JP2007022766A - 排紙ロール、排紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

排紙ロール、排紙装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 用紙を排紙する際に、用紙のコシを強くするために排紙方向と直交する方向に用紙を波打たせても、用紙に傷(線)がつくことがないようにすることを課題とする。
【解決手段】 ロール58bとコルゲーションロール60を所定の距離離間させてシャフト58aに配置することで、ロール58bとコルゲーションロール60の間に凹部62を形成する。これにより、ロール56bとロール58bにニップされた用紙Pは、凹部62に入り込むため、波打ち効果が大きくなる。また、用紙Pに形成される波が大きいため、用紙Pにコルゲーションロール60の跡がつきにくくなる。また、ロール58bとコルゲーションロール60の間でシャフト58aを支持する構成とすることが可能となるので、コルゲーションロール60の外側でシャフト58aを支持した場合と比較して、排紙ロール58が大型化しない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、排紙ロール、この排紙ロールを備えた排紙装置と、この排紙装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンタやファックス等の画像形成装置の排紙部には、駆動する用紙送り用ロールと、この用紙送り用ロールに対向してピンチロールが設けられており、用紙送り用ロールとピンチロールで用紙を挟持して、排紙トレイ上に排紙する。
ところで、厚さが薄く、コシが弱い用紙を排紙する場合、用紙の先端が垂れ下がって排紙トレイに接触し、用紙の先端を内側に巻き込んだ状態で用紙が排出されてしまうことがある。この状態で、用紙がさらに排紙されると、用紙は排紙トレイ上で折れ曲がり、用紙の排紙方向の後端部が用紙送りロールとピンチロールのニップ部で止まってしまう。このため、続いて排紙されようとする用紙の先端が、先に排紙された用紙の後端と干渉して、紙詰まりを引き起こしてしまう。
そこで、図9に示すように、ピンチロール104の端部に、ピンチロール104よりも大径の鍔部106を設けることで、用紙Pを排紙する際に排紙方向と直交する方向に波打たせて、用紙Pのコシを強くすることで、排紙を確実に行う排紙装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1では、鍔部106がピンチロール104の端部に設けられているため、ピンチロール104のニップ部の端部104Aと鍔部106までの距離が短い。このため、ニップ部と鍔部106のエッジ部106Aとに跨った用紙Pが受ける応力は、鍔部106のエッジ部106Aに集中し、鍔部106のエッジ部106Aが用紙Pに強く当たって、用紙Pにエッジ部106Aの跡(線)がついてしまう。
特開2001−335220号公報
本発明は、用紙を排紙する際に、用紙のコシを強くするために排紙方向と直交する方向に用紙を波打たせても、用紙に傷(線)がつくことがないようにすることを課題とする。
請求項1に記載の本発明の排紙ロールは、記録媒体搬送経路の排紙部に設けられ、駆動ロールに当接して記録媒体を挟持し排紙する排紙ロールにおいて、前記駆動ロールの軸と平行に設けられた回転中心と、前記回転中心と同軸状に一体的に設けられ、前記駆動ロールとの間に記録媒体を挟持して排紙する第1ロールと、前記第1ロールよりも大径とされ、該第1ロールと所定の距離離間して前記第1ロールと一体的に設けられた第2ロールと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、駆動ロールの軸と平行に設けられた回転中心には、駆動ロールとの間に記録媒体を挟持する第1ロールと、この第1ロールから所定の距離離間して、第1ロールよりも大径とされた第2ロールが第1ロールと一体的に設けられている。
このように、第1ロールと第2ロールを所定の距離離すことで、駆動ロールと第1ロールのニップ部の端部から第2ロールの間に、第1ロールより小径の凹部が形成される。
これにより、駆動ロールと第1ロールに挟持された記録媒体は、凹部に入り込むため、波打ち効果が大きくなる。また、凹部が所定の幅を持っているため、第1ロールや第2ロールのエッジで、記録媒体に跡がつきにくくなる。
また、第1ロールと第2ロールの間で回転中心を支持する構成とすることが可能となるので、第2ロールの外側で回転中心を支持した場合と比較して、排紙ロールが大型化しない。
請求項2に記載の本発明の排紙ロールは、前記第2ロールは、弾性体で形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、第2ロールを弾性体で形成することで、駆動ロールと第1ロールにニップされた記録媒体が第2ロールに当接する際に、第2ロールは記録媒体からの押圧力で撓むので、記録媒体に第2ロールの跡がよりつきにくくなる。
また、第2ロールは記録媒体に沿って撓むため、第2ロールによる記録媒体の搬送性能が安定する。
請求項3に記載の本発明の排紙ロールは、前記第2ロールは、内に中空部が形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、第2ロールの内部に中空部を形成することで、駆動ロールと第1ロールにニップされた記録媒体が第2ロールに当接する際に、第2ロールは記録媒体からの押圧力によって撓みやすくなる。これにより、記録媒体に第2ロールの跡がつきにくくなる。
