JP6084195B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、操縦安定性とウェット性能とをバランス良く高めた空気入りタイヤに関する。
例えば、下記特許文献1には、四輪自動車(以下、単に「車両」ということがある。)への装着の向きが指定された空気入りタイヤを提案している。この空気入りタイヤは、外側ミドル陸部及び内側ミドル陸部に横溝が設けられている。
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤにおいて、外側ミドル陸部には、センター主溝に連通する横溝が設けられておらず、ウェット性能についてさらなる改善の余地があった。
しかも、特許文献1の空気入りタイヤは、内側ミドル陸部に設けられた各横溝が、全て同じ向きに傾斜している。このような横溝を有する内側ミドル陸部は、横溝に直交する方向の力が作用したとき、大きく変形し易い。従って、特許文献1の内側ミドル陸部は、右旋回時と左旋回時とで変形量が異なり、かつ、特定の舵角での旋回時に大きく変形し易い。従って、特許文献1の空気入りタイヤは、旋回時の過渡特性が悪く、ひいては操縦安定性が低下する傾向があった。
特開2013−151236号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、操縦安定性とウェット性能とをバランス良く高めた空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有する空気入りタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端と、それらの間を複数の陸部に区分するようにタイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝と、前記主溝と交わる向きにのびる複数本の横溝とを有し、前記主溝は、最も内側トレッド端側に配された内側ショルダー主溝と、最も外側トレッド端側に配された外側ショルダー主溝と、前記内側ショルダー主溝とタイヤ赤道との間に配された内側センター主溝と、前記外側ショルダー主溝とタイヤ赤道との間に配された外側センター主溝とを含み、前記陸部は、前記内側ショルダー主溝と前記内側センター主溝との間の内側ミドル陸部と、前記外側ショルダー主溝と前記外側センター主溝との間の外側ミドル陸部とを含み、前記横溝は、前記内側ミドル陸部に設けられた内側ミドル横溝と、前記外側ミドル陸部に設けられた外側ミドル横溝とを含み、前記内側ミドル横溝は、前記内側ショルダー主溝からのびかつ前記内側ミドル陸部内で終端する第1内側ミドル傾斜溝と、前記内側センター主溝からのびかつ前記内側ミドル陸部内で終端するとともに前記第1内側ミドル傾斜溝とは逆向きに傾く第2内側ミドル傾斜溝とを交互に含み、前記外側ミドル横溝は、前記外側ショルダー主溝からのびかつ前記外側ミドル陸部内で終端する第1外側ミドル傾斜溝と、前記外側センター主溝からのびかつ前記外側ミドル陸部内で終端するとともに前記第1外側ミドル傾斜溝とは逆向きに傾く第2外側ミドル傾斜溝とを交互に含み、しかも、前記第1外側ミドル傾斜溝と前記第2外側ミドル傾斜溝との合計本数は、前記第1内側ミドル傾斜溝と前記第2内側ミドル傾斜溝との合計本数よりも少ないことを特徴としている。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記陸部は、前記内側センター主溝と前記外側センター主溝との間のセンター陸部を含み、前記センター陸部に設けられたセンター横溝は、前記内側センター主溝からのびかつ前記センター陸部内で終端する内側センター傾斜溝と、前記外側センター主溝からのびかつ前記センター陸部内で終端する外側センター傾斜溝とを含み、前記内側センター傾斜溝は、前記内側センター主溝を介して前記第2内側ミドル傾斜溝と滑らかに連続し、前記外側センター傾斜溝は、前記外側センター主溝を介して前記第2外側ミドル傾斜溝と滑らかに連続しているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記陸部は、前記内側ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