JP2515660B2 - 床張り方法 - Google Patents
床張り方法Info
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- JP2515660B2 JP2515660B2 JP3361322A JP36132291A JP2515660B2 JP 2515660 B2 JP2515660 B2 JP 2515660B2 JP 3361322 A JP3361322 A JP 3361322A JP 36132291 A JP36132291 A JP 36132291A JP 2515660 B2 JP2515660 B2 JP 2515660B2
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- Japan
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- wood
- floor
- paint
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、体育館、講堂等の広
い床面に木片を敷詰めて平滑な床を形成する床張り方法
に関するものである。
い床面に木片を敷詰めて平滑な床を形成する床張り方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、体育館、講堂等の広い床面に幅広
の床板を敷詰めると、各床板は接合部分の塗装やライン
ペイントの落ち込みにより、塗装に亀裂を生じ或いは湿
度、温度等の変化による床板の膨張収縮を起し、平滑な
床面を形成することができなかった。このことから、図
5および図6に示すように、木製の小片、即ち木片1を
木質合板3上面全体に敷揃え、接着剤4によって接着し
て図5に示すように単位床板5を形成する。そして、こ
の単位床板5を広い床面6上に敷詰めて固定した後、敷
詰めた木片1上全面に塗料7を塗布して図6に示すよう
に床張りする方法が広く行なわれている。
の床板を敷詰めると、各床板は接合部分の塗装やライン
ペイントの落ち込みにより、塗装に亀裂を生じ或いは湿
度、温度等の変化による床板の膨張収縮を起し、平滑な
床面を形成することができなかった。このことから、図
5および図6に示すように、木製の小片、即ち木片1を
木質合板3上面全体に敷揃え、接着剤4によって接着し
て図5に示すように単位床板5を形成する。そして、こ
の単位床板5を広い床面6上に敷詰めて固定した後、敷
詰めた木片1上全面に塗料7を塗布して図6に示すよう
に床張りする方法が広く行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法においては、敷詰めた木片1上に塗布した表面塗料7
が、図6に示すように各木片1の木口2に露出している
導管より塗料7が毛細管現象によって吸込まれて各木片
1の木口2が互いに接合する部分の隙間8は落込み平滑
な床面を形成することができないものであった。そこ
で、この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑み、これ
を改善すべくなされたものであって、各木片の木口部分
の塗料の落込みを防止して、平滑な床面を形成し得ると
共に、木片の吸湿作用等を防ぎ、保管、搬送、施工時の
寸法変化を起すことなく、美麗な床面を形成できる方法
を得るにある。
法においては、敷詰めた木片1上に塗布した表面塗料7
が、図6に示すように各木片1の木口2に露出している
導管より塗料7が毛細管現象によって吸込まれて各木片
1の木口2が互いに接合する部分の隙間8は落込み平滑
な床面を形成することができないものであった。そこ
で、この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑み、これ
を改善すべくなされたものであって、各木片の木口部分
の塗料の落込みを防止して、平滑な床面を形成し得ると
共に、木片の吸湿作用等を防ぎ、保管、搬送、施工時の
寸法変化を起すことなく、美麗な床面を形成できる方法
を得るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを達成する手段とし
て、この発明は、板面上に木片を当接状態に敷揃えて貼
着し単位床板を形成する工程と、該単位床板の木片上に
合成樹脂塗料を塗布して各木片の木口面の導管を目止す
る工程と、該単位床板を床面上に敷詰め固定する工程
と、敷詰めた単位床板の木片表面全体を研削する工程
と、研削した木片表面全体に仕上げ用塗料を塗布する工
程によって床張するものである。
て、この発明は、板面上に木片を当接状態に敷揃えて貼
着し単位床板を形成する工程と、該単位床板の木片上に
合成樹脂塗料を塗布して各木片の木口面の導管を目止す
る工程と、該単位床板を床面上に敷詰め固定する工程
と、敷詰めた単位床板の木片表面全体を研削する工程
と、研削した木片表面全体に仕上げ用塗料を塗布する工
程によって床張するものである。
【0005】
【実施例】この発明の方法を図面に示す実施例によって
詳細に説明する。木片11は、厚さ約3mm〜10m
m、一般的に6mm厚で、横幅は21mm〜90mm、
一般的には20mm〜30mm、長さは150mm〜9
50mm、一般的には300mm〜600mm程度の帯
状の小片に形成されている。そして、この木片11の小
口12を当接するようにして木質合板(厚さ12mm〜
24mm)13上に塗布した耐水性接着剤14上に図1
に示すように互い違いに敷揃えて接着し単位床板15を
形成する。この単位床板15は総厚さ15mm〜30m
m、横幅300mm〜455mm、長さ1800mm〜
2000mmの大型の床板材となり、該単位床板15に
は上記木片11が70本〜110本敷揃えられる。さら
に、この単位床板15の木片11の表面に紫外線硬化型
の樹脂塗料、例えばポリエステル又はアクリル系樹脂塗
料16を塗布する。これによって該塗料16は木片11
を被覆すると共に、小口12の当接間隙部17に入り込
んで導管を目止する(図2参照)。この状態で倉庫に保
管し、施工時には、該単位床板15を広い床面18上に
敷詰めて、釘19等によって床面18に固定し上面凹で
ダボ埋め20する。しかる後、サンドペーパ等によって
敷詰めた木片11の上面を研削して表面を平滑にする。
この時点で表面に塗布した上記の塗料16は剥離して図
3に示すように未塗装の状態に戻るが、木片11の木口
12の導管部分は塗料16によって確実に目止め状態に
保持される。次いで、研削された表面上に仕上用の自然
硬化型塗料21、例えばウレタン樹脂塗料を全面に塗布
