JP6918473B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
従来の電子写真形成プロセスを用いた画像形成装置には、像担持体及びそれに作用するプロセス手段をカートリッジとして一体化し、装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このようなプロセスカートリッジにおいては、従来より、以下の2つの構成の少なくとも1つが用いられている。一つ目として、現像剤担持体の現像剤層(厚み)を規制する規制部材に対し、規制部材を支持する規制部材支持部材と、規制部材支持部材を支持する現像ユニット枠体との締結に「ねじ」を用いた構成である。また、二つ目として、像担持体上の現像剤を除去するクリーニング部材に対し、クリーニング部材を支持するクリーニング部材支持部材と、クリーニング部材を支持するクリーニングユニット枠体との締結に「ねじ」を用いた構成である(特許文献1の図9)。
特開2003−177644号公報
上記のように、支持部材と枠体とを「ねじ」を用いて締結している構成においては、下記の課題があり得る。すなわち、上記構成は、支持部材(主に金属製)と枠体(主に樹脂製)とで、熱膨張係数(線膨張係数)が異なる部品の間をねじを用いて締結している構成である。そのため、環境に伴う温度変化や定着機等からプロセスカートリッジへの熱の移動が発生した場合、熱変形が支持部材と枠体とで異なるため、長手方向の拘束によって、支持部材が長手方向にわたってたわむことがあり得る。すると、支持部材に支持されている規制部材、クリーニング部材も長手方向にたわみ、現像剤担持体に対する規制部材の当接圧または像担持体に対するクリーニング部材の当接圧が、長手方向にわたって不均一になってしまうことがあり得る。そのような場合には、画像不良またはクリーニング不良が発生し、画像品質に影響を及ぼす可能性があるという課題が生じてしまう。そのため、この課題の対策として、上記の支持部材の剛性を上げる等をおこなうため、コストが上昇する一因になっていた。
一方で、近年、リサイクル促進の観点に基づいた装置設計が求められており、上記構成においてもリサイクル性の向上が求められている。従来より、環境意識の高まりから業界を上げてリサイクルに取り組んでいるのは広く知られるところとなっている。出願人においてもプロセスカートリッジのリサイクル事業に従来より取り組んでいる。プロセスカートリッジのリサイクル形態について説明すると、プロセスカートリッジは、プロセスカートリッジにあらかじめ充填された現像剤が消費されて正常な画像が形成出来なくなった等により寿命をむかえる。寿命をむかえたプロセスカートリッジは、ユーザの元から回収されて、リサイクル拠点に集められリサイクルされる。拠点に集められたカートリッジは、仕分け・洗浄等の工程を経て、各部品レベルに分解され、
(1)検査工程等を経て再び同部品として再利用するもの
(2)クラッシュしてカートリッジの材料として再利用するもの
(3)カートリッジ以外の多用途の材料として再利用するもの
(4)熱源として再利用するもの
とに分別されてリサイクルされる。なお、(1)の検査工程にて検査落ちした部品は(2
)乃至(4)に分別される。
ここで、プロセスカートリッジを構成する現像ユニットにおいては、例えば、樹脂製の枠体から、枠体を構成する材料とは異なる異種材を用いている部品、すなわち主に金属製の部品等(規制部材支持部材、ローラ類など)を取り外し、分離する。そして、樹脂製の枠体は上記(2)または(3)、金属製の部品は主に(3)、として再利用される。プロセスカートリッジを構成するクリーニングユニットにおいても、例えば、樹脂製の枠体から、異種材である金属製の部品(クリーニング規制部材、ローラ類など)を取り外し分離され、同様に再利用される。したがって、リサイクルを行うためには、枠体から異種材の部品を容易に分離できる構成が望ましい。
本発明の目的は、リサイクル工程の短縮を図ることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の現像装置は、
トナーを担持する現像ローラと、
前記現像ローラ上に所定厚さのトナー層を形成するように構成されたブレード、
前記ブレードを支持し金属で形成された補強部材と、
トナーを収納する収納部を有し、前記収納部に通ずる開口が設けられた枠体と、
前記現像ローラが前記枠体の前記開口に対向するように設けられた現像装置において、
前記補強部材は、前記現像ローラの回転軸線方向に見ると、前記ブレードの短手方向である第1方向に延び且つ前記ブレードが支持される支持部と、前記支持部から前記第1方向に交差する第2方向に延びる脚部と、を含むL字形状を有し、
前記補強部材は、前記脚部が前記枠体に覆われるように前記枠体にインサート成形されることで前記枠体に保持され、
前記枠体の前記開口が設けられた面から前記第2方向に突出し前記脚部を保持する前記枠体の部分には、前記回転軸線方向に垂直な断面において、前記第1方向に凹んだ溝であって前記回転軸線方向に延びる溝が設けられていることを特徴とする
本発明によれば、リサイクル工程の短縮を図ることができる。
実施例1の現像ユニットの概略断面図 実施例1の画像形成装置及びプロセスカートリッジの概略断面図 実施例1の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例1の現像ユニットの長手方向端部の斜視図 実施例1の現像ユニット枠体の解体の説明図 実施例1の現像ユニット枠体の解体の説明図 実施例1の現像ユニットの切欠部の断面詳細図 実施例2および実施例3の現像ユニットの概略断面図 実施例2の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例3の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例3の現像ユニット枠体の解体の説明図 実施例4の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例4と類似のその他の実施例の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例5の現像ユニットの概略断面図 実施例5の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例5の現像ユニット枠体の解体の説明図 実施例6の現像ユニットの概略断面図 実施例6の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例6の現像ユニット枠体の解体の説明図 実施例6と類似のその他の実施例での現像ユニットの概略断面図 実施例7の現像ユニットの概略断面図 実施例8の現像ユニットの概略断面図 実施例9の現像ユニットの概略断面図 実施例9の現像ユニットの断面の概略斜視図 実施例9の現像ユニット枠体の解体の説明図 実施例10のクリーニングユニットの概略断面図 実施例10のクリーニングユニット枠体の解体の説明図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
