JP5363863B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車両用エアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置は、車両の衝突時に乗員を保護するための安全装置であり、ドライバー用、助手席用、側面衝突用などの様々なエアバッグ装置が開発されている。例えば、特許文献1には、展開時に乗員の肩及び胸を押えるロアバッグと、展開時にロアバッグから上方に立ち上がり、乗員の頭部を押えるアッパバッグと、インナベントホールの形成された、ロアバッグとアッパバッグとを仕切る仕切り布と、を備える助手席用のエアバッグ装置が記載されている。
また、特許文献2には、インストルメントパネルから乗員前方の左側に膨張する左半側エアバッグと、インストルメントパネルから乗員前方の右側に膨張する右半側エアバッグと、該左半側エアバッグと該右半側エアバッグとを連結している、少なくとも1枚のタイパネルとを有したエアバッグ装置が記載されている。
特開2003−054353号公報 特開2003−335203号公報
近年、衝突安全性能への要求の高まりにより、エアバッグに当接した乗員に作用する拘束荷重による乗員への負荷を様々な観点から確認することが要求されている。例えば、乗員の頭部や胸部に対する負荷のみならず、頭部を支える頸部に作用する前方から後方への負荷や、頭部を上方から前側下方に押圧する負荷を低減することが求められている。
しかしながら、特許文献1に記載のエアバッグ装置では、例えば乗員の身長が低い場合などに、アッパバッグが乗員の頭部(頭頂部)に乗り上げてしまうことがある。このとき、アッパバッグによって乗員の頭部が前方下向きに過度に押圧されると、頸部に作用する荷重が局所的に上昇してしまうおそれがある。
また、特許文献2に記載のエアバッグ装置は、左半側エアバッグと右半側エアバッグとの間の谷部がインストルメントパネルまで連続しているため、谷部に対して乗員の当接部位がずれた際や、体格の小さい乗員が着座した際に所望の拘束効果が得られない場合がある。
本発明は、これらの点に鑑みて成されたものであり、車両の衝突時において、乗員に対する局所的な荷重を上昇させることがなく、乗員を適切に減速させることが可能な車両用エアバッグ装置を提供すること課題とする。
本発明は、折り畳まれた状態で乗員の前方に収容され、ガスの流入によって膨張するエアバッグと、前記エアバッグにガスを導入するインフレータと、を備えた車両用エアバッグ装置であって、前記エアバッグは、前記インフレータからのガスを受けて乗員の前面全域に展開する主膨張部と、前記主膨張部の前記乗員と対向する後面に設けられ、前記主膨張部との間に形成される連通路を介して前記インフレータからのガスを導入することにより、前記主膨張部から突出するように膨張する副膨張部と、を備え、前記副膨張部は、前記主膨張部の上半領域に設けられ、前記乗員の頭部の右側に対応する右上側副膨張部と、前記主膨張部の上半領域に設けられ、前記乗員の頭部の左側に対応する左上側副膨張部と、前記主膨張部の下半領域に設けられた下側副膨張部と、を備え、前記右上側副膨張部及び前記左上側副膨張部は、左右に隣接して設けられ、前記右上側副膨張部と前記左上側副膨張部との間に形成される谷部に挟まった前記乗員が前記谷部の延在方向に移動するのを規制する規制手段を備えるとともに、前記各副膨張部と前記主膨張部との間にそれぞれ形成される前記連通路の流路断面積を互いに異ならせたことを特徴とする。
かかる構成によれば、副膨張部は、主膨張部よりも内圧が若干低い状態で主膨張部から突出するように膨張するとともに、互いに隣接した状態で複数形成されているので、主膨張部に対して相対移動可能であるとともに内部のガスの移動が可能となる。そのため、乗員が副膨張部に当接したときに、乗員に作用する拘束力が緩和される。また、互いに隣接する副膨張部同士の間に谷部が形成されるので、谷部に乗員の一部を入り込ませることによって、乗員に対するエアバッグの展開方向への押圧力を緩和することができる。そのため、車両の衝突時に、乗員に対する局所的な荷重が上昇することがない。
