JP6828289B2 - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6828289B2
JP6828289B2 JP2016130964A JP2016130964A JP6828289B2 JP 6828289 B2 JP6828289 B2 JP 6828289B2 JP 2016130964 A JP2016130964 A JP 2016130964A JP 2016130964 A JP2016130964 A JP 2016130964A JP 6828289 B2 JP6828289 B2 JP 6828289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller
corrugation
notch
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016130964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018002383A (ja
Inventor
啓佑 渡邉
啓佑 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016130964A priority Critical patent/JP6828289B2/ja
Publication of JP2018002383A publication Critical patent/JP2018002383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6828289B2 publication Critical patent/JP6828289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、一対の搬送ローラの間でシートを挟んで搬送するシート搬送装置に関する。
従来、一対の搬送ローラの間でシートを挟んで搬送するシート搬送装置においては、搬送されるシートに対してコルゲーションというヒダをつけて、シートを搬送するものがある。シートをコルゲーションがついた状態で搬送することによりシートにコシを生じさせて、一対の搬送ローラの間からシート搬送方向の下流側へ排出されたシートの垂れ下がりを抑制することが行われている。
また、従来のシート搬送装置は、例えば特許文献1に開示されているように、一対の排紙ローラの接点よりもシート搬送方向の上流側に、一方の排紙ローラ側から他方の排紙ローラ側へ向けて前記一対の排紙ローラの接点を超えて突出するコルゲーション部材を配置している。シートは、コルゲーション部材によってコルゲーションがついた状態で排紙トレイに排紙される。
特開2010−47395号公報
前述のようにコルゲーション部材が設けられたシート搬送装置を、例えば、片面印刷、両面印刷を行うことが可能な画像形成装置に適用する。片面印刷の場合、画像形成部により一面に画像が形成されたシートは、コルゲーション部材によってコルゲーションがついた状態で搬送ローラによって画像形成装置外へ排紙される。他方、両面印刷の場合、搬送ローラは、一方の面に画像が形成されたシートを一方向へ向けて搬送し、搬送の途中で搬送方向を切り替えて、シートを一方向とは逆の方向である逆方向へ向けて搬送する。搬送ローラによって逆方向へ向けて搬送されたシートは、再び画像形成装置内を通って、他方の面に画像が形成されることになる。
すると、両面印刷の場合に、搬送ローラがシートの搬送方向を一方向から逆方向への搬送方向に切り替える際に、シートはコルゲーションがついた状態で画像形成装置内に引き込まれる。コルゲーションがついたシートはコシが生じているために曲がりにくくなるので、画像形成装置内の搬送経路に沿って搬送しにくくなる恐れがある。
そこで、シート搬送装置においては、シートが一方向へ向けて搬送される際にはシートにコルゲーションを付け、シートが逆方向へ向けて搬送される際にはシートにコルゲーションを付けないようなコルゲーション部材を有するシート搬送装置が望まれている。
上記課題を解決するシート搬送装置は、以下の特徴を有する。
即ち、シート搬送装置は、軸線方向に沿って並んで配置される、複数の第1ローラと、前記軸線方向に沿って前記複数の第1ローラを支持し、前記第1ローラと一体に回転する第1ローラ軸部と、前記複数の第1ローラとの間でシートを挟んで搬送する複数の第2ローラと、少なくとも前記複数の第1ローラの間、かつ、前記第1ローラ軸部の外周に設けられる突出部と非突出部とから構成され、前記突出部が前記軸線方向から見て前記第1ローラと前記第2ローラの接点における前記第1ローラに接する接線よりも前記第2ローラ側に突出する第1位置と、前記突出部及び非突出部が前記軸線方向から見て前記接線よりも前記第2ローラ側に突出しない第2位置とが、前記シートの搬送に伴う前記第1ローラ軸部を中心とする回動によって切り替わるコルゲーション部と、前記シートの一方向への搬送に伴う前記コルゲーション部の所定方向の回動を前記第1位置で固定し、前記シートの前記一方向と逆の方向である逆方向への搬送に伴う前記コルゲーション部の前記所定方向とは逆方向の回動を前記第2位置で固定する回動規制部と、を備える。
本発明によれば、一方向へ搬送されるシートにコルゲーションをつけることができる一方、逆方向へ搬送されるシートにはコルゲーションをつけないようにすることができる。
シート搬送装置である排紙部を備えた画像形成装置を示す中央断面図である。 第1搬送ローラ、第2搬送ローラ、及び第1回動位置にあるコルゲーション部材を示す正面図である。 第1搬送ローラ、第2搬送ローラ、及び第2回動位置にあるコルゲーション部材を示す正面図である。 コルゲーション部材が自然状態にある排紙部を示す側面断面図である。 コルゲーション部材を示す側面図である。 コルゲーション部材を示す正面図である。 コルゲーション部材が第1回動位置にある排紙部を示す側面断面図である。 コルゲーション部材における第2傾斜面に対するシート先端の当接角度を示す側面断面図である。 コルゲーション部材が第2回動位置にある排紙部を示す側面断面図である。 別実施形態のコルゲーション部材が設けられた排紙部を示す側面断面図である。 別実施形態のコルゲーション部材における第2傾斜面に対するシート先端の当接角度を示す側面断面図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一実施形態であり、電子写真方式により、用紙やOHPシート等のシートSに複数色の画像を形成するカラーレーザプリンタに構成されている。