本発明の実施例に係る画像形成装置について説明する。下記の説明では、画像形成装置の構成部材のうち、特に、プロセスカートリッジの構成について詳しく説明する。ここで画像形成装置とは、例えば電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。例として、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、電子写真ワードプロセッサ等が挙げられる。また、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体である感光ドラム等の構成を一体化して画像形成装置本体に対して着脱可能に構成したものである。装置本体とは、画像形成装置の構成部材のうちプロセスカートリッジ以外の構成部分を指す。また、プロセスカートリッジとは、現像ユニット、クリーニングユニット、回転体または像担持体としての感光ドラム、感光ドラムを支持する枠体を一体的にカートリッジ化したものを総称するが、これに制限されるものではない。例えば一例として、クリーニングユニットと感光ドラム、または、感光ドラムとプロセス手段を一体的にカートリッジ化したもの等でもよい。なお、プロセス手段とは、感光ドラムに作用するものである。その例としては、感光ドラムに作用する帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段等の他に、回転体または現像剤担持体としての現像ローラに現像剤としてのトナーを塗布するトナー供給ローラや、トナーの残量検知手段等も含む。
(1)画像形成装置A
図2を用いて、本実施例に係る画像形成装置Aについて説明する。図2(a)は、プロセスカートリッジBを装着した画像形成装置(レーザビームプリンタ)Aの概略構成を示す断面図である。図2(a)に示す画像形成装置Aでは、次のようにして記録材2に画像が形成される。まず、光学系1から画像情報に基づいた情報光(レーザ光)が感光ドラム7へ照射されて感光ドラム7上に静電潜像が形成され、この潜像がトナーで現像されてトナー像が形成される。このトナー像の形成と同期して給送カセット3から記録材2が搬送され、感光ドラム7に形成されたトナー像が転写ローラ4によって記録材2に転写される。そして、記録材2上に転写されたトナー像が定着手段5によって加熱・加圧されることで記録材2に定着され、その後、記録材2は排出部6へと排出される。
(2)プロセスカートリッジB
次に、図2(a),(b)を用いて、プロセスカートリッジBについて説明する。図2(b)は、本実施例のプロセスカートリッジBの概略構成を説明するための断面図である
。プロセスカートリッジBは、現像ユニットDとクリーニングユニットCとが相対的に回転可能に結合して構成されたものであって、画像形成装置Aに着脱可能に装着されている。現像ユニットDは、トナー(不図示)、現像ローラ12及びトナー供給ローラ16などで構成される現像手段と、現像手段とトナーを収納した枠体としての現像ユニット枠体8とを有する。ただし、トナー供給ローラ16は、プロセス手段に応じて適宜、構成が不必要となる場合もある。また、クリーニングユニットCは、感光ドラム7や、薄板部材としてのクリーニングブレード14等の構成部材と、これら構成部材を支持するクリーニングユニット枠体13とから構成されている。
まず、現像ユニットDの現像剤収納部としてのトナー収納部9に収納されたトナーは現像室10へと送り出される。現像ローラ12の周りには、現像ローラ12に接触して図2(b)に示す矢印E方向に回転するトナー供給ローラ16と、現像ローラ12上のトナー層を規制するための規制部材(薄板部材)としての現像ブレード11が配置されている。これらの構成により、所定の厚みのトナー層が現像ローラ12の表面に形成される。次に、現像ローラ12の表面に形成されたトナーが、感光ドラム7上に形成された潜像に対応して感光ドラム7へと転移されることによって感光ドラム7上にトナー像が形成される。そして、転写ローラ4によって感光ドラム7上のトナー像が記録材2に転写された後は、クリーニングブレード14によって感光ドラム7に残留したトナーが掻き落とされて除去され、廃トナー収納室15に残留トナーが回収(除去)される。その後、感光ドラム7の表面が帯電手段(プロセス手段)としての帯電ローラ18によって一様に帯電され、光学系1による潜像形成が可能な状態となる。
なお、図2(b)において、現像ブレード11、クリーニングブレード14は、現像ローラ12、感光ドラム7と重なったように図示されているが、実際は、相手部材との当接によって変形した(たわんだ)状態で組み付けられるものである。図1等の他の図においても同様である。
(3)現像ユニットD
図1、図3を参照して、現像ユニットDの構成において着目すべき構成を詳細に説明する。図1は、現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、着目すべき構成のみを表示している。図3は、図1で示す現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図である。すなわち図3に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面(図1に対応する断面)となっている。(ただし、現像ブレード11と現像ローラ12は不図示。)
(3−1)現像ユニット枠体
まず、現像ユニット枠体8について説明する。現像ユニット枠体8は、現像ユニット枠体容器81と現像ユニット枠体底面82とでトナー収納部9を構成し、現像ユニット枠体8は、これら両者を総称する名称として以下では記述している。現像ユニット枠体8は、HIPS(ハイ・インパクト・ポリスチレン)等の樹脂を用いて、金型を用いた樹脂成形で製造される。
トナーはトナー収納部9(現像剤収納部)から、現像ユニット枠体容器81の一部で構成されるトナー排出口21(開口部)を介して排出される。そして、トナー供給ローラ16(不図示)と、現像ブレード11によって、トナー層が現像ローラ12の表面に長手方向に均一に形成される。
ここで、現像ローラ12表面に均一にトナー層を形成するため、現像ブレード11は、現像ローラ12に対して当接し、当接圧を長手方向にわたって均一にすることが望ましい。つまり、視点を変えれば、現像ブレード11が現像ローラ12から長手方向にわたって
当接圧の力を付加されても、現像ブレード11の変形の挙動が長手方向にわたって変化しにくく、長手方向の波打ち等の変形量が小さいことが望ましい。この状況は、力学的な観点から鑑みれば、現像ブレード11が長手方向にわたって等分布荷重を付加されている状況に類似する。そのため、現像ブレード11、および、薄板部材取付部としての、現像剤ブレード11が取り付けられる現像ユニット枠体8の現像ブレード取付部22の構成において、長手方向にわたっての曲げ変形を小さくする構成が望ましい。すなわち、現像ブレード取付部22において、長手方向の曲げ変形に対する剛性(容器の強度)を補強する構成が望ましい。したがって、この構成を実現するため、現像ブレード取付部22において、現像ユニット枠体容器81の内部に、インサート成型を用いることで補強部材23を埋め込んでいる。
補強部材23は、ここでは、金属である鋼板の材質を用い、断面方向においてL字型に屈曲している形状の構成であり、一般的に剛性を代表する物性値、ヤング率はおおよそ2.2×10GPaである。一方、現像剤ユニット枠体8は、HIPS等の樹脂で、ヤング率はおおよそ2.3GPaである。よって、単純に材料単体として比較しても、補強部材23が現像剤ユニット枠体容器81の剛性を十分に補完している。なお、補強部材23は、ここでは金属の鋼板で断面方向の形状はL字型であったが、これに制限されるものではない。他の材質・形状、例えば、他の金属、更には、現像剤ユニット枠体8を構成する樹脂と同じく樹脂であって、かつ現像剤ユニット枠体8を構成する樹脂より材料剛性の高い樹脂、を用いた部材等でもよい。
なお、現像ブレード11は、ゴムや金属などで構成される、そして、現像ブレード11は、現像ユニット枠体8においてトナー排出口21よりも外側に設けられた現像ブレード取付部22における現像ブレード取付面30に取り付けられている。ここで、現像ブレード取付面30は、樹脂製である現像ユニット枠体容器81の表面上に形成されている。すなわち、現像ブレード11は、樹脂の表面上に取り付けられている構成である。
