JP3387363B2 - 表装用化粧板材 - Google Patents
表装用化粧板材Info
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- JP3387363B2 JP3387363B2 JP13824797A JP13824797A JP3387363B2 JP 3387363 B2 JP3387363 B2 JP 3387363B2 JP 13824797 A JP13824797 A JP 13824797A JP 13824797 A JP13824797 A JP 13824797A JP 3387363 B2 JP3387363 B2 JP 3387363B2
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- decorative board
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床、壁、天井等を
構成する建築部材のコーナー部分に沿うように折曲され
てその表面に接着固定される表装用化粧板材に関するも
のである。
構成する建築部材のコーナー部分に沿うように折曲され
てその表面に接着固定される表装用化粧板材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示す如く、板材本体1
の裏面に断面略V字状の切欠凹溝2を該板材本体1全長
にわたって形成し、該切欠凹溝2の内面をも含めた同板
材本体1の裏面略全体に接着剤層3を設けてなる表装用
化粧板材は知られている。該表装用化粧板材は、玄関框
7の上面及び前面に連続して接着固定されて該玄関框7
の改装用として使用されるものであり、その際、同玄関
框7の上面と前面との境界のコーナー部分に沿うよう
に、板材本体1は切欠凹溝2の部分で略90度に折曲され
る。
の裏面に断面略V字状の切欠凹溝2を該板材本体1全長
にわたって形成し、該切欠凹溝2の内面をも含めた同板
材本体1の裏面略全体に接着剤層3を設けてなる表装用
化粧板材は知られている。該表装用化粧板材は、玄関框
7の上面及び前面に連続して接着固定されて該玄関框7
の改装用として使用されるものであり、その際、同玄関
框7の上面と前面との境界のコーナー部分に沿うよう
に、板材本体1は切欠凹溝2の部分で略90度に折曲され
る。
【0003】又、板材本体1は木質合板の表面に化粧単
板が貼着されて形成され、生産工場でその裏面に切欠凹
溝2が切削形成され、施工現場において同裏面に接着剤
層3が塗布形成される。玄関框7は既存のもので、その
表面を改装するために表装用化粧板材が使用されるもの
であり、該玄関框7と連続して根太11上に支持固定され
た既存の床下地材12が敷設されていて、該床下地材12上
に床表面材13が接着剤14を介して貼着施工され、同玄関
框7を含めた床全体が改装される。
板が貼着されて形成され、生産工場でその裏面に切欠凹
溝2が切削形成され、施工現場において同裏面に接着剤
層3が塗布形成される。玄関框7は既存のもので、その
表面を改装するために表装用化粧板材が使用されるもの
であり、該玄関框7と連続して根太11上に支持固定され
た既存の床下地材12が敷設されていて、該床下地材12上
に床表面材13が接着剤14を介して貼着施工され、同玄関
框7を含めた床全体が改装される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、板材本体1を折曲状態にして接着
剤層3により接着固定するものであるが、その際、切欠
凹溝2の部分に復元力が生じて同板材本体1の折曲状態
は保持され難く、それ故に、同接着剤層3が硬化するま
での間に該接着剤層3の部分で玄関框7の表面から剥離
してしまい易いものであった。又、これを防止するため
に、実際の施工時には接着剤層3が硬化するまでの間、
治具等で板材本体1を玄関框7に押さえつけてその折曲
状態を保持しており、施工に手間と時間を要していた。
来の技術においては、板材本体1を折曲状態にして接着
剤層3により接着固定するものであるが、その際、切欠
凹溝2の部分に復元力が生じて同板材本体1の折曲状態
は保持され難く、それ故に、同接着剤層3が硬化するま
での間に該接着剤層3の部分で玄関框7の表面から剥離
してしまい易いものであった。又、これを防止するため
に、実際の施工時には接着剤層3が硬化するまでの間、
治具等で板材本体1を玄関框7に押さえつけてその折曲
状態を保持しており、施工に手間と時間を要していた。