側の内側ショルダー陸部を含み、前記内側ショルダー陸部に設けられた内側ショルダー横溝は、前記内側ショルダー主溝を介して前記第1内側ミドル傾斜溝と滑らかに連続する第1内側ショルダー横溝と、前記内側ショルダー主溝からタイヤ軸方向外側にのびかつ前記内側ショルダー陸部内で終端する第2内側ショルダー横溝とを含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記各内側ショルダー横溝は、その配置ピッチの7.0〜9.0%の溝幅と、5.0〜7.0mmの溝深さとを有するのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記陸部は、前記外側ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側の外側ショルダー陸部を含み、前記外側ショルダー陸部に設けられた外側ショルダー横溝は、前記外側ショルダー主溝を介して前記第1外側ミドル傾斜溝と滑らかに連続する第1外側ショルダー横溝と、前記外側トレッド端からタイヤ軸方向内側にのびかつ前記外側ショルダー陸部内で終端する第2外側ショルダー横溝とを含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1外側ミドル傾斜溝及び前記第2外側ミドル傾斜溝は、それぞれ、前記外側ミドル陸部の幅を2等分する中心線を横切るのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1内側ミドル傾斜溝は、前記内側ミドル陸部の幅を2等分する中心線を横切り、前記第2内側ミドル傾斜溝は、前記内側ミドル陸部の前記中心線を横切ることなくその手前で終端するのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、内側ミドル陸部に設けられた内側ミドル横溝が、内側ショルダー主溝からのびかつ内側ミドル陸部内で終端する第1内側ミドル傾斜溝と、内側センター主溝からのびかつ内側ミドル陸部内で終端するとともに第1内側ミドル傾斜溝とは逆向きに傾く第2内側ミドル傾斜溝とを交互に含む。同様に、外側ミドル陸部に設けられた外側ミドル横溝は、外側ショルダー主溝からのびかつ外側ミドル陸部内で終端する第1外側ミドル傾斜溝と、外側センター主溝からのびかつ外側ミドル陸部内で終端するとともに第1外側ミドル傾斜溝とは逆向きに傾く第2外側ミドル傾斜溝とを交互に含む。
このような各ミドル横溝は、ショルダー主溝又はセンター主溝に連通しかつ陸部内で終端しているため、各ミドル陸部の剛性を維持しつつ、優れたウェット性能を発揮する。しかも、各ミドル陸部には、互いに異なる向きに傾斜する傾斜溝がタイヤ周方向に交互に設けられているため、各ミドル陸部は、陸部に作用する荷重の方向に依存することなく、旋回時の操舵量に応じてリニアに変形する。このため、旋回時の過渡特性がリニアになり、優れた操縦安定性が期待できる。
第1外側ミドル傾斜溝と第2外側ミドル傾斜溝との合計本数は、第1内側ミドル傾斜溝と第2内側ミドル傾斜溝との合計本数よりも少ない。これにより、外側ミドル陸部の剛性が、内側ミドル陸部よりも高く維持される。このため、外側ミドル陸部に作用する荷重が大きい急旋回時でも、優れた操舵の手応えが得られ、ひいては操縦安定性が高められる。
本実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の内側ミドル陸部、外側ミドル陸部、及び、センター陸部の拡大図である。 図1の内側ショルダー陸部の拡大図である。 図1外側ショルダー陸部の拡大図である。 比較例の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本発明の一実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部2の展開図が示されている。図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、車両への装着の向きが指定された乗用車用のラジアルタイヤとして示されている。車両への装着の向きは、例えば、空気入りタイヤ1のサイドウォール部(図示省略)などに文字又は記号等を用いて表示される。図1において、右側が車両装着時に車両内側に位置し、左側が車両装着時に車両外側に位置する。
