JP5935727B2 - シート材の搬送路及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート材の搬送路及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、用紙の搬送方向に沿って延在するリブを有するガイド板を備え、前記リブが搬送される用紙サイズに対応して複数形成されると共に、各リブに一つ又は複数の切り欠きが形成された用紙搬送装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、前記切り欠きを挟んで搬送方向下流側に隣接するリブの高さが、上流側に隣接するリブの高さより低くしている。
特許文献2には、搬送される用紙等の被記録媒体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を被記録媒体に加熱定着する加熱ローラと押圧ローラとを有する定着手段とを備えた画像形成装置における加熱定着された被記録媒体の先端をガイドするための搬送ガイド装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、前記加熱ローラの排出側にて被記録媒体の先端が摺接するガイド面を有する搬送ガイド部材を配置し、該搬送ガイド部材におけるガイド面を、前記加熱ローラと押圧ローラとのニップ部から排出される被記録媒体のカールの湾曲方向と逆方向の湾曲面に形成している。
特開平04−313542号公報 特開平09−281826号公報
本発明は、シート材の先端部が湾曲していてもシート材をスムーズに搬送することが課題である。
請求項1の発明は、シート材を搬送する対を成す搬送ローラと、一方の前記搬送ローラの回転軸心よりも搬送方向下流側に設けられ、側面視において、上流側端部が前記一方の搬送ローラの回転軸心よりも搬送経路に対して他方の搬送ローラと反対側に位置すると共に、前記上流側端部から前記回転軸心よりも前記他方の搬送ローラ側に位置する下流側端部へと連続し、前記シート材を前記搬送経路側に誘導する誘導部と、を備え、前記一方の搬送ローラは駆動ローラであり、前記誘導部の前記上流側端部は、側面視において、前記駆動ローラの外周面よりも、前記回転軸心側に位置している。
請求項2の発明は、加熱部材と加圧部材とでシート材を搬送しながら現像剤像を前記シート材に定着させる定着装置と、前記定着装置で前記現像剤像が定着された前記シート材が、前記加圧部材側の面が前記誘導部側となって搬送される請求項1に記載のシート材の搬送路と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、誘導部の上流側端部が一方の搬送ローラの回転軸心よりも搬送経路に対して他方の搬送ローラ側に位置する場合と比較し、シート材の先端部が湾曲していても、シート材をスムーズに搬送することができる。
また、誘導部の上流側端部が駆動ローラの外周面よりも回転軸心よりも外側に位置している場合と比較し、シート材の先端部が湾曲していても誘導部の上流側端部にシート材の先端が当たることによる搬送不良を抑制し、シート材をスムーズに搬送することができる。
請求項2に記載の発明によれば、定着装置で現像剤像が定着されたシート材の加圧部材側の面を誘導部側として搬送することで、定着によって先端が湾曲したシート材をスムーズに搬送することができる。
本発明の一本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明の一本実施形態の反転搬送路の内側を構成する内側ガイド部を示す斜視図である。 本発明の一本実施形態の反転搬送路の外側を構成する外側ガイド部を示す斜視図である。 本発明の一本実施形態の反転搬送路の搬送ローラ対の間に配置された搬送リブを示す側面図である。 本発明の一本実施形態の反転搬送路の搬送ローラ対の幅方向外側に配置された搬送リブを示す側面図である。 図5の反転搬送路に先端がカールした記録媒体が搬送される様子を示す側面図である。 本発明が適用されていない比較例の反転搬送路に先端が湾曲した記録媒体が搬送される様子を示す側面図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。
<全体構成>
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。なお、図中に示す矢印UPは、鉛直方向上方を示している。
図1に示す本実施形態に係る画像形成装置10は、シート材の一例としてのシート状の記録媒体Pの裏表の両面へ画像を形成可能な両面用の画像形成装置である。画像形成装置10は、各構成部品が内部に収容される画像形成装置本体11を備えている。