また、現像ユニット枠体容器81において、現像ブレード取付部22は、容器より突出した位置に配されている。これは、下記二つの理由による。それは、一つ目として、トナー排出口21に対する現像ローラ12の位置関係を所望の位置に配するため、現像ブレード11の位置関係が本構成の位置に制限されるため、である。また、二つ目として、排出口21を封止するシール部材(不図示)の貼り付け面を排出口21の周囲に確保する必要があるためである。すなわち、現像ユニットDの使用前つまり未開封時にトナー漏れを防止するため、未開封時にトナー排出口21の周囲をシール部材で覆う必要がある。そのシール部材とトナー排出口21の周囲とを貼り合わせる座面(不図示)を、現像ユニット枠体容器81の上に形成する関係上、本構成の位置関係を採用せざるを得ない。上記二つの複合的な理由によって、本実施例の構成が示す位置関係となり、現像ブレード取付部22は、容器より突出した、とみなせる位置関係になる。
切欠部24の構成について説明する。切欠部24は、現像ブレード取付部22において、図1で示すように補強部材23の近傍に断面方向で補強部材23と重なる位置に配置されている。ここで、切欠部24の切欠は、補強部材23まで届いていない(貫通していない)構成である。これは、後述する現像ユニットDの機能時に、現像剤ユニット枠体容器81の剛性を保つためである。加えて、切欠部24は、現像ブレード取付部22よりもトナー排出口21に近い位置において、図3で示すように、現像ブレード取付部22の長手方向に沿って平行に連続的に設けられている。この切欠部24の構成は、現像ユニット枠体8と同時に金型を用いた樹脂成形で製造される。なお、現像ユニット枠体容器81には、補強部材23の同一面上において切欠部24と並ばない、切欠部24から離れた位置に補強部材23を露出させる露出部29が設けられている。具体的には本実施例では、図1に示すように補強部材23を介して切欠部24と対向する位置に露出部29を設けている
プロセスカートリッジB、その中でも現像ユニットDのリサイクルについて説明する。この中で、切欠部24の構成とその効果についても詳細に説明する。加えて、リサイクルを促進させるその他構成についても説明する。
[プロセスカートリッジのリサイクル]
上記のとおり、寿命をむかえたプロセスカートリッジBは、ユーザの元から回収されて、リサイクル拠点に集められリサイクルされる。拠点に集められたカートリッジは、仕分け・洗浄等の工程を経て、各部品レベルに分解され、分別されてリサイクルされる。下記では、プロセスカートリッジBの中でも、現像ユニットDのリサイクル作業について説明する。まず、現像ユニットDのリサイクル工程について説明する。その後、比較例として、本発明の実施例ではない、切欠部24が無い構成における、現像ユニットDのリサイクル工程について説明する。そして、本発明の実施例の構成が、切欠部24が無い構成よりも更にリサイクルを促進する構成であることを説明する。
(1)現像ユニットDのリサイクル工程
まず、現像ユニットDから、下記の構成を取り外し、分離する。その取り外す構成とは、側面の枠体(不図示)、トナー供給ローラ16、現像ローラ12、現像ブレード11、等である。これらを取り外す工程の説明は省略する。上記を分離した後の現像ユニットDの状態は、補強部材23が内部にインサート成形された現像ユニット枠体8のみの状態である。この状態において、この現像ユニット枠体8から補強部材23を取り外し分離する工程を下記で説明する。
図5、図6を参照して説明する。図5は、現像ユニット枠体8の解体の説明図で工程(a)・(b)の図である。また、図6は、図5の工程に引き続き、現像ユニット枠体8の解体の説明図で工程(c)・(d)の図である。まず、工程(a)では、ペンチ41等を用いて、長手方向の任意の一点で、現像ブレード取付部22の先端である、現像ブレード取付部22の先端部28を力(A)を付加し掴む。そして、ペンチ41に、図中で示すモーメント(B)を付加する。次に、工程(b)では、モーメント(B)を徐々に増加し、現像ユニット枠体8を撓ませる。すると、ある閾値を超えモーメント(C)に達すると、切欠部24の部分に応力集中が生じ、亀裂部44が発生する。
次に、工程(c)では、上記工程(a)および工程(b)と同じ工程を長手方向の複数点でおこなうことで、亀裂部44を長手全般にわたって拡大させる。すると、現像ユニット枠体容器81と、現像ブレード取付部22となる先端部28と、を連結する部分は補強部材23のみとなる。この状態において、ペンチ41に図中で示す力(D)を付加すると、現像ブレード取付部22が取り付けられる先端部28が現像ユニット枠体容器81から取り外され、分離できる。これは、補強部材23と現像ユニット枠体容器81の異種材の間の接合界面で滑りが生じるためである。これにより、現像ユニット枠体容器81は、補強部材23から分離される第1部分と、補強部材23とともに第1部分から分離される第2部材と、に分離される。この分離破壊は、第1部分と第2部分との境目における現像ユニット枠体容器81の肉厚を切欠部24によって部分的に薄くすることで発生させることができる。本実施例では、現像ユニット枠体容器81において補強部材23と接する接合面の裏側の面上に切欠部24を設け、亀裂部44による割れが上記接合面上で発生するように構成している。これにより、トナー収納部9やトナー排出口21を備えた第1部分から補強部材23から分離し、補強部材23を備えた第2部分が第1部分から分離するようにしている。
最後に、工程(d)では、現像ユニット枠体容器81から分離された現像ブレード取付
部22の先端部28、すなわち第2部分に対して、現像ブレード取付部22の先端部28と補強部材23の界面にマイナスドライバ42等の工具を挿入する。これにより、上記界面に発生する隙間をこじあけ、枠体81から補強部材23を取り外し、分離する。
上記のような工程を経て、現像ユニットDのリサイクル工程が進行される。上記で説明したように、実施例1の構成は、現像ユニット枠体容器81から補強部材23を容易に分離することができる。ここで着目したいのは、切欠部24が、現像ユニット枠体容器81から補強部材23を取り外し分離するきっかけとなっている点である。切欠部24によって、容易に分離できる効果が発揮される。
なお、現像ブレード取付部22において切欠部24が無い場合、ペンチ41でモーメントを付加しても、所定の場所に応力が集中しない恐れがある。つまり、モーメントを増加して亀裂を発生させても、亀裂が発生する部位が予測できず、解体する現像ユニット枠体8毎に亀裂の位置が変化し得る。そのため、切欠部24が無い構成においては、現像ユニット枠体8から補強部材23を分離できる構成になってはいるが、解体する現像ユニット枠体8毎に、発生した亀裂を探す行為や亀裂の場所によって工程を変更する等行わなければならない。したがって、現像ユニット枠体8から補強部材23を分離する工程に手間がかかる、若しくは工程の内容が変化し予測できない状況が生じ得ていた。
一方、本発明の実施例の構成においては、部分的に剛性(強度)が弱い切欠部24が設けられた構成とし、分離する工程で切欠部24に応力が集中するようにし、形成される亀裂部44が所定の位置となるようにされている。したがって、本発明に係る構成とすることにより、現像ユニット枠体8から補強部材23を分離する工程において、変則的な作業を生じさせ、作業性を低下させることなく、リサイクルを容易とすることができる。
(2)現像ユニットDの長手方向端部