トレッド部2は、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端Teiと、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端Teoとで区画されている。内側トレッド端Teiと外側トレッド端Teoとの間には、複数の陸部が区分されるようにタイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝が設けられている。
本実施形態の主溝は、最も内側トレッド端Tei側に配された内側ショルダー主溝3と、最も外側トレッド端Teo側に配された外側ショルダー主溝4と、内側ショルダー主溝3とタイヤ赤道Cとの間に配された内側センター主溝5と、外側ショルダー主溝4とタイヤ赤道Cとの間に配された外側センター主溝6とを含んでいる。
各主溝3乃至6は、例えば、タイヤ周方向に沿って直線状にのびている。これにより、各主溝3乃至6は、タイヤの走行時、路面の水を進行方向後方へと効率的に排出することができる。ただし、主溝は、ジグザグ状に形成されても良い。
主溝3乃至6は、良好な排水性能を発揮するために、ある程度の溝幅と溝深さとを有する。好ましい排水性能を得るために、主溝3乃至6は、例えば、トレッド接地幅TWの2.5%以上、より好ましくは3%以上、さらに好ましくは4%以上の溝幅を有する。一方、トレッド部2の陸部の比率を維持して良好な操縦安定性を得るために、主溝3乃至6の溝幅は、例えば、トレッド接地幅TWの11.5%以下、より好ましくは10%以下、さらに好ましくは9%以下が望ましい。同様に、主溝3乃至6は、例えば、6mm以上、より好ましくは7mm以上の溝深さを有する。
ここで、トレッド接地幅TWは、正規状態のタイヤの内側トレッド端Tei及び外側トレッド端Teoの間のタイヤ軸方向の距離である。「正規状態」は、タイヤ1が正規リムに装着されかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。特に明記されていない場合、タイヤの各種の寸法は、この正規状態での値が示されている。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。ただし、タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、一律に180kPaとされる。
「トレッド端」は、正規状態のタイヤに正規荷重を負荷し、キャンバー角0°でトレッド部2を平面に押し当てたときのトレッド接地面のタイヤ軸方向の最も外側の位置として定義される。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。ただし、タイヤが乗用車用である場合、正規荷重は、前記荷重の88%に相当する荷重である。
特に好ましい態様では、主溝の中で、外側ショルダー主溝4が最も小さい溝幅GW2を有している。これは、トレッド部2の車両外側の陸部比率を高め、ひいては、操縦安定性を高めるのに役立つ。外側ショルダー主溝4の溝幅GW2が最も小さく形成されたタイヤは、走行時のタイヤノイズが車両外部へ漏れ難いため、走行時の静粛性に優れている。
一方、主溝の中で、タイヤ赤道Cの近傍にある内側センター主溝5の溝幅GW3又は外側センター主溝6の溝幅GW4が最も大きいのが望ましい。特に好ましくは、最も大きく形成された溝幅GW3又はGW4は、トレッド接地幅TWの7%以上とされる。本実施形態では、溝幅GW3又はGW4は、外側ショルダー主溝4の溝幅GW2の2〜3倍の範囲にある。これにより、トレッド部2のタイヤ赤道C付近の排水性能が格段に向上する。
上述の主溝3乃至6が設けられることにより、トレッド部2は、5つの陸部に区分されている。
陸部は、内側センター主溝5と外側センター主溝6との間のセンター陸部7と、内側センター主溝5と内側ショルダー主溝3との間の内側ミドル陸部8と、外側センター主溝6と外側ショルダー主溝4との間の外側ミドル陸部9と、内側ショルダー主溝3のタイヤ軸方向外側の内側ショルダー陸部10と、外側ショルダー主溝4のタイヤ軸方向外側の外側ショルダー陸部11とを含んでいる。
