JP3132916U - 目地ジョイナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物の出隅部に施工される目地ジョイナーで、平坦部と立設部とシーリング材を打設するための打設部を有し、出隅部を形成するための2つの外壁材端部の木口面の間に配設されることを特徴とする目地ジョイナーであり 前記打設部は、出隅部の柱の中心の対角線の一辺と略平行な打設面であることを特徴とし、前記立設部は、平坦部から立設する第1立設部とそれに連設される第2立設部とからなり、更に、前記打設部から屈曲して連設されるガイド片を有していることを特徴とする目地ジョイナー。
【選択図】図1
Description
本請求項2に記載の考案は、前記打設部は、出隅部の柱の中心の対角線の一辺と略平行な打設面であることを特徴とする請求項1に記載の目地ジョイナーである。
本請求項3に記載の考案は、前記立設部は、平坦部から立設する第1立設部とそれに連設される第2立設部とからなり、更に、前記打設部から屈曲して連設されるガイド片を有していることを特徴とする請求項2に記載の目地ジョイナーである。
図1は、本考案にかかる目地ジョイナーを示す断面図である。
図2は、本考案にかかる目地ジョイナーの出隅部施工状態を示す断面図である。
図3は、端部が切断された外壁材を本考案にかかる目地ジョイナーを使って出隅部に施工する方法を示す説明図である。
図4は、図3に続く施工方法の説明図である。
図5は、図4に続く施工方法の説明図である。
図6は、本考案にかかる目地ジョイナーの他の実施例を示す断面図である。
以下に、各部分の詳細な説明を示す。
図1,図2に示すように、目地ジョイナー1は、平坦部11と立設部12とシーリング打設部13とからなる。平坦部11は、柱4や下地材6に当接させて固定する部分であり、柱4に沿って通常、釘や接着剤で固定する。立設部12は、平坦部11より垂直でも傾斜角があってよく、通気層が確保出来ればよい。その幅は、5〜10mm程度あればよい。好ましくは、この立設部12は、平坦面11より垂直な部分の第1立設部12aと傾斜角度をそなえた第2立設部12bがあり、更に好ましくは、第2立設部12bは、外壁材の傾斜角45度と同一であることが望ましい。(図1b)
シーリング打設部13は、シーリング材を打設するための下地となる部分であり、平坦であればよく、その平坦面をポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂のシートで被覆すればよい。これは、シーリング材の3面接着を防ぐためである。詳しくは、特開2002−88935を参照のこと。この、シーリング打設面は、柱の対角線の一辺と略平行であることが望ましく、柱の微妙な傾斜に沿った角度を保つために必要である。図2の8,
8`がその平行線を示す。目地ジョイナー1の材質については、金属製や樹脂製等でよく、特に限定されない。
好ましくは、シーリング打設部13から更にのびるガイド片14があるとガイド部として使用でき、外壁材切断の採寸を更にしやすくなるとともにシーリング打設部13を補強部分することとなり、特に好ましい。(図1c)
本考案の対象とする外壁材は、木片、木質パルプ、木質繊維やパルプ等の木質補強材を添加したセメント板(木質セメント板)、セメント押出成形板、パルプセメント板、石膏板、ケイ酸カルシウム板、炭酸マグネシウム板、セメント板等である。
図3に示すように、この外壁材2の端部を採寸して直角に切断した後、更に、木口面2Aを切断形成する。木口面2Aは、裏面側24から表の表面柄21の切断面22に向かって、45度の角度で切断し、切断斜面23となす。これにより、凹凸のある表面柄21の切断面22と凹凸のない切断斜面23とに別れ、切断斜面23は凹凸の影響を受けないので、シーリングの打設厚みは一定となる。外壁材の厚みにもよるが、6〜14mm、好ましくは、8〜12mmが適当である。
凹凸がない切断斜面23は、シーリング幅と高さは一定になる。切削木口面2Aは、プライマーを塗布後、下塗り、中塗りの塗装が施され、切断面22の部分は表面柄とほぼ同一の色彩の塗装の補修が施されることが望ましい。
シーリング材は、外壁材の端部の防水効果を発揮し、施工後の外壁材の伸縮の変化に追従し、切れや剥離などの密閉破壊が生じてはならない。
特に限定はされないが、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポロウレタン系、アクリル系、ブチルゴム系があり、好ましくは、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系といった弾性シーリング材が使用できる。
図1に、目地ジョイナー1の形状例を示す。1a,1b,1cはその具体例である。図2に、その目地ジョイナー1を出隅角部に施工した状態を示す。柱4に透湿防水シート5を当接し、追廻し施工して、胴縁6で角部の下地を施工した。この片側に沿って、目地ジョイナー1を釘で固定する。片側に沿って施工するので、柱4の微妙な角度に沿って施工される。
この時、目地ジョイナー1のシーリング打設部13は、柱の傾斜(ねじれ)に沿った角度になっているため、もう一方の外壁材3は、このシーリング打設部13がガイドとなり柱の微妙な傾斜に沿って施工できることになる。その結果、シーリング打設部13は、同じ幅でもって出隅部の土台部から軒天部まで施工することができる。
要するに、目地ジョイナー1のシーリング打設部13は、シーリング材のガイド下地となり、また治具の働きをすることになる。
11 平坦部
12 立設部
12a 第1立設部
12b 第2立設部
13 シーリング打設面
14 ガイド片
2 外壁材
2A 木口面
21 表面柄
22 切断面
23 切断斜面
3 外壁材
3A 木口面
31 表面柄
32 切断面
33 切断斜面
4 柱
5 透湿防水シート
6 胴縁
7 シーリング材
8,8 平行線
Claims (3)
- 建物の出隅部に施工される目地ジョイナーであって、平坦部と立設部とシーリング材を打設するための打設部を有し、出隅部を形成するための2つの外壁材端部の木口面の間に配設されることを特徴とする目地ジョイナー。
- 前記打設部は、出隅部の柱の中心の対角線の一辺と略平行な打設面であることを特徴とする請求項1に記載の目地ジョイナー。
- 前記立設部は、平坦部から立設する第1立設部とそれに連設される第2立設部とからなり、更に、前記打設部から屈曲して連設されるガイド片を有していることを特徴とする請求項2に記載の目地ジョイナー。
Priority Applications (1)
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JP2007002647U JP3132916U (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 目地ジョイナー |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3132916U true JP3132916U (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=43283618
Family Applications (1)
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JP2007002647U Expired - Lifetime JP3132916U (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 目地ジョイナー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3132916U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011256555A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Asahi Kasei Homes Co | 外周壁構造 |
-
2007
- 2007-04-13 JP JP2007002647U patent/JP3132916U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2011256555A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Asahi Kasei Homes Co | 外周壁構造 |
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