JP6916845B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、スパークプラグに関する。
内燃機関、例えば、ガソリンエンジンに用いる点火用のスパークプラグとして、中心電極と、中心電極の外周に設けられた筒状の絶縁体と、絶縁体の外周に配置された筒状の主体金具とを備えるスパークプラグが知られている(例えば、特許文献1)。このようなスパークプラグでは、中心電極と主体金具との絶縁性は、これらの間に設けられた絶縁体により確保されている。
特開2005−285551号公報
一般に、スパークプラグは、エンジンヘッドに固定され、エンジン内の燃焼ガスの点火を行うため、スパークプラグはエンジン内の爆発に起因する衝撃や振動を受け続けるとともに、この爆発によりスパークプラグの先端側は特に高熱に曝される。このため、衝撃や振動に起因して絶縁体の割れが発生する虞があるとともに、高熱に起因して絶縁体の周りの部材が熱膨張することにより、絶縁体が圧縮応力を受ける結果、絶縁体の割れが発生する虞がある。そして、絶縁体の割れが発生した場合、絶縁体の絶縁性が低下する虞がある。このため、絶縁体の割れの発生を抑制する技術の開発が望まれていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することができる。
(1)本発明の一形態によれば、スパークプラグが提供される。スパークプラグは、軸線の方向に沿って第1貫通孔が形成され、前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる係止部を有する絶縁体と、前記軸線の方向に沿って第2貫通孔が形成され、前記第2貫通孔内において前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて内径が小さくなる棚部によって、パッキンを介して前記係止部を係止した状態で前記絶縁体を保持する主体金具と、を備えるスパークプラグであって、前記軸線の方向において、前記絶縁体の先端は、前記主体金具の先端よりも後端側に設けられており、前記軸線を含む断面において、前記係止部は、前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて一定の割合で外径が小さくなる直線部と、前記直線部の先端に連なり、曲率半径が0.05mm以上0.30mm以下となるように、前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる曲線部と、を有することを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、曲線部における曲率半径が0.05mm以上であることにより、絶縁体の特定の部分に応力が集中することを抑制できるため、振動や衝撃を絶縁体が受けた場合においても絶縁体が割れることを抑制できる。さらに、曲線部における曲率半径が0.30mm以下であるため、曲線部よりも先端側における絶縁体と主体金具との隙間を確保できる。このため、この形態のスパークプラグによれば、この隙間があることによって、主体金具とパッキンが高熱になることにより主体金具とパッキンが膨張した場合においても、パッキンから絶縁体への圧縮応力に起因する絶縁体の割れを抑制できる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記曲率半径が0.05mm以上0.20mm以下であってもよい。この形態のスパークプラグによれば、曲線部よりも先端側における絶縁体と主体金具との隙間を十分に確保できるため、パッキンから絶縁体への圧縮応力に起因する絶縁体の割れを効果的により抑制できる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記曲率半径が0.05mm以上0.10mm以下であってもよい。この形態のスパークプラグによれば、曲線部よりも先端側における絶縁体と主体金具との隙間をより十分に確保できるため、パッキンから絶縁体への圧縮応力に起因する絶縁体の割れをより一層抑制できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグが取り付けられたエンジンヘッド等の態様で実現することができる。
スパークプラグの部分断面を示す説明図。 棚部の周辺における断面模式図。 振動試験の結果を示す図。 冷熱試験の結果を示す図。 衝撃試験の結果を示す図。
A.第1実施形態:
図1は、スパークプラグ100の部分断面を示す説明図である。図1では、スパークプラグ100の軸心である軸線CAを境界として、紙面右側にスパークプラグ100の外観形状を図示し、紙面左側にスパークプラグ100の断面形状を図示している。本実施形態の説明では、図1の下方側をスパークプラグ100の先端側と呼び、図1の上方側をスパークプラグ100の後端側と呼ぶ。
スパークプラグ100は、軸線CAに沿って第1貫通孔12が形成された絶縁体10と、第1貫通孔12に設けられた中心電極20と、絶縁体10の外周に配置された筒状の主体金具50と、主体金具50に基端32が固定された接地電極30と、を備える。なお、スパークプラグ100の軸心は、絶縁体10の軸線と同じである。
