JP6659131B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ、レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置において、シートの第1面(表面)及び第2面(裏面)に画像を形成するものがある。このような画像形成装置では、シートの両面に画像を形成する場合、感光体ドラム上にトナー像を形成し、このトナー像を転写部において給紙部から供給されたシートの第1面に転写する。この後、転写されたトナー像を画像形成部の下流側に設けられた定着部によりシートに定着させた後、シートを反転部に搬送する。そして、この反転部により、表裏を反転させた状態でシートを再度、画像形成部に搬送することにより、シートの第2面に画像を形成する。
ここで、画像形成装置において、トナー像をシートに定着させる定着処理の際、シートを所定の温度で加熱しており、この加熱によりシートに含まれる水分が水蒸気となって蒸発する場合がある。そして、定着部によって加熱されたシートから生じた水蒸気の影響によって、搬送ローラに結露が発生してしまう場合があった。結露が発生すると、その搬送ローラをシートが通過する際にシートに水分が付着し、この水分の影響により画像不良や搬送不良、シートの汚損等が発生する。
そこで、従来、エアを送風するファンを備え、エアを送風することで結露を防止することを可能にした画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2013−257383号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置においては、結露を防止するために、画像形成装置に大型のファンを設ける必要がある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、装置を複雑化、大型化することなく、結露による影響を防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置において、シートにトナー像を転写する転写部と、前記転写部によって転写されたトナー像を、熱を使ってシートに定着させる定着部と、前記定着部によってトナー像が定着されたシートを、排出口へ向けて案内する排出路と、前記排出路から分岐する分岐路と、前記分岐路に搬送されたシートを搬送する回転体対と、前記分岐路を通過させずに前記排出路を介して前記排出口からシートを連続して排出する動作の最中に、前記回転体対転させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記排出路を介して所定枚数のシートが連続して前記排出口へ案内されたことに応じて、前記回転体対を回転させ、前記所定枚数は、シートのサイズに応じて設定されている、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートにトナー像を転写する転写部と、前記転写部によって転写されたトナー像を、熱を使ってシートに定着させる定着部と、前記定着部によってトナー像が定着されたシートを、排出口へ向けて案内する排出路と、前記排出路から分岐する分岐路と、前記分岐路に搬送されたシートを搬送する回転体対と、前記分岐路を通過させずに前記排出路を介して前記排出口からシートを連続して排出する動作の最中に、前記回転体対を回転させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記動作の継続時間が所定時間になったことに応じて、前記回転体対を回転させ、前記所定時間は、シートのサイズに応じて設定されている、ことを特徴とする。
本発明のように、分岐路を通過させずに排出路を介して排出口からシートを連続して排出している際に、回転体対を回転させることにより、装置を複雑化、大型化することなく、結露による影響を防止することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記レーザビームプリンタの制御ブロック図。 上記レーザビームプリンタに設けられた反転搬送ローラ対の駆動制御を示すフローチャート。 上記反転搬送ローラ対の他の駆動制御を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るレーザビームプリンタの制御ブロック図。 第2の実施の形態に係る反転搬送ローラ対の駆動制御を示すフローチャート。
<第1の実施の形態>
以下、本発明を実施するための第1の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。図1に示すように、レーザビームプリンタ(以下、プリンタという)100は、画像形成装置本体であるプリンタ本体101と、シートに画像を形成する画像形成部102と、プリンタ本体101の上方に略水平に設置された画像読取装置103と、を備えている。画像読取装置103とプリンタ本体101との間には、シート排出用の排出空間Pが形成されている。プリンタ本体101は、給紙カセット111からシートSを給送するシート給送部110と、第1面に画像が形成されたシートを再度、画像形成部102に搬送するための反転搬送部20等を備えている。