【0005】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、建築部材のコーナー部分に沿うように折曲して
その表面に接着固定し、その際に、接着剤層が硬化する
までの間も同折曲状態が保持されて剥離することがな
く、同建築部材のコーナー部分の表面を簡単且つ確実に
表装することができる表装用化粧板材を提供することで
ある。
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、建築部材のコーナー部分に沿うように折曲して
その表面に接着固定し、その際に、接着剤層が硬化する
までの間も同折曲状態が保持されて剥離することがな
く、同建築部材のコーナー部分の表面を簡単且つ確実に
表装することができる表装用化粧板材を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
表装用化粧板材は、表面に化粧が施された板材本体の裏
面に断面略V字状の切欠凹溝を該板材本体全長にわたっ
て形成し、該切欠凹溝の内面をも含めた同板材本体の裏
面略全体に接着剤層を設け、該接着剤層の上に同切欠凹
溝と交差する帯状の粘着シートを貼着してなる。
表装用化粧板材は、表面に化粧が施された板材本体の裏
面に断面略V字状の切欠凹溝を該板材本体全長にわたっ
て形成し、該切欠凹溝の内面をも含めた同板材本体の裏
面略全体に接着剤層を設け、該接着剤層の上に同切欠凹
溝と交差する帯状の粘着シートを貼着してなる。
【0007】したがって、この場合、板材本体をその切
欠凹溝の部分で建築部材のコーナー部分に沿うように折
曲して、接着剤層を介し該コーナー部分の表面に接着固
定することができる。その際、切欠凹溝に交差する帯状
の粘着シートによって同コーナー部分の両側の表面に仮
固定されるので、接着剤層が硬化するまでの間も板材本
体の折曲状態は保持されて剥離することが防止される。
又、接着剤層が硬化した後には、帯状の粘着シート以外
の広い範囲で接着固定されるので、同コーナー部分の表
面に確実に接着固定される。すなわち、表面に化粧が施
された板材本体によって、同建築部材のコーナー部分の
表面を簡単且つ確実に表装することができる。
欠凹溝の部分で建築部材のコーナー部分に沿うように折
曲して、接着剤層を介し該コーナー部分の表面に接着固
定することができる。その際、切欠凹溝に交差する帯状
の粘着シートによって同コーナー部分の両側の表面に仮
固定されるので、接着剤層が硬化するまでの間も板材本
体の折曲状態は保持されて剥離することが防止される。
又、接着剤層が硬化した後には、帯状の粘着シート以外
の広い範囲で接着固定されるので、同コーナー部分の表
面に確実に接着固定される。すなわち、表面に化粧が施
された板材本体によって、同建築部材のコーナー部分の
表面を簡単且つ確実に表装することができる。
【0008】本発明の請求項2記載の表装用化粧板材
は、上記請求項1記載の表装用化粧板材において、表面
に軟質の化粧表層を設けることによって化粧が施された
板材本体であることを特徴とする。したがって、この場
合は特に、板材本体を折曲してもその表面を化粧する化
粧表層が軟質であるので、該表面の化粧表層にはひび割
れが発生し難く、仕上がり外観良好に表装することがで
きる。
は、上記請求項1記載の表装用化粧板材において、表面
に軟質の化粧表層を設けることによって化粧が施された
板材本体であることを特徴とする。したがって、この場
合は特に、板材本体を折曲してもその表面を化粧する化
粧表層が軟質であるので、該表面の化粧表層にはひび割
れが発生し難く、仕上がり外観良好に表装することがで
きる。
【0009】本発明の請求項3記載の表装用化粧板材
は、上記請求項1又は2記載の表装用化粧板材におい
て、頂角が略45度である断面略V字状の切欠凹溝を二条
近接させて並設形成したことを特徴とする。したがっ
て、この場合は特に、頂角が略45度である断面略V字状
の両切欠凹溝を縮閉して板材本体を略90度に折曲するこ
とができ、その際、両切欠凹溝間の表側に面取り部が形
成された外観に仕上がる。
は、上記請求項1又は2記載の表装用化粧板材におい
て、頂角が略45度である断面略V字状の切欠凹溝を二条
近接させて並設形成したことを特徴とする。したがっ
て、この場合は特に、頂角が略45度である断面略V字状
の両切欠凹溝を縮閉して板材本体を略90度に折曲するこ
とができ、その際、両切欠凹溝間の表側に面取り部が形
成された外観に仕上がる。
【0010】本発明の請求項4記載の表装用化粧板材
は、上記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の表