また、第2ロールが撓むことで、第2ロールと第1ロールとの径の差が小さくなり、第1ロールと第2ロールとの間で、記録媒体を搬送する速度差が緩和される。したがって、記録媒体は搬送方向へまっすぐに搬送されると共に、記録媒体を搬送方向と直交する方向に波打たせた状態、つまり、コシがつけられた状態で搬送される。
請求項4に記載の本発明の排紙ロールは、前記弾性体は、ゴムからなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、第2ロールをゴムで形成した場合、例えば弾性体からなる樹脂で形成した場合と比較して、第2ロールの弾性がより強くなる。これにより、記録媒体が第2ロールに当接したときに、第2ロールはより撓みやすくなる。
請求項5に記載の本発明の排紙ロールは、前記第2ロールは、軸方向に沿って切断した断面形状が左右対称とされていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、軸方向に切断した断面形状が左右対称になるように第2ロールを形成することで、第2ロールを回転中心に取り付ける際に、左右の方向性を確認する必要がない。これにより、組み立て工程が単純となり、コストダウンに繋がる。
請求項6に記載の本発明の排紙ロールは、前記中空部の前記第1ロールと対向する側と反対側を開口したことを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、第2ロールの中空部の第1ロールと対向する側と反対側を開口させることで、駆動ロールと第1ロールにニップされた記録媒体の押圧力によって、第2ロールの第1ロール側が撓みやすくなる。
また、中空部に開口を設けない状態で第2ロールを大きく撓ませようとすると中空部が大きくなり、第2ロールの軸方向の幅のサイズを大きくする必要がある。そこで、中空部を開口させることで、第2ロールの幅のサイズを大きくすることなく、第2ロールを大きく撓ませることが可能となるので、排紙ロールの全長が短くなる。
請求項7に記載の本発明の排紙ロールは、前記第2ロールは、前記回転中心に対して着脱可能とされたことを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、第2ロールを回転中心に対して着脱可能とすることで、第2ロールが記録媒体に当接して摩耗したときに、第2ロールを回転中心から取り外して、新しいものと交換することができる。つまり、第2ロールが摩耗しても、第1ロールをそのまま使用できる。
請求項8に記載の本発明の排紙ロールは、前記第2ロールの外周部には、記録媒体の搬送方向の後端に掛る掛合部が設けられていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、記録媒体が排紙される際に、第2ロールの外周部に設けられた掛合部が、記録媒体の後端に掛合する。これにより、記録媒体の先端が排紙トレイに接触して摩擦抵抗を受けても、掛合部が記録媒体の後端を、第2ロールの回転に伴って蹴り出すので、記録媒体の後端が駆動ロールと第1ロールのニップ部で止まることがない。したがって、後から排紙される記録媒体が、先に排紙された記録媒体にぶつかってジャミングする恐れがない。
請求項9に記載の本発明の排紙ロールは、前記掛合部は、前記第2ロールの軸方向に沿って設けられた溝であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、第2ロールの軸方向に沿って設けた溝に、駆動ロールと第1ロールにニップされて搬送される記録媒体の後端が入り込む。これにより、駆動ロールと第1ロールのニップ部から離れた記録媒体の後端が、第2ロールの回転により蹴り出される。
請求項10に記載の本発明の排紙装置は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の排紙ロールを備えたことを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、上記排紙装置によれば、記録媒体を波打たせることで、コシを強くして搬送させることができると同時に、記録媒体に第2ロールの跡がつきにくくなる。
請求項11に記載の本発明の画像形成装置は、請求項10に記載の排紙装置を備えたことを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、上記画像形成装置によれば、記録媒体を波打たせることで、コシを強くして搬送させることができると同時に、記録媒体に第2ロールの跡がつきにくくなる。
本発明は上記構成としたので、用紙を排紙する際に、用紙のコシを強くするために排紙方向と直交する方向に用紙を波打たせても、用紙に傷(線)がつくことがない。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る排紙装置50を備えた画像形成装置10の概略構成図が示されている。
(画像形成装置の概要)
画像形成装置10は、タンデム型フルカラープリンタであり、大きく分けて、画像形成部12、転写部14、及び定着部(定着装置)16により構成されている。
