JP5690702B2 - スパークプラグ - Google Patents
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Description
[適用例1]
棒状の中心電極と、
筒状に形成され、その軸線方向に形成された貫通孔と外周に形成された支持部とを有するとともに、前記中心電極を前記貫通孔の先端側に備えた絶縁体と、
筒状に形成されており、内周に形成された段部に前記支持部を係止した状態で前記絶縁体を保持する主体金具と、
前記絶縁体と前記主体金具との間に介在する環状のパッキンと、
を備えたスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記段部のうち、前記主体金具の内径が前記スパークプラグの先端側にかけて縮小して形成されている後端側段部と、前記主体金具の内径が略一定の径を保持して形成されている中央段部とが接続する接続点をAとし、
前記パッキンが前記接続点Aに接し、前記パッキンの先端部が前記接続点Aよりも前記スパークプラグの先端側に位置し、前記接続点Aを基準として、軸線方向に垂直に引いた仮想直線上において、前記パッキンが存在する部分の長さをL1[mm]、前記主体金具の接続点Aから前記絶縁体までの間の距離をL2[mm]としたとき、
0.01≦L1/L2≦0.5
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
このような構成とすれば、主体金具の内径が縮小する後端側段部と、主体金具の内径が略一定の径を保持する中央段部とが接続する接続点Aに対して、パッキンが接続点Aに接し、パッキンの先端部が接続点Aよりもスパークプラグの先端側に位置するように構成されるため、接続点Aへの電界集中を抑制することができる。また、接続点Aを基準として、パッキンが存在する部分の長さL1と、主体金具の接続点Aから絶縁体までの間の距離L2とが、0.01≦L1/L2≦0.5、の条件を満たすように構成されるため、接続点Aへの電界集中を抑制しつつ、パッキンと絶縁体との間に十分な間隔を確保することができる。これらの結果、スパークプラグにおいて、絶縁体の肉厚を厚くすることなく、耐電圧性を向上させることができる。
[適用例2]
適用例1記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記絶縁体の前記支持部の先端側に連続して形成された脚長部と前記支持部とは曲線部を介して接続されており、
前記曲線部の曲率半径R[mm]は、
0.4≦R
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
このような構成とすれば、脚長部と支持部とは曲線部を介して接続されており、曲線部の曲率半径Rは0.4mm以上であるため、スパークプラグの加締め時および加締め後において、絶縁体に掛かる残留応力を小さくすることができ、スパークプラグの耐電圧性能のばらつきを抑制することができる。
[適用例3]
適用例1または2記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記中央段部の内径をD1[mm]とし、
前記支持部のうち、外径が最も大きな部分の外径をD3[mm]としたとき、
(D3−D1)/2≧0.3
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
このような構成とすれば、中央段部の内径D1と、支持部の外径D3とが、(D3−D1)/2≧0.3、の条件を満たすように構成されるため、スパークプラグの加締め時および加締め後において、絶縁体に掛かる残留応力を小さくすることができ、スパークプラグの耐電圧性能のばらつきを抑制することができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれか一項記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記中央段部の内径をD1[mm]とし、
前記支持部のうち、外径が最も大きな部分の外径をD3[mm]としたとき、
(D3−D1)/2≦1.2
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
このような構成とすれば、中央段部の内径D1と、支持部の外径D3とが、(D3−D1)/2≦1.2、の条件を満たすように構成されるため、スパークプラグ内部からの空気の漏洩を抑制することが可能となり、スパークプラグの気密性を向上させることができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれか一項記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記絶縁体のうち、前記支持部と、前記支持部の後端側に連続して形成されている外径が略一定の先端側胴部とが接続する接続点をBとし、
