JP6899274B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグ及びエアバッグ装置に関し、特に、エアバッグの一部に膨出部を有するエアバッグ及びエアバッグ装置に関する。
自動車等の車両には、衝突時や急減速時等の緊急時にエアバッグを車内で膨張展開させて乗員に生ずる衝撃を吸収するためのエアバッグ装置を搭載することが一般的になってきている。かかるエアバッグ装置は、一般に、通常時は車両の構造物内に折り畳まれて収容されており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を有している。
例えば、特許文献1には、前記インフレータからのガスを受けて乗員の前面全域に展開する主膨張部と、前記主膨張部の前記乗員と対向する後面に設けられ、前記主膨張部との間に形成される連通路を介して前記インフレータからのガスを導入することにより、前記主膨張部から突出するように膨張する副膨張部と、を備え、前記副膨張部は、互いに隣接した状態で複数形成されていることを特徴とするエアバッグが開示されている。
特開2010−241241号公報
特許文献1に記載されたエアバッグのように、メインチャンバ(主膨張部)にサブチャンバ(副膨張部)を配置したエアバッグでは、メインチャンバ(主膨張部)にサブチャンバ(副膨張部)を外付けするように構成されている。具体的には、メインチャンバ(主膨張部)を構成する袋体及びサブチャンバ(副膨張部)を構成する袋体を個別に形成した後、サブチャンバ(副膨張部)を構成する袋体は、メインチャンバ(主膨張部)を構成する袋体に縫合される。
このように、従来のサブチャンバ(副膨張部)を有するエアバッグでは、サブチャンバ(副膨張部)をメインチャンバ(主膨張部)と個別に縫製する工程及びサブチャンバ(副膨張部)をメインチャンバ(主膨張部)に縫合する工程を含み、作業工程及び作業工数が増大する原因となっていた。
本発明は上述した問題点に鑑み創案されたものであり、作業工程及び作業工数を低減しつつエアバッグの一部に膨出部を形成することができる、エアバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、通常時は車両の構造物内に折り畳まれて収容されており緊急時に膨張展開されるエアバッグにおいて、乗員接触面を含むメインパネルと、該メインパネルの外周に接合されることによって袋体を形成する複数のサブパネルと、を含み、前記メインパネルは、前記乗員接触面の一部を所定の幅で折り重ねることによって構成されたタック部と、該タック部の背面に配置され前記タック部の膨張展開形状を規制するパッチパネルと、を備えることを特徴とするエアバッグが提供される。
また、本発明によれば、通常時は車両の構造物内に折り畳まれて収容されており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を備えたエアバッグ装置において、前記エアバッグは、乗員接触面を含むメインパネルと、該メインパネルの外周に接合されることによって袋体を形成する複数のサブパネルと、を含み、前記メインパネルは、前記乗員接触面の一部を所定の幅で折り重ねることによって構成されたタック部と、該タック部の背面に配置され前記タック部の膨張展開形状を規制するパッチパネルと、を備えることを特徴とするエアバッグ装置が提供される。
上述したエアバッグ及びエアバッグ装置において、前記タック部の両端部は、前記サブパネルに縫合されていてもよい。
また、前記タック部は、一つの折り重ね部を含んでいてもよいし、二つの折り重ね部を含んでいてもよい。
また、前記タック部は、前記乗員接触面の中心線よりも左側に形成された第一タック部と、前記乗員接触面の中心線よりも右側に形成された第二タック部と、を含んでいてもよい。さらに、前記第一タック部と前記第二タック部とは、一定の隙間を空けて配置されていてもよい。また、前記第一タック部と前記第二タック部とは、非対称の形状を有していてもよい。
前記タック部の折り重ね幅は、第一端部から第二端部に向かって漸減又は漸増するように構成されていてもよい。
前記タック部は、鉛直方向に沿って形成されていてもよいし、水平方向に沿って形成されていてもよいし、斜め方向に沿って形成されていてもよい。
前記パッチパネルは、前記タック部に連通する開口部を備えていてもよい。
上述した本発明に係るエアバッグ及びエアバッグ装置によれば、乗員接触面を含むメインパネルにタック部を形成したことにより、メインパネルの一部を折り重ねて袋体を形成するだけで、エアバッグの膨張展開時にエアバッグ表面に膨出部を形成することができる。したがって、本発明によれば、従来のサブチャンバ(副膨張部)を有するエアバッグと比較して、作業工程及び作業工数を低減することができる。
