JP6874100B1 - 乗客コンベアおよび摩耗検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態に係る乗客コンベアは、踏段チェーンと、駆動スプロケットと、検出装置11と、制御部201と、を備える。踏段チェーンは、無端状に連結された複数の踏段を走行させる。駆動スプロケットは、踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有し、駆動装置107からの駆動力により回転する。検出装置11は、駆動スプロケットと非接触で、駆動スプロケットの外部の所定位置から駆動スプロケットの外周端までの距離を検出する。制御部201は、当該距離の検出過程において駆動装置107を制御することにより駆動スプロケットを回転させ、当該距離が基準を超えている場合、駆動スプロケットの異常を記憶部に記憶する。
【選択図】図2
Description
(エスカレータの構成例)
実施形態1では、無端状に連結された複数の踏段を周回(循環)移動させて動作する乗客コンベアの一例として、エスカレータを挙げて説明する。図1は、エスカレータ100の概略構成例を示す図である。実施形態1にかかる検出装置11は、図1に示すように、エスカレータ100に設置される。エスカレータ100は、建造物(建築物ともいう)に設置されて、当該建造物の一の階(以下、下階と記す)とこの下階よりも上方の他の階(以下、上階と記す)とに亘って乗客などを運搬する。
図2を参照して、駆動スプロケット113の摩耗を検出する摩耗検出装置10の構成について説明する。図2は、摩耗検出装置10の構成の一例を示す図である。摩耗検出装置10は、駆動スプロケット113の摩耗を検出することにより、駆動スプロケット113の異常をメモリ202に記憶する装置である。以下、説明を具体的にするために、摩耗検出装置10は、エスカレータ100に搭載されるものとして説明する。
(ステップS501)
制御部201は、駆動装置107を制御することにより、駆動スプロケット113を回転させる。具体的には、制御部201は、モータ105を回転させ、減速機106を制御することで、駆動チェーン112を走行させる。駆動チェーン112の走行に伴って、駆動スプロケット113が回転する。駆動スプロケット113の回転により、踏段チェーン115が走行する。踏段チェーン115の走行により、複数の踏段120が走行する。これらにより、エスカレータ100の運転が開始される。
駆動スプロケット113の回転速度が一定となったか否かが、制御部201により判定される。例えば、減速機106に入力される制御信号のパルス(以下、制御パルスと呼ぶ)を監視することにより、制御部201は、駆動スプロケット113の加減速による速さの変動が一定の回転速度に収束したか否かを判定する。駆動スプロケット113の回転速度が一定であると判定された場合(ステップS502のYES)、ステップS503の処理が実行される。駆動スプロケット113の回転速度が一定でないと判定された場合(ステップS502のNO)、駆動スプロケット113の回転速度が一定となるまで、本ステップにおける処理が繰り返される。
外周端距離L3の計測および駆動スプロケット113の歯の形状を示す形状線の生成が開始される。具体的には、投光部13は、制御部201による制御により、非嵌合部分に対して線状光線LLを投光する。受光部15は、非遮断光線を受光する。受光部15は、非遮断光線に対応する電気信号を、制御部201に出力する。制御部201は、非遮断光線を受光した範囲を、外周端距離L3としてメモリ202に記憶させる。制御部201は、外周端距離L3の時間変化により、形状線を生成する。回転する駆動スプロケット113の歯先に線状光線LLを照射し、歯先を通り抜ける線状光線LLの長さを時間経過とともにプロットすることで、制御部201は、駆動スプロケット113を粘土の上で転がして形成されたようなモデルに相当する形状線を取得する。換言すると、形状線は、縦軸を外周端距離L3として横軸を時間とした場合の、外周端距離L3の時間変化を示すグラフに相当する。制御部201は、外周端距離L3の検出において、駆動スプロケット113の複数の歯のうち予め設定された歯から駆動スプロケット113を回転させるように駆動装置107を制御する。例えば、駆動スプロケット113における所定の歯の番号(例えば、複数の歯数のうち最大番号N)に対応する位置(例えば、歯先など)が線状光線LLを横切る時点を契機として、制御部201は、以下の処理を実行する。これにより、制御部201は、形状線において駆動スプロケット113における複数の歯各々の番号を対応付ける。