前記接続点Aを基準として、前記軸線方向に垂直に引いた第1の直線と、前記後端側段部とから形成される角度をθ1[°]とし、
前記接続点Bを基準として、前記軸線方向に垂直に引いた第2の直線と、前記支持部とから形成される角度をθ2[°]としたとき、
θ1−θ2>0
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
このような構成とすれば、接続点Aを基準として、軸線方向に垂直に引いた第1の直線と後端側段部とから形成される角度θ1と、接続点Bを基準として、軸線方向に垂直に引いた第2の直線と支持部とから形成される角度θ2とが、θ1−θ2>0、の条件を満たすように構成されるため、スパークプラグの加締め時および加締め後において、絶縁体に掛かる残留応力を小さくすることができ、スパークプラグの耐電圧性能のばらつきを抑制することができる。
[適用例6]
適用例1ないし5のいずれか一項記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記絶縁体のうち、前記支持部と、前記支持部の後端側に連続して形成されている外径が略一定の先端側胴部とが接続する接続点をBとし、
前記接続点Aを基準として、前記軸線方向に垂直に引いた第1の直線と、前記後端側段部とから形成される角度をθ1[°]とし、
前記接続点Bを基準として、前記軸線方向に垂直に引いた第2の直線と、前記支持部とから形成される角度をθ2[°]としたとき、
θ1−θ2≦10
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
このような構成とすれば、接続点Aを基準として、軸線方向に垂直に引いた第1の直線と後端側段部とから形成される角度θ1と、接続点Bを基準として、軸線方向に垂直に引いた第2の直線と支持部とから形成される角度θ2とが、θ1−θ2≦10、の条件を満たすように構成されるため、スパークプラグ組み立て時における、絶縁体の軸ずれの発生確率を低減することができる。
(A−1)スパークプラグの構造:
図1は、本発明の一実施形態としてのスパークプラグ100の部分断面図である。なお、図1において、スパークプラグ100の軸線方向ODを図面における上下方向とし、下側すなわち接地電極30が位置する側をスパークプラグ100の先端側、上側すなわち端子金具40が位置する側をスパークプラグ100の後端側として説明する。このことは、以降の図においても同様である。
0.01≦L1/L2≦0.5
であることが好ましい(条件c)。なお、上述の条件a〜cを総称して「第1の条件」とも呼ぶ。また、長さL1を「板パッキン8のはみ出し量」と、距離L2を「主体金具50と絶縁碍子10のクリアランス」とも呼ぶ。
L2=(D1−D2)/2
(D3−D1)/2≧0.3
であることが好ましい。なお、本条件を「第3の条件」とも呼ぶ。また、外径D3を「支持部15の外径」とも呼ぶ。
(D3−D1)/2≦1.2
であると、さらに好ましい。なお、本条件を「第4の条件」とも呼ぶ。
θ1−θ2>0
であることが好ましい。なお、本条件を「第5の条件」とも呼ぶ。
θ1−θ2≦10
であると、より好ましい。なお、本条件を「第6の条件」とも呼ぶ。なお、角度θ1を「後端側段部56aの角度」とも呼ぶ。また、角度θ2を「支持部15の角度」とも呼ぶ。
本発明の第2実施形態では、後端側段部と中央段部とが、曲線部を介して接続されている構成のスパークプラグについて説明する。なお、以下では、第1実施形態と異なる構成を有する部分についてのみ説明する。図中において第1実施形態と同様の構成部分については先に説明した第1実施形態と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は、板パッキン8のはみ出し量に関する耐電圧性評価試験の結果を示す図である。耐電圧性評価試験では、主体金具50と絶縁碍子10のクリアランスに対する板パッキン8のはみ出し量(%)が異なる複数のスパークプラグ100のサンプルを用意した。
手順1a)サンプルのスパークプラグについて、主体金具50と絶縁碍子10との間の隙間を、電気絶縁性液体で満たす。電気絶縁性液体としては、例えば、フッ素系不活性液体である住友スリーエム社製のフロリナート(Fluorinert,登録商標)や、絶縁油を用いることができる。
手順2a)サンプルのスパークプラグの主体金具50をグランド(GND)に接続し、スパークプラグの電位を0にする。
手順3a)サンプルのスパークプラグに印加する電圧を徐々に高くしつつ、電気絶縁性液体による絶縁が破壊される電圧(すなわち絶縁碍子10の貫通電圧)を測定した。
図9は、絶縁碍子10の曲線部15fの曲率半径に関する耐電圧性ばらつき評価試験の結果を示す図である。