さらに、隣接する副膨張部同士の間に形成される谷部の底部に、主膨張部が存在するので、副膨張部で減速しきれずに谷部の底部に到達した乗員は主膨張部によって減速されることとなる。そのため、エアバッグの収容部(例えばインストルメントパネルなど)に乗員が近づきすぎることがなく、谷部の深さ方向への乗員の移動を適正に規制することができる。
また、かかる構成によれば、主膨張部の少なくとも上半領域に、乗員の頭部の右側に対応する右上側副膨張部と乗員の頭部の左側に対応する左上側副膨張部とが左右に隣接して設けられているので、エアバッグの展開時に、右上側副膨張部と左上側副膨張部との間に乗員の頭部が入り込むこととなる。そのため、乗員の頭部より上方に副膨張部が展開したとしても、副膨張部が乗員の頭部を前方下向きに押圧する力が作用することがなく、乗員の頸部への荷重を緩和することができる。
また、かかる構成によれば、前記右上側副膨張部と前記左上側副膨張部との間に形成される谷部に挟まった前記乗員が前記谷部の延在方向に移動するのを規制する規制手段を備えるので、右上側副膨張部と左上側副膨張部との間に入り込んだ乗員が、谷部に沿って前方に移動したり、谷部から離脱することを抑制することができる。そのため、乗員の拘束力の低下を抑制することができる。
また、右上側副膨張部と左上側副膨張部と下側副膨張部とが互いに隣接して設けられているので、乗員の体格によって強く当たる位置が異なる場合でも、一の副膨張部のガスが他の副膨張部に移動して、体格差による影響を緩和して乗員を適切に保護することができる。
また、右上側副膨張部と左上側副膨張部の下方に下側副膨張部が設けられているので、右上側副膨張部又は左上側副膨張部の下側に乗員の頭部がもぐり込み難い。
また、かかる構成によれば、各副膨張部と主膨張部との間にそれぞれ形成される連通路の流路断面積を互いに異ならせることによって、各副膨張部に流入するガスの量を調節することができるので、各副膨張部が膨張するタイミングを調節して、乗員の拘束力を最適化することができる。
また、前記主膨張部は、膨張時にフロントウィンドウに当接するように配置され、前記副膨張部は、前記主膨張部の前記フロントウィンドウとの当接部よりも後方に形成されているのが好ましい。
かかる構成によれば、主膨張部が膨張時にフロントウィンドウに当接するので、主膨張部の移動が抑制され、主膨張部の内圧を安定的に維持することができる。また、副膨張部が主膨張部のフロントウィンドウとの当接部よりも後方に形成されているので、乗員の頭部がフロントウィンドウに当接することを防止できる。
本発明によれば、車両の衝突時において、乗員に対する局所的な荷重を上昇させることがなく、乗員を適切に減速させることが可能な車両用エアバッグ装置を提供することができる。
第1参考形態に係る車両用エアバッグ装置を備える自動車の前部座席を左後方から見下ろした斜視図である。 車両用エアバッグ装置の断面図であり、(a)は前後方向の断面図、(b)は(a)のI−I矢視断面図である。 車両用エアバッグ装置の断面図であり、(a)は通常時、(b)は膨張初期の状態を表している。 車両用エアバッグ装置の断面図であり、(a)は膨張終期の状態、(b)は乗員の当接時の状態を表している。 参考変形例に係る車両用エアバッグ装置を後方側から見た図であり、(a)は第1参考変形例、(b)は第2参考変形例をそれぞれ示している。 第2参考形態に係る車両用エアバッグ装置を備える自動車の前部座席を左後方から見下ろした斜視図である。 車両用エアバッグ装置の膨張時の断面図である。 車両用エアバッグ装置に乗員が当接した状態の断面図である。 本実施形態に係る車両用エアバッグ装置を備える自動車の前部座席を左後方から見下ろした斜視図である。 車両用エアバッグ装置に乗員が当接した状態の断面図である。
本発明の第1参考形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。第1参考形態では、助手席用のエアバッグ装置に本発明を適用した場合を例にとって説明する。なお、方向を説明する場合は、自動車の座席に着座した乗員の前後左右上下を基準にして説明する。