以下の説明においては、図1における「左側」、「右側」、「紙面手前側」、及び「紙面奥側」を、それぞれ画像形成装置1の「前側」、「後側」、「左側」、及び「右側」と規定する。また、図1における「上側」及び「下側」を、それぞれ画像形成装置1の「上側」及び「下側」と規定する。
画像形成装置1は、筐体2と、シートSを供給する給紙部3と、シートSに画像を形成する画像形成部5と、画像が形成されたシートSを筐体2の外部に排出する排紙部8とを備えている。排紙部8は、シート搬送装置の一例である。
筐体2は、略直方体形状に形成される箱体であり、給紙部3、画像形成部5、及び排紙部8を収容している。筐体2は、後面に開口する開口部2Aと、開口部2Aを開閉可能な後面カバー21とを備えている。また、筐体2の上面は上面カバー23により覆われている。上面カバー23は、前記シート搬送装置における画像形成部5及び排紙部8の上部を覆うカバーである。上面カバー23の上面には、前側から後側へ向かって下り傾斜するように凹む排紙トレイ23aが形成されている。
給紙部3は、シートカセット31と、給紙ローラ32と、分離ローラ33と、分離パッド33aと、搬送ローラ対34a、34bと、レジストローラ対35a、35bとを備えている。筐体2内には、シートカセット31から画像形成部5を経由して排紙トレイ23aへ至るシートSの搬送経路P1が構成されている。
シートカセット31は、複数枚のシートSを積層状態で収容している。シートカセット31に収容されるシートSは、給紙ローラ32、分離ローラ33及び分離パッド33aにより1枚ずつ搬送経路P1に送り出す。搬送経路P1に送り出されたシートSは、搬送ローラ対34a、34b及びレジストローラ対35a、35bにより画像形成部5に向けて搬送される。
画像形成部5は給紙部3の上方に配置されており、前後方向に並設される4つのドラムユニット51を備えている。各ドラムユニット51は、ブラック、イエロー、マゼンダ、およびシアンの各色に対応して設けられている。各ドラムユニット51は感光ドラム51aおよび現像ローラ51bを備えている。また、画像形成部5は、各色に対応した露光用LEDヘッド52、及びシートSの搬送方向における感光ドラム51aの下流側に配置される定着装置60を備えている。
画像形成部5の搬送経路P1を挟んだ下方には転写ベルト40が配置されている。転写ベルト40は、駆動ローラ41aと駆動ローラ41aの後方に配置される従動ローラ41bとの間に掛け渡されている。転写ベルト40を挟んだ各感光ドラム51aに対向する位置には、それぞれ転写ローラ42が配置されている。
画像形成部5においては、帯電器によって一様に帯電された感光ドラム51aが、それぞれ露光用LEDヘッド52によって選択的に露光される。この露光により、感光ドラム51aの表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム51aの表面に静電潜像が形成される。
現像ローラ51bには現像バイアスが印加されており、感光ドラム51aに形成された静電潜像が現像ローラ51bに対向すると、静電潜像と現像ローラ51bとの間の電位差により、現像ローラ51bから静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム51aの表面にトナー像が形成される。
画像形成部5へ向けて搬送されたシートSが転写ベルト40上に搬送されると、転写ベルト40により搬送されて、転写ベルト40と各感光ドラム51aとの間を順次通過する。そして、感光ドラム51aの表面上のトナー像は、シートSと対向したときに、転写ローラ42に印加された転写バイアスによってシートSに転写される。
トナー像が転写されたシートSは定着装置60に搬送される。定着装置60は加熱ローラ61と加熱ローラ61に圧接する加圧ローラ62とを備えており、定着装置60に搬送されたシートSは、加熱ローラ61と加熱ローラ61との間を通過する間にトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着されたシートは、加熱ローラ61及び加圧ローラ62よりもシートSの搬送方向下流側に配置される定着搬送ローラ対71、72により挟持されながら下流側へ搬送される。
定着搬送ローラ対71、72によりシートSの搬送方向下流側に搬送されたシートSは、さらに排紙部8により搬送方向下流側に搬送されて、上面カバー23上に形成された排紙トレイ23aに排出される。
排紙部8は、第1搬送ローラ81及び第2搬送ローラ82を備えており、シートSを第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82とで挟持して排紙トレイ23aに排出するように構成されている。
画像形成装置1においては、画像形成部5にて一面に画像が形成され定着装置60から排出されたシートSを、再度、画像形成部5側へ向けて搬送するための再搬送経路P2が構成されている。再搬送経路P2に沿って画像形成部5へ再搬送されたシートSは、画像形成部5により他面に画像が形成された後、排紙部8により排紙トレイ23aに排出される。
このように、画像形成装置1においては、画像形成部5にて一面に画像が形成されたシートSを、再搬送経路P2を通じて画像形成部5へ再搬送して、当該シートSの他面に画像を形成する、所謂両面印刷を行うことが可能となっている。
[排紙部の構成]
次に、排紙部8の構成について詳しく説明する。
なお、以下の説明においては、シートSの搬送方向について、シートSが定着装置60側から排紙部8側へ向けて搬送される方向を「一方向」と規定し、前記一方向とは逆の方向、つまりシートSが排紙部8側から再搬送経路P2側へ向けて搬送される方向を「逆方向」と規定する。
図2〜図4に示すように、排紙部8は、第1搬送ローラ81と、第1ローラ軸81aと、第2搬送ローラ82と、第2ローラ軸82aと、コルゲーション部材90と、上面カバー23と、ガイドリブ24とを備えている。また、排紙部8においては、第1搬送ローラ81、第1ローラ軸81a、第2搬送ローラ82、第2ローラ軸82a、コルゲーション部材90、上面カバー23、及びガイドリブ24等によりシート搬送装置が構成されている。
第1搬送ローラ81は第1ローラの一例であり、第1ローラ軸81aは第1ローラ軸部の一例であり、第2搬送ローラ82は第2ローラの一例であり、コルゲーション部材90はコルゲーション部の一例である。
