JP6907823B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Description
等価CP = 台上CP × CP 増幅率 ---(A)
等価CP は、いわゆるロールステア、コンプライアンスステア等の影響を含めたコーナリングパワーであり、車両のロール特性及びサスペンション特性等をタイヤに取り込んだと仮定した場合のコーナリングパワーである。これらの特性は、CP 増幅率で代表される。
前記トレッド部は、車両装着時にそれぞれ車両の外側及び車両の内側に位置する外側トレッド端及び内側トレッド端を有し、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝によって、複数の周方向陸部に区分されており、
前記周方向陸部は、前記内側トレッド端を含む内側ショルダー陸部と、前記内側ショルダー陸部に隣接する内側ミドル陸部と、前記外側トレッド端を含む外側ショルダー陸部と、前記外側ショルダー陸部に隣接する外側ミドル陸部とを含み、
前記内側ミドル陸部には、前記内側トレッド端側から前記外側トレッド端側にのびる複数の内側ミドルラグ溝が設けられ、前記外側ミドル陸部には、前記内側トレッド端側から前記外側トレッド端側にのびる複数の外側ミドルラグ溝が設けられ、
前記外側ミドルラグ溝の本数Noは、前記内側ミドルラグ溝の本数Niの0.5〜0.7倍であり、
前記内側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さL3と前記内側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅W10との比L3/W10は、前記外側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さL4と前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅W13との比L4/W13より大、
前記内側ミドルラグ溝の溝深さd6は、前記外側ミドルラグ溝の溝深さd7より大、
前記内側ミドルラグ溝の溝幅W11は、前記外側ミドルラグ溝の溝幅W14以上である。
前記外側ミドルラグ溝は、前記外側ミドル陸部の内側トレッド端側のエッジからのび、かつ前記外側ミドル陸部内で途切れるのが好ましい。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
タイヤに負荷する荷重:正規荷重の70%
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−(マイナス)1.0度
SAT ≧ 0.18×L×CF ---(1)
ここで、"SAT"はセルフアライニングトルク(N・m)、"L"はトレッド部のタイヤ周方向の接地最大長(m)、"CF"は、コーナリングフォース(N)である。
図1は、本実施形態の空気入りラジアルタイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)のタイヤ回転軸を含む子午断面図である。図2は、図1のタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図1は、図2のA−A線断面図に相当する。本実施形態のタイヤ1は、乗用車用の空気入りラジアルタイヤとして構成されている。本実施形態のタイヤ1は、静止状態において、前輪に作用する垂直荷重が後輪に作用する垂直荷重よりも大きい乗用車用として好適であり、とりわけFFの乗用車用として好適に用いられる。
(ア)外側ミドルラグ溝40の本数Noを、内側ミドルラグ溝36の本数Niの0.5〜0.7倍:
(イ)内側ミドルラグ溝36のタイヤ軸方向長さL3と内側ミドル陸部18のタイヤ軸方向幅W10との比L3/W10は、外側ミドルラグ溝40のタイヤ軸方向長さL4と外側ミドル陸部19のタイヤ軸方向幅W13との比L4/W13よりも大:
(ウ)内側ミドルラグ溝36の溝深さd6(図4(a)に示す)は、外側ミドルラグ溝40の溝深さd7(図4(b)に示す)よりも大:
(エ)内側ミドルラグ溝36の溝幅W11は、外側ミドルラグ溝の溝幅W14以上:である。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
タイヤに負荷する荷重:正規荷重の70%
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−(マイナス)1.0度
SAT ≧ 0.18×L×CF ---(1)
ここで、"SAT"はセルフアライニングトルク(N・m)、"L"はトレッド部2のタイヤ周方向の接地最大長(m)、"CF"は、コーナリングフォース(N)である。また、キャンバー角の"マイナス"は、タイヤの上部が車両の中心側に向くような傾きを意味する。
試供タイヤを、リム(17×7J)、内圧(220kPa)の条件にて車両(排気量2400ccのFF車両)の全輪に装着し、乾燥アスファルト路面のテストコースを走行した。そして、レーンチェンジ時および旋回時におけるリニアリティ(公転走行状態への移行性:ハンドル操作時の車両追従性能)について、テストドライバーによる官能評価により10点法で評価している。数値が大きいほど良好である。
上記の実車走行において、レーンチェンジ時および旋回時における応答性(ハンドル操作直後の応答性)についてテストドライバーによる官能評価により10点法で評価している。数値が大きいほど良好である。
フラットベルト式のタイヤ試験機を使用して、下記の条件で、SAT、トレッド部のタイヤ周方向の接地最大長L 及びCF が測定され、各テストタイヤが下記式(1)を満たすかどうかについて調査された。式(1)を満たすものを○、満たさないものを×で示している。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−1.0度
タイヤの荷重:正規荷重の70%
SAT ≧ 0.18×L×CF ---(1)
2 トレッド部
7 ベルト層
7A、7B ベルトプライ
10 主溝
15 周方向陸部
16 外側ショルダー陸部
17 内側ショルダー陸部
18 内側ミドル陸部
18e エッジ
19 外側ミドル陸部
19e エッジ
36 内側ミドルラグ溝
40 外側ミドルラグ溝
45 内側ミドルサイプ
46 外側ミドルサイプ
To 外側トレッド端
Ti 内側トレッド端
Claims (8)
- ラジアル構造のカーカスと、前記カーカスの外側に配された少なくとも2枚のベルトプライからなるベルト層と、車両への装着の向きが指定されたトレッドパターンが形成されたトレッド部とを含む乗用車用の空気入りラジアルタイヤであって、
前記トレッド部は、車両装着時にそれぞれ車両の外側及び車両の内側に位置する外側トレッド端及び内側トレッド端を有し、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝によって、複数の周方向陸部に区分されており、
前記周方向陸部は、前記内側トレッド端を含む内側ショルダー陸部と、前記内側ショルダー陸部に隣接する内側ミドル陸部と、前記外側トレッド端を含む外側ショルダー陸部と、前記外側ショルダー陸部に隣接する外側ミドル陸部とを含み、
