JP2007077752A - 乾式タイル張り用の重ね継ぎ式、または、羽重ね式金属下地材と、その金属下地材を用いて壁面に固定する施工方法 - Google Patents

乾式タイル張り用の重ね継ぎ式、または、羽重ね式金属下地材と、その金属下地材を用いて壁面に固定する施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 市販の乾式工法のタイルを張り付ける金属下地材で横方向に張り付ける物は、存在していたが、凸実と凹型の小孔式の嵌合部で上下に積み上げるように接続して張り上げるもので、金属下地材の表面にタイルを貼り付け、タイル間の目地の所に打ち付けた釘頭が表面から見えるもので良くなかった。
【解決手段】 重ね継ぎ式または羽重ね継ぎ式接合部の金属下地材1で、金属下地材1の表面上にエンボス加工技術、ロール成形技術やプレス加工技術等を組み合わせて係止部を形成し、釘打ち用溝6、段差8、接合部、突き当て部4、5等をロール成形等で形成することによりタイルの引っ掛け用の係止部10とタイル接着部の裏側で金属下地材1の表面から脳天打ちできる溝を一体に形成したタイル貼り用の金属下地材において、接合部の表面からネジ釘等で縫合して胴縁等に打ち付ける際にネジ釘が金属板を貫通する金属板の枚数を減らして、強固に固定できる金属下地材。
【選択図】図6

Description

本発明は、壁面、柱、フェンス等、種々の乾式タイルを貼る必要がある部位に用いる重ね継ぎ式、または、羽重ね式金属下地材及びその金属下地材を用いて壁面に固定する施工方法に関するものである。
従来、金属板を表面材とし、この表面材に矩形タイル状の凹凸模様を形成し、凹凸模様の境界線を表面角部の稜線に近い位置でエンボス加工等により形成し、合成樹脂発泡材等を裏打ちさせてパネル状に形成してなる金属サイディングにおいて、凸実と小孔とを夫々を対抗する端部に長手方向に形成し、少なくとも一方の端部における表側角部を側方に突出させてなることを特徴とする金属サイディング(例えば、特許文献1参照)が存在している。また、横張り金属サイディングにおいて、凸実と小孔とを夫々を対抗する端部に長手方向に形成し、表側表面に突出させてなることを特徴とした係止部を長手方向に連続してロール成形などで形成し、タイルを引っ掛けて接着する考えのものや、フラットな表面の金属サイディングに凸実と小孔とを夫々の対抗する端部における長手方向に形成し、引っ掛かりのない平板タイルを貼り付けるものが存在している。
特開平10−212814号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄の{発明の実施の形態}の段落{0015}〜{0026}の説明及び図1、図3、図4を参照)
しかしながら、上記従来技術の特許文献1に示されたものは、金属サイディングの表面材に直接タイル状の凹凸模様を形成したものであって、本物のタイル自体を貼り付けた金属下地材ではない。
しかも金属下地材を施工し張り合わせる際には、金属下地材の両端面に形成された小孔と凸実からなる嵌合方式の接続部を備えていた。
しかし、金属下地材の張り合わせ部に重ね継ぎ式、または、羽重ね式の張り合わせを行う場合、金属下地材の長手方向に対して直角な向きの両端部において、継ぎ合わせ部をネジ・釘等で縫合することを目的とした形状が相対応する上接合部と下接合部を形成した金属下地材で、その表面にタイルを貼り付け、タイル間の目地の所に打ち付けた釘頭が表面から見えないようにするものは存在していなかった。
また、従来の凸実と小孔とを夫々を対応する端部に長手方向に形成した金属サイディングでは表面からネジ釘等で壁面の躯体に釘打ちすると釘の頭が表面から見えるために、目立たないように施工後に塗装やシーリング材等で釘打ち部の補修を行う必要があった。また、それらは、表面が変形したり、錆びたりして問題であった。
また、従来の該金属サイディングでは、ネジ釘等で固定する際に表面から見えない固定部を形成して取り付けるが、表面から釘打ちしないために金属サイディングの裏打ち材に使用される裏面材の紙等が長年使用する内に経時変化を来たし、金属サイディングは、前面に湾曲する可能性が多く、また、台風を受けた際に負圧で嵌合部から外れ出す可能性も多く、低層住宅にしか使用ができなかった。
また、従来の横張り金属サイディングでは、釘打ち部用の固定部が一方の端面に金属板を延長して形成されており、横一列にネジ釘等で壁面の躯体に固定されるため地震等の発生時には嵌合部の内部で互いにずれを生じ動くために壁面の強度を向上する役目は少なかった。
また、従来の凸実と小孔とを夫々が対応する端部に長手方向に形成した金属サイディングでは凸実と小孔とを形成する際に折り曲げ形状が複雑で、また、それらに使用する表面材料も多く必要とした。
これを本発明は、重ね継ぎ式、または、羽重ね式金属下地材の中央部分の表面から釘打ち用凹み部を形成した溝または凹みにおいて壁面の躯体にネジ・釘等で固定でき、また、重ね継ぎ式、または、羽重ね式接合部の下接合部の表面に於いてネジ・釘等で繋ぎ合わせ部を貫通してネジ釘等で壁面の躯体に縫合して強固に固定されるため、重ね継ぎ式、または、羽重ね式の該金属下地材は、地震等の発生時に接合部で互いにずれを生じ動くことはなく、壁面の筋交いの役目もはたすことになる。また、その表面には後でタイルを貼って仕上げるために外観上の問題も解決し、上記の強度上の課題は解決できるものである。また、従来製品の凸実と凹実とを夫々に対応する形状の端部に長手方向に形成した金属サイディングや金属下地材で凸実と凹実の嵌合部と、更に釘打ち用固定部とに使用する表面材料に比べ重ね継ぎ式、または、羽重ね式接合部では、折り曲げ形状が単純でそこに使用する表面材料の使用量が少なく安価にできる。
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
