JP6891885B2 - 情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法 Download PDF

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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet

Description

本発明は、情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法に関する。
従来、インクを吐出するノズルが設けられたインク吐出部から記録媒体に対してインクを吐出して当該記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置がある。また、インクジェット記録装置には、互いに異なる種別のインクをノズルからそれぞれ吐出する複数のインク吐出部が設けられたものがある。例えば、複数のインク吐出部の各々によりノズルから互いに異なる色のインクを吐出するインクジェット記録装置では、当該異なる色のインクによるカラー画像を記録することができる。
また、インクジェット記録装置には、当該インクジェット記録装置の内部又は外部に設けられた情報処理装置において入力手段に対するユーザーの入力操作に応じて生成された設定情報に基づいて、インク吐出部をはじめとする各部の動作の制御に係る設定を行うことができるものがある。
インクジェット記録装置では、ノズルからのインクの吐出状態の異常が記録画像の画質の低下に繋がる。このため、従来、定期的にノズルからの吐出状態の検査が行われている。この検査は、例えば、ノズルからインクを吐出させて所定のテスト画像を記録媒体上に記録し、記録されたテスト画像を撮像して得られた撮像データからインクの吐出状態の異常を検出する方法で行うことができる。
また、複数のインク吐出部を有するインクジェット記録装置では、各インク吐出部によりテスト画像がそれぞれ記録され、当該記録されたテスト画像の撮像データを用いて対応するインク吐出部についての検査が行われる。この検査方法では、記録媒体の記録可能領域がテスト画像に対して十分に大きい場合には、1枚の記録媒体上に複数のインク吐出部に係る全てのテスト画像を記録することができる。また、記録媒体の余白を利用する場合など、記録媒体上のテスト画像を記録する領域が限られる場合に、複数の記録媒体の各々に複数のインク吐出部のうち一つのインク吐出部によるテスト画像を順番に記録する技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2016−41495号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ノズルからのインク吐出の頻度が低いインク吐出部や、吐出状態の異常がユーザーにより認識されにくい種別のインクを吐出するインク吐出部といった、吐出状態の検査が必要ないか又は低頻度での検査で十分なインク吐出部についても、他のインク吐出部と同一の頻度でテスト画像が記録されてしまう。このため、不要なテスト画像の記録により、インクや記録媒体が無駄に消費されたり、記録対象の通常画像及びテスト画像を記録媒体の一の記録領域に記録する場合において通常画像を記録可能な領域が狭まったりするという課題がある。
この発明の目的は、不要なテスト画像の記録を抑制する設定情報を生成することができる情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の情報処理装置の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
を備え
前記入力手段は、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の一の記録領域に対して前記テスト画像の記録を行うインク吐出部の最大数を指定する第2の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部のうち前記第2の入力操作により指定された最大数以下のインク吐出部の各々により、記録媒体の前記記録領域の各々に前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記入力手段は、前記検査対象のインク吐出部を指定する前記第1の入力操作を受け付けることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項に記載の情報処理装置の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
を備え、
前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出部を選択する第1の検査対象選択モードを指定する前記第1の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作による前記第1の検査対象選択モードの指定に応じて、前記通常画像の画像データに基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作により前記第1の検査対象選択モードが指定された場合に、前記通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出部を選択することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記設定情報生成手段は、前記通常画像の画像データに基づいて、前記複数のインク吐出部による前記通常画像の記録に必要な前記複数のインク吐出部の各々におけるノズルからのインク吐出量を取得し、当該インク吐出量が所定の基準量よりも大きいインク吐出部を、前記検査対象のインク吐出部として選択することを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項に記載の情報処理装置の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
を備え、
前記入力手段は、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の記録領域ごとに、当該記録領域に対して前記テスト画像の記録を行う前記検査対象のインク吐出部を指定する前記第1の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、複数の前記記録領域の各々に対して前記第1の入力操作により指定された前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項に記載の情報処理装置の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
を備え、
前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
前記入力手段は、前記検査対象のインク吐出部において前記テスト画像の記録に用いられる検査対象のインク吐出ヘッドの選択に係る第3の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により、前記第3の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出ヘッドを用いた前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記入力手段は、前記検査対象のインク吐出ヘッドを指定する前記第3の入力操作を受け付けることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出ヘッドを選択する第2の検査対象選択モードを指定する前記第3の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、第3の入力操作による前記第2の検査対象選択モードの指定に応じて、前記検査対象のインク吐出部により、前記通常画像の画像データに基づいて選択される前記検査対象のインク吐出ヘッドを用いた前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記設定情報生成手段は、前記第3の入力操作により前記第2の検査対象選択モードが指定された場合に、前記通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出ヘッドを選択することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の情報処理装置において、
前記設定情報生成手段は、前記通常画像の画像データに基づいて、前記複数のインク吐出部による前記通常画像の記録に必要な前記複数のインク吐出ヘッドの各々におけるノズルからのインク吐出量を取得し、当該インク吐出量が所定の基準量よりも大きいインク吐出ヘッドを、前記検査対象のインク吐出ヘッドとして選択することを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項12に記載の情報処理装置の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
を備え、
前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて前記複数のインク吐出部におけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第4の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、前記第4の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項13に記載の情報処理装置の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
を備え、
前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて、前記複数のインク吐出部の各々に設けられた前記複数のインク吐出ヘッドにおけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の各々における前記複数のインク吐出ヘッドの各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第5の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成手段は、前記第5の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記設定情報に基づく設定に従って前記検査対象のインク吐出部により記録される前記テスト画像を含む画像のテスト画像データを生成するテスト画像データ生成手段を備えることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の情報処理装置において、
前記テスト画像データ生成手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像及び前記テスト画像を含む画像の前記テスト画像データを生成することを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項1〜15の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記設定情報を前記記録装置に出力する出力手段を備えることを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項14又は15に記載の情報処理装置において、
前記テスト画像データを前記記録装置に出力する出力手段を備えることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項18に記載のインクジェット記録装置の発明は、
請求項1〜17の何れか一項に記載の情報処理装置と、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置と、
を備え、
前記記録装置は、前記情報処理装置において生成された前記設定情報に基づいた前記テスト画像の記録を前記検査対象のインク吐出部により行わせる記録制御手段を備える
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項19に記載の情報処理方法の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
を含み、
前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の一の記録領域に対して前記テスト画像の記録を行うインク吐出部の最大数を指定する第2の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成ステップでは、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部のうち前記第2の入力操作により指定された最大数以下のインク吐出部の各々により、記録媒体の前記記録領域の各々に前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項20に記載の情報処理方法の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
を含み、
前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出部を選択する第1の検査対象選択モードを指定する前記第1の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成ステップでは、前記第1の入力操作による前記第1の検査対象選択モードの指定に応じて、前記通常画像の画像データに基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項21に記載の情報処理方法の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