図1は、第1参考形態に係る車両用エアバッグ装置を備える自動車の前部座席を左後方から見下ろした斜視図である。図2は、車両用エアバッグ装置の断面図であり、(a)は前後方向の断面図、(b)は(a)のI−I矢視断面図である。
図1に示すように、車両たる自動車Cは、運転席DSを右側に備えるとともに助手席PSを左側に備えている。運転席DS及び助手席PSの前方には、計器盤やグローブボックス等を設置するためのインストルメントパネルIP(以下、「インパネIP」という。)が設けられている。そして、助手席PSの前方のインパネIPには、車両用エアバッグ装置1(以下、単に「エアバッグ装置1」という。)が設置されている。
ちなみに、インパネIPの上部には、インパネIPの前端から自動車Cのルーフ(図示せず)に亘って、フロントウィンドウFWが斜めに設置されている。また、運転席DSの前方にはステアリングホイールSWが設置されている。
エアバッグ装置1は、自動車Cの衝突時に膨張・展開して、助手席PSに乗車した乗員M(図3参照)への衝撃を吸収して保護する装置である。
図1に示すように、エアバッグ装置1は、ガスの流入によって膨張するエアバッグ10と、エアバッグ10にガスを導入するインフレータ40と、を備えている。
なお、エアバッグ装置1は、通常時は、助手席PSの前方のインパネIPの上面に凹設されたエアバッグ設置部IPaに収容されている(図3(a)参照)。
エアバッグ10は、自動車Cの衝突時にガスによって膨張して乗員Mに当接し、衝撃を吸収する部材である。エアバッグ10は、例えばポリエステル製の布地材にウレタンコーティングを施したものなどを袋状に縫製して形成されている。
エアバッグ10は、インフレータ40からのガスを受けて助手席PSの前面全域に展開する主膨張部20と、主膨張部20から斜め上後方に向かって突出するように膨張する複数の副膨張部30と、を備えている。
図2(a)に示すように、主膨張部20は、インパネIPの上面と後面を覆うように展開する。主膨張部20は、その下面にエアバッグ設置部IPaに固定される筒状の基部21を有している。基部21の内部には、インフレータ40が設置されている。また、主膨張部20は、その上面の前寄りの部分にフロントウィンドウFWに当接する当接部22を有している。
主膨張部20の後面23は、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜しており、助手席PSに着座した乗員Mと対向するようになっている。この後面23に、後記する複数の副膨張部30が設けられている。
なお、主膨張部20は、内圧が過剰に上昇することを防止するための図示しないベントホールを有している。
図1、図2(a),(b)に示すように、副膨張部30は、主膨張部20から突出するように膨張して乗員Mを拘束する袋状の部材である。
副膨張部30は、乗員Mの頭部Hの右側に対応する右側副膨張部31と、乗員Mの頭部Hの左側に対応する左側副膨張部32と、を有している。より詳しく説明すると、例えば、右側副膨張部31は、助手席PSに着座した乗員Mの頭部Hの右側部分に対向する位置に配置されており、左側副膨張部32は、助手席PSに着座した乗員Mの頭部Hの左側部分に対向する位置に配置されている。
右側副膨張部31及び左側副膨張部32は、上下方向(及び前後方向)に細長い長方体形状の部材である。右側副膨張部31及び左側副膨張部32は、互いに左右に隣接した状態で、主膨張部20の後面23の上半領域から下半領域に亘って延設されている。これにより、図2(b)に示すように、右側副膨張部31と左側副膨張部32とが膨張したときに、両者の間に上下方向(及び前後方向)に沿って谷部33が形成されることとなる。
右側副膨張部31及び左側副膨張部32は、乗員Mが当接したときに、左右方向に撓むことにより、主膨張部20に対して相対移動して谷部33が広がるようになっている。