手順1b)絶縁碍子10の曲線部15fの外側表面における曲率半径Rが0.2mmである複数のスパークプラグ100のサンプルを用意する。
手順2b)手順1bで用意したサンプルのそれぞれに対して、「C.板パッキンのはみ出し量に関する実験例」で説明した手順1a〜手順3aを実施する。
手順3b)手順1a〜手順3aにより得られた測定結果を、横軸を曲線部15fの外側表面における曲率半径R(mm)、縦軸を手順3aにより測定された絶縁碍子10の貫通電圧(kV)とした表にプロットする。
手順4b)絶縁碍子10の曲線部15fの外側表面における曲率半径Rが0.3mmである複数のスパークプラグ100のサンプルと、曲率半径Rが0.4mmである複数のスパークプラグ100のサンプルと、曲率半径Rが0.8mmである複数のスパークプラグ100のサンプルと、のそれぞれに対して、手順2b、手順3bを実施する。図9(A)は、手順1b〜手順4bにより得られた表を示している。
手順6b)横軸を曲線部15fの外側表面における曲率半径R(mm)、縦軸を手順5bにより求めた貫通電圧の標準偏差(ばらつき)の比(%)とした表にプロットする。図9(B)は、手順1b〜手順6bにより得られた表を示している。
図10は、支持部15の外径D3と中央段部56bの内径D1との関係に関する耐電圧性ばらつき評価試験の結果を示す図である。
手順1c)支持部15の外径D3と、中央段部56bの内径D1とが、(D3−D1)/2=0.2の関係を満たす複数のスパークプラグ100のサンプルを用意する。
手順2c)手順1cで用意したサンプルのそれぞれに対して、「C.板パッキンのはみ出し量に関する実験例」で説明した手順1a〜手順3aを実施する。
手順3c)手順1a〜手順3aにより得られた測定結果を、横軸を(D3−D1)/2の値(mm)、縦軸を手順3aにより測定された絶縁碍子10の貫通電圧(kV)とした表にプロットする。
手順4c)支持部15の外径D3と、中央段部56bの内径D1とが、(D3−D1)/2=0.3である複数のスパークプラグ100のサンプルと、(D3−D1)/2=0.4である複数のスパークプラグ100のサンプルと、(D3−D1)/2=0.5である複数のスパークプラグ100のサンプルと、のそれぞれに対して、手順2c、手順3cを実施する。
手順6c)横軸を(D3−D1)/2の値(mm)、縦軸を手順5cにより求めた貫通電圧の標準偏差(ばらつき)の比(%)とした表にプロットする。図10は、手順1c〜手順6cにより得られた表を示している。なお、図10では、主体金具50の外径がM10のスパークプラグ100をサンプルとして用いた。
図11は、支持部15の外径D3と中央段部56bの内径D1との関係に関する気密性試験の結果を示す図である。
手順1d)支持部15の外径D3と、中央段部56bの内径D1とについて、(D3−D1)/2が異なる複数のスパークプラグ100のサンプルを用意する。
手順2d)手順1dで用意したサンプルのそれぞれに対して、「JIS B8031」に準拠する気密性試験を実施する。具体的には、各サンプルを温度150℃の環境において30分保持後、各サンプルの先端部側(発火部側)から気圧1.5MPa掛け、スパークプラグ100内部からの空気漏洩の有無を調べる。図11は、手順1d、手順2dにより得られた表を示している。なお、図11では、主体金具50の外径がM10のスパークプラグ100をサンプルとして用いた。
図12は、後端側段部56aの角度θ1と、支持部15の角度θ2との関係に関する耐電圧性ばらつき評価試験の結果を示す図である。
手順1e)後端側段部56aの角度θ1と、支持部15の角度θ2との角度差(θ1−θ2)が0°の関係を満たす複数のスパークプラグ100のサンプルを用意する。
手順2e)手順1eで用意したサンプルのそれぞれに対して、「C.板パッキンのはみ出し量に関する実験例」で説明した手順1a〜手順3aを実施する。
手順3e)手順1a〜手順3aにより得られた測定結果を、横軸を角度差(θ1−θ2)の値(°)、縦軸を手順3aにより測定された絶縁碍子10の貫通電圧(kV)とした表にプロットする。
手順4e)角度差(θ1−θ2)が1°である複数のスパークプラグ100のサンプルと、角度差(θ1−θ2)が5°である複数のスパークプラグ100のサンプルと、のそれぞれに対して、手順2e、手順3eを実施する。
手順6e)横軸を角度差(θ1−θ2)の値(°)、縦軸を手順5eにより求めた貫通電圧の標準偏差(ばらつき)の比(%)とした表にプロットする。図12は、手順1e〜手順6eにより得られた表を示している。
図13は、後端側段部56aの角度θ1と、支持部15の角度θ2との関係に関する軸ずれ評価試験の結果を示す図である。