第1搬送ローラ81は、画像形成装置1の左右方向と平行な第1軸線101を回転中心として回転するローラ部材であり、複数の第1搬送ローラ81が第1軸線101方向に沿って並んで配置されている。第1搬送ローラ81は、第1軸線101方向に沿って配置される第1ローラ軸81aに支持されており、第1搬送ローラ81と第1ローラ軸81aとは一体的に回転可能に構成されている。
第1ローラ軸81aの左端部にはギアGが一体的回転可能に固定されており、ギアGに駆動源からの駆動力が入力されることで、第1搬送ローラ81が回転駆動するように構成されている。第1ローラ軸81aの上部は上面カバー23により覆われており、第1ローラ軸81aは、左右の端部がそれぞれ軸受83を介して上面カバー23に回転可能に支持されている。
第2搬送ローラ82は、第1軸線101と平行な第2軸線102を中心として回転するローラ部材であり、第1搬送ローラ81との間でシートSの搬送経路P1を挟む位置に配置されている。第2搬送ローラ82は、第2軸線102に沿って配置される第2ローラ軸82aに支持されており、第2搬送ローラ82と第2ローラ軸82aとは一体的に回転可能に構成されている。第2搬送ローラ82は、第1搬送ローラ81の数に対応した数だけ設けられるとともに、第2軸線102方向において、第1搬送ローラ81の配置位置に対応した位置に設けられている。
第1搬送ローラ81及び第2搬送ローラ82は上下方向に並設されており、第1搬送ローラ81は第2搬送ローラ82よりも上方に配置されている。また、第1ローラ軸81aは第2搬送ローラ82よりも上方に配置されている。第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82とは接点Cにおいて当接している。
そして、画像形成部5から搬送経路P1に沿って排紙部8に搬送されてきたシートSを、第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との間で挟んで一方向へ向けて搬送し、排紙トレイ23a上に排出するように構成されている。
なお、第2搬送ローラ82は、第1搬送ローラ81が回転駆動されることで、第1搬送ローラ81との摩擦力、又は第1搬送ローラ81との間で挟持したシートSとの摩擦力により、従動回転するように構成されている。
ガイドリブ24は、上面カバー23と一体成形されるリブ部材であり、シートSの搬送経路P1に沿って延出している。ガイドリブ24は、第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との接点Cよりも、一方向へ搬送されるシートSの搬送方向上流側に配置されており、定着装置60から排紙部8に向けて搬送経路P1に沿って搬送されてくるシートSを、第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との間に案内するように構成されている。
コルゲーション部材90は、隣接する第1搬送ローラ81と第1搬送ローラ81との間、かつ第1ローラ軸81aの左右中央部の外周に設けられており、第1ローラ軸81aに対して回動可能に構成されている。本実施形態においては、コルゲーション部材90は、第1ローラ軸81a方向の中央部に一つ設けられている。
図4〜図6に示すように、コルゲーション部材90は、環状部材の上部を切り欠いた形状に形成されている。つまり、コルゲーション部材90は、前記環状部材の上部に位置する除去部99を切り欠いて除去することにより形成されており、突出部91、第1切欠部92、第2切欠部93、及び軸受部94を備えている。
軸受部94は、コルゲーション部材90を第1ローラ軸81aに取り付けた際に、第1ローラ軸81aに支持される軸受となる部分であり、第1軸線101方向から見て、円環形状の上部が切り欠かれた円弧形状に形成されている。
つまり、軸受部94は、第1軸線101方向から見て上部が開放された円弧形状に形成されている。軸受部94における上部の開放された部分は開放部94aとして構成されており、開放部94aの周辺部分を第1ローラ軸81aに当接させた状態でコルゲーション部材90を第1ローラ軸81aに押し込むことで、軸受部94を第1ローラ軸81aに容易に嵌装することが可能となっている。第1ローラ軸81aに装着したコルゲーション部材90の開放部94aからは、第1ローラ軸81aの外周が露出している。
軸受部94の内径寸法Rは、第1ローラ軸81aの外径寸法よりも若干大きく形成されており、軸受部94が第1ローラ軸81aに嵌装されて第1ローラ軸81aに支持された状態のコルゲーション部材90は、第1ローラ軸81aに対して第1軸線101を中心として回動可能となっている。
また、軸受部94における開放部94aの幅寸法Dは、第1ローラ軸81aの外径寸法よりも小さく形成されており、軸受部94が第1ローラ軸81aに嵌装されたコルゲーション部材90が、開放部94aを通じて第1ローラ軸81aから抜け落ちることがないように構成されている。
第1切欠部92及び第2切欠部93は、前記環状部材の除去部99を切り欠いて除去することにより形成される切り欠きであり、コルゲーション部材90の上端部に位置している。また、第1切欠部92及び第2切欠部93は、コルゲーション部材90が第1ローラ軸81aに取り付けられた状態では、第1ローラ軸81aの外周の上側の部分に位置している。
第1切欠部92は、コルゲーション部材90における切り欠きの一方向側の一端に配置されており、軸受部94よりも一方向側に位置している。
第2切欠部93は、コルゲーション部材90における切り欠きの逆方向側の他端に配置されており、軸受部94よりも逆方向側に位置している。
突出部91は、コルゲーション部材90において軸受部94の下方に形成される部分である。コルゲーション部材90は、第1軸線101よりも突出部91側に位置する部分の重量が、第1軸線101よりも第1切欠部92及び第2切欠部93側に位置する部分の重量よりも大きくなるように形成されており、外力が加わらない自然状態においては、自重により回動して、突出部91が下端に位置する姿勢にて停止するように構成されている。
第1ローラ軸81aに取り付けられたコルゲーション部材90が自然状態にあって、突出部91が下端に位置する姿勢にある状態では、突出部91は、第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との接点Cにおける第1搬送ローラ81に接する接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出している。
第1ローラ軸81aに取り付けられたコルゲーション部材90においては、突出部91の外周面は、画像形成装置1の前後方向となるシートSの搬送方向から見て、第1軸線101方向における中央部が両端部よりも外側に膨出する円弧形状に形成されている(図6参照)。
第1切欠部92及び第2切欠部93は、前記環状部材の上部に位置する除去部99を切り欠いて形成されているので、第1ローラ軸81aに取り付けられたコルゲーション部材90においては、第1切欠部92及び第2切欠部93の上端は、除去部99の上端よりも第1軸線101に近接する位置にある。
また、第1ローラ軸81aに取り付けられた自然状態にあるコルゲーション部材90においては、第1切欠部92及び第2切欠部93は、上面カバー23の下面23bから離間している。従って、コルゲーション部材90は、第1軸線101を中心として、突出部91が一方向へ移動する方向、及び突出部91が逆方向へ移動する方向に回動可能となっている。
コルゲーション部材90における、突出部91と第1切欠部92との間には第1傾斜面95が形成され、突出部91と第2切欠部93との間には第2傾斜面96が形成されている。第1傾斜面95は、一方向へいくに従って、突出部91側から第1切欠部92側へ向けて傾斜する傾斜面に形成されている。第2傾斜面96は、逆方向へいくに従って、突出部91側から第2切欠部93側へ向けて傾斜する傾斜面に形成されている。
第1傾斜面95は、コルゲーション部における非突出部の一例である。第2傾斜面96は、一方向へ搬送されるシートSの先端が突出部91へ向けて引き込まれるように、逆方向へいくに従って突出部91から傾斜する傾斜面の一例である。
第1ローラ軸81aにコルゲーション部材90が取り付けられた画像形成装置1においては、シートSが搬送経路P1に沿って一方向に向けて搬送されてくると、シートSの先端部がコルゲーション部材90の第2傾斜面96に当接する。
つまり、突出部91は接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出しており、第2切欠部93は接線Tよりも第1搬送ローラ81側に位置しているため、シートSの先端部が突出部91と第2切欠部93との間に形成される第2傾斜面96に当接する。
図7に示すように、シートSの先端部が第2傾斜面96に当接すると、コルゲーション部材90は一方向に搬送されるシートSにより押圧され、突出部91が一方向へ移動する方向に回動される。つまり、コルゲーション部材90は、シートSの一方向への搬送に伴い、突出部91が一方向へ移動する方向に回動される。
突出部91が一方向へ移動する方向にコルゲーション部材90が回動すると、所定角度回動した時点で第1切欠部92が上面カバー23の下面23bに当接して、コルゲーション部材90のそれ以上の回動が規制され、コルゲーション部材90が第1回動位置にて停止する。第1回動位置は、コルゲーション部材90の第1位置の一例である。
この場合、上面カバー23の下面23bは、シートSの一方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の突出部91が一方向へ移動する方向への回動を、前記第1回動位置にて固定する回動規制部として機能している。つまり、上面カバー23の下面23bは、回動規制部の一例である。
また、上面カバー23の下面23bにおける第1切欠部92が当接する部分は、可撓性を有した樹脂部材等の衝撃吸収部材23cにて形成されており、コルゲーション部材90が回動して第1切欠部92が下面23bに当接する際の衝撃を小さくすることが可能となっている。
なお、衝撃吸収部材23cは、上面カバー23と一体的に形成したり、上面カバー23とは別体に形成された衝撃吸収部材23cを上面カバー23の下面23bに貼設したりすることができる。
また、コルゲーション部材90を第1回動位置にて固定する回動規制部としては、例えば、上面カバー23の下面23bから下方に突出するリブ状の突起を用いることも可能である。この場合、第1切欠部92が前記突起に当接することによりコルゲーション部材90の回動が規制され、コルゲーション部材90が前記第1回動位置にて停止することとなる。
この第1回動位置あるコルゲーション部材90において、突出部91は接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出している。また、コルゲーション部材90が第1回動位置ある場合、第2傾斜面96は、接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出する突出部91から、逆方向へいくに従って上側へ向かう方向に傾斜する傾斜面となっている。つまり、第2傾斜面96は、一方向へ搬送されるシートSの先端が突出部91へ向けて引き込まれるように、逆方向へ行くに従って突出部91から傾斜する傾斜面となっている。
従って、一方向へ搬送されるシートSが第2傾斜面96に当接した後に第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との接点Cに案内されると、シートSの左右方向中央部が突出部91に当接して、接点Cよりも第2搬送ローラ82側へ撓むこととなる。そして、シートSが第2搬送ローラ82側へ撓むことにより、シートSにコルゲーションが形成される(図2参照)。
このように、シートSの左右方向中央部にコルゲーションが形成されることにより、接点Cよりも一方向側に搬送されるシートSにコシが生じて、シートSが姿勢の良い状態で排紙トレイ23aに排出されることとなる。
また、第1回動位置あるコルゲーション部材90では、突出部91における最も第2搬送ローラ82側に突出している部分が、シートSの搬送方向において、シートSのニップ位置となる接点Cの位置に位置している。
従って、突出部91を接点Cよりも逆方向側に配置する場合に比べて、シートSに対して効果的にコルゲーションを形成することが可能となっている。
また、図8に示すように、第1回動位置にあるコルゲーション部材90においては、搬送経路P1に沿って搬送されるシートSの先端が、第2傾斜面96に対して所定の角度θ1にて当接するように構成されている。
この角度θ1は、仮にコルゲーション部材90をローラ等の円筒部材にて構成した場合に、シートSの先端が前記円筒部材の外周面に当接した際の角度θ2よりも小さな角度となるように設定されている。