を含み、
前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の記録領域ごとに、当該記録領域に対して前記テスト画像の記録を行う前記検査対象のインク吐出部を指定する前記第1の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成ステップでは、複数の前記記録領域の各々に対して前記第1の入力操作により指定された前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項22に記載の情報処理方法の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
を含み、
前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
前記入力ステップでは、前記検査対象のインク吐出部において前記テスト画像の記録に用いられる検査対象のインク吐出ヘッドの選択に係る第3の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成ステップでは、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により、前記第3の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出ヘッドを用いた前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項23に記載の情報処理方法の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
を含み、
前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて前記複数のインク吐出部におけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部の各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第4の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成ステップでは、前記第4の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項24に記載の情報処理方法の発明は、
互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
を含み、
前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて、前記複数のインク吐出部の各々に設けられた前記複数のインク吐出ヘッドにおけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部の各々における前記複数のインク吐出ヘッドの各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第5の入力操作を受け付け、
前記設定情報生成ステップでは、前記第5の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
ことを特徴としている。
本発明に従うと、不要なテスト画像の記録を抑制する設定情報を生成することができるという効果がある。
インクジェット記録装置の概略構成を示す図である。 ヘッドユニットの構成を示す模式図である。 インクジェット記録装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 テストチャートの例を示す図である。 テストチャートの記録設定に用いられる画面表示の例を示す図である。 テストチャートの記録設定の第2の例を説明する図である。 記録設定に従って記録されるテストチャートの第2の例を説明する図である。 テストチャートの記録設定の第3の例を説明する図である。 記録設定に従って記録されるテストチャートの第3の例を説明する図である。 画像記録処理の制御手順を示すフローチャートである。 色むら対応処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1におけるテストチャートの記録設定の例を説明する図である。 算出されたインク吐出量の例を示す図である。 変形例1における記録設定に従って記録されるテストチャートの例を説明する図である。 変形例2におけるテストチャートの記録設定の例を説明する図である。 変形例2における記録設定に従って記録されるテストチャートの例を説明する図である。 変形例3におけるテストチャートの記録設定の例を説明する図である。 変形例3における記録設定に従って記録されるテストチャートの例を説明する図である。 ヘッドモジュール自動選択モードを指定可能な記録設定の例を示す図である。 算出されたインク吐出量の例を示す図である。 変形例4におけるテストチャートの記録設定の例を説明する図である。 ヘッドモジュールごとにインク吐出不良の検出精度を指定可能なテストチャートの記録設定の例を説明する図である。 ヘッドモジュールごとにインク吐出不良の検出精度を指定可能なテストチャートの記録設定の例を説明する図である。 変形例5におけるエラー表示の例を示す図である。 変形例5におけるヘッドメンテナンスメニュー画面の例を示す図である。 エラー表示を行う条件を設定する設定画面の例を示す図である。
以下、本発明の情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態であるインクジェット記録装置100の概略構成を示す図である。
インクジェット記録装置100は、記録媒体Pに対する画像の記録を行う記録装置1と、ユーザーによる入力操作に応じて記録装置1における動作の制御の設定に用いられる設定情報の生成、及び当該設定情報の生成に係る各種処理を行う情報処理装置2とを備える。
記録装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30と、制御部40とを備える。記録装置1は、制御部40による制御下で、給紙部10に格納された記録媒体Pを画像形成部20に搬送し、画像形成部20で記録媒体Pに画像を記録し、画像が記録された記録媒体Pを排紙部30に搬送する。記録媒体Pとしては、普通紙や塗工紙といった紙のほか、布帛又はシート状の樹脂等、表面に着弾したインクを定着させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
給紙部10は、記録媒体Pを格納する給紙トレー11と、給紙トレー11から画像形成部20に記録媒体Pを搬送して供給する媒体供給部12とを有する。媒体供給部12は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Pを載置した状態でローラーを回転させることで記録媒体Pを給紙トレー11から画像形成部20へ搬送する。
画像形成部20は、搬送部21と、受け渡しユニット22と、加熱部23と、ヘッドユニット24(インク吐出部)と、定着部25と、画像読取部26(読取手段)と、デリバリー部27と、反転部28などを有する。
搬送部21(搬送手段)は、円筒状の搬送ドラム211の搬送面上に載置された記録媒体Pを保持し、搬送ドラム211が図1における図面に垂直な方向に延びた回転軸(円筒軸)を中心に回転して周回移動することで搬送ドラム211上の記録媒体Pを搬送面に沿った搬送方向に搬送する。搬送ドラム211は、その搬送面上で記録媒体Pを保持するための図示しない爪部及び吸気部を備える。記録媒体Pは、爪部により端部が押さえられ、かつ吸気部により搬送面に吸い寄せられることで搬送面に保持される。搬送部21は、搬送ドラム211を回転させるための図示しない搬送ドラムモーターを有し、搬送ドラム211は、搬送ドラムモーターの回転量に比例した角度だけ回転する。以下では、搬送方向に直交し搬送ドラム211の回転軸に平行な方向を幅方向と記す。
受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12により搬送された記録媒体Pを搬送部21に引き渡す。受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12と搬送部21との間の位置に設けられ、媒体供給部12から搬送された記録媒体Pの一端をスイングアーム部221で保持して取り上げ、受け渡しドラム222を介して搬送部21に引き渡す。
加熱部23は、受け渡しドラム222の配置位置とヘッドユニット24の配置位置との間に設けられ、搬送部21により搬送される記録媒体Pが所定の温度範囲内の温度となるように当該記録媒体Pを加熱する。加熱部23は、例えば、赤外線ヒーター等を有し、CPU41(図3)から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに通電して当該赤外線ヒーターを発熱させる。
ヘッドユニット24は、記録媒体Pが保持された搬送ドラム211の回転に応じた適切なタイミングで、搬送ドラム211の搬送面に対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から記録媒体Pに対してインクを吐出する記録動作を行うことにより画像を記録する。ヘッドユニット24は、インク吐出面と搬送面とが所定の距離だけ離隔されるように配置される。本実施形態のインクジェット記録装置100では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット24が記録媒体Pの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
図2は、ヘッドユニット24の構成を示す模式図である。図2は、ヘッドユニット24の全体を搬送ドラム211の搬送面に相対する側から見た平面図である。
本実施形態では、ヘッドユニット24は、インクを吐出する複数の記録素子が幅方向に配列された8個の記録ヘッド242を備える。記録ヘッド242の記録素子は、それぞれ、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズル243とを有する。この記録素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズル243からインクを吐出するインク吐出動作を行う。ノズル243から吐出されるインクの量は、駆動信号の電圧の振幅を変更することにより調整することができる。
図2では、記録素子の構成要素であるノズル243のインク吐出口の位置が示されている。なお、各記録ヘッド242における記録素子の配列方向は、搬送方向に直交する幅方向に限られず、直角以外の角度で搬送方向と交差する方向であっても良い。
ヘッドユニット24では、8つの記録ヘッド242が2つずつ組み合わされて、当該記録ヘッド242の組み合わせによりそれぞれ構成される4つのヘッドモジュールHM1〜HM4(インク吐出ヘッド)(以下では、ヘッドモジュールHM1〜HM4の何れかを指す場合にヘッドモジュールHMとも記す。)が設けられている。各ヘッドモジュールHM1〜HM4では、2つの記録ヘッド242の記録素子のノズル243が幅方向について交互に配置されるような位置関係で2つの記録ヘッド242が配置されている。このようにノズル243が配列されることにより、各ヘッドモジュールMH1〜HM4では、幅方向について1200dpi(dot per inch)の解像度での記録が可能となっている。
また、4つのヘッドモジュールMH1〜HM4は、幅方向についてのノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ4つのヘッドモジュールHM1〜HM4において幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるような位置関係で、幅方向についての配置範囲が互いに一部重複するように千鳥格子状に配置されてラインヘッドを構成している。
ヘッドユニット24に含まれるノズル243の幅方向についての配置範囲は、搬送部21により搬送される記録媒体Pのうち画像が記録可能な領域の幅方向の幅をカバーしている。ヘッドユニット24は、画像の記録時には位置が固定されて用いられ、記録媒体Pの搬送に応じて搬送方向の異なる位置に所定の間隔(搬送方向間隔)で順次インクを吐出していくことで、シングルパス方式で画像を記録する。
なお、上記の構成に代えて、単一の記録ヘッド242によりインク吐出ヘッドが構成されていても良い。
記録ヘッド242では、ノズル形成時の加工ばらつき、圧電素子の特性ばらつき、ノズル243の詰まり、又はノズル開口部への異物の付着による閉塞などに起因してインク吐出不良のノズル243(不良ノズル)が生じる場合がある。インク吐出不良の態様としては、インクの不吐出、インク吐出方向の異常、吐出されるインク量の異常、吐出されるインクの飛翔速度の異常などがある。不良ノズルがある場合にヘッドユニット24により記録動作を行うと、不良ノズルにおいて正常なインク吐出が行われないため、記録媒体P上に記録される画像の画質の低下に繋がる。ノズル243からの吐出不良の検出方法、及び吐出不良が検出された場合のインク吐出動作の調整方法については、後述する。
記録素子のノズル243から吐出されるインクとしては、温度によってゲル状又はゾル状に相変化し、紫外線等のエネルギー線を照射することにより硬化する性質を有するものが用いられる。