乾式タイルの貼り付け用金属下地材において、金属下地材の表面上にタイル裏面にて接着剤で1列〜複数列のタイルを、金属下地材の幅方向にタイルの働き幅の列数倍に合わせて略等間隔に接着できる働き幅を有する、該金属下地材の長手方向に対し垂直(幅)方向の両端部において相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部を形成し、該金属下地材の下接合部の表面においてネジ・釘等で該金属下地材の表面より脳天打ちでき、該脳天打ちにより金属下地材の表面の金属板を変形させてネジ・釘等の頭が金属板の表面より窪んだ状態に凹ませ、下接合部と下接合部下側に該金属下地材の上接合部とを接合施工した時に該ネジ・釘等により貫通して壁面の壁下地材に下接合部と合い対応する上接合部を縫合して固定でき、該タイルを複数列現地合わせで接着でき、また、該タイルの一部の釘打ち予定部等を除いて事前にタイルを接着しておくことも可能で、壁面に対して現地で釘打ち後に貼る該タイルを接着する前に該金属下地材の前記下接合部と上接合部はもとよりそれ以外の表面においても必要箇所にネジ・釘等で該金属下地材の表面より壁面の壁下地材に同様に脳天打ちできる金属下地材としたことで行える構成である。尚、該金属下地材は、表面や接合部の必要箇所に金槌やネジ・釘等で金属板を変形させて凹みを作ってタイルの裏面がネジ・釘等の頭に当らないように変形させて施工する施工方法であること、また、該金属下地材の表面に予め釘打ち部を線や点で表示しておくと容易に位置決めを付けておくなどは、言うまでもない。更に、突き当て部に出来る目地部を下側に少し跨ぐようにタイルを張り付けると目地部の防水性が高まるが、突き当て部の加工精度などの関係からタイルが下側の金属下地材の表面に1〜3mm程度の段差を図13の如く付けてタイルの当りを避けることができ、接着時の作業性が高まる。かかる該表面の段差や凹み、及び、小波程度の加工を加えることは、本特許の技術的範囲内であることは言うまでも無い。
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
金属下地材の長手方向に垂直(幅)方向の両端部において相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部を形成する時に、該金属下地材の下接合部の表面においてネジ・釘等で該金属下地材の表面より脳天打ちできる溝または凹みまたは段差等を形成し、該タイルの一部をネジ・釘等を打つ予定箇所にタイルを接着する前に該金属下地材の前記下接合部と上接合部以外の表面においても長手方向にネジ・釘等を該金属下地材の表面より壁面の下地材に脳天打ちできる溝または凹みを1列または複数列形成したこと行える構成である。
尚、該金属下地材の表面より壁面の下地材に脳天打ちできる溝または凹みの位置寸法が、略一定の位置に形成される手段は、該金属下地材が施工現場において一定になるように後で金槌等により手加工されて使用される場合、及び、溝や係止部や接合部や裏面材等で一部の形状が変わる場合も考えられるが、本発明の適用範囲であることは言うまでもない。また、1列、または、複数列形成される溝、或いは、凹みは、該金属下地材の働き幅が小さい場合や壁面の耐負圧性を余り必要としない場合には不要で、形成しないこともできる。
該金属下地材の標準的な形状例は、図1、図4〜図8に示す断面図に一例として図示するが、上接合部から下接合部の寸法が280mm〜590mm程度の幅で、その断面に直角方向の長さは、1.8m〜6m程度の長さで、裏打ち材を含む厚さは、10mm〜40mmが好ましい。しかし、製品化しようとすれば、これらの範囲を超えて、幅は、100mm〜2m程度まで、また、その長さは、900mm〜20m程度まで製作は、可能である。さらに金属下地材に使用する金属板の厚さは、薄い物では、0.1mm程度から、使用する材料によっては1mm程度の範囲の物が製作に適している。すなわち成型加工ができるものなら厚くてもよい。
また、図4〜図8の図面に対応する正面図や背面図、平面図、底面図は、図示していないが、図6の金属下地材の正面図を縮小して作図すると図12のようになる。
タイルの貼り付けについては、図12には、表示してないが、建物壁面のデザインに合わせて2丁掛けや、いもめじ等デザインに合わせて決めればよい。タイルについては、タイル形状や貼り付け方が本発明の技術的範囲に係わらないために仮想線の2点鎖線で表示し参考までに図示した。
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
金属下地材に設けられた相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部に於いて金属下地材の表面に略垂直な面、或いは裏面側に少し傾斜する面等での突き当て部、または、該接続部の表面に水平な面での相対応するV字形やU字形等の突出部と溝部を形成し、施工時に一定の働き幅寸法に施工が出来る位置出し部位を連続または断続して形成する構成である。
尚、突き当て部の形状は、少し背面へ傾斜する面で突き当てると接合部でこの面が前面にせり出し難い効果があるが、逆に少し前に傾斜する面で突き当てると接合部でこの面が前面に出る傾向があり、接合部に貼ったタイルの端面が下側の金属下地材の表面に当らない効果もある。少しの傾斜やかまぼこ形等の突き当てに有効な形状なら形状の如何を問わず突き当て部に採用できることは言うまでも無い。
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
金属下地材の表面に於いて引っ掛け式の乾式タイルを係止できる係止部をタイルの働き幅に合わせて略等間隔に複数列を長手方向に連続して形成した構成である。
尚、係止部の形状で、引っ掛け式タイルが施工時に下方に滑り落ちない形状であれば、形状の違いなど、図示以外のものでも良いことは言うまでも無い。
上記課題を解決するための本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部が施工時に重なった状態で重なり合う上接合部と下接合部に於いて雨水等が毛細管現象によって水が内部に浸入することを防止する隙間の広い毛細管切り用空間部を一部に連続的に長手方向に形成した構成である。
尚、毛細管切り部の空間部は、重なり合う金属板表面の隙間が毛細管現象を起こさせないために充分な広さの隙間を付けることを意味する。形状の如何を問う物ではないことは言うまでも無い。
