JP6885220B2 - モータ - Google Patents

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本発明は、モータに関するものである。
従来、回転軸を回転駆動するモータ部と、回転軸の回転駆動を制御するための回路基板と、回路基板を収容する回路収容凹部を有するケースと、回路収容凹部の開口部を閉塞する合成樹脂材料よりなる板状のカバーとを備えたモータがある(例えば特許文献1参照)。カバーの周縁部は、ケースにおける回路収容凹部の開口端部に溶着等により固着されている。
米国特許第9025319号明細書
ところで、カバーにかかる材料費を低減させるためには、カバーを薄型化してカバーに要する樹脂量を減らすことが好ましい。しかしながら、単純にカバーを薄型化すると、カバーに反りが生じてしまい、回路収容凹部の開口端部にカバーを密着させることが困難となってしまう。すると、回路収容凹部の開口部をカバーで閉塞する際、回路収容凹部の開口端部とカバーとの間に部分的に隙間が生じてしまい、回路収容凹部の開口端部とカバーとを密着させることが困難となるという問題が生じる。その結果、回路収容凹部の開口端部とカバーとを回路収容凹部の開口部の全周に亘って液密に固着し難くなり、回路収容凹部の開口端部とカバーとの間の液密性を確保することが困難となる虞がある。例えば、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として使用されるモータは、車両において被水しやすい場所に配置されるため、回路基板に水等の液体が付着することを抑制するために回路収容凹部の開口端部とカバーとの間の液密性を確保することが顕著に望まれる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、カバーを薄型化しても回路収容凹部の開口端部とカバーとの密着性を向上させることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、回転軸を回転駆動するモータ部と、前記回転軸の回転駆動を制御するための回路基板を収容する回路収容凹部を有するケースと、前記回路収容凹部の開口部を閉塞する合成樹脂よりなるカバーとを備えたモータであって、前記カバーは、前記回路収容凹部の開口端面よりも外周で前記カバーの外周縁から前記カバーの表面側及び前記カバーの裏面側に突出した外周リブと、前記開口端面よりも内側で前記カバーの表面側及び前記カバーの裏面側の少なくとも一方側に突出した内側リブとを有する。
この構成によれば、カバーには、回路収容凹部の開口端面よりも外周側に位置する外周リブと、同開口端面よりも内側に位置する内側リブとが設けられているため、これら外周リブ及び内側リブによって合成樹脂製のカバーの反りを抑制することができる。そして、カバーは、外周リブよりも内側且つ内側リブよりも外周側の部分で回路収容凹部の開口端部に固着されることになる。従って、カバーを薄型化しても回路収容凹部の開口端部とカバーとの密着性を向上させることができる。
上記モータにおいて、前記内側リブは、前記回路収容凹部の開口端部の内周面に沿った環状をなす環状部を有することが好ましい。
この構成によれば、内側リブが有する環状部が回路収容凹部の開口端部の内周面に沿った環状をなしているため、カバーにおける回路収容凹部の開口端部(開口端面)と対向する部分、即ち開口端部と固着される部分の反りをより抑制することができる。従って、カバーにおける回路収容凹部の開口端部と対向する部分の平面度が低下されることがより抑制されるため、カバーを薄型化しても回路収容凹部の開口端部とカバーとの密着性をより向上させることができる。
上記モータにおいて、前記ケースは、前記回路収容凹部の開口端部の外周面に、前記外周リブが配置される段差部を有することが好ましい。
この構成によれば、カバーの外周縁に設けられた外周リブが配置される段差部が回路収容凹部の開口端部の外周面に設けられることにより、カバーの外形を小さくすることが可能となる。そして、カバーの外形を小さくすることによりカバーの小型化を図ることができるため、カバーに要する樹脂量を減らすことができ、その結果、カバーにかかる材料費を低減させることができる。
上記モータにおいて、前記開口端面及び前記カバーにおける前記開口端面と対向する部位の何れか一方には、前記回路収容凹部の開口端部に沿った環状をなし突出方向の先端側ほど幅が狭い突条部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、回路収容凹部の開口部を閉塞するようにケースに対して配置されたカバーは、突条部の先端(頂部)に当接することになる。突条部の先端の面積は、回路収容凹部の開口端面の面積、及び、カバーにおける回路収容凹部の開口端面と対向する部位の面積よりも小さい。従って、回路収容凹部の開口端面もしくはカバーにおける回路収容凹部の開口端面と対向する部位において平面度を出す場合に比べて、突条部の先端において平面度を出す方が容易である。よって、ケースとカバーとの当接部分における平面度を高めやすくなるため、回路収容凹部の開口端部とカバーとの密着性を更に向上させることができる。
上記モータにおいて、前記外周リブは、前記カバーの表面及び前記カバーの裏面に同形状で設けられていることが好ましい。
この構成によれば、外周リブは、カバーの表面側に突出した部分とカバーの裏面側に突出した部分との形状が同じであるため、カバーの表面と裏面との両面に、回路収容凹部の開口端部と固着する面を確保することができる。従って、回路収容凹部の凹設方向から見て回路収容凹部の開口部の形状が線対称となる2種類のモータに対して、1種類のカバーで回路収容凹部の開口部を閉塞することができる。その結果、カバーの種類を減少させることができるため、モータの製造コストを低減させることができる。