1ピッチ通過後、制御部201は、1ピッチの間において、駆動スプロケット113の歯先が正常に検出できたか否かを判定する。1ピッチの通過の有無は、例えば、形状線の形状により判定される。なお、1ピッチの通過の有無は、駆動スプロケット113の回転軸RAに設けられたロータリエンコーダからの出力と駆動スプロケット113における総歯数とに基づいて、制御部201により計算されてもよい。制御部201は、駆動スプロケット113の歯における歯先の形状を示す歯先基準線を、基準として形状線に適用することにより、駆動スプロケット113の歯先が正常に検出できたか否かを判定する。歯先基準線は、予めメモリ202に記憶される。駆動スプロケット113の歯先が正常に検出できていないと判定された場合(ステップS504のNO)、ステップS505の処理が実行される。駆動スプロケット113の歯先が正常に検出できたと判定された場合(ステップS504のYES)、ステップS506の処理が実行される。
制御部201は、折損歯の番号をメモリ202に記憶する。図6に示すような場合、折損している歯の番号は、1番であるため、制御部201は、折損歯の番号として1番をメモリ202に記憶させる。このとき、制御部201は、折損歯の番号とともに、折損歯の検出日時をメモリ202に記憶させてもよい。
制御部201は、外周端距離L3の計測開始時点から、駆動スプロケット113が1回転したか否かを判定する。例えば、制御部201は、形状線SLにおける凸部の数をカウントする。凸部の数がN個に到達した場合、制御部201は、駆動スプロケット113が1回転したと判定する。なお、制御部201は、駆動スプロケット113の回転軸RAや減速スプロケット111の回転軸などに設けられたロータリエンコーダからの出力により、駆動スプロケット113が1回転したか否かの判定を実行してもよい。駆動スプロケット113が1回転した場合(ステップS506のYES)、ステップS507の処理が実行される。ステップS503乃至S506において、制御部201は、駆動装置107を制御することにより駆動スプロケット113を少なくとも1回転させ、外周端距離L3の時間変化により、1回転した駆動スプロケット113の歯の形状を示す形状線を生成する。駆動スプロケット113が1回転していない場合(ステップS507のNO)、ステップS504乃至ステップS506の処理が繰り返される。
制御部201は、駆動スプロケット113の1回転に要する時間を駆動スプロケット113の歯の総数で割った期間(以下、面積算出期間と呼ぶ)を1単位として、当該期間ごとに形状線SLに対する面積を計算する。面積算出期間は、換言すると、駆動スプロケット113における複数の歯各々が、投光部13と受光部15との間の通過に要する時間に相当する。すなわち、制御部201は、形状線SLにおいて、隣接する2つの歯先の間の面積を計算する。計算された面積は、駆動スプロケット113の歯の番号と対応付けられる。
制御部201は、予めメモリ202に記憶された閾値と、複数の面積各々とを比較する。面積が閾値以下である場合(ステップS508のYES)、ステップS509の処理が実行される。面積が閾値を超えている場合(ステップS508のNO)、ステップS510の処理が実行される。閾値を超えた面積(以下、摩耗面積と呼ぶ)は、駆動スプロケット113の歯の番号と対応付けられて、メモリ202に記憶される。