装用化粧板材において、粘着シートに多数の貫通孔を穿
設したことを特徴とする。したがって、この場合は特
に、粘着シートの部分でも多数の貫通孔を通して接着剤
層により接着固定されるので、接着強度が向上される。
は、上記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の表
装用化粧板材において、粘着シートに多数の貫通孔を穿
設したことを特徴とする。したがって、この場合は特
に、粘着シートの部分でも多数の貫通孔を通して接着剤
層により接着固定されるので、接着強度が向上される。
【0011】本発明の請求項5記載の表装用化粧板材
は、上記請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の表
装用化粧板材において、長方形状の板材本体の裏面中程
に長手方向に沿った切欠凹溝を形成し、巾方向に沿った
粘着シートを適宜間隔をあけて複数並設して貼着してな
り、玄関框の上面及び前面に連続して接着固定されて該
玄関框の改装用として使用されるものであることを特徴
とする。
は、上記請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の表
装用化粧板材において、長方形状の板材本体の裏面中程
に長手方向に沿った切欠凹溝を形成し、巾方向に沿った
粘着シートを適宜間隔をあけて複数並設して貼着してな
り、玄関框の上面及び前面に連続して接着固定されて該
玄関框の改装用として使用されるものであることを特徴
とする。
【0012】したがって、この場合は特に、玄関框の上
面と前面との境界のコーナー部分に沿うように板材本体
を切欠凹溝の部分で折曲し、該玄関框の上面及び前面に
連続させて接着固定することができ、その際、適宜間隔
をあけて複数並設される巾方向に沿った貼着シートによ
って仮固定されるので、同板材本体は巾方向及び長手方
向にわたって確実に接着固定され、同玄関框を簡単且つ
確実に改装することができる。
面と前面との境界のコーナー部分に沿うように板材本体
を切欠凹溝の部分で折曲し、該玄関框の上面及び前面に
連続させて接着固定することができ、その際、適宜間隔
をあけて複数並設される巾方向に沿った貼着シートによ
って仮固定されるので、同板材本体は巾方向及び長手方
向にわたって確実に接着固定され、同玄関框を簡単且つ
確実に改装することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の請求項1〜
5全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の表装
用化粧板材は、表面に化粧が施された板材本体1の裏面
に断面略V字状の切欠凹溝2を該板材本体1全長にわた
って形成し、該切欠凹溝2の内面をも含めた同板材本体
1の裏面略全体に接着剤層3を設け、該接着剤層3の上
に同切欠凹溝2と交差する帯状の粘着シート4を貼着し
てなる。
5全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の表装
用化粧板材は、表面に化粧が施された板材本体1の裏面
に断面略V字状の切欠凹溝2を該板材本体1全長にわた
って形成し、該切欠凹溝2の内面をも含めた同板材本体
1の裏面略全体に接着剤層3を設け、該接着剤層3の上
に同切欠凹溝2と交差する帯状の粘着シート4を貼着し
てなる。
【0014】該実施形態の表装用化粧板材においては、
表面に軟質の化粧表層5を設けることによって化粧が施
された板材本体1となっている。又、頂角が略45度であ
る断面略V字状の切欠凹溝2が二条近接されて並設形成
されており、又、粘着シート4には多数の貫通孔6が穿
設されている。
表面に軟質の化粧表層5を設けることによって化粧が施
された板材本体1となっている。又、頂角が略45度であ
る断面略V字状の切欠凹溝2が二条近接されて並設形成
されており、又、粘着シート4には多数の貫通孔6が穿
設されている。
【0015】又、該実施形態の表装用化粧板材は、長方
形状の板材本体1の裏面中程に長手方向に沿った切欠凹
溝2が形成され、巾方向に沿った粘着シート4が適宜間
隔をあけて複数並設されて貼着されてなり、図3に示す
如く、玄関框7の上面及び前面に連続して接着固定され
て該玄関框7の改装用として使用される。
形状の板材本体1の裏面中程に長手方向に沿った切欠凹
溝2が形成され、巾方向に沿った粘着シート4が適宜間
隔をあけて複数並設されて貼着されてなり、図3に示す
如く、玄関框7の上面及び前面に連続して接着固定され
て該玄関框7の改装用として使用される。
【0016】板材本体1は、MDF(中密度繊維板)8
の表面に木質化粧単板9を貼着して形成され、該木質化
粧単板9の表面に軟質ウレタン樹脂塗料が塗布されて化
粧表層5が形成されている。この場合、軟質塩化ビニル
樹脂、ポリプロピレン等でなるシートが貼着されて、同
化粧表層5が形成されても良い。板材本体1全体の厚さ
寸法は略3.7mm であり、その裏面には生産工場で切欠凹
溝2が切削形成され、その際、該切欠凹溝2の深さ寸法
がMDF8の厚さ寸法に略等しくなるように切削形成さ
れる。
の表面に木質化粧単板9を貼着して形成され、該木質化
粧単板9の表面に軟質ウレタン樹脂塗料が塗布されて化
粧表層5が形成されている。この場合、軟質塩化ビニル
樹脂、ポリプロピレン等でなるシートが貼着されて、同
化粧表層5が形成されても良い。板材本体1全体の厚さ
寸法は略3.7mm であり、その裏面には生産工場で切欠凹
溝2が切削形成され、その際、該切欠凹溝2の深さ寸法
がMDF8の厚さ寸法に略等しくなるように切削形成さ
れる。
【0017】又、施工現場においては、板材本体1の裏
面略全体に接着剤層3が塗布形成され、該接着剤層3の
上から多数の貫通孔6が穿設された両面テープでなる粘
着シート4が貼着される。又、玄関框7は木製で既存の
ものであり、その表面を改装するために該実施形態の表
装用化粧板材が使用される。該玄関框7と連続して根太
11上に支持固定された既存の床下地材12が敷設されてい
て、該床下地材12上に床表面材13が接着剤14を介して貼
着施工され、同玄関框7を含めた床全体が改装される。
面略全体に接着剤層3が塗布形成され、該接着剤層3の
上から多数の貫通孔6が穿設された両面テープでなる粘
着シート4が貼着される。又、玄関框7は木製で既存の
ものであり、その表面を改装するために該実施形態の表
装用化粧板材が使用される。該玄関框7と連続して根太
11上に支持固定された既存の床下地材12が敷設されてい
て、該床下地材12上に床表面材13が接着剤14を介して貼
着施工され、同玄関框7を含めた床全体が改装される。
【0018】この場合、床下地材12が既存の古い床表面
板材であっても良い。又、床表面材13は板材本体1と同
様にMDF8の表面に木質化粧単板9を貼着して形成さ
れており、該木質化粧単板9の表面にも化粧表層5が形
成されていて、同床表面材13と該実施形態の表装用化粧
板材とは違和感なく連続し、両者の間には表面段差も発
生しない。なお、床表面材13のMDF8の代わりに木質
合板が採用されても良く、又、該床表面材13として、裏
面にクッション材が貼着された防音床材を施工しても良
い。
板材であっても良い。又、床表面材13は板材本体1と同
様にMDF8の表面に木質化粧単板9を貼着して形成さ
れており、該木質化粧単板9の表面にも化粧表層5が形
成されていて、同床表面材13と該実施形態の表装用化粧
板材とは違和感なく連続し、両者の間には表面段差も発
生しない。なお、床表面材13のMDF8の代わりに木質
合板が採用されても良く、又、該床表面材13として、裏
面にクッション材が貼着された防音床材を施工しても良
い。
【0019】したがって、該実施形態の表装用化粧板材
においては、図3に示す如く、板材本体1をその切欠凹
溝2の部分で、玄関框7の上面と前面との境界のコーナ
ー部分に沿うように折曲して、接着剤層3を介し該玄関
框7のコーナー部分の表面に接着固定することができ
る。
においては、図3に示す如く、板材本体1をその切欠凹
溝2の部分で、玄関框7の上面と前面との境界のコーナ
ー部分に沿うように折曲して、接着剤層3を介し該玄関
框7のコーナー部分の表面に接着固定することができ
る。
【0020】その際、切欠凹溝2に交差する帯状の粘着
シート4によって同玄関框7のコーナー部分の両側の上
面及び前面に仮固定されるので、接着剤層3が硬化する
までの間も板材本体1の折曲状態は保持されて剥離する
ことが防止される。又、接着剤層3が硬化した後には、
帯状の粘着シート4以外の広い範囲で接着固定されるの
で、同コーナー部分の表面に確実に接着固定される。す
なわち、表面に化粧が施された板材本体1によって、同
玄関框7のコーナー部分の表面を簡単且つ確実に表装す
ることができる。
シート4によって同玄関框7のコーナー部分の両側の上
面及び前面に仮固定されるので、接着剤層3が硬化する
までの間も板材本体1の折曲状態は保持されて剥離する
ことが防止される。又、接着剤層3が硬化した後には、
帯状の粘着シート4以外の広い範囲で接着固定されるの
で、同コーナー部分の表面に確実に接着固定される。す