上記モータにおいて、前記回路基板は、前記回転軸と一体回転するセンサマグネットの磁界を検出する磁気センサを有し、前記回転軸の回転軸線方向から見て、モータ扁平直交方向に前記回転軸と重ならない位置に前記回路基板の厚さ方向がモータ扁平直交方向と平行をなすように配置され、前記磁気センサは、前記磁気センサに対して垂直方向に入る縦磁場と、前記磁気センサに対して水平方向に入る横磁場とを同時に検出することが可能であり、前記回転軸の回転軸線方向から見て、前記回転軸のモータ扁平方向範囲外に配置されており、前記回路収容凹部の開口部は、モータ扁平直交方向から見て、前記回転軸と重ならない範囲に設けられており、前記カバーは、前記モータ扁平直交方向に前記回転軸と重ならないことが好ましい。
この構成によれば、磁気センサは、該磁気センサに対して垂直方向に入る縦磁場と水平方向に入る横磁場とを同時に検出することが可能である。そのため、磁気センサを有する回路基板を、回転軸の回転軸線方向から見て、モータ扁平直交方向に回転軸と重ならない位置に当該回路基板の厚さ方向がモータ扁平方向と平行をなすように配置することができる。即ち、磁気センサを、回転軸の回転軸線方向から見て、回転軸のモータ扁平方向範囲内で、センサマグネットと同センサマグネットの直径方向に対向する位置に配置しなくてもよいため、回路基板を、回転軸の回転軸線方向から見て、モータ扁平直交方向に回転軸と重なる位置まで延ばさなくてもよい。従って、回路基板を小型化することが可能となる。そして、回路基板を小型化すると、回路収容凹部の開口部を回路基板の大きさに応じて小さくすることが可能となる。即ち、回路収容凹部の開口部を、モータ扁平直交方向から見て、回転軸と重ならない範囲に設けることが可能となる。そして、回路収容凹部の開口部を閉塞するカバーを、モータ扁平直交方向に回転軸と重ならない形状とすることにより小型化することができる。カバーを小型化することにより、カバーに要する樹脂量を減らすことができ、同カバーにかかる材料費を低減できる。
本発明のモータによれば、カバーを薄型化しても回路収容凹部の開口端部とカバーとの密着性を向上させることができる。
実施形態のモータの正面図。 実施形態のモータの分解斜視図。 実施形態のモータにおけるモータ部、回路基板及びカバーの側面図。 従来のモータの一部を示す概略図。 実施形態のモータの断面図。 実施形態のモータの断面図(図1における3−3断面図)。 (a)は実施形態におけるカバーの正面図、(b)は実施形態におけるカバーの背面図。 別の形態のモータの断面図。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、制御回路付きギヤードモータであって、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。モータ10は、回転子21の回転軸22を回転駆動するモータ部20と、回転軸22の回転を減速して出力する出力部40とを備えている。
モータ部20は、有底筒状のヨークハウジング23を備えている。ヨークハウジング23は、導電性の金属材料よりなり、その内周面には永久磁石24が固定されている。ヨークハウジング23の開口部には、外周側に延びるフランジ23aが設けられている。
また、図1及び図2に示すように、モータ部20は、ヨークハウジング23の開口部を略閉塞するように設けられたブラシホルダ25を有する。ブラシホルダ25は、回転子21の整流子26に摺接する一対の給電ブラシ27を保持している。また、ブラシホルダ25は、各給電ブラシ27とそれぞれチョークコイル28を介して電気的に接続されたターミナル29を保持している。なお、回転軸22は、ブラシホルダ25を軸方向に貫通しており、同回転軸22におけるブラシホルダ25よりも外側(出力部40側)に突出した先端側の部分には、環状のセンサマグネット31が同回転軸22と一体回転可能に固定されている。
出力部40は、合成樹脂材料よりなるケースとしてのギヤハウジング41を有する。ギヤハウジング41は、ヨークハウジング23のフランジ23aが固定される固定部42を有する。ヨークハウジング23とギヤハウジング41とは、互いの間にブラシホルダ25を挟持した状態でフランジ23aがボルト51にて固定部42に固定されることにより互いに連結されている。
また、ギヤハウジング41は、固定部42の内側に、ブラシホルダ25の一部(ヨークハウジング23の外部に露出した部分)を収容するブラシホルダ収容凹部43を有する。更に、ギヤハウジング41は、固定部42から回転軸22の回転軸線L1方向に延びるウォーム収容部44と、該ウォーム収容部44の側方(図1において下方)に形成されたホイール収容部45とを有する。ウォーム収容部44には、回転軸22の先端部とクラッチ52を介して連結されたウォーム軸53が収容され、ホイール収容部45には、ウォーム軸53と噛合するウォームホイール54が収容されている。ウォームホイール54の軸中心には、出力軸55が設けられている。出力軸55の先端部(図1において紙面奥側の端部)は、ギヤハウジング41の外部に露出しており、ウォーム軸53及びウォームホイール54にて減速された回転軸22の回転が同出力軸55から出力されるようになっている。この出力軸55の先端部には、図示しないレギュレータ等を介してウインドガラスが連結される。
なお、本実施形態のモータ10は、回転軸線L1方向から見ると、短手方向と長手方向を有する扁平形状をなしている。そして、本実施形態では、回転軸線L1方向から見て、出力軸55の回転軸線方向がモータ10の短手方向(厚さ方向)となっており、出力軸55の回転軸線と直交する方向がモータ10の長手方向となっている。即ち、本実施形態では、回転軸線L1方向から見て、出力軸55の回転軸線と直交する方向がモータ扁平方向となり、出力軸55の回転軸線方向がモータ扁平直交方向となっている。