本実施形態では、センター陸部7、内側ミドル陸部8及び外側ミドル陸部9がほぼ等しいタイヤ軸方向の幅を有するように、各主溝3乃至6の配置が決定されている。好ましい態様では、各陸部7乃至9の幅の差は、5mm以内であるのが望ましい。一方、内側ショルダー陸部10及び外側ショルダー陸部11は、各陸部7乃至9よりも大きく形成されている。これにより、内側ショルダー陸部10及び外側ショルダー陸部11の横剛性を高めることができる。
トレッド部2には、さらに、主溝3乃至6と交わる向きにのびる複数本の横溝12が設けられている。各横溝の詳細な構成は、後述される。
図2には、図1の内側ミドル陸部8、外側ミドル陸部9、及び、センター陸部7の拡大図が示されている。
図2に示されるように、内側ミドル陸部8には、複数本の内側ミドル横溝15が設けられている。内側ミドル横溝15は、複数本の第1内側ミドル傾斜溝16と、複数本の第2内側ミドル傾斜溝17とを含んでいる。第1内側ミドル傾斜溝16と第2内側ミドル傾斜溝17とは、タイヤ周方向に交互に設けられている。
各第1内側ミドル傾斜溝16は、内側ショルダー主溝3からのびかつ内側ミドル陸部8内で終端している。
各第1内側ミドル傾斜溝16は、タイヤ軸方向に対して傾斜している。第1内側ミドル傾斜溝16のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、例えば、25〜70°であり、好ましくは35〜60°である。
第1内側ミドル傾斜溝16は、例えば、内側ミドル陸部8の幅を2等分する中心線18を横切り、前記中心線18のタイヤ軸方向内側で終端している。望ましい態様として、第1内側ミドル傾斜溝16のタイヤ軸方向の長さL1は、内側ミドル陸部8のタイヤ軸方向の幅W1の0.6〜0.85倍の範囲で定められる。このような第1内側ミドル傾斜溝16は、操縦安定性の低下を最小限にしながら、排水性能を効果的に高める。
第2内側ミドル傾斜溝17は、内側センター主溝5からのびかつ内側ミドル陸部8内で終端している。
各第2内側ミドル傾斜溝17は、第1内側ミドル傾斜溝16とは逆向きに傾斜している。第2内側ミドル傾斜溝17のタイヤ軸方向に対する角度θ2は、例えば、10〜50°であり、好ましくは20〜40°である。
第2内側ミドル傾斜溝17は、例えば、内側ミドル陸部8の中心線18を横切ることなくその手前で終端しているのが望ましい。望ましい態様として、第2内側ミドル傾斜溝17のタイヤ軸方向の長さL2は、第1内側ミドル傾斜溝の前記長さL1の0.35〜0.50倍である。このような第2内側ミドル傾斜溝17は、内側ミドル陸部8のタイヤ軸方向内側の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
第2内側ミドル傾斜溝17の溝幅W4は、例えば、第1内側ミドル傾斜溝16の溝幅W3よりも大きいのが望ましい。さらに望ましい態様として、第2内側ミドル傾斜溝17の溝幅W4は、例えば、第1内側ミドル傾斜溝16の溝幅W2の1.7〜2.2倍である。このような第2内側ミドル傾斜溝17は、内側ミドル陸部8の剛性を維持しつつ、優れたウェット性能を発揮する。
外側ミドル陸部9には、複数本の外側ミドル横溝20が設けられている。外側ミドル横溝20は、複数本の第1外側ミドル傾斜溝21と、複数本の第2外側ミドル傾斜溝22とを含んでいる。各第1外側ミドル傾斜溝21は、外側ショルダー主溝4からのびかつ外側ミドル陸部9内で終端している。各第2外側ミドル傾斜溝22は、外側センター主溝6からのびかつ外側ミドル陸部9内で終端している。
第1外側ミドル傾斜溝21と第2外側ミドル傾斜溝22とは、互いに逆向きに傾斜し、かつ、タイヤ周方向に交互に設けられている。
上述のような内側ミドル横溝15及び外側ミドル横溝20は、ショルダー主溝3、4又はセンター主溝5、6に連通しかつ陸部内で終端しているため、各ミドル陸部8、9の剛性を維持しつつ、優れたウェット性能を発揮する。