制御部201は、駆動スプロケット113における歯の摩耗量の判定基準となる摩耗基準線を形状線に適用することにより、形状線が摩耗基準線を超過したか否かを判定する。摩耗基準線は、エスカレータ100を正常に運行可能な駆動スプロケット113の歯元の摩耗の程度を示す曲線であって、予めメモリ202に記憶される。具体的には、制御部201は、形状線に摩耗基準線を重ね合わせる。形状線の少なくとも一部が摩耗基準線を超えている場合(ステップS509のYES)、ステップS510の処理が実行される。形状線の少なくとも一部が摩耗基準線を超えている場合は、駆動スプロケット113の歯元が摩耗していることに対応する。形状線の少なくとも一部が摩耗基準線を超えていない場合(ステップS509のNO)、すなわち、形状線全体が摩耗基準線以下である場合、ステップS511の処理が実行される。形状線全体が摩耗基準線以下である場合は、エスカレータ100を正常に運行可能な駆動スプロケット113の歯元の摩耗の程度以下であることに対応する。
制御部201は、メモリ202に記憶された歯の番号を、摩耗している歯すなわち摩耗状態として記憶する。また、制御部201は摩耗している歯の総数(以下、摩耗歯総数と呼ぶ)をカウントし、メモリ202に記憶させてもよい。制御部201は、エスカレータ100に対する次回の保守時において、摩耗状態を保守員に通知する。
制御部201は、摩耗面積と摩耗量と摩耗歯総数とに基づいて、エスカレータ100の運転が継続可能であるか否かを判定する。具体的には、制御部201は、摩耗面積に関する閾値(以下、面積閾値と呼ぶ)と、摩耗量に関する閾値(以下、摩耗閾値と呼ぶ)と、摩耗歯総数に関する閾値(以下、歯数閾値と呼ぶ)とをメモリ202から読み出す。制御部201は、摩耗面積と面積閾値とを比較する。制御部201は、摩耗量と摩耗閾値とを比較する。制御部201は、摩耗歯総数と歯数閾値とを比較する。摩耗面積と摩耗量と摩耗歯総数とのうち少なくとも一つが閾値を超過している場合、制御部201は、エスカレータ100の運転が継続可能でない「著しい摩耗状態である」と判定する(ステップS511のNO)。このとき、ステップS512の処理が実行される。また、摩耗面積と摩耗量と摩耗歯総数とのうちいずれの値も閾値以下である場合、制御部201は、エスカレータ100の運転が継続可能であると判定する(ステップS511のYES)。このとき、ステップS513の処理が実行される。
制御部201は、エスカレータ100の運転を停止するように、駆動装置107を制御する。なお、制御部201は、所定の警報を出力する制御を行ってもよい。また、駆動スプロケット113に対する保守の実行時において、制御部201は、メモリ202に記憶された歯の番号に基づいて、異常に関する駆動スプロケット113の歯を、所定の保守位置に配置するように駆動装置107を制御してもよい。なお、制御部201は、生成された形状線SLを、摩耗検出処理の実行日時とともにメモリ202に記憶させてもよい。
制御部201は、エスカレータ100の運転を継続するように、駆動装置107を制御する。このとき、制御部201は、生成された形状線SLを、摩耗検出処理の実行日時とともにメモリ202に記憶させる。なお、制御部201は、摩耗面積と摩耗量と摩耗歯総数とを、摩耗検出処理の実行日時とともにさらにメモリ202に記憶させてもよい。また、制御部201は、駆動スプロケット113の異常に応じた過去の形状線と、本摩耗検出処理において生成された形状線SLとに基づいて、駆動スプロケット113の交換時期を予測してもよい。例えば、制御部201は、形状線の変化量に基づいて、摩耗面積と摩耗量と摩耗歯総数とのうち少なくとも一つが閾値を超過する未来の時点を、駆動スプロケット113の交換時期として特定する。このとき、制御部201は、駆動スプロケット113の交換時期を、管理センタ等に出力してもよい。
変形例1と実施形態1との相違は、検出装置11として、駆動スプロケット113に対して非接触の距離計を用いることにある。すなわち、実施形態1では線状光線LLが駆動スプロケット113を通過した長さ(外周端距離L3)を測定することで駆動スプロケット113の形状を取得しているが、変形例1では、駆動スプロケット113の正面、すなわち駆動スプロケット113の非嵌合部分に対して、非接触で距離計を所定位置PPに設けて、外周端距離L3を測定して実施形態1で生成される形状線と同様のモデル(形状線)を得ることにある。