なわち、表面に化粧が施された板材本体1によって、同
玄関框7のコーナー部分の表面を簡単且つ確実に表装す
ることができる。
【0021】又、該実施形態の表装用化粧板材において
は、板材本体1を折曲してもその表面を化粧する化粧表
層5が軟質であるので、該表面の化粧表層5にはひび割
れが発生し難く、仕上がり外観良好に表装することがで
きる。又、頂角が略45度である断面略V字状の両切欠凹
溝2を縮閉して板材本体1を略90度に折曲することがで
き、その際、両切欠凹溝2間の表側には面取り部10が形
成され、より良い外観に仕上げることができる。又、粘
着シート4の部分でも多数の貫通孔6を通して接着剤層
3により接着固定されるので、接着強度は向上されてい
る。又、玄関框7の上面及び前面に連続させて接着固定
している際、適宜間隔をあけて複数並設される巾方向に
沿った貼着シート4によって仮固定されるので、板材本
体1は巾方向及び長手方向にわたって確実に接着固定さ
れ、同玄関框7を簡単且つ確実に改装することができ
る。
は、板材本体1を折曲してもその表面を化粧する化粧表
層5が軟質であるので、該表面の化粧表層5にはひび割
れが発生し難く、仕上がり外観良好に表装することがで
きる。又、頂角が略45度である断面略V字状の両切欠凹
溝2を縮閉して板材本体1を略90度に折曲することがで
き、その際、両切欠凹溝2間の表側には面取り部10が形
成され、より良い外観に仕上げることができる。又、粘
着シート4の部分でも多数の貫通孔6を通して接着剤層
3により接着固定されるので、接着強度は向上されてい
る。又、玄関框7の上面及び前面に連続させて接着固定
している際、適宜間隔をあけて複数並設される巾方向に
沿った貼着シート4によって仮固定されるので、板材本
体1は巾方向及び長手方向にわたって確実に接着固定さ
れ、同玄関框7を簡単且つ確実に改装することができ
る。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の表
装用化粧板材においては、接着剤層が硬化するまでの
間、切欠凹溝に交差する帯状の粘着シートによって建築
部材のコーナー部分の両側の表面に仮固定することがで
きるので、板材本体の折曲状態は保持されて剥離するこ
とが防止され、しかも、接着剤層が硬化した後には、広
い範囲で接着固定することができるので、同コーナー部
分の表面に確実に接着固定され、したがって、表面に化
粧が施された同板材本体によって簡単且つ確実に表装す
ることができる。
装用化粧板材においては、接着剤層が硬化するまでの
間、切欠凹溝に交差する帯状の粘着シートによって建築
部材のコーナー部分の両側の表面に仮固定することがで
きるので、板材本体の折曲状態は保持されて剥離するこ
とが防止され、しかも、接着剤層が硬化した後には、広
い範囲で接着固定することができるので、同コーナー部
分の表面に確実に接着固定され、したがって、表面に化
粧が施された同板材本体によって簡単且つ確実に表装す
ることができる。
【0023】又、本発明の請求項2記載の表装用化粧板
材においては、特に、板材本体を折曲してもその表面を
化粧する化粧表層が軟質であるので、該表面の化粧表層
にはひび割れが発生し難く、仕上がり外観良好に表装す
ることができる。
材においては、特に、板材本体を折曲してもその表面を
化粧する化粧表層が軟質であるので、該表面の化粧表層
にはひび割れが発生し難く、仕上がり外観良好に表装す
ることができる。
【0024】又、本発明の請求項3記載の表装用化粧板
材においては、特に、頂角が略45度である断面略V字状
の両切欠凹溝を縮閉して板材本体を略90度に折曲するこ
とができ、その際、両切欠凹溝間の表側に面取り部が形
成された外観に仕上がる。
材においては、特に、頂角が略45度である断面略V字状
の両切欠凹溝を縮閉して板材本体を略90度に折曲するこ
とができ、その際、両切欠凹溝間の表側に面取り部が形
成された外観に仕上がる。
【0025】又、本発明の請求項4記載の表装用化粧板
材においては、特に、粘着シートの部分でも多数の貫通
孔を通して接着剤層により接着固定されるので、接着強
度が向上される。
材においては、特に、粘着シートの部分でも多数の貫通
孔を通して接着剤層により接着固定されるので、接着強
度が向上される。
【0026】又、本発明の請求項5記載の表装用化粧板
材においては、特に、玄関框の上面及び前面に連続させ
て接着固定することができ、その際、適宜間隔をあけて
複数並設される巾方向に沿った貼着シートによって仮固
定されるので、板材本体は巾方向及び長手方向にわたっ