画像形成装置10は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の画像を形成する画像形成部24Y、24M、24C、24Kが、所定の間隔をおいて並列状に配置されている。なお、ここでは、画像形成部24Y、24M、24C、24Kはほぼ同構成とされているので、イエロー色に対応する画像形成部24Yを例にとって説明する。
画像形成部24Yは感光体ドラム28Yを備えており、感光体ドラム28Yは図示しない駆動手段によって所定のスピードで回転駆動されるようになっている。
感光体ドラム28Yには、帯電ロール30Yが接触するように配置されている。この帯電ロール30Yによって、感光体ドラム28Yの表面は一様に帯電される。
また、感光体ドラム28Yの図中右側には、光走査装置26が配置されており、感光体ドラム28Yにレーザ光R(Y)を照射する。これによって、感光体ドラム28Yの表面に静電潜像が形成される。
レーザ光R(Y)の照射位置よりも感光体ドラム28Yの回転方向下流側には、現像器32Yが配置されている。この現像器32Yから感光体ドラム28Yにトナーが供給され、感光体ドラム28Yの表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化して、感光体ドラム28Yの表面にトナー像を形成する。
感光体ドラム28Yのトナー像は、転写部14の第1の一次中間転写ドラム36Aへ一次転写され、イエロー色とマゼンダ色のカラー像となる。そして、二次中間転写ドラム38へ二次転写されることで、第2の一次中間転写ドラム36Bから転写されたシアン色、ブラック色のトナー像と重なり、イエロー色、マゼンダ色、シアン色、ブラック色のフルカラートナー像となる。
ここで、用紙カセット42の用紙排出口近傍に設けられたピックアップロール44とリタードロール46とのロール対によって用紙カセット42から用紙Pが取り出され、ピックアップロール44とリタードロール46の搬送方向下流側に配設された用紙搬送ロール48を経て、二次中間転写ドラム38と転写ロール40のニップ部に送り込まれる。そこで、用紙Pの表面に、フルカラートナー像が静電転写される。このフルカラートナー像が転写した用紙Pは、定着装置16の加熱ロール20及び加圧ロール18で加熱加圧されることによって、用紙Pの表面にトナー像が定着する。そして、トナー像が定着された用紙Pは、後述する排紙装置50に設けられた排紙口54から排紙トレイ51へ排紙される。
(排紙ロール)
まず、図1に基づき、排紙ロール58が設けられた排紙装置50の構成について簡単に説明する。
排紙装置50は、画像形成装置本体11の上面に形成された排紙トレイ51を備えている。排紙トレイ51からは壁部52が立ち上がり、壁部52には画像形成装置本体11の内部に通じる排紙口54が形成されている。この排紙口54の内側には、駆動ロール56及び排紙ロール58が配設されている。このような構成により、トナー像が定着した用紙Pは、駆動ロール56及び排紙ロール58に挟持搬送され、排紙口54から画像形成装置本体11の外側へ排出され、排紙トレイ51に積載されるようになっている。
図2及び図3(A)に示すように、駆動ロール56は、用紙Pの幅方向に延出するシャフト56aと、シャフト56aに所定の間隔で設けられた円柱状のロール56bとで構成されている。シャフト56aは、側板に回転可能に取り付けられており、図示しないモータによって回転する構成となっている。
一方、駆動ロール56の下側には、駆動ロール56に対向してそれぞれ排紙ロール58が配置されている。排紙ロール58は、駆動ロール56のシャフト56aと平行に設けられたシャフト58aを有しており、シャフト58bには、ロール56bと対向した位置にロール58bが設けられている。
シャフト58aの両端には、ロール58bの両側に所定の距離離間させた状態で、ロール58bよりも大径のコルゲーションロール60が設けられている。つまり、シャフト58aは、ロール58bとコルゲーションロール60との間で露出された状態となっており、シャフト58aの軸方向に直交する方向から見たときに、ロール58bとコルゲーションロール60の間に、環状の凹部62が形成された形態となっている。
また、ロール58bとコルゲーションロール60との間にあるシャフト58aは、排紙口54(図1参照)に取り付けられた軸受57によって、回動可能に軸支されている。これにより、駆動ロール56の回転によってロール56bが回転すると、ロール56bにニップしたロール58bが従動回転して、コルゲーションロール60がシャフト58aと共に回転する構成となっている。
なお、排紙ロール58のロール58bに当接する駆動ロール56のロール56bは、ロール58bとほぼ同じ長さで形成されているため、コルゲーションロール60には当接しない構成となっている。これにより、用紙Pは、排紙ロール58のロール58bと、駆動ロール56のロール56bとの間のみでニップされるようになっている。
排紙装置50(図1参照)に送り込まれた用紙Pは、駆動ロール56のロール56bと排紙ロール58のロール58bにニップされて、駆動ロール56の回転によって排紙口54から排紙される。このとき、図3(B)に示すように、用紙Pはコルゲーションロール60に押圧され、搬送方向と直交する方向に波打ち(コルゲーション)が形成される。このように、搬送方向と直交する方向にコルゲーションが形成された用紙Pはコシが強くなり、排紙口54(図1参照)から排紙トレイ51へ向けて搬送方向の先端部分が垂れることなく、まっすぐな状態で排紙される。