上記課題を解決するための本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
金属下地材の裏打ち材としてウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材や石膏ボード、軽量セメント等の裏打ち材を金属下地材の裏側に裏打ちする構成である。尚、該裏打ち材は、金属下地材をフォーミングロール成形後に連続してウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材を金属下地材と裏面材の間に連続的に一体に発泡成形して裏打ち材を形成する方法や、裏打ち材を後で所定寸法に合わせて切断等して裏打ち材を形成することなど裏打ち材を後で形成する手段方法等についても、本発明の技術的範囲であることは言うまでもない。
また、合成樹脂発泡材には、難燃性や耐火性を備えたイソシアヌレートフォームやフェノールフォーム等があり、これらに類する部材や難燃性フェルト、発泡セメント、木毛板等も裏打ち材として使用できることは言うまでもない。
上記課題を解決するための本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの金属下地材であり、次のようなものでものである。
金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部に於いてシール剤の塗布、または、シールパッキングの挿入で金属下地材の接合部の防水性能向上部を事前、及び施工中または施工後に塗布或いは挿着する構成である。
尚、シール剤で接合部や突き当て部などにおいて、接合部の防水性を向上するする方法としてコーキング剤やパテ、更に防水パッキング等シール性のある材料で、水の内部への浸入を防止できる物ならば何れを使っても良い。
上記課題を解決するための本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの金属下地材の施工方法であり、次のようなものでものである。
金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部に於いても表面からネジ・釘等で脳天打ちして上下に重なる金属下地材を縫合し、同時に構築物の壁下地に固定し、また、金属下地材の前記下接合部と上接合部以外の表面上において長手方向にネジ・釘等で該金属下地材の表面より壁面の壁下地に必要箇所においてネジ・釘等を使用して該金属下地材の表面から打って壁下地に固定し、その後にタイルを該金属下地材の表面に貼り付けて全面に後でタイルを張り壁面を施工することもでき、また、タイルは必要な釘打ち部や金属下地材の施工上タイルが貼れない目地と接続部等の所定の部分を除いて事前に該金属下地材に貼り付けておきネジ・釘等で壁面の壁下地に固定する箇所には、後でタイルの未貼り部へタイルを接着してタイル張り壁面の施工をすることができる施工方法である。
尚、該金属下地材に事前に貼り付けて置くタイルは、タイル目地の基準とする一部として、釘打ち部や目地部の近傍などタイルの未貼り部分を限定する物でないことは言うまでも無い。全面に後仕上げでタイルを貼る作業の場合に基準になる位置へ事前に複数枚のタイルを貼っておくことは、本特許の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る金属下地材は、上記説明のような構成であるので、下記に記載する効果を奏する。
(1)金属下地材は、金属板を連続的に折り曲げて加工したものであり、その表面と接合部において端面に近い部分でもネジ・釘等で構築物の壁下地に張り重なる接合部を金属の特性を生かして亀裂や切断等を起こさずに接合部を互いにネジ・釘等が貫通し縫合して固定できるので壁面強度を向上できる。建物の耐震性を向上でき、近隣火災等でもタイルと金属板が火炎による類焼を防止する働きがあり、防火性能も向上する効果がある。
(2)金属下地材の表面からネジ・釘等で脳天打ち出来るため金属下地材と壁下地材の熱膨張差や水分の吸湿状態の変化による収縮等の影響で通常の金属サイディングは前面に膨らむ現象が見られるが、脳天打ちされた本発明の金属下地材では前面への膨らみを防止でき、しかも、そのネジ・釘等の頭部にはタイルが後加工で貼り付けできるため、仕上がった外観も美しく仕上げることができる。
(3)金属下地材の長さを予め柱間のピッチ寸法に合わせて決めれば、間柱や胴縁の寸法を推定できるため、予めネジ・釘等の釘打ち部位を推定でき、その釘打ち部位上にはタイルを貼らずに工場等で事前にタイルを貼り上げて製品化できるためにタイル貼り壁面の仕上げに要する施工現場での施工手間が大幅に減らせ、工期を短縮できる。
(4)事前にタイルを工場等で極力多くの枚数のタイルを貼り上げて製品化した物は、外観・品質などの面からタイル貼り技能の少ない者でも容易に高品質に美しく施工できる効果がある。
(5)金属下地材間の接合部においてネジ・釘等で壁下地材に接合部分を縫合して固定され、また、金属下地材と横に繋がる金属下地材間の接続部の縦目地部においてもタイルの裏側になる溝、または凹みにおいてもネジ・釘等で壁下地材に固定できるため、建物への近隣火災を受けた場合にも接合部や縦目地部が開くことがなく防火性能が向上する。
(6)重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部に使用する金属板の表面材の使用面積は、従来の金属サイディングや凹凸型嵌合方式の接合部を持つ金属下地材に比べ折り曲げ形状を簡素化でき、しかも、材料の使用面積も更に縮小できる。また、接合部の形状が単純なため、ロール成形機の制作費の低減と使用材料費の低減が同時に図れ、安価な金属下地材を作ることができる。また、該金属下地材は、プレス・ベンダー等の折り曲げ機でも容易に成形できる。
(7)また、ネジ・釘が貫通する鉄板の枚数は、凸実小孔型嵌合方式のものでは5〜6枚であったのに対し、本発明の重ね継ぎ式、または、羽重ね式金属下地材では鉄板の貫通枚数が3〜4枚に減らせ、その分施工作業が容易になる。
(8)本発明のフラットタイルを貼る金属下地材では、重ね継ぎ式の接合部を採用することにより長手方向の切断端面で箱曲げ加工がし易く、接合面や該金属下地材の横繋ぎ時の縦目地部で金属面間のシール剤の接着性が向上し接合部や縦目地のシール性能を向上できる。