しかも、各ミドル陸部8、9には、互いに異なる向きに傾斜する傾斜溝がタイヤ周方向に交互に設けられているため、各ミドル陸部8、9は、陸部に作用する荷重の方向に依存することなく、旋回時の操舵量に応じてリニアに変形する。このため、旋回時の過渡特性がリニアになり、優れた操縦安定性が期待できる。
しかも、第1外側ミドル傾斜溝21と第2外側ミドル傾斜溝22とのタイヤ1周に亘る合計本数N2は、第1内側ミドル傾斜溝16と第2内側ミドル傾斜溝17とのタイヤ1周に亘る合計本数N1よりも少ない。これにより、外側ミドル陸部9の剛性が、内側ミドル陸部8よりも高く維持される。このため、外側ミドル陸部9に作用する荷重が大きい急旋回時でも、優れた操舵の手応えが得られ、ひいては操縦安定性が高められる。
望ましい態様として、前記合計本数N2は、前記合計本数N1の好ましくは0.6倍以下、より好ましくは0.5倍以下である。ウェット性能を維持する観点から、前記合計本数N2は、前記合計本数N1の0.3倍以上、より好ましくは0.4倍以上である。
本実施形態では、第1外側ミドル傾斜溝21は、第1内側ミドル傾斜溝16と同じ向きに傾斜しており、第2外側ミドル傾斜溝22は、第2内側ミドル傾斜溝17と同じ向きに傾斜している。これにより、各ミドル陸部8、9の摩耗の進行が均一となる。
操縦安定性とウェット性能とを両立させるために、第1外側ミドル傾斜溝21のタイヤ軸方向に対する角度θ3、及び、第2外側ミドル傾斜溝22のタイヤ軸方向に対する角度θ4は、例えば、望ましくは20°以上、より好ましくは25°以上であり、好ましくは40°以下、より好ましくは35°以下である。
第1外側ミドル傾斜溝21及び第2外側ミドル傾斜溝22は、それぞれ、外側ミドル陸部9の幅を2等分する中心線23を横切っているのが望ましい。このような第1外側ミドル傾斜溝21及び第2外側ミドル傾斜溝22は、ウェット走行時、外側ミドル陸部9と路面との間の水を効果的に排出し、ハイドロプレーニング現象を抑制するのに役立つ。
操縦安定性を維持しつつ上述の効果を得るために、第1外側ミドル傾斜溝21のタイヤ軸方向の長さL3と第2外側ミドル傾斜溝22のタイヤ軸方向の長さL4との合計L3+L4は、外側ミドル陸部9の幅W2の105〜115%が望ましい。
センター陸部7には、複数本のセンター横溝25が設けられている。センター横溝25は、例えば、内側センター主溝5からのびかつセンター陸部7内で終端する内側センター傾斜溝26と、外側センター主溝6からのびかつセンター陸部7内で終端する外側センター傾斜溝27とを含んでいる。これにより、センター陸部7は、タイヤ周方向に連続するリブとして形成されている。
内側センター傾斜溝26及び外側センター傾斜溝27の配置ピッチP2は、例えば、外側ミドル横溝20の配置ピッチP1の0.95〜1.05倍である。望ましい態様として、前記配置ピッチP2は、前記配置ピッチP1と実質的に同一である。
内側センター傾斜溝26及び外側センター傾斜溝27は、例えば、タイヤ軸方向に対して同じ向きに傾斜している。内側センター傾斜溝26及び外側センター傾斜溝27のタイヤ軸方向に対する角度θ5は、例えば、25〜35°である。望ましい態様では、前記角度θ5は、例えば、第2外側ミドル傾斜溝22の角度θ4と実質的に等しい。
望ましい態様として、内側センター傾斜溝26の仮想延長線28が、外側センター傾斜溝27に交わるのが望ましい。これにより、センター陸部7の踏面の接地時の歪みが抑制され、その偏摩耗が抑制される。
内側センター傾斜溝26は、内側センター主溝5を介して第2内側ミドル傾斜溝17と滑らかに連続しているのが望ましい。同様に、外側センター傾斜溝27は、外側センター主溝6を介して第2外側ミドル傾斜溝22と滑らかに連続しているのが望ましい。これにより、ウェット走行時、センター横溝25と第2内側ミドル傾斜溝17及び第2外側ミドル傾斜溝22とが協働してタイヤ赤道C付近の水膜を切断し、ハイドロプレーニング現象が効果的に抑制される。しかも、上述の横溝の配置により、センター陸部7及び各ミドル陸部8、9の摩耗が均一に進行し、タイヤが長寿命化しうる。
各センター横溝25は、例えば、内側ミドル横溝15及び外側ミドル横溝20よりも小さい溝幅W7を有するのが望ましい。センター横溝25の溝幅W7は、例えば、第2内側ミドル傾斜溝17の溝幅W4の0.25〜0.35倍である。このようなセンター横溝25は、センター陸部7の剛性を維持し、操縦安定性を高めるのに役立つ。
