JPH035464B2 - - Google Patents

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JPH035464B2
JPH035464B2 JP19613884A JP19613884A JPH035464B2 JP H035464 B2 JPH035464 B2 JP H035464B2 JP 19613884 A JP19613884 A JP 19613884A JP 19613884 A JP19613884 A JP 19613884A JP H035464 B2 JPH035464 B2 JP H035464B2
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JP
Japan
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finishing
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floor
base plate
board
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JP19613884A
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JPS6175160A (ja
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Yutaka Ikeda
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KYODO BENYA KK
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KYODO BENYA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は床施工法、特に中高層住宅の床の仕上
げ施工法に関する。
〔従来の技術〕
従来の床材としては、第7〜8図に示すものが
公知である。床材1は長方形に形成され、合板基
板2の上面に化粧層3を成層したものである。床
材1の底部は一側縁に張出部4を有し、他側縁に
切欠部5を有しており、これにより複数枚の床材
1が平行して図示のように接合可能とされる。
この従来の床材1による床施工法は、建造物の
基礎床面に前記床材1を直に敷設し、具体的には
一枚の床材1に関して前記張出部4より基礎床面
に釘6を打ち付けた後、該張出部4を前記切欠部
5によつて覆うようにして次の床材1を配置し、
順次床材を敷設するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来の施工法によるときは、各床材1は基
礎床面に対して釘6により固着される訳である
が、該釘6を使用できる個所が上記張出部4の部
分に限定されているため、固着状態が充分でな
い。蓋し、床材1の中央部分には釘6を打ち付け
ることができないため、基礎床面との間に空隙を
生じる虞れがある。
また合板等の木質板は湿度により伸縮するもの
であるが、前記床材1の敷設後、高湿度では床材
1が膨張して長手方向に伸張し、長手方向端部を
相互に突き上げて第7図鎖線の如く反り返つてし
まう問題があり、一方、低湿度では床材1が収縮
して長手方向端部の相互に空隙を生じてしまう問
題があり、何れにしても仕上げ不良の問題を提起
する。
更に、中高層住宅に於いては、階下に足音等の
騒音が伝達しないよう配慮しなければならない
が、従来ではこの点に関し満足できないという問
題もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決した床施工法を提
供することを目的とするもので、その目的を達成
するために特徴とする処は、長方形の複数枚の下
地板10と、長方形の複数枚の仕上板11とを準
備し;前記下地板10は木質基板12の少なくと
も下面に弾性層13を形成し、前記仕上板11は
木質基板14の上面に化粧面15を有する薄手の
シート状に形成して成り:建造物の基礎床面に、
前記下地板10を弾性層13を下向きにして且つ
複数下地板の長手方向を互いに平行して直に敷設
固着した後、前記下地板10の長手方向に対して
仕上板11の長手方向を直交せしめた状態で、前
記下地板上に複数仕上板を互いに平行で且つ化粧
面15を上向きにして敷設固着する点にある。
しかして本発明によれば、床材が前記下地板1
0と仕上板11とに分割されているので、施工に
際して下地材10を基礎床面に釘及び/又は接着
剤等を使用して確実に固着することができ、その
下地板10上に仕上板11を敷接固着することが
できる。特に下地板10と仕上板11とは相互に
長手方向を直交するようにして重合されるので、
従来のような湿度の高低による影響が極めて小さ
く、美麗な仕上げを保証できる。蓋し、下地板1