本発明の第一実施形態に係るエアバッグ装置を示す図であり、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は上面図、を示している。 図1に示したエアバッグのカットパーツを示す平面図である。 タック部を形成する前の状態を示すメインパネルの平面図である。 パッチパネルを示す図であり、(A)は平面図、(B)は図2におけるB−B線断面図、(C)は図2におけるC−C線断面図、を示している。 タック部の変形例を示す図であり、(A)は第1変形例、(B)は第2変形例、(C)は第3変形例、(D)は第4変形例、(E)は第5変形例、(F)は第6変形例、(G)は第7変形例、を示している。 タック部の変形例を示す図であり、(A)は第8変形例、(B)は第9変形例、を示している。 タック部の変形例を示す図であり、(A)は第10変形例、(B)は第11変形例、を示している。 本発明の第二実施形態に係るエアバッグのカットパーツを示す平面図である。 本発明の第三実施形態に係るエアバッグのカットパーツを示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図1(A)〜図9を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係るエアバッグ装置を示す図であり、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は上面図、を示している。図2は、図1に示したエアバッグのカットパーツを示す平面図である。図3は、タック部を形成する前の状態を示すメインパネルの平面図である。図4は、パッチパネルを示す図であり、(A)は平面図、(B)は図2におけるB−B線断面図、(C)は図2におけるC−C線断面図、を示している。なお、図1に示したエアバッグは、膨張展開が完了した状態を図示している。
本発明の第一実施形態に係るエアバッグ装置1は、図1(A)に示したように、通常時は車両の構造物内に折り畳まれて収容されており緊急時に膨張展開されるエアバッグ2と、エアバッグ2にガスを供給するインフレータ3と、を備え、エアバッグ2は、乗員接触面41を含むメインパネル4と、メインパネル4の外周に接合されることによって袋体を形成する複数のサブパネル5と、を含み、メインパネル4は、乗員接触面41の一部を所定の幅で折り重ねることによって構成されたタック部42と、タック部42の背面に配置されタック部42の膨張展開形状を規制するパッチパネル43と、を備えている。
エアバッグ装置1は、例えば、折り畳まれたエアバッグ2及びインフレータ3を収容するリテーナ(図示せず)に集約されてモジュール化され、インストルメントパネル内に配置される。車両衝突時等の緊急時には、インフレータ3からエアバッグ2内にガスが供給され、エアバッグ2はインストルメントパネルを突き破って車内に放出される。車内に放出されたエアバッグ2は、前方から後方に向かって膨張展開し、図1(A)〜図1(C)に示したように、乗員接触面41が乗員の前方に位置した状態で膨張展開が完了する。
なお、本明細書において、「前方」とは車両前進方向、「後方」とは車両後退方向、「右側」とはシートに着座した乗員の右手側、「左側」とはシートに着座した乗員の左手側、を意味しているものとする。
エアバッグ2は、例えば、図2に示したように3ピース構造を有しており、一枚のメインパネル4と二枚のサブパネル5とによって構成される。サブパネル5は、エアバッグ2の上面を構成する第一サブパネル51と、エアバッグ2の下面を構成する第二サブパネル52と、を有している。第二サブパネル52には、インフレータ3に接続される開口部52cが形成されている。
第一サブパネル51及び第二サブパネル52は、略帯形状の基布によって構成されており、先端側(エアバッグ2の前方側)が幅広に形成されており、後端側(エアバッグ2の後方側)が幅狭に形成されている。また、エアバッグ2の製縫時には、第一サブパネル51の後端辺51a及び第二サブパネル52の後端辺52aが縫合される。また、第一サブパネル51の後端辺51a以外の外周部51b及び第二サブパネル52の後端辺52a以外の外周部52bはメインパネル4の外周部に縫合される。
メインパネル4は、略中央部に位置する乗員接触面41と、乗員接触面41の両側に位置する略三角形状又は略勾玉形状の側面部44と、を含む略横長形状の基布によって構成されている。メインパネル4の上側の外周部4aは、第一サブパネル51の外周部51bに縫合され、メインパネル4の下側の外周部4bは、第二サブパネル52の外周部52bに縫合される。側面部44は、エアバッグ2内のガスを排気するベントホール44aを有していてもよい。
