JP6881290B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車線変更時における車両の運転支援に関する。
車両の運転を支援する運転支援装置として、自車両の運転中に車線を変更する動作(以下、「車線変更」と呼ぶ)を支援する装置が種々提案されている。例えば、特許文献1の運転支援装置は、方向指示器の点灯を契機とする車線変更開始から現在走行中の車線内において横方向(幅方向)に所定距離を移動するまでの時間が短いほど、自車両の目標軌跡としてより長い軌跡を設定することによって、運転者の車線変更の迅速性についての意図に沿った運転支援を実現する。
特許第6137212号公報
車線変更を行う際に、変更予定車線を走行している他車両と自車両との間の空間を、自動二輪車や自転車などの移動体がすり抜ける場合がある。特に、渋滞などで車速が遅い場合などには移動体のすり抜けが行われ易い。特許文献1の運転支援装置では、車線変更時におけるこのような移動体によるすり抜けについて十分に考慮されていない。そこで、車線変更時において自車両と他車両との間を移動体がすり抜けることを抑制可能な技術が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、自車両(VL1)に搭載されて用いられる運転支援装置(10)が提供される。この運転支援装置は、前記車線変更が実行される前の前記自車両の走行車線である変更前車線(Ln1)と前記車線変更が実行された後の前記自車両の走行車線となる変更予定車線(Ln2)との境界の第1の境界線(WL1)と、前記変更前車線を区画する境界線であって前記第1の境界線とは反対側に位置する第2の境界線(WL2)と、を検出する前記自車両に搭載された境界線検出部による検出結果を用いて、前記変更前車線と前記変更予定車線とを特定する車線特定部(12)と;前記変更前車線における前記自車両の位置を基準として前記変更予定車線の側に、前記変更予定車線を走行する他車両(VL4)と前記自車両との間の空間を含み移動体がすり抜け可能な空間であるすり抜け可能空間(Ar0)が存在するか否かを、前記自車両に搭載され前記自車両の周囲に存在する物体の少なくとも位置と大きさとを検出する物体検出部(22)による検出結果を利用して判定する第1空間判定部(13)と;前記車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、前記すり抜け可能空間が存在すると判定された場合に、前記車線変更の実行前に、前記自車両を前記変更予定車線に近づける動作である幅寄せ動作を、前記自車両に実行させる動作制御部(15)と;を備える。
この形態の運転支援装置によれば、車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、すり抜け可能空間が存在すると判定された場合に、車線変更の実行前に、自車両を変更予定車線に近づける動作である幅寄せ動作を、自車両に実行させるので、移動体の運転者に対してすり抜け動作を行うことを抑制させることができ、車線変更時において自車両と他車両との間を移動体がすり抜けることを抑制できる。
本発明は、運転支援装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、運転支援装置を備える車両、運転支援方法、車線変更方法、これらの装置や方法を実現するためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体等の形態で実現することができる。
本発明の運転支援装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における運転支援処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態における運転支援処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるすり抜け可能空間の一例を示す説明図である。 すり抜け可能空間を走行する移動体の一例を示す説明図である。 第1実施形態における幅寄せ動作の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態における幅寄せ動作の一例を示す説明図である。 第1実施形態における移動候補空間の一例を示す説明図である。 第2実施形態における幅寄せ動作の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における幅寄せ動作の一例を示す説明図である。 第3実施形態における幅寄せ動作の手順を示すフローチャートである。 第4実施形態における幅寄せ動作の手順を示すフローチャートである。 第4実施形態における幅寄せ動作の一例を示す説明図である。 第5実施形態における幅寄せ動作の手順を示すフローチャートである。 第6実施形態における幅寄せ動作の一例を示す説明図である。 第6実施形態における幅寄せ動作の一例を示す説明図である。 第7実施形態における幅寄せ動作の手順を示すフローチャートである。 第7実施形態における幅寄せ動作の一例を示す説明図である。 第8実施形態における運転支援装置の概略構成を示すブロック図である。 第8実施形態における低速走行中のすり抜け可能空間の一例を示す説明図である。 第8実施形態における高速走行中のすり抜け可能空間の一例を示す説明図である。
A.第1実施形態:
A1.装置構成:
図1に示す第1実施形態の運転支援装置10は、車両に搭載され、車線変更時において車両の運転を支援する。なお、本実施形態では、運転支援装置10が搭載された車両を「自車両」とも呼ぶ。上述の「運転の支援」とは、自車両のエンジン制御とブレーキ制御と操舵制御とを、運転者に代わって自動的に実行すること、或いは運転者による制御を支援するように実行することを意味する。「運転者による制御を支援するように実行する」とは、例えば、自車両が直進走行中に車線変更を行うために、運転者が右側の方向指示器(後述の方向指示器221)を点灯させる操作を行った場合に、自車両が右側に移動するようにエンジン制御とブレーキ制御と操舵制御とを自動的に実行することが該当する。なお、運転支援装置10は、車線変更時に限らず、自車両の走行中における他の任意の状況において、車両の運転を支援してもよい。本実施形態において、運転支援装置10は、マイコンやメモリを搭載したECU(Electronic Control Unit)により構成されている。
運転支援装置10は、白線検出部21と、物体検出部22と、報知部23と、動作制御装置200と、方向指示器ECU220とにそれぞれ電気的に接続され、これらの機能部および装置との間で通信を行う。かかる通信は、本実施形態ではCAN(Controller Area Network)により実現される。なお、CANに代えて、FlexRay、Ethernetなど、車載可能な任意のネットワークにより通信が実現されてもよい。