また、ギヤハウジング41は、モータ扁平直交方向(ウォームホイール54(出力軸55)の回転軸線方向であってモータ10の厚さ方向。図1において紙面垂直方向)に凹設された回路収容凹部46を有する。回路収容凹部46は、ギヤハウジング41において、ホイール収容部45からモータ部20側(図1において左側)に突出した部位に亘って設けられている。回路収容凹部46の開口部46aは、回路収容凹部46の凹設方向と同方向のモータ扁平直交方向に開口している。また、本実施形態の回路収容凹部46は、モータ扁平直交方向から見た形状(即ち図1に示す形状)が、略L字状をなしている。そして、回路収容凹部46には、回路収容凹部46の開口部46aに応じた形状をなす回路基板56が収容されている。
回路基板56は、回路収容凹部46の開口部46aに応じた略L字状の平板状をなしている。回路基板56は、前記センサマグネット31の磁界を検出する磁気センサとしてのホールIC57(図3参照)や、ウインドガラスの挟み込み防止制御を行うための種々の素子からなる挟み込み防止制御部を備えている。回路基板56には、ブラシホルダ25にて保持された前記ターミナル29が電気的に接続されている。また、ギヤハウジング41において回路収容凹部46の側方に設けられたコネクタ部47から延びる複数のコネクタターミナル58が回路収容凹部46の内部に露出しており、これらコネクタターミナル58が回路基板56に電気的に接続されている。なお、コネクタ部47には図示しない外部コネクタが接続され、回路基板56は、当該外部コネクタ及びコネクタターミナル58を介して、外部の電源装置から電源の供給を受けたり、回転軸22の回転駆動を制御するための信号のやり取りを外部機器との間で行ったりする。
図2及び図3に示すように、回路基板56は、回路収容凹部46の内部に、回路収容凹部46の底部46bと平行をなすように収容されている。また、回路基板56は、回転軸線L1方向から見て、回路基板56の厚さ方向(図3において上下方向)がモータ扁平方向と平行をなすように配置されている。
図3に示すように、回路基板56が備えるホールIC57は、本実施形態では、ホールIC57に垂直方向に入る縦磁場と、同ホールIC57に水平方向に入る横磁場とを同時に検出することが可能である。そして、本実施形態では、ホールIC57は、回転軸線L1方向から見て、回転軸22のモータ扁平方向範囲A1外、更にはセンサマグネット31のモータ扁平方向範囲A2外に配置されている。また、本実施形態では、回転軸線L1方向から見て、ホールIC57は、センサマグネット31のモータ扁平直交方向範囲B内に配置されている。詳しくは、回転軸線L1方向から見て、ホールIC57は、回転軸線L1を通りモータ扁平直交方向に延びる直線L11と、回転軸線L1を通りモータ扁平方向に延びる直線L12との間の角度位置(図3において回転軸22の左斜め上)に配置されている。縦磁場と横磁場とを同時に検出可能なホールIC57を使用することによりこのような位置にホールIC57を配置可能であるため、回転軸線L1方向から見て、回路基板56を、モータ扁平方向に沿って直線L11と重なる位置まで延ばさなくてもよい。従って、回路基板56をモータ扁平方向に小型化することができ、回転軸線L1方向から見て、同回路基板56をモータ扁平直交方向に回転軸22と重ならない位置に配置することができる。
ここで、図4に、回転軸101の回転軸線L21方向から見て、ホールIC102が、回転軸101のモータ扁平方向範囲A11内でセンサマグネット103と同センサマグネット103の直径方向に対向する位置に配置されたモータの概略図を示す。図4に示すモータでは、回転軸線L21方向から見て、回転軸線L21を通りモータ扁平直交方向に延びる直線L31と重なる位置まで回路基板104をモータ扁平方向に沿って延ばすことになる。そのため、回路基板104を収容する回路収容凹部(図示略)の開口部も同回路基板104の大きさに応じて、モータ扁平直交方向に回転軸101と重なる範囲まで拡大されることになる。すると、回路収容凹部の開口部を閉塞するカバー105も、当該開口部の大きさに応じてモータ扁平直交方向に回転軸101と重なる位置まで拡大されることになる。なお、図4に示すモータにおいて、回転軸線L21方向から見た回転軸線L21と回路基板104との間の距離を距離D11とする。
図1及び図3に示すように、本実施形態では、ホールIC57を上記した位置に配置することができるため、回路基板56を、回転軸線L1方向から見て、直線L11と重ならない位置であって、モータ扁平方向(図3において左右方向)にセンサマグネット31と重なる位置に配置することができる。従って、回転軸線L1方向から見た回転軸線L1と回路基板56との間の距離D1(即ち直線L12と回路基板56との間の距離)を、図4に示すモータに比べて縮めることができる。即ち、距離D1を、距離D11(図4参照)よりも短くすることができる。
また、図1に示すように、回路収容凹部46の開口部46aは、同開口部46aから回路収容凹部46内に回路基板56を配置できるように回路基板56の外形形状に応じた形状に形成されている。そのため、回路基板56が小型化されると、回路基板56の大きさに応じて回路収容凹部46の開口部46aも小さくすることが可能である。そして、本実施形態では、回路収容凹部46の開口部46aは、回路基板56の大きさに応じて、モータ扁平直交方向から見て(図1に示す状態)回転軸22と重ならない範囲に設けられている。
図1及び図6に示すように、回路収容凹部46の開口部46aは、合成樹脂製のカバー61にて閉塞されている。また、カバー61は、回路収容凹部46の開口部46aの形状に応じた形状をなしており、モータ扁平直交方向に回転軸22と重ならない大きさとなっている。カバー61は、平板状をなしており、回路収容凹部46の開口部46aの形状に応じた略L字状の板状をなしている。