また、本実施形態では、常温でゲル状であり加熱されることによりゾル状となるインクが用いられる。ヘッドユニット24は、ヘッドユニット24内に貯留されるインクを加熱する図示略のインク加熱部を備え、当該インク加熱部は、CPU41による制御下で動作し、ゾル状となる温度にインクを加熱する。記録ヘッド242は、加熱されてゾル状となったインクを吐出する。このゾル状のインクが記録媒体Pに吐出されると、インク滴が記録媒体Pに着弾した後、自然冷却されることで速やかにインクがゲル状となって記録媒体P上で凝固する。
定着部25は、搬送部21の幅方向の幅に亘って配置されたエネルギー線照射部を有し、搬送部21に載置された記録媒体Pに対して当該エネルギー線照射部から紫外線等のエネルギー線を照射して記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させて定着させる。定着部25のエネルギー線照射部は、搬送方向についてヘッドユニット24の配置位置からデリバリー部27の受け渡しドラム271の配置位置までの間において搬送面と対向して配置される。
画像読取部26は、搬送方向について定着部25によるインクの定着位置から受け渡しドラム271の配置位置までの間の位置において、搬送面上の記録媒体Pの表面を読み取り可能に配置され、搬送ドラム211により搬送される記録媒体Pに記録されている画像を所定の読取範囲で読み取って当該画像の撮像データを出力する。
本実施形態では、画像読取部26は、搬送ドラム211により搬送される記録媒体Pに対して光を照射する光源と、記録媒体Pに入射した光の反射光の強度を検出する撮像素子が幅方向に配列されたラインセンサーとを備える。詳しくは、ラインセンサーでは、幅方向に配列された撮像素子からなる撮像素子列が3列設けられ、各撮像素子列の撮像素子により、入射光のうちR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の波長成分の強度に応じた信号がそれぞれ出力される。R,G,Bにそれぞれ対応する撮像素子は、例えば、光電変換素子としてフォトダイオードを備えるCCD(Charge Coupled Device)センサー又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーの受光部に、R,G,又はBの波長成分の光を透過するカラーフィルターが配置されたものを用いることができる。ラインセンサーの各撮像素子による読み取り解像度は、例えば、幅方向に600dpiである。即ち、このイメージセンサーは、ノズル243の配列間隔に対応する解像度よりも低い解像度で画像を取得するものであっても良い。
ラインセンサーから出力された信号は、図示略のアナログフロントエンドにおいて電流電圧変換、増幅、雑音除去、アナログデジタル変換等がなされ、読取画像の輝度値を示す撮像データとして制御部40に出力される。
なお、画像読取部26の構成はこれに限られず、例えばラインセンサーに代えてエリアセンサーが用いられても良い。
デリバリー部27は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ272と、記録媒体Pを搬送部21からベルトループ272に受け渡す円筒状の受け渡しドラム271とを有し、受け渡しドラム271により搬送部21からベルトループ272上に受け渡された記録媒体Pをベルトループ272により搬送して排紙部30に送出する。
反転部28は、記録媒体Pの表裏を反転させる場合にCPU41による制御下で動作し、受け渡しドラム271から引き渡された記録媒体Pの表裏を反転させて搬送ドラム211に引き渡し、搬送ドラム211の搬送面上に載置させる。反転部28は、第1ドラム281、第2ドラム282、及びベルトループ283を備える。
反転部28では、記録媒体Pは、図1における時計方向に回転する受け渡しドラム271から図1における反時計方向に回転する第1ドラム281に受け渡され、続いて図1における時計方向に回転する第2ドラム282、反時計方向に回転するベルトループ283に順に引き渡される。記録媒体Pの後端が第2ドラム282とベルトループ283とのニップ部近傍に到達するとベルトループ283の回転方向が図1における時計方向に変更され、記録媒体Pは、受け渡しドラム222の搬送方向上流側で搬送ドラム211の搬送面に載置される。反転部28により当該搬送面上に載置された記録媒体Pは、画像が記録された面が搬送面に当接する状態で搬送ドラム211に再び保持される。
なお、反転部28の構成は上記に限られず、記録媒体Pの表裏を反転させて搬送ドラム211に引き渡すことが可能な種々の構成から適宜選択することができる。
排紙部30は、デリバリー部27により画像形成部20から送り出された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレー31を有する。
図3は、インクジェット記録装置100の主要な機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置100のうち記録装置1は、加熱部23と、記録ヘッド駆動部241及び記録ヘッド242を有するヘッドユニット24と、定着部25と、画像読取部26と、制御部40と、搬送駆動部51と、入出力インターフェース52と、バス53などを備える。
記録ヘッド駆動部241は、記録ヘッド242の記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を供給することにより、記録ヘッド242のノズル243から画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)(記録制御手段、吐出不良検出手段)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)及び記憶部44を有する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。また、CPU41は、記録装置1の全体動作を統括制御する。例えば、CPU41は、記憶部44に記憶されたプリントジョブ(画像記録命令)及び当該プリントジョブに係る画像データに基づいて記録装置1の各部を動作させて記録媒体P上に画像を記録させる。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM42は、不揮発性メモリーを含んでいても良い。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
記憶部44には、入出力インターフェース52を介して情報処理装置2から入力されたプリントジョブ及び当該プリントジョブにより記録される画像の画像データや、画像読取部26から出力された撮像データなどが記憶される。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されても良い。
搬送駆動部51は、CPU41から供給される制御信号に基づいて搬送ドラム211の搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム211を所定の速度及びタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、CPU41から供給される制御信号に基づいて媒体供給部12、受け渡しユニット22、及びデリバリー部27を動作させるためのモーターに駆動信号を供給して、記録媒体Pの搬送部21への供給及び搬送部21からの排出を行わせる。また、搬送駆動部51は、CPU41から供給される制御信号に基づいて反転部28の第1ドラム281、第2ドラム282、及びベルトループ283を動作させ、反転部28により記録媒体Pの表裏を反転させる。
入出力インターフェース52は、情報処理装置2の入出力インターフェース83と接続され、制御部40と情報処理装置2の制御部70との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース52は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか又はこれらの組み合わせで構成される。
バス53は、制御部40と他の構成との間で信号の送受信を行うための経路である。
インクジェット記録装置100のうち情報処理装置2は、制御部70と、操作表示部81(入力手段)と、画像処理部82(テスト画像データ生成手段)と、入出力インターフェース83と、バス84などを備える。情報処理装置2は、例えばデスクトップ型やノート型等のパーソナルコンピューターにより構成される。
制御部70は、CPU71(設定情報生成手段、出力手段)、RAM72、ROM73及び記憶部74を有する。
CPU71は、ROM73に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM72に記憶させ、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。また、CPU71は、情報処理装置2の全体動作を統括制御する。例えば、CPU71は、操作表示部81に対するユーザーの入力操作に基づいてプリントジョブを生成し、記録装置1の制御部40に出力する。
RAM72は、CPU71に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM72は、不揮発性メモリーを含んでいても良い。
ROM73は、CPU71により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM73に代えてEEPROMやフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
記憶部74には、入出力インターフェース83を介して外部装置200から入力された記録対象の通常画像に係るPDL(Page Description Language)データ、画像処理部82により生成されたラスター形式の画像データ、後述するテストチャートの画像データ、記録装置1の動作の制御の設定に係る設定情報などが記憶される。記憶部44としては、例えばHDDが用いられ、また、DRAMなどが併用されても良い。
操作表示部81は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイといった表示装置と、キーボード、マウス、及び表示装置の画面に重ねられて配置されたタッチパネルといった入力装置とを備える。操作表示部81は、表示装置において各種情報を表示させ、また入力装置に対するユーザーの入力操作を操作信号に変換して制御部70に出力する。
画像処理部82は、外部装置200から入力され記憶部44に記憶されたPDLデータを、CPU71からの制御信号に従ってラスター形式に変換し、変換後の画像データを記憶部44に記憶させる。また、画像処理部82は、プリントジョブにテストチャートの記録命令が含まれている場合に、CPU71からの制御信号に従って、通常画像と、記憶部44に記憶された設定情報に応じたテストチャートとを含む画像のラスター形式の合成画像データ(即ち、通常画像の画像データとテスト画像の画像データとが合成された合成画像データ)(テスト画像データ)を生成する。なお、画像処理部82は、このようなラスタライズ処理の他に、画像データに対して色変換処理、階調補正処理、ハーフトーン処理などを行うように構成されていても良い。
入出力インターフェース83は、制御部70と記録装置1の制御部40との間、及び制御部70と外部装置200との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース83は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか又はこれらの組み合わせで構成される。
バス84は、制御部70と他の構成との間で信号の送受信を行うための経路である。
外部装置200は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース83を介してPDLデータ等を制御部70に供給する。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置100における通常画像及びテストチャートの記録動作と、テストチャートを用いたノズル243からの吐出状態の検査について説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置100では、記録媒体P上に記録対象の通常画像が記録されるとともに、当該記録媒体P上に、ノズル243からの吐出状態の検査に用いられるテストチャート(テスト画像)が記録される。記録媒体Pに記録されたテストチャートは、画像読取部26により読み取られ、その読取結果(撮像データ)に基づいて吐出状態が検査される。
また、テストチャートは、4つのヘッドユニット24によりそれぞれ別個に記録される。本実施形態のインクジェット記録装置100では、情報処理装置2において、4つのヘッドユニット24によるテストチャートの記録の態様を指定する記録設定を行うことが可能であり、当該記録設定に基づいて記録装置1においてテストチャートが記録される。
図4は、テストチャートの例を示す図である。
図4に示されるように、本実施形態では、記録媒体Pにおいてノズル243からのインク吐出の対象となり画像の記録が可能な記録領域60のうち、通常画像記録領域に記録対象の通常画像61が記録され、記録領域60のうち通常画像記録領域を除いた余白領域にテストチャート62が記録される。ここでは、テストチャート62は、通常画像記録領域の搬送方向上流側に記録される。また、このテストチャート62は、不良ノズルを検出する検査に用いることができる。
図4の記録媒体P上には、4つのテストチャート62、即ちテストチャート62Y,62M,62C,62Kが記録されている。テストチャート62Y,62M,62C,62Kは、それぞれY,M,C,Kのヘッドユニット24により各々Y,M,C,Kのインクで記録されている。各テストチャート62は、濃淡の判別がしやすい画像、例えば、各色で濃度が一定のハーフトーン画像である。テストチャート62の幅方向の記録範囲は、通常画像61(従って通常画像記録領域)の幅方向の記録範囲と等しくなっている。また、各テストチャート62の搬送方向についての幅は、約5mmであり、図4における4色のテストチャートの全体の搬送方向についての幅は、約20mmである。