画像形成部102は、スキャナーユニット142と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ140を備えている。各プロセスカートリッジは、感光体ドラム141と、現像器143と、を有している。また、画像形成部102は、プロセスカートリッジ140の上方に配された中間転写ユニット145を備えている。
中間転写ユニット145は、2次転写内ローラ131等に巻き掛けられた中間転写ベルト146を備えている。また、中間転写ユニット145は、中間転写ベルト146の内側に設けられ、各感光体ドラム141に対向した位置で中間転写ベルト146に当接する4つの1次転写ローラ144を備えている。ここで、中間転写ベルト146は、各感光体ドラム141に接するように配置され、不図示の駆動部により駆動されて矢印A方向に回転する。そして、この中間転写ベルト146に1次転写ローラ144によって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト146に多重転写される。これにより、中間転写ベルト146上にはフルカラー画像が形成される。
中間転写ユニット145の2次転写内ローラ131と対向する位置には、2次転写ローラ132が配置されている。2次転写内ローラ131及び2次転写ローラ132によって形成されるニップは、中間転写ベルト146上に形成されたフルカラー画像をシートSに転写する2次転写部130を構成している。さらに、2次転写ローラ132の上部には定着部150が配置され、定着部150のシート搬送方向下流には第1排紙ローラ対11が配置されている。
また、プリンタ本体101は、プリンタ100の画像形成動作、シートの給送動作、両面画像形成時のシートの搬送動作を制御する制御部30を備えている。また、プリンタ本体101は、シート給送部110から給送されたシートを画像形成部102に搬送するための第1シート搬送通路Rを有している。さらに、画像形成部102により画像が形成されて定着部150によってトナー像が定着されたシートは、第2シート搬送通路R1(排出路)によって排出口10に案内される。また、第2シート搬送通路R1は、第3シート搬送通路R2(分岐路)に分岐しており、第3シート搬送通路R2には、シートを搬送する反転搬送ローラ対21(回転体対)が設けられている。
次に、このように構成されたプリンタ100の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず不図示のパソコン等からの画像情報に基づきスキャナーユニット142からレーザ光が照射される。そして、このレーザ光により、所定の極性・電位に一様に帯電されている感光体ドラム141の表面を順次露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成する。この後、この静電潜像をトナーにより現像し、可視化する。そして、感光体ドラム上の4色のトナー画像を各1次転写ローラ144に印加される転写バイアスにより中間転写ベルト146に転写し、中間転写ベルト146上にフルカラートナー画像を形成する。なお、感光体ドラム上に残ったトナーはプロセスカートリッジ140に設けられた不図示のクリーニング部により、不図示のトナー容器に回収される。
このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット111に収容されたシートSがシート給送部110により送り出され、この後、シートSは、搬送ローラ対121により、斜行補正装置120まで搬送され、斜行補正装置120により斜行が補正される。次に、斜行が補正されたシートSの先端と中間転写ベルト上のフルカラートナー像との位置を合わせるように斜行補正装置120に設けられた搬送ローラ対122が回転し、シートSは2次転写部130まで搬送される。そして、2次転写部130(転写部)にて、2次転写ローラ132に印加された2次転写バイアスにより、フルカラートナー像がシートS上に一括して転写される。
次に、フルカラートナー像が転写されたシートSは、定着部150に搬送され、定着部150において熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色することによりシートS上のトナー像がフルカラー画像として定着される。この後、トナー画像が定着されたシートSは、第2シート搬送通路R1に設けられた第1排紙ローラ対11により排出空間Pの底部に設けられた排紙トレイ170に排紙される。