次に、本発明の第1の実施形態の作用について説明する。
図2に示すように、ロール58bとコルゲーションロール60を所定の距離離間させてシャフト58aに配置することで、ロール58bとコルゲーションロール60の間に凹部62を形成する。
これにより、駆動ロール56(ロール56b)とロール58bにニップされた用紙Pは、凹部62に入り込むため、波打ち効果が大きくなる。また、用紙Pに形成される波が大きいため、用紙Pにコルゲーションロール60の跡がつきにくくなる。
また、ロール58bとコルゲーションロール60の間でシャフト58aを支持する構成とすることが可能となるので、コルゲーションロール60の外側でシャフト58aを支持した場合と比較して、排紙ロール58が大型化しない。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図4(A)に示すように、コルゲーションロール64の軸方向に沿った両側の面には、シャフト58aが挿通される孔68よりも大径の円状の凹部66が形成されている。この凹部66には、シャフト58aに固定されるストッパー70が嵌め込まれるようになっている。これにより、コルゲーションロール64は、シャフト58aに取り付けられたとき、軸方向の両側をストッパー70で係止され、軸方向に沿って移動しないようになっている。
また、本実施形態では、コルゲーションロール64はゴム等の弾性体で形成されている。
これにより、図4(B)に示すように、駆動ロール56(ロール56b)とロール58bにニップされた用紙Pが、弾性体で形成されたコルゲーションロール64に当接する際に、コルゲーションロール64は用紙Pからの押圧力を受けて撓むので、用紙Pにコルゲーションロール64の跡がよりつきにくくなる。
また、コルゲーションロール64は用紙Pに沿って撓むため、コルゲーションロール64による用紙Pの搬送性能が安定する。
さらに、本実施形態では、コルゲーションロール64は軸方向に切断した断面形状が左右対称になるように形成されているため、コルゲーションロール64をシャフト58aに取り付ける際に、左右の取り付け方向を確認する必要がない。これにより、組み立て工程が単純となり、コストダウンに繋がる。
また、コルゲーションロール64はシャフト58aに対して着脱可能となっているため、コルゲーションロール64が用紙Pに当接して摩耗したときに、コルゲーションロール64をシャフト58aから取り外して、新しいものと交換することができる。つまり、コルゲーションロール64が摩耗しても、ロール58bはそのまま使用できる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図5に示すように、コルゲーションロール72はタイヤ構造となっており、内部に中空部74が形成されている。これにより、コルゲーションロール72の弾性が増大するため、駆動ロール56(ロール56b)とロール58bにニップされた用紙Pの押圧力によって、コルゲーションロール72は大きく撓む。したがって、用紙Pにコルゲーションロール72の跡が、よりつきにくくなる。
また、図6(A)に示すように、用紙Pがコルゲーションロール72に当接すると、図6(B)に示すように、用紙Pの押圧力によってコルゲーションロール72が撓む。このとき、コルゲーションロール72の径が小さくなるので、コルゲーションロール72とロール58bとの径の差が小さくなる。これにより、ロール58bとコルゲーションロール72との間で、用紙Pを搬送する速度差が緩和されながら、用紙Pが排紙される。
したがって、用紙Pは搬送方向にまっすぐに搬送されると共に、用紙Pを搬送方向と直交する方向に波打たせた状態、つまり、コシがつけられた状態で搬送される。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、第1〜第3の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図7に示すように、コルゲーションロール73は、シャフト58aが挿通される孔77が形成された円柱状の基体75と、基体75の外周に設けられ、断面形状が略U字状とされた可撓部76とで構成されている。つまり、コルゲーションロール73は、第3の実施形態のコルゲーションロールのように、タイヤ構造とされており、且つ、一方の側面を軸に対して直交する断面で切断して、開口が設けられた状態とされている。
基体75と可撓部76との間には段部78、79が形成されており、この段部78、79にはシャフト58aに固定されるストッパー70が嵌め込まれるようになっている。なお、基体75及び可撓部76は、ゴム等の弾性体で形成されている。
上記構成のコルゲーションロール73は、可撓部76の開口側をロール58bに対向する側と反対側に向けてシャフト58aに固定されている。
上記構成により、駆動ロール56(ロール56b)とロール58bにニップされた用紙Pの押圧力によって、コルゲーションロール73のロール58b側が撓みやすくなる。