前記内側ミドル陸部には、前記内側トレッド端側から前記外側トレッド端側にのびる複数の内側ミドルラグ溝が設けられ、前記外側ミドル陸部には、前記内側トレッド端側から前記外側トレッド端側にのびる複数の外側ミドルラグ溝が設けられ、
前記外側ミドルラグ溝の本数Noは、前記内側ミドルラグ溝の本数Niの0.5〜0.7倍であり、
前記内側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さL3と前記内側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅W10との比L3/W10は、前記外側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さL4と前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅W13との比L4/W13より大、
前記内側ミドルラグ溝の溝深さd6は、前記外側ミドルラグ溝の溝深さd7より大、
前記内側ミドルラグ溝の溝幅W11は、前記外側ミドルラグ溝の溝幅W14以上である空気入りラジアルタイヤ。 - 前記内側ミドルラグ溝は、前記内側ミドル陸部の内側トレッド端側のエッジからのび、かつ前記内側ミドル陸部内で途切れ、
前記外側ミドルラグ溝は、前記外側ミドル陸部の内側トレッド端側のエッジからのび、かつ前記外側ミドル陸部内で途切れる請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 前記外側ミドル陸部に設けられた全ての外側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さL4の合計ΣL4は、前記内側ミドル陸部に設けられた全ての内側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さL3の合計ΣL3の0.33〜0.70倍である請求項1又は2記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記内側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向に対する角度θ6、及び前記外側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向に対する角度θ7は0〜10度である請求項1〜3の何れかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記内側ミドル陸部は、前記内側トレッド端側から前記外側トレッド端側にのびる複数の内側ミドルサイプを具え、かつ前記外側ミドル陸部は、前記内側トレッド端側から前記外側トレッド端側にのびる複数の外側ミドルサイプを具える請求項1〜4の何れかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記内側ミドルサイプのタイヤ軸方向長さL10と 前記内側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅W10との比L10/W10は、前記外側ミドルサイプのタイヤ軸方向長さL11と前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅W13との比L11/W13より大である請求項5記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記内側ミドルサイプの深さd10は、前記外側ミドルサイプの深さd11より大である請求項5又は6記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 下記の走行条件において、下記式(1)を満足する請求項1〜7記載の何れかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
タイヤに負荷する荷重:正規荷重の70%
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−(マイナス)1.0度
SAT ≧ 0.18×L×CF ---(1)
ここで、"SAT"はセルフアライニングトルク(N・m)、"L"はトレッド部のタイヤ周方向の接地最大長(m)、"CF"は、コーナリングフォース(N)である。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2017165931A JP6907823B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 空気入りラジアルタイヤ |
US16/057,266 US20190061430A1 (en) | 2017-08-30 | 2018-08-07 | Pneumatic radial tire |
CN202210331281.3A CN114734757B (zh) | 2017-08-30 | 2018-08-15 | 充气子午线轮胎 |
CN201810927832.6A CN109421435B (zh) | 2017-08-30 | 2018-08-15 | 充气子午线轮胎 |
EP18190304.8A EP3450209B1 (en) | 2017-08-30 | 2018-08-22 | Pneumatic radial tire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017165931A JP6907823B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019043232A JP2019043232A (ja) | 2019-03-22 |
JP6907823B2 true JP6907823B2 (ja) | 2021-07-21 |
Family
ID=65815189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017165931A Active JP6907823B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 空気入りラジアルタイヤ |
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JP5209950B2 (ja) * | 2007-12-11 | 2013-06-12 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ特性の検出方法 |
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2017
- 2017-08-30 JP JP2017165931A patent/JP6907823B2/ja active Active
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