JP5007756B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
画像形成装置に関する。
た用紙を排紙ローラによってスイッチバックさせ、再度画像形成部に搬送することにより
用紙の裏面に画像を形成して両面印刷可能なものが知られている。
の熱により用紙に含まれている水分が蒸発するため、その乾燥むらが生じたときには裏面
の画像を用紙に転写するときに影響し形成される画像が乱れる恐れがある。
用紙と接触することにより用紙全体を均等に冷却させる冷却ローラを備える技術が例えば
特許文献1に開示されている。
況によって、例えば気温が低い環境などにおいて使用される場合には用紙の冷却が不要な
場合がある。
状況によっては過剰な用紙の冷却が行われる可能性があり無駄な用紙搬送が行われる場合
があるなど、状況に応じた用紙搬送を行うことが求められる。
、状況に応じた用紙搬送を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
せて用紙の両面に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、用紙にトナー像
を形成する画像形成部(4)と、画像形成部(4)により用紙に形成されたトナー像を定
着する定着器(44)と、定着器(44)よりも用紙搬送方向下流に配され、定着された
用紙を冷却する冷却ローラ(54)と、冷却ローラ(54)よりも用紙搬送方向下流に配
され、排紙トレイ(22)に用紙を排出する排紙ローラ(55)と、冷却ローラ(54)
および排紙ローラ(55)を正転および逆転駆動する駆動部(M2)と、画像形成装置の
温度を検知する温度センサ(89)と、温度センサ(89)の検知結果に基づいて駆動部
(M2)の駆動を制御する制御部(80)とを備え、制御部(80)は、温度センサ(8
9)に検知された温度が所定温度を越えたか否かを判断する判断手段(S100)を有し
、判断手段(S100)による所定温度を超えたか否かの判断に基づいて、用紙が冷却ロ
ーラ(54)を通過した後に冷却ローラ(54)および排紙ローラ(55)を正転から逆
転駆動するように駆動部(M2)を制御する第1モード(S100→S101→S102
→S103→S104)と、用紙が冷却ローラ(54)にニップされている状態において
冷却ローラ(54)および排紙ローラ(55)を正転から逆転駆動されるように駆動部(
M2)を制御する第2モード(S105→S106→S107→S104)とを切替える
ことを特徴とする。
えることができるので、状況に応じた用紙搬送を行うことができる。
であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるもの
ではない。
方向と直交する方向に複数並んだダイレクトタンデム方式のカラープリンタを例に以下図
面を参照しながら説明する。なお、以下、図1に示すカラープリンタ1において向かって
左側を「前」側、右側を「後」側とし、紙面奥行き方向手前側を「右」側、奥側を「左」
側とし、上下方向を「上下」とする。
<プリンタの概略構成>
図1は、本発明に係るカラープリンタ1の中央断面図である。
成されており、装置本体の一例としての本体筐体2内に、給紙部3と、画像形成部4と、
排出反転部5とを主に備えている。
後左右の側壁のうちの一側壁である後壁を構成している。なお、図示しない回動軸を下方
に設けカバー20を開閉可能に構成していてもよい。
紙センサ58等とを備えている。
て画像形成部4に供給される。
て画像形成するため画像形成部4による画像形成動作と搬送されてくる用紙Sのタイミン
グ制御に用いられている。
と、定着器44等とを備えている。
ミラーと、レンズと、反射鏡などを備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出
射されたレーザ光は、ポリゴンミラーや反射鏡で反射され、レンズを通過して、各感光体
ドラム42Aの表面で高速走査を行い、感光体ドラム42A上に静電潜像を形成する。こ
こで、光源としてはレーザ光源の代わりにLED光源など電子写真方式のプリンタに用い
られる公知の光源を利用することもできる。
あり、給紙トレイ31と露光装置41との間で前後に並んで配置され、感光体ドラム42
A、帯電器42B、図示しない現像ローラ、供給ローラ、トナー収容部などを主に備えて
いる。各プロセスユニット42は、トナー収容部内に収容されるトナーの色が相違するの
みであり、構成は略同一である。
めに用いられ、給紙トレイ31とプロセスユニット42との間に設けられ、駆動ローラ4
3Aと従動ローラ43Bの間で張設された無端状の搬送ベルト43Cと、4つの転写ロー