図3には、図1の内側ショルダー陸部10の拡大図が示されている。図3に示されるように、内側ショルダー陸部10には、複数の内側ショルダー横溝30が設けられている。内側ショルダー横溝30は、例えば、第1内側ショルダー横溝31及び第2内側ショルダー横溝32を含んでいる。
第1内側ショルダー横溝31は、例えば、内側ショルダー主溝3から内側トレッド端Teiまでのびている。
第1内側ショルダー横溝31は、例えば、内側トレッド端Tei側でタイヤ軸方向に沿って直線状にのびる直線部33と、直線部33のタイヤ軸方向内側に連なる湾曲部34とを有している。
湾曲部34のタイヤ軸方向に対する角度θ6は、例えば、タイヤ赤道C側に向かって漸増している。このような第1内側ショルダー横溝31は、ウェット走行時、内側ショルダー主溝3内の水の一部をタイヤ軸方向外側に案内し、ウェット性能を高めることができる。
望ましい態様として、本実施形態の第1内側ショルダー横溝31は、内側ショルダー主溝3を介して第1内側ミドル傾斜溝16と滑らかに連続している。このような第1内側ショルダー横溝31は、ウェット走行時、第1内側ショルダー横溝31によって内側ショルダー主溝3側に案内された水の慣性を利用して、内側ショルダー主溝3内の水を内側トレッド端Tei側に案内するため、より高い排水性を期待できる。
第2内側ショルダー横溝32は、例えば、内側ショルダー主溝3からタイヤ軸方向外側にのびかつ内側ショルダー陸部10内で終端している。このような第2内側ショルダー横溝32は、操縦安定性を高めつつ、内側ショルダー陸部10の偏摩耗を抑制する。
第2内側ショルダー横溝32は、例えば、第1内側ショルダー横溝31の湾曲部34に沿ってのびているのが望ましい。このような第2内側ショルダー横溝32は、内側ショルダー陸部10を均一に摩耗させるのに役立つ。
操縦安定性とウェット性能とをバランス良く高めるために、各内側ショルダー横溝30の溝幅W5は、好ましくは各内側ショルダー横溝30の配置ピッチP3の7.0%以上、より好ましくは7.5%以上であり、好ましくは9.0%以下、より好ましくは8.5%以下である。
同様の観点から、各内側ショルダー横溝30の溝深さは、好ましくは5.0mm以上、より好ましくは6.2mm以上であり、好ましくは7.0mm以下、より好ましくは6.6mm以下である。
図4には、図1の外側ショルダー陸部11の拡大図が示されている。図4に示されるように、外側ショルダー陸部11には、複数の外側ショルダー横溝35が設けられている。外側ショルダー横溝35は、例えば、第1外側ショルダー横溝36及び第2外側ショルダー横溝37を含んでいる。
第1外側ショルダー横溝36は、例えば、外側ショルダー主溝4から外側トレッド端Teoまでのびている。
第1外側ショルダー横溝36は、例えば、外側トレッド端Teo側でタイヤ軸方向に沿って実質的に一定の曲率半径で緩やかに湾曲する第1湾曲部38と、第1湾曲部38のタイヤ軸方向内側に連なりかつ第1湾曲部38よりも小さな曲率半径で湾曲する第2湾曲部39とを含んでいる。
第1外側ショルダー横溝36は、例えば、外側ショルダー主溝4を介して第1外側ミドル傾斜溝21と滑らかに連続しているのが望ましい。これにより、上述した第1湾曲部38及び第2湾曲部39の構成と相俟って、ウェット走行時、外側ショルダー主溝4内の水が効果的にタイヤ軸方向外側に案内される。
第2外側ショルダー横溝37は、例えば、外側トレッド端Teoからタイヤ軸方向内側にのびかつ外側ショルダー陸部11内で終端している。第2外側ショルダー横溝37は、例えば、第1外側ショルダー横溝36の第1湾曲部38に沿ってのびている。このような第2外側ショルダー横溝37は、外側ショルダー陸部11の剛性を維持しつつ、ワンダリング性能を高める。
外側ショルダー横溝35の合計本数N4は、例えば、内側ショルダー横溝30(図3に示す)の合計本数N3よりも少ないのが望ましい。これにより、外側ショルダー陸部11の剛性が、内側ショルダー陸部10よりも高く維持される。このため、外側ショルダー陸部11に作用する荷重が大きい急旋回時でも、優れた操舵の手応えが得られ、ひいては操縦安定性が高められる。