なお、シートの両面に画像を形成する場合は、案内部材である切替部材12を、シートを第1排紙ローラ対11に向かわせる実線で示す第1位置から、シートを反転搬送部20に案内する破線で示す第2位置に移動させる。切替部材12は、第2シート搬送通路R1と、第3シート搬送通路R2と、の分岐部分に回動可能(移動可能)に設けられている。これにより、第1面に画像が形成されたシートは第3シート搬送通路R2に設けられた正逆転可能な第2排紙ローラ対13に達し、この後、この第2排紙ローラ対13の逆転により、反転した状態で反転搬送部20に搬送される。この後、シートは、反転搬送部20を経て2次転写部130へと再搬送され、第1面と反対の第2面に画像が形成される。
そして、再度、定着部150によりトナー像が定着された後、両面に画像が形成されたシートSは第1排紙ローラ対11により排紙トレイ170上へ排出される。あるいは、排紙トレイ170に積載されたシートの枚数が多くなった場合には、切替部材12を第1位置に移動させ、シートを第2排紙ローラ対13により排紙トレイ170上へ排出させる。
また、反転搬送部20は、第1両面搬送通路R3と、第2両面搬送通路R4と、を有している。第1両面搬送通路R3は、反転搬送ローラ対21によってスイッチバックされたシートを第1シート搬送通路Rに案内し、第2両面搬送通路R4は、第2排紙ローラ対13によってスイッチバックされたシートを第1シート搬送通路Rに案内する。反転搬送ローラ対21は、第2シート搬送通路R1及び第3シート搬送通路R2の分岐点B1よりも上方に配置されている。そして、例えば小サイズのシートを再搬送する際、シートは反転搬送ローラ対21の逆転により、第2両面搬送通路R4に搬送される。
図2は、本実施の形態に係るプリンタ100の制御ブロック図である。図2に示すように、制御部30は、CPU31と、制御ソフトウェアの格納及びデータ保管を行うROM32と、CPU31のワークエリアを構成するRAM33と、を有している。そして、CPU31は、ROM32から読み出したソフトウェアやデータをRAM33上に展開してソフトウェアを起動させ、プリンタ100の各部を制御することにより、所望の画像形成処理を行う。本実施の形態においては、ROM32は、片面に画像が印刷する片面印刷モードと、片面に画像が印刷されたシートを第3シート搬送通路R2に搬送してシートの両面に印刷する両面印刷モードと、を有している。
また、制御部30には、画像形成部102と、定着部150と、切替部材12と、反転搬送ローラ対21と、排出口10から排出されるシートの枚数をカウント(計数)するカウンタ35と、がそれぞれ接続されている。さらに、制御部30には、連続して排出するシート枚数を設定する操作部36が接続されている。
そして、制御部30は、現像、転写等の画像形成処理を行うよう画像形成部102を制御すると共に、画像定着処理を行うよう定着部150のヒータ温度等の制御を行う。また、制御部30は、不図示のソレノイドにより、切替部材12を第1位置又は第2位置に切替えるように制御する。さらに、制御部30は、後述するように所定枚数以上のシートが連続排出される場合には、反転搬送ローラ対21を、連続排紙が終了する前に所定時間回転(空転)させるよう制御する。
ところで、シートSが第1排紙ローラ対11により排紙トレイ170上に排出される場合、反転搬送ローラ対21をシートSが通過することはないことから、反転搬送ローラ対21は常に圧接した状態で停止している。このため、定着部150において、シートSの持つ水分が蒸発すると、例えばプリンタ100が十分に温まっていない場合、定着部150の上方に位置する反転搬送ローラ対21のニップ部にて水蒸気が滞留する。
そして、シートSが連続して排出され、排出されるシートが所定枚数となると、水蒸気が反転搬送ローラ対21のニップ部で結露する。なお、第1面(表面)にのみ画像を形成する片面画像形成の場合、第1排紙ローラ対11から排出されるシートの枚数が多いほど、或いはシートのサイズが大きいほど反転搬送ローラ対21のニップ部の結露の量が多くなる。
この状態で、シートSが切替部材12により案内されて反転搬送ローラ対21に搬送されると、反転搬送ローラ対21のニップ部に付着した結露がシートSに付着する。つまり、所定枚数以上のシートが第1排紙ローラ対11から連続排出された後、シートが反転搬送ローラ対21に搬送されると、結露がシートSに付着する。そして、この状態でシートSが、両面に画像を形成するため反転搬送部20へと搬送された後、2次転写部130を通過した場合、シートSの水分が付着した部分にはトナー像が転写されず、この結果、結露跡のある異常画像がシート上に形成される。
そこで、本実施の形態においては、片面画像形成の場合、反転搬送ローラ対21によりシートが搬送される前に反転搬送ローラ対21を回転させるようにしている。すなわち、反転搬送ローラ対21は、シートを挟持しない状態で回転する。これにより、反転搬送ローラ対21の近傍に滞留している水蒸気を逃がし、また結露が発生しても結露を乾燥させることができる。なお、反転搬送ローラ対21の回転は、近年さらに求められている省エネ性、静音性の観点から、極力制限する必要がある。