これにより、コルゲーション部材90を円筒部材にて構成した場合に比べて、シートSがコルゲーション部材90に当接する際の衝撃を和らげることができ、搬送されるシートSを滑らかに突出部91に誘い込んで、シートSに対するコルゲーションの形成を容易にすることが可能となっている。
一方、図9に示すように、第1ローラ軸81aにコルゲーション部材90が取り付けられた画像形成装置1において、シートSが逆方向に向けて搬送される際、例えば、シートSに対する両面印刷時に、一方向に搬送されていたシートSの搬送方向が逆方向に切り替えられた際には、コルゲーション部材90は突出部91が逆方向へ移動する方向に回動する。
つまり、一方向に向けて搬送されるシートSの搬送方向が切り替えられて、シートSが逆方向に向けて搬送されるようになると、突出部91がシートSと接触しているコルゲーション部材90は、シートSとの間に生じる摩擦力により、突出部91が逆方向へ移動する方向に回動する。
図9に示すように、突出部91が逆方向へ移動する方向にコルゲーション部材90が回動すると、所定角度回動した時点で第2切欠部93が上面カバー23の下面23bに当接して、コルゲーション部材90のそれ以上の回動が規制され、コルゲーション部材90が第2回動位置にて停止する。第2回動位置は、コルゲーション部材90の第2位置の一例である。
この場合、上面カバー23の下面23bは、シートSの逆方向への搬送に伴う、コルゲーション部材90の突出部91が逆方向へ移動する方向への回動を、前記第2回度姿勢にて固定する回動規制部として機能している。つまり、上面カバー23の下面23bは、回動規制部の一例である。
また、上面カバー23の下面23bにおける第2切欠部93が当接する部分は、可撓性を有した樹脂部材等の衝撃吸収部材23cにて形成されており、コルゲーション部材90が回動して第2切欠部93が下面23bに当接する際の衝撃を小さくすることが可能となっている。
また、コルゲーション部材90を第2回動位置にて固定する回動規制部材としては、例えば、上面カバー23の下面23bから下方に突出するリブ状の突起を用いることも可能である。この場合、第2切欠部93が前記突起に当接することによりコルゲーション部材90の回動が規制され、コルゲーション部材90が前記第2回動位置にて停止することとなる。
この第2回動位置にあるコルゲーション部材90においては、第1傾斜面95は接線Tと平行となっており、第1傾斜面95及び突出部91は接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出しない。
このように、第2回動位置にあるコルゲーション部材90は、突出部91及び第1傾斜面95が接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出していないため、逆方向へ向けて搬送されるシートSにはコルゲーションが形成されることがない(図3参照)。従って、逆方向へ向けて搬送されるシートSにコシが生じることがなく、シートSを搬送経路P1に沿って搬送し易くなる。
また、第1ローラ軸81aに取り付けられたコルゲーション部材90においては、突出部91、第1切欠部92、第2切欠部93、第1傾斜面95、及び第2傾斜面96は、第1ローラ軸81aの外周部に配置されている。
さらに、コルゲーション部材90は、突出部91が第1ローラ軸81aの軸線方向から見て接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出する第1回動位置と、突出部91及び第1傾斜面95が第1ローラ軸81aの軸線方向から見て接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出しない第2回動位置とが、シートSの搬送に伴う第1ローラ軸81aを中心とする回動によって切り替わるように構成されている。
本実施形態においては、第1搬送ローラ81を第2搬送ローラ82の上方に配置し、第1搬送ローラ81の第1ローラ軸81aにコルゲーション部材90を設けて、第1切欠部92及び第2切欠部93が第1ローラ軸81aよりも上方に位置するように構成しているが、第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との配置を逆にすることもできる。
つまり、第1搬送ローラ81を第2搬送ローラ82の下方に配置し、第1搬送ローラ81の第1ローラ軸81aにコルゲーション部材90を設けて、第1切欠部92及び第2切欠部93が第1ローラ軸81aよりも下方に位置し、突出部91が第1ローラ軸81aよりも上方に位置するように構成することもできる。
この場合、コルゲーション部材90は、第1軸線101よりも第1切欠部92及び第2切欠部93側に位置する部分の重量が、第1軸線101よりも突出部91側に位置する部分の重量よりも大きくなるように形成して、外力が加わらない自然状態において自重により回転して、突出部91が上端に位置する姿勢にて停止するように構成することができる。
[コルゲーション部材の別実施形態]
シートSにコルゲーションを形成するためのコルゲーション部材は、次のように形成することもできる。
図10に示すコルゲーション部材190は、コルゲーション部材90と同様に、環状部材の上部を切り欠いた形状に形成されており、突出部191、第1切欠部192、第2切欠部193、及び軸受部194を備えている。
軸受部194は、第1ローラ軸81aに支持される軸受となる部分であり、第1軸線101方向から見て、円環形状の上部が切り欠かれた円弧形状に形成されており、コルゲーション部材90の軸受部94と同様に形成されている。
第1切欠部192及び第2切欠部193は、コルゲーション部材90の第1切欠部92及び第2切欠部93と同様に、前記環状部材の上部を切り欠いて除去することにより形成される切り欠きであり、コルゲーション部材190が第1ローラ軸81aに取り付けられた状態では、第1ローラ軸81aの上方に位置している。
第1切欠部192は、コルゲーション部材190における切り欠きの一方向側の一端に配置されており、軸受部194よりも一方向側に位置している。
第2切欠部193は、コルゲーション部材190における切り欠きの逆方向側の他端に配置されており、軸受部194よりも逆方向側に位置している。
突出部191は、コルゲーション部材190において軸受部194の下方に形成される部分である。第1ローラ軸81aに取り付けられたコルゲーション部材190においては、突出部191が、第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との接点Cにおける第1搬送ローラ81に接する接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出している。