図4を用いて、本発明の実施例である現像ユニットDにおいて、長手方向端部の構成を説明する。図4は、現像ユニットDの長手方向端部の斜視図である。図4で示すように、補強部材23の長手方向の端部は、端部露出部27を有し、現像ユニット枠体容器81の長手方向端部から露出している構成をとっていることが望ましい。これは、下記二つの効果が期待できるからである。一つ目として、現像ユニット枠体容器81から異種材の部品である補強部材23を分離し易いために、端部もその分離のきっかけの一部となり得るからである。二つ目として、現像ユニットDを視認して、現像ユニット枠体容器81の内部に異種材の部品である補強部材23が存在することが明らかになるからである。
(3)現像ユニットDの機能時と解体時の変形挙動の差異
次に、現像ユニット枠体容器81に対して、付加される力およびモーメントが現像ユニットDの機能時と解体時とでは異なることを説明する。そして、その力およびモーメントに対し変形する挙動が、現像ユニットDの機能時と解体時とでは異なるよう、切欠部24が配置されていることを説明する。
図7を用いて説明する。図7は、現像ユニットDの切欠部24の断面詳細図である。まずはじめに、現像ユニットDの機能時について説明する。機能時とは、プロセスカートリッジBの未開封状態、およびプロセスカートリッジBが画像形成装置Aに搭載され使用されている状態である。この状態では、現像ブレード11(不図示)が現像ローラ12(不図示)に当接している。そのため、現像ブレード取付部22が、図7中で示す矢印F方向に力を受ける(実際には、現像ブレード11の先端に現像ローラ12から力を受けているが、現像ブレード11は薄板部材のため、おおよそこのように解釈して差し支えない)。このとき、現像ブレード取付部22は、補強部材23によって、現像ユニット枠体容器81の剛性が補強され、主に補強部材23が力を受けている状態である。一方、切欠部24
も若干力を受けるが、切欠部24を中心としたモーメントが生じにくい方向へ向かう力であるため、切欠部24に亀裂は生じない。このため、この力に対する現像ブレード取付部22の変形の挙動は安定する。なお、前述のように、切欠部24の切欠は補強部材23まで届いていない(貫通していない)構成であるが、これも剛性を補強する一因を担っている。
一方、現像ユニットDの解体時について説明する。解体時とは、上記の「現像ユニットDのリサイクル工程」の項で説明した状態である。すなわち、現像ユニット枠体8から補強部材23を取り外し分離する工程においてはじめの工程、つまり図5の工程(a)の状態である。このとき、現像ブレード取付部22は、ペンチ41を介して力を加えることにより、図7中で示す矢印M方向に切欠部24を中心としたモーメントが生じ、変形する。すると、切欠部24に引張応力が集中する。したがって、加えた力によって発生するモーメントをより大きくなるようにし、変形がある閾値を超えると、図5の工程(b)で示すように切欠部24に亀裂部44が発生し、変形の挙動は大きく変化する。そして、最終的には破壊に至る。
上記のように、現像ブレード取付部22において、現像ユニットDの機能時には変形の挙動が安定し、解体時には変形の挙動が大きく変化するよう、切欠部24は配置されている。つまり、現像ユニットDの機能時には補強部材23の機能を発揮しプロセスカートリッジの性能としての機能を妨げること無く、そして、解体時には容易に現像ユニット枠体容器81から補強部材23を分離し易いよう、切欠部24は配置されている。これが、本発明の実施例における構成の特徴である。
なお、現像ユニット枠体容器81から補強部材23が露出している部分である露出部29は、樹脂成形で現像ユニット枠体8の製造時に補強部材23と固定金型とが接触する部分である。切欠部24は、現像ユニット枠体8において露出部29と離れた位置に形成されていることにより、現像ユニット枠体容器81から補強部材23を分離する際に切欠部24を起点として亀裂部44が形成されるようにしている。このような本発明の実施例における構成を採用することによって、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
ここで、本実施例において「切欠部」とは、切り欠いて形成されたような形状部を意味し、金型成形において最初からそのような形状に形成される形状部のことを指している。しかしながら、金型成形の後に切削加工等によってそのような形状に形成される形状部、すなわち、実際に枠体の一部を切り欠くことで形成される形状部によって「切欠部」を構成してもよい。
(実施例2)
図8、図9を用いて本発明の実施例2について説明する。実施例1のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図8は、実施例2における現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、実施例1における図1に相当する図である。また、図9は、図8で示す実施例2における現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図であり、実施例1における図3に相当する図である。すなわち図9に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面(図8に対応する断面)となっている。
(切欠部の構成)
実施例2においても、着目すべき構成は実施例1と同様に切欠部24の構成である。実施例2の切欠部24は、現像ブレード取付部22において、図8で示すように長手方向と直交する断面における現像ブレード取付部22の突出方向において、補強部材23と現像
ユニット枠体容器81の間に配置されている。つまり、補強部材23の法線方向において、実施例1では露出部29と重なる位置に切欠部24を設けたが、本実施例では露出部29と重ならない位置に切欠部24を設けた。より具体的には、切欠部24は、断面方向で現像ブレード取付部22が現像ユニット枠体容器81に取り付いている根元であって補強部材23(との接合部)よりも根元側に配置されている。加えて、切欠部24は、現像ブレード取付部22において、図9で示すように長手方向に沿って連続的に設けられている。このような実施例2の構成を採用しても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例3)
図10および図11を用いて本発明の実施例3について説明する。実施例2のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図10は、実施例3における現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図であり、実施例2における図9に相当する図である。すなわち図10に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面となっている。また、図11は、実施例3における現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、実施例1の図5に相当する図である。
(切欠部および切欠連結部の構成)
実施例3においても、着目すべき構成は実施例1、2と同様に切欠部24の構成である。切欠部24は、実施例2と同様、現像ブレード取付部22において、図10で示すように長手方向と直交する断面における現像ブレード取付部22の突出方向において、補強部材23と現像ユニット枠体容器81の間に配置されている。つまり、補強部材23の法線方向において、露出部29と重ならない位置に切欠部24を設けた。そして、切欠部24は、断面方向で現像ブレード取付部22が現像ユニット枠体容器81に取り付いている根元に配置されている。
本実施例では、実施例2と異なり、切欠部24が現像ブレード取付部22において、図10で示すように長手方向に沿って断続的に設けられている。この構成は、実施例2の構成において長手方向に沿って連続的に設けられている切欠部24が、長手方向で数箇所、切欠連結部45によって遮断されている構成である。