ラ43Dとを主に備えている。搬送ベルト43Cは、外側の面が各感光体ドラム42Aに
接しており、その内側には各転写ローラ43Dが各感光体ドラム42Aとの間で搬送ベル
ト43Cを挟持するように配置されている。
プロセスユニット42の後方に設けられている。この定着器44は、加熱ローラ44Aと
、加熱ローラ44Aと対向配置されて加熱ローラ44Aを押圧する加圧ローラ44Bとを
主に備えている。
た後、露光装置41からのレーザ光(鎖線参照)によって露光されることで、感光体ドラ
ム42A上に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、トナー収容部内のトナ
ーが、供給ローラおよび現像ローラを介して感光体ドラム42A上の静電潜像に供給され
ることで、静電潜像が可視像化されて感光体ドラム42A上にトナー像が形成される。
ベルト43C(転写ローラ43D)の間を搬送されることで、各感光体ドラム42A上に
形成されたトナー像が用紙S上に順次重ね合わせて転写される。そして、用紙Sが加熱ロ
ーラ44Aと加圧ローラ44Bの間を搬送されることで、用紙S上に転写されたトナー像
が熱定着されて、用紙Sに画像が形成される。
および後端の通過を検知し、用紙Sのスイッチバック搬送のタイミング制御や定着器44
におけるジャム検知に用いられる。
、排紙トレイ22に向けて搬送される。ここで片面印字の場合、用紙は、そのまま排紙ト
レイ22上に排紙される。一方、両面印字の場合、用紙Sはさらに裏面に印字するために
排出反転部5によりスイッチバックされ反転経路52を経由して再度画像形成部4に送ら
れる。
ム形成42A等を駆動するモータM1と、冷却ローラ54および排紙ローラ55等を駆動
するステップモータM2と、給紙センサ58と、用紙センサ59と、本体筐体2内部に配
され機内温度を検知する温度センサ89と、これらを制御することによってカラープリン
タ1の全体動作を制御する制御部80等を有している。
86、およびステップモータ制御部87等を有し、カラープリンタ1全体の動作制御を行
う。
、ROM82に格納された種々の制御プログラムを読み出して実行し、給紙制御部85、
モータ制御部86、ステップモータ制御部87等へ制御信号を送る。
ブル等を格納した記憶装置である。
し、給紙機構32の動作を制御する。
う。
M2の駆動制御を行う。
4と連結されており、CPU81の制御信号に基づいて正転または逆転する。ステップモ
ータM2が正転または逆転制御されると駆動ローラ54A等が正転または逆転され排紙ロ
ーラ55や冷却ローラ54にニップされた用紙Sを排紙トレイ22へ向けて搬送したりス
イッチバックさせることができる。
ている。したがって、CPU81は、給紙センサ58、用紙センサ59および温度センサ
89等の検出結果に応じて、用紙Sの搬送制御を行う。
<排出反転部>
排出反転部5は、図1に示すように、搬送経路51と、反転経路52と、前後に揺動可
能に構成されたフラッパ53と、冷却ローラ54と、排紙ローラ55とを主に備えている
。
方に向けて案内するとともに、両面印刷時に用紙Sを下方(反転経路52)に向けて案内
するガイドからなる経路であり、後方に揺動したフラッパ53(実線参照)の前方付近か
ら上方に向けて延びた後、進路を前方へ湾曲させるように延びている。
クされた用紙Sを再度画像形成部4に向けて案内するガイドからなる経路であり、前方に
揺動したフラッパ53(鎖線参照)の後方付近から搬送経路51と分岐して下方に向けて
延び、進路を前方へ湾曲させて給紙トレイ31の下を前方に向けて延びた後、さらに進路
を上方へ湾曲させて給紙機構32に向かうように延びている。
イドであり、定着器44の用紙S搬送方向下流に設けられ、下方の揺動軸を中心に上部が
前後に揺動自在に配され、図示しない弾性部材によって常に前方に付勢されるように構成
されている。これによって、フラッパ53は、定着器44から搬送されてくる用紙Sによ
って後方に押され用紙Sを冷却ローラ54に向けて案内する。用紙Sがスイッチバックさ
れてくるときには、弾性部材によって前方に揺動した図1の破線に示す状態となっている
ので、フラッパ53は、その後面が用紙Sを反転経路52に案内するガイドとして機能す
る。
ステップモータM2と不図示のギア機構により駆動連結されている。冷却ローラ54は、
ゴム製のローラでありステップモータM2の回転方向を変更することによって正逆回転可
能に構成されており、正回転時には定着器44から搬出された用紙Sを排紙トレイ22に
向けて搬送し、両面印刷時には逆回転されることによりニップされた用紙Sをスイッチバ
ックさせて反転経路52に向けて搬送する。冷却ローラ54は、図3に示すように駆動ロ
