、傷つき防止及び加工性のバランスの観点から、5〜40μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましく、15〜25μmであることがさらに好ましい。
クレーコート層は、クレーコート層を構成する材料を溶媒に希釈したクレーコート層用インキを、基材上に塗布、乾燥することにより形成できる。
光沢印刷層
光沢印刷層は、ハードコート層上に位置する層であり、光沢印刷層用インキを印刷することにより形成される。このように金属光沢を付与する層を蒸着ではなく印刷により形成することにより、コストを低減するとともに、カールの発生を抑制できる。
光沢印刷層は、ハードコート層上に接して形成されることが好ましい。また、光沢印刷層は、図1のように、ハードコート層上の一部の領域に所望のパターンで形成して、文字、数字、図形、記号、風景、人物、動物、キャラクター等の絵柄を形成してもよいし、図2のように、ハードコート層上の全部の領域に形成してもよい。
また、本発明では、光沢印刷層中に金属鱗片を含み、かつ光沢印刷層の上部(光沢印刷層のハードコート層とは反対側)に金属鱗片が偏在化してなることを要する。金属鱗片が光沢印刷層の上部に偏在化することにより、金属光沢を高くできるとともに、光沢印刷層とハードコート層との密着性を向上することができる。
金属鱗片は、光沢印刷層を形成する過程で、光沢印刷層の上部に偏在化させることができる。より詳しくは、光沢印刷層の加熱乾燥過程で、光沢印刷層用インキの溶剤が揮発する際に、溶剤が上方に向って流れる。そして、溶剤の流れとともに金属鱗片が浮かび上がり、光沢印刷層の上部に金属鱗片が偏在すると考えられる。特に、本発明では、光沢印刷層の下層に溶剤が浸透しにくいハードコート層が位置するため、溶剤が下方に向う流れを抑制でき、溶剤はほとんど上方に向って流れるため、光沢印刷層の上部に金属鱗片を偏在させやすいと考えられる。特に、ハードコート層を電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物層とした際に、金属鱗片の偏在をより顕著にすることができると考えられる。
金属鱗片の偏在の程度は、印刷物の断面を電子顕微鏡で撮像し、撮像した写真の光沢印刷層内の濃度差により確認できる。より詳しくは、金属鱗片の偏在箇所は電子の反射が顕著であるため白く観察され、金属鱗片を実質的に含有しない箇所はグレー調に観察される。
光沢印刷層中における金属鱗片の偏在領域の厚みの割合[(金属鱗片の偏在領域の厚み/光沢印刷層の全厚み)]は、金属光沢と密着性のバランスの観点から、10〜60%であることが好ましく、20〜50%であることがより好ましく、25〜45%であることがさらに好ましい。
金属鱗片は、以下の条件(1)を満たすことが好ましい。
金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ≦0.010 (1)
[金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ]を0.010以下とすることにより、光沢印刷層用インキを塗布した時点で、光沢印刷層の水平方向(光沢印刷層の厚み方向と直交する方向)に対して金属鱗片が傾きにくくなる。このため、光沢印刷の乾燥過程で溶剤が光沢印刷層の上方に流れる際に、金属鱗片が溶剤の流れの力を受けやすくなり、光沢印刷層の上部に金属鱗片が偏在化しやすくなるとともに、金属鱗片が平行に配列しやすくなるため、金属光沢を高くしやすくできる。また、金属鱗片が傾くことによる弊害は、金属鱗片の含有量の増加に併せて増加するが、上記条件(1)を満たす場合、金属鱗片が傾きにくいことから金属鱗片の含有量を多くすることができ、金属光沢を高くすることができる。
なお、金属鱗片の平均長さに対して金属鱗片の平均厚みが薄くなり過ぎると、取り扱い性が困難となったり、十分な金属光沢が発現できない可能性がある。
このため、条件(1)は、0.001≦金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ≦0.010を満たすことが好ましく、0.002≦金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ≦0.008を満たすことがより好ましく、0.002≦金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ≦0.005を満たすことがさらに好ましい。
また、光沢印刷層用インキを塗布した時点で、光沢印刷層の水平方向に対して金属鱗片が傾くことをより抑制する観点、及び光沢印刷層の表面から金属鱗片が突出することを抑制するから、金属鱗片の平均長さと、光沢印刷層の厚みとが以下の条件(2)を満たすことが好ましい。
10≦金属鱗片の平均長さ/光沢印刷層の厚み (2)