絶縁体10は、アルミナを始めとするセラミック材料を焼成することにより形成された絶縁碍子である。絶縁体10は、主体金具50の内周に配置されている部材であり、先端側に中心電極20の一部を収容し、後端側に端子金具40の一部を収容する第1貫通孔12が中心に形成された筒状の部材である。
絶縁体10の軸方向中央には外径の大きい中央胴部19が形成されている。中央胴部19の後端側には、中央胴部19よりも外径が小さい後端側胴部18が形成されている。中央胴部19の先端側には、後端側胴部18よりも外径が小さい先端側胴部17が形成されている。先端側胴部17の更に先端側には、軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる係止部15が形成されている。係止部15については、後に詳述する。係止部15の先端側には、係止部15よりも小さい割合で、軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて小さくなる脚長部13が形成されている。軸線CAの方向において、絶縁体10の先端は、主体金具50の先端よりも後端側に設けられている。
中心電極20は、電極部材21の内部に、電極部材21よりも熱伝導性に優れる芯材22が埋設された棒状の部材である。電極部材21は、ニッケルを主成分とするニッケル合金から形成されており、芯材22は、銅又は銅を主成分とする合金から形成されている。中心電極20の先端側の端部には、例えば、イリジウム合金などによって形成された貴金属チップが接合されていてもよい。
中心電極20の後端側の端部近傍には、外周側に張り出した鍔部23が形成されている。鍔部23は、絶縁体10の第1貫通孔12において内周側に張り出した軸孔内段部14に後端側から接しており、中心電極20を絶縁体10内で位置決めする。中心電極20は、中心電極20の後端側において、シール体64及びセラミック抵抗63を介して端子金具40と電気的に接続する。
接地電極30は、主体金具50の端面57に基端32が固定されている。接地電極30は、基端32から先端側に延びる基端部36と、中心電極20に対向する対向面S1が形成された対向部33と、基端部36と対向部33とを接続し、屈曲した形状の屈曲部38と、を備える。接地電極30は、ニッケルを主成分として形成されている。接地電極30には、対向面S1にチップ31が設けられている。
主体金具50は、軸線CAに沿って第2貫通孔26が形成された筒状の金具である。主体金具50は、第2貫通孔26内において絶縁体10を保持する。より具体的には、主体金具50は、絶縁体10の後端側胴部18の一部から脚長部13に亘る部位を包囲して保持する。主体金具50は、例えば、低炭素鋼により形成され、全体にニッケルめっきや亜鉛めっき等のめっき処理が施されている。
主体金具50は、後端側から順に、工具係合部51と、シール部54と、取付ネジ部52とを備える。工具係合部51には、スパークプラグ100をエンジンヘッド90に取り付けるための工具が嵌合する。取付ネジ部52は、主体金具50の外周において全周に雄ネジが形成された部分であり、エンジンヘッド90の取付ネジ孔93にねじ込まれる部分である。シール部54は、取付ネジ部52の根元に鍔状に形成されている。シール部54とエンジンヘッド90との間には、板体を折り曲げることにより形成した環状のガスケット65が嵌挿されている。主体金具50の先端側の端面57は、中空の円状であり、その中央からは、絶縁体10の脚長部13の先端と中心電極20の先端とが突出している。
主体金具50の工具係合部51より後端側には、厚みの薄い加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に厚みの薄い圧縮変形部58が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50の内周面と絶縁体10の後端側胴部18の外周面との間には、円環状のリング部材66,67が介在されており、更にこれらのリング部材66,67間にはタルク69の粉末が充填されている。スパークプラグ100の製造時には、加締部53を内側に折り曲げるようにして先端側に押圧することにより圧縮変形部58が圧縮変形する。この圧縮変形部58の圧縮変形により、リング部材66,67及びタルク69を介し、絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。そして、この押圧により、軸線CAに沿った方向にタルク69が圧縮されることにより、主体金具50内の気密性が高められる。
主体金具50は、第2貫通孔26内において軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて内径が小さくなる棚部56を有する。
図2は、棚部56の周辺における断面模式図である。図2に記載された断面は、図1の紙面左側と同様に軸線CAを含む断面である。係止部15と棚部56との間には、環状のパッキン68が設けられている。主体金具50は、棚部56によって、パッキン68を介して係止部15を係止した状態で絶縁体10を保持する。パッキン68は、主体金具50と絶縁体10との間の気密性を保持する部材であり、燃焼ガスの流出を防止する。本実施形態では、パッキンとして、板パッキンを用いる。