ーラ54Aとこれに対向配置された従動ローラと54Bとからなり、従動ローラ54Bが
その回転軸56の両端付近に設けられたバネ57によって駆動ローラ54Aに向けて付勢
されている。冷却ローラ54は、そのローラ部分の幅Lが少なくともカラープリンタ1に
おいて印刷可能な最大用紙Sにおける印字可能な範囲の幅Wp全体と接触するようにその
印字範囲の幅Wpよりも幅が広い幅Lのローラが用いられている。ここでは冷却ローラ5
4の幅Lが印刷可能な用紙の最大幅Wmaxよりも広いローラを用いているがこれに限られ
るものではなく、上記のようにすくなくとも印字範囲の幅Wpよりも広い幅Lのローラで
あればよい。
冷却を加速することができる。用紙Sは、冷却ローラ54によって冷却されることによっ
て熱によるカール発生が抑制されるとともに、蒸発する水分量が印刷範囲において不均一
になりにくくなる。その結果、両面印刷時におけるカールに伴うジャム発生や水分量の不
均一に伴う転写不良に起因する画像不良の発生を抑制することができる。
前に配され、排紙トレイ22に用紙を排出する。排紙ローラ55もステップモータM2と
駆動連結されており、その回転方向の変化によってニップされた用紙Sを排出またはスイ
ッチバックするように正逆回転可能に構成されている。正回転時には冷却ローラ54によ
って搬送された用紙Sを排紙トレイ22に向けて排出し、逆回転時にはニップした状態の
用紙Sを本体筐体2内に引き込んでスイッチバックさせ、冷却ローラ54に向けて搬送す
る。
部4(定着器44)から搬出された用紙Sが、冷却ローラ54の正回転により搬送経路5
1内を冷却ローラ54から排紙ローラ55に向けて搬送され、さらに排紙ローラ55の正
回転により排紙トレイ22上に排出される。
ッチバック動作が行われる。このスイッチバック動作は、温度センサ89の検知結果によ
って異なり、測定された温度Tが予め設定された温度T1を越えるか否かに応じて二つの
モードが設定される。ここで予め設定された温度T1としては、例えばステップモータM
2が正常に動作する温度とステップモータM2に使用されるグリスの粘度上昇などにより
脱調を起こす可能性が高くなる温度との境界温度たとえば7℃を設定している。機内温度
が7℃を下回る場合、排紙ローラ55によりスイッチバックされてきた用紙Sが冷却ロー
ラ54にニップされたときに冷却ローラ54を駆動するステップモータM2はそのニップ
に伴って必要駆動トルクが変化してトルク不足によるいわゆる脱調を起こす可能性がある
。そこで、カラープリンタ1は、両面印刷を行う場合において、機内温度Tに応じてモー
ドの異なる搬送を行うが、以下そのモードの違いによる各搬送方法について図4〜図8を
参照しながら説明する。
因する温度に限定されるものではなく、たとえば機内温度が高くなることによりカラープ
リンタ1が正常に動作しなくなる可能性が生じる場合の温度など、状況に応じて適宜設定
することができる。
図4は、図示しないメインルーチンから起動されるサブルーチンであり、両面印刷が設
定された場合における制御部80のスイッチバックの制御を示すフローチャートである。
89の検知結果に基づいて機内温度Tが予め設定された温度T1を超えるか否かをCPU
81が判断する。
後端SEが用紙センサ59を通過するまで待機し用紙後端SEが通過したと判断されると
(ステップS101:Y)、ROM82に記憶されている所定時間S1を設定しRAM8
3に記憶させる(ステップS102)。さらに、CPU81内部のタイマを作動させて所
定時間S1が経過するまでステップモータM2は正方向に回転された状態を維持する(ス
テップS103:N)。
Sの後端SEが冷却ローラ54を通過する。つまり、第1モードにおいては、片面印字さ
れた用紙S全体が冷却ローラ54によって冷却される。その後、用紙Sは、図7に示すよ
うに排紙ローラ55から完全に排出される前であって用紙Sの用紙搬送方向後端側を排紙
ローラ55がニップした状態まで搬送される。
知された時間に基づいて予め設定された排紙ローラ55が用紙後端SE近傍をニップする
であろう時間に設定されており、ROM82に記録されている。CPU81は、RAM8
3に設定された時間S1を参照してその時間が経過したか否かを判断し、経過したと判断
したら(ステップS103:Y)、ステップモータ制御部87に指示を行いステップモー
タM2の回転を正転から逆転させて冷却ローラ54、排紙ローラ55を逆転させることに
より用紙Sをスイッチバックさせ(ステップS104)、図示しないメインルーチンの制
御に戻る。
されるように排出された用紙Sが再び本体筐体2内に引き込まれる。
に向けて搬送され、さらに図8に示すように冷却ローラ54の逆回転により下方の反転経