白線検出部21は、自車両が走行する車線の幅方向の境界に相当する白線を検出する。具体的には、車線変更が実行される前の自車両の走行車線(以下、「変更前車線」と呼ぶ)と、車線変更が実行された後の自車両の走行車線となる車線(以下、「変更予定車線」と呼ぶ)との境界の白線(以下、「第1の白線」と呼ぶ)と、変更前車線を区画する白線であって第1の白線とは反対側に位置する白線(以下、「第2の白線」と呼ぶ)とを検出する。白線検出は、自車両が搭載するカメラにより得られる撮像画像を用いた公知の方法により実行される。
物体検出部22は、自車両の周囲をセンシングし、周囲に存在する物体について少なくとも位置と大きさとを検出する。かかる物体の検出は、自車両が搭載するカメラにより得られる撮像画像と、自車両が搭載するミリ波レーダや、LiDAR(Light Detection And Ranging又はLaser Imaging Detection And Ranging)といったセンサにより検出される検出点の集合である物標とを用いた公知の方法により実行される。
報知部23は、自車両の運転者に対して報知を行う。本実施形態において、報知部23は、モニタディスプレイとスピーカとを備える。
動作制御装置200は、自車両の動作を制御する。動作制御装置200は、エンジンECU201と、ブレーキECU202と、操舵ECU203とを備える。エンジンECU201は、自車両のエンジン211の動作を制御する。具体的には、図示しない各種アクチュエータを制御することにより、スロットルバルブの開閉動作や、イグナイタの点火動作や、吸気弁の開閉動作等を制御する。ブレーキECU202は、ブレーキ機構212を制御する。ブレーキ機構212は、センサ、モータ、バルブおよびポンプ等のブレーキ制御に関わる装置群(アクチュエータ)からなる。ブレーキECU202は、ブレーキを掛けるタイミングおよびブレーキ量(制動量)を決定し、決定されたタイミングで決定されたブレーキ量が得られるように、ブレーキ機構212を構成する各装置を制御する。操舵ECU203は、操舵機構213を制御する。操舵機構213は、パワーステアリングモータ等操舵に関わる装置群(アクチュエータ)からなる。操舵ECU203は、自車両に搭載されたヨーレートセンサおよび操舵角センサから得られる測定値に基づき操舵量(操舵角)を決定し、決定された操舵量となるように操舵機構213を構成する各装置を制御する。
方向指示器ECU220は、方向指示器221の動作、すなわち、方向指示器221の点灯と消灯とを制御する。また、方向指示器ECU220は、運転支援装置10に対して、方向指示器221の動作状態、すなわち、点灯状態または消灯状態を通知する。
運転支援装置10は、車線変更検出部11と、車線特定部12と、第1空間判定部13と、第2空間判定部14と、動作制御部15と、報知制御部16とを備える。これらの各機能部11〜16は、いずれも、運転支援装置10の図示しない記憶部に予め記憶されている制御プログラムを運転支援装置10の図示しないマイコンが実行することにより実現される。
車線変更検出部11は、自車両による車線変更が実行される予定であることを検出する。本実施形態において、車線変更検出部11は、方向指示器ECU220から通知される方向指示器221の点灯状態が消灯状態から点灯状態に変化した場合に、車線変更が実行される予定であることを検出する。
車線特定部12は、白線検出部21による白線検出結果を用いて、変更前車線と変更予定車線とを特定する。具体的には、変更前車線および変更予定車線のそれぞれの位置および幅を特定する。
第1空間判定部13は、物体検出部22による検出結果を利用して、変更予定車線を走行する他車両と自車両との間の空間を含み移動体がすり抜け可能な空間(以下、「すり抜け可能空間」と呼ぶ)が存在するか否かを判定する。上述の「移動体」とは、例えば、自動二輪車や自転車などが該当する。
第2空間判定部14は、物体検出部22による検出結果を利用して、自車両から見て変更予定車線の側に予め定められている大きさ以上の移動候補空間が存在するか否かを判定する。移動候補空間とは、車線変更における移動先の候補となる空間を意味する。本実施形態では、移動候補空間は、幅方向の長さが自車両の幅の2倍であり、進行方向の長さが自車両の長さの1.5倍の矩形の平面視形状を有する空間である。なお、移動候補空間の大きさは、少なくとも自車両が含まれ得る任意の大きさであってもよい。
動作制御部15は、動作制御装置200を制御して、自車両を変更予定車線に近づける動作(以下、「幅寄せ動作」と呼ぶ)を、自車両に実行させる。幅寄せ動作の詳細および幅寄せ動作を実行するタイミング等の詳細については、後述する。報知制御部16は、報知部23を制御して報知を行わせる。
上述の構成を有する運転支援装置10は、後述の運転支援処理を実行することにより、車線変更時において自車両と他車両との間を移動体がすり抜けることを抑制できる。
A2.運転支援処理:
自車両のイグニッションがオンすると、運転支援装置10において、運転支援処理が実行される。図2に示すように、車線変更検出部11は、方向指示器ECU220から通知される方向指示器221の動作状態に基づき、車線変更が実行される予定であるか否かを判定する(ステップS105)。車線変更が実行される予定ではないと判定された場合(ステップS105:NO)、ステップS105が再度実行される。
車線変更が実行される予定であると判定された場合(ステップS105:YES)、第1空間判定部13は、物体検出部22により自車両の周囲のセンシング結果を取得する(ステップS110)。第1空間判定部13は、ステップS110で取得したセンシング結果と、車線特定部12により特定された変更前車線および変更予定車線に基づき、すり抜け可能空間の有無を特定し(ステップS115)し、すり抜け可能空間の有無を判定する(ステップS120)。
図4に示すように、自車両VL1が車線Ln1を方向Dhに直進中において、右隣の車線Ln2には、3台の他車両VL2、VL3、VL4が方向Dhに走行している。自車両VL1は、車線Ln1から車線Ln2に車線変更を予定しているため、右折を示すように、右側の方向指示器が点灯している。この例では、車線Ln1は変更前車線に相当し、車線Ln2が変更予定車線に相当する。なお、車線Ln1は、第1の白線WL1と第2の白線WL2とで囲まれている。車線Ln2は、第1の白線WL1と第3の白線WL3とで囲まれている。第1の白線WL1は、変更前車線(車線Ln1)と変更予定車線(車線Ln2)との境界である。第2の白線WL2は、車道と歩道との境界である。第3の白線WL3は、車線Ln2と図示しない反対車線との境界である。