画像形成装置本体11の内部には、記録用紙やOHPシートなどの記録媒体Pが収容される収容部12と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部14と、収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、画像形成装置本体11の上部には、画像形成部14によって画像が形成された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット22Y、22M、22C、22K(以下、22Y〜22Kと示す)と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト24と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像を中間転写ベルト24に転写する第1転写ローラ26と、第1転写ローラ26によって中間転写ベルト24に転写されたトナー画像を中間転写ベルト24から記録媒体Pへ転写する第2転写ローラ28と、を備えている。なお、画像形成部14は、上記の構成に限られず、他の構成であっても良く、記録媒体Pに画像を形成するものであればよい。
画像形成ユニット22Y〜22Kは、水平方向に対して傾斜した状態で、画像形成装置本体11の上下方向中央部に並んで配置されている。また、画像形成ユニット22Y〜22Kは、一方向(例えば、図1における時計回り方向)へ回転する感光体32をそれぞれ有している。なお、画像形成ユニット22Y〜22Kは、同様に構成されているので、図1において、画像形成ユニット22M、22C、22Kの各部の符号を省略している。
各感光体32の周囲には、感光体32の回転方向上流側から順に、感光体32を帯電させる帯電装置の一例としての帯電ローラ23と、帯電ローラ23によって帯電した感光体32を露光して感光体32に静電潜像を形成する露光装置36と、露光装置36によって感光体32に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置38と、感光体32に接触して感光体32に残留しているトナーを除去する除去部材40と、が設けられている。
露光装置36は、制御部20から送られた画像信号に基づき静電潜像を形成するようになっている。制御部20から送られる画像信号としては、例えば、制御部20が外部装置から取得した画像信号がある。
現像装置38は、感光体32へ現像剤を供給する現像剤供給体38Aと、現像剤供給体38Aへ付与される現像剤を攪拌しながら搬送する複数の搬送部材38Bと、を備えている。
中間転写ベルト24は、環状に形成されると共に、画像形成ユニット22Y〜22Kの上側に配置されている。中間転写ベルト24の内周側には、中間転写ベルト24が巻き掛けられる巻掛ローラ42、44が設けられている。中間転写ベルト24は、巻掛ローラ42、44のいずれかが回転駆動することによって、感光体32と接触しながら一方向(例えば、図1における反時計回り方向)へ循環移動(回転)するようになっている。なお、巻掛ローラ42は、第2転写ローラ28に対向する対向ローラとされている。
第1転写ローラ26は、中間転写ベルト24を挟んで感光体32に対向している。第1転写ローラ26と感光体32との間が、感光体32に形成されたトナー画像が中間転写ベルト24に転写される第1転写位置とされている。
第2転写ローラ28は、中間転写ベルト24を挟んで巻掛ローラ42に対向している。第2転写ローラ28と巻掛ローラ42との間が、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像が記録媒体Pに転写される第2転写位置とされている。
搬送部16は、収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ローラ46と、送出ローラ46に送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され送出ローラ46によって送り出された記録媒体Pを第2転写位置へ搬送する複数の搬送ローラ50と、が設けられている。
画像形成装置本体11には、第2転写ローラ28によって記録媒体Pに転写されたトナー画像を記録媒体Pに定着させる定着装置60が、第2転写位置より搬送方向下流側に設けられている。この定着装置60は製造工程において着脱可能とされ、ユーザには取り外し不可とされている。この定着装置60は、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ローラ52を備えている。
定着装置60は、トナー画像を記録媒体Pへ定着させる定着部材の一例としての加熱ローラ64及び加圧ベルト66が設けられている。