タック部42は、例えば、図2及び図3に示したように、乗員接触面41の中央部41aを挟んで両側に配置される。すなわち、本実施形態におけるタック部42は、乗員接触面41の中心線Lよりも左側に形成された第一タック部421と、乗員接触面41の中心線Lよりも右側に形成された第二タック部422と、を有している。ここで、乗員接触面41の中心線Lを含む中央部41aは、メインパネル4の上側の外周部4aから下側の外周部4bに渡る範囲に形成されている。したがって、第一タック部421と第二タック部422とは、中央部41aを介して一定の隙間を空けて配置されている。
また、タック部42(第一タック部421及び第二タック部422)は、乗員接触面41の表面を形成する表面部42aと、表面部42aの両側に配置され折り重ねられる折り重ね部42bと、を有している。すなわち、本実施形態におけるタック部42は、二つの折り重ね部42bを有している。また、タック部42は、メインパネル4の上側の外周部4aから下側の外周部4bに渡る範囲に形成されている。
図3に示したように、折り重ね部42bは、一点鎖線の部分で谷折りされ、二点鎖線の部分で山折りされることによって、表面部42aの下に折り重ねられる。本実施形態では、谷折り及び山折りの組み合わせを二回繰り返した二山の折り重ね部42bを形成する場合を図示している。なお、折り重ね部42bの折り返し数は任意である。なお、図3では、説明の便宜上、折り重ね部42bを灰色に塗り潰して図示している。
タック部42(第一タック部421及び第二タック部422)は、メインパネル4の上側の外周部4aから下側の外周部4bに渡る範囲(すなわち、鉛直方向)に形成されており、折り重ね部42bはメインパネル4とサブパネル5(第一サブパネル51及び第二サブパネル52)との縫合時に共縫いされる。すなわち、タック部42(第一タック部421及び第二タック部422)の上下方向の両端部は、サブパネル5(第一サブパネル51及び第二サブパネル52)に縫合される。
また、図4(A)〜図4(C)に示したように、メインパネル4の乗員接触面41の背面にはパッチパネル43が配置される。パッチパネル43は、例えば、乗員接触面41に対応した矩形形状の基布によって構成される。図4(A)に示したように、パッチパネル43の左側及び右側の辺は第一縫合線43aによってメインパネル4に縫合され、パッチパネル43の上側及び下側の辺はメインパネル4とサブパネル5との縫合部(図の第二縫合線43b)によって縫合される。
また、パッチパネル43の上下方向の中心部は第三縫合線43cによってメインパネル4に縫合される。ここでは、三つの円形状の第三縫合線43cを図示しているが、かかる形状に限定されるものではない。
また、パッチパネル43の第三縫合線43cの両側にはタック部42に連通する開口部43dが形成されている。ここでは、円形状の開口部43dを四行二列に配置した場合を図示しているが、かかる構成に限定されるものではない。
タック部42は、図4(B)に示したように、表面部42a及び折り重ね部42bによって囲まれた空間に連通する隙間42cを有している。そして、隙間42cの外側に第一縫合線43aが位置し、隙間42cの内側に第三縫合線43cが位置し、隙間42c上に開口部43dが位置するように、パッチパネル43が配置されている。
したがって、エアバッグ2の膨張展開時にエアバッグ2にガスが供給されると、開口部43d及び隙間42cを介して折り畳まれたタック部42内にガスが供給され、縫合されていない部分(上下方向の両端部以外の部分)における折り重ね部42bの折り重ね状態が解かれ、タック部42の中間部が膨張することとなる。
このとき、タック部42の隙間42cの両側は、第一縫合線43a及び第三縫合線43cによってパッチパネル43に縫合されていることから、隙間42cの拡張は第一縫合線43a及び第三縫合線43cによって規制され、これらの縫合線を越えて隙間42cが広がることはない。
したがって、タック部42は、エアバッグ2の膨張展開時に、第一縫合線43a、第二縫合線43b及び第三縫合線43cによって形状が規制されていることから、図1(A)〜図1(C)に示したように、上端及び下端が絞られた縦長の半柱状形状の膨出部21を形成することとなる。
なお、パッチパネル43の形状は、図4(A)に示した構成に限定されるものではない。例えば、パッチパネル43は、横長の帯形状を有する複数のパネルによって構成してもよい。この場合、第二縫合線43bを省略し、第一縫合線43a及び第三縫合線43cによってパネルを接続し、複数のパネルによって形成される隙間によって開口部43dを形成するようにしてもよい。