なお、[金属鱗片の平均長さ/光沢印刷層の厚み]が大きすぎると、光沢印刷層の表面から金属鱗片が突出する場合があることから、条件(2)は、15≦金属鱗片の平均長さ/光沢印刷層の厚み≦60を満たすことがより好ましく、25≦金属鱗片の平均長さ/光沢印刷層の厚み≦50を満たすことがさらに好ましい。
金属鱗片の材質としては、アルミニウム、金、銀、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロム、ステンレス等の金属や合金が挙げられる。
金属鱗片は、例えば、前記金属や合金をプラスチックフィルム上に真空蒸着してなる金属薄膜をプラスチックフィルムから剥離し、剥離した金属薄膜を粉砕、攪拌することにより得ることができる。
金属鱗片の平均長さは、金属鱗片の分散適性、偏在及び配列の観点から、5.0〜30.0μmであることが好ましく、8.0〜20.0μmであることがより好ましい。
また、金属鱗片の平均厚みは、金属鱗片の偏在及び配列の観点から、0.10μm以下であることが好ましく、0.08μm以下であることがより好ましく、0.06μm以下であることがさらに好ましい。また、金属鱗片の平均厚みは、取り扱い性及び高い金属光沢の観点から、0.01μm以上であることが好ましく、0.02μm以上であることがより好ましい。
金属鱗片の平均長さ及び平均厚みは、100個の金属鱗片の平均値とする。なお、個々の金属鱗片の長さ及び厚みは、平滑な基材上に金属鱗片を散布した状態で、レーザ干渉式の三次元形状解析装置を用いることにより測定できる。個々の金属鱗片の長さは、任意の方向において個々の金属鱗片を平面から観察した際の最大径を意味し、個々の金属鱗片の厚みは、個々の金属鱗片を断面方向から観察した際の最大厚みを意味する。なお、任意の方向において個々の金属鱗片を平面から観察した際の最大径とは、個々の金属鱗片の最大径を測定する方向を統一する主旨である。例えば、三次元形状解析装置の測定結果を画像処理した画面上のX軸方向を任意の方向(測定方向)とした場合、X軸と平行な方向で最大径を測定するものとする。仮にX軸と平行ではない方向に最大径が存在したとしても、それを最大径とはみなさない。
レーザ干渉式の三次元形状解析装置としては、例えば、キーエンス社製の商品名「形状解析レーザ顕微鏡 VK−Xシリーズ」が挙げられる。
光沢印刷層は、さらにバインダー樹脂を含むことが好ましい。
バインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が挙げられる。また、バインダー樹脂として、上述した紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物を用いてもよい。
バインダー樹脂と金属鱗片との配合比は、固形分質量比で55:45〜30:70であることが好ましく、50:50〜35:65であることがより好ましい。バインダー樹脂55に対して金属鱗片を45以上とすることにより、十分な金属光沢を得やすくなり、バインダー樹脂30に対して金属鱗片を70以下とすることにより、光沢印刷層の印刷性、印刷物の加工性を良好にしやすくできる。なお、本発明では、光沢印刷層の下方にハードコート層を有することから、上記のように金属鱗片を多量に用いても、光沢印刷層の上部に金属鱗片を偏在化させることができる。
光沢印刷層の厚みは、金属鱗片の偏在及び配列の観点、並びに隠蔽性の観点から、0.15〜1.50μmであることが好ましく、0.20〜1.00μmであることがより好ましいく、0.25〜0.75μmであることがさらに好ましい。
なお、光沢印刷層の厚みは、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)又は走査透過型電子顕微鏡(STEM)を用いて撮影した断面の画像から20箇所の厚みを測定し、20箇所の値の平均値から算出できる。測定する膜厚がμmオーダーの場合、SEMを用いることが好ましく、nmオーダーの場合、TEM又はSTEMを用いることが好ましい。SEMの場合、加速電圧は1kv〜10kV、倍率は1000〜7000倍とすることが好ましく、TEM又はSTEMの場合、加速電圧は10kv〜30kV、倍率は5万〜30万倍とすることが好ましい。
光沢印刷層以外の層の厚みも上記と同様の手法で測定できる。
光沢印刷層には、光沢印刷層を所望の色にするために、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック、酸化鉄、鉄黄、群青、メタリック顔料、パール顔料等の着色剤を含有させてもよい。
光沢印刷層の表面(光沢印刷層のハードコート層側とは反対側の表面)のJIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度は、金属光沢の観点から、150%以上であることが好ましく、200%以上であることがより好ましく、250%以上であることがさらに好ましい。光沢印刷層の表面の鏡面光沢度の上限は500%程度である。