加熱ローラ64は、定着装置60に回転可能に支持された円筒状の円筒部材64Aと、円筒部材64Aの内部空間に設けられたハロゲンランプ等の加熱源64Bと、を備えて構成されている。加圧ベルト66は、環状に形成されると共に、加熱ローラ64に対向する位置で定着装置60に回転可能に支持されている。
加熱ローラ64及び加圧ベルト66は、記録媒体Pの搬送方向(以下、搬送方向という)と直交する幅方向(以下、幅方向という)を回転軸方向として回転すると共に、記録媒体幅方向に沿って長さを有している。
加熱ローラ64及び加圧ベルト66では、加熱ローラ64が回転駆動される共に加圧ベルト66が加熱ローラ64に従動して回転することにより、トナー画像が転写された記録媒体Pを挟んで搬送する構成となっている。このように加熱ローラ64及び加圧ベルト66によって挟んで搬送される記録媒体Pは、加熱ローラ64によってトナーが加熱されると共に加圧ベルト66によってトナーが加圧されて、画像が定着されるようになっている。
定着装置60には、加熱ローラ64及び加圧ベルト66によってトナー画像が定着された記録媒体Pを、定着装置60から排出部18へ排出する一対の排出ローラ52が設けられている。一対の排出ローラ52は、従動ローラ52Aと、その下側に配置された駆動ローラ52Bと、で構成されている。
画像形成装置本体11は、記録媒体Pの両面に画像を形成するために、片面に画像が形成された記録媒体を転写位置(画像形成位置)へ送り戻す反転搬送路70を有している。反転搬送路70については後述する。
また、定着装置60には、画像が定着された定着済の記録媒体Pを反転搬送路70に導入する導入路49を備えている。導入路49は、排出ローラ52が逆転することにより送り戻された定着済の記録媒体Pを反転搬送路70へ導くように構成されている。
このように、画像形成装置10では、導入路49及び反転搬送路70によって、片面に画像が形成された記録媒体Pを反転させて搬送路48へ送り戻せるようになっている。
<画像形成動作>
次に、本実施形態に係る画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10では、収容部12から送出ローラ46によって送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ローラ50によって第2転写位置へ送り込まれる。
一方、画像形成ユニット22Y〜22Kでは、帯電ローラ23によって帯電した感光体32が、露光装置36によって露光されて感光体32に静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置38によって現像されて感光体32にトナー画像が形成される。画像形成ユニット22Y〜22Kで形成された各色のトナー画像は、第1転写位置にて中間転写ベルト24に重ねられて、カラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト24に形成されたカラー画像が、第2転写位置にて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置60へ搬送され、転写されたトナー画像が定着装置60により定着される。記録媒体Pの片面のみに画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、記録媒体Pは、排出ローラ52により排出部18へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が形成された後、記録媒体Pは、排出ローラ52が逆転することにより、導入路49から反転搬送路70へと送り込まれる。さらに反転搬送路70から搬送路48へ送り込まれ、反対面側に上記と同様に画像が形成され、記録媒体Pの両面へ画像が形成される。以上のようにして一連の画像形成動作が行われる。
<反転搬送路>
つぎに反転搬送路70について説明する。
なお、記録媒体Pが反転搬送路70を搬送される経路を搬送経路Sとして図示している。また、搬送経路Sに対する後述する従動ローラ82、92側(図1の左側方向)を「内側」とし、搬送経路Sに対する後述する駆動ローラ84、94側(図1の右側方向)を「外側」(従動ローラ92と反対側)とする。
図1に示すように、反転搬送路70の上部における搬送方向が横方向から下方向に変化する湾曲部71には、駆動ローラ84と従動ローラ82とで構成された搬送ローラ対80が設けられている。また、反転搬送路70における搬送ローラ対80の搬送方向下流側の直線状のストレート部72には、駆動ローラ94と従動ローラ92とで構成された搬送ローラ対90が設けられている。