変形例2と実施形態1との相違は、摩耗検出処理におけるステップS502の処理を省略することにある。このとき、制御部201は、減速機106に入力される制御パルスに基づいて、駆動スプロケット113の加減速の程度を検出する。制御部201は、加減速の程度に基づいて、駆動スプロケット113の回転速度を算出する。制御部201は、駆動スプロケット113の回転速度に応じて、外周端距離L3の検出時刻を補正する。なお、制御部201は、駆動スプロケット113の回転速度に応じて、外周端距離L3の検出タイミングを調整するように検出装置11を制御してもよい。これらにより、変形例2では、駆動スプロケット113の回転速度が一定でなくても、実施形態1で生成された形状線と同様な形状線(モデル)を生成することができる。摩耗検出処理の処理手順及び効果等は、実施形態1と同様なため、説明は省略する。
変形例3と実施形態1との相違は、検出装置11が、投光部13の近傍にさらに反射光受光部を有することにある。このとき、反射光受光部は、駆動スプロケット113において線状光線LLが反射された反射光を受光する。反射光受光部は、反射光の強度に応じた電気信号を制御部201に出力する。制御部201は、電気信号に基づいて、すなわち反射光の強度に応じて、駆動スプロケット113における給油状態を判定する。例えば、反射光の強度が閾値より大きければ、制御部201は、駆動スプロケット113の給油状態が湿潤状態であると判定する。駆動スプロケット113が湿潤状態であるとは、駆動スプロケット113が埃などで汚れていないことに対応する。また、反射光の強度が閾値より小さければ、制御部201は、駆動スプロケット113の給油状態が乾燥状態であると判定する。駆動スプロケット113が乾燥状態であるとは、駆動スプロケット113が埃などで汚れていることに対応する。制御部201は、駆動スプロケット113の給油状態をメモリ202に記憶させる。エスカレータ100に対する次回の保守時において、制御部201は、駆動スプロケット113の給油状態を、保守員に通知する。以上のことから、変形例3によれば、摩耗検出に加えて、駆動スプロケット113の給油状態を検出することができ、エスカレータ100の保守点検の効率を向上させることができる。
変形例4と実施形態1との相違は、減速スプロケット111の摩耗状態を検出すること、すなわち減速スプロケット111を対象として摩耗検出処理を実行することにある。このとき、検出装置11は、減速スプロケット111と非接触で、例えば減速スプロケット111の半径方向に沿って、減速スプロケット111の外部の所定位置から減速スプロケット111の外周端までの距離(以下、減速外周端距離と呼ぶ)を検出する。制御部201は、検出された減速外周端距離に基づいて、減速スプロケット111を粘土の上で転がして形成されたようなモデルに相当する形状線を取得する。制御部201は、取得された形状線を用いて、減速スプロケット111に対する摩耗検出処理を実行する。例えば、制御部201は、減速外周端距離の検出過程において駆動装置107を制御することにより減速スプロケット111を回転させ、減速外周端距離が基準を超えている場合、減速スプロケット111の異常をメモリ202に記憶する。変形例4における摩耗検出処理に関する技術的思想は、実施形態1と同様であって、実施形態1での摩耗検出処理における「駆動スプロケット113」を「減速スプロケット111」に置き換えることで理解できるため、摩耗検出処理および効果についての説明は省略する。
変形例5と実施形態1との相違は、線状光線LLの代わりに、非嵌合部分において踏段チェーン115による駆動スプロケット113の歯の摩耗の限界位置に対して、所定位置PPから駆動スプロケット113の回転軸RAに向けて一条の光線を投光することにある。このとき、受光部15は、駆動スプロケット113の歯の歯元が当該限界位置を超えて摩耗している場合、投光された一条の光線を受光する。一条の光線を受光部15が受光した場合、制御部201は、駆動スプロケット113の異常をメモリ202に記憶する。変形例5における摩耗検出処理では、摩耗の限界位置を超過した摩耗を受光部15による一条の光線の受光として検出する。このため、変形例5では、より簡便に歯元の摩耗を検出することができる。