すると図4に示すように小口12の当接間隙部17は塗
料16によって目止めされた状態で、木片11表面全体
は仕上用の塗料21で全面被覆され、小口12部分の落
込みはなく平滑な床面を得ることができる。
詳細に説明する。木片11は、厚さ約3mm〜10m
m、一般的に6mm厚で、横幅は21mm〜90mm、
一般的には20mm〜30mm、長さは150mm〜9
50mm、一般的には300mm〜600mm程度の帯
状の小片に形成されている。そして、この木片11の小
口12を当接するようにして木質合板(厚さ12mm〜
24mm)13上に塗布した耐水性接着剤14上に図1
に示すように互い違いに敷揃えて接着し単位床板15を
形成する。この単位床板15は総厚さ15mm〜30m
m、横幅300mm〜455mm、長さ1800mm〜
2000mmの大型の床板材となり、該単位床板15に
は上記木片11が70本〜110本敷揃えられる。さら
に、この単位床板15の木片11の表面に紫外線硬化型
の樹脂塗料、例えばポリエステル又はアクリル系樹脂塗
料16を塗布する。これによって該塗料16は木片11
を被覆すると共に、小口12の当接間隙部17に入り込
んで導管を目止する(図2参照)。この状態で倉庫に保
管し、施工時には、該単位床板15を広い床面18上に
敷詰めて、釘19等によって床面18に固定し上面凹で
ダボ埋め20する。しかる後、サンドペーパ等によって
敷詰めた木片11の上面を研削して表面を平滑にする。
この時点で表面に塗布した上記の塗料16は剥離して図
3に示すように未塗装の状態に戻るが、木片11の木口
12の導管部分は塗料16によって確実に目止め状態に
保持される。次いで、研削された表面上に仕上用の自然
硬化型塗料21、例えばウレタン樹脂塗料を全面に塗布
すると図4に示すように小口12の当接間隙部17は塗
料16によって目止めされた状態で、木片11表面全体
は仕上用の塗料21で全面被覆され、小口12部分の落
込みはなく平滑な床面を得ることができる。
【0006】
【発明の効果】以上、実施例について詳述したように、
この発明は、木片を敷揃えた床面の木口面の導管を塗料
によって確実に目止めしたので、仕上用塗料を塗布して
も木口面の毛細管現象による塗料の落ち込みが防止さ
れ、床面を平滑に仕上げることができる。又、湿度、温
度の変化に伴なう呼吸作用による木片の膨脹収縮を防止
し、保管、搬送、施工時の寸法変化を起したり、亀裂を
生ずることなく美麗な床面を形成することができる。さ
らに、木口を一定の単位床板に構成して工場において大
量に生産できるため、施工現場での作業を円滑に行なう
ことができ、コストダウンを計ることができる等の優れ
た効果を奏するものである。
この発明は、木片を敷揃えた床面の木口面の導管を塗料
によって確実に目止めしたので、仕上用塗料を塗布して
も木口面の毛細管現象による塗料の落ち込みが防止さ
れ、床面を平滑に仕上げることができる。又、湿度、温
度の変化に伴なう呼吸作用による木片の膨脹収縮を防止
し、保管、搬送、施工時の寸法変化を起したり、亀裂を
生ずることなく美麗な床面を形成することができる。さ
らに、木口を一定の単位床板に構成して工場において大
量に生産できるため、施工現場での作業を円滑に行なう
ことができ、コストダウンを計ることができる等の優れ
た効果を奏するものである。
【図1】この発明の単位床板の斜視図。
【図2】同じく単位床板の拡大縦断面図。
【図3】同じく床面に固定した状態の拡大縦断面図。
【図4】同じく床張した状態の拡大縦断面図。
【図5】従来例の単位床板を床面に固定した状態の拡大
縦断面図。
縦断面図。
【図6】同じく床張した状態の拡大縦断面図。
11 木片 12 木口 13 木質合板 14 耐水性接着剤 15 単位床板 16 ポリエステル又はアクリル系樹脂塗料 17 当接間隙部 18 床面 19 釘 20 ダボ埋め 21 仕上用の塗料
Claims (1)
- 【請求項1】 板面上に木片を当接状態に敷揃えて貼着
し単位床板を形成する工程と、該単位床板の木片上に合
成樹脂塗料を塗布して各木片の木口面の導管を目止する
工程と、該単位床板を床面上に敷詰め固定する工程と、
敷詰めた単位床板の木片表面全体を研削する工程と、研
削した木片表面全体に仕上げ用塗料を塗布する工程より
なることを特徴とする床張り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3361322A JP2515660B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 床張り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3361322A JP2515660B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 床張り方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171792A JPH05171792A (ja) | 1993-07-09 |
JP2515660B2 true JP2515660B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=18473105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3361322A Expired - Lifetime JP2515660B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 床張り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515660B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6689550B2 (ja) * | 2017-09-07 | 2020-04-28 | 空知単板工業株式会社 | 木質床板および木質床板の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3361322A patent/JP2515660B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05171792A (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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