JP6903035B2 - 壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造 - Google Patents

壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造 Download PDF

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Description

本発明は、壁パネル同士の突き合わせによって形成される目地を埋める工法及び壁パネル構造に関する。
従来、軽量気泡コンクリートパネルなどの外装パネルの目地を埋める技術が知られている(特許文献1参照)。この種の技術では、例えば、防水性能を向上させるために外装パネルの目地にシーリング材が充填される。
特開2001−49830号公報
ここで壁パネルの目地にシーリング材を充填したとしても、目地自体は模様として残るので、この目地を消すためには、シーリング材の上からパテなどを充填して目地を埋めてから塗装仕上げを行う必要がある。しかしながら、シーリング材が収縮することにより、目地に被さる部分に凹みが生じ、目地を完全には隠すことができず、美観を損なう虞がある。
本発明は、上記課題を解決することを目的としており、パテなどの目地埋め材で覆った目地を目立ち難くすることができる壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る壁パネルの目地埋め工法は、壁パネル同士を突き合わせた目地に沿って設けられた凹部にシーリング材を充填するシーリング材充填ステップと、凹部に充填されたシーリング材を所定の期間養生させる養生ステップと、養生ステップの後で、プライマーを塗布した後に前記凹部に目地埋め材を充填する目地埋め材充填ステップと、目地埋め材が充填された充填面に仕上げ材を塗布する塗装ステップと、を含み、シーリング材充填ステップは、シーリング材を充填する前に、シーリング材と壁パネルとの接着を阻止し、且つシーリング材との間で非接着領域を形成可能な絶縁材を凹部の底面に配置するステップを含み、目地埋め材は、シーリング材よりも体積収縮率が小さいパテ材である。
また、本発明に係る壁パネルの目地埋め工法は、壁パネル同士を突き合わせた目地に沿って設けられた凹部にシーリング材を充填するシーリング材充填ステップと、凹部に充填されたシーリング材を所定の期間養生させる養生ステップと、養生ステップの後で、凹部に目地埋め材を充填する目地埋め材充填ステップと、目地埋め材が充填された充填面に仕上げ材を塗布する塗装ステップと、を含み、目地埋め材充填ステップは、目地埋め材を充填する前に、シーリング材と目地埋め材との接着を阻止し、且つシーリング材との間で非接着領域を形成可能な絶縁材を凹部に配置し、絶縁材を凹部に配置した後にプライマーを塗布するステップを含み、目地埋め材は、シーリング材よりも体積収縮率が小さいパテ材である。
また、上記の壁パネルの目地埋め工法において、壁パネルの小口面には周縁に沿った切欠きが形成され、凹部は、切欠き同士の突き合わせによって形成されていてもよい。
また、上記の壁パネルの目地埋め工法において、断面視したときの凹部の形状は、一辺が開放された矩形であってもよい。
また、本発明は、複数の壁パネルを突き合わせて形成される壁パネル構造において、壁パネル同士の突き合わせによって形成される目地に沿って設けられた凹部と、凹部の底面に配置された絶縁材と、絶縁材上に配置されたシーリング材と、シーリング材よりも体積収縮率が小さいパテ材であると共に、プライマーを介して前記シーリング材上に配置された目地埋め材と、目地埋め材上の充填面を覆う仕上げ材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数の壁パネルを突き合わせて形成される壁パネル構造において、壁パネル同士の突き合わせによって形成される目地に沿って設けられた凹部と、凹部の底面に配置されたシーリング材と、シーリング材上に配置された絶縁材と、シーリング材よりも体積収縮率が小さいパテ材であると共に、プライマーを介して絶縁材上に配置された目地埋め材と、目地埋め材上の充填面を覆う仕上げ材と、を備えることを特徴とする壁パネル構造である。
また、上記の壁パネル構造において、壁パネルの小口面には周縁に沿った切欠きが形成され、凹部は、切欠き同士の突き合わせによって形成されていてもよい。
また、上記の壁パネル構造において、断面視したときの凹部の形状は、一辺が開放された矩形であってもよい。
また、他の壁パネルの目地埋め工法は、壁パネル同士を突き合わせた目地に沿って設けられた凹部にシーリング材を充填するシーリング材充填ステップと、凹部に充填されたシーリング材を所定の期間養生させる養生ステップと、養生ステップの後で、凹部に目地埋め材を充填する目地埋め材充填ステップと、目地埋め材が充填された充填面に仕上げ材を塗布する塗装ステップと、を含むことを特徴とする。