図2及び図3に示すように、搬送ローラ対80、90は、搬送方向と直交する幅方向に間隔をあけた二か所に設けられている。各搬送ローラ対80、90の幅方向の間隔は、画像形成装置10が画像形成する最少の記録媒体Pの幅よりも狭くなるように設定されている。
また、幅方向に間隔をあけて設けられている二つの駆動ローラ84は、幅方向を軸方向とする一本の回転軸(駆動軸)86に設けられている。同様に幅方向に間隔をあけて設けられている二つの駆動ローラ94も幅方向を軸方方向とする一本の回転軸(駆動軸)96に設けられている。
これら回転軸86、96が図示していない駆動機構によって回転することで、駆動ローラ84、94が回転する。そして、記録媒体Pが従動ローラ82、92との間に挟まれて反転搬送路70を搬送される。
図2に示すように、反転搬送路70の内側は、内側ガイド部17で構成されている(図1も参照)。内側ガイド部17は、板面に搬送方向に沿った短いリブ15が複数形成された構成となっている。
図3に示すように反転搬送路70の外側は、外側ガイド部100で構成されている(図1も参照)。外側ガイド部100は、搬送方向に沿った複数の板状の搬送リブ102、110で構成されている。板状の搬送リブ102、110は、板厚方向が搬送方向と直交する幅方向として配置され、幅方向に間隔をあけて設けられている。
なお、幅方向に間隔をあけて設けられた搬送ローラ対90よりも幅方向外側に搬送リブ110が配置され、搬送ローラ対90の間に搬送リブ102が配置されている。
図4及び図5に示すように、板状の搬送リブ102、110の端面108、118と内側ガイド部17の短いリブ15との間が反転搬送路70となる。また、搬送リブ102、110には、駆動ローラ94の回転軸96を逃げるための凹部104、114が形成されている。
そして、図5に示すように、搬送リブ110の凹部114の搬送方向下流側には、誘導部120が形成されている。
駆動ロール94の回転軸心94A方向に見た側面視において、誘導部120の上流側端部120A(凹部114との境界部)は、駆動ローラ94の回転軸心94Aよりも搬送経路Sに対して外側(従動ローラ92と反対側)に位置している。より具体的には、駆動ローラ94の回転軸心94Aを通り、且つ従動ローラ92の回転軸心92Aと駆動ローラ94の回転軸心94Aとを結んだ直線91に直交する直線93よりも、搬送経路Sに対して外側(従動ローラ92と反対側)に位置している。
そして、誘導部120は、上流側端部120Aから回転軸心94A(直線93)よりも搬送経路S側(従動ローラ92側)に位置する下流側端部120B(端面118との境界部)へと連続するように構成されている。なお、この誘導部120に当たった記録媒体Pの先端部が、搬送経路S側(従動ローラ92側)に誘導される(図6を参照)。
また、側面視において、上流側端部120Aは、駆動ローラ94の外周面94Sよりも、回転軸心94A側(搬送方向上流側)に位置している、
誘導部120は、上流側端部120A(凹部114)から繋がる湾曲部122と、湾曲部122から下流側端部120B(端面118)へと繋がる直線部124と、を有する構成となっている。
そして、誘導部120の上流側端部120Aの延長線(湾曲部122の上流側端部120Aにおける接線)121は、従動ローラ92の回転軸心92Aと駆動ローラ94の回転軸心94Aとを結んだ直線91に対する角度θ1が、90°となるように設定されている。なお、角度θ1は必ずしも90°でなくてもよく、角度θ1が85°以上で90°以下の範囲となるように設定されていてもよい。
また、誘導部120の湾曲部122の半径R1は、10mm以上になるように設定されている。また、湾曲部122の開き角度θ2は、140°以上になるように設定されている。
<作用及び効果>
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
前述したように、記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、定着装置60によって片面に画像が形成された後、記録媒体Pは、排出ローラ52が逆転することにより、導入路49から反転搬送路70へと送り込まれる。
定着後の記録媒体Pの搬送方向の両端部は、画像が定着された定着面PAと反対側の裏面PB側、つまり定着装置60の加圧ベルト66側の裏面PB側に曲がる湾曲PCが生じる(図6参照)。そして、記録媒体Pの搬送方向の先端部に湾曲PCが生じた状態で、反転搬送路70に送られる。
反転搬送路70では、記録媒体Pにおける幅方向に間隔をあけて配置された二つの搬送ローラ対80、90よりも幅方向外側は、湾曲PCが矯正されないで、湾曲PCが生じた状態で搬送される。