また、カットオフ値を0.08mmとした際の光沢印刷層表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.08GL)は、金属光沢の観点から、0.100μm以下であることが好ましい。なお、正反射方向の反射を抑えて視認性を良好にする観点からは、Ra0.08GLは小さすぎないことが好ましい。したがって、Ra0.08GLは、0.010μm≦Ra0.08GL≦0.070μmであることがより好ましく、0.020μm≦Ra0.08GL≦0.050μmであることがさらに好ましい。
また、カットオフ値を0.25mmとした際の光沢印刷層表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.25GL)は、金属光沢の観点から、0.250μm以下であることが好ましく、0.200μm以下であることがより好ましく、0.150μm以下であることがさらに好ましい。なお、正反射方向の反射を抑えて視認性を良好にする観点からは、Ra0.25GLは0.125μm以上であることが好ましい。
また、カットオフ値を0.8mmとした際の光沢印刷層表面のJIS B0601:2001の算術平均粗さRa(Ra0.8GL)は、金属光沢の観点から、0.500μm以下であることが好ましく、0.450μm以下であることがより好ましく、0.400μm以下であることがさらに好ましい。なお、正反射方向の反射を抑えて視認性を良好にする観点からは、Ra0.8GLは0.250μm以上であることが好ましい。
光沢印刷層は、光沢印刷層を形成する成分を溶剤で希釈してなる光沢印刷層用インキを、ハードコート層上に塗布、乾燥し、必要に応じて紫外線照射することにより形成できる。
光沢印刷層用インキは、金属鱗片の偏在及び乾燥効率の両立の観点から、全固形分100質量部に対して、溶剤を600〜1100質量部含有することが好ましい。
ハードコート層の樹脂組成により溶剤の浸透性が異なるため、好適な溶剤の種類は一概には言えないが、例えば、酢酸エチル、イソプロピルアルコール(IPA)、エタノール、酢酸ノルマルプロピル(NPAC)やこれらを混合したもの等を用いることができる。
絵柄層
絵柄層は、印刷物の意匠性を高めることを目的として、光沢印刷層上及び/又はハードコート層上の光沢印刷層が形成されていない部分の任意の箇所に形成される。
絵柄層は印刷等で形成される。絵柄層は、通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成できる他、絵柄を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成できる。絵柄層の絵柄は、通常の印刷で用いられる絵柄(例えば、文字、数字、図形、記号、風景、人物、動物、キャラクター等)であれば、特に制限されることなく使用できる。
絵柄層の形成に用いられるインキとしては、バインダー樹脂に顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。
バインダー樹脂としては特に制限はなく、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
絵柄層の厚みは、絵柄層の形態と、目的とする意匠性とを考慮して、0.1〜20μm程度の範囲で適宜調整することができる。絵柄層中には、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有しても良い。
表面保護層
本発明の印刷物は、光沢印刷層を有する側の最表面に表面保護層を有することが好ましい。表面保護層を形成することにより、印刷物の耐擦傷性及び耐候性を向上することができる。当該効果のため、表面保護層は、光沢印刷層及び必要に応じて設ける絵柄層の全領域を覆うように形成することが好ましく、さらにハードコート層の全領域を覆うように形成することがより好ましい。
表面保護層は、硬化性の樹脂から形成することが好ましい。当該観点から、表面保護層は熱硬化性樹脂組成物の硬化物層とすることも好ましいが、紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物層であることがより好ましい。