テストチャート62は、通常画像記録領域の外部に適宜記録可能であるが、通常画像記録領域に対して搬送方向に所定の間隔を空けて記録することで、画像読取部26による読取タイミングを容易に制御可能とするとともに、記録媒体Pの搬送速度に応じた適切な時間間隔でこのテストチャート62の読み取りや解析に係る動作が無理なく行われる。
テストチャート62は、画像読取部26により読み取られる。画像読取部26によるこのテストチャート62の撮像データは、制御部40のRAM42又は記憶部44に記憶されて、当該制御部40のCPU41によるインク吐出不良の検出に用いられる。
ヘッドユニット24に不良ノズルがあって当該不良ノズルからのインク着弾位置における濃度が低下すると、記録されたテストチャート62に色むらが生じる。この色むらは、テストチャート62の撮像データから制御部40により検出される。ここで、上述のように、画像読取部26のラインセンサーの読み取り解像度は、ノズル配列よりも粗い。従って、テストチャート62からは、色むらを生じさせる要因となっている不良ノズルは、複数のノズル243を単位としたブロックで特定され得る。あるいは、この段階では、不良ノズルの有無のみが判別されるだけであっても良い。
インク吐出不良検査においてテストチャート62に色むらが検出された場合にそのまま次の記録媒体Pに対して画像の記録を行うと、不良ノズルのインク吐出不良が回復しない限り当該不良ノズルに起因した画質不良が生じる。このため、インクジェット記録装置100では、テストチャート62に色むらが検出された場合には、以下の色むら対応動作が行われる。
色むら対応動作では、まず記録媒体Pを一枚用いて各ノズル243を単位としてインク吐出不良の検出を行うための欠位置特定チャートが出力される。そして、この欠位置特定チャートの画像が画像読取部26により読み取られて制御部40により解析されることでインクの欠位置が特定されて、不良ノズルが同定される。
ここで、欠位置特定チャートは、例えばヘッドユニット24が有する複数のノズル243の各々から吐出されたインクにより記録された複数のラインからなるラインパターンとすることができる。このラインパターンを読み取って得られた撮像データにおいて、欠損したラインやノズル243と対応する適正な位置に記録されていないラインがある場合には、当該ラインに対応するノズル243が不良ノズルとして特定される。
不良ノズルが同定されると、不良ノズルからのインクを非吐出とするとともに、不良ノズルにより吐出されるはずのインクを、この不良ノズルの周辺のノズル243からの吐出インク量を増加させることにより補完する補完処理の設定が行われる。この補完処理では、不良ノズルからのインク吐出が行われないように、かつ周辺のノズル243からのインク吐出量が不良ノズルから非吐出となるインク量に応じて増加するように通常画像61及びテストチャート62の画像データが補正される。そして、以降、補正された画像データにより画像の記録が行われる。
なお、検出されたインク吐出不良が、補完処理によっては適正な画質での画像の記録を行うことが困難なものである場合には、補完処理の設定に代えて、インク吐出不良を回復させるためのメンテナンス処理が行われても良い。このメンテナンス処理としては、例えば、記録ヘッド242内のインクを加圧することによりノズル243から強制的にインクを吐出させたり、記録ヘッド242のノズル243から強制的にインクを吸引したりするノズルクリーニング処理、及び薬液を含ませたワイピングクロスにより記録ヘッド242のインク吐出面を清掃する布ワイプ処理などが挙げられる。
次に、テストチャート62の記録設定について説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置100におけるテストチャート62の記録設定では、4つのヘッドユニット24のうちテストチャート62の記録を行うヘッドユニット24、即ちインク吐出不良を検出する検査の対象となる検査対象のヘッドユニット24を選択することができる。
また、テストチャート62の記録設定では、記録媒体Pの一つの記録領域60(本実施形態では、1枚の記録媒体P)に対してテストチャート62の記録を行うヘッドユニット24の最大数、即ち記録媒体Pの記録領域60に記録されるテストチャートの色数を指定することができる。
テストチャート62の記録設定は、情報処理装置2において、記録装置1により画像を記録させるためのプリントジョブを生成する場合に、情報処理装置2の操作表示部81に対するユーザーの入力操作に基づいて行われる。
図5は、テストチャートの記録設定に用いられる画面表示の例を示す図である。
情報処理装置2においてプリントジョブを生成する処理が開始されると、当該処理の所定のステップにおいて、操作表示部81の表示装置に、図5に示される記録設定画面が表示される。この記録設定画面には、1枚の記録媒体Pに記録されるテストチャートの色数を指定するラジオボタン91と、検査対象のヘッドユニット24を、対応するインクの色により選択するチェックボックス92とが含まれる。操作表示部81の入力装置に対するユーザーの入力操作により、ラジオボタン91及びチェックボックス92の選択がなされた後に決定ボタン93が選択されると、当該ラジオボタン91及びチェックボックス92の選択状態を反映した設定情報が生成され、当該設定情報により示される記録設定に応じたテストチャート62と通常画像61とを含む画像の合成画像データが生成される。そして、プリントジョブが実行されると、各記録媒体P上に合成画像データに基づいて、通常画像61の記録、及び記録設定に従ったテストチャート62の記録が行われる。ここで、チェックボックス92により検査対象のヘッドユニット24を選択する入力操作は、第1の入力操作に対応し、ラジオボタン91によりテストチャートの色数を指定する入力操作は、第2の入力操作に対応する。
なお、キャンセルボタン94が選択されると、ラジオボタン91及びチェックボックス92の選択状態が無視され、図5の記録設定画面が表示される前の表示画面に戻る。
以下、具体的なテストチャート62の記録設定と、当該記録設定に従って記録されるテストチャートの例について説明する。
図5の記録設定画面では、ラジオボタン91により、1枚の記録媒体Pに記録されるテストチャート62の色数として「4色」が指定されている。また、チェックボックス92により、検査対象のヘッドユニット24として、Y,M,C,Kの全てのヘッドユニット24が選択されている。
このように記録設定がなされたプリントジョブでは、図4に示されるように、1枚の記録媒体Pの記録領域60に対して4つのヘッドユニット24により4つのテストチャート62Y,62M,62C,62Kが記録される。
図6は、テストチャート62の記録設定、及び当該記録設定に従って記録されるテストチャートの第2の例を説明する図である。
図6Aに示される記録設定画面では、ラジオボタン91により、1枚の記録媒体Pにおいて記録されるテストチャート62の色数として「1色」が指定されている。また、チェックボックス92により、検査対象のヘッドユニット24として、Y,M,C,Kの全てのヘッドユニット24が選択されている。
このように記録設定がなされたプリントジョブでは、図6Bに示されるように、1ページ目の記録媒体PにYのヘッドユニット24によりテストチャート62Yが記録され、2ページ目の記録媒体PにMのヘッドユニット24によりテストチャート62Mが記録され、3ページ目の記録媒体PにCのヘッドユニット24によりテストチャート62Cが記録され、4ページ目の記録媒体PにKのヘッドユニット24によりテストチャート62Kが記録される。また、5〜8ページ目の記録媒体Pには、1〜4ページ目の記録媒体Pと同様にテストチャート62が記録され、以降、4ページごとに同様のテストチャート62の記録が繰り返される。
図7は、テストチャート62の記録設定、及び当該記録設定に従って記録されるテストチャートの第3の例を説明する図である。
図7Aに示される記録設定画面では、ラジオボタン91により、1枚の記録媒体Pにおいて記録されるテストチャート62の色数として「1色」が指定されている。また、チェックボックス92により、検査対象のヘッドユニット24として、Mを除く3色、即ちY,C,Kのヘッドユニット24が選択されている。
このように記録設定がなされたプリントジョブでは、図7Bに示されるように、1ページ目の記録媒体PにYのヘッドユニット24によりテストチャート62Yが記録され、2ページ目の記録媒体PにCのヘッドユニット24によりテストチャート62Cが記録され、3ページ目の記録媒体PにKのヘッドユニット24によりテストチャート62Kが記録される。また、4〜6ページ目の記録媒体Pには、1〜3ページ目の記録媒体Pと同様にテストチャート62が記録され、以降、3ページごとに同様のテストチャート62の記録が繰り返される。
このように、本実施形態では、1枚の記録媒体Pに対して記録可能なテストチャート62の色数の設定値の範囲内で、検査対象として選択されたヘッドユニット24によりテストチャート62が記録され、1ページ目の記録媒体Pに記録できなかった色のテストチャート62については、2ページ目以降の記録媒体Pに記録される。このとき、テストチャート62の色が循環するような順番で(本実施形態では、Y,M,C,Kの順で)テストチャート62が記録される。これにより、検査対象のヘッドユニット24の各々によりテストチャート62が互いに略等しい頻度で記録される。
なお、通常画像61及びテストチャート62は、記録媒体Pの表面及び裏面の記録領域60にそれぞれ記録されても良い。この場合は、1枚目の記録媒体Pの表面に対する1ページ目の画像の記録が完了した後、反転部28により記録媒体Pの表裏が反転されて、当該記録媒体Pの裏面に2ページ目の画像が記録される。従って、例えば図6Bにおける4つの画像は、1枚目の記録媒体Pの表面、当該記録媒体Pの裏面、2枚目の記録媒体Pの表面、当該記録媒体Pの裏面の記録領域60にそれぞれ記録される。両面に画像を記録する場合は、テストチャート62の読み取り時において反対側の面に記録された画像が透けて読み取られる不具合が生じないよう、記録媒体Pの一方の面に記録されたテストチャート62と他方の面に記録された通常画像61及びテストチャート62とが重ならないようにすることが好ましい。
続いて、インクジェット記録装置100において行われる画像記録処理のCPU41、CPU71による制御手順について説明する。
図8は、画像記録処理の制御手順を示すフローチャートである。
この画像記録処理は、情報処理装置2の操作表示部81に対してユーザーによりプリントジョブの生成開始を指示する所定の入力操作が行われた場合に実行される。
画像記録処理が開始されると、情報処理装置2のCPU71は、テストチャート62の記録設定についての各種入力操作を受け付け、当該入力操作に基づいてテストチャート62の記録設定に係る設定情報を生成する(ステップS101:入力ステップ、設定情報生成ステップ)。即ち、CPU71は、操作表示部81の表示装置に図5に示されるテストチャート62の記録設定画面を表示させる。CPU71は、操作表示部81に対して、ラジオボタン91により1枚の記録媒体Pに記録されるテストチャートの色数を選択し、チェックボックス92により検査対象のヘッドユニット24を選択した状態で決定ボタン93を選択する入力操作がなされると、これらの選択状態が反映された設定情報を生成してRAM72又は記憶部74に記憶させる。
CPU71は、プリントジョブにおける記録対象の通常画像61及びテストチャート62の合成画像データを生成する(ステップS102)。即ち、CPU71は、画像処理部82に制御信号を出力して、記憶部74に記憶された通常画像61に係るPDLデータとテストチャート62の画像データとを合成したラスター形式の合成画像データを生成させる。ここで、PDLデータは、記憶部74に記憶されたPDLデータのうちユーザーによりプリントジョブにおける記録対象として指定された画像のデータが用いられる。また、通常画像61の各ページに対して、ステップS101で生成された設定情報により示される記録設定に応じた色のテストチャート62が挿入された上でラスタライズ処理が行われて合成画像データが生成される。合成画像データが生成されると、CPU71は、当該合成画像データに係るプリントジョブデータを生成して合成画像データとともに記録装置1の制御部40に出力する。
記録装置1のCPU41は、情報処理装置2のCPU71から入力されたプリントジョブデータ及び合成画像データが記憶部44に記憶されると、当該プリントジョブデータ及び合成画像データに基づいて、ヘッドユニット24により通常画像61及びテストチャート62を記録媒体P上に記録させる(ステップS103)。即ち、CPU41は、搬送駆動部51に制御信号を出力して当該搬送駆動部51により搬送ドラム211の回転を開始させる。また、搬送駆動部51により給紙部10及び画像形成部20の各部を動作させて搬送ドラム211上に記録媒体Pを供給させ、記録媒体Pの搬送を開始させる。そして、CPU41は、合成画像データを記録ヘッド駆動部241に供給して、搬送ドラム211の回転に応じた適切なタイミングで記録ヘッド駆動部241により合成画像データに応じた駆動波形の電圧信号を記録ヘッド242に出力させることで、搬送ドラム211により搬送される記録媒体P上にヘッドユニット24のノズル243からインクを吐出させて記録媒体Pの記録領域60に通常画像61及びテストチャート62を記録させる。
CPU41は、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送させながら画像読取部26により適切な間隔で繰り返し記録媒体Pに記録されたテストチャート62を読み取らせ、撮像データを取得して記憶部44に記憶させる(ステップS104)。
CPU41は、テストチャート62の撮像データから色むらの検出を行う(ステップS105)。