また、該金属下地材は、形状が単純なためにプレスベンダー等で容易に折り曲げ加工でき、少量生産や、建物の外壁に合わせた特殊サイズの金属下地材としても活用できる効果がある。
(9)金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部や突き当て部に於いてシール剤の塗布、または、シールパッキングの挿入で金属下地材の接合部の防水性能向上を目的に事前に、または施工後にシール剤やパッキングを装着することにより、この部の防水性能を向上できる。
(10)金属下地材の長手方向に平行な引っ掛け式タイルの係止部をタイルの貼り付け枚数に合わせて等間隔にロール成形等で形成すれば、折り曲げ加工の手間が省け、プレス、ベンダー加工に比べ、ロール成形の方がより安価に成形できる。
(11)本発明の金属下地材を縦張りで使用する場合には、フラットタイルを使用するか、または、引っ掛け方式のタイルでは長手方向に直角な向きに係止部を図1に示した金属下地材の表面に形成し、製品化でき、しかも本物の引っ掛け式タイルを貼り付けることができる。
(12)タイルの裏側で金属下地材の表面にネジ・釘等の頭が入り込む凹型溝、V型溝、凹みなど、及び、下接合部にネジ・釘等の頭が入り込む凹型溝や段差部、凹みなどを形成したので該金属下地材の表面からネジ・釘等を脳天打ちでき、壁面の強風・台風などによる耐負圧に合わせてネジ・釘等の本数を増やせる効果がある。
(13)結果として、金属下地材の表面からネジ・釘等で脳天打ち出来るので特に負圧に耐える力を増やせる効果があり、低層住宅の外壁に限定されず、高層の建造物の外壁にも使用することができる。
(14)金属下地材の接合部で繋ぎ合わせた後にネジ・釘等で縫合出来るので壁面の耐震強度の強化が期待でき、壁面全体の耐震強度を高めることができる。
(15)金属下地材を横方向に繋ぎ合わせた後に発生する縦目地にシールテープやシール剤等で防水処理を行うことが出来、シールや目地の上にタイルが貼れるのでシールテープやシール剤の紫外線劣化を防止でき、長期に防水効果が期待できる。
(16)金属下地材を構築物の壁の表面材としても縦張りや横張りで施工でき、接合部にネジ・釘等で壁面に固定し、壁面の意匠を好みに合わせてフォーミングロールやエンボスロールなどによって形成し、耐震性の強い、また、耐負圧性能の高い壁面を構成できる効果が期待できる。
重ね継ぎ式、または、羽重ね式の接合部を形成した乾式タイルの貼り付け用金属下地材において、金属下地材の表面上にタイル裏面にて接着剤で1列〜複数列のタイルを金属下地材の長手方向にタイルの働き幅に合わせて略等間隔に接着できる該金属下地材の働き幅で、該金属下地材の長手方向に垂直方向の両端部において相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部を形成し、該金属下地材の下接合部の重ね位置にネジ・釘等で該金属下地材の表面より脳天打ちできる溝または段差や凹み等を形成し、該タイルの一部を接着する前に該金属下地材の前記接合部以外の表面において、長手方向にネジ・釘等で該金属下地材の表面より壁面の下地材に脳天打ちできる溝、または凹みを1列または複数列形成した金属下地材である。
乾式工法の平板タイルには、表面がフラットな面で、引っ掛け式タイルには、貼り付けるタイルの働き幅に合わせて表面に係止部を引っ掛けるタイルの幅方向の枚数に合わせた列数で形成し、合成樹脂発泡材などの裏打ち材を一体に貼り付けた金属下地材である。
また、金属下地材の表面幅に合わせて事前に出来るだけ多くのタイルをネジ・釘等を打ち付ける近傍を除いて貼り付けて製品化し、施工後にネジ・釘等の頭を覆うようにタイルを被せて貼り付けて構築物の壁面を構成するための重ね継ぎ式、または、羽重ね式の接合部を形成した乾式タイルの貼り付け用金属下地材である。
尚、該金属下地材の表面より壁面の下地材に脳天打ちできる溝または凹みの位置寸法が、略一定の位置に形成される手段は、該金属下地材が施工現場において必要箇所または一定位置になるように後で金槌や釘打ち時に釘の頭等で手加工によって凹まされて使用される場合についても表面がフラットな金属下地材が本発明の技術的範囲で、また、その施工方法も本発明の技術的範囲であることは言うまでもない。
また、該金属下地材の裏打ち材として一定形状に切断された別体の裏打ち材を施工中に挿入して使用することも可能であることは言うまでもない。
また、該金属下地材は、接合部を縫合するようにネジ・釘等で固定できるため、構築物の耐震強度も向上でき、金属下地材の表面から釘打ち用の凹み部において構築物の壁面下地にネジ・釘等で脳天打ちして固定できるため、耐風圧強度が高められるので、ネジ・釘等のm当りの使用本数を増やし、高層建築物等へも使用できることが期待される。
以下、本発明の各実施例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施例である合成樹脂発泡材等の裏打材を裏面紙と所定の形状に形成された金属板の間に裏打ちされ、重ね継ぎ式接合部を形成した金属下地材を示す幅方向の断面図、図2は、第一実施例における重ね継ぎ式接合部を形成した金属下地材の底面図で、図3は、第一実施例における重ね継ぎ式接合部を形成した金属下地材の接合部近傍が壁下地に釘により下接合部と上接合部を防水シートと共に固定した状態を示す部分断面図、図4は、本発明の第二実施例である合成樹脂発泡材等の裏打材を裏面紙と所定の形状に形成された金属板の間に裏打ちされ、重ね継ぎ式接合部を形成した金属下地材を示す幅方向の断面図、図5は、第三実施例における重ね継ぎ式接合部を形成した金属下地材で、裏打ち材を一体に形成した乾式引っ掛けタイル用金属下地材の幅方向の断面図、図6は、第四実施例における羽重ね式接合部を形成し、裏打ち材を一体に形成した金属下地材を示す幅方向の断面図、図7は、第五実施例における重ね継ぎ式接合部にV字形の位置だし部を形成し、係止部の別な一実施例の形状で、裏打ち材を一体に形成した乾式引っ掛けタイル用金属下地材の断面図、図8は、第六実施例における重ね継ぎ式接合部の突き当て部にシール剤塗布用の溝を形成し、裏打ち材を一体に形成した乾式引っ掛けタイル用金属下地材を示す幅方向の断面図、図9は、第七実施例における重ね継ぎ式接合部の異なる他の一実施例で、金属下地材の接合状態を示す他の一実施例で、係止部が違う一実施例を示す部分断面図、図10は、第八実施例における重ね継ぎ式接合部の異なる他の一実施例で、金属下地材の接合状態を示す他の一実施例で毛細管現象を切る空間部を形成し、シールパッキングを装着した他の一実施例を示す部分断面図、図11は、重ね継ぎ式接合部の他の一実施例における金属下地材の接合部がネジ・釘で壁下地に施工された状態で他の一実施例で接合部の部分断面図、図12は、図6の第四実施例における羽重ね式接合部を形成した金属下地材の正面図、図13は、重ね継ぎ式接合部の他の一実施例における金属下地材の接合部がネジ釘で壁下地に施工された状態で接合部に貼られたタイルの下側で下側になる金属下地材の表面が当らないように段差などを形成した金属下地材の他の一施工例で接合部の部分断面図である。
なお、本発明の実施例には、主に断面図のみで図示したが夫々に正面図や背面図、平面図、底面図は図示していないが、これら断面図に直角方向に延長した連続する折り曲げ又は変形部が直線的に存在する物で、断面図から推察できるものである。
次に、本発明について図1〜図12に基づいて具体的に実施例を説明する。
第一実施例は、図1に示す通り、金属下地材1の表面材に上接合部2、下接合部3、突き当て部4、及び突き当て部5を形成してその直角方向に所定幅の金属板を連続して成形し、裏打ち材28を裏面材9との間に一体に形成して製作する。また、その底面図は、図2の如くなり、長尺で所定長さに切断され、切断部を一部上接合部お下接合部、上下の突き当て部4および5、裏面材と裏打ち材をトリミング加工して端折り部33を形成したものである。端折り部33は、金属下地材を横に繋いで施工する時にできる縦目地において防水処理のためにシール剤を塗布するが、その接着性を高める働きをする。特に、第一実施例の金属下地材1には、容易に端折り加工ができる利点がある。図3は、前記金属下地材1を使って壁下地26にネジ・釘24で防水シート27を挟んで上接合部2と下接合部3を突き当て部4の上に突き当て部5を突き当て、金属板の表面に凹み31を作って接合部を縫合して施工する状態を示す。タイル21は、釘打ち部の上には、後で貼り付けその他の部分には、事前にタイル21を貼っておくのが良い。
第二実施例は、図4に示す通り、金属下地材1の表面に脳天打ちするネジ・釘24を打ち付ける溝6と接合部の縫合用ネジ・釘打ち部の溝7を形成し、平板タイル21用に係止部の無い一実施例を図4に示すが、コイルシート状の金属板をロール成形によって連続して形成し、そのライン上で合成樹脂発泡材等の裏打ち材28を金属下地材1と裏面材9の間に連続的に発泡成形することで生産出来る。
図5には、引っ掛け式タイル22を引っ掛ける係止部10を等間隔に金属下地材1の表面部において、上接合部2と下接合部3の間に配置し、突き当て部4、突き当て部5、ネジ・釘打ち用の脳天打ち部の溝6と接合部の縫合用の段差8をコイルシートの長手方向に連続して成形するフォーミングロールで前記の形状をロール成形をし、そのライン上で合成樹脂発泡材の裏打ち材28を金属下地材1と裏面材9の間に連続的に発泡成形し、本発明の金属下地材1を生産する。
また、同様に図6〜図11の断面形状の製品には、別個の形状に設計したフォーミングロール加工で成形し、同様の加工法で形成できる夫々別な一例を示す。
また、これらの係止部10、16、17及び19は、連続プレス成形をロール成形ラインに連動させても形成できる。但し、局所的に係止部等に変形を加えて雨水等の滴下をし易くする部分を加えることも可能であることは言うまでもない。
また、図5のネジ・釘打ち用の脳天打ち部の凹み31の如く局部的な凹み等には、エンボス加工や他の加工法を併用して形成できることは言うまでもない。例えば、プレス加工やエンボス加工の他にハンマーやネジ・釘等の打ち込みで凹ませる等して手加工でもよい。形状は円錐や円弧状等加工しやすい形状が好ましいが、形状は、問わない。
さらに、本発明の実施例における図6と図12に基づいて羽重ね式の接合部を有する金属下地材を具体的に説明すると、市販されている引っ掛け式タイル22の縦方向働き幅寸法の複数倍で金属下地材1の働き幅に合わせて突き当て部4と突き当て部5間の寸法を決め、係止部10は、金属下地材1の働き幅方向に等間隔でもって該タイルの縦方向の働き幅に合わせて決めるのが良い。理由は、嵌合部におけるタイル目地の位置関係を一定にすることができる為である。下端部からの最下段の係止部10の寸法は、タイルの貼り方に合わせて決めるのが良く、接合部の防水性を考慮してタイル目地の位置とで決めるのが好ましい。
また、タイルを接着する位置関係は該タイルの裏面の形状に合わせてタイルのバリがあればその位置に合わせて係止部2と図8に示すバリ逃げ部20の如く凹みを配置して決めるのも良い。
タイルの接着位置は、タイル裏面のバリの少ない物や無いタイルでは、係止部19や金属下地材1とタイル22が接する位置であれば何処にでも接着できる。
また、本発明の金属下地材1は、主に横張りの金属下地材として使用されるために係止部10、16、17及び19と金属下地材1下端部との位置関係が該タイルの接着後に安定的に強固に接着され、尚且つ外観上も好ましい寸法関係で決め、一定寸法に切断加工された金属下地材1が良い。しかし、施工時に合わせ切断加工をして金属下地材1の取り付け施工をすることができるのは言うまでもない。
また、釘打ち用溝6、凹み31、接合部の釘打ち用溝7や段差部8は、該タイルが接着された時に本発明の金属下地材1を固定するネジ・釘24等の頭がタイルの裏面に当らない深さを確保して深さを決めるのが良い。釘打ち用溝7や段差部8は、ネジ・釘24等を建物の躯体に打ち付ける位置が事前に決められないために金属下地材1の表面から凹ましてタイルの裏面と釘頭が当たらない深さに形成するのが好ましい。
また、本発明の金属下地材1の重ね継ぎ接合方式で働き幅を一定にする他の一例として図7の接合部を詳細に説明する。