表面保護層を紫外線硬化性樹脂組成物から形成する場合、紫外線の照射により表面保護層を瞬時に硬化することができるため、表面保護層の形成過程で、表面保護層の表面形状が下層(例えば絵柄層等)の高周波成分の凹凸に追従することを抑制し、表面保護層の表面の金属光沢を高くすることができる。その一方、紫外線硬化性樹脂組成物に紫外線を照射するまでの間(紫外線硬化性樹脂組成物の硬化が始まるまでの間)に、表面保護層の表面形状は下層(例えば光沢印刷層等)の低周波成分の凹凸に適度に追従する。このため、表面保護層には少量ながらも低周波成分の凹凸が維持されることになり、表面保護層の表面が過度に平滑化されることにより、正反射方向の反射光が高くなり過ぎ、視認者に不快感を与えることを抑制できる。なお、前記効果をより達成しやすくするために、紫外線硬化性樹脂組成物は溶剤を含まないことが好ましい。
表面保護層を形成する紫外線硬化性樹脂組成物は、光沢印刷層で例示した紫外線硬化性樹脂組成物と同様のものを用いることができる。
表面保護層中には、耐候性を向上するために、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤を含むことが好ましい。
なお、紫外線硬化性樹脂組成物中には、紫外線硬化性化合物以外の樹脂成分(熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂)を含有してもよい。ただし、上述した効果を達成しやすくするために、紫外線硬化性樹脂組成物の全樹脂成分に占める紫外線硬化性化合物の割合が90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることがより好ましく、100質量%であることがさらに好ましい。
表面保護層は、紫外線硬化性樹脂組成物、及び必要に応じて添加する溶剤を含む表面保護層用インキを、基材上に塗布、乾燥、電離放射線照射することにより形成できる。なお、表面保護層用インキ中に溶剤を含まない場合は、乾燥は不要である。
表面保護層の厚みは、0.5〜5.0μmであることが好ましく、0.8〜1.5μmであることがより好ましい。
[容器]
本発明の容器は、上述した本発明の印刷物を用いてなるものである。
容器としては、特に制限されることなく、飲料容器、食品容器等が挙げられる。本発明の容器は、優れた光沢感があり、意匠性に優れるものである。また、印刷物のカールが抑制されているため、容器の製造過程で、カールを原因としたトラブルを生じることを防止できる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。
1.測定及び評価
実施例及び比較例で作製した印刷物について、以下の測定及び評価を行った。結果を表1又は表2に示す。
1−1.鏡面光沢度
実施例1〜6及び比較例1〜4の印刷物、並びに該印刷物の中間体について、測定器としてBYK Gardner社のmicro−TRI−glossを用いて、JIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度を測定した。
1−2.表面粗さPPS
実施例1〜6の印刷物、並びに該印刷物の中間体について、測定器としてTESTING MACHINES INC.社のParker Print−Surf モデルVer.58−06−00を用いて、ハードコート層の表面の表面粗さPPSをJIS P8151:2004に準じて測定した。
1−3.カール
実施例1〜6及び比較例1〜3の印刷物について、JAPAN TAPPI No.15−1の「カール深さ測定法」に基づき、温度25℃、湿度75%RHの条件でカール深さを測定した。
1−4.表面粗さ測定(カットオフ値0.08mm、0.25mm、0.8mm)
実施例1〜4、比較例1〜3の印刷物の光沢印刷層又は蒸着膜の表面について、カットオフ値を0.08mm、0.25mm、0.8mmとした際のJIS B0601:2001に基づく表面粗さを、表面粗さ測定器(型番:SE2555N/小坂研究所株式会社製)を用いて、下記の測定条件により測定した。なお、Raの測定は、小坂研究所株式会社製の商品名SE−340を用い、以下の測定条件とした。
[表面粗さ検出部の触針]
小坂研究所社製の商品名SE2555N(先端曲率半径:2μm、頂角:90度、材質:ダイヤモンド)
[表面粗さ測定器の測定条件]
・評価長さ(基準長さ):カットオフ値λcの5倍
・触針の送り速さ:0.5mm/s
・予備長さ:(カットオフ値λc)×2
・縦倍率:2000倍
・横倍率:10倍
2.印刷物の作製
[実施例1]
基材(坪量235g/mの片面アイボリー紙)のコート面側の全面に、下記処方のハードコート層用インキ1を乾燥後の厚みが6μmとなるように塗布、乾燥、紫外線照射して、ハードコート層(電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物層)を形成した。
次いで、ハードコート層の全面に、下記処方の光沢印刷層用インキ2を乾燥後の厚みが0.30μmとなるように塗布、乾燥して、光沢印刷層を形成し、実施例1の印刷物を得た。なお、実施例1の光沢印刷層の金属鱗片が実質的に存在しない領域の厚みは0.20μm、金属鱗片偏在領域の厚みは0.10μmであった。