路52に向けて搬送される。なお、用紙Sは、排紙ローラ55、冷却ローラ54等の逆回
転によって搬送方向が反転されるので、用紙Sの先端と後端とが入れ替えられて反転させ
られる。その後用紙Sは、再び画像形成部4に搬送されて裏面に画像が形成され、所定の
タイミングにて正転に切替えられた冷却ローラ54および排紙ローラ55により排紙トレ
イ22上に排出される。
調の心配がなく用紙Sは冷却ローラ54を全て通過されるので用紙Sの冷却がきちんと行
われる。さらに、用紙Sは、排紙ローラ55によりほとんどが排紙トレイ22に露出する
ように排紙されるので、機外における用紙Sの冷却も加わり機内温度が高い場合において
も用紙Sの冷却を促進させることができる。
図4において、機内温度Tが温度T1以下と判断される場合(ステップS100:N)
、図5に示すように用紙後端SEが用紙センサ59を通過するまで待機し用紙センサ59
の検知結果に基づいて用紙後端SEが通過したと判断されると(ステップS105:Y)
、ROM82に格納されている所定時間S2をRAM83に設定する(ステップS106
)。さらに、CPU81は、CPU81内部のタイマを作動させてRAM83に設定され
た所定時間S2が経過するまでステップモータM2が正回転された状態を維持するように
ステップモータ制御部87を制御する(ステップS107:N)。
ップされた図6に示す位置まで搬送される。
知された時間に基づいて冷却ローラ54が用紙後端SE近傍をニップするであろう時間に
予め設定されており、ROM82に記録されている。CPU81は、RAM83に設定さ
れている時間S2を参照してその時間が経過したか否かを判断し、経過したと判断したら
(ステップS107:Y)、ステップモータ制御部87に指示しステップモータM2の回
転を逆転させることにより冷却ローラ54、排紙ローラ55を逆転させて用紙Sをスイッ
チバックさせ(ステップS104)、図示しないメインルーチンの制御に戻る。
び本体筐体2内に引き込まれる。
とによって、機内温度が第1のモードに比べて低い第2モードの場合においても冷却ロー
ラ54に用紙Sがニップする瞬間のトルク変動がなくなる。そのため、ステップモータM
2のトルク不足が生じにくくなるのでステップモータM2の脱調の発生を抑制することが
できる。ここで、第2モードにおいてスイッチバックするタイミングは、用紙Sの用紙搬
送方向後端における印刷可能範囲を外れた端部にニップした位置が好ましい。このように
すれば、少なくとも用紙Sの印刷可能範囲においては冷却を均一にすることができる。ま
た、機内温度が第1モードよりも低く用紙S全体の冷却を行う必要性も低下するので、必
要以上の用紙搬送を行うことなく不要な用紙Sの冷却を省くことができる。
方の反転経路52に向けて搬送される。
、ステップモータM2には脱調の心配が有るものの、第2モードにおいては用紙Sが冷却
ローラ54にニップされた状態にてスイッチバックされるので、用紙Sが冷却ローラ54
に突入したときに生じるトルク不足の発生がなく、ステップモータM2の脱調の発生を抑
制することができる。
<他の実施形態>
上記実施の形態においては、ステップモータM2を用いたが必ずしもステップモータで
ある必要はなく、通常使われるDCモータであってもよい。
ローラ54、排紙ローラ55を逆転させていたが、必ずしもステップモータM2を逆転さ
せる必要はなく、ステップモータM2の回転は一方向にしてソレノイドを用いて正転と逆
転を切替えるギア機構をソレノイドによって切替えるようにしてもよい。
どローラ以外の構成であってもよい。また、冷却ローラ54は、一対のローラとしたが、
用紙Sをニップして搬送できればよく、駆動ローラ54Aに対し固定された用紙ガイド板
を対向させるような構成でも本願発明に適用する事ができる。
<本構成の作用効果>
以上説明したカラープリンタ1によれば、カラープリンタ1の温度状況に応じて第1モ
ードと第2モードとを適切に切替えることができるので、状況に応じた用紙搬送を行うこ
とができる。とくに、第1モードにくらべて第2モードの場合カラープリンタ1の温度T
が低いので、ステップモータM2には脱調の心配が有るものの、第2モードにおいては用
紙Sが冷却ローラ54にニップされた状態にてスイッチバックされるので、用紙Sが冷却
ローラ54に突入したときに生じるトルク不足の発生がなく、ステップモータM2の脱調
の発生を抑制することができる。また、カラープリンタ1の機内温度が低い場合、用紙S
全体の冷却を行う必要性も低下し、必要以上の用紙搬送を行うことなく用紙Sの無駄な冷
却を省くこともできる。
サを複数スイッチバックしたい位置に設けても良いが、一つの用紙センサ59を用いてそ
の検知結果からモードに応じた異なる時間の経過時を逆転タイミングと設定しモードを切