この壁パネルの目地埋め工法では、シーリング材充填ステップによって目地の凹部に充填されたシーリング材を養生ステップで所定期間養生させるので、シーリング材にヤセ(収縮に伴う体積の減少)が生じても養生ステップの段階で安定する。つまり、その後に目地埋め材でヤセを埋め、仕上げ材で塗装する本発明においては、シーリング材の収縮に起因した塗装面の凹みの発生を抑制でき、従って、目地が目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
また、目地埋め材はパテ材であると好ましい。パテ材の種類としては、モルタル系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系などが挙げられ特に限定されないが、伸縮性能に優れるウレタン樹脂系またはアクリル樹脂系の弾性パテ材であることが好ましく、仕上げ材の塗布性能に優れ、体積収縮率が小さく、乾燥期間が短いウレタン樹脂系弾性パテ材が特に好ましい。弾性パテ材は、体積収縮率が5%以下であることが好ましい。
また、シーリング材充填ステップは、シーリング材を充填する前に、シーリング材と壁パネルとの接着を阻止し、且つシーリング材との間で非接着領域を形成可能な絶縁材を凹部に配置するステップを含むと好ましい。絶縁材を配置することにより、シーリング材と壁パネルとの接着が抑えられ、更に、シーリング材と絶縁材との間に非接着領域が形成される。従って、シーリング材に生じるヤセのうち、少なくとも一部はシーリング材と絶縁材との間の非接着領域で吸収され、目地埋め材を充填する側に生じるヤセが減る。その結果、仕上げ材を塗装した後で目地を目立たなくするのに有効となる。
また、目地埋め材充填ステップは、目地埋め材を充填する前に、目地埋め材とシーリング材との接着を阻止し、且つシーリング材との間で非接着領域を形成可能な絶縁材を凹部に配置するステップを含むと好ましい。絶縁材がシーリング材と目地埋め材との間に配置されることにより、目地埋め材とシーリング材との接着が抑えられ、シーリング材と絶縁材との間に非接着領域が形成される。従って、経年変化によりシーリング材にヤセが生じた場合であっても、少なくともヤセの一部はシーリング材と絶縁材との間の非接着領域で吸収される。従って、長期間目地が目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
また、他の壁パネル構造は、複数の壁パネルを突き合わせて形成され、壁パネル同士の突き合わせによって形成される目地に沿って設けられた凹部と、凹部の底面に配置された絶縁材と、絶縁材上に配置されたシーリング材と、シーリング材上に配置された目地埋め材と、目地埋め材上の充填面を覆う仕上げ材と、を備えることを特徴とする。
この壁パネル構造では、絶縁材により、シーリング材と目地の凹部の底面との間に非接着領域が形成され、シーリング材に生じるヤセの一部は、この非接着領域で吸収される。その結果、シーリング材に生じるヤセに起因した仕上げ材の凹みは生じ難くなり、目地の目立たない壁パネル構造を実現できる。
また、他の壁パネル構造は、複数の壁パネルの突き合わせによって形成される壁パネル構造において、壁パネル同士の突き合わせによって形成される目地に沿って設けられた凹部と、凹部の底面に配置されたシーリング材と、シーリング材上に配置された絶縁材と、絶縁材上に配置された目地埋め材と、目地埋め材上の充填面を覆う仕上げ材と、を備えることを特徴とする。
この壁パネル構造では、絶縁材により、シーリング材と目地埋め材との間に非接着領域が形成され、シーリング材や目地埋め材に生じるヤセは、この非接着領域で吸収される。その結果、シーリング材や目地埋め材に生じるヤセに起因した仕上げ材の凹みは生じ難くなり、目地の目立たない壁パネル構造を実現できる。
本発明によれば、パテなどの仕上げ材で覆った目地を目立ち難くすることができる壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る壁パネル構造を一部破断して示す斜視図である。 壁パネル同士を突き合わせて目地を形成した状態を示す断面図である。 目地に沿って形成された凹部の拡大断面図である。 絶縁材が配置された状態を示す凹部の拡大断面図である。 絶縁材の上にシーリング材が充填された状態を示す凹部の拡大断面図である。 シーリング材にヤセが生じた状態を示す凹部の拡大断面図である。 