この切欠連結部45の構成は、下記の効果がある。それは、実施例2の構成と比較して、現像ブレード取付部22において、現像ユニットDの機能時の変形に対する剛性を上げる効果である。すなわち、実施例1における「現像ユニットDの機能時と解体時の変形挙動の差異」の項において述べた付加される力に対して、現像ブレード取付部22の変形に対する剛性を、実施例2の構成と比較して上げる効果がある。なお、切欠連結部45の個数は、図10図中では3箇所であるが、これに制限されるものではなく、切欠連結部45の個数および長さは、上記の効果および下記のリサイクルの観点から、適宜適切に選択される。
(現像ユニットDのリサイクル工程)
次に、上記の切欠部24および切欠連結部45の構成を採用した現像ユニット枠体8に対して、リサイクル工程を説明する。つまり、この現像ユニット枠体8から補強部材23を取り外し分離する工程である。図11を用いて説明する。図11は、現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、最初の工程を示す図である。まずはじめの工程では、図11で示すように、ニッパ43等の工具を用いて、長手方向の全ての箇所の切欠連結部45を切断し破壊する。次に、引き続く工程では、実施例1における発明の形態で説明したリサイクル工程の工程(a)より下流の工程と同等となる(図5および図6を参照)。すなわち、切欠連結部45は、現像ユニット枠体容器81が切欠部24によって第1部分と第2部
分とに分離される前に破壊される部分である。以上のような実施例3の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例4)
図12を用いて本発明の実施例4について説明する。実施例1、2のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図12は、実施例4における現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図であり、実施例2における図9に相当する図である。すなわち図12に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面となっている。
(切欠部の構成)
実施例4における発明の形態においても、着目すべき構成は実施例1と同様に切欠部24の構成である。切欠部24の構成について下記で説明する。
切欠部24は、現像ブレード取付部22において、図12で示すように補強部材23の近傍に長手方向に両端から中央に向かって傾斜して連続的に設けられている。つまり、切欠部24は、長手方向の一端から他端にかけての途中で延びる方向を変化させて延びており、長手方向に渡って断面方向の位置が連続的に移動している構成である。そして、長手方向両端部が、実施例2の説明に使用した図8で示す断面図で、長手方向中央が実施例1の説明に使用した図1で示す断面図となっている構成である。ここで、切欠部24の切欠は、補強部材23まで届いていない(貫通していない)構成である。以上のような、実施例4の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
なお、更に、その他の実施例として、実施例1〜4の構成における特徴的な構成を複合的に混在した構成であってもよい。例えば、現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図である図13で示すように、切欠部24が、現像ブレード取付部22において、長手方向の一端側から他端側に向かって傾斜した方向に直線的に設けられている構成、等であってもよい。また、例えば、切欠部24が、現像ブレード取付部22において、長手方向に両端から中央に向かって傾斜して「断続的に」設けられている構成(不図示)、等であってもよい。
(実施例5)
図14、図15および図16を用いて本発明の実施例5について説明する。実施例1のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図14は、実施例5における現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、実施例1における図1に相当する図である。また、図15は、図14で示す実施例5における現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図であり、実施例1における図3に相当する図である。すなわち図15に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面(図14に対応する断面)となっている。そして、図16は、実施例5における現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、実施例1の図5に相当する図である。
(切欠部および切欠連結部の構成)
実施例5において着目すべき構成は切欠部24の構成である。切欠部24は、図14で示すように補強部材23の近傍に、現像ブレード取付面30において、断面方向で補強部材23と重なる位置に配置されている。ここで、切欠部24の切欠は、補強部材23まで届いている構成である。つまり、断面方向において、切欠部24がある断面では、切欠部24を介して補強部材23が外界へ露出している構成である。つまり、切欠部24で露出される補強部材23の面が、露出部29によって露出された補強部材23の面と交差する
ように切欠部24と露出部29が現像ユニット枠体8に設けられている。
加えて、切欠部24は、現像ブレード取付面30において、図15で示すように長手方向に沿って断続的に設けられている。この構成は、長手方向に沿って形成されている切欠部24が、長手方向で数箇所、切欠連結部45によって分断されている構成である。
現像ブレード取付部22において、上記のように配置している切欠部24および切欠連結部45は、下記の効果がある。それは、実施例1の構成と比較して、現像ブレード取付部22において、現像ユニットDの機能時の変形に対する剛性を上げる効果である。すなわち、実施例1における「現像ユニットDの機能時と解体時の変形挙動の差異」の項において述べた付加される力に対して、現像ブレード取付部22の変形に対する剛性を、実施例1の構成と比較して上げる効果がある。
なお、上記でも述べたように切欠部24の切欠は補強部材23まで届いている(貫通している)が、この切欠部24の存在によって、現像ユニットDの機能時の変形に対する剛性が大きく変化することは無い。なぜなら、本実施例5の構成における切欠部24の配置位置は、現像ユニットDの機能時の変形に対する剛性に影響を及ぼしにくい配置位置となっているからである。また、切欠が補強部材23まで届いていることで、視認も可能となっている。なお、切欠連結部45の個数は、図15図中では3箇所であるが、これに制限されるものではなく、切欠連結部45の個数および長さは、上記の効果および下記のリサイクルの観点から、適宜適切に選択される。
(現像ユニットDのリサイクル工程)
図16を用いて、上記の切欠部24および切欠連結部45の構成を採用した現像ユニット枠体8に対して、リサイクル工程を説明する。つまり、この現像ユニット枠体8から補強部材23を取り外し分離する工程である。図16は、現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、最初の工程である工程(a)とその次の工程(b)を示す図である。まずはじめに、工程(a)では、図16で示すように、ニッパ43を用いて図中で示す力(A)を付加し、長手方向の全ての箇所の切欠連結部45を切断し破壊する。すると、現像ユニット枠体容器81と現像ブレード取付部22の先端部28とを連結する部分は補強部材23のみとなる。