手順1f)後端側段部56aの角度θ1と、支持部15の角度θ2との角度差(θ1−θ2)が1°である複数のスパークプラグ100のサンプルと、角度差(θ1−θ2)が5°である複数のスパークプラグ100のサンプルと、角度差(θ1−θ2)が10°である複数のスパークプラグ100のサンプルと、角度差(θ1−θ2)が12°である複数のスパークプラグ100のサンプルと、をそれぞれ用意する。
手順2f)手順1fで用意したサンプルグループのそれぞれに対して、各スパークプラグをその先端側から見た際に、絶縁碍子10と主体金具50の中心座標同士のずれが所定量を超えるサンプルが発生する割合を調べる。
手順3f)横軸を角度差(θ1−θ2)の値(°)、縦軸を手順2fにより求めた発生割合(%)とした表にプロットする。図13は、手順1f〜手順3fにより得られた表を示している。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、スパークプラグの構成の一例を挙げて説明した。しかし、上記実施形態における態様はあくまで一例であり、スパークプラグの用途や、必要とされる性能に応じて、種々変形可能である。例えば、横放電型のスパークプラグとして構成してもよい。また、例えば、板パッキンの形状や材料についても、適宜変更が可能である。
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
8a…先端部
9…タルク
10…絶縁碍子
11…先端部
12…軸孔
13…脚長部
15…支持部
15f…曲線部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…電極母材
22…先端部
25…芯材
30…接地電極
32…基部
33…先端部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ねじ部
53…加締部
54…シール部
55…座面
56…段部
56a…後端側段部
56b…中央段部
56c…先端側段部
56d…曲線部
57…先端部
58…座屈部
59…ねじ首
90…中心電極チップ
95…接地電極チップ
100、100a…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ねじ孔
205…開口周縁部
Claims (4)
- 棒状の中心電極と、
筒状に形成され、その軸線方向に形成された貫通孔と外周に形成された支持部とを有するとともに、前記中心電極を前記貫通孔の先端側に備えた絶縁体と、
筒状に形成されており、内周に形成された段部に前記支持部を係止した状態で前記絶縁体を保持する主体金具と、
前記絶縁体と前記主体金具との間に介在する環状のパッキンと、
を備えたスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記段部のうち、前記主体金具の内径が前記スパークプラグの先端側にかけて縮小して形成されている後端側段部と、前記主体金具の内径が略一定の径を保持して形成されている中央段部とが接続する接続点をAとし、
前記パッキンが前記接続点Aに接し、前記パッキンの先端部が前記接続点Aよりも前記スパークプラグの先端側に位置し、前記接続点Aを基準として、軸線方向に垂直に引いた仮想直線上において、前記パッキンが存在する部分の長さをL1[mm]、前記主体金具の接続点Aから前記絶縁体までの間の距離をL2[mm]としたとき、
0.01≦L1/L2≦0.5
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。 - 請求項1記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記絶縁体の前記支持部の先端側に連続して形成された脚長部と前記支持部とは曲線部を介して接続されており、
前記曲線部の曲率半径R[mm]は、
0.4≦R
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。 - 請求項1または2記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記中央段部の内径をD1[mm]とし、
前記支持部のうち、外径が最も大きな部分の外径をD3[mm]としたとき、
(D3−D1)/2≧0.3
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。 - 請求項1ないし3のいずれか一項記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記中央段部の内径をD1[mm]とし、
前記支持部のうち、外径が最も大きな部分の外径をD3[mm]としたとき、
(D3−D1)/2≦1.2
の条件を満たすことを特徴とする、スパークプラグ。
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