図5及び図6に示すように、カバー61は、回路収容凹部46の開口端部46cにレーザ溶着により固着されている。回路収容凹部46の開口端部46cは、本実施形態では、回路収容凹部46の外周縁に沿って立設された側壁部46dの先端部である。また、回路収容凹部46の開口端面46e(側壁部46dの先端面)は、平面状をなしている。そして、開口端面46eには、回路収容凹部46の開口端部46cに沿った環状をなす突条部46fが設けられている。突条部46fは、開口端面46eから回路収容凹部46の開口方向に突出しており、突出方向の先端側ほど幅が狭くなっている。そして、カバー61がギヤハウジング41に固着される前の状態(図5において二点鎖線で示す状態)において、突条部46fの先端面46gは、開口端面46eと平行な平面状をなしている。
カバー61は、回路収容凹部46の開口端面46eよりも外周でカバー61の外周縁からカバー61の表面61a側及び裏面61b側に突出した外周リブ62を有する。外周リブ62は、表面61a側への突出量と裏面61b側への突出量とが等しくなっている。本実施形態では、外周リブ62は、同外周リブ62の延びる方向と直交する断面形状が矩形状をなしている。
また、図5、図7(a)及び図7(b)に示すように、カバー61は、回路収容凹部46の開口端面46eよりも内側でカバー61の表面61a側に突出した第1内側リブ63と、回路収容凹部46の開口端面46eよりも内側でカバー61の裏面61b側に突出した第2内側リブ64とを有する。第1内側リブ63及び第2内側リブ64は、それぞれ回路収容凹部46の開口端部46cの内周面46mに沿った環状をなす環状部65を有する。環状部65は、外周リブ62との間に一定の間隔を維持して延びている。また、第1内側リブ63及び第2内側リブ64は、環状部65の内側にそれぞれ補助部66を有する。本実施形態では、補助部66は、環状部65の内側の領域を複数の四角形状に区画するように直線的に延びるリブと、区画された各部分の対角線に沿って直線状に延びるリブとから構成されている。
第1内側リブ63と第2内側リブ64とは、カバー61の表面61aと裏面61bとにおいて同じ位置に同じ形状で形成されている。更に、外周リブ62は、カバー61の表面61a及び裏面61bに同形状で設けられている。そのため、カバー61は、表面61a側の形状と裏面61b側の形状とが、線対称形状をなしている。また、本実施形態では、表面61a側における外周リブ62の高さ(突出量)と第1内側リブ63の高さとが等しく、外周リブ62における表面61a側の先端面62aと第1内側リブ63の先端面63aとは同一平面内に位置する。同様に、裏面61b側における外周リブ62の高さ(突出量)と第2内側リブ64の高さとが等しく、外周リブ62における裏面61b側の先端面62bと第2内側リブ64の先端面64aとは同一平面内に位置する。
図5に示すように、カバー61は、裏面61bがギヤハウジング41側(回路基板56側)を向いた状態で同ギヤハウジング41に対して配置されている。詳しくは、カバー61は、外周リブ62が開口端面46eよりもギヤハウジング41の外周側に位置し、且つ、同外周リブ62における裏面61b側に突出した部分の内周面62cが回路収容凹部46の開口端部46cの外周面46nと対向するようにギヤハウジング41に対して配置されている。そして、カバー61における外周リブ62よりも内側且つ第2内側リブ64よりも外側の部分と、回路収容凹部46の開口端部46c(開口端面46e)とが、ギヤハウジング41に対するカバー61の重ね合わせ方向(図5において上下方向)に対向している。また、カバー61の裏面61bにおいて、第2内側リブ64の環状部65よりも外側且つ外周リブ62よりも内側の部分は、回路収容凹部46の開口端部46c(開口端面46e)と対向する平坦な固着面61cとなっている。カバー61がギヤハウジング41に固着される前の状態では、カバー61の固着面61cがギヤハウジング41の突条部46fの先端面46gに面接触により当接する。
回路収容凹部46の開口部46aを閉塞するようにギヤハウジング41に対して配置されたカバー61は、突条部46fとカバー61における突条部46fと対向する部分がレーザ溶着によりカバー61の全周に亘って固着されている。このように、カバー61の全周に亘って、即ち開口端部46cの全周に亘ってカバー61とギヤハウジング41とが溶着されることにより、カバー61とギヤハウジング41との間の液密性が確保されている。
図1乃至図3に示すように、上記したモータ10では、外部の電源装置からコネクタ部47を介してモータ10に供給された電流は、コネクタターミナル58、回路基板56、ターミナル29、チョークコイル28、給電ブラシ27を介して整流子26(更には回転子21の巻線)に供給される。すると、回転子21(回転軸22)が回転駆動され、回転軸22の回転がウォーム軸53に伝達される。ウォーム軸53に伝達された回転軸22の回転は、ウォーム軸53及びウォームホイール54にて減速されて出力軸55から出力される。そして、出力軸55の回転方向に応じて、車両のウインドガラスが上昇もしくは下降される。このとき、回路基板56の挟み込み防止制御部は、ホールIC57が回転軸22と一体回転するセンサマグネット31の磁界を検出することで、回転軸22の回転速度や回転数を検出する。そして、回路基板56の挟み込み防止制御部は、例えば、ウインドガラスにて異物が挟み込まれたと判定すると、回転軸22の回転を停止する(回転子21への給電を停止する)、もしくはウインドガラスを下降させるための回転子21への給電を行う。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、カバー61は、回路収容凹部46の開口端面46eよりも外周でカバー61の外周縁からカバー61の表面61a側及び裏面61b側に突出した外周リブ62を有する。