突出部191の外周面は、シートSの搬送方向から見て、第1軸線101方向における中央部が外側に膨出する円弧形状に形成されている。
本実施形態のコルゲーション部材190においては、第1ローラ軸81aに取り付けられた状態で第1切欠部192及び第2切欠部193が、ともに上面カバー23の下面23bに当接している。
第1切欠部192が下面23bに当接することで、コルゲーション部材190が第1軸線101を中心として、突出部191が一方向へ移動する方向へ回動することが規制されている。また、第2切欠部193が下面23bに当接することで、コルゲーション部材190が第1軸線101を中心として、突出部191が逆方向へ移動する方向へ回動することが規制されている。
つまり、コルゲーション部材190は、第1ローラ軸81aに取り付けられた状態において、第1軸線101を中心として回動しないように構成されており、突出部191はシートSの搬送方向における位置が固定されている。また、第1切欠部192及び第2切欠部193が当接する上面カバー23の下面23bは、コルゲーション部材190の回動規制部として機能している。
コルゲーション部材190における、突出部191と第2切欠部193との間には第2傾斜面196が形成されている。
第2傾斜面196は、逆方向へいくに従って、突出部191側から第2切欠部193側へ向けて傾斜する傾斜面に形成されている。
第1ローラ軸81aにコルゲーション部材190が取り付けられた画像形成装置1においては、シートSが搬送経路P1に沿って一方向に向けて搬送されてくると、シートSの先端部がコルゲーション部材190の第2傾斜面196に当接する。
コルゲーション部材190においては、突出部191は接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出しており、第2傾斜面196は、一方向へ搬送されるシートSの先端が突出部191へ向けて引き込まれるように、逆方向へ行くに従って突出部191から傾斜する傾斜面に形成されている。
従って、一方向へ搬送されるシートSが第2傾斜面196に当接した後に第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82との接点Cに案内されると、シートSの左右方向中央部が突出部191に当接して、接点Cよりも第2搬送ローラ82側へ撓むこととなる。そして、シートSが第2搬送ローラ82側へ撓むことにより、シートSにコルゲーションが形成される。
また、第1ローラ軸81aに取り付けられたコルゲーション部材190では、突出部191における最も第2搬送ローラ82側に突出している部分が、シートSの搬送方向において、シートSのニップ位置となる接点Cの位置に位置している。
従って、突出部191を接点Cよりも逆方向側に配置する場合に比べて、シートSを効果的に湾曲させることが可能となっている。
また、図11に示すように、コルゲーション部材190においては、搬送経路P1に沿って搬送されるシートSの先端が、第2傾斜面196に対して所定の角度θ3にて当接するように構成されている。
この角度θ3は、仮にコルゲーション部材190をローラ等の円筒部材にて構成した場合に、シートSの先端が前記円筒部材の外周面に当接した際の角度θ4よりも小さな角度となるように設定されている。
これにより、コルゲーション部材190を円筒部材にて構成した場合に比べて、シートSがコルゲーション部材190に当接する際の衝撃を和らげることができ、搬送されるシートSを滑らかに突出部191に誘い込んで、シートSに対するコルゲーションの形成を容易にすることが可能となっている。
[本実施形態おける効果]
本実施形態においては、シート搬送装置は上述のように構成されている。
つまり、シート搬送装置は、第1軸線101の方向に沿って並んで配置される、複数の第1搬送ローラ81と、第1軸線101の方向に沿って複数の第1搬送ローラ81を支持し、第1搬送ローラ81と一体に回転する第1ローラ軸81aと、複数の第1搬送ローラ81との間でシートSを挟んで搬送する複数の第2搬送ローラ82と、少なくとも複数の第1搬送ローラ81の間、かつ、第1ローラ軸81aの外周に設けられる突出部91と第1傾斜面95とから構成され、突出部91が第1軸線101の方向から見て第1搬送ローラ81と第2搬送ローラ82の接点Cにおける第1搬送ローラ81に接する接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出する第1回動位置と、突出部91及び第1傾斜面95が第1軸線101の方向から見て接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出しない第2回動位置とが、シートSの搬送に伴う第1ローラ軸81aを中心とする回動によって切り替わるコルゲーション部材90と、シートSの一方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の一方向の回動を第1回動位置で固定し、シートSの逆方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の逆方向の回動を第2回動位置で固定する上面カバー23の下面23bと、を備える。
このような構成により、シートSの一方向への搬送によってコルゲーション部材90に一方向の回動力が生じ、回動規制部となる上面カバー23の下面23bによってコルゲーション部材90は第1回動位置で固定される。コルゲーション部材90は、第1回動位置で固定される際、接線Tよりも第2ローラ82側に突出部91が突出する。また、コルゲーション部材90は、少なくとも複数の第1搬送ローラ81の間に設けられているため、第1搬送ローラ81によってシートSが挟まれた状態で、コルゲーション部材90の突出部91によってシートSが第2搬送ローラ82側に押されることによって、一方向へ搬送されるシートSにコルゲーションをつけることができる。
一方、シートSの逆方向への搬送によってコルゲーション部材90に逆方向の回動力が生じ、上面カバー23の下面23bによってコルゲーション部材90は第2回動位置で固定される。コルゲーション部材90の突出部91及び第1傾斜面95は、コルゲーション部材90が第2回動位置で固定される際、接線Tよりも第2搬送ローラ82側に突出しない。すると、逆方向へ搬送されるシートSには、コルゲーション部材90によってコルゲーションがつけられない。従って、本シート搬送装置は、シートSが一方向へ搬送される際には、シートSにコルゲーションをつけ、シートSが逆方向へ搬送される際には、シートSにコルゲーションをつけないようにすることができる。