CPU41は、テストチャート62において色むらが検出されたと判別された場合には(ステップS106で“YES”)、搬送駆動部51に制御信号を出力して記録媒体Pを排紙トレー31に排出させ(ステップS107)、後述する色むら対応処理を実行する(ステップS108)。
また、色むらが検出されていないと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、CPU41は、搬送駆動部51に制御信号を出力して記録媒体Pを排紙トレー31に排出させる(ステップS110)。
ステップS108又はステップS110の処理が終了すると、CPU41は、プリントジョブに係る全ての実行命令が完了したか否かを判別する(ステップS109)。未完了の実行命令があると判別された場合には(ステップS109で“NO”)、CPU41は、処理をステップS103に移行させる。プリントジョブに係る全ての実行命令が完了したと判別された場合には(ステップS109で“YES”)、CPU41は、画像記録処理を終了させる。
図9は、色むら対応処理の制御手順を示すフローチャートである。
色むら対応処理が開始されると、CPU41は、不良ノズルを特定するための欠位置特定チャートをヘッドユニット24により記録媒体P上に記録させる(ステップS201)。即ち、CPU41は、搬送ドラム211の回転に応じて欠位置特定チャートに係るテスト画像データを記録ヘッド駆動部241に供給して、ヘッドユニット24により記録媒体Pに欠位置特定チャートを記録させる。
CPU41は、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送させながら画像読取部26により適切な間隔で繰り返し記録媒体Pに記録された欠位置特定チャートを読み取らせ、撮像データを取得して記憶部44に記憶させる(ステップS202)。
CPU41は、欠位置特定チャートから欠位置を特定して不良ノズルを同定する(ステップS203)。
CPU41は、同定された吐出ノズルによるインク吐出量の不足を周辺のノズル243からのインク吐出で補完する補完設定を行う(ステップS204)。即ち、CPU41は、不良ノズルからのインク吐出が行われないように、また周辺のノズル243からのインク吐出量が不良ノズルから非吐出となるインク量に応じて増加するように、次回の画像記録処理で記録される通常画像の画像データ及びテストチャート62に係るテスト画像データを補正する。ステップS204の処理が終了すると、CPU41は、色むら対応処理を終了させる。色むら対応処理の終了後、次回の画像記録処理が開始された場合には、CPU41は、画像記録の際に補完設定に基づいて各ノズル243のインク吐出量を調整する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置2は、互いに異なる色のインクをそれぞれノズル243から記録媒体P上に吐出する複数のヘッドユニット24を備えた記録装置1の動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置2であって、複数のヘッドユニット24のうち、ノズル243からの吐出状態の検査に用いられるテストチャート62を記録媒体P上に記録する検査対象のヘッドユニット24の選択に係る第1の入力操作を受け付ける操作表示部81と、CPU71と、を備え、CPU71は、第1の入力操作に基づいて選択される検査対象のヘッドユニット24によりテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
このような設定情報に基づいて記録装置1を動作させることで、ユーザーの入力操作に基づいて選択された検査対象のヘッドユニット24のみによりテストチャート62を記録させることができため、不要なテストチャート62の記録を抑制することができる。この結果、インクや記録媒体の無駄な消費を抑制することができ、また、記録対象の通常画像61を記録可能な領域を広げることができる。
また、操作表示部81は、複数のヘッドユニット24におけるノズル243からのインク吐出の対象となる記録媒体P上の一の記録領域60に対してテストチャート62の記録を行うヘッドユニット24の最大数を指定する第2の入力操作を受け付け、CPU71は、第1の入力操作に基づいて選択される検査対象のヘッドユニット24のうち第2の入力操作により指定された最大数以下のヘッドユニット24の各々により、記録媒体Pの記録領域60の各々にテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
このような設定情報に基づいて記録装置1を動作させることで、ユーザーの入力操作に基づいて、一の記録領域60に記録されるテストチャート62の数を上記最大数以下に制限することができる。これにより、記録対象の通常画像61を記録可能な領域を確実に広げることができ、記録媒体Pの各記録領域60において、通常画像61を記録可能な領域として所定の大きさの領域を確保することができる。
また、操作表示部81は、検査対象のヘッドユニット24を指定する第1の入力操作を受け付ける。これにより、ユーザーは、特定のヘッドユニット24によるテストチャート62の記録を行わせないようにすることができる。よって、例えばノズル243からのインク吐出の頻度が低いヘッドユニット24(即ち、使用される頻度が低いインクを吐出するヘッドユニット24)や、ユーザーにより不良と認識されにくい色(種別)のインクを吐出するヘッドユニット24といった、インク吐出状態の検査が必要ないか又は低頻度での検査で十分なヘッドユニット24により、不要なテストチャート62の記録が行われないようにすることができる。
また、情報処理装置2は、設定情報に基づく記録設定に従って検査対象のヘッドユニット24により記録されるテストチャート62を含む画像の合成画像データ(テスト画像データ)を生成する画像処理部82を備える。このように、情報処理装置2において合成画像データが生成されることで、記録装置1の制御部40の処理負担を軽減させることができる。
また、画像処理部82は、通常画像61及びテストチャート62を含む画像の合成画像データを生成する。これにより、記録装置1において合成画像データに基づいて画像の記録を行わせる簡易な処理により、通常画像61の記録と、設定情報に基づく記録設定に従ったテストチャート62の記録とを行うことができる。
また、CPU71は、合成画像データを記録装置1に出力する(出力手段)。このため、記録装置1では、情報処理装置2から入力された合成画像データを記録ヘッド駆動部241に供給する容易な処理により、通常画像61の記録と、設定情報に基づく記録設定に従ったテストチャート62の記録とを行うことができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置100は、記録装置1及び情報処理装置2を備え、記録装置1のCPU41は、情報処理装置2において生成された設定情報に基づいたテストチャート62の記録を検査対象のヘッドユニット24により行わせる(記録制御手段)。このような構成によれば、ユーザーの入力操作に基づいて選択された検査対象のヘッドユニット24のみによりテストチャート62を記録することができるため、不要なテストチャート62の記録を抑制することができる。この結果、インクや記録媒体の無駄な消費を抑制することができ、また、記録対象の通常画像61を記録可能な領域を広げることができる。
また、本実施形態の情報処理方法は、複数のヘッドユニット24のうちテストチャート62の記録を行う検査対象のヘッドユニット24の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、第1の入力操作に基づいて選択される検査対象のヘッドユニット24によりテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する設定情報生成ステップ、を含む。このような方法で生成された設定情報に基づいて記録装置1を動作させることで、ユーザーの入力操作に基づいて選択された検査対象のヘッドユニット24のみによりテストチャート62を記録させることができる。
(変形例1)
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。本変形例は、テストチャート62の記録設定において、検査対象のヘッドユニット24を自動的に選択する設定が可能な点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。なお、本変形例は、他の変形例と組み合わされても良い。
図10は、本変形例におけるテストチャート62の記録設定、及び当該記録設定に従って記録されるテストチャートの例を説明する図である。
本変形例の記録設定画面では、図10Aに示されるように、検査対象のヘッドユニット24を選択するチェックボックス92において、検査対象のヘッドユニット24を自動的に選択するヘッドユニット自動選択モード(第1の検査対象選択モード)を指定する「オート」のチェックボックスが設けられている。
また、図10Aでは、ラジオボタン91により、各記録媒体Pにおいて記録されるテストチャート62の色数として「1色」が指定されている。
テストチャート62の記録設定においてヘッドユニット自動選択モードが指定されている場合には、プリントジョブにおける記録対象の通常画像61の画像データに基づいて、CPU71により検査対象のヘッドユニット24が決定される。即ち、CPU71は、通常画像61の画像データから、当該通常画像61の記録に必要な各色のインクの吐出量(使用量)を算出する(図10B)。そして、算出されたインク吐出量が所定の検出基準値(基準量)を超えているヘッドユニット24が、検査対象のヘッドユニット24として選択される。
図10Bの例では、検出基準値が500であり、記録対象の通常画像61に青色の部分が多いことから、M,Cについてのインク吐出量が500を超えている。このため、M,Cのヘッドユニット24が検査対象のヘッドユニット24として選択される。
このように記録設定がなされたプリントジョブでは、図10Cに示されるように、奇数ページの記録媒体PにMのヘッドユニット24によりテストチャート62Mが記録され、偶数ページの記録媒体PにCのヘッドユニット24によりテストチャート62Cが記録される。
以上のように、本変形例1の情報処理装置2では、操作表示部81は、通常画像61の画像データに基づいて検査対象のヘッドユニット24を選択するヘッドユニット自動選択モードを指定する第1の入力操作を受け付け、CPU71は、第1の入力操作によるヘッドユニット自動選択モードの指定に応じて、通常画像61の画像データに基づいて選択される検査対象のヘッドユニット24によりテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
これにより、テストチャート62の記録に用いられる検査対象のヘッドユニット24を、容易な入力操作により選択することができる。また、画像データに基づいて検査対象のヘッドユニット24が選択されるため、検査対象のヘッドユニット24を記録対象の通常画像61に応じて適切に選択することができる。
また、CPU71は、第1の入力操作によりヘッドユニット自動選択モードが指定された場合に、通常画像61の画像データに基づいて検査対象のヘッドユニット24を選択する(設定情報生成手段)。このように、情報処理装置2において通常画像61の解析及びヘッドユニット24の選択が行われることで、記録装置1の制御部40の処理負担を軽減させることができる。
また、CPU71は、通常画像61の画像データに基づいて、複数のヘッドユニット24による通常画像61の記録に必要な各ヘッドユニット24におけるノズル243からのインク吐出量を取得し、当該インク吐出量が所定の基準量よりも大きいヘッドユニット24を、検査対象のヘッドユニット24として選択する(設定情報生成手段)。これにより、通常画像61の記録時にインクの吐出量が多いヘッドユニット24についてテストチャート62を用いたインク吐出不良の検出を行うことができるため、効率良くインク吐出不良を検出することができる。
(変形例2)
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。本変形例は、テストチャート62の記録設定において、複数の記録媒体Pの各々に対してテストチャート62の記録を行う検査対象のヘッドユニット24を個別に指定することが可能な点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。なお、本変形例は、他の変形例と組み合わされても良い。
図11は、本変形例におけるテストチャート62の記録設定、及び当該記録設定に従って記録されるテストチャートの例を説明する図である。
本変形例の記録設定画面では、図11Aに示されるように、上記実施形態の記録設定画面におけるチェックボックス92に代えて、記録媒体Pの各ページに対して、検査対象のヘッドユニット24、即ち記録を行うテストチャート62の色を選択するドロップダウンリスト95が表示される。各ページに対応するドロップダウンリストでは、Y,M,C,Kの何れかの色を選択することができる。図11Aの例では、1〜4ページ目の各々に対して、それぞれC,C,K,Mの色が選択され、5ページ目以降に対しては、1〜4ページ目と同一のパターンで繰り返しテストチャート62を記録することを指示する左向きの矢印の記号が選択されている。
また、図11Aでは、ラジオボタン91により、各記録媒体Pにおいて記録されるテストチャート62の色数として「1色」が指定されている。
このように記録設定がなされたプリントジョブでは、図10Cに示されるように、1ページ目及び2ページ目の記録媒体PにCのヘッドユニット24によりテストチャート62Cが記録され、3ページ目の記録媒体PにKのヘッドユニット24によりテストチャート62Kが記録され、4ページ目の記録媒体PにMのヘッドユニット24によりテストチャート62Mが記録される。また、5〜8ページ目の記録媒体Pには、1〜4ページ目の記録媒体Pと同様にテストチャート62が記録され、以降、4ページごとに同様のテストチャート62の記録が繰り返される。