下接合部3に突出部15と上接合部2に下接合部3の突出部15に対応する形状の溝部14を形成し、本発明の金属下地材1の上接合部2と下接合部3が1対で互いに嵌合し施工されて、金属下地材1の働き幅が一定に施工できる構成のものである。これら上下の接合部は、互いに溝部14と突出部15を嵌合した時にしっかりと奥まで嵌り込み、強度的にも機密性も高まる構造の形状に仕上るのが良い。ここでは、その一例を示すもので、突出部と溝部の形状は、しっかり噛み合う物であれば形状がU字形や円弧状の形状であれ、他にも何れを問わない。
本発明の金属下地材1には、接合部の上に釘打ち用の部分を形成したことを特徴の一つとしている。
図8に示す金属下地板1を係止部19とバリ逃げ部20と上接合部2の突き当て部4に連続凹み30と下接合部3と突き当て部5と段差8を連続して形成した例を示すが、金属下地材1の表面からネジ・釘等を壁面下地に脳天打ちする凹み31の中心部を切断した時の断面図で、凹み31は断続的に形成した一実施例を示す。なお、施工後に凹み31を後加工して施工することも可能である。
また、図9は、下接合部3に縫合用釘打ち段差8を形成し、上接合部2の形状を変更した一例であるが、段差8と上接合部2の突き当て部5のコーナー部にシール剤29を塗布し、防水性を向上することも出来る。さらに図10に示す如く上接合部2と下接合部3の間にシールパッキング25を挟み込み、その他にも接合部間において毛細管現象で雨水等が外部から内部に浸入しないように一部に空間部18を連続的に形成して防水性を確保することもできることは言うまでも無い。
また、図11には、一施工例として構築物の壁下地26に防水シート27を予め張り上げて施工した壁面に本発明の金属下地材1を下接合部3の溝7にネジ・釘24で上接合部2を縫合して固定し、更にその表面に接合部を跨ぐように引っ掛け式タイルを接着剤等で接着した状態を示す部分断面図である。
本発明の一実施例に示す如く接合部間において、毛細管現象で雨水等が外部から内部に浸入しないように一部に空間部18を連続して形成した一実施例である。
本発明の裏打ち材28としては、合成樹脂発泡材の他に石膏ボードやセメントなどでも良く、裏面に張り合わせることが出来る形状の木材や合成樹脂板等を使用することもできる。
また、裏面材9は紙や樹脂フィルムの他、金属板等でも良く、裏打ち材28が板状の物から切断して張り合わせた場合には、裏面材9を使用しなくても良い。
また、図9と図11に示した一実施例の場合において、横目地のシール剤29の塗布例は、コーナーや隙間部に施工した例を示すが、上接合部2と突き当て部4のコーナー部にも施工時にシール剤29やタイルの接着剤等を塗布して防水性を高めてもよいことは言うまでも無い。
図12には、一実施例の羽重ね式接合部を有する金属下地材1の正面図で、タイル6列分の働き幅の例で、6列の係止部10、5列の溝6、1列の溝7、上接合部12とその先端に突き当て部4及び裏面で見えない下接合部13と突き当て部5は、ロールフォーミング等で連続的に成形して生産したものである。下接合部は、溝7の背面に上接合部の傾斜面に合わせて形成し、その奥に突き当て部5が形成されている。付き当て部4と突き当て部5との寸法は、タイル23の働き幅の6倍になるようロールを製作する。また、係止部10の先端を凹まして水逃げを後加工することも可能であるが、図示はしていない。該金属下地材1の長さは、連続的に成形されて生産するため必要長さに切断部32を調整して切断する。
また、図12の場合、タイルは6列貼り用の金属下地材であるが、6列に拘らないことは言うまでもない。
さらに、図13に示した如き重ね継ぎ式接合部の他の一実施例として金属下地材1の接合部においてネジ釘24で壁下地26に施工された状態で、接合部に貼られたタイル21の下側裏面が下側に重なる金属下地材1の表面に当らないように段差34などを形成した金属下地材1の他の一施工例として接合部の部分断面図を図13に示す。
これらの製品は、外断熱工法の外壁表面材として使用でき、金属下地材の裏面側が通気層になる胴縁を併用して外断熱材の中に含まれる壁の透過水分が胴縁でできる隙間の通気層を通して排出できる構造の壁構造とすることが可能である。また、夜間に結露した水滴や雨滴は、金属下地材のため、表面を伝って滴下しやすく、内面に通し難くなるために、壁全体では、より断熱性能を高めることが期待できる。
次に、本発明の金属下地材1の建物への施工の方法やタイル21の貼り方について説明する。
図3及び図4に示す図面の一例では、本発明の金属下地材1の表面に市販の平板タイル21を接着したものの概念図である。ネジ・釘等で脳天打ちする部位のタイルを除いて全面のタイルを工場等において事前に貼っておくのが良い。
先ず初めに、建物の壁面には当初、予め金属下地材1が水平に高さが出るように墨出しをする。その次ぎに、本発明の一実施例の施工方法の横張りの例では、本発明の金属下地材1によって最初の1枚目を建物の土台水切りに合わせ、上接合部2の厚さに見合う厚さの介在物を挟んで下接合部3の溝7においてネジ・釘24等で建物の躯体の胴縁や柱等の壁下地26に張り付けて固定して施工し、横張りの金属下地材1の表面に形成した溝6においてネジ・釘24等で建物の壁面の胴縁や柱等の壁下地26にも一部固定し、順次同様に金属下地材1を上方向に張り上げて固定し、必要に応じて中間部の釘打ち用溝6にネジ・釘24等で建物の壁面の胴縁や柱等に壁強度にあわせてネジ・釘24等を増やして固定する。しかる後に、金属下地材1間にできる縦目地や上下端部の目地をシール剤等で防水処理を事前に施工し、次に、金属下地材1のタイル未貼り部分にタイル21を接着して壁面のタイル貼りを行い、壁面を仕上げる。
また、本発明の図6に示す一実施例の施工方法では、本発明の羽重ね式接合部を形成した金属下地材1の表面に市販の引っ掛け式タイル22を接着したものの断面図であるが、工場等でネジ・釘等を脳天打ちする部位のタイル22を除いて全面にタイル22を貼っておくのが良い。