シーリング材の上に目地埋め材が充填され、更に、目地埋め材の充填面に仕上げ材が塗布された状態の凹部を示し、本実施形態に係る壁パネル構造が完成した状態を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係る壁パネル構造における目地の凹部の拡大断面図である。 第2実施形態に係る壁パネル構造において、シーリング材にヤセが生じた状態を示す凹部の拡大断面図である。 第3実施形態に係る壁パネル構造における目地の凹部の拡大断面図である。 第4実施形態に係る壁パネル構造における目地の凹部の拡大断面図である。 シーリング材のヤセと経過日数との関係を表す図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しつつ本発明の壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る壁パネル構造5は、複数の壁パネル1aを柱または間柱(以下、総称して「柱」という)W1に取り付けることによって形成されている。更に、壁パネル構造5では、壁パネル1aの目地1cは仕上げ材18によって覆い隠されており、平面意匠を長期にわたって形成することを目的とした大壁風の仕上げ処理が施されている。壁パネル1aは、外壁材として適用可能なコンクリート製部材であり、例えば「ヘーベルパワーボード」(登録商標)などの軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)である。以下では、壁パネル1aとしてALCパネルを例に説明する。
図2に示されるように、壁パネル1aの長さL1は、1800mm〜2000mm程度であり、壁パネル1aの厚みL2は、35mm〜100mm程度である。壁パネル1aの長さL1に直交する方向の幅は500〜700mm程度である。なお、壁パネル1aは切断加工されて使われてもよく、例えば、長さL1又は幅は100mm程度まで切断加工されてもよい。
壁パネル1aの少なくとも一方の面、具体的には、外壁材として用いた場合の室外側の面(間柱に取り付けられる側とは反対の面)には、周縁に沿って切欠き1dが形成されている。二枚の壁パネル1aの小口面同士を突き合わせると、その突き合わせによって目地1cが形成され、目地1cを挟んで対向する切欠き1d同士によって凹部10が形成される(図2及び図3参照)。
図3に示されるように、断面視したときの凹部10の形状は、一辺が開放された矩形であり、深さDは7mm〜15mm程度であり、底面の幅Wは5mm〜15mm程度である。
本実施形態に係る壁パネル1aの目地埋め工法は、凹部10にシーリング材14等を充填し、最後に仕上げ材18を塗布して目地1cを目立たなくする工法であり、シーリング材充填ステップ、養生ステップ、目地埋め材充填ステップ、及び塗装ステップを含んでいる。各ステップを順番に説明する。
[シーリング材充填ステップ]
複数の壁パネル1aを柱W1の所定位置に取り付けた後、目地1cに沿って形成される凹部10の底面10aに絶縁材12を配置する(図4参照)。絶縁材12の配置は凹部10内に専用のプライマーを塗布した後行う。絶縁材12は、目地1cである隙間の奥(目地奥)へのシーリング材14(図5参照)の進入を防ぐことを目的とする。更に、絶縁材12は、シーリング材14と接着しない部材であることが重要であり、シーリング材14の材質に合わせて適宜選択でき、例えばボンドブレーカー(別名「絶縁テープ」)、あるいは、バックアップ材を用いることができる。
なお、絶縁材12としてボンドブレーカーを用いる場合において、シーリング材14として、ポリサルファイド系、アクリルウレタン系、又はポリウレタン系の部材を用いる場合には、絶縁材12としてはシリコンテープ、ポリエチレンテープ、又はフッ素樹脂テープ等のテープが好ましく、シーリング材14として、シリコーン系、ポリイソブチレン系、又は変成シリコーン系の部材を用いる場合には、絶縁材12としてはポリエチレンテープ等のオレフィン系素材からなるテープが好ましい。絶縁材12がテープ状の場合、底面10aへの配置しやすさの点から、テープ片面(底面10aに接する面)は粘着性を有することが好ましい。
絶縁材12を凹部10の底面10aに配置すると、その後で、凹部10内にシーリング材14を充填する。シーリング材14は、ALC目地への適合、例えば、水密性、気密性、追随性等を考慮して選択される。特に、本実施形態では、上述にて例示された各種の材料を用いることができるが、その一方で、ノンブリード系であると好ましい。ノンブリード系シーリング材を用いた場合には、黒ずみやベタツキといったブリード現象が生じることを抑制できる。
[養生ステップ]