本実施形態において、すり抜け可能空間は、自車両VL1と、変更予定車線において自車両VL1よりも後方の他車両であって自車両VL1から所定距離以内の位置に存在する他車両との間の空間を含み、方向Dhと直交する方向(以下、「交差方向」と呼ぶ)に沿った間隔Wが所定の閾値距離以上の空間である。図4に示す例では、時刻t1において、自車両VL1と、自車両VL1よりも後方を走行中の車両である他車両VL4との間の交差方向に沿った間隔W(t1)が所定の閾値距離以上であるため、空間Ar0はすり抜け可能空間に該当する。本実施形態では、すり抜け可能空間は、自車両VL1の車両長さ方向の中央を1つの頂点とし、幅が間隔W(W(t1))であり、自車両VL1の後方側に所定長さだけ延びる帯状の空間である。本実施形態において、上述の所定の閾値距離は、1m(メートル)に設定されている。なお、1mに限らず、移動体が通行可能な任意の長さに設定されてもよい。また、本実施形態において、上述の所定長さは、20mに設定されている。なお、20mに限らず、任意の長さに設定されてもよい。本実施形態において、上述の間隔Wは、自車両VL1の後方において自車両VL1から最も近い他車両との間の交差方向に沿った間隔Wを意味する。なお、自車両VL1に複数の他車両が存在する場合には、自車両VL1と各車両のとの間の交差方向に沿った長さの平均値としてもよい。また、自車両VL1の後方に他車両が存在しない場合には、変更予定車線の中央に、所定の幅を有する仮想的な車両が方向Dhに沿って所定の距離だけ離れて走行しているものとして、かかる仮想的な車両と自車両VL1との交差方向に沿った長さを、間隔Wとしてもよい。
図2に示すように、すり抜け可能空間が有ると判定された場合(ステップS120:YES)、動作制御部15は、物体検出部22のセンシング結果に基づき、すり抜け可能空間における移動体の有無を特定し(ステップS125)、移動体が有るか否かを判定する(ステップS130)。例えば、移動体の種類、移動体の幅、自車両VL1を基準とした移動体の相対速度(向きおよび速度の大きさを含む)などの情報に基づき、すり抜け可能空間における移動体の有無を判定してもよい。
図5に示す例では、すり抜け可能空間Ar0に移動体MB1が方向Dhに走行している。このように、すり抜け可能空間に移動体MB1が有ると判定された場合(ステップS130:YES)、報知制御部16は、図2に示すようにすり抜け可能空間に移動体MB1があることを報知部23に報知させる(ステップS135)。ステップS135の実行後、上述のステップS110に戻る。ステップS135の報知は、本実施形態では、報知部23を構成するモニタディスプレイに、警告メッセージを表示させると共に、スピーカから所定の警告音を出力することにより実現される。なお、警告メッセージの表示と警告音の出力とのうち、いずれか一方のみを実行してもよい。
上述のステップS130において、すり抜け可能空間に移動体が無いと判定された場合(ステップS130:NO)、動作制御部15は、動作制御装置200を制御して、自車両VL1に幅寄せ動作を実行させる(ステップS140)。
図6に示すように、幅寄せ動作では、まず、動作制御部15は、白線検出部21による白線検出結果と、自車両VL1の位置および大きさとに基づき、自車両VL1から第1の白線WL1までの距離D1と、自車両VL1から第2の白線WL2までの距離D2とを測定する(ステップS205)。動作制御部15は、距離D1が距離D2よりも小さいか否かを判定し(ステップS210)、距離D1が距離D2よりも小さくないと判定された場合(ステップS210:NO)、動作制御装置200を制御して、自車両VL1を変更予定車線Ln2に近づける(ステップS215)。ステップS215の実行後、ステップS205に戻る。距離D1が距離D2よりも小さいと判定された場合(ステップS210:YES)、幅寄せ動作は終了し、図3に示すステップS145が実行される。
図7に示すように、図4の状況から自車両VL1が幅寄せ動作(ステップS140)を実行すると、時刻t2において、自車両VL1は、車線Ln2に近づき、距離D1が距離D2よりも小さくなると、自車両VL1は、その位置で方向Dhに直進する。このとき、自車両VL1と他車両VL4との間の交差方向の間隔W(t2)は、図4に示す間隔W(t1)よりも小さい。
上述の幅寄せ動作(ステップS140)の実行後、また、上述のステップS120において、すり抜け可能空間が無いと判定された場合(ステップS120:NO)、図3に示すように、動作制御部15は、方向指示器ECU220からの通知に基づき、方向指示器221が点灯状態を継続中であるか否かを判定する(ステップS145)。方向指示器221が点灯状態を継続中でないと判定された場合(ステップS145:NO)、上述のステップS105に戻る。方向指示器221が点灯状態を継続中でない場合、運転者による車線変更の意図が無くなったと考えられるため、車線変更動作(後述のステップS165)は行われない。
これに対して、方向指示器221が点灯状態を継続中であると判定された場合(ステップS145:YES)、動作制御部15は、運転者によるオーバーライドが有るか否かを判定する(ステップS150)。オーバーライドとは、自動運転中における運転者によるブレーキやアクセルなどの操作を意味する。運転者によるオーバーライドが有ると判定された場合(ステップS150:YES)、上述のステップS105に戻る。オーバーライドがあった場合、運転者が運転支援処理による自動運転(自動的な車線変更)を中止することを意図していると考えられるため、車線変更動作(後述のステップS165)は行われない。
これに対して、オーバーライドが無い場合(ステップS150:NO)、動作制御部15は、物体検出部22による変更予定車線側のセンシング結果を取得する(ステップS155)。動作制御部15は、ステップS155で得られたセンシング結果に基づき、変更予定車線に移動候補空間が有るか否かを判定する(ステップS160)。移動候補空間とは、自車両VL1が移動可能な予め定められた大きさの空間を意味する。例えば、図8に示すように、自車両VL1の幅の2倍の大きさの幅を有し、自車両VL1の車両長さの1.5倍の大きさの長さを有する矩形の平面視形状を有する空間Ar1であってもよい。なお、かかる大きさに限らず、自車両VL1が移動可能な任意の大きさとしてもよい。なお、図8では、車線Ln2に停車中の車両は存在していないが、仮に図8に示す空間Ar1の範囲内に停車中の車両が存在するために空間Ar1の幅が自車両VL1の幅の2倍よりも小さくなった場合には、空間Ar1は、移動候補空間として特定されない。