このため、本実施の形態においては、片面印刷モードの場合、結露が生じる可能性のある所定枚数以上のシートが連続して排出される場合において、シートの連続排出が終了する前に反転搬送ローラ対21を所定時間回転(空転)させるようにしている。さらに、反転搬送ローラ対21の一方または両方を、水蒸気や結露を吸収する吸水性を有する発泡材により成形することにより、結露防止効果を向上させている。
次に、このような本実施の形態に係る反転搬送ローラ対21の駆動制御について図3に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図3及び図4において、「Y」はYESを意味し、「N」はNOを意味する。制御部30は、まずシートに画像を形成する印刷モードが、シートの片面に画像を形成する片面印刷モードか否かを確認する(ステップS100)。片面印刷モードの場合には(ステップS100のY)、第1排紙ローラ対11による排出かを判断する(ステップS101)。ここで、片面印刷モードで、かつ第1排紙ローラ対11による排出の場合、反転搬送ローラ対21に結露が発生しやすい。なお、本実施の形態では、片面印刷モードかつ第1シート搬送通路R1を介して排出口10から所定枚数以上のシートが排出されるモードを、空転モードという。
このため、制御部30は、この後、操作部36により所定枚数以上のシートの連続排出が設定されたか否かを判断する。そして、所定枚数以上のシートの連続排出が設定され、かつ第1排紙ローラ対11による排出の場合には(ステップS101のY)、制御部30は、カウンタ35からの計数情報により、排出されるシートの枚数がN枚(所定枚数)となったかを判断する。そして、シートの排出枚数がN枚となったとき(ステップS102のY)、すなわち排出されたシートがN枚目(所定枚数目)となったとき、制御部30は、反転搬送ローラ対21を駆動し、所定時間、空転させる(ステップS103)。なお、本実施の形態において、空転とは、ローラ対がシートを挟持していない状態で回転することを言う。また、排出口10へ排出されるシートが所定枚数未満(N枚未満)の場合には、制御部30は、反転搬送ローラ対21を空転させない(ステップS102のN)。
なお、ここでの反転搬送ローラ対21の空転は、第1排紙ローラ対11によってシートを連続排出する上記ジョブに続いて、反転搬送ローラ対21を使ってシートを搬送する別のジョブが入力されていなくても実行する。これは、反転搬送ローラ対21を使ってシートを搬送する別のジョブが入力された場合に、この別のジョブにいち早く対応できるようにするためである。すなわち、反転搬送ローラ対21の空転制御は、第3シート搬送通路R2にシートが搬送される前に実行される。
このように反転搬送ローラ対21を制御することにより、空転モードの実行中において、シートの排出枚数がN枚となり、結露が生じた場合でも、結露を乾燥させることができる。また、結露が発生しやすい片面印刷モードでの連続シート排出枚数が多い時のみ、反転搬送ローラ対21を回転させることにより、必要最小限の反転搬送ローラ対21の駆動が可能となり、排出枚数が少ない時の省エネ性、静音性を向上させることができる。
なお、反転搬送ローラ対21が空転している際には、反転搬送ローラ対21よりもシート搬送方向における下流に配置された他のローラは回転しない。本実施の形態では、他のローラとは、例えば第2排紙ローラ対13及び第1両面搬送通路R3に沿って設けられた回転体対である。これにより、より省エネ性、静音性を向上させることが出来る。
なお、所定の排出枚数Nは、シートのサイズによって異なる。このため、本実施の形態では、大きなサイズのシートの場合は所定の排出枚数Nを10枚とし、小さいサイズのシートでは20枚としている。また、片面印刷モードで画像を形成するシートの枚数が多い場合、このような反転搬送ローラ対21の駆動制御を行なった後、ジョブが終了するまでに、再度、N枚以上のシートが排出される場合がある。この場合には、シートの排出枚数がN枚となったとき、再度、反転搬送ローラ対21を空転させるようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態においては、所定枚数以上のシートが連続して排出される場合には、シートの連続排出が終了する前に、すなわちシートの排出枚数がN枚となったときに反転搬送ローラ対21を所定時間空転させるようにしている。これにより、反転搬送ローラ対21に結露が生じた場合でも、結露を乾燥させることができ、この結果、反転搬送ローラ対21によりシートを搬送する際、シートに結露が付着するのを防ぐことができ、結露による画像品位への影響を防止することができる。