て確実に接着固定され、同玄関框を簡単且つ確実に改装
することができる。
材においては、特に、玄関框の上面及び前面に連続させ
て接着固定することができ、その際、適宜間隔をあけて
複数並設される巾方向に沿った貼着シートによって仮固
定されるので、板材本体は巾方向及び長手方向にわたっ
て確実に接着固定され、同玄関框を簡単且つ確実に改装
することができる。
【図1】本発明の一実施形態である表装用化粧板材を示
す裏面図。
す裏面図。
【図2】同表装用化粧板材を示す拡大断面図。
【図3】同表装用化粧板材の施工状態を示す拡大断面
図。
図。
【図4】従来例である表装用化粧板材の施工状態を示す
概略分割断面図。
概略分割断面図。
1 板材本体
2 切欠凹溝
3 接着剤層
4 粘着シート
5 化粧表層
6 貫通孔
7 玄関框
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−312671(JP,A)
特開 平8−82085(JP,A)
特開 平9−41648(JP,A)
特開 昭58−176359(JP,A)
特開 昭63−315758(JP,A)
特開 平4−272361(JP,A)
実開 平7−35635(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04F 13/08
Claims (5)
- 【請求項1】 表面に化粧が施された長方形状の板材本
体の裏面中程に長手方向に沿った断面略V字状の切欠凹
溝を該板材本体全長にわたって形成し、該切欠凹溝の内
面をも含めた同板材本体の裏面略全体に接着剤層を設
け、該接着剤層の上に同切欠凹溝と交差する帯状の適宜
間隔をあけて複数並設された仮固定用の粘着シートを貼
着して改装用の建築部材のコーナー部分の上面及び前面
に連続して接着固定されて使用されるものであることを
特徴とする表装用化粧板材。 - 【請求項2】 表面に軟質の化粧表層を設けることによ
って化粧が施された板材本体であることを特徴とする請
求項1記載の表装用化粧板材。 - 【請求項3】 頂角が略45度である断面略V字状の切欠
凹溝を二条近接させて並設形成したことを特徴とする請
求項1又は2記載の表装用化粧板材。 - 【請求項4】 粘着シートに多数の貫通孔を穿設したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つの請求項記
載の表装用化粧板材。 - 【請求項5】 長方形状の板材本体の裏面中程に長手方
向に沿った切欠凹溝を形成し、巾方向に沿った粘着シー
トを適宜間隔をあけて複数並設して貼着してなり、玄関
框の上面及び前面に連続して接着固定されて該玄関框の
改装用として使用されるものであることを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の表装用化粧板
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13824797A JP3387363B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 表装用化粧板材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13824797A JP3387363B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 表装用化粧板材 |
Publications (2)
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ID=15217515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13824797A Expired - Fee Related JP3387363B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 表装用化粧板材 |
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-
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- 1997-05-28 JP JP13824797A patent/JP3387363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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