主膨張部20の後面23のうち、右側副膨張部31が設けられた部分には、主膨張部20と右側副膨張部31とを連通する2つの連通口31a、31bがそれぞれ形成されている。また、主膨張部20の後面23のうち、左側副膨張部32が設けられた部分には、主膨張部20と左側副膨張部32とを連通する2つの連通口32a、32bがそれぞれ形成されている。
インフレータ40は、エアバッグ10にガスを供給する部材である。インフレータ40は、インパネIPに凹設されたエアバッグ設置部IPaの底部にブラケットなどで固定されている。また、インフレータ40は、主膨張部20の基部21の内部に配置されている。インフレータ40は、自動車Cの各所に設けられた図示しない衝突検知センサ(例えば加速度センサ等)に電気的に接続されており、衝突検知センサからの作動信号を受信すると、高圧のガスを発生するようになっている。
つぎに、図3、図4(適宜図1、図2)を参照して、エアバッグ装置1の動作について説明する。
図3は、車両用エアバッグ装置の断面図であり、(a)は通常時、(b)は膨張初期の状態を表している。図4は、車両用エアバッグ装置の断面図であり、(a)は膨張終期の状態、(b)は乗員の当接時の状態を表している。
図3(a)に示すように、衝突前の状態では、エアバッグ装置1は、インパネIPのエアバッグ設置部IPaの内部に、例えば上下方向に伸張が容易なように蛇腹状に折り畳まれた状態で収容されている。
また、乗員Mは、例えば助手席PS(図1参照)に腰掛けて背もたれ(シートバック)に寄りかかった状態にあり、インパネIPやフロントウィンドウFWとの距離は比較的遠くなっている。
図3(b)に示すように、事故が発生して、例えば自動車Cの正面が対象物に衝突すると、乗員Mは、衝突の衝撃(慣性力)によって、図示しないシートベルトに抗して、体全体がインパネIPやフロントウィンドウFWに近づくように前方に移動する。
一方、インフレータ40は、衝突検知センサからの作動信号を受けてガスを発生する。これにより、エアバッグ10の主膨張部20が瞬時に膨張を開始し、エアバッグ設置部IPaを閉塞していたリッドIPbを破ってインパネIPの上部から後部に亘って展開を開始する。このとき、主膨張部20と副膨張部30の間は、連通口31a,31b,32a,32bによって絞られているので、インフレータ40からのガスは、副膨張部30よりも主膨張部20全体に行き渡りやすい。そのため、副膨張部30よりも早く主膨張部20が膨張することとなる。これにより、乗員MがインパネIPに衝突することを早期に防止することができ、乗員Mの安全を確保することができる。
図4(a)に示すように、主膨張部20の膨張が進むにつれて、インフレータ40からのガスが、連通口31a,31b,32a,32bを介して副膨張部30に導入され、副膨張部30が膨張する。
主膨張部20は、膨張が完了した状態で、その上面の当接部22がフロントウィンドウFWに当接している。これにより、主膨張部20の位置や内圧が安定する。
副膨張部30の内圧は、主膨張部20の内圧に比較して低くなっている。また、膜面が乗員Mの進入方向に沿っているため、乗員Mの頭部Hに与える押圧力を緩和することができる。
ちなみに、第1参考形態では、副膨張部30に乗員Mの頭部Hが当接する前に、副膨張部30の膨張が完了するように、インフレータ40の性能や連通口31a,31b,32a,32bの断面積などが調整されている。
図4(b)に示すように、主膨張部20および副膨張部30が膨張した状態で、乗員Mがエアバッグ10に当接すると、乗員Mの頭部Hが右側副膨張部31(図1参照)と左側副膨張部32に当接する。このとき、右側副膨張部31及び左側副膨張部32の内部のガスが主膨張部20に移動することによって、頭部Hに与える衝撃が緩和される。また、右側副膨張部31及び左側副膨張部32が左右に撓んで谷部33(図2(b)参照)が開くことによって、頭部Hに与える衝撃が緩和される。
そして、乗員Mの頭部Hは、右側副膨張部31と左側副膨張部32との間の谷部33に進入しながら徐々に減速していく。そのため、副膨張部30に谷部33が形成されていない場合に比較して、乗員Mの頭部H(顔面)に対する衝撃が緩和される。