シーリング材14を凹部10内に所定の量の充填、例えば、後で充填する目地埋め材16(図7参照)等の目地埋め材も含めて凹部10からはみ出さない程度の量の充填を終えたら、所定の期間、シーリング材14を養生させる。シーリング材14は、乾燥、固化に伴って収縮する(ヤセる)。一般的には、時間の経過とともに体積収縮率が5〜10%程度発生するものが多く、上記の所定の期間とは、このヤセが収まる程度の期間である。具体的には、所定の期間は3日以上が好ましい。更に、図12に示されるように、20日を超えると目減り(収縮量)はほとんど無くなるので好ましいが、工期が延びてしまうことも考慮すると14日以下が好ましく、より好ましくは5〜10日である。
図6に示されるように、所定の期間、シーリング材14を養生させるとシーリング材14が収縮してヤセが生じる。シーリング材14が収縮する場合、面接着している壁パネル1aとの接着領域を避けてヤセが生じる。ここで、シーリング材14の充填前に配置した絶縁材12は、シーリング材14とは接着しない材質であり、シーリング材14と絶縁材12との間には非接着領域14aが形成されている。従って、ヤセの一部は非接着領域14a側で生じ、つまり、非接着領域14aで吸収されるので、絶縁材12を配置していない場合に比べ、壁パネル1aの表側に生じるヤセを減らすことができる。
[目地埋め材充填ステップ]
図7に示されるように、養生ステップの後、シーリング材14の上に専用プライマーを塗布し、目地埋め材16を充填する。目地埋め材16を凹部10内に充填することにより、シーリング材14のヤセを埋めることができる。また、目地埋め材16はシーリング材14と同質の材料でも良いが、パテ材、特に、弾性パテ材であると好ましい。パテ材を用いることで、目地埋め材16自身のヤセは小さくなり、更に、弾性パテ材であれば、仕上げ材18との界面における寸法変化を吸収して仕上げ材18の凹みは生じにくくすることができる。特にウレタン樹脂系弾性パテ材であれば、仕上げ材18の塗布性能に優れ、体積種縮率が小さく、乾燥期間が短いため、塗装面の平滑性に優れ、また目地の凹部に目地埋め材16を充填してから仕上げ材18を塗装するまでの工期を短縮できる。
なお、本実施形態に係る工法では、ALC目地に適合するシーリング材14によって目地1cの凹部10内に1層目を形成した後で、目地埋め材16による2層目を形成している。つまり、ALC目地への適合は、1層目のシーリング材14で予め成立しているので、2層目の材料を選択する上での制約は少ない。その結果、体積収縮率(ヤセ)の小さなウレタン樹脂系弾性パテ材を目地埋め材としての2層目で選択できる。
目地埋め材16の充填後、壁パネル1aの表面と平滑になるように入念にヘラ押えをして処理する。その後、目地埋め材16を1〜2日程度養生させる。
[塗装ステップ]
次に、目地埋め材16が充填された充填面を含め壁パネル1aの全面に仕上げ材18を塗布し、例えば、23℃の外気温の場合に、24時間以上養生させて仕上げる。なお、仕上げ材18としては、ALCパネルの表面塗装に用いられる塗装材を広く用いることができ、例えば、JIS A6909(建築仕上げ塗材)で規定される複層仕上塗材、薄付仕上塗材、厚付仕上塗材等である。
壁パネル1aの全面を仕上げ材18で塗装することにより、目地1cを消すことができるので大壁風の平面意匠を実現できる。
以上の各ステップを実行することで壁パネル構造5が形成される。図1及び図7に示されるように、壁パネル構造5は、壁パネル1aの目地1cに沿って設けられた凹部10を有する。凹部10の底面10aには絶縁材12が配置され、絶縁材12上にはシーリング材14が配置されている。また、シーリング材14上には目地埋め材16が配置されており、目地埋め材16上の充填面を含む壁パネル1aの全面を仕上げ材18が覆っている。
本実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法では、シーリング材充填ステップによって目地1cの凹部10に充填されたシーリング材14を養生ステップで所定期間養生させるので、シーリング材14にヤセ(収縮による体積の減少)が生じても養生ステップの段階で安定する。つまり、その後に目地埋め材16でヤセを埋め、仕上げ材18で塗装する本工法においては、シーリング材14の収縮に起因した塗装面の凹みの発生を抑制でき、従って、目地1cが目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
また、シーリング材充填ステップにおいて、シーリング材14を充填する前に絶縁材12を凹部10に配置するので、シーリング材14と壁パネル1aの目地奥側との接着が抑えられ、凹部10の目地奥側に非接着領域14aが形成される。従って、シーリング材14に生じるヤセのうち、少なくとも一部は目地奥側の非接着領域14aで吸収され、目地埋め材16を充填する側に生じるヤセが減る。その結果、仕上げ材18を塗装した後で目地1cを目立たなくするのに有効となる。