実施形態2は、摩耗検出装置10がエスカレータ100とは別体の単独の装置として、構成されることにある。このとき、摩耗検出装置10は、エスカレータ100に対する保守点検等において、保守員や技術者などにより、エスカレータ100に設置される。摩耗検出処理の実行前において、保守員や技術者などにより、検出装置11は、駆動スプロケット113と非接触で、かつ駆動スプロケット113を回転させた状態で、所定位置PPから外周端距離L3を検出可能な位置に設置される。すなわち、図5に示す摩耗検出処理において、実施形態2では、ステップS501の実行前に、検出装置11が、保守員や技術者などにより、駆動スプロケット113の近傍に設置される。外周端距離L3が基準を超えている場合、メモリ202は、駆動スプロケット113の異常を、記憶する。
Claims (8)
- 無端状に連結された複数の踏段を走行させる踏段チェーンと、
前記踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有し、駆動装置からの駆動力により回転する駆動スプロケットと、
前記駆動スプロケットと非接触で、前記駆動スプロケットの外部の所定位置から前記駆動スプロケットの外周端までの距離を検出する検出装置と、
前記距離の検出過程において前記駆動装置を制御することにより前記駆動スプロケットを回転させ、前記距離が基準を超えている場合、前記駆動スプロケットの異常を記憶部に記憶する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動装置を制御することにより前記駆動スプロケットを少なくとも1回転させ、
前記距離の時間変化により、前記歯の形状を示す形状線を生成し、
前記歯の摩耗量の判定基準となる摩耗基準線を前記基準として前記形状線に適用し、
前記形状線のうち少なくとも一部が前記摩耗基準線を越えている場合、前記異常を前記記憶部に記憶し、
前記形状線において、前記駆動スプロケットの1回転に要する時間を前記歯の総数で割った期間を1単位として、前記期間ごとに前記形状線に対する面積を計算し、
前記面積が閾値以上となった場合、前記異常を前記記憶部に記憶すること、
を特徴とする乗客コンベア。 - 無端状に連結された複数の踏段を走行させる踏段チェーンと、
前記踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有し、駆動装置からの駆動力により回転する駆動スプロケットと、
前記駆動スプロケットと非接触で、前記駆動スプロケットの外部の所定位置から前記駆動スプロケットの外周端までの距離を検出する検出装置と、
前記距離の検出過程において前記駆動装置を制御することにより前記駆動スプロケットを回転させ、前記距離が基準を超えている場合、前記駆動スプロケットの異常を記憶部に記憶する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動装置を制御することにより前記駆動スプロケットを少なくとも1回転させ、
前記距離の時間変化により、前記歯の形状を示す形状線を生成し、
前記歯の摩耗量の判定基準となる摩耗基準線を前記基準として前記形状線に適用し、
前記形状線のうち少なくとも一部が前記摩耗基準線を越えている場合、前記異常を前記記憶部に記憶し、
前記形状線において、前記歯における歯先の形状を示す歯先基準線を、前記基準として前記形状線に適用し、
前記形状線のうち前記歯先の少なくとも一部が前記歯先基準線を越えている場合、前記異常を前記記憶部に記憶する、乗客コンベア。 - 前記検出装置は、
前記駆動スプロケットの回転軸の方向から、前記駆動スプロケットの半径方向に沿って前記所定位置から前記回転軸に向かって所定幅を有する線状光線を、前記複数の歯のうち前記踏段チェーンが噛み合っていない部分に対して投光する投光部と、
前記駆動スプロケットを挟んで前記投光部に対向して設けられ、前記線状光線のうち前記歯により前記線状光線が遮断されない光線を受光する受光部と、を有する、
請求項1または2に記載の乗客コンベア。 - 前記制御部は、
前記距離の検出において、前記複数の歯のうち予め設定された歯から前記駆動スプロケットを回転させるように前記駆動装置を制御し、
前記形状線において前記複数の歯各々の番号を対応付け、