0はそれ自体が湿度による伸縮を防止されるもの
ではないが、膨張による突き上げが長手方向を直
交する仕上板11によつて上から好適に抑制され
る。また仕上板11自体は薄手のシート状に形成
されているので長手方向に関して伸縮率が極めて
小さく、湿度差による伸縮によつても従来の如き
顕著な仕上がり不良を呈することはない。
しかも下地坂の敷設固着後に仕上板を敷設する
に際して、仕上板11は薄いシート状のものとし
てカツターによる裁断が可能であるから、壁際に
於ける正確な加工が容易であり、作業性を向上す
ると共に、ひいては材料の歩留りに良い結果を招
来する。
更に、下地板10は下面に弾性層13を有して
いるので、これが防音材として階上の階下に対す
る防音効果に優れ、しかも施工時に基礎床面の高
低を吸収して仕上がり状態を向上することもでき
る。
〔実施例〕 図面に基づき本発明の実施例を詳述すると、本
発明に於いては床材として下地板10と、仕上板
11とが準備される。
下地板10は、第3〜4図に示すように、木質
基板12の下面に弾性層13を形成したもので、
全体の厚さを約6mm〜8mm程度とされた長方形板
状に形成される。前記木質基板12は約4mmの厚
さを有する3プライ合板であり、両側縁にさね加
工、即ち一側縁に突縁16を、他側縁に溝17を
有する。前記弾性層13はポリオレフイン系樹脂
と石膏無機物との混合物を発泡して厚さ約2mm〜
4mmのシート状に形成したものを前記合板12に
接着剤層18を介して接着したものである。下地
板10の長方形寸法としては、1尺×6尺、又は
2尺×6尺、又は3尺×6尺の各寸法から選択さ
れる。
仕上板11は、第5〜6図に示すように、木質
基板14の上面に化粧面15を形成する一方、下
面に紙19を貼着すると共に、該紙19の下面に
更に好ましくは両面接着テープ20を設けたもの
であり、全体の厚さを約2.7mm程度とされた長方
形の薄手シート状に形成される。前記木質基板1
4は約2.5mmの厚さを有する3プライ合板とされ
る。前記化粧面15は約0.28mmの天然銘木の化粧
単板21を前記合板14の表面に接着剤層22を
介して接着し、更に化粧単板21の表面を塗装仕
上23したものである。前記紙19は20g/m2
度のもので、接着剤を介して前記合板14の裏面
に接着されている。両面接着テープ20は基材の
表裏に粘着剤を有する公知のもので、所定幅のテ
ープ状のものとして前記紙19の下面に於いて仕
上板11の幅方向に間隔を置いて複数本が接着さ
れているが、本発明に用いる仕上板11として
は、このような接着テープ20は必ずしも必要と
されるものではない。尚、図示省略しているが両
面接着テープ20の接着面には剥離テープが積層
されている。仕上板11の長方形寸法としては、
1尺×6尺、又は1尺×3尺、又は1尺×2尺の
各寸法から選択される。
上記の下地板10と仕上板11とを使用して行
う本発明床施工法を説明すると、先ず床施工され
る建造物の基礎床面は、主として中高層住宅のモ
ルタルによる床面であつて、従つて該床面の凹凸
が著しい場合はケレン等で凹凸を2〜3mm以下と
なるよう準備加工する。その後、基礎床面に材料
ロスや隅の納まり等を考慮して、基準墨を打つ。
しかして以下本発明の施工法は次の順序で行われ
る。
(第一工程) 前記基礎床面を清潔にして、コンクリート用接
着剤(例えば商品名コニシE350Rのエポキシ系接
着剤)その他の接着剤をクシ目ゴテで350〜400
g/m2を目安にして塗布し、その上から前記下地
板10を弾性層13を接着剤に面してレンガ貼り
状に敷設する(第2図)又は追い貼り状に敷設す
る。この際、複数枚の下地板10は長手方向を相
互に平行して配置され、突縁16と溝17を相互
に嵌合するようにしてさね結合される。因に、部
屋の寸法に合わせて、壁際に配置される下地板1
0は適宜切断加工される。尚、前記接着剤に代え
て下地板10を基礎床面に対して釘により固着す
ることが自由であり、更に前記接着剤と釘との併
用とすることも可能である。
(第二工程) 前記敷設された下地板10の上に仕上板11を
レンガ貼り状に敷設固着する(第1図)又は追い
貼り状に敷設固着する。好ましくは、仕上板11
を貼着する場合、長手方向に斜めに押し付けなが
ら隙間のないように貼着し、表面を手で押さえ足
で踏み込み、目地の部分はハンド鉄ロールで押さ
え込む。この際、仕上板11は長手方向を互いに
平行するが、前記下地板10の長手方向には直交
して配置する。
仕上板11は化粧面15を上向きにされること
は勿論であるが、裏面の両面接着テープ20によ
り下地板10上に固着されるものであるが、仕上
板11が接着テープ20を備えていないものであ
る場合は、適宜の接着剤を前記下地板10の表面
に塗布して行う。因に、仕上板11の相互は突き
合わせによる接合によつて面一とされ、壁際に配
置される仕上板11は寸法を取つてから適宜カツ
ターナイフ等により裁断加工される。更に好まし
くは、貼じまいとして、仮押さえの釘を打つこと
が自由である。