更に、カバー61は、回路収容凹部46の開口端面46eよりも内側でカバー61の表面61a側に突出した第1内側リブ63と、同開口端面46eよりも内側でカバー61の裏面61b側に突出した第2内側リブ64とを有する。そのため、これら外周リブ62、第1内側リブ63、及び第2内側リブ64によって合成樹脂製のカバー61の反りを抑制することができる。そして、カバー61は、外周リブ62よりも内側且つ第1及び第2内側リブ63,64よりも外周側の部分で回路収容凹部46の開口端部46cに溶着により固着されている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)外周リブ62、第1内側リブ63、及び第2内側リブ64によってカバー61の反りが抑制されるため、カバー61を薄型化しても回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との密着性を向上させることができる。その結果、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との溶着を良好に行うことができるため、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との間の液密性を確保することができる。
(2)第1及び第2内側リブ63,64がそれぞれ有する環状部65は、回路収容凹部46の開口端部46cの内周面46mに沿った環状をなしている。そのため、カバー61における回路収容凹部46の開口端部46c(開口端面46e)と対向する部分、即ち開口端部46cと固着される部分の反りをより抑制することができる。従って、カバー61における回路収容凹部46の開口端部46cと対向する部分(固着面61c)の平面度が低下されることがより抑制されるため、カバー61を薄型化しても回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との密着性をより向上させることができる。その結果、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との溶着をより良好に行うことができ、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との間の液密性をより確実に確保することができる。
(3)回路収容凹部46の開口端面46eには、回路収容凹部46の開口端部46cに沿った環状をなし突出方向の先端側ほど幅が狭い突条部46fが設けられている。そのため、回路収容凹部46の開口部46aを閉塞するようにギヤハウジング41に対して配置されたカバー61は、突条部46fの先端面46gに当接することになる。突条部46fの先端面46gの面積は、回路収容凹部46の開口端面46eの面積よりも小さい。従って、回路収容凹部46の開口端面46eにおいて平面度を出す場合に比べて、突条部46fの先端面46gにおいて平面度を出す方が容易である。よって、ギヤハウジング41におけるカバー61との当接部分の平面度を高めやすくなるため、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との密着性を更に向上させることができる。その結果、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との溶着を更に良好に行うことができ、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との間の液密性を更に確実に確保することができる。
(4)外周リブ62は、カバー61の表面61a側に突出した部分とカバー61の裏面61b側に突出した部分との形状が同じであるため、カバー61の表面61aと裏面61bとの両面に、回路収容凹部46の開口端部46cと固着する面を確保することができる。従って、回路収容凹部46の凹設方向から見て回路収容凹部46の開口部46aの形状が線対称となる2種類のモータに対して、1種類のカバー61で回路収容凹部46の開口部46aを閉塞することができる。その結果、カバー61の種類を減少させることができるため、モータ10の製造コストを低減させることができる。例えば、車両の右側方のウインドガラスを昇降させるパワーウインド装置の駆動源となるモータと、車両の左側方のウインドガラスを昇降させるパワーウインド装置の駆動源となるモータとは、モータ扁平直交方向から見て、ギヤハウジング41の形状が線対称となるため、回路収容凹部46の開口部46aの形状が線対称となる。このような2種類のモータにおいて、各モータに対してカバーをそれぞれ形成するのではなく、1種類のカバー61にて対応することができる。
(5)ホールIC57は、該ホールIC57に対して垂直方向に入る縦磁場と水平方向に入る横磁場とを同時に検出することが可能である。そのため、ホールIC57を有する回路基板56を、回転軸線L1方向から見て、モータ扁平直交方向に回転軸22と重ならない位置に当該回路基板56の厚さ方向がモータ扁平方向と平行をなすように配置することができる。即ち、ホールIC57を、回転軸線L1方向から見て、回転軸22のモータ扁平方向範囲A1内で、センサマグネット31と同センサマグネット31の直径方向に対向する位置に配置しなくてもよいため、回路基板56を、回転軸線L1方向から見て、モータ扁平直交方向に回転軸22と重なる位置まで延ばさなくてもよい。従って、回路基板56をモータ扁平方向に小型化することが可能となる。そして、回路基板56を小型化すると、回路収容凹部46の開口部46aを回路基板56の大きさに応じて小さくすることが可能となる。即ち、回路収容凹部46の開口部46aを、モータ扁平直交方向から見て、回転軸22と重ならない範囲に設けることが可能となる。そして、回路収容凹部46の開口部46aを閉塞するカバー61を、モータ扁平直交方向に回転軸22と重ならない形状とすることにより小型化することができる。カバー61を小型化することにより、カバー61に要する樹脂量を減らすことができ、同カバー61にかかる材料費を低減できる。