ここで、図7に示す本発明が適用されていない比較例としての搬送リブ510について説明する。比較例の搬送リブ510の誘導部520の上流側端部520A(凹部114との境界部)は、駆動ローラ94の回転軸心94A(直線93)よりも搬送経路Sに対して内側(従動ロール92側)に位置している。また、誘導部520の上流側端部120Aの延長線521は、直線91に対する角度θ1が約60°となっている。
そして、この比較例の誘導部520の場合は、湾曲PCが大きいと湾曲PCの先端の誘導部520の衝突角度θ3が大きくなり、二点破線で示すように記録媒体Pの先端が誘導部520に引っ掛り先端折れが発生することがある。また、先端折れすることで、記録媒体Pが搬送路に詰まることがある(JAMが発生することがある)。
これに対して、図5及び図6に示すように、本実施形態の誘導部120は、上流側端部120Aが駆動ローラ94の回転軸心94A(直線93)よりも搬送経路Sに対して外側に位置しているので、比較例と比較し、湾曲PCの先端の誘導部120の衝突角度θ3(図6参照)が小さくなる。
よって、図6に二点破線で示すように、記録媒体Pの先端が誘導部120に引っ掛りにくくなり、この結果、先端折れの発生が防止される。つまり、本実施形態の誘導部120は、比較例の誘導部520と比較し、搬送不良が発生しにくく、スムーズに搬送される。
また、誘導部120の上流側端部120Aが駆動ローラ94の外周面94Sよりも回転軸心92A側(搬送方向上流側)に位置しているので、記録媒体Pの湾曲PCの先端が誘導部120の上流側端部120Aに当たることによる搬送不良が防止され、記録媒体Pがスムーズに搬送される。
また、定着装置60で現像剤像が定着された記記録媒体Pの加圧ベルト66側の裏面PBを誘導部120側として搬送されているので、定着によって湾曲PCが発生した記録媒体Pであっても、スムーズに搬送される。
<その他>
尚、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、搬送方向と直交する幅方向に間隔をあけて配置された搬送ローラ対90よりも幅方向外側の搬送リブ110に本発明を適用したが、搬送ローラ対90の間の搬送リブ102にも本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、記録媒体Pの両面に画像を形成するための片面に画像が形成された記録媒体を転写位置(画像形成位置)へ送り戻す反転搬送路70に本発明を適用したがこれに限定されない。記録媒体を搬送する搬送路であれば、本発明を適用することができる。
また、例えば、画像形成装置の構成としては、上記実施形態の構成に限られず種々の構成とすることが可能である。また、上記実施形態では電子写真方式で記録媒体に画像を形成する画像形成装置であったが、これに限定されない。インクジェット方式や熱転写方式などの画像形成装置にも本発明を適用することができる。
また、画像形成装置以外の装置、例えば、画像読取装置にも本発明を適用することができる。つまり、シート材を搬送する搬送装置全般に本発明を適用することができる。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 画像形成装置
90 搬送ローラ対(対を成す搬送ローラ)
94 駆動ローラ
94A 回転軸心
94S 外周面
60 定着装置
64 加熱ローラ(加熱部材の一例)
66 加圧ベルト(加圧部材に一例)
70 反転搬送路(搬送路の一例)
120 誘導部
120A 上流側端部
120B 下流側端部
P 記録媒体(シート材の一例)
S 搬送経路

Claims (2)

  1. シート材を搬送する対を成す搬送ローラと、
    一方の前記搬送ローラの回転軸心よりも搬送方向下流側に設けられ、側面視において、上流側端部が前記一方の搬送ローラの回転軸心よりも搬送経路に対して他方の搬送ローラと反対側に位置すると共に、前記上流側端部から前記回転軸心よりも前記他方の搬送ローラ側に位置する下流側端部へと連続し、前記シート材を前記搬送経路側に誘導する誘導部と、
    を備え
    前記一方の搬送ローラは駆動ローラであり、
    前記誘導部の前記上流側端部は、側面視において、前記駆動ローラの外周面よりも、前記回転軸心側に位置しているシート材の搬送路。
  2. 加熱部材と加圧部材とでシート材を搬送しながら現像剤像を前記シート材に定着させる定着装置と、
    前記定着装置で前記現像剤像が定着された前記シート材が、前記加圧部材側の面が前記誘導部側となって搬送される請求項1に記載のシート材の搬送路と、
    を備える画像形成装置。
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