尚、図示省略しているが、仕上板11は、予め
化粧面側になだらかに凸型に反る状態のものとし
て製品仕上げをされていることが好ましい。蓋
し、凸型の反りは、凹型の反りの合板に対し反発
力が1/10であり、上記両面接着テープ20による
圧着施工後に仕上板11の木口端部分が凹型の反
りに移行することはなく、長期間の美麗な仕上が
り状態を保持できる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成した結果、床材が前
記下地板10と仕上板11とに分割されているの
で、施工に際して下地材10を基礎床面に釘及
び/又は接着剤等を使用して確実且つ容易に固着
することができ、その下地板10上に仕上板11
を敷設固着することができる。特に下地板10と
仕上板11とは相互に長手方向を直交するように
して重合されるので、従来のような湿度の高低に
よる接合部分の突き上げや空隙の発生がなく、美
麗な仕上げを長期間保証できる。蓋し、下地板1
0の膨張による接合部分の突き上げは長手方向を
直交する仕上板11によつて上から好適に抑制さ
れ、また仕上板11自体は薄手のシート状に形成
されているので長手方向に関して伸縮率が極めて
小さく、低湿度による収縮による接合部分の間隙
も狭小であつて、外観上ほとんど影響がない。
しかも下地板の敷設固着後に仕上板を敷設する
に際して、仕上板11は薄いシート状のものとし
てカツターによる裁断が可能であるから、壁際に
於ける正確な加工が容易であり、近年のマンシヨ
ン住宅のような巾木を使用しない居室の壁際での
仕上げも容易であつて、作業性を向上すると共
に、ひいては材料の歩留りに良い結果を招来す
る。
更に、下地板10は下面に弾性層13を有して
いるので、これが防音材として階上の階下に対す
る防音効果に優れ、しかも施工時に基礎床面の高
低を吸収して仕上がり状態を向上することもでき
る。
尚、従来の居室の内装施工手順は、床→壁→天
井→建具の順となつており、最初に仕上げられた
床面が後の作業中に汚れ、破損、損傷等の問題を
回避できなかつたのであるが、本発明によれば、
床の下地板敷設→壁→天井→建具→床の仕上板敷
設の順とすることが可能であり、養生の手間その
他が不要となり、床の仕上面も美麗に保持できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の施工法により基礎床面に下地
板及び仕上板を敷設した状態の上方斜視図、第2
図は仕上板を敷設する前の状態の上方斜視図、第
3図は下地板の下方斜視図、第4図は下地板の断
面拡大図、第5図は仕上板の下方斜視図、第6図
は仕上板の断面拡大図、第7図は従来の床板の敷
設状態を示す上方斜視図、第8図は同床板の断面
図である。 10……下地板、11……仕上板、12……木
質基板、13……弾性層、14……木質基板、1
5……化粧面、20……接着テープ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長方形の複数枚の下地板10と、長方形の複
    数枚の仕上板11とを準備し;前記下地板10は
    木質基板12の少なくとも下面に弾性層13を形
    成し、前記仕上板11は木質基板14の上面に化
    粧面15を有する薄手のシート状に形成して成
    り: 建造物の基礎床面に、前記下地板10を弾性層
    13を下向きにして且つ複数下地板10の長手方
    向を互いに平行して直に敷設固着した後、 前記下地板10の長手方向に対して仕上板11
    の長手方向を直交せしめた状態で、前記下地板1
    0上に複数仕上板11を互いに平行で且つ化粧面
    15を上向きにして敷設固着することを特徴とす
    る: 床施工法。
JP19613884A 1984-09-19 1984-09-19 床施工法 Granted JPS6175160A (ja)

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Families Citing this family (8)

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JPS63184930U (ja) * 1987-05-20 1988-11-28
JPH0527628Y2 (ja) * 1987-05-20 1993-07-14
JPH01154734U (ja) * 1988-04-04 1989-10-24
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JPH0211942U (ja) * 1988-07-06 1990-01-25
JPH0289140U (ja) * 1988-12-27 1990-07-16
JPH0289139U (ja) * 1988-12-27 1990-07-16

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