<ハードコート層用インキ1>
・電離放射線硬化性化合物 70部
(BASFジャパン社製、商品名:Lumogen OVD Primer301)
(2官能アクリレートモノマーと
3官能アクリレートモノマーとの混合物)
・溶剤(酢酸エチル) 30部
<光沢印刷層用インキ2>
・バインダー樹脂(硝化綿) 4.8部
(DICグラフィックス社製)
(商品名:XS−763メジュームNT−No.1)
・アルミニウム鱗片 7.2部
(平均長さ14μm、平均厚さ0.04μm)
・溶剤(酢酸エチル、IPA、エタノール、NPAC) 88部
[実施例2]
光沢印刷層の厚みを0.50μmに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2の印刷物を得た。なお、実施例2の光沢印刷層の金属鱗片が実質的に存在しない領域の厚みは0.30μm、金属鱗片偏在領域の厚みは0.20μmであった。
[実施例3]
光沢印刷層の厚みを0.70μmに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例3の印刷物を得た。なお、実施例3の光沢印刷層の金属鱗片が実質的に存在しない領域の厚みは0.42μm、金属鱗片偏在領域の厚みは0.28μmであった。
[実施例4]
光沢印刷層の厚みを1.00μmに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例4の印刷物を得た。なお、実施例3の光沢印刷層の金属鱗片が実質的に存在しない領域の厚みは0.60μm、金属鱗片偏在領域の厚みは0.40μmであった。
[実施例5]
ハードコート層の厚みを5μmに変更し、光沢印刷層の厚みを1.0μmに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例5の印刷物を得た。なお、実施例5の光沢印刷層の金属鱗片が実質的に存在しない領域の厚みは0.60μm、金属鱗片偏在領域の厚みは0.40μmであった。
[実施例6]
基材をコートボール紙(坪量350g/m)とした以外は実施例5と同様にして、実施例6の印刷物を得た。
[比較例1]
実施例1の光沢印刷層用インキ2を下記処方の光沢印刷層用インキ3に変更して乾燥後の厚みが1.5μmとなるように塗布し、基材にハードコート層用インキ1を塗布しなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例1の印刷物を得た。
<光沢印刷層用インキ3>
・バインダー樹脂(硝化綿) 6部
(DICグラフィックス社製)
(商品名:XS−763メジュームNT−No.1)
・アルミニウム片 6部
(東洋アルミ社製、商品名:TD−180T)
(平均長さ15μm、平均厚み0.2μm超)
・溶剤(酢酸エチル、IPA、エタノール、NPAC) 88部
[比較例2]
厚み12μmの二軸延伸PETフィルム上に、厚み50nmのアルミニウム蒸着膜を有する蒸着フィルムを準備した。基材(坪量235g/mの片面アイボリー紙)のコート面側の面と、蒸着フィルムのPETフィルム側の面とを、サンドラミネート法を用いて低密度ポリエチレン(LDPE)を厚みが15μmとなるように押し出しながら貼り合わせ、比較例2の印刷物(正確には印刷物ではないが、便宜上印刷物と称する。)を得た。
[比較例3]
実施例1のハードコート層用インキ1を下記処方の熱可塑性樹脂1に変更して押出コーティング法を用いて厚みが15μmとなるように押し出し、基材にハードコート層用インキ1を塗布しなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例3の印刷物を得た。
<熱可塑性樹脂1>
・低密度ポリエチレン樹脂(密度:0.923g/cm、メルトインデックス(MI):3.8、融点109℃)
[比較例4]
基材(坪量235g/mの片面アイボリー紙)のコート面側に、1g/mの塗布量で光沢印刷層用インキ2を塗布、乾燥して、光沢印刷層を形成し、比較例4の印刷物を得た。比較例3の印刷物は、基材にインキが染み込み、乾燥後の厚みの判定が困難であった。
Figure 0006919693
表1の結果から、実施例1〜6の印刷物は、金属蒸着の手段を用いることなく、鏡面光沢度150%以上という優れた金属光沢を有するものであることが分かる。
一方、比較例1の印刷物は、金属鱗片を用いていないため、鏡面光沢度(金属光沢)に劣るものであった。比較例2の印刷物は、蒸着PETを用いているため鏡面光沢度(金属光沢)は優れるが、カールを生じてしまうものであった。また、比較例2の印刷物は、鏡面光沢度(金属光沢)が過度であり、視認者に不快感を与えるものであった。比較例3の印刷物は、金属鱗片を含む光沢印刷層を有するものであるが、光沢印刷層の下層に配置した熱可塑性樹脂層がハードコート層の効果を発揮しなかったことにより、鏡面光沢度(金属光沢)を高くできないものであった。比較例4の印刷物は、金属鱗片を含む光沢印刷層を有するものであるが、光沢印刷層の下層にハードコート層を有していないため、光沢印刷層の形成時に溶剤及び樹脂が基材に染み込んでしまい、鏡面光沢度(金属光沢)を高くできないものであった。