また、経年変化によりシーリング材14のヤセが生じた場合であっても、ヤセの大部分はフリーの状態(目地埋め材16や仕上げ材18等で拘束されていない)である非接着領域14aで吸収される。従って、長期間目地1cが目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
また、本実施形態に係る工法では、凹部10内を、シーリング材14と目地埋め材16との二層構造とすることで、目地1cが目立ち難い平滑な塗装面を実現している。つまり、仕上げ材18についての制約は少なく、通常の一般的なALC適合の塗装材を仕上げ材18として用いて、大壁風の平面意匠を長期にわたり形成することができる。
なお、従来から、ALC外壁において目地部が分かり難い大壁風の平面意匠が望まれていたが、従来の対応技術では問題も多く、現実には難しかった。例えば、一つの対応技術として、目地部の上にモルタルを充填し、更に工法によってはひび割れ防止用のネットを張付け、その後でモルタルを全面に塗ったうえで仕上げ塗装を行うといった工法が存在する。しかしながら、この従来工法では、仮に弾性系のモルタルを使用したとしてもシーリング材ほどの弾性力はなく、シーリング目地と比べるとひび割れが生じやすい。また、ひび割れ防止用のネットを張り付ける場合には、その張り付けの際、目地部に沿った部分的な貼付けとなるため段差が生じやすい。また目地部が縦横に交差する交差部等では重ね張り等が出来ず、施工が大変である。また、最終的に全面にモルタルを塗りつけ、塗装を行う工程は、左官コテを使っての工法が必須であり、手間とコストの負荷がかかり、合理的な工法とは言えない。また全体の仕上げ厚が相当に厚くなり、本来ALC素材が保有する通気性の良さを消失してしまう心配がある。
本実施形態に係る工法、及び壁パネル構造5によれば、従来の対応技術の問題を総合的に解消でき、大壁風の平面意匠を長期にわたり形成する点で非常に有利である。
また、一般にシール目地の区別としてワーキングジョイントとノンワーキングジョイントとが知られている。ワーキングジョイントとは目地のムーブメントが比較的大きい目地であり、ノンワーキングジョイントは、相対的にムーブメントが小さい目地を意味する。そして、ワーキングジョイントは、厚めのALCパネルにて採用されることが多く、ノンワーキングジョイントはヘーベルパワーボード(登録商標)などに採用されることが多い。
ここで、ワーキングジョイントでは目地にボンドブレーカーを用いて2面接着させ、ノンワーキングジョイントでは防水性を重視して3面接着にすることが多い。しかしながら、本実施形態ではワーキングジョイント、ノンワーキングジョイントの区別なく絶縁材12を配置しており、この絶縁材12と従来から用いられているボンドブレーカーとは基本的な目的や作用が全く異なることを意味する。
(第2実施形態)
図8および図9を参照して、第2実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造について説明する。本実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法では、シーリング材充填ステップ及び目地埋め材充填ステップを除いて第1実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法と同様であり、また、本実施形態に係る壁パネル構造は、絶縁材が配置される位置を除いて第1実施形態に係る壁パネル構造と同様である。以下、第1実施形態との重複説明は省略し、相違点を中心に説明する。
[シーリング材充填ステップ]
図8に示すように、シーリング材充填ステップでは、絶縁材12を配置することなく、凹部10にシーリング材14Aを充填する。具体的には、凹部10内に専用のプライマーを塗布後、例えば、ウレタン系のシーリング材14Aを充填する。シーリング材14Aとしては第1実施形態と同質の材料を用いることができるがノンブリード系が望ましい。
[養生ステップ]
シーリング材14Aを充填し終えたら、所定の期間(例えば、3〜7日)、シーリング材14Aを養生させる。このため、シーリング材14Aにヤセが生じた場合であっても養生ステップにおいて安定する。シーリング材14Aは、凹部10の開口側を除いて壁パネル1aに3面接着されているので、シーリング材14Aを養生させると、この開口側でヤセが生じる。
[目地埋め材充填ステップ]
養生ステップによってシーリング材14Aの乾燥が確認されると、シーリング材14A上に絶縁材12Aを配置する。その後、専用のプライマーを塗布した後に目地埋め材16Aを充填(配置)する。絶縁材12Aの配置は、シーリング材14Aと目地埋め材16Aとの接着を防ぐことを目的としている。従って、絶縁材12Aとしてはシーリング材14Aと接着しない部材を選択する必要があり、シーリング材14Aの材質に合わせて適宜決定する。例えばボンドブレーカーなどの絶縁テープ、あるいは、バックアップ材であってよい。