また、本実施形態では、回路基板56を、回転軸線L1方向から見て、直線L11と重ならない位置であって、モータ扁平方向にセンサマグネット31と重なる位置に配置している。そのため、回転軸線L1方向から見て、ホールICが回転軸のモータ扁平方向範囲内でセンサマグネットと同センサマグネットの直径方向に対向する位置に配置される場合に比べて、回転軸線L1と回路基板56との間の距離D1を縮めることができる。従って、モータ10がモータ扁平直交方向に厚くなることを抑制しつつ、カバー61に外周リブ62、第1内側リブ63及び第2内側リブ64を設けることができる。
(6)外周リブ62は、回路収容凹部46の開口端面46eよりもギヤハウジング41の外周側に位置し、同外周リブ62における裏面61b側に突出した部分の内周面62cが回路収容凹部46の開口端部46cの外周面46nと対向している。即ち、外周リブ62は、回路収容凹部46の開口端部46cの外周を覆うように設けられている。そのため、溶着によりカバー61を回路収容凹部46の開口端部46cに固着する際に回路収容凹部46の開口端面46eとカバー61の固着面61cとの間で生じたバリが、モータ10の外部に露出することが外周リブ62によって抑制される。従って、当該バリによってモータ10の外観が損ねられることが抑制される。また、当該バリに異物等が接触することが外周リブ62によって抑制されるため、異物等の接触により当該バリが落下することが抑制される。従って、例えばモータ10の製造時に、落下したバリによって製造ラインが停止されてしまうことを抑制できる。
(7)カバー61を超音波溶着により回路収容凹部46の開口端部46cに固着する場合には、特定の周波数でカバー61及びギヤハウジング41を発振させることになるため、振動や粉塵による回路基板56の損傷が懸念される。また、同場合には、超音波溶着を行う際に回路基板56がカバー61及びギヤハウジング41と共振することを防止するために、事前に回路基板56の共振点(共振周波数)を検証するのが一般的である。そのため、回路基板56の実装部品を変更したり回路基板56の仕様を変更したりする度に、回路基板56の共振点を検証することになるため、結果的にモータ10の製造コストが高くなるという問題が生じる。
しかしながら、本実施形態では、カバー61は、レーザ溶着によって回路収容凹部46の開口端部46cに固着されるものである。そのため、カバー61を開口端部46cに固着する際にカバー61及びギヤハウジング41を発振させなくてもよいため、振動や粉塵による回路基板56の損傷を懸念しなくてもよい。また、回路基板56の実装部品の変更や仕様の変更を行っても、共振点の検証を行わなくてもよいため、回路基板56における実装部品の変更や仕様の変更を容易に行うことができる。従って、超音波溶着によって回路収容凹部46の開口端部46cにカバー61を溶着する場合に比べて、モータ10の製造コストを低減させることができる。
(8)外周リブ62は、回路収容凹部46の開口端面46eよりも外周側に位置するため、回路収容凹部46の開口端部46cの外周面46nと対向する。従って、ギヤハウジング41に対するカバー61の位置決めを外周リブ62によって行うことができる。また、外周リブ62はカバー61の外周縁に設けられているものであるため、外周リブ62が回路収容凹部46の開口端面46eよりも外周に位置するようにさえすれば、ギヤハウジング41に対してカバー61を配置したときに回路収容凹部46の開口部46aをカバー61によって閉塞できる。従って、ギヤハウジング41に対するカバー61の位置決めを外周リブ62によって行うことにより、カバー61の寸法精度を高精度にしなくてもよくなる。その結果、カバー61にかかるコストをより低減させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・図8に示すように、ギヤハウジング41は、回路収容凹部46の開口端部46cの外周面46nに、外周リブ62が配置される段差部48を有するものであってもよい。段差部48は、開口端部46cの外形を小さくするように凹設されており、回路収容凹部46の開口方向(図8において上方)と同方向及び回路収容凹部46の外周側に開口している。また、段差部48は、回路収容凹部46の開口端面46eに対して回路収容凹部46の底部側(図8において下側)に一段低くなる形状をなしている。そして、カバー61は、段差部48内に外周リブ62が配置されるようにギヤハウジング41に対して配置されている。段差部48に配置された外周リブ62は、裏面61b側の先端面62bが段差部48の底面48aと対向している。
このように、カバー61の外周縁に設けられた外周リブ62が配置される段差部48が回路収容凹部46の開口端部46cの外周面46nに設けられることにより、カバー61の外形を小さくすることが可能となる。そして、カバー61の外形を小さくすることによりカバー61の小型化を図ることができるため、カバー61に要する樹脂量を減らすことができ、その結果、カバー61にかかる材料費を低減させることができる。また、モータ10の小型化を図ることもできる。
なお、外周リブ62は、その全体が、ギヤハウジング41に対するカバー61の重ね合わせ方向(図8において上下方向)に段差部48の底面48aと重ならなくてもよい。少なくとも外周リブ62における内周側の部分が、ギヤハウジング41に対するカバー61の重ね合わせ方向に段差部48の底面48aと重なるように外周リブ62が段差部48に配置されれば、カバー61の外形を小さくして同カバー61の小型化を図ることが可能である。