次に、工程(b)では、図16で示すように、ペンチ41等の工具を用いて、現像ブレード取付部22の先端部28を力(B)を付加し掴む。この状態において、ペンチ41に図中で示す力(C)を付加すると、現像ブレード取付部22の先端部28が現像ユニット枠体容器81から取り外され、分離できる。これは、補強部材23と現像ユニット枠体容器81の異種材の間の接合界面で滑りが生じるためである。次に、引き続く工程では、実施例1において説明したリサイクル工程の工程(a)より下流の工程と同等となる。(図5および図6を参照。)
実施例5では、長手方向に渡って、切欠が補強部材23に届いている切欠部24および切欠連結部45が配置されている構成としているが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、断面方向において類似の位置(図示した位置と同等の位置)に、実施例1乃至4のいずれかに記載の実施例等で示した、切欠が補強部材23に届いていない切欠部24が配置されている構成(不図示)であってもよい。同様の効果が期待できるからである。また、切欠が補強部材23に届いていない切欠部24の構成と、切欠が補強部材23に届いている切欠部24の構成とが、複合的に混在して適切に配置された構成であってもよい。以上のような実施例5の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例6)
図17、図18および図19を用いて本発明の実施例6について説明する。実施例1のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図17は、実施例6における現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、実施例1における図1に相当する図である。また、図18は、図17で示す実施例6における現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図であり、実施例1における図3に相当する図である。すなわち図18に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面(図17に対応する断面)となっている。そして、図19は、実施例6における現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、実施例1の図5に相当する図である。
本発明の実施例6の構成は、図17、図18で示すように、現像ユニット枠体容器81の現像ブレード取付部22に、容器の剛性を補強する等のためのリブ47が、断面方向に渡って設けられている構成に対して適応される。そのため、実施例6の構成は、独立して適応される場合もあれば、その他の実施例のいずれかに記載の構成と効果的に組み合わせて適用される場合もあり、適宜必要に応じて選択的に採用される。下記では、一例として、本発明の実施例6の構成を実施例1の構成に組み合わせた構成を用いて説明するが、これに制限されるものではなく、同様の効果が期待できる構成であればよい。
(リブ切欠部の構成)
実施例6における発明の形態において、着目すべき構成はリブ47の肉厚を部分的に薄くする薄肉部としてのリブ切欠部26の構成である。リブ切欠部26の構成について下記で説明する。リブ切欠部26は、現像ブレード取付部22に配置されているリブ47において、図17、図18で示すように補強部材23の近傍に断面方向に沿って連続的に配置される。そして、リブ切欠部26は、リブ47の根元近傍で根元を辿って配置される。加えて、リブ切欠部26は、リブ47の両側に配置される。
(現像ユニットDのリサイクル工程)
図19を用いて、上記のリブ切欠部26の構成を採用した現像ユニット枠体8に対して、リサイクル工程を説明する。つまり、この現像ユニット枠体8から補強部材23を取り外し分離する工程である。図19は、現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、最初の工程である工程(a)とその次の工程(b)を示す図である。まずはじめに、工程(a)では、図19で示すように、ニッパ43を用いて図中で示す力(A)および力(B)を付加し、リブ47の根元を辿っているリブ切欠部26を全て切断し破壊する。そして、リブ47の部分を取り除く。
次に、工程(b)では、図19で示すように、ペンチ41等の工具を用いて、長手方向の任意の一点で、現像ブレード取付部22の先端部28を力を付加し掴む。そして、ペンチ41に、図中で示すモーメント(C)を付加する。更に、モーメント(C)を徐々に増加すると、ある閾値を超えた時点で、切欠部24の部分に応力集中が生じ、亀裂部44が発生する。次に、引き続く工程では、実施例1において説明したリサイクル工程の工程(c)より下流の工程と同等となる。(図6を参照。)
上記実施例6の構成では、リブ切欠部26は、リブ47において断面方向に沿って連続的に配置されていたが、これに制限されるものではなく、リブ切欠部26は、リブ47において断面方向に沿って断続的に配置されている構成(不図示)であってもよい。また、現像ユニットDの概略構成を説明する断面図である図20で示すように、リブ47において、リブ47を貫通しているリブ切欠部26(貫通部)が断面方向に沿って断続的に配置されている構成でもよい。つまり、リブ切欠部26とリブ切欠連結部49とが交互に繰り返す構成である。同様の効果が期待できる構成であるからである。なお、リブ切欠連結部
49の個数は、図20図中で示す構成に制限されるものではなく、リブ切欠連結部49の個数および長さは、上記で記述した容器の剛性を補強およびリサイクルの観点から、適宜適切に選択される。
また、実施例6の構成の一例として説明している図17、図18および図19では、リブ47およびリブ切欠部26の位置は、図中で示すように長手方向における中央であったが、これに制限されるものではない。例えば、長手方向において任意の配置の構成(不図示)であってもよい。また、リブ47およびリブ切欠部26が、長手方向において複数箇所に配置されている構成(不図示)であってもよい。更には、リブ47が断面で形成される平面に対して傾斜している構成(不図示)であってもよい。同様の効果が期待できる構成であるからである。以上の実施例6の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例7)
図21を用いて本発明の実施例7について説明する。実施例1のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図21は、実施例7における現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、実施例1における図1に相当する図である。
本発明の実施例7の構成は、実施例1の構成との差異として、現像ブレード11が、現像ユニット枠体容器81から露出している補強部材23に取り付けられている構成である。すなわち、補強部材23が、現像ブレード11が取り付けられる、薄板部材取付部としての現像ブレード取付部22を有しており、補強部材23の露出部29を現像ブレード取付面30として構成するものである。この構成は、現像ブレード11の材質・形状等によって、適宜選択的に採用される構成の一つである。
一方、切欠部24は、実施例1とほぼ同様であるが、図21で示すように現像ユニット枠体容器81において、現像ブレード取付部22の近傍で、断面方向で補強部材23と重なる位置に配置されている。ここで、切欠部24の切欠は、補強部材23まで届いていない(貫通していない)構成である。加えて、切欠部24は、長手方向に沿って連続的に設けられている。なお、この部分の構成は、その他の実施例のいずれかに記載の構成と効果的に組み合わせた構成(不図示)であってもよく、切欠が補強部材23まで届いている切欠部24等を含む構成であってもよい。適宜必要に応じて選択的に採用される。