図3の示すように、変更予定車線に移動候補空間が無いと判定された場合(ステップS160:NO)、上述のステップS145に戻る。これに対して、変更予定車線に移動候補空間が有ると判定された場合(ステップS160:YES)、動作制御部15は、動作制御装置200を制御して、車線変更を実行する(ステップS165)し、車線変更が完了したか否かを判定する(ステップS170)。車線変更が完了していないと判定された場合(ステップS170:NO)、上述のステップS145に戻る。運転者の車線変更の意図が変わって車線変更の途中で方向指示器221の動作状況が変わる可能性があるため、ステップS145に戻るようにしている。上述のステップS165では、移動候補空間に向かう軌跡(複数の目標位置)が設定され、各目標位置を通るように、自車両VL1が制御される。そして、ステップS170では、自車両VL1が最終的な目標位置に到達したか否かにより、車線変更の完了の有無が判定される。車線変更が完了したと判定された場合(ステップS170:YES)、上述のステップS105に戻る。図8に示すように、移動候補空間としての空間Ar1が見つかった場合、かかる空間Ar1も自車両VL1と同様に方向Dhに移動すると仮定して、移動後の方向Dhに向かって自車両VL1が制御される。そして、図8に示すように、自車両VL1は、車線Ln2に移動し、車線変更が完了する。
以上説明した第1実施形態の運転支援装置10によれば、車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、すり抜け可能空間Ar0が存在すると判定された場合に、車線変更の実行前に、自車両VL1を変更予定車線(車線Ln2)に近づける動作である幅寄せ動作を自車両VL1に実行させるので、移動体MB1の運転者に対してすり抜け動作を行うことを抑制させることができ、車線変更時において自車両VL1と他車両VL4との間を移動体MB1がすり抜けることを抑制できる。
また、すり抜け可能空間Ar0において移動体MB1が検出されない場合に、幅寄せ動作を自車両VL1に実行させ、すり抜け可能空間Ar0において移動体MB1が検出された場合に、幅寄せ動作を自車両VL1に実行させないので、幅寄せ動作によって自車両VL1が移動体MB1と接触することを抑制できる。
また、幅寄せ動作として、交差方向に沿った自車両VL1と第1の白線WL1との距離D1が、交差方向に沿った自車両VL1と第2の白線との距離D2よりも短くなるように自車両VL1を動作させるので、変更前車線(車線Ln1)において、変更予定車線(車線Ln2)側に自車両VL1を近づけることができる。
また、車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、すり抜け可能空間Ar0が存在すると判定された場合であって、移動候補空間が存在しないと判定された場合には、幅寄せ動作を自車両に実行させないので、車線変更を実行不可能であるにも関わらずに無駄に幅寄せ動作を実行することを抑制できる。
B.第2実施形態:
第2実施形態の運転支援装置10の装置構成は、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第2実施形態の運転支援処理は、幅寄せ動作(ステップS140)の詳細手順において、第1実施形態の運転支援処理と異なる。第2実施形態の運転支援処理のその他の手順は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9に示すように、第2実施形態の幅寄せ動作は、ステップS205に代えてステップS205aを実行する点、およびステップS210に代えてステップS210aを実行する点において、図6に示す第1実施形態の幅寄せ動作と異なる。具体的には、動作制御部15は、白線検出部21による白線検出結果に基づき、自車両VL1から第1の白線WL1までの距離D1と、自車両VL1から第2の白線WL2側に存在する物体までの距離D3とを測定する(ステップS205a)。第2の白線WL2側に存在する物体としては、例えば、停車中の他車両や、工事標識や、第2の白線WL2近傍を走行中の自転車などが該当する。動作制御部15は、距離D1が距離D3よりも小さいか否かを判定し(ステップS210a)、距離D1が距離D3よりも小さくないと判定された場合(ステップS210a:NO)、上述のステップS215を実行する。距離D1が距離D3よりも小さいと判定された場合(ステップS210a:YES)、幅寄せ動作は終了し、上述のステップS145が実行される。
上述のような幅寄せ動作により、図10に示すように、図4の状況から自車両VL1が幅寄せ動作(ステップS140)を実行すると、時刻t3において、自車両VL1は、車線Ln2に近づくこととなる。ここで、図10の状況では、車線Ln1において自車両VL1の前方の第2の白線WL2寄りの位置には、車両VL10が停車している。このため、かかる車両VL10と自車両VL1との距離D3よりも、自車両VL1と第1の白線WL1との距離D1が小さくなるように、自車両VL1の動作が制御されることとなる。なお、このときの自車両VL1と他車両VL4との間の交差方向に沿った間隔W(t3)は、幅寄せ動作が実行される前の間隔W(t1)よりも短い。
以上説明した第2実施形態の運転支援装置10は、第1実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、幅寄せ動作として、交差方向に沿った自車両VL1と第1の白線WL1との間隔が、自車両から見て第2の白線WL2側に存在する物体(車両VL10)と自車両VL1との交差方向に沿った間隔よりも短くなるように自車両VL1を動作させるので、変更前車線(車線Ln1)のうち、第2の白線WL2側に存在する物体を除いた走行可能な領域において、変更予定車線(車線Ln2)側に自車両を近づけることができる。
C.第3実施形態:
第3実施形態の運転支援装置10の装置構成は、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第3実施形態の運転支援処理は、幅寄せ動作(ステップS140)の詳細手順において、第1実施形態の運転支援処理と異なる。第3実施形態の運転支援処理のその他の手順は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図11に示すように、第3実施形態の幅寄せ動作は、ステップS205に代えてステップS205bを実行する点、およびステップS210に代えてステップS210bを実行する点において、図6に示す第1実施形態の幅寄せ動作と異なる。具体的には、動作制御部15は、白線検出部21による白線検出結果に基づき、自車両VL1から第1の白線WL1までの距離D1を測定する(ステップS205b)。動作制御部15は、距離D1が予め定められた距離Dth1と一致するか否かを判定し(ステップS210b)、距離D1が距離Dth1と一致しない判定された場合(ステップS210b:NO)、上述のステップS215を実行する。距離D1が距離Dth1と一致すると判定された場合(ステップS210b:YES)、幅寄せ動作は終了し、上述のステップS145が実行される。距離Dth1は、変更前車線(車線Ln1)の幅の1/2よりも小さな予め定められた距離である。例えば、15cm(センチメートル)としてもよい。なお、15cmに限らず、変更前車線(車線Ln1)の幅の1/2よりも小さな任意の距離としてもよい。