以上のように、本変形例2に係る情報処理装置2では、操作表示部81は、記録媒体Pごとに、各記録媒体Pの記録領域60に対してテストチャート62の記録を行う検査対象のヘッドユニット24を指定する第1の入力操作を受け付け、CPU71は、複数の記録媒体Pの記録領域60の各々に対して第1の入力操作により指定された検査対象のヘッドユニット24によりテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
これにより、ユーザーは、複数の記録媒体Pの記録領域60の各々に対してテストチャート62の記録を行うヘッドユニット24を個別に指定することができる。よって、ユーザーは、複数の記録媒体Pの記録領域60における複数の色のテストチャート62の記録順序や記録頻度を設定可能な範囲内で自由に設定することができる。
(変形例3)
次に、上記実施形態の変形例3について説明する。本変形例は、テストチャート62の記録設定において、各ヘッドユニット24の4つのヘッドモジュールHM1〜HM4のうち検査対象のヘッドモジュールHMを指定することが可能な点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。なお、本変形例は、他の変形例と組み合わされても良い。
図12は、本変形例におけるテストチャート62の記録設定、及び当該記録設定に従って記録されるテストチャートの例を説明する図である。
本変形例の記録設定画面では、図12Aに示されるように、Y,M,C,Kの各ヘッドユニット24の4つのヘッドモジュールHM1〜HM4のうち、検査対象のヘッドモジュールHM、即ちテストチャート62の記録に用いるヘッドモジュールHMを選択するチェックボックス92が設けられている。図12Aでは、Y,Kのヘッドユニット24についてヘッドモジュールHM2〜HM4が検査対象として選択され、M,Cのヘッドユニット24についてヘッドモジュールHM2,HM3が検査対象として選択されている。ここで、チェックボックス92により検査対象のヘッドモジュールHMを選択する入力操作は、第3の入力操作に対応する。
このように記録設定がなされたプリントジョブでは、図12Bに示されるように、各記録媒体Pの記録領域60において、図12Aの記録設定において選択されたヘッドモジュールHMのみを用いてテストチャート62が記録される。従って、テストチャート62Y,62Kは、Y,Kのヘッドユニット24のうちヘッドモジュールHM2〜HM4により記録される部分のみからなり、テストチャート62M,62Cは、M,Cのヘッドユニット24のうちヘッドモジュールHM2,HM3により記録される部分のみからなる。
また、本変形例の記録設定では、検査対象のヘッドモジュールHMを自動的に選択するヘッドモジュール自動選択モード(第2の検査対象選択モード)を指定可能としても良い。
図13は、ヘッドモジュール自動選択モードを指定可能な記録設定の例を示す図である。
図13Aの記録設定画面では、検査対象のヘッドモジュールHMを選択するチェックボックス92において、ヘッドモジュール自動選択モードを指定するための「オート」のチェックボックスがヘッドモジュールHM1〜HM4の各々に対応して設けられている。ヘッドモジュールHM1〜HM4のうち自動選択モードが選択されたヘッドモジュールHMでは、Y,M,C,Kのうち画像データに応じて自動選択された色のヘッドモジュールHMのみによりテストチャート62が記録される。
なお、ヘッドユニット24ごとに「オート」のチェックボックスを設け、「オート」が選択されたヘッドユニット24において、ヘッドモジュールHM1〜HM4のうち画像データに応じて自動選択されたヘッドモジュールHMによりテストチャート62が記録される態様としても良い。
テストチャート62の記録設定においてヘッドモジュール自動選択モードが指定されている場合には、プリントジョブにおける記録対象の通常画像61の画像データに基づいて、CPU71により検査対象のヘッドモジュールHMが決定される。即ち、CPU71は、通常画像61の画像データから、当該通常画像61の記録に必要な各ヘッドモジュールHMによるインクの吐出量(使用量)を算出する(図13B)。そして、算出されたインク吐出量が所定の検出基準値(基準量)を超えているヘッドモジュールHMが、検査対象のヘッドモジュールHMとして選択される。
図13Bの例では、検出基準値が500であり、Y,Kのヘッドユニット24のヘッドモジュールHM2〜HM4、及びM,Cのヘッドユニット24のヘッドモジュールHM2,HM3についてのインク吐出量が500を超えている。このため、Y,Kのヘッドユニット24のヘッドモジュールHM2〜HM4、及びM,Cのヘッドユニット24のヘッドモジュールHM2,HM3が検査対象のヘッドモジュールHMとして選択され、プリントジョブが実行されると、図12Bに示されるテストチャート62が記録される。
以上のように、本変形例3に係る記録装置1は、記録媒体Pを搬送する搬送部21を有し、複数のヘッドユニット24の各々は、複数のノズル243が各々設けられた複数のヘッドモジュールHMを有し、当該複数のヘッドモジュールHMは、幅方向についての複数のノズル243の配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のヘッドモジュールHMにおいて幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、情報処理装置2の操作表示部81は、検査対象のヘッドユニット24においてテストチャート62の記録に用いられる検査対象のヘッドモジュールHMの選択に係る第3の入力操作を受け付け、CPU71は、第1の入力操作に基づいて選択される検査対象のヘッドユニット24により、第3の入力操作に基づいて選択される検査対象のヘッドモジュールHMを用いたテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
このような設定情報に基づいて記録装置1を動作させることで、ユーザーによる入力操作に基づいて選択されたヘッドモジュールHMのみを用いてテストチャート62を記録させることができる。これにより、テストチャート62のうち検査対象のヘッドモジュールHMの吐出不良検出に必要な部分のみを記録することができる。この結果、インクの無駄な消費をさらに抑制することができる。
また、操作表示部81は、検査対象のヘッドモジュールHMを指定する第3の入力操作を受け付ける。これにより、ユーザーは、インク吐出不良を検出するヘッドモジュールHMを個別に指定することができる。
また、操作表示部81は、通常画像61の画像データに基づいて検査対象のヘッドモジュールHMを選択するヘッドモジュール自動選択モードを指定する第3の入力操作を受け付け、CPU71は、第3の入力操作によるヘッドモジュール自動選択モードの指定に応じて、検査対象のヘッドユニット24により、通常画像61の画像データに基づいて選択される検査対象のヘッドモジュールHMを用いたテストチャート62の記録を行わせる設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
これにより、テストチャート62の記録に用いられる検査対象のヘッドモジュールHMを、容易な入力操作により選択することができる。また、画像データに基づいて検査対象のヘッドモジュールHMが選択されるため、検査対象のヘッドモジュールHMを記録対象の通常画像61に応じて適切に選択することができる。
また、CPU71は、第3の入力操作によりヘッドモジュール自動選択モードが指定された場合に、通常画像61の画像データに基づいて検査対象のヘッドモジュールHMを選択する(設定情報生成手段)。このように、情報処理装置2において通常画像61の解析及びヘッドモジュールHMの選択が行われることで、記録装置1の制御部40の処理負担を軽減させることができる。
また、CPU71は、通常画像61の画像データに基づいて、複数のヘッドユニット24による通常画像61の記録に必要な各ヘッドモジュールHMにおけるノズル243からのインク吐出量を取得し、当該インク吐出量が所定の基準量よりも大きいヘッドモジュールHMを、検査対象のヘッドモジュールHMとして選択する(設定情報生成手段)。これにより、通常画像61の記録時にインクの吐出量が多いヘッドモジュールHMについてテストチャート62を用いたインク吐出不良の検出を行うことができるため、効率良くインク吐出不良を検出することができる。
(変形例4)
次に、上記実施形態の変形例4について説明する。本変形例は、テストチャート62の記録設定において、各色のヘッドユニット24に対してインク吐出不良の検出精度を指定することができる点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。なお、本変形例は、他の変形例と組み合わされても良い。
図14は、本変形例におけるテストチャート62の記録設定の例を説明する図である。
図14の記録設定画面では、検査対象のヘッドユニット24を選択するチェックボックス92に加えて、各色のヘッドユニット24に対してインク吐出不良の検出精度を指定するスライダー96が設けられている。この記録設定画面では、操作表示部81に対する入力操作によりスライダー96を左右に移動させることで、対応するヘッドユニット24についてのインク吐出不良の検出精度を「低い」、「標準」、「高い」から選択できるとともに、検出精度を自動的に設定する「オート」を選択することもできるようになっている。ここで、スライダー96により各ヘッドユニット24に対してインク吐出不良の検出精度を指定する入力操作は、第4の入力操作に対応する。
なお、図14の記録設定画面では、図5〜図7に示されるように、1枚の記録媒体Pに記録されるテストチャートの色数を指定するラジオボタン91が併せて設けられていても良い。
本変形例では、記録設定画面において設定されたインク吐出不良の検出精度に応じて、テストチャート62の撮像データに基づいて色むらが検出されるときの色むら判定基準値が設定される。ここで、色むら判定基準値は、撮像データにおいて正常な輝度範囲を定める上限値及び/又は下限値である。色むらの判定では、撮像データにおいて上記輝度範囲の上限を示す色むら判定基準値を上回っている部分、及び/又は輝度範囲の下限を示す色むら判定基準値を下回っている部分が色むらとして検出される。
検出精度が「低い」に設定されて低精度の吐出不良検出が行われるヘッドユニット24に対しては、色むらの検出において正常と判定される輝度範囲を標準時よりも広げるように色むら判定基準値が設定される。他方で、検出精度が「高い」に設定されて高精度の吐出不良検出が行われるヘッドユニット24に対しては、色むらの検出において正常と判定される輝度範囲を標準時よりも狭めるように色むら判定基準値が設定される。
また、検出精度が「オート」に設定されているヘッドユニット24では、プリントジョブにおける記録対象の通常画像61の画像データに基づいて色むら判定基準値が設定される。例えば、通常画像61の記録に必要な当該ヘッドユニット24からのインク吐出量が算出され、算出されたインク吐出量が所定の上限基準値を上回っている場合に、上記の高精度の吐出不良検出時の色むら判定基準値が設定され、所定の下限基準値を下回っている場合に、低精度の吐出不良検出時の色むら判定基準値が設定される。
また、本変形例の記録設定では、以下のようにヘッドモジュールHMごとにインク吐出不良の検出精度を指定可能としても良い。
図15は、ヘッドモジュールHMごとにインク吐出不良の検出精度を指定可能なテストチャート62の記録設定の例を説明する図である。
図15Aに示される記録設定画面では、4つのヘッドユニット24の各ヘッドモジュールHMに対応して、インク吐出不良の検出精度を「高」、「中」、「低」から選択するドロップダウンリスト95が設けられている。また、ドロップダウンリスト95において「−」を選択することで、当該ヘッドモジュールHMについてのインク吐出不良の検出を行わない設定を行うこともできるようになっている。
また、図15Bに示される記録設定画面では、4つのヘッドユニット24の各ヘッドモジュールHMに対応して、「高」、「中」、「低」、「−」に加え、検出精度を自動的に設定する「オート」が選択できるようになっている。検出精度が「オート」に設定されたヘッドモジュールHMでは、プリントジョブにおける記録対象の通常画像61の画像データに基づいて色むら判定基準値が設定される。
ここで、ドロップダウンリスト95により各ヘッドモジュールHMに対するインク吐出不良の検出精度を指定する入力操作は、第5の入力操作に対応する。
以上のように、本変形例4に係る記録装置1のCPU41は、テストチャート62の画像読取部26による読取結果に基づいて複数のヘッドユニット24におけるノズル243からの吐出不良を検出し(吐出不良検出手段)、情報処理装置2の操作表示部81は、複数のヘッドユニット24の各々に対して吐出不良の検出精度を指定するユーザーの第4の入力操作を受け付け、CPU71は、第4の入力操作により指定された検出精度でCPU41により吐出不良を検出する設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
このような設定情報に基づいて記録装置1を動作させることで、各ヘッドユニット24のインク吐出不良の検出を所望の検出精度で行わせることができる。これにより、例えば吐出不良が視認されにくい色のヘッドユニット24における検出精度を低くして、記録画像の画質が確保される範囲で吐出不良の検出頻度を抑えることができる。また、吐出不良が視認されやすい色のヘッドユニット24における検出精度を高くして、記録画像の画質低下を確実に抑制することができる。
また、操作表示部81は、複数のヘッドユニット24の各々における複数のヘッドモジュールHMの各々に対して吐出不良の検出精度を指定するユーザーの第5の入力操作を受け付け、CPU71は、第5の入力操作により指定された検出精度でCPU41により吐出不良を検出する設定に用いられる設定情報を生成する(設定情報生成手段)。