また、図8に示す例では、段差部48において、ギヤハウジング41に対するカバー61の重ね合わせ方向に外周リブ62と対向する部分(段差部48の底部)は、回路収容凹部46の開口端部46cから外周側に突出し開口端部46cに沿って延びるとともに外周リブ62の先端面62bと対向する剥離抑制突条部49となっている。剥離抑制突条部49の外周面49a(先端面)は、外周リブ62の外周面62dと面一になっている。
このようにすると、カバー61がギヤハウジング41から剥離される方向に異物等が外周リブ62に接触することが剥離抑制突条部49によって抑制される。従って、カバー61がギヤハウジング41から剥離されることを抑制することができる。
なお、図8に示す例では、剥離抑制突条部49の外周面49aは、外周リブ62の外周面62dと面一になっているが、剥離抑制突条部49の外周面49aは、外周リブ62の外周面62dよりも外周側に位置していてもよい。このようにしても、カバー61がギヤハウジング41から剥離されることを抑制することができる。
また、図8に示す例では、カバー61には、段差部48が設けられたことにより剥離抑制突条部49が設けられている。しかしながら、回路収容凹部46の開口端部46cに段差部48を設けずに、回路収容凹部46の開口端部46cから外周側に突出し同開口端部46cに沿って延びるとともに外周リブ62の先端面62bと対向する剥離抑制突条部をギヤハウジング41に設けてもよい。そして、この剥離抑制突条部の外周面は、外周リブ62の外周面62dと面一になっている、もしくは外周リブ62の外周面62dよりも外周側に位置する。このようにしても、カバー61がギヤハウジング41から剥離されることを抑制することができる。
・上記実施形態では、回路収容凹部46の開口部46aは、モータ扁平直交方向から見て、回転軸22と重ならない範囲に設けられている。しかしながら、回路収容凹部46の開口部46aは、モータ扁平直交方向から見て、回転軸22と重なる範囲に設けられてもよい。そして、カバー61は、回路収容凹部46の形状に応じて、モータ扁平直交方向に回転軸22と重なる大きさに形成されてもよい。
・上記実施形態では、回路基板56は、回転軸線L1方向から見て、直線L11と重ならない位置であって、モータ扁平方向にセンサマグネット31と重なる位置に配置されている。しかしながら、回路基板56は、回転軸線L1方向から見て、直線L11と重なる位置であって、モータ扁平直交方向にセンサマグネット31と重なる位置に配置されてもよい。
・上記実施形態では、回路基板56は、回転軸線L1方向から見て、モータ扁平直交方向に回転軸22と重ならない位置に回路基板56の厚さ方向がモータ扁平方向と平行をなすように配置されている。しかしながら、回路基板56は、回転軸線L1方向から見て、モータ扁平直交方向に回転軸22と重なる位置に回路基板56の厚さ方向がモータ扁平方向と平行をなすように配置されてもよい。
・上記実施形態では、ホールIC57は、回転軸線L1方向から見て、回転軸22のモータ扁平方向範囲A1外に配置されている。しかしながら、ホールIC57は、回転軸線L1方向から見て、回転軸22のモータ扁平方向範囲A1内に配置されてもよい。
・上記実施形態では、回路基板56は、センサマグネット31の磁界を検出する磁気センサとして、垂直方向に入る縦磁場と水平方向に入る横磁場とを同時に検出することが可能なホールIC57を備えている。しかしながら、回路基板56が備える磁気センサは、縦磁場及び横磁場の何れか一方の磁場のみを検出可能なホールICであってもよい。また、ホールIC以外の磁気センサであってもよい。
・上記実施形態では、外周リブ62は、カバー61の表面61a側に突出した部分とカバー61の裏面61b側に突出した部分との形状が同じである。しかしながら、外周リブ62は、カバー61の表面61a側に突出した部分とカバー61の裏面61b側に突出した部分との形状が異なっていてもよい。例えば、外周リブ62は、カバー61の表面61a側に突出した部分とカバー61の裏面61b側に突出した部分との高さや幅が異なる形状をなすものであってもよい。
・上記実施形態では、回路収容凹部46の開口端面46eに突条部46fが設けられている。しかしながら、突条部46fは、カバー61の固着面61cに設けられてもよい。このようにすると、回路収容凹部46の開口部46aを閉塞するようにギヤハウジング41に対して配置されたカバー61は、突条部46fの先端面46gで回路収容凹部46の開口端面46eに当接することになる。突条部46fの先端面46gの面積は、カバー61の固着面61c(即ちカバー61における回路収容凹部46の開口端面46eと対向する部位)の面積よりも小さい。従って、固着面61cにおいて平面度を出す場合に比べて、突条部46fの先端面46gにおいて平面度を出す方が容易である。よって、カバー61におけるギヤハウジング41(回路収容凹部46の開口端部46c)との当接部分の平面度を高めやすくなるため、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との密着性を更に向上させることができる。その結果、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との溶着を更に良好に行うことができ、回路収容凹部46の開口端部46cとカバー61との間の液密性を更に確実に確保することができる。
なお、モータ10は、突条部46fを備えない構成であってもよい。この場合、回路収容凹部46の開口端面46eにカバー61の固着面61cが当接され、開口端面46eと固着面61cとが固着される。