また、谷部33は、上下方向(及び前後方向)に延在しているため、乗員Mの頭部Hより上方に右側副膨張部31と左側副膨張部32とが展開したとしても、乗員Mの頭部Hを前側下向きに押圧することがない。そのため、乗員Mの頸部Kに対する荷重が上昇することがない。
さらに、谷部33の底部には、主膨張部20が存在するため、仮に、右側副膨張部31と左側副膨張部32とによって、乗員Mの頭部Hを減速しきれなかった場合でも、乗員Mの頭部Hを主膨張部20で受け止めることができる。そのため、乗員Mの頭部Hの移動が必要以上に許容されることがなく、乗員Mの頭部Hを適切に減速させることができる。
つづいて、第1参考形態に係る車両用エアバッグ装置1の参考変形例について図5を参照して説明する。なお、第1参考形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5は、参考変形例に係るエアバッグ装置1を後方側から見た図であり、(a)は第1参考変形例、(b)は第2参考変形例をそれぞれ示している。
図5(a)に示すように、第1参考変形例に係るエアバッグ装置1Aは、右側副膨張部31及び左側副膨張部32の左右方向の幅が均一ではない点が、第1参考形態に係るエアバッグ装置1と異なっている。
右側副膨張部31及び左側副膨張部32は、それぞれ略楕円形状(米粒形状)に形成されており、上下端側の左右方向の幅寸法よりも、中央部の左右方向の幅寸法が大きく形成されている。つまり、右側副膨張部31及び左側副膨張部32の間の谷部33は、上端側33b又は下端側33cから中央部33aに向かうにつれて、その間隔が小さくなっている。これにより、谷部33の上下方向の中央部33aに、谷部33に入り込んだ乗員Mの頭部Hの谷部33に沿う方向への移動を規制する規制部51(規制手段)が構成されることとなる。
例えば、乗員Mの頭部Hが谷部33の下端側33c付近に進入した場合に、乗員Mが、慣性力によって前方かつ上方に(すなわち谷部33の中央部33aに向かって)移動すると、谷部33の間隔が狭まって構成された規制部51によって、乗員Mの谷部33に沿う方向への移動が規制されることになる。
これにより、乗員Mの頭部Hの谷部33に沿う方向(特に前方かつ上方)への移動や谷部33からの離脱が抑制され、乗員Mの頭部Hの拘束力の低下を抑制することができる。
図5(b)に示すように、第2参考変形例に係るエアバッグ装置1Bは、副膨張部30の上端部に、右側副膨張部31と左側副膨張部32とを連結する連結部材52(規制手段)を備えている点が、第1参考形態に係るエアバッグ装置1と異なっている。
連結部材52は、例えばエアバッグ10と同一の布地材で構成されている。連結部材52の左右の端部は、右側副膨張部31の上端部31dと、左側副膨張部32の上端部32dにそれぞれ縫い付けられている。
右側副膨張部31の上端部31dと、左側副膨張部32の上端部32dとが、連結部材52によって連結されているので、上端側に向かうほど谷部33の間隔が開き難くなっている。これにより、乗員Mの頭部Hの谷部33に沿う方向(特に前方かつ上方)への移動や谷部33からの離脱が抑制され、乗員Mの頭部Hの拘束力の低下を抑制することができる。
つぎに、図6乃至図8を参照して、第2参考形態に係る車両用エアバッグ装置1Cについて詳細に説明する。なお、第1参考形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6は、第2参考形態に係る車両用エアバッグ装置を備える自動車の前部座席を左後方から見下ろした斜視図である。図7は、車両用エアバッグ装置の膨張時の断面図である。図8は、車両用エアバッグ装置に乗員が当接した状態の断面図である。
図6に示すように、第2参考形態に係る車両用エアバッグ装置1Cは、副膨張部60が上下に分割されている点が、第1参考形態と異なっている。
副膨張部60は、主膨張部20の後面23(図7参照)の上半領域に設置された上側副膨張部61と、主膨張部20の後面23の下半領域に設置された下側副膨張部62と、を備えている。