このような設定情報に基づいて記録装置1を動作させることで、各ヘッドモジュールHMのインク吐出不良の検出を所望の検出精度で行わせることができる。これにより、例えば通常画像61の記録に必要なインクの吐出量が多いヘッドモジュールHMにおける検出精度を高くして、記録画像の画質低下を確実に抑制することができる。
(変形例5)
次に、上記実施形態の変形例5について説明する。本変形例は、インク吐出不良の検出頻度に応じて以降の対応動作をユーザーが選択可能である点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。なお、本変形例は、他の変形例と組み合わされても良い。
本変形例では、プリントジョブの実行中に、同一のヘッドユニット24により異なる記録領域60に記録された複数のテストチャート62から、予め設定された回数連続してインク吐出不良が検出された場合、及びプリントジョブの実行中に検出されたインク吐出不良の合計回数が予め設定された回数に達した場合に、所定のエラー表示がなされて、ユーザーに対して以降の処理の選択が促される。
図16は、本変形例におけるエラー表示の例を示す図である。
上述のように連続してインク吐出不良が検出された場合、及びインク吐出不良の検出回数が所定回数に達した場合には、図16Aに示されるエラー表示が操作表示部81の表示装置において行われる。
このエラー表示では、以降に行われる対応動作としてユーザーが選択可能な動作が、対応処理選択ボタン97a〜97dにより表示されており、操作表示部81に対する入力操作により対応処理選択ボタン97a〜97dの何れかが選択されると、選択された対応処理選択ボタン97a〜97dにより示される対応動作が行われる。
即ち、図16Aにおいて、対応処理選択ボタン97aにより「ヘッドメンテナンス」が選択されると、図16Bに示されるヘッドメンテナンスメニュー画面が表示される。そして、ヘッドメンテナンスメニュー画面においてメンテナンス処理選択ボタン97e〜97iの何れかが選択されると、選択されたボタンに応じたヘッドメンテナンス処理が行われる。ここでは、メンテナンス処理選択ボタン97e〜97iの各々が選択されることにより、ノズルクリーニング(弱)、ノズルクリーニング(強)、不良ノズル補完(弱)、不良ノズル補完(強)、布ワイプの各処理が行われる。ここで、ノズルクリーニング(強)の処理では、ノズルクリーニング(弱)の処理よりも高圧でノズル243から強制的にインクを吐出させる処理が行われる。また、不良ノズル補完(弱)、(強)の処理では、上述した補完設定が行なわれ、このうち不良ノズル補完(強)の処理では、例えばより広い範囲の周辺ノズルにより不良ノズルからのインクの非吐出を補う調整が行われる。なお、キャンセルボタン97jが選択されると、操作表示部81における表示が図16Aに示されるエラー表示に戻る。
また、図16Aのエラー表示において対応処理選択ボタン97bにより「吐出不良の検出精度を変更」が選択されると、図14又は図15に示される記録設定画面が表示され、インク吐出不良の検出精度の変更を受け付ける処理が行われる。
また、対応処理選択ボタン97cにより「吐出不良を無視して印刷を続行」が選択されると、対応処理を行わずにプリントジョブに係る画像の記録が続行される。これにより、インク吐出不良が繰り返し検出されるものの、ユーザーが気にならない程度の吐出不良であったり、インク吐出不良がユーザーに視認されにくい色のインクに係る吐出不良であったりする場合に、プリントジョブに係る画像の記録を継続することができる。
また、対応処理選択ボタン97dにより「ジョブをキャンセル」が選択されると、実行中のプリントジョブが中止され、インクジェット記録装置100による画像記録処理が終了する。
図17は、エラー表示を行う条件を設定する設定画面の例を示す図である。この設定画面は、例えばプリントジョブを生成する処理における所定のステップにおいて表示される。
この設定画面では、Y,M,C,Kの各ヘッドユニット24について、インク吐出不良が何回連続して検出された場合にエラー表示を行うかを指定するテキストボックス98aと、プリントジョブにおいてインク吐出不良が合計何回検出された場合にエラー表示を行うかを指定するテキストボックス98bが設けられている。テキストボックス98a,98bに数値が入力された状態で決定ボタン93が選択されると、当該プリントジョブにおけるエラー表示条件を定める設定情報が情報処理装置2のCPU71により生成され、プリントジョブとともに記録装置1の制御部40に出力される。
なお、エラー表示を行うときの吐出不良の連続検出回数をヘッドユニット24ごとに設定する上記態様に代えて、当該連続検出回数をヘッドモジュールHMごとに設定しても良い。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は、上記実施形態及び各変形例に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態及び各変形例では、インクジェット記録装置100が記録装置1と情報処理装置2とを有し、これらの装置間で入出力インターフェース52,83を介してデータの送受信が行われる構成を例に挙げて説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、情報処理装置2の各構成要素を、記録装置1に設け、情報処理装置2の制御部70により行われていた制御を記録装置1の制御部40により行う構成としても良い。この場合は、記録装置1の一部により情報処理装置2が構成される。
また、上記実施形態及び各変形例では、インクジェット記録装置100が情報処理装置2を有する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されず、情報処理装置2は、インクジェット記録装置100の外部に設けられていても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、情報処理装置2において、設定情報の生成、及び当該設定情報に基づく合成画像データの生成を行い、記録装置1において当該合成画像データに基づいて通常画像61及びテストチャート62を記録する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、情報処理装置2のCPU71(出力手段)から記録装置1に対して設定情報を出力し、記録装置1のCPU41(記録制御手段)が、設定情報により示されるテストチャート62の記録設定に従ってヘッドユニット24により通常画像61及びテストチャート62を記録させる態様であっても良い。この場合、記録装置1に画像処理部を設け、記録装置1のCPU41による制御下でこの画像処理部によりラスタライズ処理を行わせて合成画像データを生成し、当該合成画像データに基づいてヘッドユニット24により通常画像61及びテストチャート62を記録させれば良い。あるいは、通常画像61及びテストチャート62の画像データを合成せずに記録装置1の記憶部44に記憶させた上で、通常画像61の画像データを記録ヘッド駆動部241に供給することで通常画像61の記録を行い、テストチャート62の設定情報に応じた記録開始タイミングでテストチャート62の画像データを記録ヘッド駆動部241に供給開始することでテストチャート62の記録を行っても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、テストチャート62の記録設定に係る入力操作を、ラジオボタン91、チェックボックス92、ドロップダウンリスト95、スライダー96等が設けられた記録設定画面を用いたユーザーインターフェースにより行う例を挙げて説明したが、これに限られない。例えば、記録設定に係る入力操作を行うユーザーインターフェースは、記録設定の各設定内容の選択肢が表示された画面に重ねて設けられたタッチパネルに対するユーザーの接触位置を検知するものや、記録設定の各設定内容を押しボタンやレバースイッチ等の物理的な状態を変更することで入力するものなどであっても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、プリントジョブの生成時にプリントジョブごとにテストチャート62の記録設定を行う例を用いて説明したが、これに限られず、例えば操作表示部81に対するユーザーによる所定の入力操作がなされたタイミングで記録設定が行われても良い。このような態様では、複数の異なるプリントジョブに対して共通の記録設定でテストチャート62の記録を行ったり、プリントジョブの実行中にテストチャート62の記録設定を変更したりすることができる。
また、上記実施形態及び各変形例では、テスト画像としてハーフトーン画像からなるテストチャート62を記録する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではなく、テスト画像は、ノズル243からのインク吐出により記録されノズル243の吐出状態の検査に用いられる他の画像であっても良い。例えば、テスト画像として欠位置特定チャートを記録し、当該欠位置特定チャートの画像読取部26による読取結果から不良ノズルの有無を判別しても良い。また、テスト画像は、不良ノズルの検出に用いられるものに限られず、例えば、ヘッドユニット24における複数の記録ヘッド242の間でのインク吐出量のばらつきの検出に用いられる階調画像(グレーチャート)などであっても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、複数のヘッドユニット24がそれぞれ互いに異なる色のインクをノズル243から吐出する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではなく、複数のヘッドユニット24がそれぞれ互いに異なる種別のインクをノズル243から吐出する構成とすることができる。ここで、インクの種別は、例えば、色、粘度、融点、定着の方式といったインクの材質に応じた特性により定められるものとすることができる。
また、上記実施形態及び各変形例では、記録媒体Pとして枚葉紙を用いる例を挙げて説明したが、記録媒体Pは、連帳用紙や、ロールトゥロール方式などで供給される媒体などの連続紙であっても良い。このような場合には、記録媒体において搬送方向について連続して通常画像の記録の対象となる複数の記録領域60の各々に対して通常画像61及びテストチャート62が記録される。
また、上記実施形態及び各変形例では、インクジェット記録装置100が画像読取部26を備える例を用いて説明したが、これに代えて、インクジェット記録装置100の外部に別個に設けられた画像読取装置によりテストチャート62の読み取りを行っても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、2本のローラーに支持されローラーの回転に応じて移動する搬送ベルトにより記録媒体Pを搬送するインクジェット記録装置に本発明を適用しても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、記録媒体Pにおける幅方向の画像の記録範囲に亘ってノズル243が配列されたラインヘッドにより画像を記録するインクジェット記録装置100を例に挙げて説明したが、記録ヘッドを走査させながら画像の記録を行うインクジェット記録装置に本発明を適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
本発明は、情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法に利用することができる。
1 記録装置
2 情報処理装置
10 給紙部
11 給紙トレー
12 媒体供給部
20 画像形成部
21 搬送部
211 搬送ドラム
22 受け渡しユニット
23 加熱部
24 ヘッドユニット
241 記録ヘッド駆動部
242 記録ヘッド
243 ノズル
25 定着部
26 画像読取部
27 デリバリー部
28 反転部
30 排紙部
31 排紙トレー
40,70 制御部
41,71 CPU
42,72 RAM
43,73 ROM
44,74 記憶部
51 搬送駆動部
52,83 入出力インターフェース
53,84 バス
60 記録領域
61 通常画像
62,62Y,62M,62C,62K テストチャート
81 操作表示部
82 画像処理部
100 インクジェット記録装置
200 外部装置
HM,HM1〜HM4 ヘッドモジュール
P 記録媒体

Claims (24)

  1. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を備え
    前記入力手段は、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の一の記録領域に対して前記テスト画像の記録を行うインク吐出部の最大数を指定する第2の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部のうち前記第2の入力操作により指定された最大数以下のインク吐出部の各々により、記録媒体の前記記録領域の各々に前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記入力手段は、前記検査対象のインク吐出部を指定する前記第1の入力操作を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を備え、
    前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出部を選択する第1の検査対象選択モードを指定する前記第1の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作による前記第1の検査対象選択モードの指定に応じて、前記通常画像の画像データに基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作により前記第1の検査対象選択モードが指定された場合に、前記通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出部を選択することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定情報生成手段は、前記通常画像の画像データに基づいて、前記複数のインク吐出部による前記通常画像の記録に必要な前記複数のインク吐出部の各々におけるノズルからのインク吐出量を取得し、当該インク吐出量が所定の基準量よりも大きいインク吐出部を、前記検査対象のインク吐出部として選択することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を備え、