先ず初めに、建物の壁面には当初、予め金属下地材1が水平に高さが出るように墨出しをする。その次ぎに、本発明の一実施例の施工方法では、横張りの例では、本発明の金属下地材1によって最初の1枚目を建物の土台水切りに合わせて下接合部13の溝7において、ネジ釘24等で建物の躯体に断面が上接合部12に似た形状の台形のスターターを挟んで胴縁や柱等の壁下地26に張り付けて固定して施工し、金属下地材1の表面に形成した溝6においてネジ・釘24等で建物の壁面の胴縁や柱等の壁下地26にも一部固定し、以降は、スターターを使わずに上接合部12に重ねて突き合わせ、同様に金属下地材1を上方向に張り上げて固定し、必要に応じて中間部の釘打ち用溝6にネジ・釘24等で建物の壁面の胴縁や柱等に壁強度にあわせてネジ・釘24等を増やして固定する。しかる後に、金属下地材1間にできる縦目地や上下端部の目地をシール剤等で防水処理を事前に施工し、次に、金属下地材1のタイル未貼り部分にタイル22を接着して壁面のタイル貼りを行い、壁面を仕上げる。
本発明の接合部形状では、金属サイディングのようにネジ・釘を専用に打ち付ける固定部を必要としないため金属材料板の使用幅を減らせる効果があり、本発明の金属下地材1をより安価に製作できる。
タイルの貼り付けは、芋目地や2丁掛けや乱張りなど他の貼り方でも良いことは言うまでもない。
また、接合部においてネジ・釘24等で壁面に固定することにより金属下地材1同士が縫合されることになり、耐風圧強度の向上と同時に建物壁の壁強度が向上し耐震強度を向上できる。さらに、これらのネジ・釘24等の頭部分にも防水シール剤を塗布することが出来、防水性の向上の他に金属ネジの錆びを防止できる効果も期待できる。また、金属下地材1は、建物への外部からの雨水等の浸入を強力に防止できるため胴縁による通気工法と合わせて施工することにより建物の壁面を長寿命化させる効果も期待できる。タイルの目地は、熱膨張の影響を避けるために1mmから数mmの目地幅とするが、タイルを係止部で接着した場合には防水性を高めるためにタイルの裏側に浸入した雨水がタイル目地を伝って縦に下まで流せるためタイルと金属下地材1との間で滞留することなく排水され易い。
本発明の金属下地材1は、主に横張り用に説明をしたが、縦張りに使用することもできる。特に図1及び図4に示した物は、そのまま縦に施工しても問題なく使用できる。他の係止部を有する製品では、係止部をエンボス加工等で形成して製品化出来ることは言うまでもない。この製品の施工は縦に施工することができる。
以上、金属下地材1について説明したが、下地材としては、鉄板、各種メッキ鋼板、ステンレス鋼板、銅板、アルミニューム板の金属板の他にもその塗装板、及びそのラミネート板、樹脂板、アルミニュームや合成樹脂押し出し成形板等でも加工でき、その対象となる。
また、接合部と突き当て部の形状例を図面化したが、他にも角度や傾斜面など、一部を変更することができ、シール剤29や裏打ち材28や裏面材9の形状や材質や貼り付け位置など変更することができることは言うまでも無い。
タイルについては、平板のタイル21や引っ掛け部を有するタイル22など乾式工法に使える物であれば何でも使うことができる。例えば、石板、ガラス板、セラミック板、セメント板、プラスチックタイルなどタイル用途に使えるものは、何でも使用することができる。
また、タイルの働き幅を数種類用意して夫々の働き幅を合わせた合計の働き幅と該金属下地材1の働き幅を合わせて係止部10や溝6、溝7等の寸法関係を決めて金属下地材1を形成することができることは言うまでもない。タイル幅の異なる外観の外壁が仕上がり、デザイン性も向上できる。
さらに、タイルの縦方向働き幅の倍数に合わせて本発明の金属下地材1の働き幅を決めることを推奨するが、例えば、910mm幅やその半分の455mm幅、更に1000mm幅やその半分の500mm幅に合わせて金属下地材1の働き幅を決めることも可能であることは言うまでもない。金属下地材1の幅を限定するものではない。
また、本発明の金属下地材1の施工に伴い発生する横目地の防水処理には、シール剤による塗布を推奨するが、シール剤の他に接着剤や防水パッキング等を事前に接合部に挿入したり、施工後にシール剤や接着剤を塗布して同様の防水性を確保する方法についても本発明の範囲で有効であることは言うまでもない。
建物外壁の外断熱工法や内断熱工法として、木造建築や、鉄筋コンクリートの外壁や鉄骨構造建物の外壁、及びその内壁の仕上げ材として使用することができ、また、それらのリフォーム用としても利用することができる。
また、裏打ちのない金属下地材の場合、金属板に板厚を増して外断熱工法の外壁やトンネルの両サイド側壁の表面材としてタイル仕上げ用の金属下地材としても施工することができる。その場合、接合部や突き当て部の形状は、薄く作成すれば可能である。
本発明の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の断面図である。 本発明の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の底面図である。 本発明の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の施工例を示す部分断面図である。 本発明の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の断面図である。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の断面図である。 本発明の他の一実施例に係る羽重ね継ぎ式金属下地材の断面図である。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の断面図である。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の断面図である。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の接合部近傍の部分断面図で、上接合部を薄く折り返した例を示したものである。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材の接合部近傍の部分断面図で、下接合部を薄く折り返し、上接合部に空間部を設けた例を示したものである。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材を使って施工した接合部近傍の部分断面図で、表面にタイルを張り付ける状態を示すものである。 本発明の他の一実施例に係る羽重ね継ぎ式金属下地材の正面図である。 本発明の他の一実施例に係る重ね継ぎ式金属下地材を使って施工した接合部近傍の部分断面図で、表面に平板タイルを張り付ける状態を示すものである。