また、反転搬送ローラ対21を所定時間空転させて結露を乾燥させることにより、反転搬送ローラ対21のニップを解除することなく結露を無くすことができる。このため、反転搬送ローラ対21のニップを解除する機構が不要となり、構成を簡略化できる。つまり、本実施の形態のように、所定枚数以上のシートが連続して排出される場合には、シートの連続排出が終了する前に反転搬送ローラ対21を所定時間空転させることにより、装置を複雑化、大型化することなく、結露を防止することができる。さらに、反転搬送ローラ対21を常時回転させることが不要となり、省エネルギーで、かつ稼動音に対しても影響が少ない構成とすることができる。
なお、本実施の形態においては、シートの排出枚数がN枚目となったとき、反転搬送ローラ対21を空転させたが、本発明は、これに限らない。例えば、プリンタ100が設置されている環境により、片面印刷モードによる画像形成を開始する際、すでに反転搬送ローラ対21に結露が生じている場合がある。
この場合には、図4に示すフローチャートのように、制御部30は、印刷モードが片面印刷モードか否かを判断する(ステップS200)。そして、印刷モードが片面印刷モードの場合であって(ステップS200のY)、第1排紙ローラ対11による排出の場合(ステップS201のY)、最初のシートが搬送される前に反転搬送ローラ対21を駆動し、所定時間空転させる(ステップS202)。そして、制御部30は、カウンタ35からの計数情報により、排出されるシートの枚数がN枚(所定枚数)となったか否かを判断する(ステップS203)。そして、シートの排出枚数がN枚となったとき(ステップS203のY)、制御部30は、反転搬送ローラ対21を駆動し、所定時間、空転させる(ステップS204)。
なお、シートの排出枚数がN枚のとき反転搬送ローラ対21を回転させたとき、十分に結露を防止できない場合には、早いタイミングで、すなわち排出されるシートがN枚目よりも少ないときに反転搬送ローラ対21を所定時間駆動するようにしても良い。言い換えれば、第2シート搬送通路R1からシートが連続して排出されている最中に、反転搬送ローラ対21の回転を開始するよう制御するようにしても良い。すなわち、制御部30が空転モードを実行中であれば、どのようなタイミングで反転搬送ローラ対21を空転させてもよい。
さらに、反転搬送ローラ対21を回転させても十分に結露を防止できない場合には、反転搬送ローラ対21の回転速度を、シートを搬送する際の回転速度よりも速くするようにしても良い。
また、例えばシートの連続排出が終了する前に、シートを第2排紙ローラ対13によって排出する場合には、シートの連続排出が終了する前に反転搬送ローラ対21を所定時間駆動して空転させるよう制御するようにしても良い。
<第2の実施の形態>
上述した第1の実施の形態では、片面印刷モードの場合、排出口10から排出されるシートの枚数がN枚(所定枚数)となったことに応じて反転搬送ローラ対21を空転させる形態を例示した。第2の実施の形態では、図5に示すように、制御部30に、カウンタの代わりにタイマー55を接続されている。
第2の実施の形態における制御部30の制御フローを、図6を用いて説明するが、図6において、第1の実施の形態において説明した図3と同じ符号については説明を省略する。ここで、片面印刷モードかつ排出口10から連続してシートが排出される動作を連続排出動作という。
上記連続排出動作を実行中の場合(ステップS101Y)に、タイマー55は、連続排出動作の継続時間を計測する。制御部30は、タイマー55が計測した継続時間が所定時間T以上であると判断すると(ステップ302のY)、反転搬送ローラ対21を所定時間空転させる。また、タイマー55が計測した時間が所定時間未満(所定時間T未満)の場合には、制御部30は、反転搬送ローラ対21を空転させない(ステップS302のN)。
なお、ここでの反転搬送ローラ対21の空転は、第1排紙ローラ対11によってシートを連続排出する上記ジョブに続いて、反転搬送ローラ対21を使ってシートを搬送する別のジョブが入力されていなくても実行する。これは、反転搬送ローラ対21を使ってシートを搬送する別のジョブが入力された場合に、この別のジョブにいち早く対応できるようにするためである。すなわち、反転搬送ローラ対21の空転制御は、第3シート搬送通路R2にシートが搬送される前に実行される。
これにより、反転搬送ローラ対21付近に滞留した水蒸気を逃がして結露の発生を低減させるとともに、発生した結露を乾燥させることが出来る。また、必要最小限の反転搬送ローラ対21の駆動が可能となり、省エネ性、静音性を向上させることができる。
なお、第1及び第2の実施の形態において、反転搬送ローラ対21はローラに限らず、片方又は両方をベルト等の他の回転体から構成してもよい。
10:排出口/12:案内部材(切替部材)/21:回転体対(反転搬送ローラ対)/30:制御部/35:カウンタ/55:タイマー/130:転写部(2次転写部)/150:定着部/R1:排出路(第2シート搬送通路)/R2:分岐路(第3シート搬送通路)/S:シート