前記異常の記憶において、前記異常に関する前記歯の番号をさらに前記記憶部に記憶する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記制御部は、前記駆動スプロケットに対する保守の実行時において、前記異常に関する歯を、所定の保守位置に配置するように前記駆動装置を制御する、
請求項4に記載の乗客コンベア。 - 無端状に連結された複数の踏段を走行させる踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有し、駆動装置からの駆動力により回転する駆動スプロケットと、
前記駆動装置におけるモータの回転を減速させる減速機の出力軸に設けられ、複数の歯を有する減速スプロケットと、
前記減速スプロケットにおける複数の歯に噛み合い、前記駆動力を前記駆動スプロケットに伝達する駆動チェーンと、
前記減速スプロケットと非接触で、前記減速スプロケットの外部の所定位置から前記減速スプロケットの外周端までの距離を検出する検出装置と、
前記距離の検出過程において前記駆動装置を制御することにより前記減速スプロケットを回転させ、前記距離が基準を超えている場合、前記減速スプロケットの異常を記憶部に記憶する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動装置を制御することにより前記駆動スプロケットを少なくとも1回転させ、
前記距離の時間変化により、前記歯の形状を示す形状線を生成し、
前記歯の摩耗量の判定基準となる摩耗基準線を前記基準として前記形状線に適用し、
前記形状線のうち少なくとも一部が前記摩耗基準線を越えている場合、前記異常を前記記憶部に記憶し、
前記形状線において、前記駆動スプロケットの1回転に要する時間を前記歯の総数で割った期間を1単位として、前記期間ごとに前記形状線に対する面積を計算し、
前記面積が閾値以上となった場合、前記異常を前記記憶部に記憶すること、
を特徴とする乗客コンベア。 - 無端状に連結された複数の踏段を走行させる踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有する駆動スプロケットと非接触で、かつ前記駆動スプロケットを回転させた状態で、前記駆動スプロケットの外部の所定位置から前記駆動スプロケットの外周端までの距離を検出する検出装置と、
前記距離が基準を超えている場合、前記駆動スプロケットの異常を記憶するメモリと、
前記距離の時間変化により、前記歯の形状を示す形状線を生成し、前記歯の摩耗量の判定基準となる摩耗基準線を前記基準として前記形状線に適用し、前記形状線のうち少なくとも一部が前記摩耗基準線を越えている場合、前記異常を前記メモリに記憶し、前記形状線において、前記駆動スプロケットの1回転に要する時間を前記歯の総数で割った期間を1単位として、前記期間ごとに前記形状線に対する面積を計算し、前記面積が閾値以上となった場合、前記異常を前記メモリに記憶する制御部と、
を備えることを特徴とする摩耗検出装置。 - 無端状に連結された複数の踏段を走行させる踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有する駆動スプロケットと非接触で、かつ前記駆動スプロケットを回転させた状態で、前記駆動スプロケットの外部の所定位置から前記駆動スプロケットの外周端までの距離を検出する検出装置と、
前記距離が基準を超えている場合、前記駆動スプロケットの異常を記憶するメモリと、
前記距離の時間変化により、前記歯の形状を示す形状線を生成し、前記歯の摩耗量の判定基準となる摩耗基準線を前記基準として前記形状線に適用し、前記形状線のうち少なくとも一部が前記摩耗基準線を越えている場合、前記異常を前記メモリに記憶し、前記形状線において、前記歯における歯先の形状を示す歯先基準線を、前記基準として前記形状線に適用し、前記形状線のうち前記歯先の少なくとも一部が前記歯先基準線を越えている場合、前記異常を前記メモリに記憶する制御部と、
を備えることを特徴とする摩耗検出装置。
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