ウェット性能を維持しつつ上述の効果を得るために、前記合計本数N4は、前記合計本数N3の好ましくは0.6倍以下、より好ましくは0.5倍以下であり、好ましくは0.3倍以上、より好ましくは0.4倍以上である。
外側ショルダー横溝35の溝幅W6は、例えば、外側ショルダー横溝35の配置ピッチP4の好ましくは3.0%以上、より好ましくは3.8%以上であり、好ましくは5.0%以下、より好ましくは4.5%以下である。これにより、操縦安定性とウェット性能とがバランス良く高められる。
同様の観点から、各外側ショルダー横溝35の溝深さは、好ましくは5.0mm以上、より好ましくは6.2mm以上であり、好ましくは7.0mm以下、より好ましくは6.6mm以下である。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施されうる。
図1の基本パターンを有するサイズ245/45R18の乗用車用空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図5に示されるように、各ミドル横溝が同じ向きに傾斜したタイヤが試作された。各テストタイヤの操縦安定性、ウェット性能、及び、耐摩耗性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:18×8J
テスト車両:排気量3500ccの乗用車
内圧:230kPa
タイヤ装着位置:全輪
<操縦安定性>
プロのテストドライバーが、テストタイヤが装着されたテスト車両を、テストコースで運転し、各タイヤのハンドル応答性、剛性感、グリップ等を含む操縦安定性を官能により評価した。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、操縦安定性が優れていることを示す。
<ウェット性能>
半径100mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ20mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増加させながら前記車両を進入させ、横加速度(横G)が計測された。結果は、速度50〜80km/hの前輪の平均横Gであり、比較例を100とする指数で表示されている。数値が大きい程、ウェット性能が優れていることを示す。
<耐摩耗性>
乾燥路面を一定距離走行した後の陸部の摩耗量が測定された。結果は、比較例の値を100とする指数で表示されている。評価は、摩耗量の逆数で行われ、比較例1の値を100とする指数で示されている。数値が大きい程、耐摩耗性が優れていることを示す。
テスト結果が表1に示される。
Figure 0006084195
Figure 0006084195
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テストの結果より、実施例のタイヤは、比較例のタイヤよりも優れた操縦安定性を発揮し、かつ、ウェット性能が維持されていることが確認できた。即ち、実施例のタイヤは、操縦安定性とウェット性能とがバランス良く両立していることが確認できた。
2 トレッド部
3 内側ショルダー主溝
4 外側ショルダー主溝
5 内側センター主溝
6 外側センター主溝
8 内側ミドル陸部
9 外側ミドル陸部
15 内側ミドル横溝
16 第1内側ミドル傾斜溝
17 第2内側ミドル傾斜溝
20 外側ミドル横溝
21 第1外側ミドル傾斜溝
22 第2外側ミドル傾斜溝
Tei 内側トレッド端
Teo 外側トレッド端

Claims (7)

  1. 車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端と、それらの間を複数の陸部に区分するようにタイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝と、前記主溝と交わる向きにのびる複数本の横溝とを有し、
    前記主溝は、最も内側トレッド端側に配された内側ショルダー主溝と、最も外側トレッド端側に配された外側ショルダー主溝と、前記内側ショルダー主溝とタイヤ赤道との間に配された内側センター主溝と、前記外側ショルダー主溝とタイヤ赤道との間に配された外側センター主溝とを含み、