    前記入力手段は、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の記録領域ごとに、当該記録領域に対して前記テスト画像の記録を行う前記検査対象のインク吐出部を指定する前記第1の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、複数の前記記録領域の各々に対して前記第1の入力操作により指定された前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を備え、
    前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
    前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
    前記入力手段は、前記検査対象のインク吐出部において前記テスト画像の記録に用いられる検査対象のインク吐出ヘッドの選択に係る第3の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により、前記第3の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出ヘッドを用いた前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記入力手段は、前記検査対象のインク吐出ヘッドを指定する前記第3の入力操作を受け付けることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出ヘッドを選択する第2の検査対象選択モードを指定する前記第3の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、第3の入力操作による前記第2の検査対象選択モードの指定に応じて、前記検査対象のインク吐出部により、前記通常画像の画像データに基づいて選択される前記検査対象のインク吐出ヘッドを用いた前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記設定情報生成手段は、前記第3の入力操作により前記第2の検査対象選択モードが指定された場合に、前記通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出ヘッドを選択することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記設定情報生成手段は、前記通常画像の画像データに基づいて、前記複数のインク吐出部による前記通常画像の記録に必要な前記複数のインク吐出ヘッドの各々におけるノズルからのインク吐出量を取得し、当該インク吐出量が所定の基準量よりも大きいインク吐出ヘッドを、前記検査対象のインク吐出ヘッドとして選択することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を備え、
    前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて前記複数のインク吐出部におけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
    前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第4の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、前記第4の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理装置であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成手段と、
    を備え、
    前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
    前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
    前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて、前記複数のインク吐出部の各々に設けられた前記複数のインク吐出ヘッドにおけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
    前記入力手段は、前記複数のインク吐出部の各々における前記複数のインク吐出ヘッドの各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第5の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成手段は、前記第5の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記設定情報に基づく設定に従って前記検査対象のインク吐出部により記録される前記テスト画像を含む画像のテスト画像データを生成するテスト画像データ生成手段を備えることを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記テスト画像データ生成手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像及び前記テスト画像を含む画像の前記テスト画像データを生成することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記設定情報を前記記録装置に出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜15の何れか一項に記載の情報処理装置。
  17. 前記テスト画像データを前記記録装置に出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項14又は15に記載の情報処理装置。
  18. 請求項1〜17の何れか一項に記載の情報処理装置と、
    互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置と、
    を備え、
    前記記録装置は、前記情報処理装置において生成された前記設定情報に基づいた前記テスト画像の記録を前記検査対象のインク吐出部により行わせる記録制御手段を備える
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  19. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
    を含み、
    前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の一の記録領域に対して前記テスト画像の記録を行うインク吐出部の最大数を指定する第2の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成ステップでは、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部のうち前記第2の入力操作により指定された最大数以下のインク吐出部の各々により、記録媒体の前記記録領域の各々に前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  20. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
    を含み、
    前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により記録媒体上に記録される記録対象の通常画像の画像データに基づいて前記検査対象のインク吐出部を選択する第1の検査対象選択モードを指定する前記第1の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成ステップでは、前記第1の入力操作による前記第1の検査対象選択モードの指定に応じて、前記通常画像の画像データに基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  21. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
    を含み、
    前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部におけるノズルからのインク吐出の対象となる記録媒体上の記録領域ごとに、当該記録領域に対して前記テスト画像の記録を行う前記検査対象のインク吐出部を指定する前記第1の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成ステップでは、複数の前記記録領域の各々に対して前記第1の入力操作により指定された前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  22. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
    を含み、
    前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
    前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
    前記入力ステップでは、前記検査対象のインク吐出部において前記テスト画像の記録に用いられる検査対象のインク吐出ヘッドの選択に係る第3の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成ステップでは、前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により、前記第3の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出ヘッドを用いた前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  23. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備えた記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
    を含み、
    前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて前記複数のインク吐出部におけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
    前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部の各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第4の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成ステップでは、前記第4の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  24. 互いに異なる種別のインクをそれぞれノズルから記録媒体上に吐出する複数のインク吐出部を備える記録装置における動作の制御の設定に用いられる設定情報を生成する情報処理方法であって、
    前記複数のインク吐出部のうち、ノズルからの吐出状態の検査に用いられるテスト画像を記録媒体上に記録する検査対象のインク吐出部の選択に係る第1の入力操作を受け付ける入力ステップ、
    前記第1の入力操作に基づいて選択される前記検査対象のインク吐出部により前記テスト画像の記録を行わせる設定に用いられる前記設定情報を生成する設定情報生成ステップ、
    を含み、
    前記記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記複数のインク吐出部の各々は、複数の前記ノズルが各々設けられた複数のインク吐出ヘッドを有し、
    前記複数のインク吐出ヘッドは、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に直交する幅方向についての前記複数のノズルの配置範囲が互いに異なり、かつ当該複数のインク吐出ヘッドにおいて前記幅方向についての所定の記録幅に亘ってノズルが配置されるように設けられ、
    前記記録装置は、前記テスト画像の読取手段による読取結果に基づいて、前記複数のインク吐出部の各々に設けられた前記複数のインク吐出ヘッドにおけるノズルからの吐出不良を検出する吐出不良検出手段を有し、
    前記入力ステップでは、前記複数のインク吐出部の各々における前記複数のインク吐出ヘッドの各々に対して吐出不良の検出精度を指定する第5の入力操作を受け付け、
    前記設定情報生成ステップでは、前記第5の入力操作により指定された検出精度で前記吐出不良検出手段により前記吐出不良を検出する設定に用いられる前記設定情報を生成する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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