目地埋め材16Aの充填後、壁パネル1aの表面と平滑になるように入念にヘラ押えをして処理する。その後、目地埋め材16Aを1〜2日程度養生させる。目地埋め材16Aを凹部10内に充填することにより、シーリング材14Aのヤセを埋めることができる。目地埋め材16Aは、ウレタン樹脂系弾性パテ材であると好ましい。
[塗装ステップ]
次に、第1実施形態と同様に塗装ステップ(図8参照)を実行することで、目地1cを消すことができ、更に、この目地1cの部分が凹んで目立つことがないので、大壁風の平面意匠を長期にわたり形成できる壁パネル構造5Aを実現できる。
つまり、壁パネル構造5Aは、壁パネル1aの目地1cに沿って設けられた凹部10を有し、凹部10の底面10aにはシーリング材14Aが配置され、シーリング材14A上には絶縁材12Aが配置されている。また、絶縁材12A上には目地埋め材16Aが配置されており、目地埋め材16A上の充填面を含む壁パネル1aの全面を仕上げ材18が覆っている。
本実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法では、シーリング材14Aの収縮に起因した塗装面の凹みの発生を抑制できる。さらに、シーリング材14Aと目地埋め材16Aとが絶縁材12Aにより絶縁されているため、図9に示すように、シーリング材14Aと目地埋め材16Aとの間に非接着領域14bが形成される。従って、経年変化によりシーリング材14Aにヤセが生じた場合であっても、少なくともヤセの一部はシーリング材14Aと絶縁材12Aとの間の非接着領域14bで吸収される。従って、長期間目地1cが目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
(第3実施形態)
次に、図10を参照して第3実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造について説明する。本実施形態では、第1、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
第3実施形態に係る壁パネル構造5Bでは、第1、第2実施形態に係る壁パネル構造5,5Aに比較して凹部30の形状が異なる。具体的には、壁パネル構造5Bの凹部30は、断面視で開口側の上部30bと底側の下部30cとに分かれており、上部30bは下部30cよりも幅が広く、その幅の違いにより、上部30bと下部30cとの間には段差が形成されている。なお、凹部30の深さDS1は10mm程度であり、上部30bの深さDS2は3mm程度であり、下部30cの深さDS3は7mm程度である。また、凹部30の上部30bの幅は10mm程度であり、下部30cの幅は7mm程度である。
本実施形態では、第2実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法と同様の方法で壁パネル構造5Bが製造されている。つまり、壁パネル構造5Bは、壁パネル3aの目地3cに沿って設けられた凹部30を有し、凹部30の下部30cにはシーリング材14Aが配置され、シーリング材14A上の、上部30bと下部30cとの境界には絶縁材12Aが配置されている。また、絶縁材12A上には目地埋め材16Aが配置されており、目地埋め材16A上の充填面を含む壁パネル3aの全面を仕上げ材18が覆っている。
なお、シーリング材14Aは、凹部30の下部30cに配置され、目地埋め材16Aは上部30bに配置されており、上部30bと下部30cとの間の境界に絶縁材12Aが配置されている。
本実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造によれば、上述の例えば、第2実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、図11を参照して第4実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造について説明する。本実施形態では、第1〜第3実施形態との相違点を中心に説明する。
第4実施形態に係る壁パネル構造5Cでは、第1〜第3実施形態に係る壁パネル構造5,5A,5Bに比較して凹部40の形状が異なる。具体的には、壁パネル構造5Cの凹部40は、断面視で底側の下部40cと開口側の上部40bとに分かれており、上部40bは下部40cからテーパ状に広がっている。なお、凹部40の深さDT1は13mm程度であり、上部40bの深さDT2は6mm程度であり、下部40aの深さDT3は7mm程度である。また、凹部40の上部40bの最大幅は15mm程度であり、下部40aの幅は7mm程度である。