また、コルゲーション部材90は、更に、一方向へ搬送されるシートSの先端が突出部91へ向けて引き込まれるように逆方向へ行くに従って突出部91から傾斜する面である第2傾斜面96を有し、第1ローラ軸81aの外周には、第2傾斜面96と突出部91と第1傾斜面95とが設けられる。
これにより、コルゲーション部材90の第1軸線101の方向の断面形状を、ローラを用いた場合のように円弧形状に形成した場合に比べて、シートSが当接する箇所のシートSに対する傾斜角度を小さくすることができるため、搬送されるシートSを滑らかにコルゲーション部材90へ誘い込んで、シートSに対するコルゲーションの形成を容易にすることが可能となる。
また、コルゲーション部材90は、第1ローラ軸81aの外周の少なくとも一部分が露出する切り欠きが構成され、前記切り欠きの一方向側の一端に配置される第1切欠部92は、シートSの一方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の一方向の回動によって上面カバー23の下面23bと当接し、前記切り欠きの逆方向側の他端に配置される第2切欠部93は、シートSの逆方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の逆方向の回動によって上面カバー23の下面23bと当接する。
このような構成により、コルゲーション部材90の切り欠きによって、シート搬送装置を小型化することができる。また、コルゲーション部材90に設けられた切り欠きである第1切欠部92及び第2切欠部93は、回動規制部である上面カバー23の下面23bと当接し、コルゲーション部材90を第1回動位置、又は第2回動位置に固定することができる。
また、シート搬送装置は、更に、第1搬送ローラ81の上部を覆う上面カバー23を備え、第1搬送ローラ81及び第1ローラ軸81aは、第2搬送ローラ82より上側に設けられ、コルゲーション部材90は、少なくとも第1ローラ軸81aの外周の上側の部分に第1切欠部92及び第2切欠部93が構成され、第1切欠部92は、シートSの一方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の一方向の回動によって上面カバー23の下面23bと当接し、第2切欠部93は、シートSの逆方向への搬送に伴うコルゲーション部材90の逆方向の回動によって上面カバー23の下面23bと当接する。
これにより、コルゲーション部材90は、第1ローラ軸81aの外周のうち上側の部分が少なくとも欠ける構成によってシート搬送装置の第1搬送ローラ81周辺のスペースを小さくすることができる。
また、上面カバー23において、少なくとも第1切欠部92及び第2切欠部93が当接する部分が衝撃吸収部材23cで形成されている。
これにより、コルゲーション部材90が回動して第1切欠部92及び第2切欠部93が上面カバー23の下面23bに当接する際の衝撃を小さくすることができる。
また、シート搬送装置は、更に、第1搬送ローラ81の上部を覆う上面カバー23を備え、第1搬送ローラ81及び第1ローラ軸81aは、第2搬送ローラ82より上側に設けられ、コルゲーション部材190の第1切欠部192及び第2切欠部193は、上面カバー23の下面23bと当接する。
このように、コルゲーション部材190に構成される第1切欠部192及び第2切欠部193と上面カバー23の下面23bとが当接することによって、上面カバー23によって上から押さえられ、コルゲーション部材190をしっかりと第1ローラ軸81aに固定することができる。
また、コルゲーション部材90は、シートSの搬送方向から見て、第1軸線101の方向の中央部が、膨出する円弧形状に形成されている。
これにより、シートSのコルゲーション部材90、190が当接する部分に均一に押圧力を加えることができ、シートSにコルゲーションを形成し易くなる。
1 画像形成装置
2 筐体
8 排紙部
23 上面カバー
23b 下面
23c 衝撃吸収部材
24 ガイドリブ
81 第1搬送ローラ
81a 第1ローラ軸
82 第2搬送ローラ
82a 第2ローラ軸
90、190 コルゲーション部材
91 突出部
92、192 第1切欠部
93、193 第2切欠部
94 軸受部
95 第1傾斜面
96 第2傾斜面
101 第1軸線
C 接点
P1 搬送経路
T 接線

Claims (7)

  1. 軸線方向に沿って並んで配置される、複数の第1ローラと、
    前記軸線方向に沿って前記複数の第1ローラを支持し、前記第1ローラと一体に回転する第1ローラ軸部と、
    前記複数の第1ローラとの間でシートを挟んで搬送する複数の第2ローラと、
    少なくとも前記複数の第1ローラの間、かつ、前記第1ローラ軸部の外周に設けられる突出部と非突出部とから構成され、前記突出部が前記軸線方向から見て前記第1ローラと前記第2ローラの接点における前記第1ローラに接する接線よりも前記第2ローラ側に突出する第1位置と、前記突出部及び非突出部が前記軸線方向から見て前記接線よりも前記第2ローラ側に突出しない第2位置とが、前記シートの搬送に伴う前記第1ローラ軸部を中心とする回動によって切り替わるコルゲーション部と、
    前記シートの一方向への搬送に伴う前記コルゲーション部の所定方向の回動を前記第1位置で固定し、前記シートの前記一方向と逆の方向である逆方向への搬送に伴う前記コルゲーション部の前記所定方向とは逆方向の回動を前記第2位置で固定する回動規制部と、
    前記第1ローラの上部を覆うカバーと、
    を備え
    前記第1ローラ及び前記第1ローラ軸部は、前記第2ローラより上側に設けられ、
    前記コルゲーション部は、少なくとも前記第1ローラ軸部の前記外周の上側の部分に切り欠きが構成され、
    前記回動規制部は前記カバーの下面であり、
    前記切り欠きの前記一方向側の一端が前記シートの前記一方向への搬送に伴う前記コルゲーション部の前記所定方向の回動によって前記カバーの前記下面と当接することにより、前記コルゲーション部が前記第1位置にて固定され、
    前記切り欠きの前記逆方向側の他端が前記シートの前記逆方向への搬送に伴う前記コルゲーション部の前記逆方向の回動によって前記カバーの下面と当接することにより、前記コルゲーション部が前記第2位置にて固定され、