りかえるようにすればセンサの数を少なくしてコストを抑制することができる。
ップしているタイミングであればよいが、とくに用紙の端部SEであって、印字可能領域
を外れた位置にニップされているときに逆転するようにすれば、すくなくとも印字可能領
域においては用紙が均等に冷却されるので乾燥のむらの発生を抑制することができるので
このましい。
べてこれらによって用紙の印字可能範囲全体と接触させるようにしてもよいが、その幅が
用紙における印字可能範囲よりも広い幅のローラ、より確実には用紙の幅よりも広い幅の
ローラを用いれば用紙搬送方向に沿って一つ(一対)のローラにより冷却できるので小型
化の観点においては好ましい。
52は、定着器44から冷却ローラ54へ用紙Sを案内する搬送経路51の途中から分岐
されているので、冷却ローラ54にニップした状態の用紙Sを反転すれば反転経路52に
案内することができる。
タM2による駆動が反転制御の観点から好ましい。
2 本体筐体
3 給紙部
5 排出反転部
22 排紙トレイ
32 給紙機構
44 定着器
51 搬送経路
52 反転経路
54 冷却ローラ
55 排紙ローラ
58 給紙センサ
59 用紙センサ
80 制御部
81 CPU
87 ステップモータ制御部
89 温度センサ
M1 モータ
M2 ステップモータ
Claims (8)
- 用紙をスイッチバックさせて用紙の両面に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置
であって、
用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により用紙に形成されたトナー像を定着する定着器と、
前記定着器よりも用紙搬送方向下流に配され、定着された用紙を冷却する冷却ローラと
、
前記冷却ローラよりも用紙搬送方向下流に配され、排紙トレイに用紙を排出する排紙ロ
ーラと、
前記冷却ローラおよび排紙ローラを正転および逆転駆動する駆動部と、
画像形成装置の温度を検知する温度センサと、
前記温度センサの検知結果に基づいて前記駆動部の駆動を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記温度センサに検知された温度が所定温度を越えたか否かを判断する判断手段を有し
、
前記判断手段による前記所定温度を超えたか否かの判断に基づいて、用紙が前記冷却ロ
ーラを通過した後に前記冷却ローラおよび排紙ローラを正転から逆転駆動するように前記
駆動部を制御する第1モードと、用紙が前記冷却ローラにニップされている状態において
前記冷却ローラおよび排紙ローラを正転から逆転駆動されるように前記駆動部を制御する
第2モードとを切替える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着器よりも用紙搬送方向下流側に搬送された用紙を検知する用紙センサを備え、
前記用紙センサの検知結果に基づき前記第1モードおよび第2モードにおける前記駆動
部の逆転駆動タイミングを設定するタイミング設定手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記所定温度を超えたと判断された場合に前記第1モードに切替え、そ
れ以外の場合に前記第2モードに切替える
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第2モードに切替られた場合、前記冷却ローラが用紙の搬送方向後
端における印字可能領域を外れた位置をニップした状態から前記駆動部を逆転駆動するよ
うに制御する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに一項に記載の画像形成装置。 - 前記冷却ローラは、その幅が用紙における印字可能範囲よりも広い幅を有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記冷却ローラは、その幅が用紙の幅よりも広い幅を有することを特徴とする請求項5
に記載の画像形成装置。 - 前記冷却ローラによってスイッチバックされる用紙を前記画像形成部に案内する反転経
路を備え、
前記反転経路は、前記定着器から前記冷却ローラへ用紙を案内する搬送経路の途中から
分岐されている
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記駆動部は、前記ステップモータを備える
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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