・上記実施形態では、第1及び第2内側リブ63,64は、何れも環状部65を有するが、環状部65を備えない構成であってもよい。また、第1及び第2内側リブ63,64は、何れも補助部66を有するが、補助部66を備えない構成であってもよい。また、上記実施形態では、第1内側リブ63と第2内側リブ64とは同じ形状をなしているが、異なる形状であってもよい。
・上記実施形態では、カバー61は、表面61a側に第1内側リブ63を有するとともに、裏面61b側に第2内側リブ64を有する。しかしながら、カバー61は、第1及び第2内側リブ63,64のうち何れか一方の内側リブを備えなくてもよい。
・上記実施形態では、回路収容凹部46は、モータ扁平直交方向に凹設されている。しかしながら、回路収容凹部46の凹設方向はこれに限らない。回路収容凹部46は、回路基板56を収容可能にギヤハウジング41に凹設されていればよい。
・上記実施形態では、カバー61は、レーザ溶着により回路収容凹部46の開口端部46cに固着されている。しかしながら、カバー61を回路収容凹部46の開口端部46cに固着する方法はこれに限らない。例えば、超音波溶着によりカバー61を回路収容凹部46の開口端部46cに固着してもよい。また例えば、接着によりカバー61を回路収容凹部46の開口端部46cに固着してもよい。カバー61を接着により回路収容凹部46の開口端部46cに固着する場合には、ギヤハウジング41は、合成樹脂に限らず、金属材料よりなるものであってもよい。
・上記実施形態では、モータ10は、ウォーム軸53とウォームホイール54とから構成され回転軸22の回転を減速する減速機構を備えているが、必ずしも減速機構を備えなくてもよい。モータ10は、回転軸22の回転を減速することなく出力する構成であってもよい。
・上記実施形態では、モータ10はパワーウインド装置の駆動源として用いられているが、パワーウインド装置以外の装置の駆動源として用いられてもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のモータにおいて、前記ケースは、前記回路収容凹部の開口端部から外周側に突出し前記開口端部に沿って延びるとともに前記外周リブの先端面と対向する剥離抑制突条部を有し、前記剥離抑制突条部の外周面は、前記外周リブの外周面と面一になっている、もしくは前記外周リブの外周面よりも外周側に位置することを特徴とするモータ。
この構成によれば、カバーがケースから剥離される方向に異物等が外周リブに接触することが剥離抑制突条部によって抑制される。従って、カバーがケースから剥離されることを抑制することができる。
10…モータ、20…モータ部、22…回転軸、31…センサマグネット、41…ケースとしてのギヤハウジング、46…回路収容凹部、46a…開口部、46c…開口端部、46e…開口端面、46f…突条部、46m…開口端部の内周面、46n…開口端部の外周面、48…段差部、56…回路基板、57…磁気センサとしてのホールIC、61…カバー、61a…表面、61b…裏面、62…外周リブ、63…内側リブとしての第1内側リブ、64…内側リブとしての第2内側リブ、65…環状部、A1…回転軸のモータ扁平方向範囲、L1…回転軸線。

Claims (6)

  1. 回転軸を回転駆動するモータ部と、
    前記回転軸の回転駆動を制御するための回路基板を収容する回路収容凹部を有するケースと、
    前記回路収容凹部の開口部を閉塞する合成樹脂よりなるカバーと
    を備えたモータであって、
    前記カバーは、前記回路収容凹部の開口端面よりも外周で前記カバーの外周縁から前記カバーの表面側及び前記カバーの裏面側に突出した外周リブと、前記開口端面よりも内側で前記カバーの表面側及び前記カバーの裏面側の少なくとも一方側に突出した内側リブとを有することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記内側リブは、前記回路収容凹部の開口端部の内周面に沿った環状をなす環状部を有することを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータにおいて、
    前記ケースは、前記回路収容凹部の開口端部の外周面に、前記外周リブが配置される段差部を有することを特徴とするモータ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のモータにおいて、
    前記開口端面及び前記カバーにおける前記開口端面と対向する部位の何れか一方には、前記回路収容凹部の開口端部に沿った環状をなし突出方向の先端側ほど幅が狭い突条部が設けられていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のモータにおいて、
    前記外周リブは、前記カバーの表面及び前記カバーの裏面に同形状で設けられていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のモータにおいて、
    前記回路基板は、前記回転軸と一体回転するセンサマグネットの磁界を検出する磁気センサを有し、前記回転軸の回転軸線方向から見て、モータ扁平直交方向に前記回転軸と重ならない位置に前記回路基板の厚さ方向がモータ扁平直交方向と平行をなすように配置され、
    前記磁気センサは、前記磁気センサに対して垂直方向に入る縦磁場と、前記磁気センサに対して水平方向に入る横磁場とを同時に検出することが可能であり、前記回転軸の回転軸線方向から見て、前記回転軸のモータ扁平方向範囲外に配置されており、
    前記回路収容凹部の開口部は、モータ扁平直交方向から見て、前記回転軸と重ならない範囲に設けられており、
    前記カバーは、前記モータ扁平直交方向に前記回転軸と重ならないことを特徴とするモータ。
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