    前記コルゲーション部が自然状態にあるときには、前記カバーと前記切り欠きの前記他端との上下方向における距離は、前記カバーと前記切り欠きの前記一端との上下方向における距離よりも大きいことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記コルゲーション部が前記第1位置にあるときに、前記突出部における最も前記第2ローラ側に突出している部分が、前記シートの搬送方向において、前記第1ローラと前記第2ローラとの接点と同じ位置にあることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記コルゲーション部は、前記軸線方向の中央部に一つのみ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記コルゲーション部は、
    更に、
    前記一方向へ搬送されるシートの先端が前記突出部へ向けて引き込まれるように前記逆方向へ行くに従って前記突出部から傾斜する面である傾斜面を有し、
    前記第1ローラ軸部の外周には、前記傾斜面と前記突出部と前記非突出部とが設けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記カバーにおいて、少なくとも前記切り欠きの前記一端と前記他端とが当接する部分が衝撃吸収部材で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 記切り欠きの前記一端と前記他端とは、前記カバーの下面と当接する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記コルゲーション部は、前記シートの搬送方向から見て、前記軸線方向の中央部が、膨出する円弧形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。

JP2016130964A 2016-06-30 2016-06-30 シート搬送装置 Active JP6828289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016130964A JP6828289B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 シート搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016130964A JP6828289B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 シート搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018002383A JP2018002383A (ja) 2018-01-11
JP6828289B2 true JP6828289B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=60948328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016130964A Active JP6828289B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 シート搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6828289B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018002383A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873487B2 (ja) 画像形成装置
JP6545028B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5753863B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP5505788B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2008070522A (ja) 画像形成装置
JP6233245B2 (ja) シート排出装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP4417940B2 (ja) 画像形成装置
JP5680612B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
US9977375B2 (en) Image forming device
JP6828289B2 (ja) シート搬送装置
JP2017114585A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5690782B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備える画像形成装置
JP2020067457A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP7114374B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5127407B2 (ja) 画像形成装置のリッドの開閉構造
JP2008133110A (ja) 給紙装置
JP5961729B2 (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP2019099307A (ja) 画像形成装置
JP6958000B2 (ja) 駆動装置および画像形成装置
JP6451834B2 (ja) 画像形成装置
JP5625740B2 (ja) 媒体加圧装置および画像形成装置
JP2009128749A (ja) 画像形成装置
JP2007302454A (ja) 用紙搬送装置、画像形成装置
JP6292139B2 (ja) シート搬送装置およびこれを備える画像形成装置
JP6724595B2 (ja) シート搬送装置およびこれを備える画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6828289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150