また、図5に示すコルゲーションロール72のように、中空部に開口部を形成しない状態で大きく撓ませようとすると、コルゲーションロール72の軸方向の幅のサイズを大きくする必要がある。そこで、図7に示すように、開口を設けた状態とすることで、中空部が大きくなり、コルゲーションロール73の幅のサイズを大きくすることなく、コルゲーションロール73を大きく撓ませることが可能となるので、排紙ロール58の全長が短くなる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図8に示すように、コルゲーションロール80の外周面には、軸方向に沿って所定の間隔で複数の溝82が形成されている。溝82は、軸方向と直交する方向から見たときに、略V字状とされている。
これにより、用紙Pが排紙トレイ51(図1参照)に排紙される際に、用紙Pの先端が排紙トレイ51からの摩擦抵抗を受けて、排紙トレイ51へスムーズに送り込まれず、後端がロール58bと駆動ロール56のロール56bとの間に残ろうとしても、溝82に用紙Pの後端が係合されて蹴り出される。つまり、ロール58bと駆動ロール56のニップ部で、用紙Pの後端残りが発生するのを防止できる。したがって、用紙Pが排紙トレイ51へ排紙される途中の経路で止まることなく、排紙トレイ51に確実に排紙される。
また、コルゲーションロール80の軸方向に沿って溝82を設けることで、用紙Pの後端が溝82に入り込みやすくなる。これにより、用紙Pの後端は、ロール58bの回転に伴って、確実に排紙トレイ51へ押し出されるので、後から排紙される用紙Pが、先に排紙された用紙Pにぶつかってジャミングする恐れがない。
本発明の第1の実施形態に係る排紙ロールが搭載された画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 本発明の第5の実施形態に係る排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。 従来の排紙ロール及び駆動ロールを示す側面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
50 排紙装置
54 排紙部
56 駆動ロール
58 排紙ロール
58a シャフト(回転中心)
58b ロール(第1ロール)
60 コルゲーションロール(第2ロール)
74 中空部
80 溝

Claims (11)

  1. 記録媒体搬送経路の排紙部に設けられ、駆動ロールに当接して記録媒体を挟持し排紙する排紙ロールにおいて、
    前記駆動ロールの軸と平行に設けられた回転中心と、
    前記回転中心と同軸状に一体的に設けられ、前記駆動ロールとの間に記録媒体を挟持して排紙する第1ロールと、
    前記第1ロールよりも大径とされ、該第1ロールと所定の距離離間して前記第1ロールと一体的に設けられた第2ロールと、
    を有することを特徴とする排紙ロール。
  2. 前記第2ロールは、弾性体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排紙ロール。
  3. 前記第2ロールは、内部に中空部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排紙ロール。
  4. 前記弾性体は、ゴムからなることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の排紙ロール。
  5. 前記第2ロールは、軸方向に沿って切断した断面形状が左右対称とされていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の排紙ロール。
  6. 前記中空部の、前記第1ロールと対向する側と反対側を開口したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の排紙ロール。
  7. 前記第2ロールは、前記回転中心に対して着脱可能とされたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の排紙ロール。
  8. 前記第2ロールの外周部には、記録媒体の搬送方向の後端に掛る掛合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の排紙ロール。
  9. 前記掛合部は、前記第2ロールの軸方向に沿って設けられた溝であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の排紙ロール。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の排紙ロールを備えたことを特徴とする排紙装置。
  11. 請求項10に記載の排紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8220796B2 (en) 2009-03-27 2012-07-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet output device and original sheet transporting device
US8260187B2 (en) 2007-10-24 2012-09-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming device
JP2018012566A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート排出装置

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