図2に示す軸線CAを含む断面において、係止部15は、直線部SLと、曲線部CLとを有する。軸線CAを含む断面において、直線部SLは、軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて一定の割合で外径が小さくなる部分である。
曲線部CLは、直線部SLの先端に連なる部分である。本実施形態において、曲線部CLの後端の位置は、軸線CAの方向において、棚部56の先端よりも後端側に設けられているとともに、棚部56の後端よりも先端側に設けられている。また、本実施形態において、曲線部CLの後端は、棚部56の先端よりも径方向の内側に設けられている。
曲線部CLは、軸線CAを含む断面において、曲率半径が0.05mm以上0.30mm以下となるように、軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる部分である。曲線部CLの曲率中心は、絶縁体10よりも主体金具50側に位置する。つまり、曲線部CLは、軸線CAを含む断面において、主体金具50から絶縁体10に向かう方向に凸となるような曲線を描く部分である。本明細書において、曲率半径は、軸線CAに垂直な方向から曲線部CLに光を投射させ、投影された曲線部CLの像からR測定用紙を用いて測定した値とする。
以上に説明したとおり、本実施形態のスパークプラグ100は、軸線CAの方向において、絶縁体10の先端が、主体金具50の先端よりも後端側に設けられている。つまり、絶縁体10の先端が主体金具50の先端よりも突出しない構成となっている。このため、スパークプラグ100がエンジンヘッド90に設置され、エンジンが起動している状態においても、エンジン内の爆発に起因する絶縁体10への径方向における衝撃を緩和できる。この結果として、この衝撃に起因する絶縁体10の割れを抑制できる。
さらに、本実施形態のスパークプラグ100の絶縁体10は、軸線CAを含む断面において、曲率半径が0.05mm以上0.30mm以下となるように、軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる曲線部CLを有する。
曲線部CLが無い場合、係止部15と脚長部13との境界部分にパッキン68からの応力が集中する。しかし、本実施形態によれば、曲率半径が0.05mm以上である曲線部CLを有することにより、絶縁体10の特定の部分に応力が集中することを抑制できるため、振動や衝撃を絶縁体10が受けた場合においても絶縁体10が割れることを抑制できる。
また、一般に、スパークプラグ100がエンジンヘッド90に設置され、エンジン内が高熱になると、主体金具50やパッキン68が熱膨張することにより、絶縁体10への圧縮応力が発生する。そして、この圧縮応力により絶縁体10の割れが発生する虞がある。特に、エンジンの中心に近いほど温度が高くなるため、スパークプラグ100の後端側よりも先端側のほうの温度がより高くなる。この結果として、パッキン68から絶縁体10への圧縮応力は先端に行くほど大きくなるため、絶縁体の割れは後端側よりも先端側において発生しやすい。
しかし、本実施形態のスパークプラグ100は、曲率半径が0.30mm以下である曲線部CLを有することにより、主体金具50と絶縁体10との隙間を確保できる。このため、本実施形態によれば、主体金具50やパッキン68が熱膨張した場合においても絶縁体10への圧縮応力を緩和できることにより、絶縁体10の割れを抑制できる。また、上述のように本実施形態のスパークプラグ100は、軸線CAの方向において、絶縁体10の先端が、主体金具50の先端よりも後端側に設けられている。このため、軸線CAの方向において、絶縁体10の先端が、主体金具50の先端よりも突出する構成と比較して、本実施形態によれば、エンジン内の爆発による衝撃に起因する絶縁体10の割れを抑制できるため、曲線部CLの曲率半径を小さい値に設定できる。つまり、絶縁体10と主体金具50との間の隙間をより広く確保することができる。この結果として、本実施形態のスパークプラグ100によれば、主体金具50やパッキン68の熱膨張に起因する絶縁体10の割れを抑制できる。絶縁体10への圧縮応力を緩和する観点から、曲線部CLにおける曲率半径は、0.20mm以下であることが好ましく、0.10以下であることがより好ましい。
近年、車両の軽量化によるエンジンの小型化の影響等により、エンジンに設置するスパークプラグの小径化が求められている。一般的に、スパークプラグの径を小さくするほど、絶縁体の径も小さくなる傾向にあるため、絶縁体に割れが発生した場合の悪影響が大きくなる。このため、本実施形態のスパークプラグ100は、このような小径化されたスパークプラグに特に好適に用いることができる。
以下、本実施形態のスパークプラグ100により得られる効果について、実験結果を用いて説明する。
図3は、振動試験の結果を示す図である。本試験では、曲線部CLの曲率半径Rが互いに異なる絶縁体を備えるスパークプラグを複数作製した上で、振動試験として、スパークプラグに約4000Gの重力がかかるように10分間振動させる試験を行った。図3において、縦軸は振動試験後の絶縁体の割れ率(%)を示し、横軸は曲率半径R(mm)を示す。絶縁体の割れ率が小さいほど、振動による絶縁体の割れの発生が少ないため、好ましい。