以上説明した第3実施形態の運転支援装置10は、第1実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、幅寄せ動作として、交差方向に沿った自車両VL1と第1の白線WL1との間隔が予め定められた距離Dth1となるように自車両VL1を動作させるので、幅寄せ動作を容易に実行できる。
D.第4実施形態:
第4実施形態の運転支援装置10の装置構成は、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第4実施形態の運転支援処理は、幅寄せ動作(ステップS140)の詳細手順において、第1実施形態の運転支援処理と異なる。第4実施形態の運転支援処理のその他の手順は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12に示すように、第4実施形態の幅寄せ動作は、ステップS205に代えてステップS205cを実行する点、およびステップS210に代えてステップS210cを実行する点において、図6に示す第1実施形態の幅寄せ動作と異なる。具体的には、動作制御部15は、白線検出部21による白線検出結果に基づき自車両VL1から第2の白線WL2までの交差方向の距離D2を測定し、また、物体検出部22によるセンシング結果に基づき自車両VL1から変更予定車線(車線Ln2)の他車両(他車両VL4)までの交差方向の距離D4を測定する(ステップS205c)。動作制御部15は、距離D4が距離D2よりも小さいか否かを判定し(ステップS210c)、距離D4が距離D2よりも小さくないと判定された場合(ステップS210c:NO)、上述のステップS215を実行する。距離D4が距離D2よりも小さいと判定された場合(ステップS210c:YES)、幅寄せ動作は終了し、上述のステップS145が実行される。
上述のような幅寄せ動作により、図13に示すように、図4の状況から自車両VL1が幅寄せ動作(ステップS140)を実行すると、時刻t4において、自車両VL1は、車線Ln2に近づくこととなる。このときの自車両VL1と他車両VL4との間の交差方向に沿った間隔W(t4)は、幅寄せ動作が実行される前の間隔W(t1)よりも短い。
以上説明した第4実施形態の運転支援装置10は、第1実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、幅寄せ動作として、交差方向に沿った自車両VL1と変更予定車線(車線Ln2)を走行する他車両VL4との間隔が、交差方向に沿った自車両VL1と第2の白線WL2との間隔よりも短くなるように自車両VL1を動作させるので、交差方向に沿った第2の白線WL2と他車両VL4との間の走行可能な領域において、他車両VL4側に自車両VL1を近づけることができる。
E.第5実施形態:
第5実施形態の運転支援装置10の装置構成は、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第5実施形態の運転支援処理は、幅寄せ動作(ステップS140)の詳細手順において、第1実施形態の運転支援処理と異なる。第5実施形態の運転支援処理のその他の手順は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14に示すように、第5実施形態の幅寄せ動作は、ステップS205に代えてステップS205dを実行する点、およびステップS210に代えてステップS210dを実行する点において、図6に示す第1実施形態の幅寄せ動作と異なる。具体的には、動作制御部15は、物体検出部22によるセンシング結果に基づき自車両VL1から変更予定車線(車線Ln2)の他車両(他車両VL4)までの交差方向の距離D4を測定する(ステップS205d)。動作制御部15は、距離D4が予め定められた距離Dth2よりも小さいか否かを判定し(ステップS210d)、距離D4が距離Dth2よりも小さくないと判定された場合(ステップS210d:NO)、上述のステップS215を実行する。距離D4が距離Dth2よりも小さいと判定された場合(ステップS210d:YES)、幅寄せ動作は終了し、上述のステップS145が実行される。距離Dth2は、ステップS120においてすり抜け可能空間の有無を判定した際に用いた自車両VL1と他車両VL4との交差方向に沿った距離よりも小さな距離である。距離Dth2としては、例えば、50cmとしてもよい。なお、50cmに限らず、任意の距離であってもよい。
以上説明した第5実施形態の運転支援装置10は、第1実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、幅寄せ動作として、交差方向に沿った自車両VL1と変更予定車線(車線Ln2)を走行する他車両VL4との間隔D4が、ステップS120においてすり抜け可能空間の有無を判定した際に用いた自車両VL1と他車両VL4との交差方向に沿った距離よりも小さな距離となるように自車両VL1を動作させるので、交差方向に沿った自車両VL1と他車両VL4との間を幅寄せ動作の実行前に比べて狭めることができる。
F.第6実施形態:
第6実施形態の運転支援装置10の装置構成は、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第6実施形態の運転支援処理は、幅寄せ動作(ステップS140)の詳細手順において、第1実施形態の運転支援処理と異なる。第6実施形態の運転支援処理のその他の手順は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第6実施形態の幅寄せ動作の詳細手順は、図11に示す第3実施形態の幅寄せ動作の詳細手順と同じであるので、その説明を省略する。
第6実施形態の幅寄せ動作では、ステップS210bにおける距離Dth1(交差方向に沿った自車両VL1と第1の白線WL1との距離の閾値)の大きさが、変更予定車線における他車両の有無に応じて予め定められている。具体的には、変更予定車線に他車両が存在する場合の距離Dth1の大きさは、変更予定車線に他車両が存在しない場合の距離Dth1の大きさに比べてより大きく設定されている。
図15に示す例では、変更予定車線である車線Ln2には、自車両VL1の後方に他車両VL4が存在する。他方、図16に示す例では、車線Ln2には、自車両VL1の後方に他車両は存在しない。これら2つの例を比較して理解できるように、図15に示す例における距離Dth1の大きさは、図16に示す例における距離Dth1の大きさに比べて大きい。