上側副膨張部61と下側副膨張部62とは、互いに上下に隣接しており、両者の間には谷部63が形成されている。
図7に示すように、上側副膨張部61は、主膨張部20の後面23に形成された連通口61aを介して主膨張部20からガスを導入するようになっている。また、下側副膨張部62は、主膨張部20の後面23に形成された連通口62aを介して主膨張部20からガスを導入するようになっている。
なお、連通口61a、61bの数や大きさは一つに限定されるものではなく、適宜に数を増やしたり、大きさを調整することができる。
また、第2参考形態では、膨張時に、谷部63が、例えば乗員Mの頸部Kと略同じ高さ位置になるように形成されている。このようにすると、膨張時に、上側副膨張部61が乗員Mの頭部Hの高さ位置に対応した位置に配置され、下側副膨張部62が乗員Mの胸部Bに対応した位置に配置されることとなる。
図8に示すように、自動車Cの衝突時には、乗員Mの頭部Hが上側副膨張部61に当接し、乗員Mの胸部Bが下側副膨張部62に当接する。このとき、上側副膨張部61と下側副膨張部62は、互いに異なる押圧力で押圧されることとなる。そして、上側副膨張部61と下側副膨張部62は、別空間に区切られているので、それぞれの押圧力に応じた量のガスが、主膨張部20に移動することになる。ちなみに、例えば、頭部Hの押圧力の方が、胸部Bの押圧力よりも大きい場合は、上側副膨張部61内のガスが下側副膨張部62に移動し、両者の押圧力の差が緩和される。
このように、上側副膨張部61と下側副膨張部62は、それぞれ、乗員Mの頭部Hと胸部Bの押圧力を適切に緩和しながら、これらを適切に拘束することができる。
なお、例えば、副膨張部60の体積を主膨張部20の体積の20%以下にすれば、副膨張部60から排出されるガスが、主膨張部20の伸長に利用されるので、副膨張部60に乗員Mが当接した際のガス圧の上昇(すなわち押圧力の上昇)を効果的に吸収することができる。
ここで、連通口61aと連通口62aの断面積を異ならせることによって、上側副膨張部61と下側副膨張部62の膨張のタイミングを異ならせたり、拘束力を異ならせることができる。
例えば、連通口61aの断面積よりも、連通口62aの断面積を大きくすれば、上側副膨張部61よりも下側副膨張部62を早期に膨張させることができる。また、膨張時においては、下側副膨張部62よりも上側副膨張部61の方が、主膨張部20にガスが移動し難いので、上側副膨張部61の方が下側副膨張部62よりも拘束力が若干大きくなる。
なお、図示は省略するが、第2参考形態に係る車両用エアバッグ装置1Cは、例えば、乗員Mの身長が低い場合や着座姿勢の関係で、乗員Mの頭部Hが下側副膨張部62や谷部63に当接することが考えられる。
このようなときでも、上側副膨張部61の下方に下側副膨張部62が隣接しているので、上側副膨張部61が乗員Mの頭部Hに乗り上げ難い。また、仮に、上側副膨張部61が乗員Mの頭部Hに乗り上げて乗員Mの頭部Hを前側下向きに押圧したとしても、乗員Mの頭部Hは、下側副膨張部62に下方から拘束されるので、乗員Mの頸部Kに局所的な荷重が作用することがない。
つぎに、図9、図10を参照して、本実施形態に係る車両用エアバッグ装置1Dについて説明する。
図9は、本実施形態に係る車両用エアバッグ装置を備える自動車の前部座席を左後方から見下ろした斜視図である。図10は、車両用エアバッグ装置に乗員が当接した状態の断面図である。
図9に示すように、本実施形態に係る車両用エアバッグ装置1Dは、副膨張部70が3つに分割されている点が、第1参考形態と異なっている。
副膨張部70は、主膨張部20の後面23(図10参照)の上半領域に設置された右上側副膨張部71及び左上側副膨張部72と、主膨張部20の後面23の下半領域に設置された下側副膨張部73と、を備えている。
右上側副膨張部71と左上側副膨張部72とは、互いに左右に隣接しており、両者の間には第1谷部74が形成されている。また、右上側副膨張部71及び左上側副膨張部72と、下側副膨張部73とは、互いに上下に隣接しており、両者の間には第2谷部75が形成されている。