図3の結果から以下のことが分かった。つまり、曲率半径Rが0mmの場合に比べ、曲率半径Rが0.03mmの場合に飛躍的に振動試験後の絶縁体の割れ率が小さくなり、曲率半径Rが0.05mm以上の場合に振動試験後の絶縁体の割れ率が0%となることが分かった。
図4は、冷熱試験の結果を示す図である。本試験では、曲率半径Rが互いに異なる絶縁体を備えるスパークプラグを複数作製した上で、冷熱試験として、スパークプラグを200℃まで加熱した後にスパークプラグを−50℃まで冷却する処理を1サイクルとして、60サイクル施す試験を行った。図4において、縦軸は冷熱試験後の絶縁体の割れ率(%)を示し、横軸は曲率半径R(mm)を示す。絶縁体の割れ率が小さいほど、温度差による絶縁体の割れの発生が少ないため、好ましい。
図4の結果から以下のことが分かった。つまり、曲率半径Rが0.5mmの場合に比べ、曲率半径Rが0.30mmの場合に飛躍的に振動試験後の絶縁体の割れ率が小さくなることが分かった。さらに、曲率半径Rが0.20mm以下の場合に振動試験後の絶縁体の割れ率がより小さくなり、曲率半径Rが0.10mm以下の場合に振動試験後の絶縁体の割れ率がさらに小さくなることが分かった。
図5は、衝撃試験の結果を示す図である。本試験では、曲率半径Rが互いに異なる絶縁体を備えるスパークプラグを複数作製した上で、衝撃試験として、スパークプラグの径方向からスパークプラグに衝撃を与える試験を行った。縦軸は衝撃試験での絶縁体強度(以下、「衝撃強度」とも呼ぶ)を示し、横軸は曲率半径R(mm)を示す。縦軸の衝撃強度は、曲率半径Rが0.3mmである場合を1とした場合の相対値を示す。衝撃強度が大きいほど、衝撃による絶縁体の割れの発生が少なくなるため、好ましい。
図5の結果から以下のことが分かった。つまり、曲率半径Rが0.05mmの場合、曲率半径Rが0.30mmの場合の約3分の2の衝撃強度を備えるとともに、曲率半径Rを0.30mmよりも大きくしても、衝撃強度は飛躍的には向上しないことが分かった。
以上説明した実験結果からも、本実施形態のスパークプラグ100によれば、絶縁体10の割れを抑制できることが分かった。
B.他の実施形態:
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上述の実施形態において、脚長部13は、軸線CAの方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなるが、これに限られず、外径が一定であってもよい。
10…絶縁体
12…第1貫通孔
13…脚長部
14…軸孔内段部
15…係止部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…中央胴部
20…中心電極
21…電極部材
22…芯材
23…鍔部
26…第2貫通孔
30…接地電極
31…チップ
32…基端
33…対向部
36…基端部
38…屈曲部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
54…シール部
56…棚部
57…端面
58…圧縮変形部
63…セラミック抵抗
64…シール体
65…ガスケット
66,67…リング部材
68…パッキン
69…タルク
90…エンジンヘッド
93…取付ネジ孔
100…スパークプラグ
CA…軸線
CL…曲線部
R…曲率半径
S1…対向面
SL…直線部

Claims (3)

  1. 軸線の方向に沿って第1貫通孔が形成され、前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる係止部を有する絶縁体と、
    前記軸線の方向に沿って第2貫通孔が形成され、前記第2貫通孔内において前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて内径が小さくなる棚部によって、パッキンを介して前記係止部を係止した状態で前記絶縁体を保持する主体金具と、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記軸線の方向において、前記絶縁体の先端は、前記主体金具の先端よりも後端側に設けられており、
    前記軸線を含む断面において、
    前記係止部は、
    前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて一定の割合で外径が小さくなる直線部と、
    前記直線部の先端に連なり、曲率半径が0.05mm以上0.30mm以下となるように、前記軸線の方向に沿って先端側に向かうにつれて外径が小さくなる曲線部と、を有することを特徴とする、スパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記曲率半径が0.05mm以上0.20mm以下であることを特徴とする、スパークプラグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスパークプラグであって、
    前記曲率半径が0.05mm以上0.10mm以下であることを特徴とする、スパークプラグ。
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