以上説明した第6実施形態の運転支援装置10は、第3実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、幅寄せ動作を行う際の第1の白線WL1と自車両VL1との間の距離を、他車両が存在しない場合に、他車両VL4が存在する場合に比べて短くするので、幅寄せ動作に伴う他車両VL4の運転手への心理的な負担の増大を抑制しつつ、自車両VL1の変更予定車線(車線Ln2)側を移動体がすり抜けていくことを抑制できる。
G.第7実施形態:
第7実施形態の運転支援装置10の装置構成は、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第7実施形態の運転支援処理は、幅寄せ動作(ステップS140)の詳細手順において、第1実施形態の運転支援処理と異なる。第7実施形態の運転支援処理のその他の手順は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図17に示すように、第7実施形態の幅寄せ動作では、まず、動作制御部15は、物体検出部22によるセンシング結果に基づき、変更前車線(車線Ln1)の予め定められた距離以下の範囲における先行車両の有無を特定する(ステップS305)。本実施形態において、ステップS305における「予め定められた距離」は、自動運転時において先行車両が停車した場合に自車両が自動停車する際の自車両と先行車両との目標距離として予め設定されている距離と同じ距離が設定されている。かかる距離としては、例えば、4mとしてもよい。なお、4mに限らず、任意の距離を設定してもよい。動作制御部15は、ステップS305の結果、該当範囲において先行車が有るか否かを判定する(ステップS310)。
該当範囲において先行車両が無いと判定された場合(ステップS310:NO)、幅寄せ動作は終了し、上述のステップS145が実行される。これに対して、該当範囲において先行車が有ると判定された場合(ステップS310:YES)、動作制御部15は、動作制御装置200を制御して、自車両VL1の後方側よりも前方側が変更予定車線(車線Ln2)に近くなるように自車両VL1を動作させる(ステップS315)。ステップS315の実行後、幅寄せ動作は終了し、上述のステップS145が実行される。
図18に示すように、自車両VL1と先行車両VL11との距離d1がステップS305における予め定められた距離以下となり、先行車両VL11が該当範囲内に存在する場合、自車両VL1の姿勢は、前方側が後方側よりも車線Ln2に近くなるような姿勢となる。この姿勢において、自車両VL1の前方側の右側端部と第1の白線WL1との交差方向に沿った距離dfは、自車両VL1の後方側の右側端部と第1の白線WL1との交差方向に沿った距離drよりも小さい。このとき、自動運転により自車両VL1は停車するため、自車両VL1は図18に示す姿勢で停車することとなる。このような姿勢で停車することにより、自車両VL1が走行を再開した場合に車線Ln2に車線変更を行う予定であることを、自車両VL1と他車両VL4との間をすり抜けようとする移動体の運転者に明示することができる。このため、自車両VL1と他車両VL4との間を移動体がすり抜けることを抑制できる。
以上説明した第7実施形態の運転支援装置10は、第1実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、自車両VL1の前方の予め定められた距離以下の範囲に先行車両VL11が存在する場合に、幅寄せ動作として、自車両VL1の後方側よりも自車両VL1の前方側が変更予定車線(車線Ln2)に近くなるように、自車両VL1を動作させるので、例えば、自車両VL1および先行車両VL11を含めた自車両VL1の周囲の車両が渋滞等により停車または低速走行しているために自車両VL1と先行車両VL11との間の距離が短い状況において、自車両VL1の後方側よりも自車両VL1の前方側が変更予定車線(車線Ln2)に近くなるようにできる。このため、その後自車両VL1が走行を再開した場合に車線変更を行う予定であることを移動体の運転手に示すことができ、走行再開により車線変更を行う際に自車両VL1と他車両VL4との間を移動体がすり抜けることを抑制できる。
H.第8実施形態:
第8実施形態の運転支援装置10の装置構成は、速度特定部17を備える点において、第1実施形態の運転支援装置10の装置構成と異なる。第8実施形態の運転支援装置10におけるその他の構成は、第1実施形態の運転支援装置10と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第8実施形態の運転支援処理は、第1実施形態の運転支援処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
速度特定部17は、図示しない車速センサの測定値に基づき、自車両VL1の速度を特定する。速度特定部17は、車線変更検出部11、車線特定部12等と同様に、運転支援装置10の図示しない記憶部に予め記憶されている制御プログラムを運転支援装置10の図示しないマイコンが実行することにより実現される。
第8実施形態の運転支援装置10は、ステップS115においてすり抜け可能空間の有無を特定する際に、交差方向に沿った間隔Wについての閾値として用いる長さ(所定の閾値長さ)が、自車両VL1の速度に応じて予め設定されている点において、第1実施形態の運転支援装置10と異なる。具体的には、自車両VL1の速度が予め定められた閾値速度以上の場合には、より大きな長さが設定されており、閾値速度よりも低い場合には、より小さな長さが設定されている。閾値速度としては、例えば、時速10km(キロメートル)としてもよい。なお、時速10kmに限らず、任意の速度を設定してもよい。また、閾値速度以上の場合に設定される長さを、例えば1mとし、閾値速度よりも低い場合に設定される長さを50cmとしてもよい。
例えば、図19に示すように、速度特定部17により特定される自車両VL1の速度が閾値速度よりも低速走行時には、図20に示すような自車両VL1の速度が閾値速度以上の高速走行時よりも、すり抜け可能空間Ar0の交差方向の長さが小さく設定される。したがって、低速走行中には、ステップS115において、すり抜け可能空間Ar0として、比較的小さな領域の有無が特定されることとなる。
このように、低速走行時には、すり抜け可能空間Ar0として、比較的小さな領域の有無が特定されるのは、低速走行時には、移動体の運転手は比較的狭い空間にも侵入してすり抜けを試みようとするからである。
以上説明した第8実施形態の運転支援装置10は、第1実施形態の運転支援装置10と同様な効果を有する。加えて、すり抜け可能空間の有無を特定する際に用いられる交差方向に沿った所定の閾値長さは、自車両VL1の速度が閾値速度よりも低速走行時には、閾値速度以上の高速走行時よりも小さく設定されているので、自車両VL1の速度が低いために移動体がすり抜けし易い状況においても、車線変更時において自車両VL1と他車両との間を移動体がすり抜けることをより確実に抑制できる。
I.その他の実施形態:
I1.その他の実施形態1:
各実施形態において、車線変更検出部11は、方向指示器ECU220から通知される方向指示器221の点灯状態が消灯状態から点灯状態に変化した場合に、車線変更が実行される予定であることを検出していたが、本開示はこれに限定されない。例えば、自車両VL1が搭載するヨーレートセンサにより検出されるヨーレートの変化や、操舵角センサにより検出される操舵角(ステアリングホイールの操舵位置をステアリングシャフトの回転角として検出するための回転角センサにより検出される回転角)に基づき、車線変更が実行される予定であることを検出してもよい。或いは、予め決定されたルートを走行中である場合に、かかるルートにおいて交差点を右折する際に、かかる交差点から所定の距離だけ手前(例えば、100m手前)に至った場合に、車線変更が実行される予定であることを検出してもよい。交差点から所定の距離だけ手前になった場合には、直進するレーンから、右折可能レーンに車線変更が行われる可能性が高いからである。
I2.その他の実施形態2:
各実施形態において、報知制御部16は、すり抜け可能空間に移動体MB1があることを、報知部23に報知させていたが、かかる報知に替えて、または、かかる報知に加えて、他の報知を行ってもよい。例えば、移動体が無いと判定された場合(ステップS130:NO)、幅寄せ動作(ステップS140)を実行する前に、車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、すり抜け可能空間が存在すると判定されたことを報知してもよい。このような構成によれば、車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、すり抜け可能空間が存在すると判定されたことを、報知部23により報知できるので、自車両VL1の運転者は、車線変更を実行する前に幅寄せ動作を行うことの理由を知ることができ、運転者に違和感を与えることを抑制できる。
I3.その他の実施形態3:
第8実施形態では、ステップS115においてすり抜け可能空間の有無を特定する際に、交差方向に沿った間隔Wについての閾値として用いる長さ(所定の閾値長さ)は、自車両VL1の速度が予め定められた閾値速度以上の場合には、より大きな値が設定され、閾値速度よりも低い場合には、より小さな値が設定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、自車両VL1の速度が高いほどより長い長さが設定されるように、自車両VL1の速度に応じて段階的にまたは連続的に所定の閾値長さが予め設定されていてもよい。このような構成においても、第8実施形態と同様な効果を奏する。
I4.その他の実施形態4:
各実施形態において、報知部23は、モニタディスプレイとスピーカとを備えていたが、モニタディスプレイおよびスピーカに代えて、または、モニタディスプレイおよびスピーカに加えて、すり抜け可能空間に移動体MB1が存在することを報知可能な任意のデバイスを備えてもよい。例えば、所定のパターンで点滅するLEDランプや、ステアリングホイールを所定のパターンで振動させる振動装置を備えてもよい。
I5.その他の実施形態5:
各実施形態の運転支援装置10の構成は、あくまでも一例であり、種々変形可能である。例えば、報知部23および報知制御部16を省略すると共にステップS135を省略してもよい。また、ステップS125およびS130を省略し、移動体の有無に関わらず幅寄せ動作(ステップS140)を実行してもよい。また、ステップS155およびS160を省略し、移動候補空間の有無に関わらず車線変更(ステップS165)を実行してもよい。また、各実施形態において、幅寄せ動作を、第1の白線WL1を越えない範囲で行ってもよい。また、第1実施形態のステップS210において、距離D1との比較対象を、距離D2に代えて、距離D2に所定割合を掛け合わせて得られる値であってもよい。例えば、距離D2の1/2であってもよい。また、各実施形態において、車線の幅方向の境界は、白線、すなわち、路面に描かれた白い線であったが、白線に限らず、他の色で描かれた線や、路面上において車線に沿って帯状に突出した部位など、任意の態様で構成された境界線であってもよい。この場合、自車両には、白線検出部21に代えて、または、白線検出部21に加えて、境界線検出部を備える構成としてもよい。かかる境界線検出部は、自車両が搭載するカメラにより得られる撮像画像や、自車両が搭載するミリ波レーダやLiDAR等のセンサのセンシング結果を用いるなどして、境界線を検出してもよい。
I6.その他の実施形態6:
各実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、車線変更検出部11、車線特定部12、第1空間判定部13、第2空間判定部14、動作制御部15、報知制御部16、速度特定部17のうちの少なくとも1つの機能部を、集積回路、ディスクリート回路、またはそれらの回路を組み合わせたモジュールにより実現してもよい。また、本開示の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。すなわち、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、データパケットを一時的ではなく固定可能な任意の記録媒体を含む広い意味を有している。
本発明は、上述の各実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した形態中の技術的特徴に対応する各実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10 運転支援装置、11 車線変更検出部、12 車線特定部、13 第1空間判定部、15 動作制御部、22 物体検出部、Ar0 すり抜け可能空間、Ln1 車線(変更前車線)、Ln2 車線(変更予定車線)、VL1 自車両、VL4 他車両、WL1 第1の白線、WL2 第2の白線

Claims (12)

  1. 自車両(VL1)に搭載されて用いられる運転支援装置(10)であって、
    前記自車両による車線変更が実行される予定であることを検出する車線変更検出部(11)と、
    前記車線変更が実行される前の前記自車両の走行車線である変更前車線(Ln1)と前記車線変更が実行された後の前記自車両の走行車線となる変更予定車線(Ln2)との境界の第1の境界線(WL1)と、前記変更前車線を区画する境界線であって前記第1の境界線とは反対側に位置する第2の境界線(WL2)と、を検出する前記自車両に搭載された境界線検出部による検出結果を用いて、前記変更前車線と前記変更予定車線とを特定する車線特定部(12)と、