なお、図10に示すように、右上側副膨張部71、左上側副膨張部72及び下側副膨張部73は、それぞれ、主膨張部20の後面23に形成された連通口71a,72a,73aを介して主膨張部20と連通している。
図10に示すように、自動車Cの衝突時には、乗員Mの頭部Hが右上側副膨張部71及び左上側副膨張部72に当接し、乗員Mの胸部Bが下側副膨張部73に当接する。このとき、右上側副膨張部71、左上側副膨張部72及び下側副膨張部73は、互いに異なる押圧力で押圧されることとなる。そして、右上側副膨張部71、左上側副膨張部72及び下側副膨張部73は、は、別空間に区切られているので、それぞれの押圧力に応じた量のガスが、主膨張部20に移動することになる。これにより、右上側副膨張部71、左上側副膨張部72及び下側副膨張部73は、それぞれ、乗員Mの頭部Hと胸部Bの押圧力を適切に緩和しながら、これらを適切に拘束することができる。
また、乗員Mの頭部Hは、右上側副膨張部71と左上側副膨張部72の間の第1谷部74に進入しながら徐々に減速していく。そのため、副膨張部70の上半領域に第1谷部74が形成されていない場合に比較して、乗員Mの頭部H(顔面)に対する衝撃が緩和される。
また、このとき、右上側副膨張部71及び左上側副膨張部72が左右に撓んで第1谷部74が開くことによって、頭部Hに与える衝撃が緩和される。
さらに、第1谷部74は、上下方向(及び前後方向)に延在しているため、乗員Mの頭部Hを前側下向きに押圧することがない。そのため、乗員Mの頸部Kに対する衝撃が緩和される。
以上、本発明の実施形態、参考形態及び参考変形例について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、主膨張部20は、フロントウィンドウFWと当接する当接部22を備えることとしたが、インパネIPの形状を工夫することなどによって、主膨張部20の位置を安定させることができれば、当接部22を備えていなくてもよい。
1 車両用エアバッグ装置
10 エアバッグ
20 主膨張部
30 副膨張部
31 右側副膨張部
32 左側副膨張部
33 谷部
40 インフレータ
IP インストルメントパネル
FW フロントウィンドウ
PS 助手席

Claims (2)

  1. 折り畳まれた状態で乗員の前方に収容され、ガスの流入によって膨張するエアバッグと、前記エアバッグにガスを導入するインフレータと、を備えた車両用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグは、
    前記インフレータからのガスを受けて乗員の前面全域に展開する主膨張部と、
    前記主膨張部の前記乗員と対向する後面に設けられ、前記主膨張部との間に形成される連通路を介して前記インフレータからのガスを導入することにより、前記主膨張部から突出するように膨張する副膨張部と、を備え、
    前記副膨張部は、前記主膨張部の上半領域に設けられ、前記乗員の頭部の右側に対応する右上側副膨張部と、前記主膨張部の上半領域に設けられ、前記乗員の頭部の左側に対応する左上側副膨張部と、前記主膨張部の下半領域に設けられた下側副膨張部と、を備え、
    前記右上側副膨張部及び前記左上側副膨張部は、左右に隣接して設けられ、
    前記右上側副膨張部と前記左上側副膨張部との間に形成される谷部に挟まった前記乗員が前記谷部の延在方向に移動するのを規制する規制手段を備えるとともに、
    前記各副膨張部と前記主膨張部との間にそれぞれ形成される前記連通路の流路断面積を互いに異ならせたことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 前記主膨張部は、膨張時にフロントウィンドウに当接するように配置され、
    前記副膨張部は、前記主膨張部の前記フロントウィンドウとの当接部よりも後方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグ装置。
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