次に、タック部42の変形例について、図5(A)〜図7(B)を参照しつつ説明する。図5は、タック部の変形例を示す図であり、(A)は第1変形例、(B)は第2変形例、(C)は第3変形例、(D)は第4変形例、(E)は第5変形例、(F)は第6変形例、(G)は第7変形例、を示している。図6は、タック部の変形例を示す図であり、(A)は第8変形例、(B)は第9変形例、を示している。図7は、タック部の変形例を示す図であり、(A)は第10変形例、(B)は第11変形例、を示している。なお、図5(A)〜図5(G)に示した変形例では、図4(B)に対応した部分の断面図を示している。
図5(A)に示した第1変形例は、タック部42の折り重ね部42bを一山にしたものである。すなわち、折り重ね部42bは、一つの谷折りと一つの山折りを含んでいる。このように、折り重ね部42bにおける山の個数を調整することにより、タック部42の膨出度合いを調整することができる。
図5(B)に示した第2変形例は、タック部42の外側にのみ折り重ね部42bを形成したものである。すなわち、タック部42は、一つの折り重ね部42bを有している。かかる構成により、タック部42の膨出時に、乗員接触面41の中心部の窪みを大きくすることができる。
図5(C)に示した第3変形例は、折り重ね部42bにおける上側の折幅を下側の折幅よりも大きくしたものである。また、図5(D)に示した第4変形例は、折り重ね部42bにおける下側の折幅を上側の折幅よりも大きくしたものである。このように、折り重ね部42bが複数の山を含む場合に、山の折幅を変更することによって、タック部42の膨出時の形状(膨出部21の形状)を調整することができる。
図5(E)に示した第5変形例は、第一タック部421における折り重ね部42bの折幅と第二タック部422における折り重ね部42bの折幅を異ならせたものである。すなわち、第一タック部421と第二タック部422とを非対称の形状に形成したものである。ここでは、第二タック部422の折幅を第一タック部421の折幅よりも大きく形成している。勿論、第一タック部421の折幅を第二タック部422の折幅よりも大きく形成するようにしてもよい。かかる構成により、タック部42の膨出時の大きさ(膨出部21の大きさ)を左側と右側とで異ならせることができ、例えば、斜め衝突時における乗員の斜め前方への移動に対応した乗員接触面41を形成することができる。
図5(F)に示した第6変形例は、乗員接触面41に一つのタック部42のみを形成したものである。また、図5(G)に示した第7変形例は、乗員接触面41に三つのタック部42を形成したものである。このように、タック部42の個数は、必要な膨出時の形状(膨出部21の形状)に応じて任意に設定することができる。例えば、図5(F)に示したように、乗員接触面41の中心線Lからずれた位置にタック部42を形成することにより、斜め衝突時における乗員の斜め前方への移動に対応した乗員接触面41を形成することができる。
図6(A)に示した第8変形例は、タック部42における折り重ね部42bの折幅(折り重ね幅)を上端(第一端部)から下端(第二端部)に向かって漸減するように構成したものである。かかる構成により、タック部42の膨出時に、上側の膨出量を大きく、下側の膨出量を小さくすることができ、膨出部21の形状を用途に応じて適合させることができる。なお、タック部42の内側又は外側の折り重ね部42bの何れか一方の折幅を均一とし、何れか他方の折幅のみを漸減するように構成してもよい。
図6(B)に示した第9変形例は、タック部42における折り重ね部42bの折幅(折り重ね幅)を上端(第一端部)から下端(第二端部)に向かって漸増するように構成したものである。かかる構成により、タック部42の膨出時に、上側の膨出量を小さく、下側の膨出量を大きくすることができ、膨出部21の形状を用途に応じて適合させることができる。なお、タック部42の内側又は外側の折り重ね部42bの何れか一方の折幅を均一とし、何れか他方の折幅のみを漸増するように構成してもよい。
図7(A)に示した第10変形例は、第一タック部421及び第二タック部422を略V字形状に形成したものである。また、図7(B)に示した第11変形例は、第一タック部421及び第二タック部422を略逆V字形状に形成したものである。このように、タック部42を斜め方向に沿って形成することにより、膨出部21の形状を用途に応じて適合させることができる。なお、図示しないが、第一タック部421及び第二タック部422を同じ方向に傾斜させるようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施形態について図8及び図9を参照しつつ説明する。ここで、図8は、本発明の第二実施形態に係るエアバッグのカットパーツを示す平面図である。図9は、本発明の第三実施形態に係るエアバッグのカットパーツを示す平面図である。