なお、本発明の実施例7の構成を採用した現像ユニット枠体8に対してのリサイクル工程、すなわち、この現像ユニット枠体8から補強部材23を分離する工程の説明は、実施例1と同様であるため、説明は省略する。以上のような実施例7の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例8)
図22を用いて本発明の実施例8について説明する。実施例1のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図22は、実施例8における現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、実施例1における図1に相当する図である。
本発明の実施例8は、実施例1の構成との差異として、実施例1では図1の断面方向でL字型に屈曲していた補強部材23が、実施例8の構成では鏡面に対称に映した逆L字に屈曲した形態で現像ブレード取付部22に配置されている構成である。この補強部材23を含む構成は、容器の強度の補強と容器の製造との観点から、適宜選択的に採用される構
成の一つである。なお、補強部材23の形状は、これに制限されるものではなく、上記二つの観点から導出される適切な形状の構成(不図示)であってもよい。
一方、切欠部24の構成は、実施例1と同様であるため、説明は省略する。なお、この部分の構成は、その他の実施例のいずれかに記載の構成と効果的に組み合わせた構成(不図示)であってもよく、切欠が補強部材23まで届いている切欠部24等を含む構成であってもよい。適宜必要に応じて選択的に採用される。
なお、本発明の実施例8に係る現像ユニット枠体8のリサイクル工程では、実施例1同様、ペンチ41等の工具を用いて、現像ブレード取付部22の先端部28を掴み、現像ユニット枠体8を撓ませ、切欠部24の部分に集中を生じさせ、亀裂部44を形成する。この亀裂部44で現像ユニット枠体容器81は、補強部材23から分離される第1部分と、補強部材23とともに第1部分から分離される第2部材と、に分離される。ここで本実施例では、補強部材23を備えた第2部材は、トナー収納部9やトナー排出口21を備えた部分とし、現像ブレード取付部22となる先端部28を備えた部分とした実施例1と異なる。つまり、現像ユニット枠体容器81に補強部材23が一体となった状態で、現像ブレード取付部22の先端部28が現像ユニット枠体容器81から分離される。従って、現像ユニット枠体容器81から現像ブレード取付部22の先端部28を分離後、実施例1では現像ブレード取付部22の先端部28から補強部材23を分離した。しかし、本実施例では現像ユニット枠体容器81から補強部材23を分離する点で異なる。なお、現像ユニット枠体容器81から補強部材23を分離する場合にあっても、実施例1同様、現像ユニット枠体容器81と補強部材23の界面に発生する隙間をこじあけるようにして現像ユニット枠体容器81から補強部材23を取り外し、分離する。以上のような実施例8の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例9)
図23、図24および図25を用いて本発明の実施例9について説明する。実施例1、5、7のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図23は、実施例9における現像ユニットDの概略構成を説明するための断面図であり、実施例1における図1に相当する図である。また、図24は、図23で示す実施例9における現像ユニットDの断面の位置から長手方向を見渡す斜視図であり、実施例1における図3に相当する図である。すなわち図24に示した現像ユニットDにおける手前側の側面は現像ユニットDの断面(図23に対応する断面)となっている。そして、図25は、実施例9における現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、実施例1の図5に相当する図である。
本発明の実施例9の構成では、図23、図24で示すように、実施例7の構成と同様に、現像ブレード11が、現像ユニット枠体容器81から露出している補強部材23に取り付けられている構成である。すなわち、補強部材23が、現像ブレード11が取り付けられる、薄板部材取付部としての現像ブレード取付部22を有している。その現像ブレード取付部22は、実施例1の構成との差異として、容器のトナー収納部9と近接する位置に配されている。これは、実施例1においても述べたように、トナー排出口21に対する現像ローラ12の位置関係と、トナー漏れを防ぐシール部材とトナー排出口21の周囲とを貼り合わせる座面(不図示)の位置関係と、の二つの複合的な理由によるものである。実施例1の場合と比較して各々の箇所の所望される位置関係が変更になったとき、本発明の実施例9が示す位置関係の構成となり得る。
また、本発明の実施例9の構成は、実施例1の構成との差異として、実施例1では図1の断面方向でL字型に屈曲していた補強部材23が、実施例9の構成では上下で逆のL字
に屈曲した形態で配置されている構成である。
(切欠部および切欠連結部の構成)
更に、本発明の実施例9の構成において、着目すべき構成は、実施例5の構成と同様に、切欠部24が配置されている構成である。切欠部24は、現像ユニット枠体容器81において、図23および図24で示すように現像ブレード取付部22の近傍で、断面方向で補強部材23と重なる位置に配置されている。ここで、切欠部24の切欠は、補強部材23まで届いている(貫通している)構成である。加えて、切欠部24は、図24で示すように長手方向に沿って断続的に設けられている。この構成は、長手方向に沿って形成されている切欠部24が、長手方向で数箇所、切欠連結部45によって遮断されている構成である。
なお、切欠連結部45の個数は、図24図中では3箇所であるが、これに制限されるものではなく、切欠連結部45の個数および長さは、適宜適切に選択される。また、この切欠部24の部分の構成は、その他の実施例のいずれかに記載の構成と効果的に組み合わせた構成(不図示)であってもよく、切欠が補強部材23に届いていない切欠部24等を含む構成であってもよい。適宜必要に応じて選択的に採用される。
(現像ユニットDのリサイクル工程)
図25を用いて、上記の切欠部24および切欠連結部45の構成を採用した現像ユニット枠体8に対して、リサイクル工程を説明する。つまり、この現像ユニット枠体8から補強部材23を取り外し分離する工程である。図25は、現像ユニット枠体8の解体の説明図であり、最初の工程を示す図である。まずはじめの工程では、図25で示すように、ニッパ43を用いて、長手方向の全ての箇所の切欠連結部45を切断し破壊する。次に、引き続く工程では、詳細な説明は省略するが、現像ユニット枠体容器81と切り離された現像ユニット枠体容器81の先端である先端部53を、マイナスドライバ42やペンチ41等の工具を利用して取り除く。そして、現像ユニット枠体容器81から補強部材23を取り外し分離する。以上のような実施例9の構成を採用することによっても、枠体から異種材の部品を分離し易い現像ユニット枠体8、すなわち現像ユニットDを実現できる。
(実施例10)
図26および図27を用いて本発明の実施例10について説明する。実施例1のものと同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図26は、実施例10におけるクリーニングユニットCの概略構成を説明するための断面図である。また、図27は、実施例10におけるクリーニングユニット枠体13の解体の説明図である。