符号の説明
1・・・・金属下地材 2・・・・上接合部
3・・・・下接合部 4・・・・突き当て部
5・・・・突き当て部 6・・・・溝
7・・・・溝 8・・・・段差部
9・・・・裏面材 10・・・・係止部
11・・・・面取り部 12・・・・上接合部
13・・・・下接合部 14・・・・溝部
15・・・・突出部 16・・・・係止部
17・・・・係止部 18・・・・空間部
19・・・・係止部 20・・・・バリ逃げ部
21・・・・タイル 22・・・・タイル
23・・・・タイル 24・・・・ネジ・釘
25・・・・シールパッキング 26・・・・壁下地
27・・・・防水シート 28・・・・裏打ち材
29・・・・シール剤 30・・・・連続凹み
31・・・・凹み 32・・・・切断部
33・・・・端折り部 34・・・・段差

Claims (8)

  1. 乾式タイルの貼り付け用金属下地材において、金属下地材の表面上にタイル裏面にて接着剤で1列〜複数列のタイルを、金属下地材の幅方向にタイルの働き幅の列数倍に合わせて略等間隔に接着できる働き幅を有する、該金属下地材の長手方向に対し垂直(幅)方向の両端部において相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部を形成し、該金属下地材の下接合部の表面においてネジ・釘等で該金属下地材の表面より脳天打ちでき、該脳天打ちにより金属下地材の表面の金属板を変形させてネジ・釘等の頭が金属板の表面より窪んだ状態に凹ませ、下接合部と下接合部下側に該金属下地材の上接合部とを接合施工した時に該ネジ・釘等により貫通して壁面の壁下地材に下接合部と合い対応する上接合部を縫合して固定でき、該タイルを複数列現地合わせで接着でき、また、該タイルの一部の釘打ち予定部等を除いて事前にタイルを接着しておくことも可能で、壁面に対して現地で釘打ち後に貼る該タイルを接着する前に該金属下地材の前記下接合部と上接合部はもとよりそれ以外の表面においても必要箇所にネジ・釘等で該金属下地材の表面より壁面の壁下地材に同様に脳天打ちできることを特徴とする金属下地材。
  2. 金属下地材の長手方向に垂直(幅)方向の両端部において相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部を形成する時に、該金属下地材の下接合部の表面においてネジ・釘等で該金属下地材の表面より脳天打ちできる溝または凹みまたは段差等を形成し、該タイルの一部をネジ・釘等を打つ予定箇所にタイルを接着する前に該金属下地材の前記下接合部と上接合部以外の表面においても長手方向にネジ・釘等を該金属下地材の表面より壁面の下地材に脳天打ちできる溝または凹みを1列または複数列形成したことを特徴とする特許請求項1記載の金属下地材。
  3. 金属下地材に設けられた相対応する重ね継ぎ式、または、羽重ね式の上接合部及び下接合部に於いて金属下地材の表面に略垂直な面、或いは裏面側に少し傾斜する面等での突き当て部、または、該接合部の表面に水平な面で相対応するV字形やU字形等の突出部と溝部を形成し、施工時に一定の働き幅寸法に施工が出来る位置出し部位を連続または断続して設けたことを特徴とする請求項1、または請求項2記載の金属下地材。
  4. 金属下地材の表面に於いて引っ掛け式の乾式タイルをタイルの裏側で係止できる係止部をタイルの働き幅に合わせて略等間隔に配列した複数列の係止部を長手方向に連続的に形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載の金属下地材。
  5. 金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部が施工時に重なった状態で重なり合う上接合部と下接合部に於いて、雨水等が毛細管現象によって内部に浸入することを防止する隙間の広い毛細管切り用空間部を接合部の一部に連続的に長手方向に形成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載の金属下地材。
  6. 金属下地材の裏打ち材としてウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材や石膏ボード、軽量セメント等の裏打ち材を金属下地材の裏側に裏打ちしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか1項に記載の金属下地材。
  7. 請求項1〜請求項6のうちいずれか1項に記載の金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部に於いてシール剤の塗布、または、シールパッキングの挿入で金属下地材の接合部の防水性能向上部を事前、及び施工中または施工後に塗布或いは挿着することを特徴とする金属下地材の施工方法。
  8. 重ね継ぎ式、または、羽重ね式金属下地材で請求項1〜請求項7のうち、いずれか1項に記載の金属下地材の両端部に形成した上接合部と下接合部に於いて表面からネジ・釘等で脳天打ちして上下に重なる金属下地材を縫合し、同時に構築物の壁下地に固定し、また、金属下地材の前記下接合部と上接合部以外の表面上においても長手方向にネジ・釘等で該金属下地材の表面より壁面の壁下地に必要箇所においてネジ・釘等を該金属下地材の表面から打って壁下地に固定し、その後にタイルを該金属下地材の表面に貼り付けて全面に後でタイルを張り壁面を施工することもでき、また、タイルは必要な釘打ち部や金属下地材の施工上タイルが貼れない目地と接続部等の所定の部分を除いて事前に該金属下地材に貼り付けておきネジ・釘等で壁面の壁下地に固定する箇所には、後でタイルの未貼り部へタイルを接着してタイル張り壁面の施工をすることができることを特徴とする金属下地材の施工方法。
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