本実施形態では、第2実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法と同様の方法で壁パネル構造5Cが製造されている。つまり、壁パネル構造5Cは、壁パネル4aの目地4cに沿って設けられた凹部40を有し、凹部40の下部40cにはシーリング材14Aが配置され、シーリング材14A上の、上部40bと下部40cとの境界には絶縁材12Aが配置されている。また、絶縁材12A上には目地埋め材16Aが配置されており、目地埋め材16A上の充填面を含む壁パネル4aの全面を仕上げ材18が覆っている。
なお、シーリング材14Aは、凹部40の下部40aに配置され、目地埋め材16Aは上部40bに配置されており、下部40aと上部40bとの間の境界に絶縁材12Aが配置されている。
本実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造によれば、上述の例えば、第2実施形態と同様の効果を奏する。
上述した実施形態は、本発明に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造の一例を示すものであり、上述した実施形態に係る壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造に限られるものではなく、変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
上述した実施形態では、シーリング材を充填する前に絶縁材を配置する場合と、目地埋め材を充填する前に絶縁材を配置する場合とを示したが、シーリング材を充填する前に絶縁材を配置し、更に、目地埋め材を充填する前にシーリング材を配置するようにしてもよい。この場合であっても、上述した実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、上述した実施形態では、適宜にプライマー処理を施しており、その結果、接着材表面の安定化が確保でき、さらに絶縁材、シーリング材、目地埋め材(パテ材)の劣化を抑えることができて好適である。プライマー処理は適宜に省略してもよい。
また、上述した実施形態では、目地埋め材として、ウレタン樹脂系弾性パテ材を用いた場合を示したが、パテ材の種類としては、モルタル系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系などが挙げられ特に限定されない。また、弾性パテ材は、伸縮性能に優れるウレタン樹脂系またはアクリル樹脂系の弾性パテ材であることが好ましく、体積収縮率が5%以下であることが好ましい。この場合であっても、上述した実施形態と同様の効果を奏することができる。
1a,3a,4a…壁パネル、1c,3c,4c…目地、5,5A,5B,5C…壁パネル構造、10,30,40…凹部、10a,30a,40a…底面、12,12A…絶縁材、14,14A…シーリング材、16,16A…目地埋め材(パテ材、弾性パテ材)、18…仕上げ材。

Claims (4)

  1. 壁パネル同士を突き合わせた目地に沿って設けられた凹部にシーリング材を充填するシーリング材充填ステップと、
    前記凹部に充填された前記シーリング材を所定の期間養生させる養生ステップと、
    前記養生ステップの後で、プライマーを塗布した後に前記凹部に目地埋め材を充填し、前記目地埋め材の充填後、充填面が前記壁パネルの表面と平滑になるように処理した後に、前記目地埋め材を養生させる目地埋め材充填ステップと、
    前記目地埋め材が充填された充填面に仕上げ材を塗布する塗装ステップと、を含み、
    前記シーリング材充填ステップは、前記シーリング材を充填する前に、前記シーリング材と前記壁パネルとの接着を阻止し、且つ前記シーリング材との間で非接着領域を形成可能な絶縁材を前記凹部の底面に配置するステップを含み、
    前記目地埋め材は、前記シーリング材よりも体積収縮率が小さい、壁パネルの目地埋め工法。
  2. 前記目地埋め材充填ステップでは、前記プライマーを塗布した後で、前記凹部内に生じた前記シーリング材のヤセを埋めるように前記目地埋め材を充填する、請求項1記載の壁パネルの目地埋め工法。
  3. 前記壁パネルの小口面には周縁に沿った切欠きが形成され、前記凹部は、前記切欠き同士の突き合わせによって形成されている、請求項1または2記載の壁パネルの目地埋め工法。
  4. 断面視したときの前記凹部の形状は、一辺が開放された矩形である、請求項3記載の壁パネルの目地埋め工法。
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