本発明の実施例10の構成は、クリーニングユニットCに対し採用される構成である。この構成の着目すべき点を図26を用いて下記で説明する。図26では、本発明の実施例10の構成において、着目すべき構成のみを示している。まず、クリーニングユニット枠体13は、廃トナー収納室15を構成し、クリーニングブレード14(ブレード部材)および帯電ローラ18(不図示)を支持する。そして、クリーニングユニット枠体13は、現像ユニット枠体8と同様に、HIPS(ハイ・インパクト・ポリスチレン)等の樹脂を用いて、金型を用いた樹脂成形で製造される。クリーニングブレード14は、感光ドラム7に残留したトナーを掻き落として除去し、廃トナー収納室15に残留トナーを回収(除去)する。
ここで、感光ドラム7に残留したトナーを掻き落として除去するためには、クリーニングブレード14は、感光ドラム7に対して当接し、当接圧を長手方向にわたって均一にすることが望ましい。すなわち、薄板部材取付部としての、クリーニングブレード14が取
り付けられるクリーニングユニット枠体13のクリーニングブレード取付部51において、長手方向の曲げ変形に対する剛性を補強する構成が望ましい。現像ユニットDの現像ブレード取付部22の構成と同様に理由である。したがって、この構成を実現するため、図26で示すように、クリーニングブレード取付部51において、クリーニングユニット枠体13の内部に、インサート成型を用いて、クリーニングブレード14を支持するための補強部材23を一部埋め込んでいる。現像ユニットDの現像ユニット枠体8と同様である。そして、補強部材23の先端にクリーニングブレード14を取り付けている。補強部材23は、ここでは、金属の鋼板の材質を用い、断面方向において上下で逆のL字型に屈曲している形状の構成であるが、これに制限されるものではなく、他の材質・形状であってもよい。クリーニングブレード14の配置と剛性の補強の観点から、適宜適切に選択される。また、クリーニングブレード14は、ゴムなどで構成され、感光ドラム7に対して当接する。
(切欠部の構成)
次に、切欠部24の構成について説明する。切欠部24は、クリーニングブレード取付部51において、図26で示すように補強部材23の近傍に、断面方向で補強部材23と重なる位置に配置されている。ここで、切欠部24の切欠は、補強部材23まで届いていない(貫通していない)構成である。加えて、切欠部24は、実施例1の構成と同様に、クリーニングブレード取付部51において、長手方向に沿って連続的に設けられている(不図示)。
なお、この切欠部24の部分の構成は、その他の実施例のいずれかに記載の構成と効果的に組み合わせた構成(不図示)であってもよく、切欠が補強部材23に届いている切欠部24等を含む構成であってもよい。適宜必要に応じて選択的に採用される。
(クリーニングユニットCのリサイクル工程)
図27を用いて次に、上記の切欠部24の構成を採用したクリーニングユニット枠体13に対して、リサイクル工程を説明する。つまり、このクリーニングユニット枠体13から補強部材23を取り外し分離する工程である。図27は、クリーニングユニット枠体13の解体の説明図であり、最初の工程である工程(a)とその次の工程(b)を示す図である。
まずはじめに、工程(a)では、図27で示すように、ペンチ41を用いて、長手方向の任意の一点で、クリーニングブレード取付部51の先端である、クリーニングブレード取付部51の先端部52を力(A)を付加し掴む。そして、ペンチ41に、図中で示すモーメント(B)を付加し、徐々に増加する。すると、ある閾値を超えた時点で、切欠部24の部分に応力集中が生じ、亀裂部44が発生する(不図示)。次に、上記の工程と同工程を長手方向の複数点で行うことで、亀裂部44を長手全般にわたって拡大させる(不図示)。すると、クリーニングユニット枠体13とクリーニングブレード取付部51の先端部52とを連結する部分は補強部材23のみとなる。
次に、工程(b)では、ペンチ41に図中で示す力(D)を付加すると、クリーニングブレード取付部51の先端部52がクリーニングユニット枠体13から取り外され、分離できる。これは、補強部材23とクリーニングユニット枠体13の異種材の間の接合界面で滑りが生じるためである。次に、引き続く工程では、ペンチ41等を用いて、補強部材23をクリーニングユニット枠体13から分離する。詳しい説明は省略する。
以上のような実施例10の構成を採用することによって、枠体から異種材の部品を分離し易いクリーニングユニット枠体13、すなわちクリーニングユニットCを実現できる。
上述した各実施例の各構成は、可能な限り互いに組み合わせることができる。
8…現像ユニット枠体、81…現像ユニット枠体容器、23…補強部材、24…切欠部

Claims (10)

  1. トナーを担持する現像ローラと、
    前記現像ローラ上に所定厚さのトナー層を形成するように構成されたブレード、
    前記ブレードを支持し金属で形成された補強部材と、
    トナーを収納する収納部を有し、前記収納部に通ずる開口が設けられた枠体と、
    有し
    前記現像ローラが前記枠体の前記開口に対向するように設けられた現像装置において、
    前記補強部材は、前記現像ローラの回転軸線方向に見ると、前記ブレードの短手方向である第1方向に延び且つ前記ブレードが支持される支持部と、前記支持部から前記第1方向に交差する第2方向に延びる脚部と、を含むL字形状を有し、
    前記補強部材は、前記脚部が前記枠体に覆われるように前記枠体にインサート成形されることで前記枠体に保持され、
    前記枠体の前記開口が設けられた面から前記第2方向に突出し前記脚部を保持する前記枠体の部分には、前記回転軸線方向に垂直な断面において、前記第1方向に凹んだ溝であって前記回転軸線方向に延びる溝が設けられていることを特徴とする現像装置
  2. 前記溝は、前記回転軸線方向において、間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記溝は、前記回転軸線方向において、前記枠体の一端から他端まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記溝は、前記第1方向に見ると、前記補強部材の前記脚部とオーバラップしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記溝は、前記回転軸線方向に垂直な断面において、前記補強部材に近づくにつれて前記第2方向の幅が小さくなるように構成されている部分を有することを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記補強部材は、前記枠体の前記溝と対向する前記脚部の面と反対側の面が前記枠体か
    ら露出する露出部を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の現像装置。
  7. 前記露出部は、前記第1方向に見ると、前記溝とオーバラップしていることを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記補強部材の前記支持部は前記枠体に覆われており、前記ブレードは前記支持部を覆っている前記枠体に固定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記補強部材の前記支持部は、前記ブレードに対向する面が前記枠体から露出する固定面を有し、前記ブレードは前記固定面に固定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の現像装置。
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