Claims (13)

  1. シートにトナー像を転写する転写部と、
    前記転写部によって転写されたトナー像を、熱を使ってシートに定着させる定着部と、
    前記定着部によってトナー像が定着されたシートを、排出口へ向けて案内する排出路と、
    前記排出路から分岐する分岐路と、
    前記分岐路に搬送されたシートを搬送する回転体対と、
    前記分岐路を通過させずに前記排出路を介して前記排出口からシートを連続して排出する動作の最中に、前記回転体対転させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記排出路を介して所定枚数のシートが連続して前記排出口へ案内されたことに応じて、前記回転体対を回転させ、
    前記所定枚数は、シートのサイズに応じて設定されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排出口から連続して排出されるシートの枚数を計測するカウンタを備え、
    前記制御部は、前記カウンタが計測したシートの枚数が前記所定枚数になると、前記回転体対を回転させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記排出路を介して前記排出口から連続して排出されるシートの枚数が前記所定枚数未満の場合には、前記回転体対を回転させない、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. シートにトナー像を転写する転写部と、
    前記転写部によって転写されたトナー像を、熱を使ってシートに定着させる定着部と、
    前記定着部によってトナー像が定着されたシートを、排出口へ向けて案内する排出路と、
    前記排出路から分岐する分岐路と、
    前記分岐路に搬送されたシートを搬送する回転体対と、
    前記分岐路を通過させずに前記排出路を介して前記排出口からシートを連続して排出する動作の最中に、前記回転体対を回転させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作の継続時間が所定時間になったことに応じて、前記回転体対を回転させ、
    前記所定時間は、シートのサイズに応じて設定されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記動作の継続時間を計測するタイマーを備え、
    前記制御部は、前記タイマーが計測した前記継続時間が前記所定時間になると、前記回転体対を回転させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記動作の継続時間が前記所定時間未満の場合には、前記回転体対を回転させない、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記分岐路は、トナー像が形成されたシートを再度、前記転写部へ向けて案内する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記回転体対は、前記定着部の上方に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記分岐路に設けられ、前記回転体対よりもシート搬送方向における下流に配置された他の回転体対を備え、
    前記制御部は、前記分岐路を通過させずに前記排出路を介して前記排出口からシートを連続して排出している際に、前記他の回転体対を回転させない、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記分岐路を通過させずに前記排出路を介して前記排出口からシートを連続して排出している際の方が、前記分岐路にシートが案内される際よりも、前記回転体対を早く回転させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記回転体対の少なくとも一方は、発泡材から形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記排出路と前記分岐路との分岐部分に設けられ、前記排出口へ向けてシートを案内する第1位置と前記分岐路へ向けてシートを案内する第2位置との間を移動可能な案内部材を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記動作の最中に、回転している前記回転体対の回転を停止できる、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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