図8に示した第二実施形態は、エアバッグ2を5ピース構造で構成したものである。図示したエアバッグ2は、一枚のメインパネル4と四枚のサブパネル5とによって構成される。メインパネル4は、主に乗員接触面41によって構成される。サブパネル5は、エアバッグ2の上面を構成する第一サブパネル51と、エアバッグ2の下面を構成する第二サブパネル52と、エアバッグ2の左側面を構成する第三サブパネル53と、エアバッグ2の右側面を構成する第四サブパネル54と、を有している。このように、メインパネル4がタック部42を有する乗員接触面41を含んでいれば、サブパネル5の構成は任意に設計することができる。
図9に示した第三実施形態は、メインパネル4を縦向きに配置したものである。具体的には、メインパネル4は、エアバッグ2の上面、乗員接触面41及びエアバッグ2の下面を含む略帯形状に形成される。また、サブパネル5は、エアバッグ2の左側面を構成する第三サブパネル53と、エアバッグ2の右側面を構成する第四サブパネル54と、を有している。タック部42の両端は、メインパネル4とサブパネル5との縫合部に共縫いされることから、本実施形態では、図示したように、タック部42は水平方向に沿って形成される。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 エアバッグ装置
2 エアバッグ
3 インフレータ
4 メインパネル
4a 上側の外周部
4b 下側の外周部
5 サブパネル
21 膨出部
41 乗員接触面
41a 中央部
42 タック部
42a 表面部
42b 折り重ね部
42c 隙間
43 パッチパネル
43a 第一縫合線
43b 第二縫合線
43c 第三縫合線
43d 開口部
44 側面部
44a ベントホール
51 第一サブパネル
51a 後端辺
51b 外周部
52 第二サブパネル
52a 後端辺
52b 外周部
52c 開口部
53 第三サブパネル
54 第四サブパネル
421 第一タック部
422 第二タック部

Claims (10)

  1. 通常時は車両の構造物内に折り畳まれて収容されており緊急時に膨張展開されるエアバッグにおいて、
    乗員接触面を含むメインパネルと、該メインパネルの外周に接合されることによって袋体を形成する複数のサブパネルと、を含み、
    前記メインパネルは、前記乗員接触面の一部を所定の幅で折り重ねることによって構成されたタック部と、該タック部の背面に配置され前記タック部の膨張展開形状を規制するパッチパネルと、を備える、
    ことを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記タック部の両端部は、前記サブパネルに縫合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記タック部は、一つの折り重ね部又は二つの折り重ね部を含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  4. 前記タック部は、前記乗員接触面の中心線よりも左側に形成された第一タック部と、前記乗員接触面の中心線よりも右側に形成された第二タック部と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ。
  5. 前記第一タック部と前記第二タック部とは、一定の隙間を空けて配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ。
  6. 前記第一タック部と前記第二タック部とは、非対称の形状を有する、ことを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ。
  7. 前記タック部の折り重ね幅は、第一端部から第二端部に向かって漸減又は漸増するように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  8. 前記タック部は、鉛直方向、水平方向又は斜め方向の何れか一つの方向に沿って形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  9. 前記パッチパネルは、前記タック部に連通する開口部を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  10. 通常時は車両の構造物内に折り畳まれて収容されており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を備えたエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、請求項1〜9の何れか一項に記載されたエアバッグである、ことを特徴とするエアバッグ装置。
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