    前記変更前車線における前記自車両の位置を基準として前記変更予定車線の側に、前記変更予定車線を走行する他車両(VL4)と前記自車両との間の空間を含み移動体がすり抜け可能な空間であるすり抜け可能空間(Ar0)が存在するか否かを、前記自車両に搭載され前記自車両の周囲に存在する物体の少なくとも位置と大きさとを検出する物体検出部(22)による検出結果を利用して判定する第1空間判定部(13)と、
    前記車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、前記すり抜け可能空間が存在すると判定された場合に、前記車線変更の実行前に、前記自車両を前記変更予定車線に近づける動作である幅寄せ動作を、前記自車両に実行させる動作制御部(15)と、
    を備える、
    運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置において、
    前記自車両の速度を特定する速度特定部(17)を、さらに備え、
    前記第1空間判定部は、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記他車両と前記自車両との間隔が第1閾値距離以上である場合に、前記すり抜け可能空間が存在すると判定し、
    前記第1閾値距離は、特定された速度が低いほど小さく設定されている、
    運転支援装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の運転支援装置において、
    前記車線変更が実行されることが検出され、且つ、前記すり抜け可能空間が存在すると判定されたことを、前記自車両に搭載された報知部(23)を制御して報知させる報知制御部(16)を、さらに備える、
    運転支援装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、前記物体検出部による検出結果において、前記すり抜け可能空間において前記移動体が検出されない場合に、前記幅寄せ動作を前記自車両に実行させ、前記すり抜け可能空間において前記移動体が検出された場合に、前記幅寄せ動作を前記自車両に実行させない、
    運転支援装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、前記幅寄せ動作として、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記自車両と前記第1の境界線との間隔(D1)が、前記交差方向に沿った前記自車両と前記第2の境界線との間隔(D2)よりも短くなるように前記自車両を動作させる、
    運転支援装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、前記幅寄せ動作として、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記自車両と前記第1の境界線との間隔が、前記自車両から見て前記第2の境界線側に存在する物体と前記自車両との前記交差方向に沿った間隔(D3)よりも短くなるように前記自車両を動作させる、
    運転支援装置。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、前記幅寄せ動作として、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記自車両と前記第1の境界線との間隔が前記変更前車線の1/2よりも小さな予め定められた距離(Dth1)となるように前記自車両を動作させる、
    運転支援装置。
  8. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、前記幅寄せ動作として、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記自車両と前記変更予定車線を走行する前記他車両との間隔(D4)が、前記交差方向に沿った前記自車両と前記第2の境界線との間隔よりも短くなるように前記自車両を動作させる、
    運転支援装置。
  9. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記第1空間判定部は、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記他車両と前記自車両との間隔が第1閾値距離以上である場合に、前記すり抜け可能空間が存在すると判定し、
    前記動作制御部は、前記幅寄せ動作として、前記変更予定車線と交差する交差方向に沿った前記自車両と前記変更予定車線を走行する前記他車両との間隔が、前記第1閾値距離よりも短い予め定められた距離となるように前記自車両を動作させる、
    運転支援装置。
  10. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、前記幅寄せ動作として、前記変更前車線において前記第1の境界線から予め定められた距離だけ離れて前記第1の境界線と平行に走行するように前記自車両を動作させ、
    前記変更予定車線において前記他車両が存在しない場合の前記予め定められている距離は、前記変更予定車線において前記他車両が存在する場合の前記予め定められている距離よりも短い、
    運転支援装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記物体検出部による検出結果を利用して、前記自車両から見て前記変更予定車線の側に予め定められている大きさ以上の移動候補空間(Ar1)が存在するか否かを判定する第2空間判定部(14)を、さらに備え、
    前記動作制御部は、
    前記車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、前記すり抜け可能空間が存在すると判定された場合であって、前記移動候補空間が存在すると判定された場合には、前記幅寄せ動作を前記自車両に実行させ、
    前記車線変更が実行される予定であることが検出され、且つ、前記すり抜け可能空間が存在すると判定された場合であって、前記移動候補空間が存在しないと判定された場合には、前記幅寄せ動作を前記自車両に実行させない、
    運転支援装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の運転支援装置において、
    前記動作制御部は、
    前記物体検出部による検出結果を利用して、前記変更前車線において前記自車両の前方の予め定められた距離以下の範囲に先行車両が存在するか否かを判定し、
    前記範囲に前記先行車両が存在すると判定された場合に、前記幅寄せ動作として、前記自車両の後方側よりも前記自車両の前方側が前記変更予定車線に近くなるように、前記自車両を動作させる、
    運転支援装置。
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