    前記陸部は、前記内側ショルダー主溝と前記内側センター主溝との間の内側ミドル陸部と、前記外側ショルダー主溝と前記外側センター主溝との間の外側ミドル陸部とを含み、
    前記横溝は、前記内側ミドル陸部に設けられた内側ミドル横溝と、前記外側ミドル陸部に設けられた外側ミドル横溝とを含み、
    前記内側ミドル横溝は、前記内側ショルダー主溝からのびかつ前記内側ミドル陸部内で終端する第1内側ミドル傾斜溝と、前記内側センター主溝からのびかつ前記内側ミドル陸部内で終端するとともに前記第1内側ミドル傾斜溝とは逆向きに傾く第2内側ミドル傾斜溝とを交互に含み、
    前記外側ミドル横溝は、前記外側ショルダー主溝からのびかつ前記外側ミドル陸部内で終端する第1外側ミドル傾斜溝と、前記外側センター主溝からのびかつ前記外側ミドル陸部内で終端するとともに前記第1外側ミドル傾斜溝とは逆向きに傾く第2外側ミドル傾斜溝とを交互に含み、
    しかも、前記第1外側ミドル傾斜溝と前記第2外側ミドル傾斜溝との合計本数は、前記第1内側ミドル傾斜溝と前記第2内側ミドル傾斜溝との合計本数よりも少ないことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記陸部は、前記内側センター主溝と前記外側センター主溝との間のセンター陸部を含み、
    前記センター陸部に設けられたセンター横溝は、前記内側センター主溝からのびかつ前記センター陸部内で終端する内側センター傾斜溝と、前記外側センター主溝からのびかつ前記センター陸部内で終端する外側センター傾斜溝とを含み、
    前記内側センター傾斜溝は、前記内側センター主溝を介して前記第2内側ミドル傾斜溝と滑らかに連続し、
    前記外側センター傾斜溝は、前記外側センター主溝を介して前記第2外側ミドル傾斜溝と滑らかに連続している請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記陸部は、前記内側ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側の内側ショルダー陸部を含み、
    前記内側ショルダー陸部に設けられた内側ショルダー横溝は、前記内側ショルダー主溝を介して前記第1内側ミドル傾斜溝と滑らかに連続する第1内側ショルダー横溝と、前記内側ショルダー主溝からタイヤ軸方向外側にのびかつ前記内側ショルダー陸部内で終端する第2内側ショルダー横溝とを含む請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記各内側ショルダー横溝は、その配置ピッチの7.0〜9.0%の溝幅と、5.0〜7.0mmの溝深さとを有する請求項3記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記陸部は、前記外側ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側の外側ショルダー陸部を含み、
    前記外側ショルダー陸部に設けられた外側ショルダー横溝は、前記外側ショルダー主溝を介して前記第1外側ミドル傾斜溝と滑らかに連続する第1外側ショルダー横溝と、
    前記外側トレッド端からタイヤ軸方向内側にのびかつ前記外側ショルダー陸部内で終端する第2外側ショルダー横溝とを含む請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1外側ミドル傾斜溝及び前記第2外側ミドル傾斜溝は、それぞれ、前記外側ミドル陸部の幅を2等分する中心線を横切る請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1内側ミドル傾斜溝は、前記内側ミドル陸部の幅を2等分する中心線を横切り、
    前記第2内側ミドル傾斜溝は、前記内側ミドル陸部の前記中心線を横切ることなくその手前で終端する請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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