Figure 0006919693
また、表2の結果から、実施例1〜4の印刷物の光沢印刷層と、比較例2の印刷物の蒸着膜とは、Raが同等であることが確認できる。このことから、実施例1〜4の光沢印刷層は、金属蒸着膜と同等の平滑性を有していることが分かる。
[実施例7]
実施例2で得た印刷物の光沢印刷層上の任意の箇所に、グラビア印刷により絵柄層を形成した。次いで、印刷物の最表面の全面に、下記処方の表面保護層用インキ4を乾燥後の厚みが1.0μmとなるように塗布、紫外線照射して、表面保護層(無溶剤型の紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物層)を形成し、実施例7の印刷物を得た。
<表面保護層用インキ4(無溶剤型)>
・紫外線硬化性化合物 100部
(DICグラフィックス社製、商品名:UVクリアー
低臭コートニスS)
・溶剤 0部
実施例7の印刷物は、光沢印刷層の金属光沢を維持しつつ、意匠性をさらに良好にできるものであった。
本発明の印刷物及び容器は、金属蒸着の手段を用いることなく、高い金属光沢を付与できる点で有用である。
1:基材
2:ハードコート層
3:光沢印刷層
31:金属鱗片偏在領域
4:絵柄層
5:表面保護層
10:印刷物

Claims (15)

  1. 基材上の任意の箇所にハードコート層を有し、さらに該ハードコート層上の任意の箇所に光沢印刷層を有してなり、該光沢印刷層は金属鱗片を含み、かつ該光沢印刷層の上部に該金属鱗片が偏在化してなり、前記ハードコート層が、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含む、印刷物。
  2. 前記金属鱗片の平均長さと平均厚みとが、以下の条件(1)を満たす請求項1に記載の印刷物。
    金属鱗片の平均厚み/金属鱗片の平均長さ≦0.010 (1)
  3. 前記金属鱗片の平均長さと、前記光沢印刷層の厚みとが、以下の条件(2)を満たす請求項1又は2に記載の印刷物。
    10≦[金属鱗片の平均長さ/光沢印刷層の厚み] (2)
  4. 前記金属鱗片の平均長さが5.0〜30.0μmである請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷物。
  5. 前記金属鱗片の平均厚みが0.10μm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷物。
  6. 前記光沢印刷層の厚みが0.15〜1.50μmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷物。
  7. 前記光沢印刷層により絵柄が形成されてなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷物。
  8. 前記ハードコート層の表面のJIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度が85%以上である請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷物。
  9. 前記ハードコート層の厚みが2〜20μmである請求項1〜8のいずれか1項に記載の印刷物。
  10. 前記基材が紙基材である請求項1〜9のいずれか1項に記載の印刷物。
  11. 前記基材が前記紙基材であり、前記光沢印刷層の表面のJIS Z8741:1997の60度における鏡面光沢度が150%以上である請求項10に記載の印刷物。
  12. 前記光沢印刷層上及び/又は前記ハードコート層上の前記光沢印刷層が形成されていない部分の任意の箇所に、絵柄層を有してなる請求項1〜11のいずれか1項に記載の印刷物。
  13. 前記光沢印刷層を有する側の最表面に表面保護層を有する請求項1〜12のいずれか1項に記載の印刷物。
  14. 前記光沢印刷層中における前記金属鱗片の偏在領域の厚みの割合を示す下記式(3)の値が、10〜60%である請求項1〜13のいずれか1項に記載の印刷物。
    [金属鱗片の偏在領域の厚み/光沢印刷層の厚み]×100 (3)
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の印刷物を用いてなる容器。
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